JPH10339417A - 製鉄所発生廃棄物等の処理システム - Google Patents

製鉄所発生廃棄物等の処理システム

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JPH10339417A
JPH10339417A JP9168088A JP16808897A JPH10339417A JP H10339417 A JPH10339417 A JP H10339417A JP 9168088 A JP9168088 A JP 9168088A JP 16808897 A JP16808897 A JP 16808897A JP H10339417 A JPH10339417 A JP H10339417A
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rotary kiln
metal
combustion chamber
waste
molten metal
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Koretaka Ishikawa
是孝 石河
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温還元溶融ロータリーキルンから従来捨て
られていた高温排ガスを有効利用し、システムのトータ
ルコストを低減する。 【構成】 ロータリーキルンと、2次燃焼室と、2次燃
焼室からの高温気体を用い飽和蒸気を生成する廃熱ボイ
ラと、飽和蒸気を用いて過熱蒸気を生成するスーパーヒ
ーターと、過熱蒸気を用いて発電する発電タービンと、
スーパーヒーターからの排ガスを用いて空気を予熱する
空気予熱機と、廃熱ボイラからの高温排ガスを冷却する
冷却塔と、冷却塔からの排ガスからダストを除去するバ
グフィルタと、を備え、空気予熱機からの予熱空気をロ
ータリーキルン及び2次燃焼室に導入して、それぞれの
加熱に使用し、発電タービンによって発電された電力を
製鉄所の他の設備に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製鉄所発生廃棄物等の処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄鉱石粉、製銑または製鋼ダス
ト、電炉ダスト、圧延スラッジ、酸洗スラッジ等のFe
含有廃棄物、例えば、ステンレス鋼スクラップ等のNi
含有廃棄物及び例えば、亜鉛めっき鋼板スクラップ等の
Zn含有廃棄物を含む回収可能金属含有廃棄物をリサイ
クルする技術として、出願人らは特開平8−33050
5号の特許出願において、高温還元溶融ロータリーキル
ンの上流から下流へ回収可能金属含有廃棄物を移動させ
る間に、回収可能金属含有廃棄物中の金属酸化物を還元
し金属あるいは合金を得、さらに、当該金属あるいは合
金を溶解し、当該高温還元溶融ロータリーキルンの下流
において、溶融金属あるいは合金を回収する製鉄所発生
廃棄物等の再資源化方法及びその装置を提案している。
【0003】当該特許出願に係る高温還元溶融ロータリ
ーキルンは、次のような、構成要件を備えている。 1)長さLと内径Dとの比がL/D≦5である。 2)その中心軸は水平に対し1〜2度傾斜している。 3)投入口から回収可能金属含有廃棄物及び還元剤を投
入するとともに当該投入口側からバーナーで加熱され
る。いわゆる並流タイプである。 4)バーナーによって、高温還元溶融ロータリーキルン
の内部は鉄の融点以上に加熱されている。 5)高温還元溶融ロータリーキルンの排出端は、2次燃
焼室に連結されている。 6)さらに、投入口からスラグ生成物質を投入してもよ
い。そして、当該特許出願に係る高温還元溶融ロータリ
ーキルンによって、従来、埋め立てていた回収可能金属
含有廃棄物を容易に処理することができ、かつ、高品位
の金属あるいは合金を経済的に回収することができるよ
うになった。さらに、高温還元溶融ロータリーキルンは
比較的小型でトラブルが生じにくく、ほとんど修理する
ことなく長時間運転することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
高温還元溶融ロータリーキルンは、約1200℃以上に
加熱されるが、排出される排ガスは高温のままであり、
エネルギーロスが大きいという問題がある。また、回収
可能金属含有廃棄物の処理・回収のトータルのコストを
さらに引き下げる必要がある。
【0005】よって、本発明の目的は、エネルギーを有
効利用して、トータルのコストを低減することができる
製鉄所発生廃棄物等の処理システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の第1の本発明に係る製鉄所発生廃棄物等の処理シ
ステム、即ち、(1)中空円筒形状であり、その中心軸
が水平に対し上流から下流に向かって低くなるように傾
斜して回転され、その上流開口端の投入部から回収可能
金属含有廃棄物と還元剤とスラグ生成物質とを投入する
とともに燃焼ガスを導入し、金属の融点以上に加熱し、
回収可能金属含有廃棄物と還元剤とを下流開口端の排出
部へ向かって移動させながら、乾燥、金属の還元及び溶
融、亜鉛等の優先的蒸発と酸化及び酸化亜鉛等粉末の生
成、溶融金属と溶融スラグの排出を順次行なうもの高温
還元溶融ロータリーキルンと、(2)直立円筒状であ
り、その下端には溶融金属及び溶融スラグ取出し口が設
けてあり、その側面には上記ロータリーキルンの排出部
との接合口が設けてあり、その内部に燃料油バーナーを
設け、主として、当該高温還元溶融ロータリーキルンか
ら排出される排ガスを燃焼する2次燃焼室と、(3)当
該2次燃焼室から排出される高温気体、水及び空気を取
り入れて飽和蒸気を生成する廃熱ボイラと、(4)当該
廃熱ボイラからの飽和蒸気、燃料油及び空気を取り入れ
て過熱蒸気を生成するスーパーヒーターと、(5)当該
スーパーヒーターからの過熱蒸気を用いて発電を行う発
電タービンと、(6)当該スーパーヒーターからの排ガ
スを用いて空気を予熱する空気予熱機と、(7)当該廃
熱ボイラから排出される高温排ガスを冷却する冷却塔
と、(8)当該冷却塔からの冷却された排ガスからダス
トを除去するバグフィルタと、を備え、上記空気予熱機
からの予熱空気を、当該ロータリーキルンの投入部及び
当該2次燃焼室に導入して、それぞれの加熱に使用し、
上記発電タービンによって発電された電力を当該製鉄所
の他の設備に供給することを特徴とする製鉄所発生廃棄
物等の処理システムによって、達成される。
【0007】また、上記目的は、請求項2に記載の第2
の本発明に係る製鉄所発生廃棄物等の処理システム、す
なわち、(1)中空円筒形状であり、その中心軸が水平
に対し上流から下流に向かって低くなるように傾斜して
回転され、その上流開口端の投入部から回収可能金属含
有廃棄物と還元剤とスラグ生成物質とを投入するととも
に燃焼ガスを導入し、金属の融点以上に加熱し、回収可
能金属含有廃棄物と還元剤とを下流開口端の排出部へ向
かって移動させながら、乾燥、金属の還元及び溶融、亜
鉛の優先的蒸発と酸化及び酸化亜鉛粉末の生成、溶融金
属と溶融スラグの排出を順次行なうもの高温還元溶融ロ
ータリーキルンと、(2)直立円筒状であり、その下端
には溶融金属及び溶融スラグ取出し口が設けてあり、そ
の側面には上記ロータリーキルンの排出部との接合口が
設けてあり、その内部に燃料油バーナーを設け、主とし
て、当該高温還元溶融ロータリーキルンから排出される
排ガスを燃焼する2次燃焼室と、(3)当該2次燃焼室
の溶融金属及び溶融スラグ取出し口に近接して配置され
ている電気炉と、(4)当該2次燃焼室から排出される
高温気体、水及び空気を取り入れて飽和蒸気を生成する
廃熱ボイラと、(5)当該廃熱ボイラからの飽和蒸気、
燃料油及び空気を取り入れて過熱蒸気を生成するスーパ
ーヒーターと、(6)当該スーパーヒーターからの過熱
蒸気を用いて発電を行う発電タービンと、(7)当該ス
ーパーヒーターからの排ガスを用いて空気を予熱する空
気予熱機と、(8)当該廃熱ボイラから排出される高温
排ガスを冷却する冷却塔と、(9)当該冷却塔からの冷
却された排ガスからダストを除去するバグフィルタと、
を備え、上記ロータリーキルンの排出部から落下し、上
記2次燃焼室の溶融金属及び溶融スラグ取出し口から排
出される溶融金属及び溶融スラグを上記電気炉にホット
チャージし、当該電気炉から排出される電炉ガスを当該
2次燃焼室に導入して当該電炉ガス中の廃棄物質を燃焼
処理するとともに当該電炉ガス中の熱エネルギーを利用
して当該2次燃焼室に後続する上記廃熱ボイラで飽和蒸
気を生成し、上記空気予熱機からの予熱空気を、当該ロ
ータリーキルンの投入部及び当該2次燃焼室に導入し
て、それぞれの加熱に使用し、上記発電タービンによっ
て発電された電力を当該電気炉及び当該製鉄所の他の設
備に供給することを特徴とする製鉄所発生廃棄物等の処
理システムによって、達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る製鉄所発生廃
棄物等の処理システムの実施形態について、添付図面を
参照して、詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の実施形態の製鉄所発生廃
棄物等の処理システムの概略図である。鉄鉱石粉、製銑
または製鋼ダスト、電炉ダスト、圧延スラッジ、酸洗ス
ラッジ、ステンレス鋼スクラップ、亜鉛めっき鋼板スク
ラップ等の回収可能金属含有廃棄物と微粉炭、コークス
粉等の還元剤とを公知の乾式または湿式混合法で混合す
る。乾式処理によって得られたものは、直接にロータリ
ーキルンに投入するか、あるいは、別途湿式法で得た脱
水ケーキ等とさらに混合した後にロータリーキルンに投
入される。一方、湿式処理によって得られたものは、脱
水し脱水ケーキとして、これを直接にロータリーキルン
に投入するか、あるいは、微粉炭等とさらに混合した後
にロータリーキルンに投入される。紙屑、木屑、プラス
チック廃棄物、パルプ屑、パルプ残滓、廃油等は、副次
燃料兼副次還元剤として利用することができ、微粉炭、
コークス粉等の還元剤と同様に、回収可能金属含有廃棄
物と混合して混合した後にロータリーキルンに投入され
たり、混合が困難な場合には直接にロータリーキルンに
投入される。鉄や鉄合金の回収率を高めるために、焼却
灰等のスラグ生成物質をロータリーキルンに投入するの
が好ましい。
【0010】ロタリーキルンの投入部は、加熱用バーナ
ーによって500〜700℃に加熱されている。ロタリ
ーキルンを加熱するために、空気予熱機の廃熱が有効利
用されている。ロタリーキルンに空気予熱機から供給さ
れる廃熱は185℃で32000Nm3/hである。
【0011】上記の簡単に前処理された脱水ケーキ状の
回収可能金属含有廃棄物と還元剤または副次還元剤との
混合物は、ロタリーキルンの投入部において、昇温さ
れ、乾燥され、下流へ向かって移動する(乾燥工程)。
なお、当該混合物は予め造粒化されていても良い。
【0012】乾燥工程の次の還元工程においては、回収
可能金属含有廃棄物中の鉄、ニッケル、クロム、亜鉛、
鉛等の酸化物が、還元剤または副次還元剤によって、還
元される。還元工程の混合物はロータリーキルンの底部
に溜りベッドをなしており、還元工程のベッドの温度は
約1000℃〜1200℃に達している。ベッド中で、
気−固反応の態様で、還元反応が開始し、ほぼ完了す
る。すなわち、還元剤または副次還元剤の炭素は、一部
が直接に固体の金属酸化物と反応し、あるいは、大部分
は、炭素から生成される一酸化炭素ガスが固体の金属酸
化物と反応する。還元生成物は、固体還元鉄、固体フェ
ロニッケル合金、溶融亜鉛、溶融鉛、溶融カドミウムな
どである。
【0013】溶融亜鉛、溶融鉛、溶融カドミウムは沸点
が低いので、優先的に蒸発する。気体状の亜鉛等は、還
元性のベッドの上方の酸化性雰囲気の空間へ移動し、こ
の酸化性雰囲気中で亜鉛等は酸化され酸化亜鉛等の微粉
末が生成される。この酸化亜鉛等の微粉末は排ガスとと
もにロータリーキルンから出て、2次燃焼室、廃熱ボイ
ラ、急冷塔を通って、バグフィルタによって補収され
る。
【0014】一方、還元鉄、フェロニッケルはベッド中
に残る。また、還元反応後に残存する一酸化炭素ガス
は、ベッド上方で燃焼しベッドやロータリーキルン内壁
の加熱に寄与する。この一酸化炭素の燃焼炎はベッドを
還元性雰囲気に維持するのにも寄与している。
【0015】還元工程の次の溶融工程においては、混合
物が1200℃以上に加熱されており、還元鉄は炭素を
取り込みながら溶融し、ほぼ炭素飽和組成の溶融炭化
鉄、すなわち、銑鉄に近い組成が得られる。この溶融炭
化鉄にはニッケル、クロム等も溶け込まれている。ま
た、混合物中に焼却灰等のスラグ生成物質が含まれてい
る場合には、溶融スラグも得られ、比重の差から、溶融
スラグは溶融金属の上部に浮いて別々の層をなしてい
る。溶融スラグ中には多量のクロム、若干量の鉄、若干
量のニッケルが取り込まれている。
【0016】溶融金属及び溶融スラグは、1250〜1
300℃に保持されたロータリーキルンの排出部へ向か
ってに送られる。溶融スラグは溶融金属の表面を覆い、
溶融金属が酸化されるのを防止するものである。溶融金
属及び溶融スラグは、ロータリーキルンの排出部から落
下し、2次燃焼室の下端の溶融金属及び溶融スラグ取り
出し口の直下に配置した受け鍋の中に収容される。受け
鍋の中においても、比重差により溶融スラグは溶融金属
の上に浮かび、溶融金属の表面を覆い、溶融金属が酸化
されるのを防止する。
【0017】受け鍋中の溶融金属及び溶融スラグは、約
1275℃であり、近接されている電気炉に高温のまま
で充填される。溶融炭化鉄は電気炉の主原料である鉄ス
クラップとともに溶解されるものであるが、鉄スクラッ
プは20℃から約800℃に予加熱された後に、電気炉
で溶解され始めるのであるが、本実施態様では既に約1
275℃である溶融炭化鉄を用いるのであるから、電気
炉の操業からみると、原料の予加熱を一部省略でき、操
業コストを低減するすることができる。
【0018】ロータリーキルンから排出される溶融金属
及び溶融スラグの処理能力は、電気炉1基当たり、溶融
金属が年間40000トンであり、溶融スラグが年間1
2000トンである。
【0019】2次燃焼室は直立円筒状であり、その下端
には溶融金属及び溶融スラグ取り出し口が設けてあり、
ロータリーキルンの下流開口端の排出部と接合するため
の接合口が設けてある。2次燃焼室2の内部には燃料油
バーナーが設けてあり、2次燃焼室の内部を加熱してい
る。2次燃焼室を加熱するために、空気予熱機の廃熱が
有効利用されている。2次燃焼室に空気予熱機に供給さ
れる廃熱は、185℃で29000Nm3/hである。
さらに、2次燃焼室の側面には、廃油ランスが設けてあ
り、その上方には空気導入口205及び廃液ランス20
6が設けてある。2次燃焼室中の雰囲気温度は、ほぼ1
351℃に保たれている。
【0020】2次燃焼室から排出される排ガスは963
℃であり75000Nm3/hに保たれている。当該排
ガス中にはハロゲン元素が混入されている可能性が高い
ので、管壁温度を約450℃以下に保つように規制され
る。約450℃以上とすると、金属管ダクトの腐食が著
しくなり、正常運転ができなくなる。
【0021】廃熱ボイラには、2次燃焼室からの排ガ
ス、水及び空気が導入されて、276℃で60kg/c
m2Gの飽和蒸気が37700トン/h生成され、従来
は捨てられていた2次燃焼室からの排ガス中の熱エネル
ギーは有効に利用されるようになった。当該飽和蒸気は
スーパーヒーターに導入され、廃熱ボイラからの残りの
排ガスは190℃で75500Nm3/hであるが、急
冷塔へ送出される。
【0022】急冷塔において、冷却噴霧水によって廃熱
ボイラ排ガスは洗浄され冷却され室温程度となる。その
後に、空気予熱器からの190℃の空気は、当該冷却さ
れた廃熱ボイラ排ガスに混合され、190℃で1000
00Nm3/hとなり、バグフィルタへ送り込まれる。
【0023】上記のように処理された廃熱ボイラ排ガス
からは、バグフィルタによって、固体のダスト1800
0トン/年の量を回収したが、その70%は酸化亜鉛粉
末であった。濾過後の気体102000Nm3/hは煙
突から放出される。
【0024】一方、A重油、燃焼空気とともに前記の飽
和蒸気は、スーパーヒーターに導入され、425℃で5
8kg/cm2Gの過熱蒸気が36000kg/h生成
された。この過熱蒸気の一部は、空気予熱器の前段の蒸
気式空気予熱器に供給されるが、大部分は発電タービン
へ供給され8000kW相当の電力を発電することがで
きた。
【0025】図2は、本発明の実施形態における回収可
能金属含有廃棄物からの鉄回収の概略図である。鉄を含
有する回収可能金属含有廃棄物をロータリーキルンに投
入すると、還元、溶融されて、溶融金属及び溶融スラグ
が排出されるとともに、粉末が排ガス中に飛散する。鉄
は、溶融金属中に94%、スラグ中に3%、そして、飛
灰中に3%含まれる。すなわち、回収可能金属含有廃棄
物中のほぼ全量が回収されるが、溶融炭化鉄として、そ
の94%を回収することができる。
【0026】図3は、本発明の実施形態における回収可
能金属含有廃棄物からの亜鉛、鉛、カドミウム回収の概
略図である。亜鉛、鉛、カドミウムを含有する回収可能
金属含有廃棄物をロータリーキルンに投入すると、還
元、溶融されて、溶融金属及び溶融スラグが排出される
とともに、溶融状態の亜鉛、鉛、カドミウムは、優先的
に蒸発し、酸化性ガス雰囲気中で酸化され粉末が生成
し、排ガス中に飛散する。亜鉛、鉛、カドミウムは、溶
融金属中に1%、スラグ中に1%、そして、飛灰中に9
8%含まれる。すなわち、回収可能金属含有廃棄物中の
ほぼ全量が回収されるが、酸化粉末として、その98%
を回収することができる。一方、溶融金属中には亜鉛等
が微量溶解している品位の高い炭化鉄やフェロニッケル
が得られる。一方、得られた酸化亜鉛等の粉末は純度が
高く非鉄製錬所に高価で売ることができる。
【0027】図4は、本発明の実施形態における回収可
能金属含有廃棄物からのニッケル回収の概略図である。
ニッケルを含有する回収可能金属含有廃棄物をロータリ
ーキルンに投入すると、還元、溶融されて、溶融金属及
び溶融スラグが排出されるとともに、粉末が排ガス中に
飛散する。ニッケルは、溶融金属中に95%、スラグ中
に4%、そして、飛灰中に1%含まれる。すなわち、回
収可能金属含有廃棄物中のほぼ全量が回収されるが、溶
融フェロニッケルとして、その95%を回収することが
できる。
【0028】図5は、本発明の実施形態における回収可
能金属含有廃棄物からのクロム回収の概略図である。ク
ロムを含有する回収可能金属含有廃棄物をロータリーキ
ルンに投入すると、還元、溶融されて、溶融金属及び溶
融スラグが排出されるとともに、粉末が排ガス中に飛散
する。クロムは、溶融金属中に47%、スラグ中に50
%、そして、飛灰中に3%含まれる。すなわち、回収可
能金属含有廃棄物中のほぼ全量が回収されるが、溶融ス
ラグとして、その大部分を除去することができる。
【0029】
【発明の効果】第1及び第2の本発明に係る製鉄所発生
廃棄物等の処理システムによれば、従来は捨てられてい
た2次燃焼炉からの排ガスを使用して蒸気を発生し、蒸
気タービンによって発電しているので、エネルギーを有
効活用することができる。さらに、発電した電力を電気
炉や製鉄所の他の設備に利用することにより製鉄所のコ
スト低減に寄与することができる。また、電力会社に売
電することにより収入を得ることができる。
【0030】第2の本発明に係る製鉄所発生廃棄物等の
処理システムによれば、電気炉に溶融炭化鉄をホットチ
ャージすることができるので、投入原料の予熱が不要と
なり操業コストが低減される。当該システムで得られる
電力を使用して電気炉を運転すれば、さらに、操業コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の製鉄所発生廃棄物等の処理
システムの概略図である。
【図2】本発明の実施形態における回収可能金属含有廃
棄物からの鉄回収の概略図である。
【図3】本発明の実施形態における回収可能金属含有廃
棄物からの亜鉛、鉛、カドミウム回収の概略図である。
【図4】本発明の実施形態における回収可能金属含有廃
棄物からのニッケル回収の概略図である。
【図5】本発明の実施形態における回収可能金属含有廃
棄物からのクロム鉄回収の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/44 ZAB F23G 5/44 ZABZ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)中空円筒形状であり、その中心軸
    が水平に対し上流から下流に向かって低くなるように傾
    斜して回転され、その上流開口端の投入部から回収可能
    金属含有廃棄物と還元剤とスラグ生成物質とを投入する
    とともに燃焼ガスを導入し、金属の融点以上に加熱し、
    回収可能金属含有廃棄物と還元剤とを下流開口端の排出
    部へ向かって移動させながら、乾燥、金属の還元及び溶
    融、亜鉛等の優先的蒸発と酸化及び酸化亜鉛等粉末の生
    成、溶融金属と溶融スラグの排出を順次行なうもの高温
    還元溶融ロータリーキルンと、 (2)直立円筒状であり、その下端には溶融金属及び溶
    融スラグ取出し口が設けてあり、その側面には上記ロー
    タリーキルンの排出部との接合口が設けてあり、その内
    部に燃料油バーナーを設け、主として、当該高温還元溶
    融ロータリーキルンから排出される排ガスを燃焼する2
    次燃焼室と、 (3)当該2次燃焼室から排出される高温気体、水及び
    空気を取り入れて飽和蒸気を生成する廃熱ボイラと、 (4)当該廃熱ボイラからの飽和蒸気、燃料油及び空気
    を取り入れて過熱蒸気を生成するスーパーヒーターと、 (5)当該スーパーヒーターからの過熱蒸気を用いて発
    電を行う発電タービンと、 (6)当該スーパーヒーターからの排ガスを用いて空気
    を予熱する空気予熱機と、 (7)当該廃熱ボイラから排出される高温排ガスを冷却
    する冷却塔と、 (8)当該冷却塔からの冷却された排ガスからダストを
    除去するバグフィルタと、を備え、上記空気予熱機から
    の予熱空気を、当該ロータリーキルンの投入部及び当該
    2次燃焼室に導入して、それぞれの加熱に使用し、上記
    発電タービンによって発電された電力を当該製鉄所の他
    の設備に供給することを特徴とする製鉄所発生廃棄物等
    の処理システム。
  2. 【請求項2】 (1)中空円筒形状であり、その中心軸
    が水平に対し上流から下流に向かって低くなるように傾
    斜して回転され、その上流開口端の投入部から回収可能
    金属含有廃棄物と還元剤とスラグ生成物質とを投入する
    とともに燃焼ガスを導入し、金属の融点以上に加熱し、
    回収可能金属含有廃棄物と還元剤とを下流開口端の排出
    部へ向かって移動させながら、乾燥、金属の還元及び溶
    融、亜鉛の優先的蒸発と酸化及び酸化亜鉛粉末の生成、
    溶融金属と溶融スラグの排出を順次行なうもの高温還元
    溶融ロータリーキルンと、 (2)直立円筒状であり、その下端には溶融金属及び溶
    融スラグ取出し口が設けてあり、その側面には上記ロー
    タリーキルンの排出部との接合口が設けてあり、その内
    部に燃料油バーナーを設け、主として、当該高温還元溶
    融ロータリーキルンから排出される排ガスを燃焼する2
    次燃焼室と、 (3)当該2次燃焼室の溶融金属及び溶融スラグ取出し
    口に近接して配置されている電気炉と、 (4)当該2次燃焼室から排出される高温気体、水及び
    空気を取り入れて飽和蒸気を生成する廃熱ボイラと、 (5)当該廃熱ボイラからの飽和蒸気、燃料油及び空気
    を取り入れて過熱蒸気を生成するスーパーヒーターと、 (6)当該スーパーヒーターからの過熱蒸気を用いて発
    電を行う発電タービンと、 (7)当該スーパーヒーターからの排ガスを用いて空気
    を予熱する空気予熱機と、 (8)当該廃熱ボイラから排出される高温排ガスを冷却
    する冷却塔と、 (9)当該冷却塔からの冷却された排ガスからダストを
    除去するバグフィルタと、を備え、上記ロータリーキル
    ンの排出部から落下し、上記2次燃焼室の溶融金属及び
    溶融スラグ取出し口から排出される溶融金属及び溶融ス
    ラグを上記電気炉にホットチャージし、当該電気炉から
    排出される電炉ガスを当該2次燃焼室に導入して当該電
    炉ガス中の廃棄物質を燃焼処理するとともに当該電炉ガ
    ス中の熱エネルギーを利用して当該2次燃焼室に後続す
    る上記廃熱ボイラで飽和蒸気を生成し、上記空気予熱機
    からの予熱空気を、当該ロータリーキルンの投入部及び
    当該2次燃焼室に導入して、それぞれの加熱に使用し、
    上記発電タービンによって発電された電力を当該電気炉
    及び当該製鉄所の他の設備に供給することを特徴とする
    製鉄所発生廃棄物等の処理システム。
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