JPH1033964A - 粉粒体の混合方法 - Google Patents
粉粒体の混合方法Info
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- JPH1033964A JPH1033964A JP21205396A JP21205396A JPH1033964A JP H1033964 A JPH1033964 A JP H1033964A JP 21205396 A JP21205396 A JP 21205396A JP 21205396 A JP21205396 A JP 21205396A JP H1033964 A JPH1033964 A JP H1033964A
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Abstract
小粒子を母体粒子の表面に被覆する工程において、前記
母体粒子および小粒子を密閉容器(1) に入れ、該密閉容
器を円運動(a) かつ自転(b) させることを特徴とする粉
粒体の混合方法である。また、母体粒子の直径が小粒子
の直径の10倍以上であり、母体粒子が電子写真用現像ト
ナーである粉粒体の混合方法である。 【効果】 本発明の粉粒体の表面改質方法によれば、母
体粒子と小粒子が迅速にかつ均一に分散し、攪拌媒体に
よる粒子や被覆層の損傷や汚染がない粉粒体が得られ
る。
Description
が迅速にかつ均一に分散し、粒子と被覆層の損傷や汚染
がない粉粒体の混合方法に関する。
母体粒子の表面に小粒子を被覆してその表面を改質する
工程において、母体粒子と小粒子とを密閉容器内に入れ
振動攪拌する方法や、母体粒子と小粒子とをプロペラで
高速攪拌する方法等が用いられている。
の方法では均一に被覆や混合ができにくい場合があり、
また、用いる母体粒子や小粒子が熱溶融性の場合、プロ
ペラ回転時に発生する熱によりブレードに粒子付着が起
こったり、粒子同士で凝集が起こると言う問題があっ
た。例えば、電子写真用現像トナーは、流動性を持たせ
るためにシリカ粉末等の無機粉末や有機粉末を外添する
のが一般的である。しかし、シリカ粉末等の混合におい
て、プロペラによる高速攪拌を長時間続けると母体粉末
であるトナーがプロペラ等に溶融付着する。それを防止
するため、間隔を置きながら短時間高速攪拌を繰り返す
方法で採られており、非常に生産効率が悪いものであっ
た。
ので、母体粒子と小粒子とが迅速にかつ均一に分散し、
攪拌媒体による粒子と被覆層の損傷や汚染がない粉粒体
の混合方法を提供しようとするものである。
的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、母体粒子と小
粒子とを密閉容器に入れ、該密閉容器を円運動かつ自転
させることによって、上記の目的を達成できることを見
いだし、本発明を完成したものである。
合して、小粒子を母体粒子の表面に被覆する工程におい
て、前記母体粒子および小粒子を密閉容器に入れ、該密
閉容器を円運動かつ自転させて混合・被覆することを特
徴とする粉粒体の混合方法である。また、母体粒子の直
径が小粒子の直径の10倍以上であり、母体粒子が電子写
真用現像トナーである粉粒体の混合方法である。
の直径の10倍以上の直径をもつような母体粒子として
は、平均粒径が 1μm以上の範囲、好ましくは10〜100
μmの範囲のものが望ましく、粒度分布や粒子の形状、
粒子の材質等については特に限定されるものではない。
平均粒径が 1μm未満では粒子の均一な混合が困難とな
るので好ましくない。
が 0.001〜50μmの範囲、好ましくは 0.010〜10μmの
範囲のもので、粒度分布や粒子の形状、粒子の材質等に
ついては特に限定されるものではない。平均粒径が 0.0
01μm未満では小粒子が凝集した状態で被覆され、ま
た、50μmを超えると被覆層が脱離して均一被覆が困難
となるので好ましくない。これらの小粒子は単独又は 2
種以上混合して使用することができる。電子写真用現像
トナーを母体粒子とする場合は、トナーを被覆する小粒
子として多くシリカ粉末が用いられる。
の密閉できるものなどが好ましく使用されるが、特に形
状、材質等に制限されるものではない。
閉する。図1に示したように密閉した密閉容器1を矢印
A方向に円運動させながら、該円運動の回転軸に平行な
軸で密閉容器1を矢印B方向に自転させて粒子を混合さ
せることができる。
体粒子および小粒子を密閉容器に入れ、円運動かつ自転
させることによって、迅速にかつ均一に分散できるもの
である。即ち、容器の自転における遠心力の方向と、円
運動における遠心力の方向が順・逆方向にかわるため、
均一に混合することができる。また、粉体のみで混合す
ることができるため、攪拌媒体による粒子や被覆層の損
傷や汚染がなく混合することができる。なおまた、円運
動回転軸と自転軸とが平行でなく傾斜し、また円筒容器
の円筒軸と自転軸とが一致しなくともよい。
はこれらの実施例によって限定されるものではない。
た。得られた顔料分散体を粉砕・分級して平均粒径10μ
mのトナーをつくり母体粒子とした。添加する小粒子と
しては、負帯電シリカのR−972(日本アエロジル社
製商品名、粒径 1nm)を使用した。母体粒子20gをプ
ラスチック製容器に計り取り、小粒子を 0.2g添加し密
閉した。添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、トナーに負帯電シリカが均一に付着
されており、またトナーに凝集がないことが確認され
た。
20gをプラスチック製容器に計り取り、小粒子として平
均粒径 0.3μmの酸化チタンを 1.0g添加し密閉した。
添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を行った。
混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観察を行っ
たところ、母体粒子に酸化チタンが均一に被覆されてい
るのが確認された。
の50gをプラスチック製容器に計り取り、小粒子として
平均粒径 5μmのナイロン球を 1.0g添加し密閉した。
添加後、図1に示した装置で30秒間攪拌混合を行った。
混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観察を行っ
たところ、母体粒子にナイロン球が均一に被覆されてい
るのが確認された。
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集が観察さ
れ、また、プロペラにも樹脂の付着が見られた。
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集が観察さ
れ、また、プロペラにも樹脂の付着が見られた。
ラ式のミキサーで、9000r・p・m、30秒間攪拌混合を
行った。混合後得られた粉粒体を走査型電子顕微鏡で観
察を行ったところ、母体粒子の熱による凝集は観察され
なかったが、フェライト球によりプロペラ式ミキサーの
ブレードが摩耗していた。
の粉粒体の混合方法によれば、母体粒子と小粒子が迅速
にかつ均一に分散し、攪拌媒体による粒子や被覆層の損
傷や汚染がない粉粒体が得られる。
明する概略説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 母体粒子と小粒子とを混合して、小粒子
を母体粒子の表面に被覆する工程において、前記母体粒
子および小粒子を密閉容器に入れ、該密閉容器を円運動
かつ自転させることを特徴とする粉粒体の混合方法。 - 【請求項2】 母体粒子の直径が小粒子の直径の10倍以
上である請求項1記載の粉粒体の混合方法。 - 【請求項3】 母体粒子が電子写真用現像トナーである
請求項1記載の粉粒体の混合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205396A JPH1033964A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 粉粒体の混合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205396A JPH1033964A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 粉粒体の混合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033964A true JPH1033964A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16616092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21205396A Pending JPH1033964A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 粉粒体の混合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033964A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013505821A (ja) * | 2009-09-25 | 2013-02-21 | ビオメリュー | 不均一な溶液を均一溶液に混合する方法及び装置 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21205396A patent/JPH1033964A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013505821A (ja) * | 2009-09-25 | 2013-02-21 | ビオメリュー | 不均一な溶液を均一溶液に混合する方法及び装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050111 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050427 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050811 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |