JPH1033991A - 内燃機関用の金属触媒担体とこれを用いた触媒コンバータ - Google Patents

内燃機関用の金属触媒担体とこれを用いた触媒コンバータ

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JPH1033991A
JPH1033991A JP8191959A JP19195996A JPH1033991A JP H1033991 A JPH1033991 A JP H1033991A JP 8191959 A JP8191959 A JP 8191959A JP 19195996 A JP19195996 A JP 19195996A JP H1033991 A JPH1033991 A JP H1033991A
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combustion engine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は内燃機関用の金属触媒担体とこれを
用いた触媒コンバータに関し、製造に当たり金属製薄板
の接合を不要としてコストの低廉化を図ると共に、触媒
層の均一化を可能とした金属触媒担体と、この金属触媒
担体を用いることで、排ガスの浄化性能の向上を図った
触媒コンバータを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、定尺に裁断した
帯状の金属製薄板を順次積層した内燃機関用の金属触媒
担体に於て、上記金属製薄板を、山部15と谷部17が
所定ピッチで連続する波板13に成形すると共に、当該
波板13の山部15又は谷部17に、これらと反対方向
に突出し、隣接する波板13の谷部17又は山部15に
当接する位置決め部19を成形し、隣接する波板13の
山部15と谷部17を、上記各位置決め部19を介して
対向配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用の金属
触媒担体とこれを用いた触媒コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気系には、排ガスを
浄化する触媒コンバータが装着されているが、触媒コン
バータに用いる触媒担体として、昨今、Fe−Cr−A
l系フェライトステンレス箔材(20Cr−5Al−L
a−Fe)等の金属製薄板からなる金属触媒担体が広く
用いられている。
【0003】そして、金属触媒担体の製造方法として、
従来、以下の如き製造方法が知られている。第一の製造
方法は、特開平1−242152号公報に開示されるよ
うに金属製薄板からなる帯状の波板と平板を交互に重
ね、これらを多重に巻回して断面円形状或いは断面楕円
形状のコアを形成した後、波板と平板の相対移動をなく
すため、波板と平板の当接部分をレーザー溶接又はロー
材でロー付けし、或いはコア全体を真空状態で加熱して
波板と平板を拡散接合させるものである。
【0004】又、第二の製造方法は、金属製薄板からな
る帯状の波板と平板を定尺に裁断して、これらを交互に
積層し乍らコアを成形していくもので、この方法にあっ
ても、波板と平板の相対移動をなくすために波板と平板
の当接部分がロー付け等によって接合される。そして、
斯かる金属触媒担体に金属触媒の担持処理を施した後、
これを外筒内に接合(ロー付け等)して触媒コンバータ
が製造されている。
【0005】尚、金属触媒の担持処理として、白金等の
金属触媒を含有するウォッシュコート溶液(例えば、γ
アルミナと添加剤及び金属触媒を成分とする溶液)を用
いて、波板と平板の表面に触媒層(ウォッシュコート層
と称する薄い塗膜)を形成する方法が広く用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の金
属触媒担体では、波板と平板の二種類の金属製薄板を多
層に接合して排ガスが通過するセルが形成されている
が、平板を使用する分だけ重量が重く、又、波板は高温
の排ガスによる熱応力を吸収できるが、平板は熱応力を
吸収し難く、更に波板と平板の接合箇所に応力歪みが発
生して破断や脱落を引き起こす虞があった。
【0007】又、波板と平板との溶接,ロー付け,拡散
接合等の接合作業は面倒でコストが嵩むといった欠点が
指摘され、然も、これらの接合が不十分であると、フィ
ルムアウトが発生して金属触媒担体の破損に繋がる虞も
指摘されている。更に又、いずれの製造方法にあって
も、図13に示すように波板1と平板3を多層に接合し
て形成されたセル5は三角形状となるため、表面張力に
より波板1と平板3の接合部7にウォッシュコート溶液
が多く付着する。
【0008】そのため、触媒層9の厚さが不均一となっ
て浄化性能に影響が生じ、又、金属触媒担体はセラミッ
クス担体に比べ板厚が薄く表面積が大きいという利点が
あるものの、上述したように波板1と平板3の接合部7
にウォッシュコート溶液が多く付着してしまうため、斯
かる利点が十分に活かしきれていないのが実情であっ
た。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、製造に当たり金属製薄板の接合を不要としてコスト
の低廉化を図ると共に、触媒層の均一化を可能とした内
燃機関用の金属触媒担体と、斯かる金属触媒担体を用い
ることで、排ガスの浄化性能の向上を図った内燃機関用
の触媒コンバータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、定尺に裁断した帯状の金属
製薄板を順次積層した内燃機関用の金属触媒担体に於
て、上記金属製薄板を、山部と谷部が所定ピッチで連続
する波板に成形すると共に、当該波板の山部又は谷部
に、これらと反対方向に突出し、隣接する波板の谷部又
は山部に当接する位置決め部を成形し、隣接する波板の
山部と谷部を、上記各位置決め部を介して対向配置した
ことを特徴とする。
【0011】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の金属触媒担体に於て、波板に、位置決め部と反対
方向に突出し、隣接する波板の位置決め部に係合するス
トッパを設けたものである。
【0012】又、請求項3に係る内燃機関用の触媒コン
バータは、外筒内に、請求項1又は請求項2の金属触媒
担体を収容し、当該金属触媒担体の両端部を保持部材で
保持したもので、請求項4に係る発明は、斯かる請求項
3記載の触媒コンバータに於て、保持部材が外筒内に挿
着したディフューザであることを特徴とし、請求項5に
係る発明は、請求項3記載の触媒コンバータに於て、保
持部材が、外筒の端部に設けた環状のフランジであるこ
とを特徴としている。
【0013】(作用)請求項1及び請求項2に係る発明
によれば、平板を用いることなく一枚の波板を順次積層
することで金属触媒担体が形成され、この時、各位置決
め部が、隣接する波板の谷部と山部を対向配置させてセ
ルを形成するが、各波板の山部と谷部の接合部は従来に
比し広角となるため、金属触媒担体にウォッシュコート
溶液を用いて金属触媒の担持処理を施しても、表面張力
で多くのウォッシュコート溶液が各接合部に付着してし
まうことがない。
【0014】又、請求項2に係る発明では、積層時にス
トッパが隣接する波板の位置決め部に係合して波板間の
相対移動を防止する。そして、請求項3に係る発明によ
れば、外筒内に収容された金属触媒担体を保持部材が保
持して、外筒に対する金属触媒担体全体のズレや積層し
た波板相互のズレを防止することとなる。そして、請求
項4に係る発明では、ディフューザが保持部材として機
能し、その挿入側端部が金属触媒担体の両端部に夫々当
接して、外筒に対する金属触媒担体全体のズレや積層し
た波板相互のズレを防止し、又、請求項5に係る発明で
は、環状のフランジが外筒に対する金属触媒担体全体の
ズレや積層した波板相互のズレを防止することとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1の一実施形態に
係る内燃機関用の金属触媒担体を示し、当該金属触媒担
体11は、図2に示すように一枚の帯状の金属(例え
ば、Fe−Cr−Al合金)製の波板13を定尺に裁断
して、これを上下方向に順次積層した構造となってい
る。
【0016】而して、上記波板13は、図3に示すよう
にルーバーコルゲート加工によって、断面く字状の山部
15と谷部17が所定ピッチで連続した波形形状に成形
されている。そして、図4及び図5に示すように山部1
5には、谷部17の方向にこれと同一形状からなる断面
く字状の位置決め部19が、各波板13の左右両端側に
夫々一つおきに設けられており、波板13の積層時に、
各位置決め部19が夫々下側の波板13の谷部17に当
接し乍ら、上側の波板13の谷部17の底部と下側の波
板13の山部15の頂点を対向配置させて、両波板13
で形成されるセル21が断面正方形形状となるように構
成されている。
【0017】尚、上記位置決め部19は、各波板13の
左右両端側に夫々2つおき或いは3つおきに設けてもよ
く、波板13の積層時に、これらの位置決め部19が夫
々下側の波板13の谷部17に当接して、上側の波板1
3の谷部17の底部と下側の波板13の山部15の頂点
を対向配置させればよい。本実施形態に於ける波板13
はこのように構成されており、図2に示すように金属触
媒担体11は定尺に裁断した複数枚の波板13を上下方
向に積層することで形成され、この時、図4乃至図6に
示すように各位置決め部19が、夫々、下側の波板13
の谷部17に当接し乍ら、上側の波板13の谷部17の
底部と下側の波板13の山部15の頂点を対向配置させ
て、両波板13で断面正方形形状のセル21を形成す
る。
【0018】従って、各波板13の山部15と谷部17
の接合部は、図13に示す従来例に比し広角となるた
め、金属触媒担体11にウォッシュコート溶液を用いて
金属触媒の担持処理を施しても、表面張力でウォッシュ
コート溶液が各接合部に多く付着してしまうことがな
い。
【0019】図7は上記金属触媒担体11を用いた請求
項3及び請求項4に係る内燃機関用の触媒コンバータの
一実施形態を示し、図中、23は金属触媒担体11を収
容する断面楕円形状の金属製の外筒で、その両端部にデ
ィフューザ25,27が夫々挿入,溶着されている。そ
して、本実施形態では、上記ディフューザ25,27を
金属触媒担体11の保持部材として機能させ、その挿入
側端部25a,27aの板厚で金属触媒担体11の上流
側(エンジン側)端部11aと下流側端部11bの周縁
部を夫々保持して、積層した波板13相互の接合及び金
属触媒担体11と外筒23との間の接合を不要としたも
のである。
【0020】尚、外筒23内に金属触媒担体11を収容
するには、筒状の外筒23内に金属触媒担体11を挿入
する他、外筒23を断面略U字状の一対の半割れ外筒と
して、両半割れ外筒で金属触媒担体11を包み込んで、
その接合部分を溶接する等の方法が採られる。本実施形
態に係る触媒コンバータ29はこのように構成されてい
るから、図7及び図8に示すようにディフューザ25,
27の挿入側端部25a,27aが、金属触媒担体11
の両端部11a,11bに夫々当接して、外筒23に対
する金属触媒担体11全体のズレや積層した波板13相
互のズレを防止することとなる。
【0021】以上述べたように、本実施形態によれば、
一枚の波板13を単に積層していくだけであらゆる仕様
の金属触媒担体11が容易に製造でき、然も、各波板1
3の山部15と谷部17の接合部は、図13に示す従来
例に比し広角となるため、表面張力でウォッシュコート
溶液が各接合部に多く付着してしまうことがなく、この
結果、図6に示すように触媒層31の均一化が可能とな
った。
【0022】又、上記金属触媒担体11を用いた図7の
触媒コンバータ29によれば、製造工程で、積層した波
板13同士の接合(ロー付け,拡散接合,レーザー溶
接)や金属触媒担体11と外筒23との接合が不要とな
るため、従来に比し容易に製造することができコストの
低廉化が可能となる。
【0023】然も、上記金属触媒担体11にあっては、
平板が不要となるため軽量化が図れ、その結果、触媒コ
ンバータ29が低熱容量となって昇温時間が短縮できる
と共に、熱応力の吸収に優れ破断や脱落を引き起こす虞
もないし、積層した波板13がディフューザ25,27
で保持されて相対移動が防止されるため、フィルムアウ
ト現象が生ずることもない。
【0024】そして、上述したように触媒層31が均一
に付着されるので、金属触媒担体11の利点である表面
積が大きいといった長所が十分に発揮されると共に、位
置決め部19による乱流効果と相俟って浄化性能が向上
することとなった。尚、上記実施形態では、ディフュー
ザ27の挿入側端部27aの板厚で金属触媒担体11の
下流側端部11bを保持したが、図9に示すようにディ
フューザ27の挿入側端部に環状のフランジ32を内方
に設けて、当該フランジ32で金属触媒担体11の下流
側端部11bの周縁部を保持させてもよい。
【0025】図10及び図11は上記金属触媒担体11
を用いた請求項3及び請求項5に係る触媒コンバータの
一実施形態を示し、この触媒コンバータ33は、金属触
媒担体11を収容する外筒35の後端側に、金属触媒担
体11の保持部材として環状のフランジ37を内方に設
け、当該フランジ37で金属触媒担体11の下流側端部
11bを保持すると共に、上記触媒コンバータ29と同
様、上流側端部11aを外筒35内に挿着したディフュ
ーザ25の挿入側端部25aで保持したものである。
【0026】その他、図10中、39は外筒35の後端
側の外周に溶着したディフューザである。而して、本実
施形態に係る触媒コンバータ33によっても、上記触媒
コンバータ29と同様、金属触媒担体11を構成する波
板13同士の接合や金属触媒担体11と外筒29との接
合が不要となるため、従来に比し容易に製造することが
できコストの低廉化が可能となると共に、触媒層31が
金属触媒担体11に均一に付着して浄化性能が向上する
こととなる。
【0027】図12は請求項1及び請求項2の一実施形
態に係る金属触媒担体を形成する波板を示し、この波板
41は、図中、二点鎖線で示す上記波板13に比し、成
形した金属触媒担体のフィルムアウト現象をより確実に
防止するため、積層する上側の波板41の位置決め部1
9に夫々係合して波板41間の相対移動を防止するスト
ッパ43を谷部17に設けたもので、ストッパ43は山
部15や谷部17と共に、ルーバーコルゲート加工によ
って位置決め部19と同一形状を以って当該位置決め部
19と反対方向に突設されている。
【0028】本実施形態に於ける波板41はこのように
構成されており、金属触媒担体は定尺に裁断した複数枚
の波板41を上下方向に積層することで形成され、この
時、上記各実施形態と同様、各位置決め部19が、夫
々、下側の波板41の谷部17に当接し乍ら、上側の波
板41の谷部17の底部と下側の波板41の山部15の
頂点を対向配置させて、両波板41で断面正方形形状の
セルを形成する。
【0029】従って、本実施形態によっても、上記波板
13と同様、山部15と谷部17の接合部は図13に示
す従来例に比し広角となるため、金属触媒担体にウォッ
シュコート溶液を用いて金属触媒の担持処理を施して
も、表面張力でウォッシュコート溶液が各接合部に多く
付着してしまうことがない。又、積層時に各ストッパ4
3が、夫々、上側波板41の山部15に当接し乍ら位置
決め部19の端部に係合して波板41間の相対移動を防
止するので、斯かる金属触媒担体を触媒コンバータに用
いれば、上記各実施形態に比しより確実にフィルムアウ
ト現象を防止することが可能となる。
【0030】尚、金属触媒担体を収容する触媒コンバー
タの外筒は、断面楕円形状に限定されるものではなく、
断面円形状や断面矩形状の外筒を用いてもよいことは勿
論であり、又、セルの形状も断面正方形形状に限定され
るものではなく、山部や谷部の断面形状を代えて、積層
した波板で例えば断面六角形状のセルを形状してもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び請求項
2に係る発明によれば、平板を用いることなく、一枚の
波板を単に積層していくだけであらゆる仕様の金属触媒
担体が容易に製造できると共に、各波板の山部と谷部の
各接合部に多くのウォッシュコート溶液が付着してしま
うことがないため、従来に比し触媒層の均一化が可能と
なった。
【0032】従って、金属触媒担体の利点である表面積
が大きいといった長所が十分に発揮されると共に、位置
決め部による乱流効果と相俟って浄化性能が向上するこ
ととなった。そして、上記金属触媒担体を用いた請求項
3乃至請求項5に係る触媒コンバータによれば、製造工
程で、積層した薄板同士の接合(ロー付け,拡散接合,
レーザー溶接)や金属触媒担体と外筒との接合が不要と
なるため、従来に比し製造が容易でコストの低廉化が図
れることとなる。
【0033】然も、これらの発明に係る触媒コンバータ
にあっては、平板が不要となるため軽量化が可能とな
り、その結果、低熱容量となって昇温時間が短縮できる
と共に、熱応力の吸収に優れ破断や脱落を引き起こす虞
もないし、積層した薄板が保持部材で保持されて相対移
動が防止されるため、フィルムアウト現象が生ずること
もない。
【0034】更に、請求項2に係る金属触媒担体を用い
た請求項3乃至請求項5に係る触媒コンバータにあって
は、積層時に各ストッパが夫々位置決め部に係合して波
板間の相対移動を防止するので、上記触媒コンバータに
比しより確実にフィルムアウト現象を防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の一実施形態に係る金属触媒担体の部
分斜視図である。
【図2】図1に示す金属触媒担体の製造方法を示す説明
図である。
【図3】図1の金属触媒担体を形成する薄板の部分斜視
図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のX方向矢視図である。
【図6】図1の金属触媒担体のセルの拡大正面図であ
る。
【図7】図1に示す金属触媒担体を用いた請求項3及び
請求項4の一実施形態に係る触媒コンバータの要部断面
図である。
【図8】外筒内に収容された金属触媒担体端部の正面図
である。
【図9】ディフューザの変形例を用いた請求項3及び請
求項4の他の実施形態に係る触媒コンバータの要部断面
図である。
【図10】図1に示す金属触媒担体を用いた請求項3及
び請求項5の一実施形態に係る触媒コンバータの要部断
面図である。
【図11】図10に示す外筒と金属触媒担体の下流側端
部の正面図である。
【図12】請求項1及び請求項2の一実施形態に係る金
属触媒担体を形成する波板の部分斜視図である。
【図13】従来の金属触媒担体の波板と平板の接合部の
拡大正面図である。
【符号の説明】
11 金属触媒担体 13,41 波板 15 山部 17 谷部 19 位置決め部 21 セル 23,35 外筒 25,27 ディフューザ 29,33 触媒コンバータ 31 触媒層 29,35 外筒 32,37 フランジ 43 ストッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定尺に裁断した帯状の金属製薄板を順次
    積層した内燃機関用の金属触媒担体に於て、 上記金属製薄板を、山部(15)と谷部(17)が所定
    ピッチで連続する波板(13,41)に成形すると共
    に、当該波板(13,41)の山部(15)又は谷部
    (17)に、これらと反対方向に突出し、隣接する波板
    (13,41)の谷部(17)又は山部(15)に当接
    する位置決め部(19)を成形し、 隣接する波板(13,41)の山部(15)と谷部(1
    7)を、上記各位置決め部(19)を介して対向配置し
    たことを特徴とする内燃機関用の金属触媒担体。
  2. 【請求項2】 波板(41)に、位置決め部(19)と
    反対方向に突出し、隣接する波板(41)の位置決め部
    (19)に係合するストッパ(43)を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関用の金属触媒担体。
  3. 【請求項3】 外筒(23,35)内に、請求項1又は
    請求項2記載の金属触媒担体(11)を収容し、当該金
    属触媒担体(11)の両端部(11a,11b)を保持
    部材で保持したことを特徴とする内燃機関用の触媒コン
    バータ。
  4. 【請求項4】 保持部材は、外筒(23)内に挿着する
    ディフューザ(25,27)であることを特徴とする請
    求項3記載の内燃機関用の触媒コンバータ。
  5. 【請求項5】 保持部材は、外筒(35)の端部に設け
    た環状のフランジ(37)であることを特徴とする請求
    項3記載の内燃機関用の触媒コンバータ。
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