JPH10338208A - キャリアテープ、その製造方法、その製造装置およびキャリアテープ体 - Google Patents

キャリアテープ、その製造方法、その製造装置およびキャリアテープ体

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JPH10338208A
JPH10338208A JP9145208A JP14520897A JPH10338208A JP H10338208 A JPH10338208 A JP H10338208A JP 9145208 A JP9145208 A JP 9145208A JP 14520897 A JP14520897 A JP 14520897A JP H10338208 A JPH10338208 A JP H10338208A
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carrier tape
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部 省 悟 服
Akira Saito
藤 晃 斉
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TOKYO WELLS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に電子部品を収納したキャリアテープ体
を容易かつ簡単に製造することができるキャリアテープ
を提供する。 【解決手段】 キャリアテープ10は一面16が平坦状
に保たれ他面17に凹部14が形成された厚紙基材10
aからなっている。凹部14は底部14aを有し、凹部
14内に電子部品15が収納されている。基材10aの
他面17に、凹部14の開口を覆う蓋材21が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を収納して
搬送するキャリアテープ、その製造方法、その製造装置
および電子部品とキャリアとからなるキャリアテープ体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を収納して搬送するキャ
リアテープとして、プラスチック製基材に凹部を成形
し、この凹部内に電子部品を収納するものが知られてい
る。
【0003】また他のキャリアテープとして厚紙製の基
材に貫通穴を成形し、この貫通孔内に電子部品を収納し
た状態で基材の両面に蓋材を取付けたものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように厚紙製基
材からキャリアテープを作製したものが知られている。
この場合、基材の両面に蓋材を取付けているが、基材の
両面に蓋材を取付けることは煩雑となる。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、基材の片面だけ蓋材を取付ける構造が簡単
なキャリアテープ、その製造方法、その製造装置および
キャリアテープを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚紙製の基材
からなり、基材の一面を平坦に保ち、基材の他面に、こ
の他面から基材内部まで達する凹部を形成したことを特
徴とするキャリアテープ、上記記載のキャリアテープ
と、基材の凹部内に収納された内容物と、基材の他面に
設けられ凹部開口を覆う蓋材と、を備えたことを特徴と
するキャリアテープ体、一方の型と、一方の型との間で
基材を圧縮挾持する他方の型とを備え、一方の型または
他方の型のいずれかに、基材に凹部を成形するパンチを
当該板に対して進退自在に設けたことを特徴とするキャ
リアテープ製造装置、一方の型と他方の型との間で基材
を挾持する工程と、一方の型または他方の型からパンチ
を進行させて基材に凹部を成形する工程と、を備えたこ
とを特徴とするキャリアテープ製造方法である。
【0007】本発明によれば、一面が平坦状に保たれた
他面に凹部が形成された基材を作製し、この基材の凹部
内に内容物を収納する。次に基材の他面に凹部開口を覆
う蓋材を設ける。このようにしてキャリアテープ体が得
られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明の一
実施の形態を示す図である。
【0009】まず図2および図3によりキャリアテープ
体全体について説明する。図2および図3に示すよう
に、キャリアテープ体20は厚紙製の基材10aからな
り凹部14が形成されたキャリアテープ10と、凹部1
4内に収納された電子部品15と、凹部14開口を覆う
蓋材21とを備えている。
【0010】このうちキャリアテープ10は、例えば厚
さ0.43mmの厚紙製基材10aからなっている。また
キャリアテープ10は基材10aの一面16が平坦状に
保たれており、凹部14は基材10aの他面17に他面
17から基材10aの内部まで達するように形成されて
いる。
【0011】またキャリアテープ10の凹部14内に
は、微細な電子部品15、例えば表面実装部品が収納さ
れている。
【0012】さらに蓋材21は基材10aの他面17側
に取付けられており、電子部品15が収納された凹部1
4の開口を覆っている。この蓋材21は例えばプラスチ
ック製または紙製となっており、基材10aの他面17
に熱圧着のような方法により貼着されている。
【0013】なお、図2においてキャリアテープ10の
基材10aのうち凹部14以外の部分に、搬送用開口孔
22が設けられている。
【0014】次にキャリアテープの製造装置について図
1により述べる。
【0015】図1に示す用に、キャリアテープの製造装
置は上型11と、上型11との間で厚紙基板10aを挾
持する下型12とを備えている。このうち上型11に
は、基材10aを圧縮して基材10aに凹部14を成形
するパンチ13が上下方向に進退自在に設けられてい
る。
【0016】図1において、まず下型12上に基材10
aが載置され、この基材10aに対して上型11が押し
付けられる。このようにして上型11と下型12との間
で基材10aが挾持される。その後、上型11に設けら
れたパンチ13が降下し、このパンチ13によって基材
10aが約0.06mmまで圧縮されて底部14aを有す
る凹部14が成形される。このようにして凹部14を有
するキャリアテープ10が作製される。
【0017】次にキャリアテープ10の凹部14内に電
子部品15が収納され、キャリアテープ10の基材10
aの他面17に蓋材21が貼着される。このようにして
図3に示すように、電子部品15を収納したキャリアテ
ープ10と、蓋材21とからキャリアテープ体20が得
られる。
【0018】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、凹部14は底部14aを有するので、基材10aの
他面17のみに蓋材21を貼着すれば良い。このため基
材10aの両面16,17に蓋材21を貼着する必要は
なく、容易かつ簡単にキャリアテープ体20を製造する
ことができる。
【0019】次に図4および図5により他の実施の形態
について説明する。
【0020】図4および図5に示すように、基材10a
の凹部14は、その断面が開口側に向って拡大する逆台
形状となっていてもよい(図4)。
【0021】また基材10aの凹部14は、その開口周
縁が面取りされていても良い(図5)。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明よれば、凹部内に内
容物を収納し基材の他面に凹部開口を覆う蓋材を設ける
ことにより、キャリアテープ体を容易に得ることができ
る。この場合、凹部は底部を有するので、基材の他面に
蓋材を設ける必要はなくなる。このためキャリアテープ
体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキャリアテープの製造装置を示す
図。
【図2】本発明によるキャリアテープ体を示す平面図。
【図3】本発明によるキャリアテープ体を示す側断面
図。
【図4】本発明によるキャリアテープ体の他の実施の形
態を示す図。
【図5】本発明によるキャリアテープ体の他の実施の形
態を示す図。
【符号の説明】
10 キャリアテープ 10a 基材 11 上型 12 下型 13 パンチ 14 凹部 15 電子部品 16 一面 17 他面 20 キャリアテープ体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙製の基材からなり、 基材の一面を平坦に保ち、 基材の他面に、この他面から基材内部まで達する凹部を
    形成したことを特徴とするキャリアテープ。
  2. 【請求項2】基材の他面に形成された凹部は、その断面
    が開口側に向って拡大することを特徴とする請求項1記
    載のキャリアテープ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のキャリアテープと、 基材の凹部内に収納された内容物と、 基材の他面に設けられ凹部開口を覆う蓋材と、を備えた
    ことを特徴とするキャリアテープ体。
  4. 【請求項4】一方の型と、 一方の型との間で基材を圧縮挾持する他方の型とを備
    え、 一方の型または他方の型のいずれかに、基材に凹部を成
    形するパンチを当該型に対して進退自在に設けたことを
    特徴とするキャリアテープ製造装置。
  5. 【請求項5】一方の型と他方の型との間で基材を挾持す
    る工程と、 一方の型または他方の型のいずれかからパンチを進行さ
    せて基材に凹部を成形する工程と、 を備えたことを特徴とするキャリアテープ製造方法。
JP14520897A 1997-06-03 1997-06-03 キャリアテープ、その製造方法、その製造装置およびキャリアテープ体 Expired - Lifetime JP3751414B2 (ja)

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