JPH10337903A - 蛍光プリンタヘッド及び蛍光プリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

蛍光プリンタヘッド及び蛍光プリンタヘッドの製造方法

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JPH10337903A
JPH10337903A JP14933397A JP14933397A JPH10337903A JP H10337903 A JPH10337903 A JP H10337903A JP 14933397 A JP14933397 A JP 14933397A JP 14933397 A JP14933397 A JP 14933397A JP H10337903 A JPH10337903 A JP H10337903A
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JP
Japan
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phosphor
printer head
fluorescent printer
zns
light
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Inventor
Masao Saito
昌夫 斉藤
Kinya Ueda
欽也 上田
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Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光プリンタヘッドにおいて、紫外線を吸収し
易い体色のため光架橋反応によるパターニングが困難な
(Zn,Cd)S:Ag,Cl蛍光体を用いて蛍光体層を形成する。 【解決手段】赤色発光の(Zn,Cd)S:Ag,Cl蛍光体と、体色
の白い青色発光のZnS:Ag,Al 蛍光体と、体色が極薄緑色
の緑色発光のZnS:Cu,Al 蛍光体を、6:2:2 の配合で含
み、ネガ型の感光剤を有するスラリー液を形成し、陽極
導体上に塗布して蛍光体層を作る。マスク越しに紫外線
を照射し、湿式現像する。スラリー液全体の色が白っぽ
く、露光時にスラリー液塗布膜中での紫外線反射率が向
上し、単独の(Zn,Cd)S:Ag,Clに比べ、光架橋反応に必要
な350nm 〜400nm 付近での分光反射率が2倍となるの
で、露光部分は光架橋反応によって確実に不溶化し、パ
ターン欠落のない良好な蛍光体層が得られる。Rの配合
が多いのでシアン層の感度が低い銀塩ペーパーの分光感
度に合致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光表示管の原理
によって発光する多数の発光ドットが並設された蛍光プ
リンタヘッドに関する。本発明の蛍光プリンタヘッド
は、ビデオプリンタ、電子写真方式プリンタ、ラベルプ
リンタ、銀塩方式プリンタ等の記録手段に用いるプリン
タ用光源として有用である。
【0002】
【従来の技術】本出願人が提案している蛍光プリンタを
図4を参照して説明する。この蛍光プリンタは、蛍光表
示管の構造を有する3本の蛍光プリンタヘッドR,G,
Bを備えている。各蛍光プリンタヘッドR,G,Bは、
それぞれ赤色、緑色、青色の光を照射する。各蛍光プリ
ンタヘッドR,G,Bは、ガラス板を封着ガラスによっ
て箱形に組み立てた外囲器を有している。外囲器の内部
は高真空状態とされている。外囲器の一部を構成する陽
極基板の内面上には、多数の発光ドットが所定の間隔及
び配置で主走査方向に沿って並べられている。発光ドッ
トは、透孔を有する陽極導体の上に蛍光体層が設けられ
たものであり、発光ドットからの光は透孔と陽極基板を
介して外囲器の外に照射される。
【0003】青色用の蛍光プリンタヘッドBは、発光ド
ットに緑色発光のZnO:Zn蛍光体が用いられ、陽極
基板の外側には青色フィルターbが設けられている。緑
色用の蛍光プリンタヘッドGは、発光ドットに緑色発光
のZnO:Zn蛍光体が用いられ、陽極基板の外側には
緑色フィルターgが設けられている。赤色用の蛍光プリ
ンタヘッドRは、発光ドットに赤色発光の(Zn,C
d)S:Ag,Cl蛍光体が用いられ、陽極基板の外側
には赤色フィルターrが設けられている。
【0004】3本の蛍光プリンタヘッドR,G,Bは、
主走査方向(図4では紙面に垂直)に平行な発光ドット
列が互いに平行となるように、主走査方向に直交する副
走査方向(図4では左右方向)に沿って配置される。色
分解された画像信号に基づく駆動信号が各プリンタヘッ
ドに与えられて各発光ドットが点灯し、これに同期して
画像形成対象である銀塩ペーパーと各蛍光プリンタヘッ
ドR,G,Bが副走査方向に相対的に移動する。各蛍光
プリンタヘッドR,G,Bから照射された各色のドット
状の光が銀塩ペーパーに到達し、銀塩ペーパーには画像
(又は画像に対応する潜像)が形成される。
【0005】前述した3つの蛍光プリンタヘッドR,
G,Bの内、赤色の蛍光プリンタヘッドRにおいて蛍光
体にZnO:Znを用いないのは、次のような理由によ
る。図5に示すように、銀塩ペーパーの赤色に感光する
シアン層の感度ピーク波長は凡そ700nm付近にある
が、ZnO:Zn蛍光体の赤色領域での発光強度は低
く、銀塩ペーパーへの露光エネルギー量としては不足す
るためである。
【0006】前述した蛍光プリンタヘッドの発光ドット
における蛍光体のパターン形成について説明する。図6
(イ)に示すように、陽極基板1の上に陽極導体となる
アルミニウム電極2を設け、その両側の陽極基板1上に
絶縁層3を形成する。アルミニウム電極2の上にプリコ
ート層4を形成し、その上に蛍光体を含む感光性スラリ
ー液5を塗布する。感光性スラリー液5は、図7に示す
構造を有するスチリルピリジニウム基ペンダントポリビ
ニールアルコール(PVA−sbq)と、蛍光体である
ZnO:Znや(Zn,Cd)S:Ag,Clと、プル
ロニック系界面活性剤とを、所望の割合で配合して得
る。この感光性スラリー液をドクターブレードコート法
によってプリコート層4の上に塗布し、乾燥する。その
後、所定のパターンが形成されたフォトマスク6を介し
て超高圧水銀ランプによって感光性スラリー液5に露光
する。露光された部分は架橋反応により硬化し、水に不
溶化する。40℃程度の温純水によってスプレー現像を
行い、図6(ロ)に示すように所望のパターンを形成す
る。後にこれを焼成して蛍光体層7を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】体色が黄色い(Zn,
Cd)S:Ag,Cl蛍光体は、シアン発色層を有する
銀塩ペーパーに蛍光プリンタヘッドで露光するためには
不可欠の蛍光体であるが、次のような問題があった。赤
色発光蛍光体である(Zn,Cd)S:Ag,Clは体
色が黄色いため、前述した露光時において紫外線を吸収
し易い。このため陽極基板上に塗布した感光性スラリー
液の膜内深部においては紫外線の透過量が激減し、十分
な光架橋反応が得られなくなる。これによって、塗布さ
れた感光性スラリー液の膜の内、本来硬化すべきである
露光された部分が未硬化状態になり、このためこの部分
が現像時に除去されてしまい、パターンの欠落が生じて
しまうという問題があった。
【0008】本発明は、紫外線を吸収しやすい体色の蛍
光体を、紫外線による光架橋反応によって欠落部分なく
確実にパターン形成した蛍光プリンタヘッドを提供する
ことを目的としている。また、本発明は、紫外線を吸収
しやすい体色の蛍光体を、紫外線による光架橋反応によ
って欠落部分なく確実にパターン形成する方法を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された蛍
光プリンタヘッドは、内部が高真空状態とされた外囲器
と、前記外囲器の内部で主走査方向に並ぶ複数の陽極導
体にそれぞれ蛍光体を被着してなる複数の発光ドット
と、前記外囲器の内部に設けられた電子源とを有する蛍
光プリンタヘッドにおいて、前記蛍光体が、1種類以上
の第1の蛍光体と、前記第1の蛍光体よりも紫外線反射
率の高い1種類以上の第2の蛍光体とを混合してなるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載された蛍光プリンタヘッド
は、請求項1記載の蛍光プリンタヘッドにおいて、前記
第1の蛍光体が、(Zn,Cd)S:Ag,Clである
ことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載された蛍光プリンタヘッド
は、請求項2記載の蛍光プリンタヘッドにおいて、前記
第2の蛍光体が、体色が白い蛍光体であることを特徴と
する。
【0012】請求項4に記載された蛍光プリンタヘッド
は、請求項3記載の蛍光プリンタヘッドにおいて、前記
第2の蛍光体が、ZnS:Ag,Alであることを特徴
としている。
【0013】請求項5に記載された蛍光プリンタヘッド
は、請求項3記載の蛍光プリンタヘッドにおいて、前記
第2の蛍光体が、ZnO:Znであることを特徴として
いる。
【0014】請求項6に記載された蛍光プリンタヘッド
は、請求項2記載の蛍光プリンタヘッドにおいて、前記
第2の蛍光体が、ZnS:Cu,Alであることを特徴
としている。
【0015】請求項7に記載された蛍光プリンタヘッド
の製造方法は、内部が高真空状態とされた外囲器と、前
記外囲器を構成する陽極基板の内面で主走査方向に並ぶ
複数の陽極導体にそれぞれ蛍光体層を被着してなる複数
の発光ドットと、前記外囲器の内部に設けられた電子源
とを有する蛍光プリンタヘッドの製造方法は、次の工程
によって達成される。まず、1種類以上の第1の蛍光体
と、前記第1の蛍光体よりも紫外線反射率の高い1種類
以上の第2の蛍光体と、光架橋反応により不溶化する水
溶性感光剤と、溶媒とを混合してなる感光性スラリー液
を前記陽極基板の内面に塗布する。次に、塗布した前記
感光性スラリー液に、マスクを介して光を照射した後に
湿式現像することにより、所望パターンの蛍光体層を形
成する。
【0016】請求項8に記載された蛍光プリンタヘッド
の製造方法は、請求項7記載の蛍光プリンタヘッドの製
造方法において、前記感光性スラリー液における第1の
蛍光体が(Zn,Cd)S:Ag,Clであり、第2の
蛍光体がZnS:Ag,AlとZnS:Cu,Alであ
り、(Zn,Cd)S:Ag,ClとZnS:Ag,A
lとZnS:Cu,Alの混合比が6:2:2であるこ
とを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図3
を参照して説明する。本例の蛍光プリンタヘッドの構造
は、従来の技術の項で説明した本出願人の提案になる蛍
光プリンタヘッドと共通の部分がある。本例の蛍光プリ
ンタヘッドの構造の内、特に説明しない部分は前記従来
と同一であるものとする。本例の蛍光プリンタヘッド
は、蛍光体層とその製造方法に特徴を有するので、これ
らを中心に説明する。
【0018】本例の蛍光プリンタヘッドにおいて蛍光体
層を形成するための感光性スラリー液について説明す
る。概説すると、本例における感光性スラリー液は、赤
色発光蛍光体のスラリー液中に、体色の白い青色発光蛍
光体であるZnS:Ag,Alと、体色が極薄緑色の緑
色発光蛍光体であるZnS:Cu,Alを入れて製造し
たRGB3色混合蛍光体スラリー液である。これによ
り、スラリー液全体の色は白っぽくなり、露光時におけ
るスラリー液塗布膜中での紫外線反射率が向上し、光架
橋反応が促進されて蛍光体層パターンの欠落のない良好
な蛍光体層の形成が可能となる。
【0019】本例における感光性スラリー液とこれを用
いた蛍光体層の製造方法について具体的に説明する。図
7に示したPVA−sbq感光剤を30wt%、導電物
質であるIn2 3 を5wt%、純水14.9wt%、
界面活性剤を0.1wt%、蛍光体を50wt%混合し
て感光性スラリー液とする。但し、前記50wt%の蛍
光体は、赤色発光蛍光体である(Zn,Cd)S:A
g,Clと、緑色発光蛍光体であるZnS:Cu,Al
と、青色発光蛍光体であるZnS:Ag,Alを、6:
2:2の割合で配合したものである。
【0020】陽極導体となるアルミニウム薄膜の上のプ
リコート膜上に、前記感光性スラリー液をドクターブレ
ード法によって塗布する。90℃で5分乾燥し、蛍光体
層を形成する。次に発光ドットのパターンが形成された
フォトマスクを介して、超高圧水銀ランプによって90
0mJ/cm2 の露光量で前記蛍光体層に露光する。次
に、30〜40℃の温水でスプレー現像する。ネガ型で
あるPVA−sbq感光剤を含む蛍光体層は、光の当た
った部分のみが光架橋反応によって水に不溶化し、光の
当たらなかった部分が水に溶解され、前記フォトマスク
のパターンに対応した所望のパターンの蛍光体層が形成
される。
【0021】本例の感光性スラリー液は、RGB3色を
混合したので、図1に示すように、他の蛍光体と混合し
ない単独の(Zn,Cd)S:Ag,Clに比べ、光架
橋反応に必要な350nm〜400nm付近での分光反
射率が2倍になっている。これによって膜の深さ方向に
透過する紫外線の量が多くなり、光架橋反応が促進され
たと考えられる。
【0022】図2は銀塩ペーパーの分光感度の一例を示
すグラフであり、イエロー層やマゼンタ層に比べてシア
ン層の感度が低くなっている。このため、本例の感光性
スラリー液におけるRGBの各色に発光する各蛍光体の
混合比は、図2に示す銀塩ペーパーの分光感度に応じ
て、青及び緑色発光蛍光体よりも赤色発光蛍光体の混合
量を多くすることが必要である。本例においては、(Z
n,Cd)S:Ag,ClとZnS:Ag,AlとZn
S:Cu,Alの混合比を6:2:2としている。この
ような混合比の蛍光体層による発光スペクトルを、前記
銀塩ペーパーの分光感度に重ねると、図3に示すように
なる。即ち、銀塩ペーパーで最も感度が低いシアン層に
対応する赤色の波長領域において、本例の蛍光体層は最
も強い発光強度を示す。
【0023】RGBの各色に発光する蛍光体を混合した
蛍光体層を有する1本の蛍光プリンタヘッドに対し、R
GBのフィルターを切り替えて露光できるようにすれ
ば、RGBの各色の発光を得ることができる。これを1
枚の銀塩ペーパーに重ねて露光することにより、銀塩ペ
ーパーの各層をそれぞれ望ましい状態に発色させて良好
なカラー画像を形成することができる。
【0024】本例のRGB混合の蛍光体層を有する蛍光
プリンタヘッドによれば、RGBの各フィルターを切り
替え可能にすれば、露光に必要な蛍光プリンタヘッドは
従来の3本から1本にすることができ、蛍光プリンタの
小型化が実現できる。
【0025】以上説明した例においては、紫外線を吸収
しやすい蛍光体の例として硫化物系の蛍光体である(Z
n,Cd)S:Ag,Clを挙げた。また、これに混合
して紫外線反射率を向上させる他の蛍光体としてZn
S:Ag,AlとZnS:Cu,Alを挙げた。しかし
ながら、本発明はもちろんこの組み合わせのみに限定さ
れるものではない。紫外線を吸収しやすい蛍光体として
は、体色が黄色等のような紫外線を吸収しやすい色彩で
ある他の硫化物系の蛍光体なども挙げられる。また、紫
外線反射率を向上させるために混合する蛍光体として
は、問題となる紫外線を吸収しやすい蛍光体に比較して
相対的に体色が白色に近いものであれば、相応の効果が
期待できる。なお、その効果はスラリー液に含まれる感
光剤の種類や量によっても差異が生じてくるので、パタ
ーニングにおいて前述したような問題が生じないように
使用する蛍光体の種類やその他の成分の種類・量等を適
宜選択すればよい。例えば、ZnO:Zn蛍光体も体色
が白色に近く、混合して紫外線反射率を向上させる蛍光
体として使用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の蛍光プリンタヘッド及びその製
造方法によれば、紫外線を吸収しやすいために光架橋反
応によってパターニングすることが困難な蛍光体に、紫
外線反射率を向上させる蛍光体を混合したので、蛍光プ
リンタヘッドにおいて発光ドットの蛍光体層のパターン
形成を欠落部分なく形成することができる。具体的には
次のような効果が得られる。
【0027】(1) 体色が黄色い(Zn,Cd)S:A
g,Cl蛍光体であっても、これよりも体色の白いZn
S:Ag,Al青色発光蛍光体とZnS:Cu,Al緑
色発光蛍光体を混合することにより、蛍光体層を形成す
るためのスラリー液の色を白っぽくすることができ、こ
れによって露光時における蛍光体膜中での紫外線反射率
が向上して光架橋反応が促進され、欠落がない良好な蛍
光体層のパターンが得られる。
【0028】(2) RGB各色に発光する3種類の蛍光体
を混合して1本の蛍光プリンタヘッドの発光ドットに用
いれば、従来R,G,B各色1本づつ合計3本の蛍光プ
リンタヘッドを設けていた場合でも1本ですみ、蛍光プ
リンタの小型化が可能となる。
【0029】(3) 体色が黄色い赤色発光蛍光体(Zn,
Cd)S:Ag,Clを含有する蛍光体のパターン形成
が可能になったことにより、銀塩ペーパーへの露光が可
能な蛍光プリンタヘッドが実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のRGB混合の蛍光体と(Zn,Cd)
S:Ag,Cl蛍光体の波長に対する反射率を示す図で
ある。
【図2】銀塩ペーパーにおけるシアン、イエロー、マゼ
ンタの各色層の波長に対する比感度を例示する図であ
る。
【図3】銀塩ペーパーにおけるシアン、イエロー、マゼ
ンタの各色層の波長に対する比感度の一例と、本例の蛍
光体の発光スペクトルを示す図である。
【図4】本発明者等が提案する蛍光プリンタの構造の概
略を示す図である。
【図5】赤フィルターを用いたZnO:Zn蛍光体と
(Zn,Cd)S:Ag,Cl蛍光体の発光スペクトル
と、銀塩ペーパーの波長に対する比感度の一例を示す図
である。
【図6】本発明者等が提案する蛍光プリンタにおける蛍
光体層の製造工程を示す図である。
【図7】スチリルピリジニウム基ペンダントポリビニー
ルアルコール(PVA−sbq)の構造図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が高真空状態とされた外囲器と、前
    記外囲器の内部で主走査方向に並ぶ複数の陽極導体にそ
    れぞれ蛍光体を被着してなる複数の発光ドットと、前記
    外囲器の内部に設けられた電子源とを有する蛍光プリン
    タヘッドにおいて、 前記蛍光体が、1種類以上の第1の蛍光体と、前記第1
    の蛍光体よりも紫外線反射率の高い1種類以上の第2の
    蛍光体とを混合してなることを特徴とする蛍光プリンタ
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1の蛍光体が、(Zn,Cd)
    S:Ag,Clである請求項1記載の蛍光プリンタヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記第2の蛍光体が、体色が白い蛍光体
    であることを特徴とする請求項2記載の蛍光プリンタヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記第2の蛍光体が、ZnS:Ag,A
    lである請求項3記載の蛍光プリンタヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第2の蛍光体が、ZnO:Znであ
    る請求項3記載の蛍光プリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第2の蛍光体が、ZnS:Cu,A
    lである請求項2記載の蛍光プリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 内部が高真空状態とされた外囲器と、前
    記外囲器を構成する陽極基板の内面で主走査方向に並ぶ
    複数の陽極導体にそれぞれ蛍光体層を被着してなる複数
    の発光ドットと、前記外囲器の内部に設けられた電子源
    とを有する蛍光プリンタヘッドの製造方法において、 1種類以上の第1の蛍光体と、前記第1の蛍光体よりも
    紫外線反射率の高い1種類以上の第2の蛍光体と、光架
    橋反応により不溶化する水溶性感光剤と、溶媒とを混合
    してなる感光性スラリー液を前記陽極基板の内面に塗布
    し、 マスクを介して光を照射した後に湿式現像することによ
    り所望パターンの蛍光体層を形成することを特徴とする
    蛍光プリンタヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記感光性スラリー液において、第1の
    蛍光体が(Zn,Cd)S:Ag,Clであり、第2の
    蛍光体がZnS:Ag,AlとZnS:Cu,Alであ
    り、(Zn,Cd)S:Ag,ClとZnS:Ag,A
    lとZnS:Cu,Alの混合比が6:2:2である請
    求項7記載の蛍光プリンタヘッドの製造方法。
JP14933397A 1997-06-06 1997-06-06 蛍光プリンタヘッド及び蛍光プリンタヘッドの製造方法 Pending JPH10337903A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017098158A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社エムスポーラ 光制御装置、ランプ、照明器具およびこの照明器具を用いた植物栽培装置

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