JPH10337699A - 配線基板の穴開け加工方法 - Google Patents

配線基板の穴開け加工方法

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JPH10337699A
JPH10337699A JP9146879A JP14687997A JPH10337699A JP H10337699 A JPH10337699 A JP H10337699A JP 9146879 A JP9146879 A JP 9146879A JP 14687997 A JP14687997 A JP 14687997A JP H10337699 A JPH10337699 A JP H10337699A
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hole
laser beam
wall surface
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ashing
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Masayuki Kono
公志 河野
Hideaki Miyagawa
秀明 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴内壁面に発生する微細な凹凸や炭化物を除
去することによって、加工特性に優れた配線基板の穴開
け加工方法。 【解決手段】 樹脂部の表面に導電性箔を付与してなる
配線基板にレーザビームを照射して穴開けを行い、その
形成された穴の内壁面を酸素プラズマによってアッシン
グすることにより、内壁面に発生した微細な凹凸や炭化
物を除去し、その除去後の内壁面に導体膜を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを用
いてプリント配線基板(以下、単に「プリント板」とも
称す)を穴開け加工する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント板において、両面間の導
通をとるための導体膜が形成されるスルーホールは、た
とえばドリルを用いる穴開けにより形成されている。こ
のドリルによる穴開けは加工穴数の少ない場合にはある
程度の精度が得られるが、連続加工すると加工中の発熱
によりドリル切削性能の低下およびドリルの損傷を生
じ、加工時間が長くなり、穴内壁面の表面粗さ精度も低
下してくる。
【0003】また、ドリル加工の場合、直径0.1mm
Φ以下のドリルは折損しやすく、加工の自動化が困難で
ある。さらに、ドリル加工の場合、穴内壁面の粗さが粗
くなりがちであるので、穴開け後のメッキ処理の際に穴
内壁面に均一かつ十分な厚さの導体膜が形成できないと
いう難点がある。
【0004】従来のドリルによる穴開け加工を、図6に
基づいて説明する。
【0005】図6(a)は、加工前のプリント板30を
示すものである。このプリント板30は、ガラスエポキ
シ絶縁層30Aの両面に銅箔30B,30Cを張り付け
て構成されている。図6(b)に示すように、ドリル3
2による穴開け加工で形成された穴の内壁面は、ランダ
ムな凹凸や上下両面の開口位置のズレ(ドリルのシュー
ティングによる)等が生じている。そして、図6(c)
に示すように、上記ドリル加工による穴の内壁面にメッ
キにより導電層34を形成すると、その内壁面の凹凸が
激しいため、導電層34が均一に形成されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のド
リル穴開けは、機械的加工であるため、穴径が小さくな
ればなるほど、次のような問題が生じてくる。
【0007】(1)ドリル径が小さいため、ドリルの強
度が低下し、折れやすくなり、寿命が短い。
【0008】(2)ドリル寿命を延ばすためには、加工
送り速度を遅くすることが必要であり、加工時間が長く
なる。
【0009】(3)ドリルの直行性および加工位置精度
が十分とはいえない。
【0010】(4)穴の内壁面の凹凸が、穴径に比べて
大きくなり、次工程の導体膜形成の際、穴内壁面に均一
かつ十分な厚さの導体膜が形成されず、これにより、各
種の原因に基づき発生する応力によってクラックが発生
したりして導電特性が劣化し、信頼性が損なわれやす
い。
【0011】一方、従来、微小径の穴開けを行う方法と
して、レーザビームを用いて穴開け加工する方法が提案
されている(たとえば、特開昭58−20390号公
報、特開昭58−168489号公報、特開昭62−2
541117号公報、特開昭62−289390号公報
参照)。しかし、レーザビーム加工は熱による加工のた
め、加工面(穴の内壁面)の炭化および複合材料等にお
いては、各材料の沸点の相違により加工面(穴の内壁
面)に凹凸が生じて、次工程の導体膜形成の際に均一厚
さが得られず、ときには、導電膜の形成ができない場合
もある。
【0012】そこで、本発明の目的は、プリント板に穴
開け加工を行った際、穴内壁面に発生する微細な凹凸や
炭化物を除去することによって、加工特性に優れた穴開
け加工方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂部の表面
に導電性箔を付与してなる配線基板にレーザビームを照
射して穴開けする工程と、該開けられた穴の内壁面を酸
素プラズマによってアッシングする工程と、該アッシン
グ後の穴の内壁面に導体膜を付与する工程とを用い、該
アッシング処理により前記穴の内壁面を微細に加工する
配線基板の穴開け加工方法を提供する。
【0014】また、本発明は、樹脂部の表面に導電性箔
を付与してなる配線基板にレーザビームを照射して穴開
けする工程と、該開けられた穴の内壁面をプラズマによ
ってエッチングする工程と、該エッチング後の穴の内壁
面に導体膜を付与する工程とを用い、該エッチング処理
により前記穴の内壁面を微細に加工する配線基板の穴開
け加工方法を提供する。
【0015】また、本発明は、樹脂部の表面に導電性箔
を付与してなる配線基板にレーザビームの照射と高圧水
の噴射による加工とを同時に行って穴開けする工程と、
該開けられた穴の内壁面に導体膜を付与する工程とを用
い、該高圧水の噴射により前記穴の内壁面を微細に加工
する配線基板の穴開け加工方法を提供する。
【0016】ここで、レーザビームの照射軸と高圧水の
噴射加工軸とを同一軸上にして穴開け加工することがで
きる。
【0017】前記レーザビームとしては、CO2 レーザ
ビーム、Nd−YAGレーザビーム、Nd−YAGレー
ザビームの第2高調波、Nd−YAGレーザビームの第
3高調波を用いることができ、また、Nd−YAGレー
ザビームの第4高調波を用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。
【0019】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図4
に基づいて説明する。
【0020】まず、本発明に係るレーザ加工方法の工程
の概略を、図1および図2に基づいて説明する。
【0021】図1は、レーザ加工方法に用いるレーザ加
工装置の構成を示す。ワークW(樹脂部の表面に導電性
箔7を付与してなるプリント配線基板6)に対し、CO
2 レーザ装置1によって発生されたCO2 レーザ光L1
をミラー2で反射させて加工レンズ3へ導く。そして、
この加工レンズ3によって集光させてワークWのプリン
ト配線基板6の穴開けを加工すべき部位の表面の導電性
箔7に照射するとともに、加工ノズル4よりアシストガ
ス5を供給することによって、ワークWを貫通する穴8
を形成する。
【0022】この穴形成工程において、ワークWの穴開
け加工部である穴8の内壁面に微細な凹凸が生じると共
に炭化物が発生する。
【0023】図2は、大気圧プラズマのアッシング装置
の構成を示す。15の基板ホルダと穴8が形成されたプ
リント配線基板14を中心導体とする内部電極を構成
し、この内部電極と外部電極である外側導体10との間
に絶縁体12を配する。そして、中心導体と外側導体1
0とをそれぞれ電極として、交流電源11より電磁エネ
ルギーとして交流電界を印加する。これによって、放電
空間13に大気圧のグロー放電を形成し、穴8を有する
プリント配線基板14のアッシング処理を行った。
【0024】上述したように、レーザ光を照射して穴開
けを行った後、その穴8の内壁面を酸素プラズマによっ
てアッシングすることにより、内壁面に発生した微細な
凹凸や炭化物を除去することができる。また、アッシン
グ処理の代わりに、図3に示すようなプラズマCVD装
置を用いて、プラズマエッチングを行うことによって
も、凹凸や炭化物を同様に除去することができる。な
お、後処理として、アッシングまたはエッチング後の穴
内壁面に導体膜を形成しても良好なメッキを行うことが
できる。
【0025】以下、具体例を挙げて説明する。
【0026】(具体例1)プリント配線基板14とし
て、ガラスエポキシ銅張り積層板(東芝ケミカル社製T
CL−W−551 厚さ0.6mm 銅箔部片面18
μ)を使用する。
【0027】このプリント配線基板14に対し、出力5
00WのCO2 レーザ装置によって発生したパルスオン
タイム1ms、パルスオフタイム50msのCO2 レー
ザ光L1 を照射するとともに、アシストガスを加工ノズ
ル4より穴開け加工部へ供給し、ワークWを貫通する穴
8を形成する。
【0028】加工レンズ3は焦点距離5inレンズ、ア
シストガスはガス圧0.5kg/cm2 の酸素ガスを用
いた。この場合、パルスオフタイムの時間を短くする
と、穴内壁面の凹凸が大きくなり、炭化物の発生量も多
くなる。オフタイム時間を長くしても、凹凸の大きさお
よび炭化物の発生量は変わらず加工時間が長くなった。
【0029】次工程として、前記穴8が形成されたプリ
ント配線基板14を、図2に示すようなチャンバ内に設
置し、酸素プラズマによってアッシングを行い、凹凸お
よび炭化物を除去した。
【0030】具体的には、基板ホルダ15にレーザ光で
光加工されたプリント配線基板14を設置し、装置内に
ガス供給系よりヘリウム90sccm、酸素10scc
mを導入し、周波数13.56MHzの高周波電力を1
50Wを投入して安定なグロー放電を形成し、穴内壁部
の凹凸と炭化物をアッシングした。
【0031】アッシング速度は3μm/min、約1分
で凹凸はなくなり、炭化物も除去された。処理後の穴内
壁面の粗さは1μm以下であった。また、ESCAによ
るX線分析では、C(カーボン)は検出されなかった。
【0032】また、後工程の穴内壁面の導体膜形成にお
いても、メッキ性に関して良好な結果が得られ、通常品
以上の高性能、高品質が得られた。
【0033】(具体例2)図3は、RF−プラズマCV
D装置の構成を示す。20は真空槽、21はガス導入
系、22,23は電極、26はCO2 レーザ光L1 で加
工されたプリント配線基板、24は排気系、25はRF
電源である。真空槽を1×10-3Paに排気した後、ガ
ス導入系よりガス圧が30PaとなるようにCF4 +O
2 (5%)を導入した。引き続き、13.56MHzの
RF電源により450WのRF電力を供給し、RFプラ
ズマを形成してプリント配線基板26上の穴8をエッチ
ングした。
【0034】エッチング速度は2μm/min、約1.
5分で凹凸はなくなり、炭化物も除去された。処理後の
穴内壁面の粗さは1μm以下であった。また、ESCA
によるX線分析ではCは検出されなかった。
【0035】そして、後工程の穴内壁面の導体膜形成に
おいても、メッキ性に関して良好な結果が得られ、通常
品以上の高性能、高品質が得られた。
【0036】(具体例3)図4は、Nd−YAGレーザ
の第3高調波を用いて穴開けするための加工装置であ
る。なお、この加工装置は、CO2 レーザ加工装置とほ
ぼ同様な構成である。
【0037】プリント配線基板6の穴開けにおいて、N
d−YAGレーザの第3高調波を用いて穴8を形成し
た。
【0038】出力780mwのレーザを使用し、Qスイ
ッチを使用したレーザ光L1 をプリント配線基板6上に
照射した。レーザ光を焦点距離100mmレンズで絞
り、周波数3kHzで穴開け加工した後、前記具体例
1,2の方法にて後処理(穴内壁面の導体膜形成)を行
い、良好な結果を得た。なお、Nd−YAGレーザの第
2高調波を用いても同様な加工を行うことができる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を、図5
に基づいて説明する。
【0040】まず、本発明に係るレーザ加工方法の工程
の概略について説明する。
【0041】図5は、レーザ加工方法に用いるレーザ加
工装置の概略構成を示す。ワークW(樹脂部の表面に導
電性箔7を付与してなるプリント配線基板6)に対し、
Nd−YAGレーザ装置1によって発生されたNd−Y
AGレーザ光L1 をファイバ50を通して加工レンズ3
へ導く。そして、この加工レンズ3によって集光させて
ワークWのプリント配線基板6の穴開けを加工すべき部
位の表面の導電性箔7に照射するとともに、高圧水発生
装置51で発生させた高圧水をノズル4に送り込み、ノ
ズル4の先端より噴射してワークWを貫通する穴8を形
成する。
【0042】このような穴形成工程によって、ワークW
の穴開け加工部である穴8の内壁面に微細な凹凸および
炭化物が発生することなく、高精度な穴開け加工が可能
となる。
【0043】以下、具体例を挙げて説明する。
【0044】(具体例1)プリント配線基板6はガラス
エポキシ銅張り積層板(東芝ケミカル社製TCL−W−
551、厚さ0.6mm、銅箔部片面18μm)を使用
する。
【0045】このプリント配線基板6に対し、Nd−Y
AGレーザ装置1によって発生したレーザ光L1 をファ
イバ50を通して加工レンズ3に導き、加工銅箔面に焦
点を合わせた。加工条件はQスイッチを使用して1kH
z、20Wで照射すると同時に、高圧水発生装置51で
発生させた高圧水をパイプ52を通して圧力2000〜
2500kgf/cm2 で、ノズル4へ送り込み、Φ
0.25mmのノズル4の先端より噴射してワークWへ
吹き付けて貫通する穴8を形成した。
【0046】その結果、穴8の内壁面の凹凸はみられ
ず、炭化物の発生や付着物も見られなかった。また、後
工程の穴内壁面の導体膜形成においても、メッキ性に関
して良好な結果が得られ、通常品以上の高性能、高品質
が得られた。
【0047】(具体例2)ここでは、具体例1と同様の
装置を用い、不図示の波長変換素子によりNd−YAG
レーザ1の基本波を第2高調波に変換した。そして、具
体例1と同様に、ガラスエポキシ銅張り積層板(東芝ケ
ミカル社製TCL−W−551、厚さ0.6mm、銅箔
部片面18μm)にファイバ50を通して加工レンズ3
へ導く。そして、この加工レンズ3によって集光させて
ワークWのプリント配線基板6の穴開けを加工すべき部
位の表面の導電性箔7に照射するとともに、高圧水発生
装置51で発生させた高圧水をノズル4に送り込み、ノ
ズル4の先端より噴射してワークWを貫通する穴8を形
成した。
【0048】このときのレーザ条件は、400Hz平均
出力パワー400mW、ワーク上で2mJ/pulse
とした。
【0049】その結果、具体例1と同様に、穴8の内壁
面の凹凸はみられず、炭化物の発生や付着物も見られな
かった。また、後工程の穴内壁面の導体膜形成において
も、メッキ性に関して良好な結果が得られ、通常品以上
の高性能、高品質が得られた。
【0050】(具体例3)ここでは、具体例1と同様の
装置を用い、不図示の波長変換素子によりNd−YAG
レーザ1の基本波を第3高調波に変換した。そして、具
体例1と同様に、ガラスエポキシ銅張り積層板(東芝ケ
ミカル社製TCL−W−551、厚さ0.6mm、銅箔
部片面18μm)にファイバ50を通して加工レンズ3
へ導く。そして、この加工レンズ3によって集光させて
ワークWのプリント配線基板6の穴開けを加工すべき部
位の表面の導電性箔7に照射するとともに、高圧水発生
装置51で発生させた高圧水をノズル4に送り込み、ノ
ズル4の先端より噴射してワークWを貫通する穴8を形
成した。
【0051】このときのレーザ条件は、200Hz平均
出力パワー400mW、ワーク上で2mJ/pulse
とした。
【0052】その結果、具体例1と同様に、穴8の内壁
面の凹凸はみられず、炭化物の発生や付着物も見られな
かった。また、後工程の穴内壁面の導体膜形成において
も、メッキ性に関して良好な結果が得られ、通常品以上
の高性能、高品質が得られた。
【0053】(具体例4)ここでは、具体例1と同様の
装置を用い、不図示の波長変換素子によりNd−YAG
レーザ1の基本波を第4高調波に変換した。そして、具
体例1と同様に、ガラスエポキシ銅張り積層板(東芝ケ
ミカル社製TCL−W−551、厚さ0.6mm、銅箔
部片面18μm)にファイバ50を通して加工レンズ3
へ導く。そして、この加工レンズ3によって集光させて
ワークWのプリント配線基板6の穴開けを加工すべき部
位の表面の導電性箔7に照射するとともに、高圧水発生
装置51で発生させた高圧水をノズル4に送り込み、ノ
ズル4の先端より噴射してワークWを貫通する穴8を形
成した。
【0054】このとき、レーザ条件を200Hz平均出
力パワー200mW、ワーク上で1.5mJ/puls
eとした。また、レーザ光を透過するファイバ、レンズ
等の光学系を石英製に換えると共にウォータジェットの
水を純水に換えた。
【0055】その結果、具体例1と同様に、穴8の内壁
面の凹凸はみられず、炭化物の発生や付着物も見られな
かった。また、後工程の穴内壁面の導体膜形成において
も、メッキ性に関して、良好な結果が得られ、通常品以
上の高性能、高品質が得られた。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂部の表面に導電性箔を付与してなる配線基板にレー
ザ光を照射して穴開け加工を行った後、穴開け加工され
た基板の穴内壁面を酸素プラズマでアッシングまたはプ
ラズマエッチングするようにしたので、穴開け加工され
た穴内壁面に発生した微細な凹凸や炭化物を完全に取り
除くことができ、これにより、微細な穴加工が可能にな
るため、高性能、高品質の穴を形成することができる。
【0057】また、本発明によれば、樹脂部の表面に導
電性箔を付与してなるプリント配線基板に、レーザ光を
照射して穴開け加工を行うと同時にウォータジェット加
工を行うようにしたので、基板の穴内壁面に微細な凹凸
や炭化物を発生することがなくなり、これにより、高精
度な穴開け加工が可能になるため、高性能、高品質の穴
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるレーザ加工方
法に用いるレーザ加工装置の構成図である。
【図2】プリント配線基板をアッシングするのに使用す
る大気圧プラズマ装置の構成図である。
【図3】プリント配線基板をエッチングするのに使用す
るRFプラズマCVD装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態であるレーザ加工方
法に用いるレーザ加工装置の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態であるレーザ加工方
法に用いるレーザ加工装置の構成図である。
【図6】従来のドリルによる穴開け加工処理を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置(CO2 /Nd−YAG) 6 プリント配線基板 7 導電性箔 8 穴 14 プリント配線基板 26 プリント配線基板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂部の表面に導電性箔を付与してなる
    配線基板にレーザビームを照射して穴開けする工程と、 該開けられた穴の内壁面を酸素プラズマによってアッシ
    ングする工程と、 該アッシング後の前記穴の内壁面に導体膜を付与する工
    程とからなり、該アッシング処理により前記穴の内壁面
    を微細に加工することを特徴とする配線基板の穴開け加
    工方法。
  2. 【請求項2】 樹脂部の表面に導電性箔を付与してなる
    配線基板にレーザビームを照射して穴開けする工程と、 該開けられた穴の内壁面をプラズマによってエッチング
    する工程と、 該エッチング後の前記穴の内壁面に導体膜を付与する工
    程とからなり、該エッチング処理により前記穴の内壁面
    を微細に加工することを特徴とする配線基板の穴開け加
    工方法。
  3. 【請求項3】 樹脂部の表面に導電性箔を付与してなる
    配線基板にレーザビームの照射と高圧水の噴射による加
    工とを同時に行って穴開けする工程と、 該開けられた穴の内壁面に導体膜を付与する工程とから
    なり、該高圧水の噴射により前記穴の内壁面を微細に加
    工することを特徴とする配線基板の穴開け加工方法。
  4. 【請求項4】 レーザビームの照射軸と高圧水の噴射加
    工軸とは、同一軸上にあることを特徴とする請求項3記
    載の配線基板の穴開け加工方法。
  5. 【請求項5】 前記レーザビームは、CO2 レーザビー
    ムであることを特徴とする請求項1又は2記載の配線基
    板の穴開け加工方法。
  6. 【請求項6】 前記レーザビームは、Nd−YAGレー
    ザビームであることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の配線基板の穴開け加工方法。
  7. 【請求項7】 前記レーザビームは、Nd−YAGレー
    ザビームの第2高調波であることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の配線基板の穴開け加工方
    法。
  8. 【請求項8】 前記レーザビームは、Nd−YAGレー
    ザビームの第3高調波であることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の配線基板の穴開け加工方
    法。
  9. 【請求項9】 前記レーザビームは、Nd−YAGレー
    ザビームの第4高調波であることを特徴とする請求項3
    又は4記載の配線基板の穴開け加工方法。
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