JPH1033964A - 粉粒体の混合方法 - Google Patents

粉粒体の混合方法

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JPH1033964A
JPH1033964A JP21205396A JP21205396A JPH1033964A JP H1033964 A JPH1033964 A JP H1033964A JP 21205396 A JP21205396 A JP 21205396A JP 21205396 A JP21205396 A JP 21205396A JP H1033964 A JPH1033964 A JP H1033964A
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JP
Japan
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particles
granule
mixing
small
small particles
Prior art date
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Pending
Application number
JP21205396A
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English (en)
Inventor
Masazumi Oda
正純 小田
Toshihiko Oguchi
寿彦 小口
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、母体粒子と小粒子とを混合して、
小粒子を母体粒子の表面に被覆する工程において、前記
母体粒子および小粒子を密閉容器(1) に入れ、該密閉容
器を円運動(a) かつ自転(b) させることを特徴とする粉
粒体の混合方法である。また、母体粒子の直径が小粒子
の直径の10倍以上であり、母体粒子が電子写真用現像ト
ナーである粉粒体の混合方法である。 【効果】 本発明の粉粒体の表面改質方法によれば、母
体粒子と小粒子が迅速にかつ均一に分散し、攪拌媒体に
よる粒子や被覆層の損傷や汚染がない粉粒体が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母体粒子と小粒子
が迅速にかつ均一に分散し、粒子と被覆層の損傷や汚染
がない粉粒体の混合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、母体粒子と小粒子とを混合して、
母体粒子の表面に小粒子を被覆してその表面を改質する
工程において、母体粒子と小粒子とを密閉容器内に入れ
振動攪拌する方法や、母体粒子と小粒子とをプロペラで
高速攪拌する方法等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では均一に被覆や混合ができにくい場合があり、
また、用いる母体粒子や小粒子が熱溶融性の場合、プロ
ペラ回転時に発生する熱によりブレードに粒子付着が起
こったり、粒子同士で凝集が起こると言う問題があっ
た。例えば、電子写真用現像トナーは、流動性を持たせ
るためにシリカ粉末等の無機粉末や有機粉末を外添する
のが一般的である。しかし、シリカ粉末等の混合におい
て、プロペラによる高速攪拌を長時間続けると母体粉末
であるトナーがプロペラ等に溶融付着する。それを防止
するため、間隔を置きながら短時間高速攪拌を繰り返す
方法で採られており、非常に生産効率が悪いものであっ
た。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、母体粒子と小粒子とが迅速にかつ均一に分散し、
攪拌媒体による粒子と被覆層の損傷や汚染がない粉粒体
の混合方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、母体粒子と小
粒子とを密閉容器に入れ、該密閉容器を円運動かつ自転
させることによって、上記の目的を達成できることを見
いだし、本発明を完成したものである。
【0006】即ち、本発明は、母体粒子と小粒子とを混
合して、小粒子を母体粒子の表面に被覆する工程におい
て、前記母体粒子および小粒子を密閉容器に入れ、該密
閉容器を円運動かつ自転させて混合・被覆することを特
徴とする粉粒体の混合方法である。また、母体粒子の直
径が小粒子の直径の10倍以上であり、母体粒子が電子写
真用現像トナーである粉粒体の混合方法である。
【0007】以下、本発明を説明する。
【0008】本発明に用いる母体粒子、すなわち小粒子
の直径の10倍以上の直径をもつような母体粒子として
は、平均粒径が 1μm以上の範囲、好ましくは10〜100
μmの範囲のものが望ましく、粒度分布や粒子の形状、
粒子の材質等については特に限定されるものではない。
平均粒径が 1μm未満では粒子の均一な混合が困難とな
るので好ましくない。
【0009】本発明に用いる小粒子としては、平均粒径
が 0.001〜50μmの範囲、好ましくは 0.010〜10μmの
範囲のもので、粒度分布や粒子の形状、粒子の材質等に
ついては特に限定されるものではない。平均粒径が 0.0
01μm未満では小粒子が凝集した状態で被覆され、ま
た、50μmを超えると被覆層が脱離して均一被覆が困難
となるので好ましくない。これらの小粒子は単独又は 2
種以上混合して使用することができる。電子写真用現像
トナーを母体粒子とする場合は、トナーを被覆する小粒
子として多くシリカ粉末が用いられる。
【0010】本発明に用いる密閉容器としては、円筒状
の密閉できるものなどが好ましく使用されるが、特に形
状、材質等に制限されるものではない。
【0011】次に混合方法について説明する。
【0012】容器に母体粒子および小粒子を量り込み密
閉する。図1に示したように密閉した密閉容器1を矢印
A方向に円運動させながら、該円運動の回転軸に平行な
軸で密閉容器1を矢印B方向に自転させて粒子を混合さ
せることができる。
【0013】本発明の粉粒体の混合方法、すなわち、母
体粒子および小粒子を密閉容器に入れ、円運動かつ自転
させることによって、迅速にかつ均一に分散できるもの
である。即ち、容器の自転における遠心力の方向と、円
運動における遠心力の方向が順・逆方向にかわるため、
均一に混合することができる。また、粉体のみで混合す
ることができるため、攪拌媒体による粒子や被覆層の損
傷や汚染がなく混合することができる。なおまた、円運
動回転軸と自転軸とが平行でなく傾斜し、また円筒容器
の円筒軸と自転軸とが一致しなくともよい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0015】実施例1 熱可塑性樹脂に顔料を分散させて顔料分散体を調製し
た。得られた顔料分散体を粉砕・分級して平均粒径10μ
mのトナーをつくり母体粒子とした。添加する小粒子と
しては、負帯電シリカのR−972(日本アエロジル社
製商品名、粒径 1nm)を使用した。母体粒子20gをプ
ラスチック製容器に計り取り、小粒子を 0.2g添加し密
閉した。添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、トナーに負帯電シリカが均一に付着
されており、またトナーに凝集がないことが確認され
た。
【0016】実施例2 平均粒径20μmのポリエチレンを母体粒子として、その
20gをプラスチック製容器に計り取り、小粒子として平
均粒径 0.3μmの酸化チタンを 1.0g添加し密閉した。
添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を行った。
混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観察を行っ
たところ、母体粒子に酸化チタンが均一に被覆されてい
るのが確認された。
【0017】実施例3 平均粒径 100μmのフェライト球を母体粒子として、そ
の50gをプラスチック製容器に計り取り、小粒子として
平均粒径 5μmのナイロン球を 1.0g添加し密閉した。
添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を行った。
混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観察を行っ
たところ、母体粒子にナイロン球が均一に被覆されてい
るのが確認された。
【0018】比較例1 実施例1において、図1に示した装置の替わりにプロペ
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集が観察さ
れ、また、プロペラにも樹脂の付着が見られた。
【0019】比較例2 実施例2において、図1に示した装置の替わりにプロペ
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集が観察さ
れ、また、プロペラにも樹脂の付着が見られた。
【0020】比較例3 実施例3において、図1に示した装置の替わりにプロペ
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集は観察され
なかったが、フェライト球によりプロペラ式ミキサーの
ブレードが摩耗していた。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の粉粒体の混合方法によれば、母体粒子と小粒子が迅速
にかつ均一に分散し、攪拌媒体による粒子や被覆層の損
傷や汚染がない粉粒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の混合方法による混合方法を説
明する概略説明図である。
【符号の説明】
1 密閉容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母体粒子と小粒子とを混合して、小粒子
    を母体粒子の表面に被覆する工程において、前記母体粒
    子および小粒子を密閉容器に入れ、該密閉容器を円運動
    かつ自転させることを特徴とする粉粒体の混合方法。
  2. 【請求項2】 母体粒子の直径が小粒子の直径の10倍以
    上である請求項1記載の粉粒体の混合方法。
  3. 【請求項3】 母体粒子が電子写真用現像トナーである
    請求項1記載の粉粒体の混合方法。
JP21205396A 1996-07-23 1996-07-23 粉粒体の混合方法 Pending JPH1033964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505821A (ja) * 2009-09-25 2013-02-21 ビオメリュー 不均一な溶液を均一溶液に混合する方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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