JPH10336903A - 系統連系保護機能内蔵型インバータ - Google Patents

系統連系保護機能内蔵型インバータ

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JPH10336903A
JPH10336903A JP9137295A JP13729597A JPH10336903A JP H10336903 A JPH10336903 A JP H10336903A JP 9137295 A JP9137295 A JP 9137295A JP 13729597 A JP13729597 A JP 13729597A JP H10336903 A JPH10336903 A JP H10336903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な設置条件下で、交流電力系統の停電を検
出することが可能な系統連系保護機能内蔵型インバータ
を提供する。 【解決手段】インバータ主回路11の出力電流の位相が
予め定められた各位相で変化する。負荷14への電力供
給に際し、商用交流電源の停電が発生すると、各位相期
間に、インバータ主回路11による力率改善のための動
作に伴って、負荷14の電圧周波数が逐次変動する。位
相及び周波数変動率検出部16は、負荷14の電圧周波
数の変動率が予め定められたしきい値を越えると、この
旨を系統電圧異常検出部18に通知し、各位相について
の周波数変動率を副記憶装置17に記憶する。系統電圧
異常検出部18は、位相及び周波数変動率検出部16か
らの通知等に基づいて、商用交流電源の停電を判定し、
インバータ主回路11を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流電力を交流
電力に変換し、この変換された交流電力と交流電力系統
からの交流電力を連系して負荷に供給する系統連系保護
機能内蔵型インバータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の系統連系保護機能内蔵型インバ
ータとしては、例えば太陽電池によって発電された直流
電力を交流電力に変換し、この交流電力と商用交流電源
からの交流電力を連系して、各電力機器(例えば家庭内
の各電気製品)に供給すると言うものがある。
【0003】この様なインバータにおいては、負荷への
出力電流の位相を検出すると共に、負荷への出力電圧の
位相を検出し、両者が一致する様に、出力電流の位相を
調整して、力率を改善している。
【0004】また、その技術指針によれば、商用交流電
源の停電に際しては、このインバータの運転を停止さ
せ、作業者の感電を防止して、安全を確保せねばなら
ず、このための機能として、現在実効的に認められてい
る受動的方式及び能動的方式のうちから、それぞれ1つ
ずつを選択し組み合わせて採用することが定められてい
る。
【0005】能動的方式においては、出力電流を予め定
められた位相だけ周期的に変動させておき、この位相変
動が発生しているときに、負荷への出力電圧の周波数が
大きく変化すれば、停電と判定する。
【0006】なお、出力電流の位相を周期的に変動させ
なくても、商用交流電源の停電のときには、力率を改善
するために、インバータによって出力電流の位相が変更
され、出力電圧の周波数が変化するものの、インバータ
からの電力と負荷の電力が均衡していると、このインバ
ータの出力電流の位相が変動せず、負荷への出力電圧の
周波数も変化せず、停電の判定が困難になるので、出力
電流の位相を周期的に変動させて、出力電圧の周波数変
化を誘っている。
【0007】図3は、従来のインバータによる出力電流
の位相の変更パターンを示しており、出力電流の周波数
が50Hzのとき、100ms(5サイクルの期間、2
5パーセントのデューティ比)だけ出力電流の位相が変
更され、引き続く300ms(15サイクルの期間)だ
け出力電流の位相を基に戻し、以降同様に、100ms
の位相変更と300msの位相の復帰を繰り返してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な系統連系保護機能内蔵型インバータの設置条件が様々
であるにもかかわらず、インバータの出力電流の位相の
変更パターンが1種類であると、この変更パターンによ
って、全ての設置条件に対処することができなかった。
【0009】例えば、商用交流電源側の柱上トランスの
容量、柱上トランスからインバータまでの配線インピー
ダンス、このインバータを設置した家屋の負荷並びに該
家屋と同一の柱上トランスから電力を供給される周辺家
屋の負荷等、つまりインバータの全ての負荷によって、
停電時には、負荷側の電流が様々に変動し、あるいは停
電以外の時(瞬時電圧降下、瞬時停電、位相跳躍)を考
慮すると、負荷側の電流が更に多様に変動する。
【0010】このため、インバータによる出力電流の位
相の変更パターンが1種類であると、このインバータに
よる出力電流の位相の変動と、負荷側の電流変動が釣り
合うことがあって、この状態では、出力電圧の周波数変
動が起こり得ず、商用交流電源の停電を検出することが
できずに、インバータによる単独運転が続行されること
になる。
【0011】そこで、この発明は、この様な従来技術の
課題を解決するものであって、多様な設置条件下で、交
流電力系統の停電を検出することが可能な系統連系保護
機能内蔵型インバータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、直流電力を交流電力に変換し、この変
換された交流電力と交流電力系統からの交流電力を連系
して負荷に供給し、この負荷への出力電流の位相を出力
電圧の位相に合わせて、力率を改善する系統連系保護機
能内蔵型インバータにおいて、出力電流の位相変動の割
合として、相互に異なる複数の割合を記憶する位相変動
記憶手段と、この位相変動記憶手段内の各割合で、出力
電流の位相を順次変化させる出力電流位相調整手段と、
この出力電流位相調整手段によって出力電流の位相が変
化される度に、出力電圧の周波数変動を検出する周波数
変動検出手段と、この出力周波数変動検出手段によって
検出された出力電圧の各周波数変動に基づいて、交流電
力系統の停電を判定する停電判定手段とを備えている。
【0013】この様な構成によれば、出力電流位相調整
手段は、位相記憶手段内の各割合で、出力電流の位相を
順次変化させる。このため、このインバータがどの様な
設置条件下に置かれていても、停電のときには、出力電
流の位相が各割合のいずれかで変化したときに、出力電
圧の周波数が変動し、停電判定手段によって、交流電力
系統の停電の判定がなされる。
【0014】請求項2に記載の様に、交流電力系統の停
電を検出する停電検出手段を更に備え、位相変動記憶手
段は、交流電力系統の停電のときに、周波数変動検出手
段によって検出された出力電圧の各周波数変動のうちか
ら大きな周波数変動をもたらした出力電流の位相変動の
割合を学習しても良い。
【0015】更に、請求項3に記載の様に、出力電流位
相調整手段は、位相変動記憶手段内の大きな周波数変動
をもたらした出力電流の位相変動の割合で、出力電流の
位相を変化させても構わない。
【0016】この様に交流電力系統の停電のときに、周
波数変動検出手段によって検出された出力電圧の各周波
数変動のうちから大きな周波数変動をもたらした出力電
流の位相変動の割合を記憶しておき、次の停電のときに
は、この大きな周波数変動をもたらした出力電流の位相
変動の割合で、出力電流の位相を変化させれば、出力電
圧を大きく変動させることができ、停電の判定が容易か
つ速やかに行うことができる。
【0017】すなわち、停電の度に、大きな周波数変動
をもたらした出力電流の位相変動の割合を位相変動記憶
手段に記憶させておき、これを次の停電のときに利用す
ると言う学習機能を設けている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。
【0019】図1は、この発明の系統連系保護機能内蔵
型インバータの一実施形態を示している。この実施形態
のインバータでは、例えば太陽電池(図示せず)からの
直流電力を入力し、この直流電力を交流電力に変換する
インバータ主回路11と、各種の位相を記憶している主
記憶装置12と、この主記憶装置12内の各位相に基づ
いてインバータ主回路11の出力電流の位相を調整する
位相調整部13と、インバータ主回路11からの交流電
力及び商用交流電源からの交流電力を連系してなる交流
電力であって、負荷14に供給される交流電力の電圧及
び周波数を検出する系統電圧検出部15と、位相調整部
13からインバータ主回路11に与えられた位相を通知
されたり、系統電圧検出部15によって検出された周波
数を入力して、この周波数の変動率を検出する位相及び
周波数変動率検出部16と、この位相及び周波数変動率
検出部16からの位相及び周波数の変動率を記憶する副
記憶装置17と、系統電圧検出部15によって検出され
た負荷14の電圧及び周波数の異常(過電圧、不足電
圧、周波数上昇並びに低下)を検出したり、周知の受動
的方式(図示せず)からのデータ、もしくは位相及び周
波数変動率検出部16からの位相及び周波数の変動率に
基づいて、商用交流電源の異常(停電)を検出する系統
電圧異常検出部18を備えている。
【0020】主記憶装置12内の各位相は、例えば4種
類であって、これらの位相を位相調整部13に順次指定
する。位相調整部13は、これらの位相を指定される度
に、指定された位相を基準のものとして、インバータ主
回路11に与える。これに応答して、インバータ主回路
11は、指定された位相を基準のものとし、出力電流の
位相を調整する。
【0021】これによって、インバータ主回路11の出
力電流の位相がその1周期間に図2(a)に示す様に4
種類の各位相a,b,c,dと変化する。ここでは、出
力電流の周波数が50Hzのとき、100ms(5サイ
クルの期間、25パーセントのデューティ比)の各期間
毎に、出力電流の位相が繰り返し変動されている。
【0022】一方、インバータ主回路11は、負荷14
の電圧の位相を検出し、この電圧の位相が出力電流の位
相に一致する様に、この出力電流の位相を調整する。こ
れによって、力率を改善している。
【0023】位相及び周波数変動率検出部16は、各位
相a,b,c,dの期間に、系統電圧検出部15によっ
て検出された負荷14の電圧周波数の変動率を逐次求
め、この電圧周波数の変動率が予め定められたしきい値
を越えると、この旨を系統電圧異常検出部18に通知す
る。系統電圧異常検出部18は、この位相及び周波数変
動率検出部16からの通知を商用交流電源の停電の判定
のために用いる。
【0024】また、位相及び周波数変動率検出部16
は、各位相a,b,c,dについての周波数変動率を副
記憶装置17に記憶する。
【0025】さて、負荷14への電力供給に際し、商用
交流電源からの電力供給が途絶えると、つまり商用交流
電源の停電が発生すると、図2(a)に示す各位相a,
b,c,dの期間に、インバータ主回路11による力率
改善のための動作に伴って、負荷14の電圧周波数が逐
次変動する。
【0026】位相及び周波数変動率検出部16は、負荷
14の電圧周波数の変動率が予め定められたしきい値を
越えると、この旨を系統電圧異常検出部18に通知し、
各位相a,b,c,dについての周波数変動率を副記憶
装置17に記憶する。
【0027】系統電圧異常検出部18は、位相及び周波
数変動率検出部16からの通知だけでなく、系統電圧検
出部15によって検出された負荷14の電圧及び周波数
の異常、周知の受動的方式(図示せず)からのデータに
基づいて、商用交流電源の停電を判定し、この判定をな
すと、インバータ主回路11に対してゲートブロック信
号(もしくは連系リレー開放信号)を出力し、このイン
バータ主回路11を停止させる。これによって、作業者
の感電が防止されて、安全が確保される。
【0028】また、インバータ主回路11が停止された
ときには、副記憶装置17内の各位相a,b,c,dに
ついての周波数変動率が主記憶装置12に移される。
【0029】以降同様に、商用交流電源が停電する度
に、系統電圧異常検出部18によってインバータ主回路
11が停止され、位相及び周波数変動率検出部16によ
って検出された各位相a,b,c,dについての周波数
変動率が副記憶装置17から主記憶装置12に移され、
この主記憶装置12には、商用交流電源の各停電に対応
して、各位相a,b,c,dについての周波数変動率が
記憶される。
【0030】なお、商用交流電源が停電しなくても、周
波数変動率が予め定められたしきい値を越えると、非停
電に対応して、各位相a,b,c,dについての周波数
変動率が副記憶装置17に記憶される。
【0031】商用交流電源の停電が予め定められた回数
だけ繰り返されると、主記憶装置12内のデータを参考
にして、各位相a,b,c,dについての周波数変動率
のうちから停電のときには最も変動率が小さく(もしく
は非停電のときには大きな変動率の位相)が選択され、
この位相が排除される。例えば、位相dについての変動
率が最も小さければ、この位相dが選択され、この位相
dを除く他の各位相a,b,cを位相調整部13に順次
指定する。位相調整部13は、これらの位相を基準のも
のとして、インバータ主回路11に与える。これに応答
して、インバータ主回路11は、出力電流の位相を調整
する。
【0032】これによって、インバータ主回路11の出
力電流の位相がその1周期間に図2(b)に示す様に3
種類の各位相a,b,cで繰り返し変化する。
【0033】したがって、この後には、 位相及び周波
数変動率検出部16は、各位相a,b,cの期間に、負
荷14への出力電圧の周波数変動率を逐次求め、この周
波数変動率が予め定められたしきい値を越えると、この
旨を系統電圧異常検出部18に通知する。
【0034】また、位相及び周波数変動率検出部16
は、各位相a,b,cについての周波数変動率を副記憶
装置17に記憶する。
【0035】系統電圧異常検出部18は、位相及び周波
数変動率検出部16からの通知、系統電圧検出部15に
よって検出された負荷14の電圧及び周波数の異常、周
知の受動的方式に基づいて、商用交流電源の停電を判定
すると、インバータ主回路11を停止させる。
【0036】こうしてインバータ主回路11が停止され
たときには、副記憶装置17内の各位相a,b,cにつ
いての周波数変動率が主記憶装置12に移される。
【0037】以降同様に、商用交流電源が停電する度
に、インバータ主回路11が停止され、位相及び周波数
変動率検出部16によって検出された各位相a,b,c
についての周波数変動率が主記憶装置12に移される。
【0038】商用交流電源の停電が予め定められた回数
だけ繰り返されると、主記憶装置12内のデータを参考
にして、各位相a,b,cについての周波数変動率のう
ちから最も変動率の小さな位相(もしくは非停電のとき
には大きな変動率の位相)が選択され、この位相が排除
される。例えば、位相cが選択されて排除され、この位
相cを除く他の各位相a,bを位相調整部13に順次指
定する。位相調整部13は、これらの位相を基準のもの
として、インバータ主回路11に与える。これに応答し
て、インバータ主回路11は、出力電流の位相を調整す
る。
【0039】これによって、インバータ主回路11の出
力電流の位相がその1周期間に図2(c)に示す様に2
種類の各位相a,bと、位相変動なしで変化する。
【0040】この様に実施形態のインバータでは、主記
憶装置12内の各位相で、出力電流の位相を順次変化さ
せるので、インバータがどの様な設置条件下に置かれて
いても、つまり停電のときに、出力電流の位相を変化さ
せても、この出力電流の位相の変動と、負荷側の電流変
動が釣り合い、この出力電流の位相が実質的に変化しな
いと言う条件下に置かれていても、いずれかの位相を選
択したときに、出力電流の位相が実質的に変化して、出
力電圧の周波数が変動し、系統電圧異常検出部18によ
る商用交流電源の停電の判定がなされる。
【0041】また、主記憶装置12内の各位相について
の周波数変動率のうちから最も変動率の小さな位相を選
択し、この位相を排除して、他の各位相を基準のものと
し、インバータ主回路11による出力電流の位相を調整
しているので、つまり学習機能によって大きな周波数変
動率をもたらす各位相だけを残すので、出力電流の位相
を変動させる期間が短くなって、出力電圧の周波数変動
に基づく商用交流電源の停電を速やかにかつ確実に判定
することができる。また、系統連系保護機能内蔵型イン
バータにおいては、商用交流電源の停電からインバータ
主回路11を停止するまでの時間の猶予として、0.5
秒〜1.0秒が規定されているものの、むやみに各位相
を多くして、これらの位相の全てで出力電流の位相を変
化させると、商用交流電源の停電の検出までに時間を要
し、時間超過となるので、各位相を少なくする方が好ま
しい。
【0042】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものでなく、各位相の種類や、各位相の期間を適宜
に変更しても構わない。また、直流電力を供給する電源
としては、太陽電池の他に、バッテリーや燃料電池等が
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明によれば、
出力電流位相調整手段は、位相記憶手段内の各割合で、
出力電流の位相を順次変化させる。このため、このイン
バータがどの様な設置条件下に置かれていても、停電の
ときには、出力電流の位相が各割合のいずれかで変化し
て、出力電圧の周波数が変動し、停電判定手段によっ
て、交流電力系統の停電の判定がなされる。
【0044】請求項2に記載の様に、交流電力系統の停
電を検出する停電検出手段を更に備え、位相変動記憶手
段は、交流電力系統の停電のときに、周波数変動検出手
段によって検出された出力電圧の各周波数変動のうちか
ら大きな周波数変動をもたらした出力電流の位相変動の
割合を学習しても良い。
【0045】更に、請求項3に記載の様に、出力電流位
相調整手段は、位相変動記憶手段内の大きな周波数変動
をもたらした出力電流の位相変動の割合で、出力電流の
位相を変化させても構わない。
【0046】この様に交流電力系統の停電のときに、周
波数変動検出手段によって検出された出力電圧の各周波
数変動のうちから大きな周波数変動をもたらした出力電
流の位相変動の割合を記憶しておき、次の停電のときに
は、この大きな周波数変動をもたらした出力電流の位相
変動の割合で、出力電流の位相を変化させれば、出力電
圧を大きく変動させることができ、停電の判定が容易か
つ速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の系統連系保護機能内蔵型インバータ
の一実施形態を示すブロック図
【図2】(a),(b),(c)は図1のインバータ主
回路の出力電流の位相変動の各パターンを示す図
【図3】従来のインバータの出力電流の位相変動のパタ
ーンを示す図
【符号の説明】
11 インバータ主回路 12 主記憶装置 13 位相調整部 14 負荷 15 系統電圧検出部 16 位相及び周波数変動率検出部 17 副記憶装置 18 系統電圧異常検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換し、この変換
    された交流電力と交流電力系統からの交流電力を連系し
    て負荷に供給し、この負荷への出力電流の位相を出力電
    圧の位相に合わせて、力率を改善する系統連系保護機能
    内蔵型インバータにおいて、 出力電流の位相変動の割合として、相互に異なる複数の
    割合を記憶する位相変動記憶手段と、 この位相変動記憶手段内の各割合で、出力電流の位相を
    順次変化させる出力電流位相調整手段と、 この出力電流位相調整手段によって出力電流の位相が変
    化される度に、出力電圧の周波数変動を検出する周波数
    変動検出手段と、 この出力周波数変動検出手段によって検出された出力電
    圧の各周波数変動に基づいて、交流電力系統の停電を判
    定する停電判定手段とを備える系統連系保護機能内蔵型
    インバータ。
  2. 【請求項2】 交流電力系統の停電を検出する停電検出
    手段を更に備え、 位相変動記憶手段は、交流電力系統の停電のときに、周
    波数変動検出手段によって検出された出力電圧の各周波
    数変動のうちから大きな周波数変動をもたらした出力電
    流の位相変動の割合を学習する請求項1に記載の系統連
    系保護機能内蔵型インバータ。
  3. 【請求項3】 出力電流位相調整手段は、位相変動記憶
    手段内の大きな周波数変動をもたらした出力電流の位相
    変動の割合で、出力電流の位相を変化させる請求項2に
    記載の系統連系保護機能内蔵型インバータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6801442B2 (en) 2001-10-01 2004-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Power conversion apparatus, power conversion system, and islanding operation detection method
JP2008035619A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Omron Corp 分散型電源の単独運転判定方法

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