JPH10338332A - ローラ搬送装置 - Google Patents

ローラ搬送装置

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Publication number
JPH10338332A
JPH10338332A JP15380797A JP15380797A JPH10338332A JP H10338332 A JPH10338332 A JP H10338332A JP 15380797 A JP15380797 A JP 15380797A JP 15380797 A JP15380797 A JP 15380797A JP H10338332 A JPH10338332 A JP H10338332A
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JP
Japan
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roller
rotation
motor
time
article
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Ceased
Application number
JP15380797A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yokota
浩 横田
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Kyowa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10338332A publication Critical patent/JPH10338332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品搬送時のみモータローラを回転駆動させ
て長寿命である。 【解決手段】 モータローラ2の回転ドラム4に固定さ
れたパルス板5の回転を光センサ6で監視し、光センサ
6からのパルス信号aを回転判定手段12で所定パルス
数だけ検出して回転検知パルスbを出力することで、モ
ータローラ2が回転したと判定する。この回転検知パル
スbが出力された回転検知時点から所定駆動時間を計時
するタイマ手段15からのリセットパルスcの駆動制御
手段13への出力によって、駆動制御手段13は物品1
0が搬送されてきてから所定時間だけモータローラ2を
回転駆動するように制御するため、省電力化と共にモー
タローラ2の長寿命化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動倉庫や
製造プロセスなどの物品搬送に用いられ、モータおよび
減速機構内蔵のモータローラを有するローラ搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このローラ搬送装置は、物品搬送
方向に直交する方向が長手方向となるように、モータお
よび減速機構内蔵のモータローラやローラが複数本の搬
送経路に亘って並設されており、それらのモータローラ
やローラ上に物品を載置して目的地まで搬送制御するよ
うになっている。このモータローラは、ローラである回
転ドラム内のモータを駆動させ、その回転力を減速機構
を介して外側の回転ドラムに伝達させ、その回転ドラム
の回転で物品を搬送するようになっている。
【0003】例えば物品の大きさにもよるが、モータロ
ーラと、空回りするローラとを交互に配設し、それらの
上に載置された物品を、モータローラ内のモータを駆動
させることによって回転ドラムを回転させて物品を搬送
することができる。
【0004】このように、ローラ搬送装置は、モータお
よび減速機構内蔵のモータローラを用いることで、外部
に駆動源としてのモータを必要とせず、また、モータか
らモータローラなど駆動力を伝達させるベルトやチェー
ン、減速歯車などを必要としないため、装置の構造が簡
単になると共に、省スペース化が図られてレイアウト的
な制約も緩和されることになり、非常に汎用性に富んだ
ものになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、物品搬送に際してモータローラは常に回転し
ており、これは、省電力化に逆行していると共に、モー
タローラ自体の寿命にも悪影響しているという問題を有
していた。
【0006】また、物品通過を検知する物品センサを設
けてモータローラを駆動させることも考えられるが、モ
ータローラを回転駆動させたり停止させたりするため
に、所定間隔毎に物品到来の検知と物品通過の検知をす
る物品センサを設けた場合、物品の大きさや形状は様々
であり、物品の大きさや形状に応じてその取付けの所定
間隔を変更しなければならず、かつ変更しない場合には
充分な物品検知が保証し得ず、かつ、多くの物品センサ
の配設個所も必要となって構造的に装置が大型化し高価
となるという問題を有していた。この場合の充分な物品
検知が保証し得ないというのは、その一例を示すと、物
品センサの取付けの所定間隔が例えば狭い場合に大きい
物品が搬送されてきた場合、物品到来の検知をする物品
センサと、物品通過の検知をする物品センサとが共に働
いて、モータローラを回転駆動させる動作と、停止させ
る動作が働くことになるので、これらを区別する回路が
必要となり、このままでは、充分な物品検知が為されな
いことになる。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、物品が搬送されたときにのみモータローラを駆動さ
せることができる簡易かつ長寿命のローラ搬送装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のローラ搬送装置
は、複数並べられたローラに少なくともモータ内蔵のモ
ータローラを有し、ローラの回転で物品を搬送するロー
ラ搬送装置において、ローラの回転を検知する回転検知
手段と、この回転検知手段による回転検知によりモータ
ローラを回転駆動させるように制御する駆動制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】この構成により、物品が搬送されてきたと
きからモータローラが回転駆動するので、省電力化と共
にモータローラ自体も長寿命となる。また、ローラの回
転を検知する回転検知手段をローラ内部に配設すれば、
物品到来の検知をする物品センサを設ける必要がなくな
って、構造的に装置が大型化せず簡易なローラ搬送装置
となる。
【0010】また、本発明のローラ搬送装置は、複数並
べられたローラに少なくともモータ内蔵のモータローラ
を有し、ローラの回転で物品を搬送するローラ搬送装置
において、ローラの回転を検知する回転検知手段と、こ
の回転検知手段の回転検知時点から所定駆動時間を計時
する計時手段と、所定駆動時間だけ前記モータローラを
回転駆動させるように制御する駆動制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0011】この構成により、物品が搬送されてきたと
きから所定時間だけモータローラが回転駆動するので、
更なる省電力化と共にモータローラ自体も長寿命とな
る。また、ローラの回転を検知する回転検知手段をロー
ラ内部に配設すれば、物品到来の検知をする物品センサ
を設ける必要がなくなり、また、計時手段で所定駆動時
間を計時するので、物品通過の検知をする物品センサを
設ける必要がなくなって、構造的に装置が大型化せず簡
易なローラ搬送装置となる。計時手段が所定駆動時間を
可変可能であれば、物品の大きさが変化してもその物品
の大きさに応じて物品が通過するまでの期間、モータロ
ーラを回転駆動させることが可能となる。
【0012】さらに、本発明のローラ搬送装置は、複数
並べられたローラに少なくともモータ内蔵のモータロー
ラを有し、ローラの回転で物品を搬送するローラ搬送装
置において、ローラの回転を検知する回転検知手段と、
この回転検知手段の回転検知時点から所定駆動時間を計
時すると共に、その所定駆動時間経過時点から所定の不
検知時間を計時する計時手段と、所定駆動時間だけモー
タローラを回転駆動させるように制御する駆動制御手段
と、所定不検知時間だけ回転検知手段による回転検知を
停止させるように制御する回転検知停止制御手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0013】この構成により、物品が搬送されてきたと
きから所定時間だけモータローラが回転駆動した後に、
所定の不検知時間が設けられているので、モータローラ
の誤動作が防止されて、物品が搬送されてきたときのみ
モータローラが駆動することになる。
【0014】さらに、好ましくは、本発明のローラ搬送
装置における回転検知手段は、ローラ内に取り付けられ
ローラの回転に伴って回転する信号板と、この信号板の
回転を監視するセンサと、信号板の回転時にセンサから
のパルス信号をカウントするカウント手段とを有し、こ
のカウント手段が所定数のパルス信号をカウントして回
転検知信号を出力するように構成したことを特徴とす
る。また、好ましくは、本発明のローラ搬送装置におけ
る所定駆動時間計時用の計時手段は、タイマ手段および
カウント手段の何れかである。
【0015】この構成により、物品が搬送されてきたと
きから所定時間のみモータローラを駆動させるように制
御する機能が、簡単な構成で実現可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るローラ搬送装
置の実施形態について図面を参照して説明するが、本発
明は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0017】図1は本発明の一実施形態のローラ搬送装
置の制御構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、モータ1および減速機構内
蔵のモータローラ2の内部には、所定間隔で孔3が形成
され、外側の回転ドラム4と共に回転する信号板である
パルス板5と、このパルス板5の孔3を検知可能な反射
式の光センサ6とが配設されている。このパルス板5の
孔3は、ここでは丸孔としたが、回転中心から放射状に
形成された長孔や、外周部ほど幅の広い羽根状の切欠き
であってもよい。要は、パルス板5の回転時に、光セン
サ6がパルス板5の孔3を検出したことを示すパルス信
号を順次出力する構成となっていればよく、これらのパ
ルス板5および光センサ6に代えてロータリエンコーダ
を用いることも可能である。
【0019】また、ここでは、反射式の光センサ6でパ
ルス板5の回転を監視するようにしたが、その他の透過
式の光センサや近接センサなどであってもよく、さらに
は、信号板に突起を設けて機械式スイッチなどでこれを
検出することで信号板の回転を検知するように構成して
もよい。この場合にも同様に、要は、突起を設けた信号
板の回転時に、機械式スイッチの接点間に電圧が印加さ
れ、その接点がスイッチングしてパルス信号を順次出力
する構成となっていればよい。
【0020】このモータローラ2はモータ1および減速
機構内蔵の駆動ローラであり、この物品搬送の上流側の
駆動ローラは、その下流側の2個の従動ローラ7,8と
ワイヤ9で順次連結されて3個同時に回転するように構
成されている。ここでは、搬送する物品の大きさや重さ
などを考慮して、駆動ローラおよび従動ローラ7,8の
3個のローラを1駆動ブロックとして複数の駆動ブロッ
ク、物品10の搬送方向10aに直交する方向がローラ
の長手方向となるように搬送経路に亘ってそれぞれ並設
し、それらのローラ上に物品10を載置して搬送制御す
るようになっている。これらのワイヤ9は、駆動ローラ
と従動ローラ7の間および、従動ローラ7,8の間で、
ローラ表面に外周に亘って形成された凹部内に嵌合され
って巻回されるようになっているので、スペース的にも
効率がよい。
【0021】この光センサ6の出力端は、光センサ6か
らのパルス信号aをスイッチング可能な回転検知停止制
御手段11を介して回転判定手段12に接続されてお
り、回転判定手段12は、光センサ6からのパルス信号
aの例えば立上りエッジを検出するもので、カウント手
段としての内蔵のパルスカウンタ(図示せず)などで例
えば2パルス分をカウントして回転検知パルスbを出力
することで、モータローラ2の回転ドラム4が回転した
と判定するようになっている。ここでは、パルス信号a
の2パルスで回転を判定したが、これに限らず、要は、
パルスカウンタが所定パルス数(2パルス以上)をカウ
ントして回転検知パルスbを出力するように構成しても
よい。
【0022】これらのパルス板5と、このパルス板5の
回転を監視する光センサ6と、光センサ6からのパルス
信号aをカウントするパルスカウンタを内蔵した回転判
定手段12とによって回転検知手段が構成され、この回
転検知手段によってローラの回転を検知することで物品
が上流側から搬送されてきたことを検知するようになっ
ている。ここでは、モータローラ2内にパルス板5およ
び光センサ6を設けたが、これは、モータローラ2が他
の従動ローラ7,8よりも上流側にあるためであって、
他の従動ローラ7,8がモータローラ2よりも上流側に
配設されていた場合には、最も上流側の従動ローラ内に
パルス板5および光センサ6を設けて、その最も上流側
のローラの回転を監視することになる。
【0023】また、この回転判定手段12に接続され、
また、モータローラ2内のモータ1に接続されたモータ
ドライバである駆動制御手段13は、回転判定手段12
からの回転検知パルスbによってモータ1に交流電源1
4からの交流電力を供給可能に構成している。また、こ
の駆動制御手段13は、自己保持回路を有するリレー回
路などのスイッチ回路で構成されており、回転検知パル
スbによって交流電源14からの交流電力をスイッチン
グ(オン)して自己保持するようになっていると共に、
後述するリセットパルスcによってその自己保持が解除
されるようになっている。この駆動制御手段13のリレ
ー回路などのスイッチ回路による交流電源14からの交
流電力のスイッチングは、リレー接点の寿命を考える
と、交流電流が0になった時点でオン/オフ制御(ゼロ
クロス制御)させることが大切である。
【0024】さらに、これらの回転判定手段12および
駆動制御手段13に接続された計時手段としてのタイマ
手段15は、図3に示す所定の駆動時間T1、数秒〜十
数秒(物品の大きさや搬送速度によっても異なるが、本
実施形態では駆動時間T1は10秒)を計時して、駆動
制御手段13のリレー回路などのスイッチ回路をオンさ
せて交流電力をモータ1に供給させるようになってい
る。タイマ手段15は、回転判定手段12からの回転検
知パルスbによって所定の駆動時間T1の計時を開始
し、その所定の駆動時間T1の経過時にリセットパルス
cを駆動制御手段13に出力すると共に、回転検知停止
制御手段11にも出力するようになっている。この所定
の駆動時間(10秒)T1は、モータローラ2および従
動ローラ7,8の上を物品10が通過するのに要する時
間以上であればよい。
【0025】また、タイマ手段13は、リセットパルス
cの出力時点、つまり所定駆動時間T1の経過時点から
図3の所定の不検知時間T2を計時するように構成され
ている。この所定の不検知時間T2を設けている理由
は、物品10が搬送されてきたとき以外はモータローラ
2を回転させないようにするためである。つまり、物品
10の通過後においても、物品搬送の余勢でモータロー
ラ2が回転状態となる場合に、次の物品10が搬送され
てきていないにもかかわらず、回転判定手段12がモー
タローラ2の回転を検知し、駆動制御手段13を介して
モータローラ2を回転制御してしまい、モータローラ2
が常に停止しない場合があるためである。このような図
3に示す所定不検知時間T2を設けない場合には、駆動
時間T1に、物品搬送の余勢でモータローラ2が回転し
て止まるのに必要な時間を付加する必要が生じ、これで
は、駆動時間T1がより長くなって省電力化に悪影響を
及ぼすことになる。なお、このタイマ手段13による駆
動時間T1および不検知時間T2は、物品の大きさやモ
ータローラ2が搬送する距離などの各条件によって適宜
可変可能である。
【0026】この回転判定手段12の入力側に配設され
た回転検知停止制御手段11は、例えば自己保持回路を
有するリレー回路などのスイッチ回路などで構成されて
おり、常時は自己保持回路を働かせてリレー回路の接点
をオン状態としておき、回転判定手段12では光センサ
6からのパルス信号aを監視するようになっている。ま
た、回転検知停止制御手段11は、所定の駆動時間T1
の経過時にタイマ手段15からのリセットパルスcを入
力とし、このリセットパルスcで自己保持を解除させて
リレー接点をオフ状態として光センサ6からのパルス信
号aを不導通とするようになっている。
【0027】一方、タイマ手段15では、そのリセット
パルスcの出力によって所定の不検知時間T2の計時を
開始し、その所定の不検知時間T2の経過時にセットパ
ルスdを回転検知停止制御手段11の自己保持回路に供
給して自己保持回路を働かせると共にリレー接点をオン
状態として、回転判定手段12において光センサ6から
のパルス信号aの監視が可能となるように構成してい
る。
【0028】この不検知時間T2は、物品搬送の余勢で
モータローラ2が回転した場合にモータローラ2が自然
に回転を停止する時間以上に設定すればよい。また、例
えばモータローラ2内に、モータ1の駆動軸をクラッチ
して回転ドラム4の回転を停止させる電磁ブレーキ(図
示せず)を設け、タイマ手段13からの駆動時間T1の
経過時のリセットパルスcで電磁ブレーキ(図示せず)
を駆動させるようにすれば、この不検知時間T2は電磁
ブレーキ(図示せず)による停止時間よりも若干長けれ
ばよいことになり、不検知時間T2の短縮化と、確実な
る回転検知の誤動作防止が可能となる。
【0029】また、この電磁ブレーキ(図示せず)は、
物品の搬送を所定位置で正確に止めたり、所定時間ごと
に物品の搬送を繰り返すように駆動制御することなどに
用いることができる。
【0030】図2は図1のモータローラ2の構成を示す
縦断面図である。
【0031】図2において、このモータローラ2は、物
品が載置されて搬送される円筒状の回転ドラム4と、こ
の回転ドラム4内に配設され、回転ドラム4の中心軸と
同一軸心の回転駆動軸21を有するモータ1と、このモ
ータ1の回転駆動軸21の回転速度を所定の減速比率で
減速させる減速機構22と、この減速機構22の回転出
力軸23の回転力を回転ドラム4に伝達する連結部材2
4と、この回転ドラム4が回転自在なようにモータロー
ラ2全体を各ベアリング軸受32で軸支して保持する保
持軸25,26と、この回転ドラム4の内側に固定され
たパルス板5と、このパルス板5の孔3を検出する反射
式の光センサ6とを備えている。
【0032】このモータ1は、ベアリング軸受27でそ
の両端部が回転自在に軸支された回転駆動軸21と、こ
の回転駆動軸21に固定された回転子28と、この回転
子28の外周側に対向するように配設され、コアに巻線
29が巻かれた固定子30とを有しており、この巻線2
9にリード線31を介して交流電力が供給されることに
よって、回転子28が回転駆動軸21と共に回転駆動す
るようになっている。このとき、コアに巻線29が巻か
れた固定子30は回転せず、回転駆動軸21から減速機
構22の回転出力軸23さらに連結部材24を介して回
転ドラム4が回転するようになっている。
【0033】また、減速機構22は、例えば、モータ1
の回転駆動軸21の一方の先端部に太陽歯車(図示せ
ず)が設けられ、その太陽歯車(図示せず)の外周とそ
の外方の内歯歯車(図示せず)との間に複数の遊星歯車
(図示せず)が歯合して設けられ、これらの複数の遊星
歯車(図示せず)の中心軸が連結された円盤部材(図示
せず)が設けられ、太陽歯車(図示せず)の回転によっ
てその外周の複数の遊星歯車(図示せず)が回転しつつ
その太陽歯車(図示せず)の外周を回って円盤部材(図
示せず)を回転させるように構成されており、このよう
な機構を複数段設けて最終の円盤部材(図示せず)の回
転中心に固定された回転出力軸23から所定の減速比率
で減速させた回転力を取り出すことができるようになっ
ている。
【0034】上記構成により、まず、ローラ上を物品1
0が搬送されて来てモータローラ2上に達した場合に、
モータローラ2の回転ドラム4は物品10によって回転
させられ、回転ドラム4と共にパルス板5が回転するこ
とで光センサ6はその孔3を検出して図3(a)のパル
ス信号aを回転検知停止制御手段11を介して回転判定
手段12に出力するようになる。
【0035】このとき、回転判定手段12の入力側に配
設された回転検知停止制御手段11は、その自己保持回
路が動作状態でそのリレー接点がオンして、光センサ6
の出力端と回転判定手段12とは導通しており、光セン
サ6からのパルス信号aを監視可能な状態となってい
る。
【0036】次に、回転判定手段12においては、光セ
ンサ6からのパルス信号aの2パルス分をパルスカウン
タ(図示せず)などでカウントして図3(b)の回転検
知パルスbを駆動制御手段13およびタイマ手段15に
対して出力する。
【0037】このとき、駆動制御手段13では、回転検
知パルスbによってリレー回路の自己保持回路を動作さ
せると共にリレー接点をオン状態とすることで、リレー
接点を介してモータ1に交流電源14から交流電力を供
給してモータ1を回転駆動させる。そのモータ1の回転
力は、所定の減速比率の減速機構22の回転出力軸23
さらに連結部材24を介して回転ドラム4に伝達されて
回転ドラム4を回転させる。この回転ドラム4の回転駆
動で、ワイヤ9を介して従動ローラ7,8も回転駆動し
て、それらの上の物品10は所定速度で搬送されること
になる。
【0038】また、タイマ手段13では、回転検知パル
スbによって所定の駆動時間T1の計時を開始し、その
所定の駆動時間T1の経過時に図3(c)のリセットパ
ルスcを駆動制御手段13に出力する。
【0039】さらに、タイマ手段15からのリセットパ
ルスcによって、駆動制御手段13では、自己保持が解
除されてそのリレー接点はオフ状態となって、モータ1
への交流電力の供給は停止される。また、このとき、タ
イマ手段15からのリセットパルスcによって、回転判
定手段12の上流側の回転検知停止制御手段11におい
ても、自己保持が解除されてそのリレー接点はオフ状態
となって、光センサ6から回転判定手段12へのパルス
信号aの供給が不能となる。
【0040】このとき、タイマ手段15では、リセット
パルスcの出力によって所定の不検知時間T2の計時を
開始し、その所定の不検知時間T2の終了時にセットパ
ルスdを回転検知停止制御手段11に出力してそのリレ
ー接点をオン状態として、光センサ6からのパルス信号
aの監視が可能となるようにする。この不検知時間T2
によって、物品搬送の余勢でモータローラ2の回転ドラ
ム4が回転したとしても、回転判定手段12は物品搬送
を誤検知せず、モータローラ2は、その不検知時間T2
内に自然に回転を停止することになる。このようにし
て、回転判定手段12は、物品10の搬送による次のモ
ータローラ2の回転を監視することになる。
【0041】以上のように、モータローラ2の回転ドラ
ム4に固定されたパルス板5の回転を光センサ6で監視
し、光センサ6からのパルス信号aを回転判定手段12
で所定パルス数だけ検出して回転検知パルスbを出力す
ることで、モータローラ2が回転したと判定する。この
回転検知パルスbが出力された回転検知時点から所定駆
動時間T1を計時するタイマ手段15からのリセットパ
ルスcの駆動制御手段13への出力によって、駆動制御
手段13は物品10が搬送されてきてから所定の駆動時
間T1だけモータローラ2を回転駆動するように制御す
るため、省電力化と共にモータローラ2の長寿命化を図
ることができる。また、このように、物品10が搬送さ
れてきてから所定時間だけモータローラ2が回転駆動し
た後に、所定の不検知時間T2が設けられているため、
モータローラ2の誤動作を防止することができて、物品
10が搬送されてきたときのみモータローラ2を駆動さ
せることができる。
【0042】また、パルス板5および光センサ6はモー
タローラ2に内蔵されているため、搬送物品の検知部材
を外部に設置する必要がなくなり、省スペース化を図る
ことができる。
【0043】なお、本実施形態では、所定駆動時間T1
の計時をタイマ手段15で行ったが、タイマ手段15に
よる計時に代えて、回転判定手段12に内蔵されたパル
スカウンタ(図示せず)を用いて、所定の駆動時間T1
に匹敵する、光センサ6からのパルス信号aの所定のパ
ルス数をカウントするように構成してもよい。
【0044】また、本実施形態では、物品が搬送されて
きたときにその物品によってモータローラ2を強制的に
回転させ、その回転を検出してモータローラ2内のモー
タ1を所定時間だけ回転駆動させるように構成したが、
モータ1の回転力を回転ドラム4と切り離す電磁クラッ
チをモータローラ内に設け、このモータ1を常時回転さ
せておき、物品が搬送されてきたときにモータローラ2
を物品が回転させるが、その回転を検出してモータロー
ラ2内の電磁クラッチよってモータ1の回転力の回転ド
ラム4への伝達を遮断するようにしてもよく、このと
き、モータ1は回転ドラム4を回転させない無負荷運転
であるので、その分、省電力化が図られることになる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、物品が
搬送されてきたときからモータローラが回転駆動するた
め、省電力化と共にモータローラ自体の長寿命化を図る
ことができる。また、ローラの回転を検知する回転検知
手段をローラ内部に配設すれば、装置が大型化せず簡易
なローラ搬送装置とすることができる。
【0046】また、請求項2によれば、物品が搬送され
てきたときから所定時間だけモータローラが回転駆動す
るため、更なる省電力化と共にモータローラ自体の長寿
命化を図ることができる。また、計時手段で所定駆動時
間を計時するため、物品通過の検知をする物品センサを
設ける必要がなく、構造的に装置が大型化せず簡易なロ
ーラ搬送装置とすることができる。さらに、計時手段が
所定駆動時間を可変可能であれば、物品の大きさが変化
してもその物品の大きさに応じて物品が通過するまでの
期間、モータローラを回転駆動させることができる。
【0047】さらに、請求項3によれば、物品が搬送さ
れてきたときから所定時間だけモータローラが回転駆動
した後に、所定の不検知時間が設けられているため、モ
ータローラの誤動作を防止することができて、物品が搬
送されてきたときのみモータローラを駆動させることが
できる。
【0048】さらに、請求項4,5によれば、物品が搬
送されてきたときから所定時間のみモータローラを駆動
させるように制御する機能が簡単な構成で実現させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のローラ搬送装置の制御構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のモータローラの構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】図1のローラ搬送装置の要部における各信号波
形のタイミングを示しており、(a)は光センサからの
パルス信号aのパルス波形図、(b)は回転判定手段か
らの回転検知パルスbのパルス波形図、(c)はタイマ
手段からのリセットパルスcのパルス波形図、(d)は
タイマ手段からのセットパルスdのパルス波形図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ 2 モータローラ 3 孔 4 回転ドラム 5 パルス板 6 光センサ 7,8 従動ローラ 9 ワイヤ 10 物品 11 回転検知停止制御手段 12 回転判定手段 13 駆動制御手段 15 タイマ手段 21 回転駆動軸 22 減速機構 23 回転出力軸 24 連結部材 25,26 保持軸 27,32 ベアリング軸受 28 回転子 29 巻線 30 固定子 a パルス信号 b 回転検知パルス c リセットパルス d セットパルス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数並べられたローラに少なくともモー
    タ内蔵のモータローラを有し、前記ローラの回転で物品
    を搬送するローラ搬送装置において、 前記ローラの回転を検知する回転検知手段と、 この回転検知手段による回転検知により前記モータロー
    ラを回転駆動させるように制御する駆動制御手段とを備
    えたことを特徴とするローラ搬送装置。
  2. 【請求項2】 複数並べられたローラに少なくともモー
    タ内蔵のモータローラを有し、前記ローラの回転で物品
    を搬送するローラ搬送装置において、 前記ローラの回転を検知する回転検知手段と、 この回転検知手段の回転検知時点から所定駆動時間を計
    時する計時手段と、 前記所定駆動時間だけ前記モータローラを回転駆動させ
    るように制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴と
    するローラ搬送装置。
  3. 【請求項3】 複数並べられたローラに少なくともモー
    タ内蔵のモータローラを有し、前記ローラの回転で物品
    を搬送するローラ搬送装置において、 前記ローラの回転を検知する回転検知手段と、 この回転検知手段の回転検知時点から所定の駆動時間を
    計時すると共に、その所定駆動時間の経過時点から所定
    の不検知時間を計時する計時手段と、 前記所定の駆動時間だけ前記モータローラを回転駆動さ
    せるように制御する駆動制御手段と、 前記所定の不検知時間だけ前記回転検知手段による回転
    検知を停止させるように制御する回転検知停止制御手段
    とを備えたことを特徴とするローラ搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記回転検知手段は、前記ローラ内に取
    り付けられ前記ローラの回転に伴って回転する信号板
    と、この信号板の回転を監視するセンサと、前記信号板
    の回転時に前記センサからのパルス信号をカウントする
    カウント手段とを有し、このカウント手段が所定数のパ
    ルス信号をカウントして回転検知信号を出力するように
    構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    のローラ搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記回転検知手段は、前記ローラ内に取
    り付けられ前記ローラの回転に伴って回転する信号板
    と、この信号板の回転を監視するセンサと、前記信号板
    の回転時に前記センサからのパルス信号をカウントする
    カウント手段とを有し、このカウント手段が所定数のパ
    ルス信号をカウントして回転検知信号を出力するように
    構成し、 前記所定の駆動時間を計時する計時手段は、タイマ手段
    および前記カウント手段の何れかであることを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載のローラ搬送装置。
JP15380797A 1997-06-11 1997-06-11 ローラ搬送装置 Ceased JPH10338332A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000318825A (ja) * 1999-05-07 2000-11-21 Okura Yusoki Co Ltd 搬送装置
JP2000335730A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Okura Yusoki Co Ltd 搬送装置
DE102011011300B4 (de) * 2010-02-23 2017-09-21 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Rollenantrieb und Verfahren zum Steuern einer Anlage

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