JPH1033788A - パチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔開閉報知装置 - Google Patents

パチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔開閉報知装置

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JPH1033788A
JPH1033788A JP21304396A JP21304396A JPH1033788A JP H1033788 A JPH1033788 A JP H1033788A JP 21304396 A JP21304396 A JP 21304396A JP 21304396 A JP21304396 A JP 21304396A JP H1033788 A JPH1033788 A JP H1033788A
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ball
hole
ball receiving
opening
tray
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JP21304396A
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Sansei KK
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Sansei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の球受皿の球抜き孔の開閉状態を
音声で知らせ、また、プレイ中と非プレイ中とで音声に
よる報知方法を変える。 【解決手段】 球受上皿1に第1遮蔽板3が開かれたこ
とを検知する第1検知手段4を、球受下皿6に第2遮蔽
板8が開かれたことを検知する第2検知手段9をそれぞ
れ設け、第1、第2検知手段からの検知信号を受けて、
第1、第2球抜き孔2、7の開閉状態を音声で知らせる
音声装置5を設けた。また、プレイしているか否かを確
認するプレイ確認手段11を設け、上記第1、第2検知
手段からの検知信号と、プレイ確認手段11からの検知
信号とを受けて、プレイ中とプレイされていない場合と
で音声による報知方法を変える音声選択制御回路12を
備えた音声装置5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
下部に設けられた球受上皿と球受下皿の球抜き孔の開閉
状態を音声により知らせるパチンコ機に於ける球受皿の
球抜き孔開閉報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の球抜き孔開閉報知装置と
しては、例えば、球受下皿の球抜き孔が開かれ球抜き状
態にあると、球抜き検知手段により遮蔽板が球抜き位置
にあることを検知し、該検知手段からの出力信号により
球受皿や球受皿の一端に設けた球抜き表示装置を点灯さ
せたり、或いは、球抜き表示装置に「開放中」の文字を
表示させたりして、球受下皿の球抜き孔が開かれ球抜き
状態にあることを知らせるものが提案されている。(特
開平4ー253880号、及び、特開平6ー17886
0号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたものは、球受下皿の球抜き孔の開閉状態の
みを球抜き表示装置により知らせるものであり、球受上
皿の球抜き孔が開かれていること、球受上皿と球受下皿
の両者の球抜き孔が開かれていること、さらには、球受
上皿の球抜き孔が半開きの状態にあることを知らせるこ
とができなかった。それ故、プレイをしようとする人
が、遊戯盤の釘の状態等このパチンコ機がよく出玉する
か否か、又、表示用役物や液晶表示装置を見てどんなゲ
ームができるかに気を取られ、球受上皿の球抜き孔が開
かれ球抜き状態にあることを見落し、球抜き状態にある
球受上皿に持参した球を投入してしまい、投入したパチ
ンコ球がそのまま球受下皿へ流下してしまったり、或い
は、球受上皿と球受下皿の両者の球抜き孔が開かれ球抜
き状態になっている場合は、球受上皿に投入したパチン
コ球が球受下皿に流下し、さらに球受下皿から床に落下
し散乱させてしまうという事態が生じる問題点があっ
た。
【0004】また、球受上皿において、球抜き孔と遮蔽
板との間にパチンコ球が挟まる等して半開き状態にな
り、パチンコ球が球発射装置に送られずプレイできない
状態にあることを知らせたり、プレイ中に権利発生とな
り少しでも多くパチンコ球を入賞させたい場合に、同様
に球抜き孔と遮蔽板との間にパチンコ球が挟まる等して
半開き状態になり、スムーズにパチンコ球が球発射装置
に送られない場合、これをプレイしている人に端的に知
らせることができないという問題点があった。
【0005】さらに、プレイ中とプレイをしていない場
合とで、球受皿の球抜き孔が開かれ球抜き状態にあるこ
とを知らせる報知手段を変えることができなないため、
プレイ中の人に煩わしさを与えない程度の報知の仕方と
しなければならず、プレイされていないパチンコ機の球
受皿が球抜き状態にあることをプレイしようとする人及
びパチンコホールの係員に明確に知らせることが困難で
あった。
【0006】さらにまた、球受皿の球抜き孔が開かれ球
抜き状態にあるか否かを球受皿或いは球受皿の一端に設
置した専用の球抜き表示装置で知らせるものであるた
め、球受皿が球抜き状態にあるか否かは各パチンコ機の
前に来なければ分かりにくく、パチンコホールの係員は
球抜き状態に放置されていないか一台一台見て回る必要
があり不便でもあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、音声又は音
声と視覚の両方により球受下皿の球抜き孔の開閉状態だ
けでなく、球受上皿の球抜き孔が開かれ球抜き状態にあ
ること、及び、球受上皿と球受下皿の両者の球抜き孔が
開かれ球抜き状態にあることを知らせ、かつ、球受上皿
の球抜き孔が半開き状態にあることも知らせることがで
きるパチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔開閉報知装置
を提供することを目的とし、また、球抜き孔の開閉状態
の音声による報知方法を、プレイ中とプレイしていない
ときとで変えることができるようにし、プレイ中におい
てはプレイしている人に煩わしさを与えない程度に音声
による報知を抑え、プレイをしていないパチンコ機にお
いては、プレイをしようとする人及びパチンコホールの
係員に球受皿の球抜き孔が開かれ球抜き状態にあること
を音声、又は、音声と視覚により明確に知らせることが
できる球抜き孔開閉報知装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔の開
閉報知装置は、球受皿1、6の球抜き孔2、7を開閉す
る遮蔽板3、8を、開放位置に保持可能に設けたパチン
コ機Aの球受皿1、6において、球受皿1、6に遮蔽板
3、8が開かれたことを検知する検知手段4、9を設
け、該検知手段4、9からの検知信号を受けて、球受皿
1、6の球抜き孔2、7の開閉状態を音声で知らせる音
声装置5を設けたものである。
【0009】そして、球受上皿1に第1遮蔽板3が開か
れたことを検知する第1検知手段4を設け、該検知手段
4からの検知信号を受けて、球受上皿1の第1球抜き孔
2の開閉状態を音声で知らせる音声装置5を設けたり、
或いは、球受下皿6に第2遮蔽板8が開かれたことを検
知する第2検知手段9を設け、第2検知手段9からの検
知信号を受けて、球受下皿6の第2球抜き孔7の開閉状
態を音声で知らせる音声装置5を設けることもできる。
【0010】また、第1検知手段4として、第1遮蔽板
3が半開き位置にあることを検知する検知手段4aと、
全開位置にあることを検知する検知手段4bとを設け、
該検知手段4a、4bからの検知信号を受けて球受上皿
1の第1球抜き孔2の半開き状態と球抜き状態の両方を
知らせる音声装置5を設けてもよい。
【0011】さらに、球受上皿1に第1遮蔽板3が開か
れたことを検知する第1検知手段4を、また、球受下皿
6に第2遮蔽板8が開かれたことを検知する第2検知手
段9をそれぞれ設け、第1、第2検知手段4、9からの
検知信号を受けて、球受上皿1の第1球抜き孔2と、球
受下皿6の第2球抜き孔7の開閉状態を音声で知らせる
音声装置5を設けることが好ましい。
【0012】そして、第1検知手段4と第2検知手段9
からの検知信号を受けて、球受上皿1の第1球抜き孔2
のみが開かれた状態にあるとき、球受下皿6の第2球抜
き孔7のみが開かれた状態にあるとき、球受上皿1と球
受下皿6の第1、第2球抜き孔2、7の両者が開かれた
状態にあるときとで、音声を変える音声選択回路10を
備えた音声装置5を設けると効果的である。
【0014】さらに、球受上皿1の第1球抜き孔2を開
閉する第1遮蔽板3と球受下皿6の第2球抜き孔7を開
閉する第2遮蔽板8とを、それぞれ開放位置に保持可能
に設けたパチンコ機Aの球受上皿1と球受下皿6におい
て、球受上皿1に第1遮蔽板3が開かれたことを検知す
る第1検知手段4を、また、球受下皿6に第2遮蔽板8
が開かれたことを検知する第2検知手段9をそれぞれ設
けると共に、パチンコ機でプレイをしているか否かを確
認するプレイ確認手段11を設け、上記第1、第2検知
手段4、9からの検知信号と、プレイ確認手段11から
の確認信号とを受けて、プレイ中とプレイされていない
場合とで報知方法を変え、かつ、球受上皿1の第1球抜
き孔2のみが開かれているとき、球受下皿6の第2球抜
き孔7のみが開かれているとき、球受上皿1と球受下皿
6の第1、第2球抜き孔2、7の両者が開かれていると
きとで音声を変える音声選択制御回路12を備えた音声
装置5を設置することもできる。
【0015】さらにまた、開閉状態を知らせる音声装置
5に、開閉状態を視覚により知らせる報知装置13を併
設し、音声装置5と報知装置13に検知手段4、9から
の検知信号を入力するように接続し、音声と共に視覚に
より球受皿1、6の球抜き孔2、7の開閉状態を知らせ
ることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明はパチンコ機Aの前面下部
に設けたパチンコ球を貯留し球発射装置に供給する球受
上皿1において、球発射装置に至る球供給通路14に設
けられたパチンコ球を球受下皿6に流下させる第1球抜
き孔2に、該球抜き孔2を開閉する第1遮蔽板3が開位
置に係止保持できるように設けられ、操作部15により
開閉操作すると、第1遮蔽板3が左右にスライドして第
1球抜き孔2を開閉する。そして、第1遮蔽板3の移動
状況を検知する第1検知手段4が設置され、第1球抜き
孔2が全開されたときは、球抜き状態となりパチンコ球
は流下通路16を通って球受下皿6に流下し、同時に第
1検知手段4より第1球抜き孔2が開かれ球抜き状態に
ある旨の信号が出される。上記第1検知手段4は第1遮
蔽板3が半開きの状態をも検知できるように、一つの検
知装置4aを第1遮蔽板3が球抜き孔2を少し開いたこ
とを検知できる位置に、もう一つの検知装置4bを第1
遮蔽板3が第1球抜き孔2を完全に開き球抜き状態にあ
ることを検知できる位置に設置すると、第1球抜き孔2
が半開き状態にある場合と球抜き状態にある場合の両方
を検知でき、これに対応する信号が検知手段4a、4b
から出力される。
【0017】音声装置5は、メモリに音声を記憶させる
電子回路方式のもの或いは、マイクロカセットに音声を
録音した方式のものを使用し、前記検知手段4又は4
a、4bに接続され、これらの検知手段からの検知信号
が入力されると、球受上皿1の開閉状態を「ウワザラガ
ヒライテイマス」「ウワザラガハンビラキデス」と音声
により知らせる。
【0018】また、パチンコ球を貯留する球受下皿6に
は、底部に第2球抜き孔7が穿設され、該球抜き孔7を
開閉する第2遮蔽板8が開位置に係止保持できるよう設
置され、球抜き操作装置17を開閉操作すると第2遮蔽
板8が左右にスライドして第2球抜き孔7を開閉し、こ
れを検知する第2検知手段9が設けられている。そし
て、第2球抜き孔7が開かれると球受下皿6の球抜きが
行なわれ、同時に第2検知手段9より球受下皿6が球抜
き状態になった旨の信号を出力する。この出力信号が音
声装置5に入力され音声装置5が作動し、「シタザラガ
ヒライテイマス」とか「タマヌキジョウタイデス」と音
声で知らせる。
【0019】第1、第2検知手段4、4a、4b、9と
しては、光センサーを使用し、光センサーからの検知信
号が、パチンコ機A又はパチンコホールの島C又はパチ
ンコ機Aの集中制御装置に設けた音声装置5に入力さ
れ、球受上皿1、球受下皿6の第1、第2球抜き孔2、
7の開閉状態をプレイしようとしてパチンコ機を選んで
いる人、プレイをしている人及びパチンコホールの係り
員に音声で知らせることができる。
【0020】球受上皿1と球受下皿6の両者の球抜き孔
2、7の開閉状態を知らせるものにあっては、音声選択
回路10を備えたメモリに音声を記憶させる電子回路方
式の音声装置を使用する。この音声装置5に第1検知手
段4と第2検知手段9からの検知信号が入力されると、
その検知信号が音声装置5の音声選択回路10に入力さ
れ、予めデータROMに入力してある各種の音声の内、
球受上皿1の第1球抜き孔2が開かれているときは「ウ
ワザラガヒライテイマス」という音声が選ばれ出力され
るように、データROMを含む音声基板に選択信号が入
力され、音声基板からアンプ、スピーカー5aを介して
「ウワザラガヒライテイマス」との音声が発せられる。
同様に、球受下皿6の第2球抜き孔7が開いているとき
は「シタザラガヒライテイマス」と、球受上皿1の第1
球抜き孔2と球受下皿6の第2球抜き孔7の両者が開か
れているときは「ジョウゲザラガヒライテイマス」との
音声が発せられ、プレイする人及びパチンコホールの係
員に知らせることができる。
【0021】さらに、上記した第1、第2検知手段4、
9の信号に基づいて音声装置5を作動させるものは、プ
レイ中に球抜き操作をするたびに球抜き状態になったこ
とを音声で知らせることになるので、球発射操作ハンド
ル21にプレイ確認手段11を設け、これによりプレイ
中であるかプレイされていないかを確認する信号を出力
させ、前記検知手段4、9とプレイ確認手段11からの
出力信号とを音声選択制御装置12を備えた音声装置5
に入力するように接続し、プレイ中とプレイしていない
場合とで異なった音声で報知する。
【0022】この場合の音声選択制御装置12は、前記
した制御装置10と同様各種の音声を選択して出力する
と共に、プレイ確認手段11からの出力信号が入力され
ると、音声を制御することができるものであり、第1、
第2検知手段4、9とプレイ確認手段11からの出力信
号が入力されている間は、プレイ中に球抜き操作がされ
球受上皿1又は球受下皿6が球抜き状態になっても球抜
き状態を知らせる音声を出力しないようにしたり、或い
は、プレイ中と非プレイ中とでは音声による報知方法を
変えるようにし、プレイ中に球抜き操作をしたときは小
さな音で一回だけ「シタザラガヒライテイマス」と音声
で知らせ、非プレイ中は、隣接するパチンコ機でプレイ
する人に煩わしさを与えないように、一定時間ごとに音
声を発するようにしたり、音量を所定時間ごとに上げ下
げして、できるだけ煩わしさを与えないで球受上皿1又
は球受下皿6の球抜き状態を知らせることができように
設定されている。
【0023】さらには、上記した音声装置5に視覚によ
り知らせる報知装置13を併設し、検知手段4、9から
の検知信号を入力できるように接続し、音声による報知
に加え、同時に視覚により知らせる表示用役物、液晶表
示装置22の上部又は下部に「上皿OPEN」「下皿開
放中」「上下皿OPEN」等の文字を表示させたり、残
金表示装置23や遊戯盤Bの発光表示装置18を点滅さ
せる等、音声と共に視覚を通して知らせる報知手段13
を作動させ、或いは、別途制御装置を設け、音声を所定
時間ごとに流すように設定した場合には、その音声が流
れていないときに視覚を通して知らせる報知手段13を
作動させ、プレイしようとパチンコ機を選んでいる人や
プレイしている人に知らせ、パチンコホールの係員に対
しては、パチンコ機Aの上方に設置された報知ランプ1
9や、パチンコ機Aを多数列設した島Cの両側上端に設
けられた報知ランプ20を点燈点滅したり、パチンコ機
の集中制御装置の表示装置に「上皿OPEN」「上下皿
OPEN」の文字を表示するようになし、音声と視覚と
により速やかに知らせるようにする。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図9を参照して説明
する。図4、5において、1はパチンコ機Aの前面下部
に設けたパチンコ球を貯留し球発射装置に供給する球受
上皿で、球発射装置に至る球供給通路14に第1球抜き
孔2が設けられている。15は該球抜き孔2を開閉操作
する操作部で、基端を回動自由に支承された押圧部24
と、該押圧部24の押圧片25により押下げられる作動
片26を有する作動杆27が枢軸28を支点として回動
するように設けられ、作動杆27の下部には楕円形の透
孔29が穿設されている。30は第1球抜き孔2を開閉
する第1遮蔽板3に連設した遮蔽部材で、バネ31によ
り第1球抜き孔2を閉止する方向(図示右方向)に付勢
され、該遮蔽部材30の下部には摺動杆32を突設した
作動部材33を設けてある。4aは第1検知手段4であ
る光センサーで、発光部と受光部の間に前記遮蔽部材3
0の作動部材33が挿脱するようになっており、第1遮
蔽板3が図示左方向に少し移動すると、第1球抜き孔2
が半開き状態にある旨の信号が出されるように設けられ
ている。そして、4bは第1球抜き孔2が全開位置にあ
ることを検知し球抜き状態にある旨の信号を出力する光
センサーである。摺動杆32は前記透孔29に嵌入さ
れ、球抜き操作をする際に、押圧部24を押し下げると
押圧片25が作動片26を押し下げ、梃作用で作動杆2
7が時計方向に回動し、透孔29に嵌入されている摺動
杆32が図示左方向に移動し、これに伴って遮蔽部材3
0が第1遮蔽板3と共に移動し、第1球抜き孔2が開か
れる。また、押圧部24には係止段部34が設けられ該
押圧部24が押下げられると、係止段部34に係止部3
5の先端鉤部が係止し、押圧部24は押下げられた位置
即ち第1球抜き孔2が開放された位置に保持されるよう
になっている。そして、第1球抜き孔2を閉じる場合
は、係止部35の先端部を手前に引き起こして係止段部
34から鉤部を外すことにより、バネ31の付勢力で遮
蔽部材30及び第1遮蔽板3が右方向に移動し第1球抜
き孔2を閉じ、作動杆27を介して押圧片25が作動片
26により押し上げられ押圧部25は元の位置に戻る。
【0025】図6〜図8において、6は球受下皿で底部
に第2球抜き孔7が開設された球受皿部36と前面周縁
を囲う縁枠37とからなっている。17は上記球受皿部
36の裏面に設置する球抜き操作装置で、第2球抜き孔
7の主に開操作をする操作杆38を前方に突出して一体
に形成した第2遮蔽板8と、該遮蔽板8を第2球抜き孔
7を閉止する方向に付勢するバネ41と、該遮蔽板8の
下面に設けた摺動溝39を嵌合し左右に摺動案内するガ
イド部40を有しパチンコ球の落下孔42を開設した枠
体43とから構成されている。44は、枠体43の側壁
上面に設けた「開」位置、「閉」位置の係止凹部で、操
作杆38の裏面に設けた係止突起を係脱可能として、第
2遮蔽板8を開放位置に保持できるようになっている。
【0026】また、枠体43のガイド部40の一端には
第2検知手段9である光センサーが設置され、操作杆3
8を図示左方向に操作すると第2遮蔽板8が第2球抜き
孔7の下方から脱し、第2球抜き孔7と落下孔42が連
通すると共に、該遮蔽板8の下面に設けた摺動溝39の
摺動壁45が前記光センサーの発光部と受光部との間に
挿入され光センサーがオフし球抜き状態になったことを
知らせる検知信号を出力するようになっている。上記光
センサーを用いた第1、第2検知手段4、4a、4b、
9からの検知信号により、パチンコ機A若しくはパチン
コホールに設置した音声選択回路10を備えた音声装置
5を作動し、球受上皿1と球受下皿6が球抜き状態にあ
ること、及び球受上皿1の第1球抜き孔2が半開きの状
態にあることを音声によりプレイする人やパチンコホー
ルの係員に知らせる。そして、第1、第2遮蔽板3、8
が開放位置にあることを検知する手段としては、光セン
サーの他にマイクロスイッチ、近接スイッチ等を使用し
てもよい。
【0027】また、上記の第1、第2遮蔽板3、8が開
かれたことを検知する検知手段とは別に、パチンコ機で
プレイをしているか否かを確認するプレイ確認手段11
として、球打操作ハンドル21に設けられている該ハン
ドル21に手を触れると球発射装置が作動するタッチセ
ンサー11を使用し、タッチセンサー11からのプレイ
確認信号と、第1、第2検知手段4、9からの検知信号
とにより、検知手段4、9からの球抜き状態にある旨の
信号と、プレイ確認手段11からのプレイをしていない
旨の信号が出力されたとき、パチンコ機A若しくはパチ
ンコホールに設けた音声装置5を作動し、プレイ中に球
抜き操作をした場合は音声装置5が作動しないようにし
て、プレイに集中でき煩わしさを防止し、パチンコホー
ルの係員も球抜き操作がされるたびにパチンコ機を見回
る必要をなくし、或いは、プレイに差し支えない程度に
音声装置5を作動して球抜き状態にあることを知らせる
ようにすることもできる。尚、プレイ確認手段11とし
ては、タッチセンサーの他、赤外線センサーを使用し、
パチンコ機の前にプレイしようとする人が来るとプレイ
確認信号を出力するようにすることもできる。
【0028】音声装置5は各パチンコ機A又はパチンコ
ホールの島C或いは、集中制御盤に設置し、音声装置5
のスピーカー5aのみをパチンコ機Aの球受上皿1又は
パチンコ機の両側下端、若しくはパチンコ機を多数列設
した島Cの両側上部やパチンコ機を集中制御する制御盤
に設置することもできる。
【0029】さらに、音声装置5にパチンコ機及びパチ
ンコホールに設置されている既存の視覚を通して知らせ
る報知装置13を合わせて使用し、音による報知手段と
共に、或いは交互に視覚により知らせる報知手段を作動
させれば一層効果的に、プレイする人及びパチンコホー
ルの係員に球受上皿と球下皿の球抜き孔の開閉状態を知
らせることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。
【0031】請求項1のパチンコ機に於ける球受皿の球
抜き孔開閉報知装置は、球受皿の球抜き孔の開閉状態を
音声により知らせることができるので、パチンコ機でプ
レイしようとする人、プレイ中の人及びパチンコホール
の係員に明確かつ具体的に球受皿の開閉状態を知らせる
ことができる。
【0032】請求項2、4のパチンコ機に於ける球受皿
の球抜き孔開閉報知装置は、球受上皿の第1球抜き孔が
開かれていること、球受下皿の第2球抜き孔が開かれて
いることを音声により各々知らせることができるので、
パチンコ機の盤面にのみ気を取られているプレイをしよ
うとする人に明確に知らせることができ、球抜き状態に
ある球受上皿に持参したパチンコ球を投入し、投入した
パチンコ球がそのまま球受下皿へ流下させてしまうこと
がなく、また、球受下皿から床に落下し散乱させてしま
うという事態を防止することができる。
【0033】請求項3のパチンコ機に於ける球受皿の球
抜き孔開閉報知装置は、球受上皿の第1球抜き孔におい
て、球抜き孔と遮蔽板との間にパチンコ球が挟まる等し
て半開き状態にある場合もこれを知らせることができる
ので、プレイする人はパチンコ球が球発射装置に送られ
ない理由、或いは、スムーズにパチンコ球が球発射装置
に流れない理由を直ぐに理解でき、不愉快な思いをさせ
ることがない。
【0034】請求項5のパチンコ機に於ける球受皿の球
抜き孔開閉報知装置は、球受上皿の第1球抜き孔が開か
れていること、球受下皿の第2球抜き孔が開かれている
こと、球受上皿と球受下皿の両者の球抜き孔が開かれて
いることを音声により知らせることができる。
【0035】請求項6の発明は、球受上皿の第1球抜き
孔のみが開かれたとき、球受下皿の第2球抜き孔のみが
開かれたとき、第1、第2球抜き孔の両者が開かれたと
きとで、それぞれ音声で「ウワザラガヒライテイマス」
とか「シタザラガタマヌキジョウタイデス」とか「ジョ
ウゲザラガヒライテイマス」と言うように具体的に球抜
き孔の開閉状態をプレイする人及びパチンコホールの係
員に知らせることができる。
【0036】請求項7の発明は、球受上皿と球受下皿の
第1、第2球抜き孔の開閉状態を示す検知手段からの信
号と、パチンコ機でプレイをしているか否かを確認する
プレイ確認手段からの確認信号とに基づいて、音声装置
を作動させるものであるから、プレイ中とプレイをして
いない場合とで、球受上皿と球受下皿の第1、第2球抜
き孔が開かれた状態にあることを知らせる報知方法を変
えることができる。それ故、プレイ中においては第1、
第2球抜き孔の開操作をしても音声による報知をしない
ように設定したり、簡単にその旨を知らせるように設定
でき、プレイする人に対して煩わしさを少なくしプレイ
に集中させることができる。また、プレイ中に球抜き孔
が開かれるたびにパチンコホールの係員もパチンコ機を
見回る必要がない。さらにプレイされていないパチンコ
機においては、球受上皿と球受下皿が球抜き状態にある
ことを積極的にアピールするように音声による報知をす
ことができるので、プレイしようとする人及びパチンコ
ホールの係員に明確に知らせることができる。
【0037】請求項8の発明は、音声装置に視覚で知ら
せる報知装置を併設したので、プレイしようとしてパチ
ンコ機を選んでいる人に対しては音声により聴覚を通じ
知らせると共に、文字、光により視覚を通して知らせる
ことができるので、一層明確に球受皿の開閉状態を認識
させることができる。また、音声による報知と文字、光
による報知とを加減することにより、隣接するパチンコ
機や周辺のパチンコ機でプレイしている人に煩わしさを
与えることがないように球受皿の開閉状態を知らせた
り、また、パチンコホールの係員には速やかに、しかも
確実に知らせるようにすることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2検知手段と音声装置との関連を示す
説明図である。
【図2】第1、第2検知手段とプレイ確認手段と音声装
置との関連を示す説明図である。
【図3】パチンコ機の正面図である。
【図4】パチンコ機の球受上皿の要部拡大背面図であ
る。
【図5】球受上皿の第1球抜き孔を開閉する操作部の要
部拡大斜視図である。
【図6】パチンコ機の球受下皿と球打操作ハンドルの斜
視図である。
【図7】閉止状態の球抜き操作装置の平面図である。
【図8】球抜き状態の球抜き操作装置の平面図である。
【図9】パチンコ機を多数列設した島の正面概略図であ
る。
【符号の説明】
1…球受上皿、2…第1球抜き孔、3…第1遮蔽板、4
…第1検知手段 5…音声装置、6…球受下皿、7…第
2球抜き孔、8…第2遮蔽板、9…第2検知手段、10
……音声選択回路、11…プレイ確認手段、12…音声
選択制御回路、13…視覚による報知装置、A…パチン
コ機。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球受皿(1、6)の球抜き孔(2、7)を
    開閉する遮蔽板(3、8)を、開放位置に保持可能に設
    けたパチンコ機(A)の球受皿(1、6)において、球
    受皿(1、6)に遮蔽板(3、8)が開かれたことを検
    知する検知手段(4、9)を設け、該検知手段(4、
    9)からの検知信号を受けて、球受皿(1、6)の球抜
    き孔(2、7)の開閉状態を音声で知らせる音声装置
    (5)を設けたパチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔開
    閉報知装置。
  2. 【請求項2】球受上皿(1)に第1遮蔽板(3)が開か
    れたことを検知する第1検知手段(4)を設け、該検知
    手段(4)からの検知信号を受けて、球受上皿(1)の
    第1球抜き孔(2)の開閉状態を音声で知らせる音声装
    置(5)を設けた請求項1記載のパチンコ機に於ける球
    受皿の球抜き孔開閉報知装置。
  3. 【請求項3】第1検知手段(4)として、第1遮蔽板
    (3)が半開き位置にあることを検知する検知手段(4
    a)と、全開位置にあることを検知する検知手段(4
    b)とを設け、該検知手段(4a)(4b)からの検知
    信号を受けて、球受上皿(1)の第1球抜き孔(2)の
    半開き状態と球抜き状態の両方を知らせる音声装置
    (5)を設けた請求項2記載のパチンコ機に於ける球受
    皿の球抜き孔開閉報知装置。
  4. 【請求項4】球受下皿(6)に第2遮蔽板(8)が開か
    れたことを検知する第2検知手段(9)を設け、第2検
    知手段(9)からの検知信号を受けて、球受下皿(6)
    の第2球抜き孔(7)の開閉状態を音声で知らせる音声
    装置(5)を設けた請求項1記載のパチンコ機に於ける
    球受皿の球抜き孔開閉報知装置。
  5. 【請求項5】球受上皿(1)に第1遮蔽板(3)が開か
    れたことを検知する第1検知手段(4)を、また、球受
    下皿(6)に第2遮蔽板(8)が開かれたことを検知す
    る第2検知手段(9)をそれぞれ設け、第1、第2検知
    手段(4)(9)からの検知信号を受けて、球受上皿
    (1)の第1球抜き孔(2)と、球受下皿(6)の第2
    球抜き孔(7)の開閉状態を音声で知らせる音声装置
    (5)を設けた請求項1記載のパチンコ機に於ける球受
    皿の球抜き孔開閉報知装置。
  6. 【請求項6】第1検知手段(4)と第2検知手段(9)
    からの検知信号を受けて、球受上皿(1)の第1球抜き
    孔(2)のみが開かれた状態にあるとき、球受下皿
    (6)の第2球抜き孔(7)のみが開かれた状態にある
    とき、球受上皿(1)と球受下皿(6)の第1、第2球
    抜き孔(2)(7)の両者が開かれた状態にあるときと
    で、音声を変える音声選択回路(10)を備えた音声装
    置(5)を設けた請求項5記載のパチンコ機に於ける球
    受皿の球抜き孔開閉報知装置。
  7. 【請求項7】球受上皿(1)の第1球抜き孔(2)を開
    閉する第1遮蔽板(3)と球受下皿(6)の第2球抜き
    孔(7)を開閉する第2遮蔽板(8)とを、それぞれ開
    放位置に保持可能に設けたパチンコ機(A)の球受上皿
    (1)と球受下皿(6)において、球受上皿(1)に第
    1遮蔽板(3)が開かれたことを検知する第1検知手段
    (4)を、また、球受下皿(6)に第2遮蔽板(8)が
    開かれたことを検知する第2検知手段(9)をそれぞれ
    設けると共に、パチンコ機でプレイをしているか否かを
    確認するプレイ確認手段(11)を設け、上記第1、第
    2検知手段(4)(9)からの検知信号と、プレイ確認
    手段(11)からの確認信号とを受けて、プレイ中とプ
    レイされていない場合とで報知方法を変え、かつ、球受
    上皿(1)の第1球抜き孔(2)のみが開かれていると
    き、球受下皿(6)の第2球抜き孔(7)のみが開かれ
    ているとき、球受上皿(1)と球受下皿(6)の第1、
    第2球抜き孔(2)(7)の両者が開かれているときと
    で音声を変える音声選択制御回路(12)を備えた音声
    装置(5)を設けたパチンコ機に於ける球受皿の球抜き
    孔開閉報知装置。
  8. 【請求項8】開閉状態を音声で知らせる音声装置(5)
    に、開閉状態を視覚で知らせる報知装置(13)を併設
    し、音声装置(5)と報知装置(13)に検知手段
    (4、9)からの検知信号を入力するように接続し、音
    声と共に視覚により球受皿(1、6)の球抜き孔(2、
    7)の開閉状態を知らせる請求項1、2、3、4、5、
    6または7記載のパチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔
    開閉報知装置。
JP21304396A 1996-07-24 1996-07-24 パチンコ機に於ける球受皿の球抜き孔開閉報知装置 Pending JPH1033788A (ja)

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