JP7249067B2 - 電力供給制御装置及び電力供給制御方法 - Google Patents

電力供給制御装置及び電力供給制御方法 Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 譲渡した場所:日東エルマテリアル株式会社 九州営業所 譲渡日:令和1年1月22日
本発明は、電力供給制御装置及び電力供給制御方法の技術分野に属する。より詳細には、複数の電源電力の負荷に対する供給を制御する電力供給制御装置及び電力供給制御方法の技術分野に属する。
近年、自然災害が頻発していることに鑑み、その対策の一つとして、一般家庭における自然災害発生時の電源確保の必要性が求められている。この要請に鑑みた従来技術を示す先行技術文献としは、例えば下記特許文献1が挙げられる。
この特許文献1に記載された従来技術は、「停電時であっても、様々な態様で電源電力を利用できる電力供給システムを提供する」という目的の下、「固定蓄電池と、固定側発電装置と、移動蓄電池と、移動側発電装置と、停電時に最低限必要の選定負荷が接続された自立分電盤と、選定負荷以外の一般負荷が接続されて自立分電盤との接続が断続される一般分電盤と、を備える電力供給システム」に関する技術であり、「停電時において、(i)一般分電盤と自立分電盤とが接続されている場合、移動側発電装置が発電した電力を、一般分電盤を介して一般負荷に供給するとともに自立分電盤を介して選定負荷に供給し、(ii)一般分電盤と自立分電盤とが接続されていない場合、固定側発電装置が発電した電力を、自立分電盤を介して選定負荷に供給する」構成とされている。
特開2019-47575号公報
しかしながら、予め設定された負荷に対して、複数の電源電力を切り替えて供給する場合、それら複数の電源電力間の短絡を防止することが必須となってくるが、この点についての言及が、特許文献1には見当たらない。従って、特許文献1に開示されている従来技術では、上記短絡の防止ができないという問題点があった。
そこで本発明は、上記の要請及び問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、複数の電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、予め設定された負荷への電源電力の供給を制御することが可能な電力供給制御装置及び電力供給制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電源電力としての優先度が異なる三以上の電源電力のいずれかを予め設定された負荷に供給する電力供給制御装置において、各前記電源電力がそれぞれ入力される入力端子等の複数の入力手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の検出手段であって、各前記入力手段に対して当該各電源電力が入力されているか否かをそれぞれ検出する検出部等の検出手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の禁止手段であって、対応する前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位以降の各前記電源電力の前記負荷への供給を禁止する制御リレー等の禁止手段と、を備え、各前記電源電力は、商用電力、電池に蓄えられた蓄電電力、外部の発電機による発電電力又は太陽光を用いて発電された太陽光電力のいずれかであり、前記優先度について、
前記商用電力の優先度>前記蓄電電力の優先度又は前記発電電力の優先度>前記太陽光電力の優先度
とされている。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、電源電力としての優先度が異なる三以上の電源電力のいずれかを予め設定された負荷に供給する電力供給制御装置であり、各前記電源電力がそれぞれ入力される入力端子等の複数の入力手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた検出部等の複数の検出手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた制御リレー等の複数の禁止手段と、を備える電力供給制御装置において実行される電力供給制御方法であって、各前記入力手段に対して当該各電源電力が入力されているか否かを、各前記検出手段によりそれぞれ検出する検出工程と、対応する前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位以降の各前記電源電力の前記負荷への供給を前記禁止手段により禁止する禁止工程と、を含み、各前記電源電力は、商用電力、電池に蓄えられた蓄電電力、外部の発電機による発電電力又は太陽光を用いて発電された太陽光電力のいずれかであり、前記優先度について、前記商用電力の優先度>前記蓄電電力の優先度又は前記発電電力の優先度>前記太陽光電力の優先度とされている。
請求項1又は請求項6に記載の発明によれば、各電源電力に対応付けられた入力手段のそれぞれに対する電源電力の入力が検出されたとき、電源としての優先度において直近下位以降の各電源電力の負荷への供給を禁止するので、入力される電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の負荷への電源電力の供給を制御することができる。
また、複数の電源電力が、商用電力、蓄電電力、発電電力又は太陽光電力のいずれかであり、それぞれの優先度が、商用電力の優先度>蓄電電力の優先度又は発電電力の優先度>太陽光電力の優先度とされているので、優先度が異なる四種類の電源電力について、電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の負荷への電源電力の供給を安定的に制御することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力供給制御装置において、各前記電源電力についての前記優先度は、当該電源電力としての安定度又は信頼度の少なくともいずれか一方に基づいてそれぞれ予め設定されている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、各電源電力としての優先度が、その安定度又は信頼度の少なくともいずれか一方に基づいてそれぞれ既定されているので、安定度又は信頼度が異なる複数の電源電力であっても、当該電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、それぞれの電源電力の負荷へ供給を制御することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記禁止手段のそれぞれは、当該禁止手段が対応付けられている前記電源電力に対して前記優先度において直近上位の前記電源電力に対応する前記禁止手段により前記負荷への供給が禁止されていない場合において、当該禁止手段が対応付けられている前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位の前記電源電力の前記負荷への供給を禁止するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、対応付けられている電源電力に対して優先度において直近上位の電源電力に対応する禁止手段により負荷への供給が禁止されていない場合において、優先度において直近下位の電源電力の負荷への供給を禁止するので、相互間の短絡を確実に防止しつつ、複数の電源電力を切り替えて既定の負荷へ供給することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電力供給制御装置において、当該電力供給制御装置全体がロジック回路により構成されている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、電力供給制御装置全体がロジック回路により構成されているので、外部雑音を抑制して正確に電源電力を切り替えて負荷に接続することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の電力供給制御装置において、前記負荷は、一般家庭において、商用電力の停電時においても電力の供給が求められる負荷であるように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、電源電力のいずれかが供給される負荷が、一般家庭において、商用電力の停電時においても電力の供給が求められる負荷であるので、当該停電時において複数の電源電力のいずれかを当該負荷に確実に供給することができる。
本発明によれば、各電源電力に対応付けられた入力手段のそれぞれに対する電源電力の入力が検出されたとき、電源としての優先度において直近下位以降の各電源電力の負荷への供給を禁止する。
従って、入力される電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の負荷への電源電力の供給を制御することができる。
また、複数の電源電力が、商用電力、蓄電電力、発電電力又は太陽光電力のいずれかであり、それぞれの優先度が
商用電力の優先度>蓄電電力の優先度又は発電電力の優先度>太陽光電力の優先度
とされているので、優先度が異なる四種類の電源電力について、電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の負荷への電源電力の供給を安定的に制御することができる。
実施形態の電力供給システムの概要構成を示すブロック図であり、(a)は通常時の当該電力供給システムの概要構成を示すブロック図であり、(b)は商用電力の停電時の当該電力供給システムの概要構成を示すブロック図である。 実施形態の重要負荷分電盤の概要構成を示すブロック図である。 実施形態の重要負荷分電盤の細部構成を示す回路図であり、(a)は実施形態の検出部の構成を示す回路図であり、(b)は実施形態のデバウンス制御部の構成を示す回路図である。 実施形態の電力供給制御処理を示すフローチャートである。
次に、本願を実施するための形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、一般住宅用の分電盤を含む電力供給システムに本発明を適用した場合の実施形態である。また、図1は実施形態の電力供給システムの概要構成を示すブロック図であり、図2は実施形態の重要負荷分電盤の概要構成を示すブロック図であり、図3は実施形態の重要負荷分電盤の細部構成を示す回路図であり、図4は実施形態の電力供給制御処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、実施形態の電力供給システムSは、住宅Hで使用されている一般負荷LD2及び重要負荷LD1に対してそれぞれ電源電力を供給する電力供給システムである。このとき、一般負荷LD2には、住宅Hにおいて快適な生活を送るために用いられる電化製品等が含まれており、具体的には、例えば掃除機、IH(Induction Heating)ヒータ、電気給湯機及びエアコンディショナ等が含まれている。これに対し、重要負荷LD1には、住宅Hに供給される商用電力CM(通常は交流100ボルト(周波数は50ヘルツ又は60ヘルツ)の商用電力)が停電した場合でも使用する必要がある電化製品等が含まれており、具体的には、照明、テレビジョン装置及び冷蔵庫等が含まれている。
そして実施形態の電力供給システムSは、外部の電線を介して供給される商用電力CMを一般負荷LD2及び重要負荷分電盤SB1にそれぞれ配電する住宅用分電盤SB2と、当該商用電力CMを重要負荷LD1に配電する上記重要負荷分電盤SB1と、を備える。このとき、重要負荷分電盤SB1により重要負荷LD1に配電される商用電力CMには、住宅用分電盤SB2を介して配電された商用電力CMも含まれる。これに対し、重要負荷分電盤SB1は一般負荷LD2には配電しない。また、実施形態の電力供給システムSには、太陽光を受光して発電された電力である太陽光電力を、パワーコンディショナPCを介して住宅用分電盤SB2及び重要負荷分電盤SB1に別個に供給する太陽光パネルSPが含まれている。そして、住宅用分電盤SB2及び重要負荷分電盤SB1は、商用電力CMに加えて、太陽光パネルSPから供給される電源電力を、一般負荷LD2及び重要負荷LD1にそれぞれ配電する。このとき、太陽光パネルSPから供給される電源電力は、例えば後述する商用電力CMの停電時であっても、重要負荷分電盤SB1を介して重要負荷LD1に配電される。これらに加えて、重要負荷分電盤SB1には、図1に例示する電気自動車ECに備えられた車載蓄電池からの電力である蓄電池電力が供給されている。そして重要負荷分電盤SB1は、例えば商用電力CMの停電時において、上記蓄電池電力を重要負荷LD1に配電可能とされている。
そして、上記住宅用分電盤SB2は、商用電力CMが供給されている通常時においては、図1(a)に示すように、当該商用電力CM及び上記太陽光電力を一般負荷LD2に配電する。また同様に重要負荷分電盤SB1は、当該通常時においては、商用電力CM及び上記太陽光電力を重要負荷LD1に配電する。
これに対し、商用電力CMが停電した場合、図1(b)に示すように、上記太陽光電力及び上記蓄電池電力の住宅用分電盤SB2への供給は継続可能ではあるものの、当該住宅用分電盤SB2は機能を停止し、よって、一般負荷LD2への配電も停止される。これに対し、重要負荷LD1への配電は、上記太陽光電力及び上記蓄電池電力を用いて継続される。この場合の太陽光電力の供給は、パワーコンディショナPCのいわゆる自立運転による。
次に、実施形態の電力供給システムSの中心となる重要負荷分電盤SB1について、より具体的に図2乃至図4を用いて説明する。
図2に示すように、実施形態の重要負荷分電盤SB1には、商用電力CMと、上記蓄電池電力ECPと、上記太陽光電力SPPと、が、それぞれ供給される。このとき、蓄電池電力ECPについては、電気自動車ECが接続されている場合に供給される。そして、重要負荷分電盤SB1から出力された電源電力は、ブレーカBKを介して重要負荷LD1に供給される。このとき、電源電力としての安定度又は信頼度の観点からは、一般的には、
商用電力CMの安定度又は信頼度>蓄電池電力ECPの安定度又は信頼度>太陽光電力SPPの安定度又は信頼度
であると言える。なお以下の説明では、各電源電力における上記安定度又は信頼度の少なくともいずれか一方を、単に「安定度等」と称する。また、実施形態の電力供給システムSでは、商用電力CM以外の蓄電池電力ECP及び太陽光電力SPPの重要負荷LD1に対する配電の優先度について、それぞれの安定度等に応じて、蓄電池電力ECPの当該優先度を優先度1とし、太陽光電力SPPの当該優先度を優先度2としている。
そして、重要負荷分電盤SB1は、商用電力CMに対応して、当該商用電力CMが入力される入力端子IN1と、検出部1と、制御リレー2と、デバウンス制御部3と、切替リレー4と、を備えている。また重要負荷分電盤SB1は、蓄電池電力ECPに対応して、当該蓄電池電力ECPが入力される入力端子IN2と、検出部11と、制御リレー12と、デバウンス制御部13と、切替リレー14と、を備えている。更に重要負荷分電盤SB1は、太陽光電源SPPに対応して、当該太陽光電力SPPが入力される入力端子IN3と、検出部21と、制御リレー22と、デバウンス制御部23と、切替リレー24と、を備えている。そして、重要負荷分電盤SB1からの電源電力の出力は、出力端子OUTを介してブレーカBK及び重要負荷LD1に供給される。
このとき、入力端子IN1乃至入力端子IN3が本発明の「入力手段」の一例にそれぞれ相当し、検出部1、検出部11及び検出部21が本発明の「検出手段」の一例にそれぞれ相当し、制御リレー2、制御リレー12及び制御リレー22が本発明の「禁止手段」の一例にそれぞれ相当する。
以上の構成において、検出部1、検出部11及び検出部21は、それぞれ、入力される商用電力CM、蓄電器電力ECP(優先度1)及び太陽光電力SPP(優先度2)それぞれの例えば電圧を監視している。そして検出部1は、商用電力CMの電圧が予め設定された商用電力閾値より高いことが検出されたとき、当該高い電圧の商用電力CMが検出された旨を示す検出信号D1を生成して、制御リレー2に出力する。また検出部11は、蓄電池電力ECPの電圧が予め設定された蓄電池電力閾値より高いことが検出されたとき、当該高い電圧の蓄電池電力ECPが検出された旨を示す検出信号D2を生成して、制御リレー12に出力する。更に検出部21は、太陽光電力SPPの電圧が予め設定された太陽光電力閾値より高いことが検出されたとき、当該高い電圧の太陽光電力SPPが検出された旨を示す検出信号D3を生成して、制御リレー22に出力する。
ここで、重要負荷LD1へ供給される電源電力の定格が100ボルトであるとして、上記商用電力閾値、上記蓄電池電力閾値及び上記太陽光電力閾値それぞれの関係について説明する。即ち、上記商用電力CM、上記蓄電池電力ECP及び上記太陽光電力SPPそれぞれの安定度等の関係は、上述したように、
商用電力CMの安定度等>蓄電池電力ECPの安定度等>太陽光電力SPPの安定度等
となる。そこで、これに対応して、上記商用電力閾値は、安定度等の高い商用電力CMの検出を早期に行うべく、例えば30ボルト程度の低い閾値とされる。これに対し、上記太陽光電力閾値は、安定度等の低い太陽光電力SPPが定格に近くなっていることを正確に検出すべく、例えば90ボルト程度の高い閾値とされる。そして、安定度等が中程度である蓄電池電力ECPを検出するための蓄電池電力閾値は、商用電力閾値と太陽光電力閾値との間の値として、例えば50ボルト程度の閾値とされる。これら各閾値の具体的な値は、各電力の安定度等や使用可能な部品の価格又は大きさ等に応じて、例えば経験的又は実験的に予め定められればよい。
次に制御リレー2は、検出部1から検出信号D1が出力された場合、蓄電池電力ECP及び太陽光電力SPPそれぞれの出力端子OUT及びブレーカBKを介した重要負荷LD1への供給を禁止する旨の禁止信号IB1を生成して、制御リレー12及び制御リレー22に出力する。これに加えて、当該検出信号D1が出力された場合、制御リレー2は、商用電力CMの出力端子OUT及びブレーカBKを介した重要負荷LD1への供給のオン/オフを制御する切替リレー4における切替遅延の動作を制御させるべく、当該遅延動作を指示する制御信号C1を生成して、デバウンス制御部3に出力する。これによりデバウンス制御部3は、検出部1から検出信号D1が出力されたタイミングから予め設定された商用電力遅延時間だけ遅延させた後に、出力端子OUT及びブレーカBKを介して商用電力CMを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー4を制御するための制御信号DB1を生成して、当該切替リレー4に出力する。そして切替リレー4は、当該制御信号DB1に基づき、当該商用電力遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー4を短絡することで、商用電力CMをブレーカBK及び重要負荷LD1に供給する。これにより、停電時以外の通常時には、当該商用電力CMのみが重要負荷LD1へ供給されることになる。
一方、蓄電池電力ECPに対応する制御リレー12は、検出部11から検出信号D2が出力された場合に、制御リレー2からの禁止信号IB1の出力の有無を判定し、当該禁止信号IB1が出力されていない場合に、太陽光電力SPPの出力端子OUT及びブレーカBKを介した重要負荷LD1への供給を禁止する旨の禁止信号IB2を生成して、制御リレー22に出力する。これに加えて、当該検出信号D2が出力され且つ上記禁止信号IB1が出力されていない場合に、制御リレー12は、蓄電池電力ECPの出力端子OUT及びブレーカBKを介した重要負荷LD1への供給のオン/オフを制御する切替リレー14における切替遅延の動作を制御させるべく、当該遅延動作を指示する制御信号C2を生成して、デバウンス制御部13に出力する。これによりデバウンス制御部13は、検出部11から検出信号D2が出力されたタイミングから予め設定された蓄電池電力遅延時間だけ遅延させた後に、出力端子OUT及びブレーカBKを介して蓄電池電力ECPを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー14を制御するための制御信号DB2を生成して、当該切替リレー14に出力する。そして切替リレー14は、当該制御信号DB2に基づき、当該蓄電池電力遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー14を短絡することで、蓄電池電力ECPをブレーカBK及び重要負荷LD1に供給する。これにより、商用電力CMの停電時であっても蓄電池電力ECPが供給されている場合には、当該蓄電池電力ECPのみが重要負荷LD1へ供給されることになる。
更に、太陽光電力SPPに対応する制御リレー22は、検出部21から検出信号D3が出力された場合に、制御リレー2からの禁止信号IB1の出力の有無及び制御リレー12からの禁止信号IB2の出力の有無をそれぞれ判定し、当該禁止信号IB1及び当該禁止信号IB2が共に出力されていない場合に、太陽光電力SPPの出力端子OUT及びブレーカBKを介した重要負荷LD1への供給のオン/オフを制御する切替リレー24における遅延動作を制御させるべく、当該遅延動作を指示する制御信号C3を生成して、デバウンス制御部23に出力する。これによりデバウンス制御部23は、検出部21から検出信号D3が出力されたタイミングから予め設定された太陽光電力遅延時間だけ遅延させた後に、出力端子OUT及びブレーカBKを介して太陽光電力SPPを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー24を制御するための制御信号DB3を生成して、当該切替リレー24に出力する。そして切替リレー24は、当該制御信号DB3に基づき、当該太陽光電力遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー24を短絡することで、太陽光電力SPPをブレーカBK及び重要負荷LD1に供給する。これにより、商用電力CMの停電時であって且つ蓄電池電力ECPも供給されていない場合には、当該太陽光電力SPPのみが重要負荷LD1へ供給されることになる。
ここで、上記商用電力遅延時間、上記蓄電池電力遅延時間及び上記太陽光電力遅延時間それぞれの関係について説明する。即ち、上記商用電力遅延時間、上記蓄電池電力遅延時間及び上記太陽光電力遅延時間は、上述した商用電力CM、蓄電池電力ECP及び太陽光電力SPPそれぞれの安定度等に対応して、安定度等が高い電源電力ほど、安定化するまでに要する時間(即ち、当該電源電力に切り替えて重要負荷LD1に供給することが可能となるまでの時間)も短くて済むことから、
上記商用電力遅延時間<上記蓄電池電力遅延時間<上記太陽光電力遅延時間
とされている。より具体的には、例えば、上記商用電力遅延時間としては0.5秒程度が好適であり、上記太陽光電力遅延時間としては5秒程度が好適であり、上記蓄電池電力遅延時間としては、上記商用電力遅延時間と上記太陽光電力遅延時間との間を取って2秒乃至3秒程度とされる。これら各遅延時間の具体的な値は、上記各閾値と同様に、各電力の安定度等や使用可能な部品の価格又は大きさ等に応じて、例えば経験的又は実験的に予め定められればよい。
以上説明したような構成及び動作を備える実施形態の重要負荷分電盤SB1は、全体として、予め設定されたプログラムをマイクロコンピュータが読み込んで実行することでソフトウェア的に実現される部材又は機能を含むことなく、いわゆるハードウェアロジック回路でのみ、構成されている。
より具体的に例えば、上記検出部1、上記検出部11及び上記検出部21は、相互に同様の電子部品により構成されており、AC/DCコンバータ50並びにコンデンサ51及びコンデンサ52が、図3(a)に例示するように接続されて構成されている。そして、上述した各閾値(換言すれば、対応する電源電力の安定度等)に対応して、
検出部1を構成するAC/DCコンバータ50の入力電圧範囲>検出部11を構成するAC/DCコンバータ50の入力電圧範囲>検出部21を構成するAC/DCコンバータ50の入力電圧範囲
とされている。またこのとき、検出部21を構成するAC/DCコンバータ50の入力電圧範囲については、重要負荷LD1へ供給される電源電力の定格が100ボルトである場合には、当該入力電圧範囲も100ボルト付近となるように設定されるのが好適である。
また例えば、上記デバウンス制御部3、上記デバウンス制御部13及び上記デバウンス制御部23は、相互に同様の電子部品により構成されており、遅延制御回路60、抵抗61乃至抵抗66及びコンデンサ67が、図3(b)に例示するように接続されて構成されている。そして、上記デバウンス制御部3における上記商用電力遅延時間、上記デバウンス制御部13における上記蓄電池電力遅延時間及び上記デバウンス制御部23における上記太陽光電力遅延時間のそれぞれは、抵抗62乃至抵抗65それぞれの抵抗値を単独又は組み合わせて変えることで、上記デバウンス制御部3、上記デバウンス制御部13及び上記デバウンス制御部23ごとに予め設定される。
次に、上述した構成を備える実施形態の重要負荷分電盤SB1により実行される、実施形態の電力供給制御処理について、図4を用いて、時系列に沿って具体的に説明する。なお、図4に示す実施形態の電力供給制御処理は、重要負荷分電盤SB1が住宅Hに設置された以降、継続して実行されている。
即ち、図4左に示すように、商用電力CMについての停電がない通常時においては、入力端子IN1を介して供給されている当該商用電力CMの電圧が、検出部1により常時監視されている(ステップS1。ステップS1:NO。)。そして、上記商用電力閾値を超える電圧の商用電力CMが検出されたら(ステップS1:YES)、制御リレー2は、当該検出結果としての上記検出信号D1(図2参照)に基づいて、上記禁止信号IB1を生成して、制御リレー12及び制御リレー22に出力すると共に、上記制御信号C1を生成して、デバウンス制御部3に出力する(ステップS2)。
その後デバウンス制御部3は、当該制御信号C1に基づいて、検出部1から検出信号D1が出力されたタイミングから上記商用電力遅延時間だけ遅延させた後に商用電力CMを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー4を制御するための上記制御信号DB1を生成して、当該切替リレー4に出力する(ステップS3)。これにより切替リレー4は、当該制御信号DB1に基づき、当該商用電力遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー4を短絡し(ステップS4)、商用電力CMを重要負荷LD1に供給する(ステップS5)。その後、上記ステップS1の監視に戻って、上述したステップS1の監視乃至ステップS5の処理が繰返し実行される。これらにより、停電時以外の通常時には、当該商用電力CMのみが重要負荷LD1へ供給される。なお、上述したステップS1の監視乃至ステップS5の処理が繰り返されている状態で、商用電力CMについて停電が発生した場合は(ステップS1:NO)、その停電が復旧するまでステップS1の監視が繰り返されることとなるので、制御リレー2による上記禁止信号IB1の生成及び出力(ステップS2)、並びにその後のステップS3の処理乃至ステップS5の処理は行われない。
一方、図4中に示すように、商用電力CMについての停電がない通常時においても、入力端子IN2を介して蓄電池電力ECP(優先度1)の供給がある場合は、その電圧が、検出部11により常時監視されている(ステップS10。ステップS10:NO)。そして、上記蓄電池電力閾値を超える電圧の蓄電池電力ECPが検出されたら(ステップS10:YES)、次に制御リレー12は、上記禁止信号IB1が制御リレー2から出力されているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、当該禁止信号IB1が出力されている場合(ステップS11:YES)、制御リレー12は、後述するステップS12乃至ステップS15を実行せず、当該禁止信号IB1の出力の判定を、予め設定された時間ごとに繰り返す。
一方、ステップS11の判定において、禁止信号IB1が出力されていない場合(ステップS11:NO)、制御リレー12は、ステップS10の監視における検出結果としての上記検出信号D2(図2参照)に基づいて、上記禁止信号IB2を生成して制御リレー22に出力すると共に、上記制御信号C2を生成してデバウンス制御部13に出力する(ステップS13)。その後デバウンス制御部13は、当該制御信号C2に基づいて、検出部11から検出信号D2が出力されたタイミングから上記蓄電池遅延時間だけ遅延させた後に蓄電池電力ECPを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー14を制御するための上記制御信号DB2を生成して、当該切替リレー14に出力する(ステップS13)。これにより切替リレー14は、当該制御信号DB2に基づき、当該蓄電池遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー14を短絡し(ステップS14)、蓄電池電力ECPを重要負荷LD1に供給する(ステップS15)。このとき、ステップS11の判定で禁止信号IB1が出力されていないということは、商用電力CMの重要負荷LD1への供給が停止していることになるので、ステップS15の処理による蓄電器電力ECPの重要負荷LD1への供給と商用電力CMの重要負荷LD1への供給とが重複することはない。その後、上記ステップS10の監視に戻って、上述したステップS10の監視乃至ステップS15の処理が繰返し実行される。これらにより、商用電力CMの停電時には、蓄電池電力ECPのみが重要負荷LD1へ供給される。なお、上述したステップS10の監視乃至ステップS15の処理が繰り返されている状態で、蓄電器電力ECPの電気自動車ECからの供給が停止した場合は(ステップS10:NO)、再度蓄電池電力ECPの供給が開始されるまでステップS10の監視が繰り返されることとなるので、制御リレー12による上記禁止信号IB2の生成及び出力(ステップS12)、並びにその後のステップS13の処理乃至ステップS15の処理は行われない。
他方、図4右に示すように、商用電力CMについての停電がない通常時及び蓄電池電力ECPの電気自動車ECからの供給が行われている場合においても、入力端子IN3を介して太陽光電力SPP(優先度2)の供給がある場合は、その電圧が、検出部21により常時監視されている(ステップS20。ステップS20:NO。)。そして、上記太陽光電力閾値を超える電圧の太陽光電力SPPが検出されたら(ステップS20:YES)、次に制御リレー22は、上記禁止信号IB1又は上記禁止信号IB2のいずれかが出力されているか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定において、当該禁止信号IB1又は当該禁止信号IB2のいずれかが出力されている場合(ステップS21:YES)、制御リレー22は、後述するステップS22乃至ステップS25を実行せず、当該禁止信号IB1又は当該禁止信号IB2の出力の判定を、予め設定された時間ごとに繰り返す。
一方、ステップS21の判定において、禁止信号IB1及び禁止信号IB2のいずれも出力されていない場合(ステップS21:NO)、制御リレー22は、ステップS20の監視における検出結果としての上記検出信号D3(図2参照)に基づいて、上記制御信号C3を生成して、デバウンス制御部23に出力する(ステップS21)。その後デバウンス制御部23は、当該制御信号C3に基づいて、検出部21から検出信号D3が出力されたタイミングから上記太陽光遅延時間だけ遅延させた後に太陽光電力SPPを重要負荷LD1に供給するように切替えリレー24を制御するための上記制御信号DB3を生成して、当該切替リレー24に出力する(ステップS22)。これにより切替リレー24は、当該制御信号DB3に基づき、当該太陽光遅延時間だけ遅延させて当該切替リレー24を短絡し(ステップS23)、太陽光電力SPPを重要負荷LD1に供給する(ステップS24)。このとき、ステップS21の判定で禁止信号IB1及び禁止信号IB2が共に出力されていないということは、商用電力CM及び蓄電池電力ECPの重要負荷LD1への供給が共に停止していることになるので、ステップS24の処理による太陽光電力SPPの重要負荷LD1への供給と商用電力CM及び蓄電池電力ECPの重要負荷LD1への供給とが重複することはない。その後、上記ステップS20の監視に戻って、上述したステップS20の監視乃至ステップS24の処理が繰返し実行される。これらにより、商用電力CMの停電が発生し且つ蓄電池電力ECPの供給も停止している場合には、太陽光電力SPPのみが重要負荷LD1へ供給される。
以上説明したように、上記重要負荷分電盤SB1を含む実施形態の電力供給システムSの動作によれば、商用電力CM等の各電源電力に対応付けられた検出部1等のそれぞれに対する電源電力の入力が検出されたとき、商用電力CMを最優先し、電源としての安定度等において直近下位以降の各電源電力の重要負荷LD1への供給を禁止するので、入力される電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の重要負荷LD1への電源電力の供給を制御することができる。
また、各電源電力としての優先度が、その安定度等に基づいて既定されているので、安定度又は信頼度が異なる複数の電源電力であっても、当該電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、それぞれの電源電力の重要負荷LD1へ供給を制御することができる。
更に、対応付けられている電源電力に対して安定度等において直近上位の電源電力により重要負荷LD1への供給が禁止されていない場合において、安定度等において直近下位の電源電力の重要負荷LD1への供給を禁止するので(図2及び図3参照)、相互間の短絡を確実に防止しつつ、複数の電源電力を切り替えて既定の重要負荷LD1へ供給することができる。
更にまた検出部1、検出部11及び検出部21が、それぞれが対応付けられている電源電力としての安定度等が高いほど入力電圧範囲が広いAC/DCコンバータ50をそれぞれ備えているので、安定度等が異なる各電源電力について、その入力の有無を確実に検出することができる。このとき、当該AC/DCコンバータ50がロジック回路により構成されているので、電源電力の入力の有無の検出に対する雑音の影響を低減して当該有無を正確に検出することができる。
また、デバウンス制御部3、デバウンス制御部13及びデバウンス制御部23により、各電源電力のいずれかの重要負荷LD1に対する切替接続を遅延させるように制御するので(図2及び図3参照)、安定度等が異なる複数の電源電力であっても、安定化後に重要負荷LD1へ接続させることができる。
更に、デバウンス制御部3、デバウンス制御部13及びデバウンス制御部23による重要負荷LD1への接続の遅延時間(上記商用電力遅延時間等)が、当該電源電力の安定度等に対応した遅延時間であるので、安定度等に応じてより安定化させた後に重要負荷LD1へ接続させることができる。
更にまた、対応する電源電力としての安定度等が低いほど重要負荷LD1への接続における遅延時間が長いので、より安定して当該電源電力を重要負荷LD1に接続することができる。
また、重要負荷分電盤SB1全体がロジック回路により構成されているので、外部雑音を抑制して正確に電源電力を切り替えて重要負荷LD1に接続することができる。
更に、複数の電源電力が、商用電力CM、蓄電池電力ECP又は太陽光電力SPPのいずれかであり、それぞれの安定度等に基づく優先度が、
商用電力CMの優先度>蓄電池電力ECPの優先度>太陽光電力SPPの優先度
とされているので、優先度が異なる三種類の電源電力について、電源電力間の短絡を有効に防止しつつ、既定の重要負荷LD1への電源電力の供給を安定的に制御することができる。
更にまた、電源電力のいずれかが供給される重要負荷LD1が、一般の住宅Hにおいて、商用電力CMの停電時においても電力の供給が求められる重要負荷LD1であるので、当該停電時において複数の電源電力のいずれかを当該重要負荷LD1に確実に供給することができる。
なお、上述した実施形態では、電力供給システムSに供給される電源電力が、商用電力CM、蓄電池電力ECP及び太陽光電力SPPの三種類である場合について説明したが、これ以外の電源電力源としては、例えば、住宅Hに備えられた発電機及びそれによって発電された電力を蓄積する蓄電池、家庭用燃料電池、家庭用ガス発電装置及びバイオマス発電装置等が考えられる。そして、これらを電源電力として用いる場合は、実施形態の電力供給システムSと同様に、それらから供給される電源電力の安定度等に基づいて、重要負荷LD1に供給される電源電力を切り替えればよい。この場合に、優先度(安定度等)が低い電源電力ほど、優先度(安定度等)においてその上位にある他の電源電力に対応した禁止信号がいずれも出力されていない場合にのみ、当該優先度(安定度等)が低い電源電力を重要負荷LD1に供給するように構成するのが好適である。なお、上記蓄電池電力ECP及び上記太陽光電力SPPを含む商用電力CM以外の電源電力における上記優先度については、実施形態の場合(蓄電池電力ECP>太陽光電力SPPの場合)の他に、電力供給システムSが用いられる住宅Hの場所やその環境等に応じて柔軟に変更されるのが好ましい。
また、上述した実施形態では、重要負荷LD1及び一般負荷LD2がそれぞれ交流の電源電力を用いるものである場合について説明したが、これ以外に、直流の電源電力を用いる装置が負荷である場合に本発明を適用することも可能である。この場合には、ブレーカBKから出力される電源電力を直流に変換して用いればよい。
更に、上述した実施形態では、重要負荷分電盤SB1及び住宅用分電盤SB2に供給される電源電力が交流である場合について説明したが、これ以外に、当該電源電力が直流である場合に本発明を適用することも可能である。この場合には、例えば重要負荷分電盤SB1に入力される前又は当該重要負荷分電盤SB1からの出力時において、当該直流を交流に変換して用いればよい。
以上それぞれ説明したように、本発明は電力供給システムの分野に利用することが可能であり、特に一般の住宅H用の電力供給システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1、11、21 検出部
2、12、22 制御リレー
3、13、23 デバウンス制御部
4、14、24 切替リレー
50 AC/DCコンバータ
51、52、67 コンデンサ
60 遅延制御回路
61、62、63、64、65、66 抵抗
S 電力供給システム
LD1 重要負荷
LD2 一般負荷
CM 商用電力
SB1 重要負荷分電盤
SB2 住宅用分電盤
PC パワーコンディショナ
SP 太陽光パネル
EC 電気自動車
ECP 蓄電池電力
SPP 太陽光電力
BK ブレーカ
IN1、IN2、IN3 入力端子
OUT 出力端子
D1、D2、D3 検出信号
IB1、IB2 禁止信号
C1、C2、C3、DB1、DB2、DB3 制御信号

Claims (6)

  1. 電源電力としての優先度が異なる三以上の電源電力のいずれかを予め設定された負荷に供給する電力供給制御装置において、
    各前記電源電力がそれぞれ入力される複数の入力手段と、
    各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の検出手段であって、各前記入力手段に対して当該各電源電力が入力されているか否かをそれぞれ検出する検出手段と、
    各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の禁止手段であって、対応する前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位以降の各前記電源電力の前記負荷への供給を禁止する禁止手段と、
    を備え、
    各前記電源電力は、商用電力、電池に蓄えられた蓄電電力、外部の発電機による発電電力又は太陽光を用いて発電された太陽光電力のいずれかであり、
    前記優先度について、前記商用電力の優先度>前記蓄電電力の優先度又は前記発電電力の優先度>前記太陽光電力の優先度とされていることを特徴とする電力供給制御装置。
  2. 請求項1に記載の電力供給制御装置において、
    各前記電源電力についての前記優先度は、当該電源電力としての安定度又は信頼度の少なくともいずれか一方に基づいてそれぞれ予め設定されていることを特徴とする電力供給制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電力供給制御装置において、
    前記禁止手段のそれぞれは、当該禁止手段が対応付けられている前記電源電力に対して前記優先度において直近上位の前記電源電力に対応する前記禁止手段により前記負荷への供給が禁止されていない場合において、当該禁止手段が対応付けられている前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位の前記電源電力の前記負荷への供給を禁止することを特徴とする電力供給制御装置。
  4. 請求項1に記載の電力供給制御装置において、
    当該電力供給制御装置全体がロジック回路により構成されていることを特徴とする電力供給制御装置。
  5. 請求項1に記載の電力供給制御装置において、
    前記負荷は、一般家庭において、商用電力の停電時においても電力の供給が求められる負荷であることを特徴とする電力供給制御装置。
  6. 電源電力としての優先度が異なる三以上の電源電力のいずれかを予め設定された負荷に供給する電力供給制御装置であり、各前記電源電力がそれぞれ入力される複数の入力手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の検出手段と、各前記電源電力にそれぞれ対応付けられた複数の禁止手段と、を備える電力供給制御装置において実行される電力供給制御方法であって、
    各前記入力手段に対して当該各電源電力が入力されているか否かを、各前記検出手段によりそれぞれ検出する検出工程と、
    対応する前記電源電力の入力が検出されたとき、前記優先度において直近下位以降の各前記電源電力の前記負荷への供給を前記禁止手段により禁止する禁止工程と、
    を含み、
    各前記電源電力は、商用電力、電池に蓄えられた蓄電電力、外部の発電機による発電電力又は太陽光を用いて発電された太陽光電力のいずれかであり、
    前記優先度について、前記商用電力の優先度>前記蓄電電力の優先度又は前記発電電力の優先度>前記太陽光電力の優先度とされていることを特徴とする電力供給制御方法。
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