JP3458847B2 - 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法 - Google Patents

合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法

Info

Publication number
JP3458847B2
JP3458847B2 JP2001214747A JP2001214747A JP3458847B2 JP 3458847 B2 JP3458847 B2 JP 3458847B2 JP 2001214747 A JP2001214747 A JP 2001214747A JP 2001214747 A JP2001214747 A JP 2001214747A JP 3458847 B2 JP3458847 B2 JP 3458847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
granular
additive
fixing
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001214747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003026933A (ja
Inventor
新悟 菱田
Original Assignee
新悟 菱田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新悟 菱田 filed Critical 新悟 菱田
Priority to JP2001214747A priority Critical patent/JP3458847B2/ja
Priority to CN 02106718 priority patent/CN1397584A/zh
Publication of JP2003026933A publication Critical patent/JP2003026933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458847B2 publication Critical patent/JP3458847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形用の熱可塑性
樹脂に添加する粒状添加剤及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形用熱可塑性樹脂に添加する粒
状添加剤に関する技術としては、着色剤がある。成形用
熱可塑性樹脂に添加する着色剤としては、例えば、染料
や顔料を分散剤で処理した粉末状ドライカラーがある。
このドライカラーは、製造が簡単で低コストであるもの
の、粉末状のため、着色剤の飛散による作業環境、成形
機、作業者などへの汚染という問題を有している。これ
に対し、粒状の着色剤はドライカラーのような飛散の問
題もなく、また計量精度に優れることから、自動計量器
による計量及び成形機への自動投入も可能である。
【0003】従来、粒状着色剤としては、例えば、特開
平9−104759号公報に開示されている如く、粒径
5〜100メッシュの熱可塑性樹脂粒子を核として、そ
の表面に分散剤処理をした染料又は顔料からなる着色成
分を固着したものがあり、更にこの粒状着色剤には必要
に応じて粘着剤が添加される。また、特開平11−15
8292号公報には、染料又は顔料と、分散剤である脂
肪酸金属塩からなる粒状着色剤が提案されており、更に
この粒状着色剤には必要に応じて界面活性剤や粘結剤が
添加される。また、特公平8−11770号公報には、
成形用熱可塑性樹脂ペレットの表面に水分を含む熱可塑
性接着剤でドライカラーを固着させた着色ペレットが開
示されているが、前記のようにドライカラーは染料又は
顔料に分散剤を混合した粉末状着色剤である。
【0004】上記のように、従来の合成樹脂用粒状着色
剤は、いずれも分散剤を使用して表面処理をした着色成
分が使用されていた。また、着色剤以外の他の添加剤の
場合も、それら添加剤を成形用樹脂中に均一に分散させ
るために、界面活性剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸
系滑剤、ワックス系のもの及びそれらの複合体などを分
散剤として添加剤の表面を処理したうえで使用されてい
た。しかしながら、従来、分散剤として使用されている
前記界面活性剤は、主として液状のものが多く、固形物
であっても融点が低い。また、同じく分散剤として使用
されている脂肪酸、脂肪酸金属塩、更にワックス系のも
のも融点が100〜120℃程度であり、軟化点は80
℃程度である。これらは、粉末状のものが主体で添加剤
成分とよく混ざりやすい。しかし、これらの分散剤は、
添加剤成分と混合した場合、添加剤成分と分散剤とが容
易に混合して一部粒状物を作る。このため、粒状の樹脂
固形物を核としてその表面に添加剤成分を固着して粒状
添加剤と使用とする場合、添加剤成分と分散剤とからな
る粒状物と、核となる粒状の樹脂固形物の表面に添加剤
が固着した粒状添加剤との、不均一な混合物となる。更
に、前記のような分散剤は、滑剤の働きをする性質を有
することから、核となる粒状の樹脂固形物の表面に離型
剤的に作用し、樹脂固形物表面への添加剤の固着力を低
下させるという問題もある。
【0005】また、粒状の添加剤としては、マスターバ
ッチといわれるものもよく使用されている。しかし、マ
スターバッチの場合には、第一工程で添加剤と各種の分
散剤と混合して分散処理をし、第二工程で樹脂と第一工
程で作った処理添加剤と混合し、第三工程で上記混合物
をエクルトルーダー又はロールで加熱混練りし、更に第
四工程で冷却、カッティングして粒状物とする、といっ
た複数の工程を必要とし、このため製造時間、人手(労
力)、工場面積、電気動力費、機械設備などの負担が大
きく製造コストが高くつくという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の成形用の合成樹脂用添加剤における問題点に鑑
み、分散剤を使用することなしに、分散性に優れ、しか
も粒度の均一化した粒状添加剤を提供せんとするもので
ある。また、本発明は前記の粒状添加剤を極めて簡単な
製造方法により低コストで提供可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な従来の合成樹脂用粒状添加剤における問題点に鑑み鋭
意研究を重ねた結果、熱溶融した固着用樹脂又は固着用
樹脂を溶剤で溶解した液状接着剤を用い、多段の攪拌用
羽根を有する混合機内で攪拌により核となる粒状の樹脂
固形物の表面に前記固着用樹脂により添加剤成分を固着
させることにより、従来のように分散剤を使用せずと
も、非常に分散性に優れ、かつ核となる樹脂固形物の表
面に添加剤成分が強固に固着し、粒度も均一化した粒状
添加剤を得ることができた。
【0008】即ち、本発明に係る合成樹脂用粒状添加剤
は、成形用熱可塑性樹脂(A)、それと相溶性を有する
熱可塑性樹脂(B)又はそれら(A)、(B)の2種以
上の樹脂の混合物(C)からなり、粒径が0.5〜7m
mの粒状の樹脂固形物を核として、その表面に、分散剤
を使用することなく粉末状の添加剤成分を固着させてな
るものである。前記核となる樹脂固形物と添加剤成分と
の使用比率としては、核となる樹脂固形物100重量部
に対して、添加剤成分を0.01〜150重量部の割合
とすることが好ましい。また、本発明では、熱可塑性樹
脂、それと相溶性を有する樹脂又はそれらの2種以上の
樹脂の混合物からなる固着用樹脂により核となる樹脂固
形物の表面に添加剤成分を固着させて合成樹脂用粒状添
加剤とした。前記核となる樹脂固形物と固着用樹脂との
使用比率としては、核となる樹脂固形物100重量部に
対して、固着用樹脂を0.1〜80重量部(樹脂固形
分)の割合で使用することが好ましい。
【0009】また、本発明に係る合成樹脂用粒状添加剤
の製造方法は、成形用熱可塑性樹脂(A)、それと相溶
性を有する熱可塑性樹脂(B)又はそれら(A)、
(B)の2種以上の樹脂の混合物(C)からなり、粒径
が0.5〜7mmの核となる粒状の樹脂固形物と、粉末
状の添加剤成分と、熱可塑性樹脂、それと相溶性を有す
る樹脂又はそれらの2種以上の樹脂の混合物からなる固
着用樹脂とを混合機内で攪拌混合し、この攪拌混合時に
発生する摩擦熱により前記固着用樹脂を熱溶融し、溶融
した液状固着剤により前記樹脂固形物の表面に前記添加
剤成分を付着させた後、攪拌しながら冷却して固着用樹
脂を固化させることで前記樹脂固形物の表面に前記添加
剤成分を固着させてなるものである。
【0010】更に、本発明に係るもう一つの合成樹脂用
粒状添加剤の製造方法は、成形用熱可塑性樹脂(A)
それと相溶性を有する熱可塑性樹脂(B)又はそれら
(A)、(B)の2種以上の樹脂の混合物(C)からな
り、粒径が0.5〜7mmの核となる粒状の樹脂固形物
と、粉末状の添加剤成分とを混合機内で攪拌混合した
後、攪拌しながら熱可塑性樹脂、それと相溶性を有する
樹脂又はそれらの2種以上の混合物からなる固着用樹脂
を溶剤で溶解した液状接着剤を添加し、液状接着剤によ
り前記樹脂固形物の表面に前記添加剤成分を付着させ、
その後、更に攪拌をつづけて液状接着剤の溶剤を蒸発さ
せて固着用樹脂を固化させることで前記樹脂固形物の表
面に前記添加剤成分を固着させてなるものである。この
製造方法においては、前記固着用樹脂を溶解する溶剤と
して不燃性溶剤、例えば塩化メチレン、又はそのような
不燃性用剤を含む混合溶剤を使用することが好ましい。
【0011】上記のような本発明に係る粒状添加剤は、
分散剤を使用しないことから、分散剤と添加剤成分との
粒状物が出来るようなことがなく、全体に均一な粒状添
加剤が得られる。また、核となる樹脂固形物の表面への
固着を阻害する滑剤の働きをする分散剤を使用しないの
で、核となる樹脂固形物への添加剤成分の固着強度が大
きく、着色剤などの添加剤成分が脱落して成形機などを
汚染するといった問題もない。
【0012】また、本発明の製造方法によれば、核とな
る粒状樹脂固形物と、各種の粉末状添加剤成分、更に固
着用樹脂の三成分を混合機に入れ、適当な速度の回転数
で攪拌、混合すると、核となる粒状樹脂固形物がボール
の役目をすることで、あたかもボールミルで混合してい
る如き状態となり、優れた分散効果を発揮する。このと
き、加熱で溶融した固着用樹脂又は固着用樹脂を溶剤で
溶解した液状接着剤と添加剤成分とが練り合わされ、核
となる粒状樹脂固形物の表面に粉末状添加剤成分が優れ
た分散状態で固着された粒状添加剤が得られる。
【0013】また、上記のような本発明に係る粒状添加
剤の製造方法においては、混合機で混合するだけの極め
て簡単な方法で製造可能であり、従来のマスターバッチ
の製造方法などに較べて、製造時間、人手(労力)、工
場面積、電気動力費、機械設備などの負担を軽減し、粒
状添加剤の製造コストを低減させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の対象となる粉末状の合成
樹脂用添加剤としては、成形用合成樹脂に対する添加剤
であれば特に制限はなく、例えば、着色剤、可塑剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、発泡剤、滑剤、
防黴剤、難燃剤、増量剤、無機充填剤などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0015】また、成形用樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニルコポリマー
(EVA樹脂)、エチレン・アクリル酸エチルコポリマ
ー(EEA樹脂)、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレ
ン(HIPS)、メタクリル樹脂(MMA)、アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(P
C)、ナイロン、エラストマーなどの各種熱可塑性樹脂
が挙げられる。
【0016】核となる粒状の樹脂固形物の樹脂として
は、上記のような成形用熱可塑性樹脂、それと相溶性の
ある熱可塑性樹脂又はそれらの2種以上の樹脂の混合物
が挙げられるが、これらの中でも成形用熱可塑性樹脂を
用いることがより好ましい。前記成形用熱可塑性樹脂と
相溶性のある熱可塑性樹脂としては、例えば、クマロン
樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、低分子量樹脂などが挙げら
れる。この核となる粒状樹脂固形物としては、粒径が
0.5〜7mmの範囲の大きさの粒状のものを使用す
る。本発明で、前記粒状樹脂固形物の粒径とは、粒状樹
脂固形物の最大径を意味するものであり、例えば円盤状
又は円柱状の樹脂ペレットの場合には直径が0.5〜7
mmで長さ(厚さ)が0.5〜7mmの範囲にある大き
さのものであり、また、粉砕品の場合には、開き目の間
隔が7mmの篩を通過するが、開き目の間隔が0.5m
mより小さな篩は通過しない大きさのものである。な
お、粉砕品の場合には、開き目の間隔が0.5mm〜7
mmの範囲内にある上下二段の篩にかけて整粒(分級)
した粒径の幅の小さいものを用いることが好ましい。こ
の核となる粒状樹脂固形物の粒径が0.5mmに満たな
いものでは粒状とは言い難く、砂状のものとなり、成形
用樹脂ペレットと混合した場合に比重分離をおこし不均
一になる欠点が生じる。また、粒径が7mmより大きい
場合には、粒状添加剤の添加粒数が少なくなり、成形用
樹脂ペレットとの混合物における粒状添加剤と樹脂ペレ
ットとの粒数の差が大きくなり、やはり不均一となりや
すいので好ましくない。また、上記のような大きさの粒
状樹脂固形物は、成形用樹脂ペレットとして大量に製造
されており、製造コストも安いうえに、成形用樹脂ペレ
ットをそのまま核となる粒状樹脂固形物として使用する
ことができ、二次加工などの必要もない。
【0017】固着用樹脂としては、被膜は脆くなく、軟
質ゴム様の被膜を形成しうるものが好ましい。固着用樹
脂のうち、熱溶融して使用するものとしては、融点が6
0〜140℃程度のものを使用することが好ましい。こ
の固着用樹脂は、攪拌混合時に熱溶融により核となる粒
状樹脂固形物の表面に被膜を作り、添加剤成分を付着さ
せるものであり、例えば、EVA樹脂、石油樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ブタジエン系樹脂、低分子量のポリエチレ
ン樹脂やポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、アク
リル樹脂などが挙げられる。
【0018】また、固着用樹脂のうち、溶剤で溶解して
液状接着剤として使用する樹脂としては、ポリビニルブ
チラール、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ABS
樹脂、アクリル系樹脂、ブタジエン系樹脂、ポリアミド
樹脂などが挙げられる。これらの固着用樹脂を溶剤で溶
解した液状接着剤は、粒状樹脂固形物と粉末状添加剤成
分との混合物に添加混合されて、前記添加剤成分を樹脂
固形物の表面に付着させるものである。前記固着用樹脂
を溶解する溶剤としては、不燃性溶剤、例えば塩化メチ
レンを使用することが好ましい。この塩化メチレンは、
不燃性であり、核となる粒状樹脂固形物及び粉末状添加
剤成分と固着用樹脂との混合時に発生する静電気による
発火や爆発といった作業上の危険が発生することがな
い。なお、塩化メチレン中の塩素は、攪拌混合時の蒸発
により混合物から除去されることから、粒状添加剤中の
塩素の残留の問題はない。また、塩化メチレンは沸点が
低く、比重が重いことから、トルエンなどを適量混合し
て使用することは好ましい実施の態様である。
【0019】核となる粒状樹脂固形物と粉末状添加剤成
分との使用比率としては、粒状樹脂固形物100重量部
に対して粉末状添加剤成分が0.01〜150重量部で
ある。添加剤成分の使用比率を前記の範囲とする理由
は、例えば添加剤成分が着色剤の場合には非常に淡色の
ものから完全不透明色のものまで、その添加量には大き
な幅があり、またその他の添加剤の中にも、紫外線吸収
剤や帯電防止剤など微量の添加のものと、増量剤や無機
添加剤などのように大量に添加するものとがあるためで
ある。但し、核となる粒状樹脂固形物への添加剤成分の
付着量は当該樹脂固形物の表面積により決定され、また
同時に添加剤成分の嵩比重にも左右される。添加剤成分
の比率が核となる樹脂固形物100重量部に対して15
0重量部を越えると固着不良となるおそれがあり、好ま
しくない。
【0020】また、固着用樹脂の使用量は、添加剤成分
の使用量に左右されるが、ごく微量の添加剤成分を核と
なる粒状樹脂固形物の表面に固着させる場合には、該樹
脂固形物100重量部に対して固着用樹脂が固形分で
0.5重量部程度となるような使用量で目的とする固着
強度を満足することができる。また、大量の添加剤成分
を固着させる場合や嵩比重の小さい添加剤成分の場合に
は、核となる樹脂固形物100重量部に対し固形分で8
0重量部を最大として適量使用する。固着用樹脂を前記
の範囲を越えて使用した場合には、添加剤成分と固着用
樹脂のみで一部粒状部を作り、核となる樹脂固形物から
一部剥離を起こし不良品となるおそれがある。
【0021】なお、本発明の合成樹脂用粒状添加剤にお
いては、本発明の目的を阻害しない限りにおいて、従来
より使用されている分散剤、例えば界面活性剤、金属石
鹸、脂肪酸、ワックス類などを少量添加することもでき
る。
【0022】次に、本発明の合成樹脂用粒状添加剤の製
造方法について説明する。先ず、本発明の製造方法の一
つは、核となる粒状樹脂固形物と、粉末状添加剤成分
と、固着用樹脂とを、混合機内で攪拌混合し、この攪拌
混合時に発生する摩擦熱により前記固着用樹脂を熱溶融
し、溶融した固着用樹脂により粒状樹脂固形物の表面に
被膜を形成して添加剤成分を付着させ、これを攪拌しな
がら冷却して固着用樹脂を固化させることで粒状樹脂固
形物の表面に添加剤成分を固着させる方法である。
【0023】本発明の製造方法に使用する混合機は、攪
拌用羽根を有するものが好ましく、より好ましくは混合
機内の回転軸に取り付けられたプロペラ状の攪拌用羽根
が、2段以上(1つの回転軸に直列に2枚以上)、より
好ましくは多数段取り付けられた多段攪拌羽根を有する
混合機を使用する。この混合機に、核となる粒状樹脂固
形物、粉末状添加剤成分及び固着用樹脂の三成分を同時
に投入し、高速回転、例えば毎分1300回転以上での
攪拌混合を約10〜15分間続けることで、混合物に接
する攪拌用羽根と混合機内壁面との摩擦熱により、混合
物全体が120℃以上に加熱され、固着用樹脂が溶融し
て核となる粒状の樹脂固形物の表面に被膜を形成し添加
剤成分を付着させる。その後、混合機の回転数を毎分1
00回転程度に落とし、混合機の蓋を開けて約5分間程
度攪拌しながら冷却し、固着用樹脂を固化させること
で、粒状樹脂固形物の表面に固着用樹脂により添加剤成
分が固着された粒状添加剤を得る。なお、前記攪拌混合
時に、混合機の壁面を加熱して混合機内部温度の上昇を
促すことで、作業時間の短縮を図ることもできる。
【0024】また、本発明における粒状添加剤の他の製
造方法は、核となる粒状の樹脂固形物と、粉末状の添加
剤成分とを混合機内で攪拌混合した後、固着用樹脂を溶
剤で溶解した液状接着剤を攪拌下に徐々に添加し、この
液状接着剤により前記粒状樹脂固形物の表面に前記添加
剤成分を付着させ、その後、更に攪拌をつづけて液状接
着剤の溶剤を蒸発させて固着用樹脂を固化させることで
前記樹脂固形物の表面に前記添加剤成分を固着させる方
法である。
【0025】例えば、前記と同様の多段攪拌羽根を有す
る混合機に核となる粒状樹脂固形物と粉末状添加剤成分
とを投入し、毎分1300回転以上の高速回転で約5分
間程度、充分に攪拌混合する。次に、混合機の回転数を
毎分約500〜600回転程度の中速回転にして、混合
機の蓋を開けた状態で攪拌混合を続けながら液状接着剤
を徐々に投入する。約3分間程度で液状接着剤の投入が
完了し、粒状樹脂固形物の表面が液状接着剤で被覆され
るとともに粉末状添加剤が樹脂固形物の表面に付着す
る。液状接着剤の投入完了後、蓋を開けたまま混合機の
回転数を更に毎分100回転程度の低速回転とし、溶剤
を蒸発させる。約5分程度で溶剤が蒸発し、核となる樹
脂固形物の表面に固着用樹脂により添加剤成分が固着さ
れた粒状添加剤を得る。
【0026】更に、前記のように固着用樹脂を混合機内
での攪拌混合時に熱溶融させて核となる粒状樹脂固形物
の表面に添加剤成分を固着させる場合に、粒状樹脂固形
物と固着用樹脂の一部又は全部を混合機に投入し、高速
回転により摩擦熱を発生させ、固着用樹脂の軟化点程度
に加熱することで、核となる粒状樹脂固形物の表面を固
着用樹脂と一部密着させたうえで、添加剤成分を投入
し、攪拌混合して固着用樹脂を完全に熱溶融させること
で、粒状樹脂固形物の表面に添加剤成分がより強固に固
着された粒状添加剤を得ることもできる。更に、仕上げ
の最終時点で固着用樹脂を少量加え、付着した添加剤成
分の上から被覆すれば、添加剤成分をより強固に核とな
る樹脂固形物の表面に固着させることができる。また、
固着用樹脂を溶剤で溶解した液状接着剤を使用する場合
にあっても、添加剤成分の投入前に予め少量の液状接着
剤を投入して核となる粒状樹脂固形物の表面を液状接着
剤で濡らしておいてから、前記と同様に添加剤成分を投
入、混合し、その後、液状接着剤を徐々に添加すること
で、核となる樹脂固形物の表面に添加剤成分を確実に付
着させることができる。更に、前記のようにして液状接
着剤により添加剤成分を核となる粒状樹脂固形物の表面
に付着させた後、再び少量の液状接着剤を投入し、添加
剤成分が付着した粒状樹脂固形物の表面を更に液状接着
剤で被覆することで、添加剤成分をより強固に樹脂固形
物の表面に固着させることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げるが、これらの
実施例は何ら本発明を制限するものではない。
【0028】実施例で使用した材料は以下のとおりであ
る。なお、下記の材料に付した番号及び符号は表中の番
号及び符号に対応させてある。
【0029】[添加剤成分] (1)酸化チタン(堺化学(株)製:SR−1) (2)弁柄(森下弁柄工業(株)製:40G) (3)チタンイエロー(石原産業(株)製:TY−7
0) (4)フタロシヤニンブルー(大日本インキ化学工業
(株)製:PS) (5)オイルイエロー染料(日本化薬(株)製:イエロ
ー433) (6)オイルオレンジ染料(日本化薬(株)製:JLS
−PS) (7)紫外線防止剤(シプロ化成(株)製:シーソープ
703) (8)酸化防止剤(チバガイキー(株)製:イルガソッ
クス1070) (9)酸化防止剤(チバガイキー(株)製:チヌピン3
27) (10)カーボンブラック(三菱化学(株)製:MA−
100) (11)帯電防止剤(松本油脂(株)製:TB−12
3) (12)炭酸カルシウム(備北工業(株)製:CA−
1)
【0030】[固着用樹脂] (A)EVA樹脂(東ソー(株)製:ウルトラセン53
7、融点81℃) (B)石油樹脂(油化ハーキュレス(株)製:ピコラス
テック、融点80〜100℃) (C)ポリビニルブチラール(積水化学(株)製:エス
レックBX−2、融点120℃、塩化メチレン70%及
びトルエン30重量%からなる混合溶液に樹脂固形分
(N.V)20重量%となるように溶解した液状接着剤
として使用した。)
【0031】[粒状樹脂固形物(核樹脂)、成形用樹
脂] (♯1)ポリプロピレン樹脂ペレット((株)グランド
ポリマー製:J−105W、直径4.5mm×厚さ2.
5mmの円盤状ペレット、表1中ではPP樹脂ペレット
と表記) (#2)ポリスチレン樹脂ペレット(大日本インキ化学
工業(株)製:CR−3500G、直径1.2mm×長
さ1.6mmの円柱状ペレット、表中ではPS樹脂ペレ
ットと表記) (#3)ABS樹脂ペレット(日本エイアンドエル
(株)製:クララチックGA101、上段が開き目の間
隔が3mm、下段が開き目の間隔が2mmの二段篩にか
けて整粒した粉砕品)
【0032】[実施例1〜10]下記の表1に示した配
合で、添加剤成分、固着用樹脂及び核となる粒状樹脂固
形物(核樹脂)を、攪拌用羽根を有する混合機に同時に
投入し、約10分間攪拌混合した。混合機は、容量20
リットルのステンレス製であり、回転軸に多段の攪拌用
羽根を取り付けてあり、これを1700rpmで高速回
転させて約10分間攪拌混合すると、混合物に接する攪
拌用羽根と混合機内壁面との摩擦熱により内部温度が約
120℃となり、固着用樹脂が溶解し、核となる樹脂固
形物の表面に添加剤成分が付着した。混合機の回転数を
100rpm程度とし、混合機の蓋を開けて約5分間冷
却しながら攪拌を続けたところ、固着用樹脂が固化し、
核となる樹脂固形物の表面に添加剤成分が固着した粒状
添加剤が得られた。
【0033】[実施例11〜16]下記表1に示した配合
で、添加剤成分と核となる粒状樹脂固形物(核樹脂)を
上記と同様の混合機に投入し、500rpmの中速回転
で約5分間攪拌混合した。その後、混合機の回転を一旦
停止し、混合機の蓋を開放した状態で、100rpmの
低速回転で攪拌しながら約3分間で固着用樹脂(液状接
着剤)を投入し、その後、約5分間攪拌を続けたとこ
ろ、溶剤が蒸発し、核となる樹脂固形物の表面に添加剤
成分が固着した粒状添加剤が得られた。
【0034】
【表1】
【0035】上記のようにして得られた実施例1〜16
の粒状添加剤について、その表面を目視で観察し、添加
剤成分の密着性を、良好(○印)、若干不良(△印)、
不良(×印)の3段階で評価し、結果を下記の表2中に
示した。添加剤成分の密着性が不良の場合には、粉体品
が混じることで判定することができる。
【0036】また、実施例1〜16の粒状添加剤を、成
形用のポリプロピレン樹脂ペレット(♯1)、ポリスチ
レン樹脂ペレット(#2)、またはABS樹脂ペレット
(#3)100重量部に下記表2に示す割合で添加し、
射出成形にて試験片を製造し、成形品における添加剤の
分散性を、良好(○印)、若干不良(△印)、不良(×
印)の3段階で評価し、結果を下記の表2中に示した。
分散性が不良の場合は、成形品の色に濃淡が見られるこ
とで判定することができる。
【0037】
【表2】
【0038】表2の結果から明らかなように、実施例の
粒状添加剤は、核となる粒状樹脂固形物の表面に添加剤
成分が良好に密着しており、また、これを成形用樹脂に
添加して成形品を製造した場合にも、添加剤成分の分散
性に優れたものであった。
【0039】また、これらの実施例では、混合機のみで
簡単に製造できたことから、従来のマスターバッチなど
の粒状添加剤の製造方法に較べて、製造時間の短縮、人
手の削減、工場面積の削減、電気動力費の節約、機械設
備の軽減などが可能で、製造コストも安くついた。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る合成樹脂用
粒状添加剤は、分散剤を使用することなく核となる樹脂
固形物の表面に熱可塑性樹脂などの固着用樹脂により添
加剤成分を固着してなることから、分散剤を用いた場合
のように添加剤成分と分散剤とからなる粒状物のような
ものができることがなく、核となる樹脂固形物の表面に
添加剤成分が固着した粒状添加剤のみからなり、粒径が
ほぼ均一な粒状添加剤が得られる。また、分散剤のよう
な離型剤的作用を有する成分を使用しないことから、核
となる樹脂固形物の表面へ添加剤成分が強固に固着して
おり、輸送中やホッパー内で添加剤成分が脱落して粉体
化するといったことがなく、成形用機器などが着色剤な
どの添加剤成分により汚染されるといったこともない。
【0041】また、本発明の粒状添加剤の製造方法によ
れば、核となる樹脂固形物、添加剤成分及び固着用樹脂
を混合機内で攪拌するだけで、攪拌時の摩擦熱により固
着用樹脂が溶融して添加剤成分を樹脂固形物に付着させ
たのち固着用樹脂が冷却固化するか、あるいは固着用樹
脂を溶剤に溶解した液状接着剤が添加剤成分を樹脂固形
物に付着させたのち液状接着剤の溶剤が蒸発して固着用
樹脂が固化することで、核となる樹脂固形物の表面に添
加剤成分が強固に固着され、粒状添加剤を極めて簡単
に、かつ低コストで製造することができる。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用熱可塑性樹脂(A)、それと相溶
    性を有する熱可塑性樹脂(B)又はそれら(A)、
    (B)の2種以上の樹脂の混合物(C)からなり、粒径
    が0.5〜7mmの粒状の樹脂固形物を核として、その
    表面に、分散剤を使用することなく粉末状の添加剤成分
    を固着させてなる合成樹脂用粒状添加剤。
  2. 【請求項2】 核となる樹脂固形物100重量部に対し
    て、添加剤成分を0.01〜150重量部の割合で固着
    させてなる請求項1記載の合成樹脂用粒状添加剤。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂、それと相溶性を有する樹
    脂又はそれらの2種以上の樹脂の混合物からなる固着用
    樹脂により核となる樹脂固形物の表面に添加剤成分を固
    着させてなる請求項1又は2に記載の合成樹脂用粒状添
    加剤。
  4. 【請求項4】 核となる樹脂固形物100重量部に対し
    て、0.1〜80重量部の固着用樹脂を使用してなる請
    求項3記載の合成樹脂用粒状添加剤。
  5. 【請求項5】 成形用熱可塑性樹脂(A)、それと相溶
    性を有する熱可塑性樹脂(B)又はそれら(A)、
    (B)の2種以上の樹脂の混合物(C)からなり、粒径
    が0.5〜7mmの核となる粒状の樹脂固形物と、粉末
    状の添加剤成分と、熱可塑性樹脂、それと相溶性を有す
    る樹脂又はそれらの2種以上の混合物からなる固着用樹
    脂とを混合機内で攪拌混合し、この攪拌混合時に発生す
    る摩擦熱により前記固着用樹脂を熱溶融し、溶融した固
    着用樹脂により前記樹脂固形物の表面に前記添加剤成分
    を付着させた後、攪拌しながら冷却して固着用樹脂を固
    化させることで前記樹脂固形物の表面に前記添加剤成分
    を固着させてなる合成樹脂用粒状添加剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 成形用熱可塑性樹脂(A)、それと相溶
    性を有する熱可塑性樹脂(B)又はそれら(A)、
    (B)の2種以上の樹脂の混合物(C)からなり、粒径
    が0.5〜7mmの核となる粒状の樹脂固形物と、粉末
    状の添加剤成分とを混合機内で攪拌混合した後、攪拌し
    ながら熱可塑性樹脂、それと相溶性を有する樹脂又はそ
    れらの2種以上の樹脂の混合物からなる固着用樹脂を溶
    剤で溶解した液状接着剤を添加し、この液状接着剤によ
    り前記樹脂固形物の表面に前記添加剤成分を付着させ、
    その後、更に攪拌をつづけて液状接着剤の溶剤を蒸発さ
    せて固着用樹脂を固化させることで前記樹脂固形物の表
    面に前記添加剤成分を固着させてなる合成樹脂用粒状添
    加剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 固着用樹脂を溶解する溶剤として不燃性
    溶剤又はそれを含む混合溶剤を使用してなる請求項6記
    載の合成樹脂用粒状添加剤の製造方法。
JP2001214747A 2001-07-16 2001-07-16 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3458847B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214747A JP3458847B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法
CN 02106718 CN1397584A (zh) 2001-07-16 2002-03-01 合成树脂用粒状添加剂及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214747A JP3458847B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003026933A JP2003026933A (ja) 2003-01-29
JP3458847B2 true JP3458847B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=19049510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001214747A Expired - Lifetime JP3458847B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3458847B2 (ja)
CN (1) CN1397584A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080059249A (ko) * 2005-09-26 2008-06-26 디에스엠 아이피 어셋츠 비.브이. 중합체 입자의 코팅 방법
WO2008013266A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Kyodo Printing Co., Ltd. Particules de résine ayant une poudre combinée à celles-ci et leur procédé de formation, objet moulé contenant les particules, matière en forme de feuille contenant les particules et leur procédé de formation et feuille fonctionnelle et procédé servant à la prod
JP2008050592A (ja) * 2006-07-28 2008-03-06 Kyodo Printing Co Ltd 粉体一体化樹脂粒子及びその造粒方法、並びに粒子含有成形体及び粒子含有シート材並びにこれらの成形方法
AT504709B1 (de) * 2006-11-23 2008-09-15 Erema Verfahren und vorrichtung zur einbringung von zusatzstoffen
JP5240752B2 (ja) * 2007-06-29 2013-07-17 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP2013067729A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Pacific Ind Co Ltd 樹脂複合粒体の製造方法及びその製造方法により製造された樹脂複合粒体を用いた樹脂成形品の製造方法
JP6326336B2 (ja) * 2014-09-25 2018-05-16 株式会社日本触媒 複合粒子の製造方法
CN109591213A (zh) * 2018-11-29 2019-04-09 东华大学 搅拌附着装置及超微细粉体与原料粒子混合料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1397584A (zh) 2003-02-19
JP2003026933A (ja) 2003-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3449291A (en) Colored polymer powders
AU643191B2 (en) Coloured powder coating compositions
EP0539385B1 (en) Powder coating compositions
US3591409A (en) Process for coating resin granules by high intensity mechanical blending and product obtained thereby
FI74721C (fi) Markeringsmedel, foerfarande foer deras framstaellning och deras anvaendning vid markering av findispergerade system.
JP3458847B2 (ja) 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法
USRE28361E (en) Polymer pigmentation
US3586247A (en) Dispersion of pigments in normally solid carrier media
EP1029644B1 (en) Method for preparing colorant coated polymeric resin powder for rotational moulding
JP2866049B2 (ja) 樹脂着色剤の製造方法
JPS5958047A (ja) 塩素含有重合体用粒状安定剤及びその製法
US20050075412A1 (en) Granular additive for synthetic resin, and method for manufacturing same
JP2003119427A (ja) 粉体塗料の製造方法
JPS5934738B2 (ja) 粒状顔料
EP0037297B1 (fr) Poudre pour le développement d'images latentes et son procédé de fabrication
US6669984B2 (en) Powder-based coating composition, a cured film thereof, and a method of improving a color strength of the cured film
CN1045112A (zh) 高容量通用塑胶色母的配方及其生产工艺
JPS63304153A (ja) 磁粉探傷用着色磁粉の製造法
JP3248528B2 (ja) 合成樹脂用粒状添加剤及びその製造方法
JPS5911367A (ja) 着色酸化アルミニウム粉末
JPH11158292A (ja) プラスチック用粒状着色剤およびその製造方法
JPH10298448A (ja) 飛散性が少なく、分散し易い着色剤およびその製造方法
JPS60211358A (ja) 磁粉探傷用着色磁粉の製造法
JP2682522B2 (ja) 合成樹脂用粒状着色剤及びその製造方法
JPH07324117A (ja) ポリウレタン微粒子

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3458847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140808

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term