JPH10337966A - 熱転写記録用樹脂組成物および受像体 - Google Patents

熱転写記録用樹脂組成物および受像体

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JPH10337966A
JPH10337966A JP9148162A JP14816297A JPH10337966A JP H10337966 A JPH10337966 A JP H10337966A JP 9148162 A JP9148162 A JP 9148162A JP 14816297 A JP14816297 A JP 14816297A JP H10337966 A JPH10337966 A JP H10337966A
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JP
Japan
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resin
thermal transfer
meth
vinyl
transfer recording
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Application number
JP9148162A
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English (en)
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Takaaki Fujiwa
高明 藤輪
Kazuya Kataoka
一也 片岡
Shin Takemoto
伸 竹本
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写記録用受像体の染料受容層により、熱
転写シートに対する剥離性、画像の発色濃度および鮮明
性を改善する。 【解決手段】 染料受容層を、水溶性ケイ酸塩とビニル
系樹脂とで構成された樹脂組成物で形成する。ビニル系
樹脂は水溶液や水性エマルジョンの形態で使用でき、ビ
ニル系樹脂には、ヒドロキシル基,カルボキシル基,シ
リル基,アミド結合,エステル結合から選ばれた官能基
を有するビニル系樹脂(例えば、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂など)が含まれる。水溶性ケイ酸塩とビニル
系樹脂との割合は、固形分換算で、前者/後者=1/9
9〜99/1(重量比)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写により染料
受容層に鮮明な記録画像を形成するのに有用な熱転写記
録用樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を用いた熱転写
記録用受像体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写方法として、従来、種々の方法、
例えば、基材シート(例えば、ポリエステルフイルムな
ど)に昇華性染料などの記録剤を担持した熱転写シート
と、被転写材(例えば、紙やプラスチックフイルムな
ど)に昇華性染料で染着可能な染料受容層を形成した受
像シートとを接触させて、加熱により受像シート上に各
種のフルカラー画像を形成する方法が提案されている。
この方法では、加熱手段としてプリンターのサーマルヘ
ッドを使用し、極めて短時間の加熱によって3色又は4
色の多数の色ドットを受像シートに転移させ、原稿に対
応するフルカラー画像を再現している。このようにして
形成された画像は、色材が染料であるため非常に鮮明で
あり、かつ透明性に優れているため、得られる画像は中
間色の再現性や階調性に優れ、フルカラー写真画像に匹
敵する高品質の画像が形成可能である。
【0003】熱転写方法では、熱転写シートの構成のみ
ならず、画像を形成する受像シートの構成も重要であ
る。熱転写記録受像シートとして、例えば、ポリエステ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などのハロゲン含有ビニ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルブチラ
ール系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、オレ
フイン系樹脂、スチレン系樹脂などを用いて染科受容層
を形成したシートが知られている。このような熱転写記
録受像シートにおいて、染着性の高い樹脂を用いて染料
受容層を形成している。特開昭62−211195号公
報には、ポリエステル、ポリスチレンなどの易可染性樹
脂と顔料とを含む混合物で、表面平滑性の高い受像層を
形成した熱転写記録用受像シートが提案されている。特
開昭62−189195号公報には、基材に担持された
受像層が、スチレン系樹脂で形成された被熱転写シート
が開示されている。しかし、発色濃度および鮮明性の高
い画像を形成するため、染着性が高く、軟化点の低い樹
脂を用いると、画像形成時におけるサーマルヘッドの熱
によって、染料受容層と熱転写シートとが融着し、剥離
時に大きな剥離音が発生したり、熱転写シートの染料層
ごと受像シートへ転写する問題(いわゆる異常転写)が
生じる。
【0004】特開昭62−222895号公報には、昇
華型熱記録用受像体の染着層が、アクリル系ポリマー
と、フッ素系又はシリコーン系グラフト又はブロック構
造を有する表面改質剤とを含有する受像体が開示されて
いる。特開平2−81674号公報には、昇華性染料受
容層が、染着し易い樹脂(例えば、ポリエステル、塩化
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂及びナイロン系樹脂など
の主染着剤)と、常温硬化型のアクリルウレタンシリコ
ン樹脂(離型助剤)とで構成され、少なくとも表層部に
アクリルウレタンシリコン樹脂を含有する受像媒体が開
示されている。特開平3−23990号公報には、アク
リル系,ビニル系,ポリエステル系,ポリウレタン系、
ポリアミド系又はセルロース系樹脂の主鎖に、ポリシロ
キサンセグメント,フッ化炭素セグメントおよび長鎖ア
ルキルセグメントなどの離型性セグメントがグラフトし
たグラフト共重合体を用いて染料受容層を形成すること
が提案されている。これらの受像体は、熱転写シートと
の剥離性が高いものの、剥離性を高いレベルに維持しつ
つ、発色濃度や鮮明性を改善することは困難である。ま
た、常温硬化型のアクリルウレタンシリコン樹脂は、常
温で硬化するため、取り扱い性を低下させる。このよう
に、染料の染着性を改善すると、剥離性が低下し、剥離
性や保存性を改善すると、染料の染着性が低下し、高濃
度で、しかも高い鮮明性の画像を形成することができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、画像形成過程又は熱転写における熱転写シートとの
剥離性(離型性)に優れるとともに、発色濃度が高く、
鮮明性に優れた記録画像を形成できる熱転写記録用樹脂
組成物、およびこの樹脂組成物を用いた熱転写記録用受
像体とその製造方法を提供することにある。本発明の他
の目的は、簡単な組成であっても、昇華性染料を使用す
る熱転写方法において、熱転写シートとの剥離性を大き
く改善できるとともに、高い品質の記録画像を形成でき
る熱転写記録用樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を用
いた熱転写記録用受像体とその製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、熱転写記録用
受像体の染料受容層を、水溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂
とで構成された樹脂組成物で形成すると、熱転写におけ
る熱転写シートとの剥離性を高いレベルに維持しなが
ら、発色濃度が高く、鮮明性に優れた記録画像を形成で
きることを見いだし、本発明を完成した。すなわち、本
発明の樹脂組成物は、熱転写記録用受像体の染料受容層
を形成するために利用され、水溶性ケイ酸塩とビニル系
樹脂とで構成されている。前記水溶性ケイ酸塩は、アル
カリ金属ケイ酸塩で構成でき、ビニル系樹脂は、ヒドロ
キシル基,カルボキシル基,シリル基などから選択され
た少なくとも一種の官能基を有していてもよい。本発明
には、染料受容層が前記水溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂
とで構成された熱転写記録用受像体も含まれる。また、
本発明には、前記樹脂組成物を、基材の少なくとも一方
の面に塗布し、染料受容層を形成する熱転写記録用受像
体の製造方法も含まれる。なお、本明細書において、昇
華性染料とは、熱により昇華する染料をいう。「熱転写
記録用受像体」を単に「受像体」、「染料受容層」を単
に「受容層」と称する場合がある。「アクリル系」単量
体と「メタクリル系」単量体とを「(メタ)アクリル
系」単量体として総称する。
【0007】
【発明の実施の形態】
[水溶性ケイ酸塩]本発明の特色は、染料受容層を、水
溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂との組み合わせにより形成
している点にある。このような成分の組み合わせによ
り、無機物と有機物との混合又は複合体が形成され、熱
転写シートに対する剥離性を大きく改善できるととも
に、画像の発色濃度および鮮明性を高めることができ
る。
【0008】水溶性ケイ酸塩には、アルカリ金属ケイ酸
塩、例えば、メタケイ酸ナトリウムNa2 SiO3 、オ
ルトケイ酸ナトリウムNa4 SiO4 、二ケイ酸ナトリ
ウムNa2 SiO5 、四ケイ酸ナトリウムNa2 SiO
9 などのケイ酸ナトリウム、これらのナトリウム塩に対
応するケイ酸カリウム,ケイ酸リチウム、二ケイ酸水素
カリウムKHSi2 5 、オルト二ケイ酸六リチウムL
6 Si2 7 などが例示できる。これらのケイ酸塩は
単独で又は二種以上組み合わせて使用でき、混合物であ
ってもよい。
【0009】水溶性ケイ酸塩としては、通常、式 xM
2 O・ySiO2 (式中、Mはアルカリ金属、xは1〜
3、yは1又は2の整数を示す)で表されるケイ酸塩が
使用される。好ましい水溶性ケイ酸塩はケイ酸ナトリウ
ムである。
【0010】なお、水溶性ケイ酸塩は、例えば、日本化
学工業(株)から、Jケイ酸ソーダ1号乃至Jケイ酸ソ
ーダ4号、Aケイ酸カリ、2Kケイ酸カリ、ケイ酸リチ
ウム30,ケイ酸リチウム40などとして入手できる。
【0011】受容層を形成するための樹脂組成物におい
て、水溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂との割合は、固形分
換算で、水溶性ケイ酸塩/ビニル系樹脂=1/99〜9
9/1(重量比)、好ましくは5/95〜95/5(重
量比)、さらに好ましくは10/90〜90/10(重
量比)程度の範囲から選択できる。上記割合は、通常、
20/80〜80/20(重量比)、特に30/70〜
70/30(重量比)程度である。水溶性ケイ酸塩の含
有量が増加するにつれて耐熱性および剥離性を大きく改
善できるとともに、染料の転写性も改善でき、発色濃度
および鮮明性の高い画像を形成できる。
【0012】[ビニル系樹脂]ビニル系樹脂を形成する
ためのビニル系単量体には、例えば、(メタ)アクリル
系単量体、芳香族ビニル類、不飽和カルボン酸類、ビニ
ルエステル類、ハロゲン含有ビニル類、ビニルエーテル
類(例えば、ビニルエチルエーテル,ビニルイソブチル
エーテルなど)、ビニルケトン類(例えば、メチルビニ
ルケトンなど)、ビニル複素環化合物(例えば、N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルイミダゾールなどのN−ビ
ニル化合物、ビニルピリジンなど)、オレフィン系単量
体(例えば、エチレン、プロピレンなど)、アリル化合
物(例えば、アリルアルコール,アリルエーテル,酢酸
アリルなどのアリルエステルなど)、加水分解性シリル
基を有する単量体などが含まれる。ビニル系単量体は、
単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0013】(メタ)アクリル系単量体には、例えば、
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド類、
(メタ)アクリロニトリルなどが含まれる。(メタ)ア
クリレートには、例えば、アルキル(メタ)アクリレー
ト[例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
トなどのC1-18アルキル(メタ)アクリレートなど]、
シクロアルキル(メタ)アクリレート[例えば、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレートなど]、アリール(メ
タ)アクリレート[例えば、フェニル(メタ)アクリレ
ートなど]、アラルキル(メタ)アクリレート[例え
ば、ベンジル(メタ)アクリレートなど]、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート[例えば、2−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
トなどのヒドロキシ−C2-4 アルキル(メタ)アクリレ
ートなど]、グリシジル(メタ)アクリレート、ジアル
キルアミノ−アルキル(メタ)アクリレート[例えば、
2−(ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、
2−(ジエチルアミノ)エチル(メタ)アクリレートな
どのジC1-4 アルキルアミノ−C2-4 アルキル(メタ)
アクリレートなど]などが含まれる。
【0014】(メタ)アクリルアミド類には、例えば、
(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリルアミド[例えば、N−メチロール(メタ)アク
リルアミドなどのN−ヒドロキシ−C1-4 アルキル(メ
タ)アクリルアミドなど]、アルコキシアルキル(メ
タ)アクリルアミド[例えば、N−メトキシメチル(メ
タ)アクリルアミドなどのN−C1-4 アルコキシ−C
1-4 アルキル(メタ)アクリルアミドなど]、ジアセト
ン(メタ)アクリルアミドなどが含まれる。好ましい
(メタ)アクリル系単量体には、例えば、(メタ)アク
リレート[例えば、C1-18アルキル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシ−C2-4 アルキル(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート、ジC1-4 アルキ
ルアミノ−C2-4 アルキル(メタ)アクリレートな
ど]、(メタ)アクリルアミド類などが含まれる。さら
に好ましくはC2-10アルキルアクリレート、C1-6 アル
キルメタクリレート、ヒドロキシ−C2-3 アルキル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
ジC1-3 アルキルアミノ−C2-3 アルキル(メタ)アク
リレートが含まれる。
【0015】加水分解性シリル基を有する単量体には、
(メタ)アクリル系単量体、ビニル基やアルケニル基を
有する単量体などが含まれる。加水分解性シリル基を有
する(メタ)アクリル系単量体としては、例えば、2−
(メタ)アクリロキシエチルトリクロロシラン、3−
(メタ)アクリロキシプロピルトリクロロシラン、2−
(メタ)アクリロキシエチルメチルジクロロシラン、2
−(メタ)アクリロキシエチルジメチルクロロシラン、
2−(メタ)アクリロキシエチルトリメトキシシラン、
2−(メタ)アクリロキシエチルトリエトキシシラン、
3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリス(2−
メトキシエトキシ)シランなどが例示できる。
【0016】加水分解性シリル基とビニル基やアルケニ
ル基を有する単量体としては、例えば、ビニルトリクロ
ロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、イソプロペニ
ルトリクロロシラン、イソプロペニルジメチルクロロシ
ランなど;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルジ
エトキシメチルシラン、イソプロペニルトリメトキシシ
ラン、イソプロペニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ス(2−メトキシエトキシ)シランなど;アリルトリク
ロロシラン、アリルメチルジクロロシランなど;アリル
トリメトキシシラン、ビニルフェニルトリメトキシシラ
ン、イソプロペニルフェニルトリメトキシシランなど;
3−[2−(アリルオキシカルボニル)フェニルカルボ
ニルオキシ]プロピルトリメトキシシラン、3−[2−
(イソプロペニルメチルオキシカルボニル)フェニルカ
ルボニルオキシ]プロピルトリメトキシシランなど;3
−(ビニルフェニルアミノ)プロピルトリメトキシシラ
ン、3−(ビニルフェニルアミノ)プロピルトリエトキ
シシランなど;3−[2−(N−ビニルフェニルメチル
アミノ)エチルアミノ]プロピルトリメトシキシラン、
3−[2−(N−イソプロペニルフェニルメチルアミ
ノ)エチルアミノ]プロピルトリエトキシシランなど;
2−(ビニルオキシ)エチルトリメトキシシラン、3−
(ビニルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、4−
(ビニルオキシ)ブチルトリエトキシシラン、2−(イ
ソプロペニルオキシ)エチルトリメトキシシランなど;
3−(アリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、1
0−(アリルオキシカルボニル)デシルトリメトキシシ
ラン、3−(イソプロペニルメトキシ)プロピルトリメ
トキシシランなど;3−[(メタ)アクリロキシエトキ
シ]プロピルトリメトキシシラン、3−[(メタ)アク
リロキシエトキシ]プロピルジメトキシメチルシランな
ど]など;ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジエト
キシシラン、ジビニルジ(β−メトキシエトキシ)シラ
ンなどが例示できる。
【0017】不飽和カルボン酸類には、例えば、不飽和
モノカルボン酸[例えば、(メタ)アクリル酸、クロト
ン酸などのエチレン系不飽和モノカルボン酸など]、不
飽和多価カルボン酸[例えば、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸などのエチレン系不飽和多価カルボン酸又は
その酸無水物(無水マレイン酸など)若しくはエステル
類(例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノブ
チルなどの2価カルボン酸のモノアルキルエステルな
ど)など]などが含まれる。好ましい不飽和カルボン酸
には、例えば、(メタ)アクリル酸などのモノカルボン
酸、マレイン酸などの多価カルボン酸又はその酸無水物
若しくはエステル類などが含まれる。
【0018】芳香族ビニル類には、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、α−ハロスチレン、アルキル置換
スチレン類(ビニルトルエン,p−エチルスチレンな
ど)、ハロゲン置換スチレン類(クロロスチレンなど)
などが含まれる。好ましい芳香族ビニル類には、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン(特にスチレ
ン)が含まれる。ビニルエステル類には、例えば、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル
(VeoVaなど)などが含まれる。ハロゲン含有ビニ
ル類には、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどが
含まれる。
【0019】このようなビニル系単量体の重合により形
成されるビニル系樹脂としては、(メタ)アクリル系単
量体((メタ)アクリル酸エステルなど)、芳香族ビニ
ル類(スチレンなど)、不飽和カルボン酸類((メタ)
アクリル酸,マレイン酸など)、ビニルエステル類(酢
酸ビニルなど)、ハロゲン含有ビニル類(塩化ビニルな
ど)、加水分解性シリル基を有する単量体から選択され
た少なくとも一種の単量体の単独又は共重合体が好まし
い。特に、ビニル系樹脂としては、(メタ)アクリル系
単量体を用いたアクリル系樹脂、芳香族ビニル類を用い
たスチレン系樹脂、シリル基を有する単量体を用いた樹
脂が好ましい。アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル系
単量体の単独又は共重合体で構成でき、通常、メタクリ
ル酸メチルとアクリル酸C2-10アルキルエステルとの共
重合体、メタクリル酸メチルとアクリル酸C2-10アルキ
ルエステルと(メタ)アクリル酸との共重合体である。
スチレン系樹脂は、通常、スチレンと(メタ)アクリル
系単量体との共重合体、スチレンと(メタ)アクリル系
単量体と不飽和カルボン酸類との共重合体であり、(メ
タ)アクリル系単量体としては、例えば、メタクリル酸
メチル、アクリル酸C2-10アルキルエステルなどが使用
され、不飽和カルボン酸類としては、(メタ)アクリル
酸、無水マレイン酸などが使用される。さらにシリル基
を有する樹脂は、通常、上記アクリル系樹脂又はスチレ
ン系樹脂である。
【0020】ビニル系樹脂は、水素結合可能な官能基
(ヒドロキシル基,カルボキシル基,アミノ基,アミド
結合,エステル結合など)や水溶性ケイ酸塩に対する反
応性基を有するのが好ましい。中でも、ヒドロキシル
基,カルボキシル基,シリル基、アミド結合、エステル
結合から選択された少なくとも一種の官能基を有する単
量体を用いたビニル系樹脂が好ましい。ヒドロキシル基
含有単量体(ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト,ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドなど)
やアミド結合を有する単量体の割合は、全単量体中、例
えば、0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重
量%、さらに好ましくは1〜15重量%程度である。不
飽和カルボン酸類の割合は、全単量体中、例えば、0.
1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、さら
に好ましくは1〜20重量%程度の範囲から選択でき
る。さらに、加水分解性シリル基を有する単量体の割合
は、全単量体中、例えば、0.1〜15重量%、好まし
くは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量
%程度である。
【0021】ビニル系樹脂は、水性樹脂、例えば、水溶
液、水性エマルジョンなどの水分散体の形態で用いても
よい。ビニル系樹脂の水溶液や水性エマルジョンは、樹
脂の分子内に遊離のカルボキシル基,スルホン酸基や3
級アミノ基などのイオン性官能基を導入し、アルカリや
酸を用いて、樹脂を溶解又は分散させることにより調製
してもよい。このような分子内に遊離のカルボキシル
基,スルホン酸基や3級アミノ基が導入された樹脂は、
遊離のカルボキシル基,スルホン酸基又は3級アミノを
有する単量体(例えば、(メタ)アクリル酸,スチレン
スルホン酸又はその塩,ジアルキルアミノエチル(メ
タ)アクリレートなど)を用いることにより得られる。
ビニル系樹脂の水性エマルジョンは、乳化剤を用いて、
溶解又は乳化分散させて調製してもよく、ビニル系単量
体を慣用の乳化重合法により乳化重合して調製してもよ
い。
【0022】乳化重合において、ビニル系単量体は、予
め乳化したプレエマルジョンとして用いてもよい。ま
た、ビニル系単量体は、一括して仕込んで重合してもよ
く、一部を仕込み、残部を添加して重合してもよい。さ
らに、ビニル系単量体は、乳化重合系に、滴下などによ
り、連続的又は間欠的に添加してもよい。また、乳化重
合では、これらの方法を組み合わせた方法を採用しても
よい。さらに、乳化重合においては、ビニル系単量体を
連続的又は間欠的に多段に添加して重合する多段重合法
などの慣用の方法も採用できる。この方法では、添加す
るビニル系単量体の組成は、乳化重合工程の適当な段階
(例えば、初期と後期)で異なっていてもよい。
【0023】乳化重合は、重合開始剤、例えば、過硫酸
カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなど
の過硫酸塩、過酸化水素などの水溶性重合開始剤を用い
て行うことができ、重合開始剤は、水溶性のレゾックス
型重合開始剤系を構成してもよい。ビニル系樹脂の分子
量を調整するため、連鎖移動剤、例えば、カテコールな
どのアルコール類、チオール類、メルカプタン類などを
用いてもよい。重合温度は、重合開始剤の種類に応じ
て、例えば、30〜100℃程度の範囲から選択でき
る。
【0024】乳化重合により得られたビニル系樹脂のポ
リマー粒子は、均質構造であってもよく、異相構造(例
えば、コア・シェル構造、ミクロドメイン構造など)で
あってもよい。ポリマー粒子の平均粒子径は、分散安定
性、密着性などを損なわない範囲、例えば、0.01〜
5μm(例えば、0.01〜1μm)、好ましくは0.
01〜2μm、さらに好ましくは0.01〜1μm程度
の範囲から選択できる。
【0025】エマルジョンの調製や乳化重合には、乳化
剤を使用でき、乳化剤には、例えば、アニオン系界面活
性剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸
ナトリウムなど)、ノニオン系界面活性剤(例えば、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、オキシエチレン・オキシプロピレ
ンブロックコポリマーなど)などの界面活性剤、ポリビ
ニルアルコールや水溶性ポリマーなどの保護コロイドを
用いることができる。乳化剤の使用量は、例えば、ビニ
ル系単量体の総量に対して0.1〜10重量%、好まし
くは0.5〜8重量%。さらに好ましくは1〜8重量%
程度である。
【0026】なお、エマルジョンはpH調整してもよ
く、エマルジョンのpHは、例えば、5以上(例えば、
5〜10)、好ましくは6〜9程度の中性〜弱アルカリ
性領域であってもよい。ビニル系重合体のガラス転移温
度(Tg)は、例えば、−20℃〜50℃、好ましくは
−10℃〜40℃程度である。また、水性エマルジョン
の最低成膜温度(MFT)は、例えば、0〜40℃、好
ましくは0〜35℃程度である。
【0027】樹脂組成物には、熱転写時の離型性や記録
画像の耐候性などを向上させるため、例えば、フッ素樹
脂、シリコーン樹脂、有機スルホン酸塩化合物、有機リ
ン酸塩化合物、有機カルボン酸塩化合物などの滑性物
質、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定
剤、ラジカル捕捉剤、消光剤、帯電防止剤、可塑剤、増
粘剤、消泡剤などの添加剤を添加してもよい。
【0028】本発明の樹脂組成物は、アクリルウレタン
シリコン樹脂などの特殊な樹脂を用いることなく、水溶
性ケイ酸塩とビニル系樹脂とで構成された簡単な組成で
あっても、受像体の受容層に適用すると、熱転写時の剥
離性だけでなく、発色濃度が高く、しかも鮮明性に優れ
る高品質画像を形成できる。
【0029】[熱転写記録用受像体]受像体の基材とし
ては、例えば、天然紙、合成紙(例えば、ポリプロピレ
ン系、ポリスチレン系、ポリエステル系合成紙など)、
プラスチックフィルム(例えば、ポリアルキレンテレフ
タレート(ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレン
テレフタレートなど)などのポリエステルフィルム,ポ
リプロピレンなどのオレフィン系フィルム、ナイロンな
どのポリアミドフィルムなど)、またはこれらの積層体
などを用いることができる。好ましい基材には、耐熱性
基材、例えば、合成紙、プラスチックフィルムが含まれ
る。基材の厚みは、用途に応じて、例えば、5〜500
μm、好ましくは10〜300μm、さらに好ましくは
50〜200μm程度の範囲から選択できる。基材に
は、必要に応じて、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、熱安定剤などの安定剤、滑剤、帯電防止剤、充填
剤、顔料などの添加剤を添加してもよい。
【0030】本発明の受像体は、基材の少なくとも一方
の面に、前記樹脂組成物で構成された受容層を有してい
る。この受容層は、樹脂組成物を含む塗布液を基材に塗
布し、乾燥することにより形成できる。この塗布液は、
樹脂組成物を、適当な溶媒(例えば、水、水性溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒など)を用いて調製できる。な
お、樹脂組成物が水性エマルジョンの場合、塗布液は水
性である。塗布液の塗布方法としては、慣用の方法、例
えば、グラビアやリバースなどのロールコーティング
法、ドクターナイフ法、ナイフコーティング法、ノズル
コーティング法などを採用できる。
【0031】受像体の受容層の層構造は、単層、複数層
のいずれであってもよく、通常、単層である。前記水溶
性ケイ酸塩とビニル系樹脂とで構成された樹脂組成物を
基材に塗布した後、乾燥又は加熱することにより染料受
容層を形成できる。なお、必要であれば、この乾燥又は
加熱により、水溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂とを架橋さ
せてもよい。受容層の厚みは、基材や使用目的に応じ
て、例えば、0.1μm以上(例えば、0.1〜50μ
m)、好ましくは0.5μm以上(例えば、0.5〜4
0μm)、さらに好ましくは1〜30μm程度の範囲か
ら選択できる。
【0032】本発明の受像体は、昇華性染料を含有する
熱転写シートと組み合わせて用いられる。本発明の受像
体は、熱転写方法、例えば、受像体の染料受容層と、昇
華性染料を含有する熱転写シートとを接触させ、サーマ
ルヘッドなどを用いて加熱することにより、熱転写シー
トの染料を受像体に移行させ、受像体に画像を形成する
のに有用である。
【0033】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、水溶性ケイ酸塩
とビニル系樹脂とで構成されているため、熱転写記録用
受像体に適用すると、画像形成過程又は熱転写における
熱転写シートとの剥離性に優れるとともに、発色濃度が
高く、鮮明性に優れる高品質の画像を形成できる。ま
た、簡単な組成であっても、昇華性染料を使用する熱転
写方法において、熱転写シートとの剥離性を高いレベル
に維持しつつ、高品質の画像を形成できる。
【0034】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこの実施例により限定されるも
のではない。 [ビニル系樹脂の調製] 調製例1 撹拌機,温度計および窒素導入管を備えた反応容器に、
水280重量部、アニオン系界面活性剤(ポリオキシア
ルキルエーテルのスルホン酸塩,「ハイテノール08
E」,第一工業製薬(株)製)2重量部を仕込み、下記
混合物Aの5重量%を添加し、75℃まで昇温した。 混合物Aの組成:スチレン245重量部,2−エチルヘ
キシルアクリレート210重量部,2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート20重量部,メタクリル酸10重量
部,γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
(信越化学(株)製,「KBM−503」)4重量部,
「ハイテノール08E」8重量部,及び水180重量部
75℃に昇温した後、加硫酸カリウム1重量部を添加し
て反応を開始し、15分間反応させた後、80℃に昇温
し、前記混合物Bの残部と、加硫酸カリウム1.5重量
部及び水45重量部の水溶液とを3時間に亘り滴下し、
1時間熟成した。熟成終了後、冷却し、アンモニア水で
中和し、固形分濃度49.6重量%の水性合成樹脂エマ
ルジョン(I)を得た。
【0035】調製例2 混合液Aのγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン(信越化学(株)製,「KBM−503」)4重量
部に代えて、アクリルアミド4重量部を用いる以外、調
製例1と同様にして水性合成樹脂エマルジョン(II)を
得た。
【0036】調製例3 混合液Aのγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン(信越化学(株)製,「KBM−503」)4重量
部に代えて、ビニルピロリドン4重量部を用いる以外、
調製例1と同様にして水性合成樹脂エマルジョン(II
I)を得た。
【0037】実施例1 ケイ酸ソーダ4号(日本化学工業(株)製)100重量
部(固形分)、調製例1の水性合成樹脂エマルジョン
(I)10重量部(固形分)とを混合し、水性樹脂組成
物を調製した。
【0038】実施例2 ケイ酸ソーダ3号(日本化学工業(株)製)100重量
部(固形分)、調製例2の水性合成樹脂エマルジョン
(II)10重量部(固形分)とを混合し、水性樹脂組成
物を調製した。
【0039】実施例3 ケイ酸リチウム3号(日産化学(株)製)100重量部
(固形分)、調製例3の水性合成樹脂エマルジョン(II
I)10重量部(固形分)とを混合し、水性樹脂組成物
を調製した。
【0040】実施例4 ケイ酸ソーダ3号(日本化学工業(株)製)50重量部
(固形分)、ケイ酸リチウム3号(日産化学(株)製)
50重量部(固形分)、調製例1の水性合成樹脂エマル
ジョン(I)15重量部(固形分)とを混合し、水性樹
脂組成物を調製した。
【0041】比較例1〜5 ケイ酸ソーダ4号(日本化学工業(株)製,比較例
1)、ケイ酸ソーダ3号(日本化学工業(株)製,比較
例2)、調製例1の水性合成樹脂エマルジョン(I)
(比較例3)、調製例2の水性合成樹脂エマルジョン
(II)(比較例4)、調製例3の水性合成樹脂エマルジ
ョン(III)(比較例5)を用いた。
【0042】(感熱転写記録受像体の作製)前記実施例
および比較例の組成物を、厚さ150μmのポリプロピ
レン系合成紙(王子油化合成紙(株)製:ユポFPG−
150)上に、ワイヤーバーを用いて、10μmの乾燥
塗膜が得られるように塗布し、110℃で10分間乾燥
を行うことにより、染料受容層を有する感熱転写記録用
受像体を得た。
【0043】(印字画像濃度の評価)受像体(受像シー
ト)に、昇華型デジタルカラープリンタDPP−M1
(ソニー社製)を用いて印画し、発色濃度を反射型マク
ベス濃度計RD−1255(サカタインクス社製)で測
定した。なお、インクリボンはDPP−M1専用のプリ
ントパックVPM−P50STAを用いた。また、印刷
条件はマッキントッシュ(アップル社製)用のプリンタ
ドライバ(ソニー社製)の標準設定とした。なお、発色
濃度はシアン、マゼンタ、黄、黒の各色の反射濃度の最
大値の総和で評価した。
【0044】(剥離性の評価)印刷時のインクリボンと
受像シートの剥離性を、目視で観察した。結果を表に示
す。
【0045】
【表1】 表に示されるように、実施例の組成物を用いると、発色
濃度=6.7以上であり、高い発色性を示した。また、
融着が認められず、高い剥離性を示した。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写記録用受像体の染料受容層を形成
    するための樹脂組成物であって、水溶性ケイ酸塩とビニ
    ル系樹脂とで構成されている熱転写記録用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属ケイ酸塩と、ヒドロキシル
    基、カルボキシル基、シリル基、アミド結合、エステル
    結合から選択された少なくとも一種の官能基を有するビ
    ニル系樹脂とで構成されている請求項1記載の熱転写記
    録用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ビニル系樹脂がアクリル系樹脂又はスチ
    レン系樹脂である請求項1記載の熱転写記録用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 水溶性ケイ酸塩とビニル系樹脂との割合
    が、固形分換算で、水溶性ケイ酸塩/ビニル系樹脂=1
    /99〜99/1(重量比)である請求項1記載の熱転
    写記録用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 染料受容層が、水溶性ケイ酸塩とビニル
    系樹脂とで構成されている熱転写記録用受像体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の樹脂組成物を基材の少な
    くとも一方の面に塗布し、染料受容層を形成する熱転写
    記録用受像体の製造方法。
JP9148162A 1997-06-05 1997-06-05 熱転写記録用樹脂組成物および受像体 Pending JPH10337966A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105398A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Fujifilm Corp 感熱転写受像シートおよび感熱転写受像シート製造用塗布組成物

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