JP2762144B2 - 耐熱構造体の製造方法および耐熱構造体 - Google Patents

耐熱構造体の製造方法および耐熱構造体

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JP2762144B2 JP2012938A JP1293890A JP2762144B2 JP 2762144 B2 JP2762144 B2 JP 2762144B2 JP 2012938 A JP2012938 A JP 2012938A JP 1293890 A JP1293890 A JP 1293890A JP 2762144 B2 JP2762144 B2 JP 2762144B2
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    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/24Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by constructional aspects of converting apparatus
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    • F01N3/2803Construction of catalytic reactors characterised by structure, by material or by manufacturing of catalyst support
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高温環境下で使用される耐熱構造体および
その製造方法に関する。すなわち略ハニカム構造のロー
ル状をなし、例えば自動車エンジン等の排気ガスを清浄
化する触媒コンバータに用いられ、担持母体として触媒
が付着される、耐熱構造体およびその製造方法に関する
ものである。
「従来の技術」 このような耐熱構造体は、従来一般に帯状の波板材と
平板材の2種類の基材が用いられ、係る波板材と平板材
とを重ねて交互に巻き付け、ろう材等にて接合すること
により製造されていた。
又最近、基材として帯状の波板材のみを用い、係る1
枚の波板材をその凹凸の突部どうしを合わせつつ順次巻
き付け、ろう材等にて接合することにより製造される耐
熱構造体も開発されていた。そしてこの最近開発された
耐熱構造体にあっては、製造時に内外で隣接する波板材
の凹凸の突部どうし、つまり山の頂部と谷の底部とをす
べて正確に合わせて巻き付けることを要していた。すな
わちこの耐熱構造体は平板材が介装されていないので、
隣接する凹凸の突部どうしをすべて正確に合わせておか
ないと、すべて合わずにずれてしまい結局略ハニカム構
造の空間が形成されなくなるおそれがあった。
「発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来の耐熱構造体にあっては、次
の問題が指摘されていた。
まず上述の前者たる波板材と平板材の2種類の基材を
用いた従来例、つまり従来の一般的な耐熱構造体にあっ
ては、次のとおり。
第1に、その基材として波板材と平板材の2種類が用
いられているので、基材の数つまり部材の数が多く、も
ってこの耐熱構造体はコストがかさむとともに製造工程
が複雑であるとの指摘があった。
第2に、波板材と平板材との熱膨張率が異なり、係る
熱膨張率の差に基づき亀裂が生じやすく、もってこの耐
熱構造体は耐久性に難があった。
次に上述の後者たる最近開発された耐熱構造体にあっ
ては、次のとおり。この耐熱構造体は、上述した従来の
一般的な耐熱構造体の問題点を解決すべく開発されたも
のであり、波板材のみを用いてなることにより上述の第
1,第2の問題点は解消されるものの、次の第3,第4の問
題点が指摘されていた。
すなわち第3に、この耐熱構造体にあっては製造時に
波板材を巻き付ける際、内外で隣接するその凹凸の突部
どうしをすべて正確に合わせることを要するが、そのよ
うに合わせることは非常に困難であるとの指摘があっ
た。もってこの耐熱構造体は、製造が容易でないという
問題があった。又このように凹凸の突部どうしを合わせ
るためには、予め波板材の波のピッチを徐徐に変化させ
ておくことが考えられるが、このように事前に波のピッ
チを変化させておくことも又非常に困難視されていた。
つまりこの耐熱構造体は、その基材たる波板材の製造が
容易でないという問題もあった。
第4図に、この耐熱構造体は製造時に波板材を巻き付
ける際、平板材が介装されていないので、波板材の凹凸
が潰れたり所定位置に位置決めされずにずれることが多
々あった。もってこの耐熱構造体は、全体を真円状その
他の所定形状に成形し保つことが容易でなく、成形に多
くの困難を伴うとの指摘があった。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点
をすべて解決すべくなされたものであって、波板材と平
板状のろう材とが用いられ、波板材の凹凸の突部のうち
互いに接する部分がろう材にて接合されてなることによ
り、第1に、基材の数が少なく、第2に、熱膨張率の差
に基づく亀裂の発生がないとともに、第3に、製造時に
波板材の凹凸の突部どうしを合わせる必要がなく、第4
に、製造時に波板材の凹凸に潰れや位置ずれ等が発生し
ない、耐熱構造体の製造方法および耐熱構造体を提案す
ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとお
りである。
まず請求項1については次のとおり。すなわちこの耐
熱構造体の製造方法は、次の準備工程,成形工程,ろう
付工程を有してなる。
準備工程では、波形の凹凸が連続的に折曲形成され帯
状をなす耐熱金属製の波板材と、平坦な平板状で帯状を
なすろう材とが準備される。
成形工程では、該波板材と該ろう材とが重ねて交互に
巻き付けられロール体とされる。
ろう付工程では、しかる後該ロール体が加熱され、溶
融硬化した該ろう材により該波板材間が接合され略ハニ
カム構造とされる。
又請求項2については次のとおり。
すなわちこの耐熱構造体は、波形の凹凸が連続的に折
曲形成された耐熱金属製の波板材が、略ハニカム構造の
ロール状に巻き付けられてなる。そして隣接する該波板
材における凹凸の突部のうち互いに接する部分が、ろう
材により接合されている。
「作用」 本発明は、このような手段よりなるので次のごとく作
用する。
まず請求項1の製造方法にあっては、準備工程,成形
工程,ろう付工程を辿り耐熱構造体が製造される。すな
わち、所定の波板材と平板状のろう材とが巻き付けられ
ロール体とされた後、加熱され溶融硬化したろう材によ
り隣接する波板材間が接合され、略ハニカム構造とされ
る。又請求項2の耐熱構造体は、このように製造されて
なり、略ハニカム構造のロール状に巻き付けられ内外で
隣接する波板材の凹凸の突部のうち、互いに接する部分
がろう材にて接合されている。
そこで第1に、基材として平板材は用いられず、波板
材のみが用いられている。従ってこの耐熱構造体は、基
材の数つまり部材の数が少ない。
第2に、同様に基材として平板材が用いられていない
ので、この耐熱構造体は、波板材と平板材との熱膨張率
の差に基づく亀裂の発生が回避される。
そしてこの発明にあっては、これらの第1,第2の各点
とともに、次の第3,第4の各点も実現される。
すなわち第3に、隣接する波板材の凹凸の突部は、互
いに接する部分つまり正確に合ったところが、溶融硬化
したろう材にて接合されている。そこでこの耐熱構造体
は製造時に、隣接する波板材の凹凸の突部どうしをすべ
て正確に合わせることを要せず、又波板材も、同じ波の
ピッチのものが用いられ予め波のピッチを徐徐に変化さ
せておく必要はない。
第4に、製造時に巻き付けられる波板材間には、平板
状のろう材が介装されている。そこでこの耐熱構造体に
あっては、製造時に波板材の凹凸が潰れたりせず又所定
位置に位置決めされ位置ずれも発生しない。
「実施例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて詳細
に説明する。
図面は、本発明に係る製造方法および耐熱構造体の実
施例の説明に供するものである。まず製造方法につい
て、準備工程,成形工程,ろう付工程等の順に説明し、
それから耐熱構造体について説明する。
準備工程については次のとおり。
第1図および第2図は準備工程の説明に供し、第1図
は波板材1の斜視図、第2図はろう材2の斜視図であ
る。
準備工程では、波形の凹凸が連続的に折曲形成され帯
状をなす耐熱金属製の波板材1と、平坦な平板状で帯状
をなすろう材2とが準備される。
これについて詳述すると、まず素材たる波板材1は、
耐熱性の金属箔で帯状のものが用いられ、所定ピッチと
高さの直線的な波形の凹凸が、コルゲート加工,プレス
加工等により連続的に折曲形成されてなる。つまり波板
材1は、凹凸の突部3つまり山の頂部と谷の底部が直線
的かつ平行に多数折曲形成されている。ろう材2は、平
坦な薄い平板状つまり箔状のものが帯状に形成されてな
り、例えばニッケル基ろう材が使用される。図示のろう
材2は、波板材1とほぼ同幅の帯状をなしたものが1枚
用いられているが、ろう材2としては、その他各種幅の
帯状のものが考えられ、又幅狭の帯状のものを波板材1
の幅方向に所定間隔を置いて複数枚用いるようにしても
よい。
準備工程は、このようになっている。
次に成形工程について述べる。
第3図は成形工程の説明に供しロール体4等の斜視図
である。
成形工程では、波板材1とろう材2とが重ねて交互に
巻き付けられ、ロール体4とされる。すなわち成形工程
では、準備工程で準備された波板材1とろう材2とが同
時に、一定中心から交互に重ねて巻き付けられる。そし
て円,楕円等の柱状つまりロール状のロール体4とし
て、一応仮に組み付けられる。
成形工程は、このようになっている。
次にろう付工程等について述べる。
しかる後ロール体4が加熱され、溶融硬化したろう材
2により波板材1間が接合される。すなわち、ろう付工
程では成形工程で得られたロール体4が加熱され、平板
状をなし波板材1間に介装されていたろう材2が、一旦
溶融した後硬化する。これにより内外で隣接する波板材
1における凹凸の突部3のうち、図示例では部分的に互
いに接する部分のみが係るろう材2にて接合され、もっ
て第4図,第5図に示した略ハニカム構造の耐熱構造体
5が成形されるに至る。
ろう付工程等は、このようになっている。
次に耐熱構造体5について述べる。
このような製造方法により、つまり準備工程,成形工
程,ろう付工程を辿り、耐熱構造体5が製造される。第
4図および第5図は成形された耐熱構造体5を示し、第
4図は全体の概略斜視図、第5図は要部の正面図である 耐熱構造体5は、波形の凹凸が連続的に折曲形成され
た耐熱金属製の波板材1が、略ハニカム構造のロール状
に巻き付けられてなる。そして隣接する波板材1におけ
る凹凸の突部3のうち互いに接する部分が、ろう材2に
て接合されている。すなわち、巻き付けられて内外で隣
接する波板材1における凹凸の突部3つまり各山の頂部
と谷の底部のうち、第5図に示すごとく一部の互いに接
する部分のみが部分的に、平板状から溶融硬化したろう
材2にて接合されてなる。
この耐熱構造体5は、波板材1がセル壁を形成し、略
三角形,略半六角形,略台形,その他各種形状の中空柱
状の多数のセルの平面的集合体たる、略ハニカム構造を
なす。そして耐熱強度が強く高温環境下で使用され、重
量比強度に優れ軽量性とともに高い剛性・強度を備え、
又流体の整流効果等にも優れ、成形も容易でコスト面に
も優れる等々の特性が知られている。更に単位体積当り
の表面積が大つまりセル壁たる波板材1の表面積も大で
あるので、この耐熱構造体5は、例えば自動車エンジン
等の排気ガスを清浄化する触媒コンバータに用いられ、
担持母体としてそのセル壁たる波板材1の表面に触媒が
付着せしめられる。なおこのような耐熱構造体5は、通
常外筒(図示せず)内に挿着されて使用される。
耐熱構造体5は、このようになっている。
本発明に係る耐熱構造体5の製造方法および耐熱構造
体5は、以上説明したようになっている。
そこで以下のごとくなる。
まずこの製造方法にあっては、準備工程,成形工程,
ろう付工程を辿り耐熱構造体5が製造される。すなわ
ち、所定の波形材1と平板状のろう材3とが巻き付けら
れロール体4とされた後、加熱され溶融硬化したろう材
2により隣接する波板材1間が接合され、略ハニカム構
造とされる。又耐熱構造体5は、このように製造されて
なり、略ハニカム構造のロール状に巻き付けられ内外で
隣接する波板材1の凹凸の突部3のうち、互いに接する
部分がろう材2にて接合されている。そして例えば自動
車エンジン等の触媒コンバータの担持母体として使用さ
れた場合には、有害物質を含む自動車エンジン等の排気
ガスが、この耐熱構造体5の略ハニカム構造の各セルを
通過することにより、各セル壁たる波板材1に付着せし
められた触媒と反応して清浄化される。
さてそこで、この耐熱構造体5の製造方法および耐熱
構造体5にあっては、次の第1,第2,第3,第4のごとくな
る。
第1に、基材として従来例のごとく平板材は用いられ
ず、波板材1のみが用いられている。従ってこの耐熱構
造体5は、基材の数つまり部材の数が少ない。
第2に、同様に基材として従来例のごとく平板材は用
いられず、波板材1のみが用いられている。従ってこの
耐熱構造体5は、波板材1と平板材との熱膨脹率の差に
基づく亀裂の発生が回避される。
そしてこの発明にあっては、これらの第1,第2の各点
とともに、次の第3,第4の各点も同時に実現される。
すなわち第3に、巻き付けられて隣接する波板材1の
凹凸の突部3は、互いに接する部分つまり正確に合った
ところが、溶融硬化したろう材2にて接合されている。
図示例では、各凹凸の突部3つまり山の頂部と谷の底部
のうち、一部の互いに接する部分だけが部分的に、溶融
硬化したろう材2にて接合されている。そこでこの耐熱
構造体5は製造時に、隣接する波板材1の凹凸の突部3
どうしをすべて正確に合わせることを要しない。又その
基材たる波板材1も、同じ波のピッチのものが用いら
れ、予め波のピッチを徐徐に変化させたものを用いる必
要もない。
第4に、製造時に巻き付けられる波板材1間には、平
板状のろう材2が介装されている。そこでこの耐熱構造
体5にあっては、製造時にこの平板状のろう材2が従来
例における平板材と同様に機能するので、波板材1の凹
凸が潰れたりせず、又凹凸が所定位置に位置決めされ位
置ずれも発生しない。
この発明は以上のごとくなる。
なお上述の実施例にあっては、帯状の1枚の波板材1
と1枚の平板状のろう材2とが用いられていたが、本発
明に係る耐熱構造体5はこれに限定されるものではな
く、帯状の複数枚の波板材1と、同様に複数枚の平板状
のろう材2とを用いることも可能である。そしてこのよ
うに複数枚が用いられ構成枚数が多い耐熱構造体5にあ
っては、使用に際し外筒に挿着された場合、応力は外筒
面に対し大きく傾斜した方向から波板材1に作用すると
ともに、複数枚の波板材1に分散する。そこでこのよう
な耐熱構造体5は、外筒と剥離しにくく潰れも防止され
る等、強度面に特に優れるという利点を有する。
「発明の効果」 本発明に係る耐熱構造体の製造方法および耐熱構造体
は、以上説明したごとく、波板材と平板状のろう材とが
用いられ、波板材の凹凸の突部のうち互いに接する部分
がろう材にて接合されてなることにより、次の効果を発
揮する。
第1に、この耐熱構造体は、コスト面に優れるととも
に製造工程が簡略化されてなる。すなわち、基材の数つ
まり部材の数が少なく、その分安価となるとともに製造
工程が複雑化せず単純化される。
第2に、この耐熱構造体は耐久性にも優れている。す
なわち、平板材が用いられていないので、波板材と平板
材との熱膨張率の差に基づく亀裂の発生もなく、耐久性
に優れている。
そして本発明にあっては、これら第1,第2の点ととも
に、次の第3,第4の点も同時に実現される。
第3に、この耐熱構造体は製造が容易である。すなわ
ち、内外で隣接する波板材の凹凸の突部どうしをすべて
合わせることを要せず、その製造が容易である。又波板
材は同じ波のピッチのものが用いられる等、基材の製造
も容易である。
第4に、この耐熱構造体は、所定形状に容易に成形で
きる。すなわち、製造時に波板材の凹凸に潰れや位置ず
れ等が発生せず、全体が真円状その他の所定形状に容易
に成形されて保たれる。
このように、この種従来例に存した問題点が一挙にす
べて解決される等、本発明の発揮する効果は顕著にして
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る耐熱構造体の製造方法および耐熱
構造体の実施例の説明に供するものである。 そして第1図および第2図は準備工程の説明に供し、第
1図は波板材の斜視図、第2図はろう材の斜視図であ
る。第3図は成形工程の説明に供し、ロール体等の斜視
図である。第4図および第5図は成形された耐熱構造体
を示し、第4図は全体の概略斜視図、第5図は要部の正
面図である。 1……波板材 2……ろう材 3……突部 4……ロール体 5……耐熱構造体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形の凹凸が連続的に折曲形成され帯状を
    なす耐熱金属製の波板材と、平坦な平板状で帯状をなす
    ろう材とを準備する準備工程と、 該波板材と該ろう材とを重ねて交互に巻き付けロール体
    とする成形工程と、 しかる後該ロール体を加熱し、溶融硬化した該ろう材に
    より該波板材間を接合し略ハニカム構造とするろう付工
    程と、 を有してなることを特徴とする耐熱構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】波形の凹凸が連続的に折曲形成され耐熱金
    属製の波板材が、略ハニカム構造のロール状に巻き付け
    られてなる耐熱構造体であって、 隣接する該波板材における凹凸の突部のうち互いに接す
    る部分が、ろう材により接合されていること、 を特徴とする耐熱構造体。
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