JPH0384038A - 導電性樹脂材料の製造方法 - Google Patents

導電性樹脂材料の製造方法

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JPH0384038A
JPH0384038A JP22266989A JP22266989A JPH0384038A JP H0384038 A JPH0384038 A JP H0384038A JP 22266989 A JP22266989 A JP 22266989A JP 22266989 A JP22266989 A JP 22266989A JP H0384038 A JPH0384038 A JP H0384038A
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JP
Japan
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powder
resin
conductive
mixing
resin material
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JP22266989A
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English (en)
Inventor
Mikio Azuma
幹雄 東
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電磁シールド材、帯電防止材等の成形材料とな
る導電性樹脂材料の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来より、電磁シールド材や帯−電防止材は、熱可塑性
樹脂粉末と導電性粉末(金属粉末、カーボンなど)とを
ミキサー、ボールミルなどで混合し、加熱ロール、押出
機などで溶融混練したのち、所定形状に成形加工して製
造されていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の混合・混線方法では、たとえ混合
、混練に長時間をかけたとしても、導電性粉末を熱可塑
性樹脂中に均一に分散させることが困難であるため、充
分に高い導電性を得ることができなかった。
すなわち、従来のミキサーなどによる混合では、導電性
粉末が樹脂粉末中に均一に分散されず、また溶融混練す
る場合には導電性粉末が樹脂粉末の内部に埋め込まれて
しまい導電性粉末同士の接触が遮断されて導電路の形成
が不充分になるという問題があった。
さらに、導電性粉末を熱可塑性樹脂中に分散させるため
に混合と混線との2工程を必要とするため、コスト高が
避けられなかった。
本発明は上述の問題を排除すべくなされたものであって
、導電性粉末の熱可塑性樹脂中への分散性にすぐれ、高
い導電性を亨する導電性樹脂材料を単一工程で製造する
ことができる導電性樹脂材料の製造方法を提供すること
を目的とする。
く課題を解決するための手段および作用〉本発明の導電
性樹脂材料の製造方法は、樹脂粉末と導電性粉末とを高
剪断力でかつ高圧縮力で混合するものである。
かかる本発明によれば、樹脂粉末と導電性粉末とを高剪
断力で混合するため、導電性粉末は一次粒子状に粉砕さ
れ、樹脂粉末の表面上に均一に分散される。また、高圧
縮力が加えられるので、導電性粉末は樹脂粉末の表面上
に機械的に強く押圧されて固着される。
従って、本発明において得られる導電性樹脂材料は、各
樹脂粉末への導電性粉末の付着量にほとんど差かなく、
また導電性粉末は樹脂粉末の内部に埋め込まれずに表面
上に固着されているだけであるから、この導電性樹脂材
料を成形加工することにより、導電性粉末同士の接触が
確実に行われ、導電性にすぐれた成形物が得られる。
本発明において、導電性粉末が樹脂粉末の表面上に固着
されている状態は、電子顕微鏡等により容易に確認する
ことができる。
本発明で使用される樹脂粉末としては、例えばアクリル
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアセタール、ポリアミド
、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリサルホン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアミドイミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどのオレフィン樹脂といった熱可塑性樹脂のほか、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリウ
レタンなどの熱硬化性樹脂もあげられる。これらの樹脂
粉末は球状、不定形いずれでもよく、粒径は数μm以上
、具体的には約3〜50μm1好ましくは約8〜20μ
mであるのが好ましい。粒径が前記範囲より小な°ると
きは粒子にかかる圧縮力および剪断力が過小となり、ま
た前呂範囲より大なるときは導電度が少なくなり、また
圧縮成形が困難となり、いずれも好ましくない。
また、導電性粉末としては、例えば金属粉末、カーボン
、表面を金属(銀など)でコートした酸化チタンなどが
あげられる。導電性粉末の粒径は樹脂粉末の粒径の約1
/10以下であるのが樹脂粉末の表面に導電性粉末を固
着させるうえで好ましく、導電性粉末の粒径が1/10
より大なるときは導電性粉末が樹脂粉末の表面に強固に
固着されずに樹脂粉末の表面から脱離するおそれがある
樹脂粉末と導電性粉末とを高剪断力でかつ高圧縮力で混
合する方法としては、粉体粒子の表面改質法として知ら
れる、いわゆるメカノケミカル法が例示される。このメ
カノケミカル法の実施には、例えばホンカワミクロン沖
製の「オングミル」が好適に採用される。この混合装置
の概略を第1図に示す。
同図に示す混合装置は、回転ケーシング1内に、このケ
ーシング1の回転中心に設けた回転軸2に支承されケー
シング1と同方向に回転するインナーピース3と、かき
取り用のスクレーパー4とを設けたものである。混合操
作にあたっては、予備混合されない樹脂粉末と導電性粉
末とからなる粉体粒子5を回転ケーシング2内に投入し
たのち、回転ケーシング1を高速回転させる(回転速度
をvlとする)。これにより、粉体粒子5は遠心力を受
けてケーシング1の内壁面1aに強く抑圧される。一方
、インナーピース3はケーシング1よりも遅い速度v2
てケーシングlと同方向に回転される。かかるケーシン
グ1とインナーピース3との速度差により粉体粒子5は
それらの間で強い機械的エネルギー(剪断力および圧縮
力)を受ける。すなわち、第1図に示すように、粉体粒
子5は矢印X方向に強い圧縮力を受け、矢印y方向に強
い剪断力を受けることになる。なお、インナーピース3
およびスクレーバー4は回転しない固定したものであっ
てもよい(すなわちそれらの回転速度■2が0、以下「
固定型」という)。
かかる混合装置を用いて本発明の導電性樹脂材料を製造
するにあたっては、樹脂粉末と導電性粉末とのケーシン
グ1内への投入比を75〜60:25〜40(重量比)
とするのが好ましく。投入比がこの範囲よりも大なると
きは、得られた導電性樹脂材料が機械的強度に劣ったも
のとなり、またこの範囲よりも小なるときは、得られた
導電性樹脂材料が導電性に劣ったものとなり、いずれも
好ましくない。
また、ケーシング1の回転速度v1は、固定型のもので
ttoo〜30GOrpm程度が適当である。また、ケ
ーシング1とともにインナーピース3およびスクレーパ
ー4も同方向に回転する型のもの(以下、「共回転型」
という)では、ケーシング1とインナーピース3との速
度差は、前記範囲と同じ1100〜3000rpm程度
とするのが好ましい。固定型の場合のケーシング1の回
転速度v1または共回転型の場合の速度差が前記範囲よ
りも大なるときは混合時の摩擦熱が過剰となり、逆に前
記範囲より小なるときは圧縮力および剪断力が過不足と
なり、いずれも好ましくない。
さらに、混合に際しては、混合時の摩擦により樹脂粉末
の融点またはガラス転位点以上に摩擦熱が発生すると、
導電性粉末が樹脂粉末内に埋めこまれてしまうので、樹
脂粉末の融点またはガラス転位点以上に摩擦熱が発生し
ないように注意する必要がある。このため、回転速度を
調整するほか、混合装置に空冷や水冷などの冷却装置(
図示せず)を取付けて摩擦熱を下げながら混合するよう
にすればよい。
なお、従来より広く用いられている混合装置として、ボ
ールミルがあるが、ボールミルでは圧縮力が殆ど認めら
れず、導電性粉末を樹脂粉末の表面に強く固着させるの
が困難であるため、好ましくない。
樹脂粉末と導電性粉末との混合に際しては、混合時の摩
擦により粉体粒子5の温度が上がり過ぎないように注意
する必要がある。過度に温度が上がり過ぎると、導電性
物質である金属が酸化され、抵抗値が上がり、導電性が
低下するおそれがある。
ただし、このような酸化を防止するために窒素雰囲気下
あるいは減圧下で混合を行うことができる。
〈実施例〉 以下、実施例をあげて本発明の導電性樹脂材料の製造方
法を詳細に説明する。
実施例1 メタクリル樹脂(平均粒径8μm1積水化戊品工業■製
のrMB−8J)の30重量部と、導電性粉末として表
面をAgでコートした二酸化チタン(平均粒径0.5μ
m)の20重量部とを予備混合することなく、ホソカワ
ミクロン■製の「オングミルAM−15FJに投入した
。この装置は第1図に示すような混合装置であって、固
定型のものである。混合条件は、ケーシング1の回転数
を250Orpm、ケーシング1の内壁面1aとインナ
ーピース3との間隙を3.4a+aとし、この条件下で
60分間(室温)処理した。
得られた粉体物を成形用の型内に充填し、圧力100k
g/c−にて圧縮成形した。得られた成形物の体積固有
抵抗値は1.8ΩCl11であった。
・実施例2 実施例1において、ケーシング1の回転数を2000 
r pmとしたほかは実施例1と同様にして成形物を得
た。
実施例3 実施例1において、ケーシング1の回転数を150Or
pmとしたほかは実施例1と同様にして成形物を得た。
実施例4 実施例1において、Agでコートした二酸化チタンに代
えて、二酸化スズ(酸化アンチモンでドープしたもの)
でコートした二酸化チタン(平均粒径0.2μm)を用
い、かつ処理時間を30分間としたは2かは実施例1と
同様にして成形物を得た。
実施例5 実施例1において、Agでコートした二酸化チタンに代
えて、酸化アンチモンでドープした二酸化スズ(平均粒
径0.1μm以下)を単独で用い、かつ処理時間を10
分間としたほかは実施例1と同様にして成形物を得た。
実施例6 実施例1において、メタクリル樹脂30重量部およびA
gでコートした二酸化チタン20重量部に代えて、同じ
メタクリル樹脂を35重量部および同じAgでコートし
た二酸化チタンを15重量部としたほかは実施例1と同
様にして成形物を得た。
比較例1 実施例1におけるオングミルに代えて、ボールミルを使
用し、回転数75rpm、処理時間60分間としたほか
は実施例1と同様にして成形物を得た。
比較例2 実施例1におけるオングミルに代えて、ヘンシェルミキ
サーを使用し、回転数1100rp、処理時間60分間
としたほかは実施例1と同様にして成形物を得た。
これらの実施例および比較例で得た各成形物の体積固有
抵抗値をMCP−テスター(三菱油化側型)にて測定し
た。その結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 表から、各実施例で得られた成形物は、他の混合装置を
使用した比較例1,2の成形物と比較して高い導電性を
有していることがわかる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、樹脂粉末と導電性粉末とを高剪断力で
かつ高圧縮力で混合することにより、導電性にすぐれた
導電性・樹脂材料を製造することができる。また、本発
明では、単一の工程で導電性樹脂材料を製造することが
でき、従来のように混合工程と溶融工程とを必要としな
いので、低コストである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用される混合装置の一例を示
す説明図である。 1・・・回転ケーシング、2・・・回転軸、3・・・イ
ンナーピース、4・・・スクレーパー5・・・粉体粒子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.樹脂粉末と導電性粉末とを高剪断力で かつ高圧縮力で混合することを特徴とす る導電性樹脂材料の製造方法。
  2. 2.前記導電性粉末の粒径が前記樹脂粉末 の粒径の1/10以下である請求項1の 導電性樹脂材料の製造方法。
JP22266989A 1989-08-28 1989-08-28 導電性樹脂材料の製造方法 Pending JPH0384038A (ja)

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JPH0384038A true JPH0384038A (ja) 1991-04-09

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ID=16786073

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JP22266989A Pending JPH0384038A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 導電性樹脂材料の製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160000799A (ko) * 2014-06-25 2016-01-05 김남주 농업용 고소작업기
CN108504027A (zh) * 2016-05-31 2018-09-07 长泰惠龙新材料科技有限公司 一种电磁屏蔽材料及其制备方法
JP2020013768A (ja) * 2018-07-10 2020-01-23 ニホンハンダ株式会社 ペースト状銀粒子組成物、金属製部材接合体の製造方法および多孔質の銀粒子焼結物と樹脂硬化物の複合物の製造方法

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