JPH10337460A - 一軸自転型混合機の撹拌翼 - Google Patents

一軸自転型混合機の撹拌翼

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Publication number
JPH10337460A
JPH10337460A JP16054697A JP16054697A JPH10337460A JP H10337460 A JPH10337460 A JP H10337460A JP 16054697 A JP16054697 A JP 16054697A JP 16054697 A JP16054697 A JP 16054697A JP H10337460 A JPH10337460 A JP H10337460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
scraping
extending
rotating shaft
slurry
Prior art date
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Pending
Application number
JP16054697A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kimura
康一 木村
Yoshihiko Goto
嘉彦 後藤
Yasuo Ito
泰男 伊藤
Toshihisa Okabe
稔久 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
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Publication of JPH10337460A publication Critical patent/JPH10337460A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘性の高いスラリーでも、強い剪断力を与
え、分散状態の良好なスラリーが得られる撹拌翼にあ
る。 【解決手段】 回転軸31の取付け部32から外方に延
びるビーム33と、両末端部34a,34bから下方に
延びる末端ブレード35a,35bと、ビーム33の取
付け部32と末端ブレード35aとの中間から下方に延
びる中間ブレード36aと、取付け部32と末端ブレー
ド35bとの中間から中間ブレード36aの下端に向か
って延び、かつ中間ブレード36aと末端ブレード35
aとを連結する連結ブレード37と、連結ブレード37
の中間部から垂下した中間ブレード36bと、中間ブレ
ード36bの下端から回転軸31と末端ブレード35b
に延び、かつ、欠損部38a,38bが設けられた第1
掻き取り部39aと、連結ブレード37の下方に設けら
れ、かつ、回転軸31に対して第1掻き取り部39aの
欠損部38aと対称位置に設けられた第2掻き取り部3
9bとを備える撹拌翼30である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリー状物質な
どの混練に使用される一軸自転型混合機の撹拌翼に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一軸自転型混合機の撹拌
翼として、図2に示すような正面からみて回転軸の軸線
を中心に左右対称な形状の撹拌翼1が一般的に使用され
ている。この撹拌翼1は、図に示すように、回転軸2の
取付け部3から外方に水平に延びるビーム4の末端5
a,5bに、回転軸2と平行に下方に延びる末端ブレー
ド6a,6bを設け、この末端ブレード6a,6bの下
端部から中心方向に延びる左右対称の掻き取り部7a,
7bの先端部が、前記ビーム4から軸線に沿って下方に
延びる中間ブレード8に連結され、さらに、掻き取り部
7a,7bの先端部からビーム4の末端5a,5bに向
けて延びて、ビーム4に連結される連結ブレード9a,
9bとで構成されている。
【0003】上記構成の撹拌翼1を用いて混合機10内
で不定形耐火物のような粘性の高いスラリーを混練使用
すると、スラリーが左右対称形状の撹拌翼1に追従して
回転してしまい、スラリーに充分な剪断力がかからず、
均一に分散したスラリーが得られないという問題点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
ため、本発明者らは、図3に示すような左右非対称な形
状の撹拌翼15を創作した。つまり、回転軸16の取付
け部17から外方に水平に延びるビーム18の末端19
a,19bに、回転軸16の軸線と平行に下方に延びる
末端ブレード20a,20aを設け、一方の末端ブレー
ド20aの下端部から下向きに延びる折曲部21aを経
て、前記ビーム18の末端19b寄りに向けて上向きに
延びる連結ブレード21bを設け、また、末端19a寄
りのビーム18と連結ブレード21bとの間に、回転軸
16の軸線と平行な補強ブレード22aが連結させてあ
る。
【0005】そして、末端ブレード20bの外側には、
強化ブレード23が重ね合わされ、下端部側が回転軸1
6の軸線にまで至る掻き取り部24としてある。また、
この掻き取り部24と連結ブレード21bとの間に、補
強ブレード22bが連結させてある。
【0006】上記する撹拌翼15は、左右非対称な形状
であるので、この撹拌翼15の回転でスラリーを混練す
ると、上記左右対称形状の撹拌翼1に比べて、スラリー
が追従回転せず、スラリーの分散状態が改善されたが、
その改善はまだ不十分であることが判明した。
【0007】本発明は、上記左右非対称な形状の撹拌翼
15をさらに改良し、不定形耐火物のような粘性の高い
スラリーに充分な剪断力を与え、分散状態の良好なスラ
リーを得ることが可能な一軸自転型混合機の撹拌翼を提
供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る一軸自転型混合機の撹拌翼は、回転軸
の取付け部から外方に水平に延びるビームと、ビームの
両末端から下方に垂直に延びる末端ブレードと、取付け
部と一方の末端ブレードとの中間部から下方に垂直に延
びる中間ブレードと、取付け部と他方の末端ブレードと
の中間部から中間ブレードの下端に向かって斜下方に延
び、かつ、中間ブレードと一方の末端ブレードとを連結
する連結ブレードと、連結ブレードの中間部から下方に
垂直に設けられた中間ブレードと、この中間ブレードの
下端から回転軸及び他方の末端ブレードに至って延び、
かつ、欠損部が設けられた第1掻き取り部と、連結ブレ
ードの下方に設けられ、かつ、回転軸に対して第1掻き
取り部の欠損部と対称な位置に設けられた第2掻き取り
部とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る撹拌翼は、第1掻き取り部に
欠損部を設けると共に、この回転軸に対して第1掻き取
り部の欠損部と対称位置に第2掻き取り部を設けたこと
により、スラリーに強い剪断力を与えることができる。
このため、不定形耐火物のような粘性の高いスラリーの
混練にも分散状態の良好なスラリーを得ることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を参照
して説明する。図1に示す撹拌翼30は、次の構成から
なっている。すなわち、回転軸31の取付け部32から
外方に向かって水平に延びるビーム33が設けられ、こ
のビーム33の末端34a,34bに回転軸31と平行
で、下方に垂直に延びる末端ブレード35a,35bが
設けられている。
【0011】上記取付け部32と一方の末端ブレード3
5aとの中間部において、ビーム33から下方に垂直に
延びる中間ブレード36aが設けられている。また、取
付け部32と他方の末端ブレード35bとの中間部に
は、中間ブレード36aの下端部側に向かって斜め下方
に延び、かつ、中間ブレード36aと一方の末端ブレー
ド35aとを連結する連結ブレード37が設けられてい
る。
【0012】そして、連結ブレード37の前記回転軸3
1よりも他方の末端ブレード35b寄りの位置から垂下
した中間ブレード36bが設けられている。この中間ブ
レード36bの下端部から回転軸31の軸線方向と、こ
れと逆に他方の末端ブレード35b側に延び、かつ、欠
損部38a,38bがそれぞれ形成されるように第1掻
き取り部39aが設けられている。
【0013】また、上記連結ブレード37の下方に位置
し、かつ、第1掻き取り部39aの欠損部38aと対称
位置に第2掻き取り部39bが設けられている。
【0014】このような構成において、中間ブレード3
6aの上下端部は、ビーム33と連結ブレード37とに
溶接などで固定するとよく、また、連結ブレード37の
上端部は、ビーム33に溶接などで固着するとよく、中
間ブレード36bの上端部は、連結ブレード37に溶接
などで固着するとよい。
【0015】第1掻き取り部39aは、中間ブレード3
6bの下端部に溶接などで固着してもよいし、ボルトな
どを用いて中間ブレード36bに取付けてもよい。
【0016】また、一方の末端ブレード35aの傾斜部
35cと連結ブレード37の下端部とは、溶接やボルト
などで取付けるとよい。第2掻き取り部39bは、その
突出部40を連結ブレード37の下端部と末端ブレード
35aの傾斜部35cに溶接やボルトなどで取付けると
よい。
【0017】また、一方の末端ブレード35aの内側に
強化ブレード41を、他方の末端ブレード35bの外側
に強化ブレード42をそれぞれ若干張り出すようにボル
トなどで取付けることにより、末端ブレード35a,3
5bを強化してある。さらに、中間ブレード36aの回
転軸31の軸線側の側縁に折曲部36cを形成すること
により、この中間ブレード36aを補強すると共に、ス
ラリーの混練効果を向上させてある。なお、以上の撹拌
翼30の構成素材は、ステンレス鋼板などの金属材を使
用するとよい。
【0018】上記構成の撹拌翼30を想像線で図示する
混合機43内において、回転させることにより、回転軸
31に対して左右非対称形状の各ブレード35a,35
b,36a,36b,37及び第1・第2の掻き取り部
39a,39bにより混練されるスラリーには、撹拌翼
30による均一な押力や引張力が加わらない。このた
め、粘性の高いスラリーでも追従回転することが少な
く、かつ、欠損部38a,38bの存在によりスラリー
に剪断力がより効果的に働き、その混練作用が一層向上
する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、一軸自転型混合機の撹
拌翼を構成する各ブレードが左右非対称形状とすると共
に、第1掻き取り部に欠損部を設け、かつ、回転軸に対
して前記欠損部と対称な位置に第1掻き取り部の欠損部
に対応した第2掻き取り部を設けた構造としたことによ
り、掻き取り部に欠損部のない構造の撹拌翼に比べてス
ラリーに強い剪断力を与えることができる。
【0020】このため、本発明の撹拌翼を使用すること
により、不定形耐火物のような粘性の高いスラリーの混
合に際しても、分散状態の良好なスラリーを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撹拌翼の正面図である。
【図2】従来の撹拌翼の正面図である。
【図3】本発明前の改良型撹拌翼の正面図である。
【符号の説明】
30 撹拌翼 31 回転軸 32 取付け部 33 ビーム 34a,34b 末端 35a,35b 末端ブレード 36a,36b 中間ブレード 37 連結ブレード 38a,38b 欠損部 39a 第1掻き取り部 39b 第2掻き取り部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の取付け部から外方に水平に延び
    るビームと、ビームの両末端から下方に垂直に延びる末
    端ブレードと、取付け部と一方の末端ブレードとの中間
    部から下方に垂直に延びる中間ブレードと、取付け部と
    他方の末端ブレードとの中間部から中間ブレードの下端
    に向かって斜下方に延び、かつ、中間ブレードと一方の
    末端ブレードとを連結する連結ブレードと、連結ブレー
    ドの中間部から下方に垂直に設けられた中間ブレード
    と、この中間ブレードの下端から回転軸及び他方の末端
    ブレードに至って延び、かつ、欠損部が設けられた第1
    掻き取り部と、連結ブレードの下方に設けられ、かつ、
    回転軸に対して第1掻き取り部の欠損部と対称な位置に
    設けられた第2掻き取り部とを備えたことを特徴とする
    一軸自転型混合機の撹拌翼。
JP16054697A 1997-06-03 1997-06-03 一軸自転型混合機の撹拌翼 Pending JPH10337460A (ja)

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JP16054697A JPH10337460A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 一軸自転型混合機の撹拌翼

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JPH10337460A true JPH10337460A (ja) 1998-12-22

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ID=15717332

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JP16054697A Pending JPH10337460A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 一軸自転型混合機の撹拌翼

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523064A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 エルジー・ケム・リミテッド 粘性物質撹拌装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009523064A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 エルジー・ケム・リミテッド 粘性物質撹拌装置

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