JPH10339454A - ガラス−セラミックプレート及びガラスセラミックプレートの製造方法 - Google Patents
ガラス−セラミックプレート及びガラスセラミックプレートの製造方法Info
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- JPH10339454A JPH10339454A JP10138072A JP13807298A JPH10339454A JP H10339454 A JPH10339454 A JP H10339454A JP 10138072 A JP10138072 A JP 10138072A JP 13807298 A JP13807298 A JP 13807298A JP H10339454 A JPH10339454 A JP H10339454A
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Abstract
この開口が機械的に保護されかつ液体に対してシールさ
れるガラス−セラミックプレートを提供する。 【解決手段】 ガラス−セラミックプレート2は、大気
圧ガスバーナー5,5′を収容する開口6,6′が形成
され、開口6の縁61が磨かれかつ開口6,6′がガラ
ス−セラミックプレートの局部変形の頂端に位置してい
る。ガラス−セラミックプレートの製造は、ガラスプレ
ートが成形支持体10の上に置かれセラミック化サイク
ルを受け、その間にガラスプレートの開口6,6′がガ
ラスプレートの主平面に対して上昇されるようにして行
われる。
Description
ナーを収容するようになっている少なくとも1つの開口
が形成されているガラス−セラミックプレートに関す
る。
台に固定されたガスバーナーを含むガス調理器又は台架
は従来技術から公知である。
れセラミック又はガラス−セラミックで作られたガラス
のプレートがバーナーの各々の周面を被覆している。
加える必要をなくししたがってこのプレートを破壊する
危険をなくするため、前記プレートに形成されこの目的
で設計された各開口は対応のバーナーの直径よりも著し
く広くなっている。
に形成された大きな円形の隙間は円形の金属カラー
(環)で被覆される。このカラーはプレートと金属バー
ナーとの間の直接接触を阻止する機械的な分離が存在す
ることを保証するが、このような直接接触はプレートに
ひび割れを生じその機械的強度を弱めるものである。
め込むことはプレートにひび割れが形成される危険を減
少することができるが、この危険はカラーとプレートと
の間の接触のため同じように残っている。さらに、この
型の取付けは少なからぬ欠点を有しているが、その理由
はシール作用が十分でなくそのため例えば調理鍋から流
れ出すことのある液体がプレートと金属カラーとの間を
流れるからである。
りそのためまたこの装置の少なくとも一部を分解する必
要があることが多いという事実のほかに、プレートの下
側への液体の侵入は、特に1つ又は複数の電気機器が設
けられている時、例えば調理器が放射性要素もしくはハ
ロゲン要素のような加熱要素を含む組合せ型である構造
においては、危険となる。
て、ガスバーナーをガラス−セラミックプレートの対応
の開口の中に、これらの間にこの開口の縁を重ね合わせ
機械的な保護をもたらすはと目穴の形式の金属カラーを
挿入することにより、取付けることがヨーロッパ特許第
715,125号によって知られている。さらにまた、
プレートと金属カラーとの間の接触面に配置された環状
磨きグラファイト片によりシールが得られる。
については満足できるものであるが、取付けが複雑とな
りまた使用者によって分解することはできない。
覆されているので十分には清掃することができない。
いが、その理由は、特にこの覆いが引抜きによって製造
される多数の構成部品からなっておりまた多数の相補的
なシール又はインサートを用いそのため調理器全体のコ
ストが少なからず増大するからである。
って、上記の欠点を解消しまた調理器及び/又は上記の
型の温度保持装置のため、特に大気圧ガスバーナーを収
容するようになっている少なくとも1つの開口が形成さ
れたガラス−セラミックのプレートを提供し、この開口
の機械的保護が完全に保証されしかもこれと同時に装置
の清掃の容易さを犠牲にすることなく開口の周りの液体
に対する完全なシール作用が得られるようにすることで
ある。
の少なくとも一部が磨かれておりまた開口がプレートの
局部的な変形の頂点にあるという事実によって達成され
る。
部変形の頂点にある”という表現は、開口によって規定
される平面がプレートの主平面に比べてより高い位置に
ありプレートに有利に平行となっていることを意味す
る。
の問題を簡単で安価な方法で十分に解決する。
とも一部が磨かれるという事実が機械的脆化の危険をな
くするからである。他方において、プレートが取付けら
れると、開口の周りの斜面が、液体がこの斜面を流れ落
ちるため液体がプレートの下側に浸透するのを阻止する
からである。
開口の縁のところまでも清掃することができる。
用者が特別の工具を必要としないで取付け及び取外しす
ることができる。
的な変形は少なくとも部分的に截頭円錐体の形状を有し
ている。
り上方の開口の高さが少なくとも2mm、そして好ましく
は4mmに等しいようになっている。
丸みがつけられ、それによりその機械的強度をさらに増
進させる。
間の直径とし現存する大気圧ガスバーナーの全ての型式
に適合するようにする。
面とを有する構造においては、局部変形によって得られ
た下向きの斜面は有利には平滑な面からボスを備えた面
の方に向けられる。
ーナーとプレートとの間に挿入された繊維の環状シール
が設けられる。
維の環状シールが例えば接着剤によってプレートと一体
にされるか又は肩部がプレートに突き当たるバーナーに
よりプレートに当接されて保持されることを意味すると
理解されるべきである。
るための付加的要素となることである。シールはまた大
気圧ガスバーナーとガラス−セラミックプレートとの間
に機械的接触面をもたらし、それによりこのバーナーと
プレートとの間の直接接触をなくする。この機械的接触
面は次の理由から有利である。 ○ 一方において、バーナーを開口に取付ける時かき傷
の生じる危険をなくする。 ○ 他方において、機械衝撃を受けた場合に減衰器とし
て作用する。
クプレートは、組合せ型調理器、すなわち熱源からの直
接又は間接的伝達による少なくとも2つの異なる熱源、
例えば少なくとも1つの大気圧ガスバーナーと少なくと
も1つの放射要素又はハロゲン要素のような加熱要素と
を具備する調理器に用いることができる。この実施態様
においては、プレートは放射要素又はハロゲン要素のよ
うな加熱要素を被覆するようになっている少なくとも1
つの領域を有している。
よう特に意図された少なくとも1つの開口が形成された
ガラス−セラミックプレートのみでなくまた成形支持体
上のガラスプレートがセラミック化サイクルを受けるプ
レートを製造する方法にも関するものである。
プレートセラミック化サイクルの間プレートの面の一方
に対して上昇される。工業的規模において、本発明の方
法は本発明により決定された目的を達成するためガラス
−セラミックプレートを得るのに特に有利である。これ
は上記の方法が、それ自体公知のセラミック化サイクル
の間特別の工具を必要としないで直接行われるため、特
に困難な実施を必要としないからである。言い換えれ
ば、本発明の方法は安価でありまたそのためこのプレー
トが適用される調理器全体のコストの増加が無視でき
る。
に配置されたほぼ円筒形の要素により上昇され、前記要
素の直径は開口の直径より大きくなっている。この円筒
状要素は中空又は中実の円板とすることができる。この
円筒状要素はセラミック材料又は耐火鋼から作られるよ
う選択される。
プレートはこれが円筒状要素によって保持されていると
きを除いて、特別の工具を必要としないで、それ自身の
重量ではまり込む。
て自明のものとは遥かに異なっている。これは、当業者
がプレートをこのように落とし込むとプレートの主要部
分とその特性、特にその平面度が維持されなくなること
を恐れていたからである。
も2mmに等しく、そして好ましくは4mmである。さらに
好ましくは、円板の直径と開口の直径との間の差は少な
くとも5mm、好ましくは10mmより大きく有利には約2
0mmである。これはこの差が小さすぎるとプレートの機
械的強度に有害なひび割れを生じる可能性のあるプレー
トの局部変形部分の鋭利な縁の交差が生じ、プレートが
破壊するようになるからである。
に、開口の縁の少なくとも一部が有利には磨かれる。
を参照して記載される本発明のガラス−セラミックプレ
ートの限定されない実例から以下に明らかとなろう。
おらず、様々な要素の間の相対的な比率は考慮されてい
ない。
レート2を有する調理器1の断面図である。
4,4′が固定されている金属の載せ台3を含み、大気
圧ガスバーナー5,5′が各スプリングにより支持され
またこの2つのガスバーナー5,5′は相互に異なる直
径を有している。
はプレート2に形成された開口6,6′にそれぞれ嵌め
込まれる。
ラミックプレート2に形成された対応の開口6,6′に
嵌め込む方法と開口の特徴とは図1のbを参照して以下
に説明される。
当業者にとって公知の任意の手段を介し、特に金属の載
せ台3に形成された1又は複数の孔を介して供給され
る。
aはガスバーナー5が本発明のガラス−セラミックプレ
ート2にその開口6の部分で配置される方法を示す。
ト2の平滑な表面21の上方に4mmに等しい高さhで上
昇された丸みがつけられ磨かれた縁61を有しまた局部
変形の頂端において“クレータ(火口)”形状であり、
すなわち縁61の丸みのつけられた部分とは別の底部6
2が凹面の曲率を有する截頭円錐体の形状となってい
る。
部62と当接する肩部51を有している。この肩部と底
部62との間に環形状の繊維のシール63が挿入されて
いる。良識的には、繊維のシールは熱絶縁性材料で作る
よう選択される。
プレート2が下側の面、すなわち金属の載せ台3の内部
に対面しボス22を含む面を有していることが注目され
るべきである。これらのボス22は一方においてプレー
ト2の下面の機械的強度を著しく増大させることがで
き、また他方においてプレート2を上方から眺める人を
例えばプレートの下側に置かれた放射要素のような、ガ
スバーナーとは別の加熱要素によって発せられた光によ
り目をくらませるのをなくすることができる。
−セラミックプレート2の開口6は確実に機械的な衝撃
から保護されまた開口を通って浸透する可能性のある液
体に対しシールされる。さらにまた、これが設計されて
いるとおりに、調理器1はNF EN 60335−2
−6基準のような家庭用電気調理器に関する安全基準に
十分合致している。
レートを製造する工程の一段階を示す。同図2は完全に
平坦なガラスプレート2とほぼ同じ寸法を有する成形支
持体10との分解図である。
又はハロゲン要素のような加熱要素を被覆するようにな
っている加熱領域と称される2つの円形の部分7,7′
を含んでいる。このガラスプレート2に、粗雑に切抜か
れた、すなわちこの切抜き作用の後で特別の処理がなさ
れない同一直径の4つの整列した開口8が設けられる。
これらの開口8は、プレートが調理器1に嵌め込まれる
と対応の加熱要素を制御できるようにする制御ノブの主
軸をそれぞれが収容するようになっでいる。また大きな
直径d,d′の2つの他の開口6,6′が設けられ、こ
の開口の縁は例えば研磨工具を用いて磨かれ適当な機械
的強度をもたらすようにする。これらの開口6,6′は
それぞれ大気圧ガスバーナーを収容するようになってい
る。
直径がD,D′の2つの円筒形円板9,9′が載置さ
れ、一方におけるDとdの間の差と他方におけるD′と
d′の間の差が約20mmとなるようにしている。これら
の円板9,9′にとって特別な表面処理が施されそれに
より円板9,9′がセラミック化サイクルの間はプレー
ト2に接着しないようにするのが好ましい。これらの円
板を形成する材料の選択は当業者にとっては周知であり
例えばセラミック材料又は耐火鋼からなるものとするこ
とができる。
−セラミックプレートを製造する方法は次のとおりであ
る。
に、直径がD,D′の2つの開口6,6′がそれぞれ直
径がd,d′の円板9,9′の上にそれぞれ正確に位置
するように置かれ、これら開口と円板が同心となるよう
にほぼ完全に中心が合わされるようにする。
ラスプレート2はセラミック化サイクルを公知の方法で
受けガラスプレートをガラス−セラミックプレートに変
換する。このセラミック化サイクルの間、ガラスプレー
トは柔らかくなりこのプレートが円筒状円板によって保
持される位置で、すなわち直径d,d′の開口6,6′
のところでそれ自身の重さにより落ち込み、これら開口
は材料が伸びて細くなるため簡単に変形する。この圧密
とは別に、プレートの厚さはこれら開口の各々の周りで
一定に保たれる。
セラミックプレート2はこのようにして得られ、開口
6,6′の各々は“クレータ”の形状の局部変形の頂点
に位置する。
形成された新規なガラス−セラミックプレートをもたら
し、この又はこれらの開口は機械的に有効に保護されま
た開口を通って浸透する可能性のある液体に対しシール
される。この結果はこれが調理器の清掃の容易さを犠牲
にしないで行われるため極めて満足できるものである。
たが、このような用途に限定されるものではない。例え
ば、本発明は加熱要素の制御ノブの主軸を収容するよう
にしたガラス−セラミックプレートの開口が本発明の局
部変形を有するようにして用いることができる。
調理器の部分断面図で、aはその全体図、bはその細部
の拡大断面図である。
1つの段階を示す斜面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 大気圧ガスバーナー(5,5′)を収容
するようにした少なくとも1つの開口(6,6′)が形
成されたガラス−セラミックプレート(2)であって、
前記開口(6)の縁(61)の少なくとも一部が磨かれ
また前記開口が前記プレートの局部変形の頂点にあるこ
とを特徴とするガラス−セラミックプレート(2)。 - 【請求項2】 前記局部変形が少なくとも一部が截頭円
錐体の形状を有していることを特徴とする請求項1に記
載のガラス−セラミックプレート。 - 【請求項3】 局部変形が、前記プレートの主平面より
上方の開口(6)の高さhが少なくとも2mm好ましくは
4mmであるような変形であることを特徴とする請求項1
又は2に記載のガラス−セラミックプレート。 - 【請求項4】 前記開口は丸みがつけられていることを
特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載のガラス
−セラミックプレート。 - 【請求項5】 開口の直径が4cmと10cmの間であるこ
とを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載のガ
ラス−セラミックプレート。 - 【請求項6】 局部変形によって得られた下向きの斜面
が平滑な面(21)からボス(22)を有する面の方に
向けられていることを特徴とする請求項1から5のうち
の1項に記載のガラス−セラミックプレート。 - 【請求項7】 大気圧ガスバーナーと前記プレートとの
間に挿入された繊維の環状シール(63)が設けられて
いることを特徴とする請求項1から6のうちの1項に記
載のガラス−セラミックプレート。 - 【請求項8】 放射要素又はハロゲン要素のような電気
加熱要素を被覆するようにした少なくとも1つの領域
(7,7′)を含んでいることを特徴とする請求項1か
ら7のうちの1項に記載のガラス−セラミックプレー
ト。 - 【請求項9】 大気圧ガスバーナー(5,5′)を収容
するようにした少なくとも1つの開口(6,6′)が形
成されたガラス−セラミックプレートを製造する方法で
あって、成形支持体(10)上のガラスプレートがセラ
ミック化サイクルを受けるガラス−セラミックプレート
の製造方法において、前記開口(6)がガラスプレート
のセラミック化サイクルの間前記プレートの主平面に対
し上昇されることを特徴とするガラス−セラミックプレ
ートの製造方法。 - 【請求項10】 開口が成形支持体上の円板のようなほ
ぼ円筒形の要素(9,9′)によって上昇され、前記円
板の直径が開口の直径より大きくなっていることを特徴
とする請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 円板の高さが少なくとも2mm、好まし
くは4mmに等しいことを特徴とする請求項10に記載の
方法。 - 【請求項12】 円板の直径と開口の直径との間の差が
少なくとも5mm、好ましくは10mmより大きく有利には
約20mmであることを特徴とする請求項10又は11に
記載の方法。 - 【請求項13】 セラミック化サイクルを行う前に開口
の縁の少なくとも一部が磨かれることを特徴とする請求
項9から12のうちの1項に記載の方法。 - 【請求項14】 調理器と、少なくとも1つの大気圧ガ
スバーナーと適当な場合には放射要素又はハロゲン要素
のような1つもしくは複数の電気加熱要素とを有する温
度保持装置とのうちの少なくとも一方を取付けるための
請求項1から8のうちの1項に記載のガラス−セラミッ
クプレートの使用方法。 - 【請求項15】 少なくとも1つの大気圧ガスバーナー
(5,5′)と少なくとも1つの繊維の環状シール(6
3)と請求項1から8のうちの1項に記載のガラス−セ
ラミックプレートと適当な場合は1つ又は複数の放射要
素又はハロゲン要素のような加熱要素とを有する調理器
もしくは温度保持装置又は調理器と温度保持装置。
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