JPH10338625A - スクラブ化粧料 - Google Patents

スクラブ化粧料

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JPH10338625A
JPH10338625A JP9163391A JP16339197A JPH10338625A JP H10338625 A JPH10338625 A JP H10338625A JP 9163391 A JP9163391 A JP 9163391A JP 16339197 A JP16339197 A JP 16339197A JP H10338625 A JPH10338625 A JP H10338625A
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JP
Japan
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water
scrub
cosmetic
skin
average particle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9163391A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文雄 松本
Takashi Someya
高士 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】角質除去効果とマッサージ効果に優れ、使用後
の後肌感がしっとりしており、しかも、皮膚に対する刺
激が少ないスクラブ化粧料を提供する。 【解決手段】平均粒子径200〜2000μmの植物種
子粉砕粒2〜20重量%、平均粒子径20〜200μm
の水不溶性の無機粉体2〜20重量%を含有するスクラ
ブ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角質除去効果とマ
ッサージ効果に優れ、使用後の後肌感がしっとりしてお
り、しかも、皮膚に対する刺激が少ないスクラブ化粧料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、老化した皮膚の角質を除去して皮
膚を滑らかにする化粧料としては、植物種子の粉砕物
や、軽石粉末等の無機粉体をスクラブ剤として配合して
物理的に角質を除去するものや、サリチル酸又はその誘
導体の配合により化学的に角質を溶解させるもの等が知
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物理的
に角質を除去するスクラブ剤として用いられる、植物種
子の粉砕物は、粒子が柔らかいため、マッサージ効果は
あるものの十分な角質除去効果が得られず、また、軽石
粉末のような無機粉体では、角質除去効果はあるものの
刺激が強すぎたり、皮膚を傷つけることがあり、安全性
の観点より好ましくなかった。また、化学的に角質を除
去するために用いられる、サリチル酸又はその誘導体
は、角質除去効果はあるが、薬物に過敏な人では皮膚刺
激を生じる場合があった。そこで、角質除去効果とマッ
サージ効果に優れ、使用後の後肌感がしっとりしてお
り、しかも、皮膚に対する刺激が少ないスクラブ化粧料
の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、特定の粒子径の植物種子粉砕粒と特定の粒子径の水
不溶性の無機粉体とをスクラブ剤として各々特定量含有
することにより、角質除去効果とマッサージ効果に優
れ、使用後の後肌感がしっとりしており、しかも、皮膚
に対する刺激が少ないスクラブ化粧料が得られることを
見出し、本発明を完成させた。更に、このスクラブ化粧
料に水溶性高分子を特定量含有すると、植物種子粉砕粒
と水不溶性の無機粉体のスクラブ化粧料中への分散性が
より良好となり、角質除去効果とマッサージ効果が相乗
的に向上し、しかも、使用後のしっとり感がより高まる
ものが得られた。
【0005】すなわち、本発明は、成分(a)として平
均粒子径200〜2000μmの植物種子粉砕粒2〜2
0重量%、成分(b)として平均粒子径20〜200μ
mの水不溶性の無機粉体2〜20重量%を含有するスク
ラブ化粧料に関するものであり、更には、成分(c)と
して、水溶性高分子1〜5重量%を含有する上記スクラ
ブ化粧料に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)の植物種子粉砕粒は、起
源については特に制限はないが、例えば杏、桃、胡桃等
の植物種子や種子殻を粉砕し、乾燥したものが用いられ
る。
【0007】また、成分(a)の植物種子粉砕粒の平均
粒子径は、200〜2000μmが好ましく、300〜
1000μmがより好ましい。平均粒子径が、200μ
m未満では十分な角質除去効果とマッサージ効果が得ら
れず、2000μmを超えると肌に対する刺激が強くな
り好ましくない場合がある。
【0008】本発明に用いられる成分(a)の平均粒子
径200〜2000μmの植物種子粉砕粒は、市販品と
して、例えば、杏種子を粉砕したAPグリット(#20
−30、#40−60、#60−80)、桃種子を粉砕
したPSグリット(#20−30、#40−60、#6
0−80)、胡桃を粉砕したWNグリット(#20−3
0、#40−60、#60−80)(いずれも、一丸フ
ァルコス社製)等を挙げることができる。また、これら
の一種又は二種以上を選択して用いることができるが、
中でも桃種子の粉砕粒が好ましい。
【0009】本発明において、成分(a)の平均粒子径
200〜2000μmの植物種子粉砕粒の配合量は、全
組成中2〜20重量%(以下、単に「%」で示す)が好
ましく、5〜10%がより好ましい。2%未満では十分
な角質除去効果とマッサージ効果が得られず、また20
%を超えるとマッサージしにくくなる場合がある。
【0010】本発明に用いられる(b)成分の水不溶性
の無機粉体は、起源については特に限定されず、例え
ば、軽石粉末、雲母、タルク等の天然由来品、ケイ酸ア
ルミニウム、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム等の合成品が挙げられる。
【0011】成分(b)の水不溶性の無機粉体の粒子形
状としては、特には限定されないが、例えば、粒状、球
状、薄板状、棒状、不定形等が挙げられる。
【0012】また、成分(b)の水不溶性の無機粉体の
平均粒子径としては、20〜200μmが好ましく、6
0〜120μmがより好ましい。平均粒子径が、20μ
m未満では十分な角質除去効果が得られず、200μm
を超えると皮膚に対する刺激が強くなり安全性上好まし
くない場合がある。
【0013】本発明に用いられる成分(b)の平均粒子
径20〜200μmの水不溶性の無機粉体は、市販品と
しては、例えば、天然雲母を粉砕したものとしてマイカ
FA−300(山口雲母社製)、天然ケイ酸アルミニウ
ムを粉砕したものとしてウィンライトWB−702(イ
グチ化成社製)、天然由来品の軽石を粉砕したものとし
てイシカワライトシリーズ(イシカワ社製)、合成品で
は、ケイ酸アルミニウムの粉末であるAPLS(イソラ
イト工業社製)等を挙げることがでる。これらの一種又
は二種以上を選択して用いることができるが、これらの
中でもケイ酸アルミニウムが好ましい。
【0014】本発明において、成分(b)の平均粒子径
20〜200μmの水不溶性の無機粉体の配合量は、全
組成中2〜20%が好ましく、5〜10%がより好まし
い。2%未満では十分な角質除去効果が得られず、また
20を超えるとマッサージしにくくなる場合がある。
【0015】本発明のスクラブ化粧料に、更に成分
(c)として水溶性高分子を全組成中1〜5%加える
と、成分(a)と成分(b)の分散性が増し、角質除去
効果とマッサージ効果が相乗的に向上し、しかも使用後
の皮膚のしっとり感が増すため、より好ましい。
【0016】本発明に用いられる成分(c)の水溶性高
分子としては、天然由来品または半合成品、又は合成品
のいずれを用いてもよく、例えば、天然高分子として
は、ペクチン、アルギン酸、デンプン、コラーゲン等、
半合成高分子としてはカルボキシメチルセルロース等の
セルロース誘導体等、合成高分子としてはポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これ
らの中で、カルボキシメチルセルロースがより好まし
く、市販品としては、例えばCMCソーダ(ダイセル社
製)等が挙げられる。
【0017】本発明のスクラブ化粧料には、通常化粧料
に用いられる成分を本発明の効果を妨げない範囲で、必
要に応じて適宜配合することができる。例えば、精製
水、低級アルコール、多価アルコール、界面活性剤、ラ
ノリン、炭化水素、油脂類、シリコーン油等の油性成
分、粉体、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、キレート剤、pH調整剤、電解質、着色剤、香料、
保湿剤、美容成分等が挙げられる。
【0018】本発明の効果がよく発現するスクラブ化粧
料の剤形としては、クリーム状、ジェル状が挙げられ、
使用部位は、顔、ボディのいずれでも良い。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳しく
説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するもので
はない。
【0020】実施例1〜5及び比較例1〜7 スクラブ
入りクリーム 表1に示す組成のスクラブ入りクリームを下記の方法に
より調製し、使用したときの角質除去効果、マッサージ
効果、刺激の少なさ、使用後のしっとり感の各項目につ
いて官能評価を行った。結果を表2に示した。
【0021】
【表1】
【0022】(製法) A.成分(1)〜(4)を加熱混合する。 B.成分(5)、(8)、(17)を加熱混合する。 C.AをBに加え、乳化する。 D.Cに成分(6)、(7)、(9)〜(16)を添加
混合する。 E.Cを容器に充填してスクラブ入りクリームを得た。
【0022】(評価)女性10名の専門パネルを用い、
実施例1〜5及び比較例1〜7のスクラブ入りクリーム
により使用テストを行い、角質除去効果、マッサージ効
果、皮膚への刺激の少なさ、後肌のしっとり感につい
て、下記の基準で評価し、評点の平均値を4段階評価基
準を用いて判定した。 (基準) (評点) (評価結果) 4 : 非常に良い 3 : 良い 2 : 普通 1 : やや悪い 0 : 悪い (4段階評価基準) (評点の平均点) (評価) 3.0以上 : ◎ (非常に良好) 2.0以上、3.0未満 : ○ (良好) 1.0以上、2.0未満 : △ (やや不良) 1.0未満 : × (不良)
【0023】表2の結果から明らかなように、比較例1
〜7に比べて、実施例1〜5のスクラブ入りクリーム
は、角質除去効果とマッサージ効果が良好で、皮膚に対
する刺激が低く、使用後の後肌感がしっとりしている
等、全ての項目で優れたものであった。
【0024】実施例6 ボディ用ジェルマッサージ 下記に示す組成および製法で、ボディ用ジェルマッサー
ジを調製した。 (組成) (成 分) (重量%) (1)イソステアリン酸ポリオキシエチレン(50モル) 硬化ヒマシ油 0.5 (2)エタノール 20 (3)1,3−ブチレングリコール 10 (4)香料 適量 (5)カルボキシメチルセルロースナトリウム 3 (6)ケイ酸アルミニウム(平均粒子径:90μm) 6 (7)桃核粒(平均粒子径:300μm) 6 (8)精製水 残量
【0025】(製法) A.成分(1)〜(5)、(8)を混合する。 B.Aに成分(6)、(7)を添加して混合する。 C.Bを容器に充填してボディ用ジェルマッサージを得
た。 実施例6のボディ用ジェルマッサージは、角質除去効果
とマッサージ効果が良好で、皮膚に対する刺激が少な
く、使用後の後肌感がしっとりしている等、全ての項目
で優れたものであった。
【0027】
【発明の効果】本発明のスクラブ化粧料は、角質除去効
果とマッサージ効果が良好で、皮膚に対する刺激が少な
く、使用後の後肌感がしっとりとしている優れたもので
ある。
【表2】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表2】 表2の結果から明らかなように、比較例1〜7
に比べて、実施例1〜5のスクラブ入りクリームは、角
質除去効果とマッサージ効果が良好で、皮膚に対する刺
激が低く、使用後の後肌感がしっとりしている等、全て
の項目で優れたものであった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b); (a)平均粒子径200〜2000μmの植物種子粉砕
    粒2〜20重量% (b)平均粒子径20〜200μmの水不溶性の無機粉
    体2〜20重量% をスクラブ剤として含有することを特徴とするスクラブ
    化粧料。
  2. 【請求項2】 更に成分(c)として、水溶性高分子1
    〜5重量%を含有することを特徴とする請求項1記載の
    スクラブ化粧料。
JP9163391A 1997-06-05 1997-06-05 スクラブ化粧料 Pending JPH10338625A (ja)

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JP9163391A JPH10338625A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 スクラブ化粧料

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014043420A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Bathclin Corp スクラブ・マッサージ用粉体化粧料
JP2016155792A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 地方独立行政法人青森県産業技術センター スクラブ剤
KR20230112066A (ko) 2022-01-19 2023-07-26 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 퍼스널 케어 조성물 및 그 사용 방법

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