JPH10336775A - 通信交換機 - Google Patents

通信交換機

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JPH10336775A
JPH10336775A JP10132895A JP13289598A JPH10336775A JP H10336775 A JPH10336775 A JP H10336775A JP 10132895 A JP10132895 A JP 10132895A JP 13289598 A JP13289598 A JP 13289598A JP H10336775 A JPH10336775 A JP H10336775A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/06Time-space-time switching

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術に係るデジタル交換機は交換機ユニ
ット内のハードウエア接続がこれらのユニットによって
実現される機能を厳格に規定するために、限られたフレ
キシビリティしか有さず、新たなニーズが生じるような
場合には、この種の制限が新たなタイプのデジタル通信
サービスに対応する能力を制限してしまう問題点を解決
する。 【解決手段】 個々の時間スロットあるいは他の基本的
なデータ主体の交換の制御が、プロセッサによって制御
されるプログラムによって直接実行される。本発明の有
利な点は、時間スロットあるいは他のデータ主体を再配
置するアルゴリズムが、制御メモリの内容に従って各出
力バイトを単に伝送することに限定されているのではな
く、プログラムの変更によって他の用途に対しても適応
され得る点である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信信号のデジタル
交換を制御する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル革命は、コンピュータ及び通信
システムに係る影響において最も顕著である。後者の分
野においては、通信信号をデジタル形式で送信すること
によって、まず信号の忠実度が改善され、さらに、重要
なことであるが、デジタル交換機によって交換されるデ
ジタル通信設備を介して種々のタイプのデータ通信がな
され得る、ということが明らかになってきている。
【0003】この種のデジタル交換機において、デジタ
ル交換機能を実行するプライマリユニットのうちの一つ
が時間スロット相互交換(TSI)ユニットである。こ
のユニットは、特定の通信を表現しているデジタル信号
のデジタルビットストリーム上での位置を、第一のデジ
タルビットストリーム中のある位置から同一あるいは第
二のデジタルビットストリーム中の別な位置へと変化さ
せることによって交換機能を実行する。この種の時間ス
ロット相互交換は、デジタル通信交換機をインプリメン
トするために必要とされる交換機能のうちの主要な部分
を実行する。別のプライマリユニットは時間多重化交換
機(TMS)であり、デジタル信号の位置を、同一時間
スロット期間内のある空間位置から別の位置へと変化さ
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に係る問題点
は、この種のデジタル交換機が限られたフレキシビリテ
ィしか有さないという点である。なぜなら、交換機ユニ
ット内のハードウエア接続がこれらのユニットによって
実現される機能を厳格に規定するからである。それゆ
え、新たなニーズが生じるような場合には、この種の制
限が新たなタイプのデジタル通信サービスに対応する能
力を制限することになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明に従
って実質的に緩和され、従来技術に対する前進が実現さ
れる。本発明に係る方式においては、個々の時間スロッ
トあるいは他の基本的なデータ主体の交換の制御が、プ
ロセッサによって制御されるプログラムによって直接実
行される。本発明の望ましい実施例においては、このプ
ロセッサは、モトローラ(Motorola)/IBM
より市販されている604eRISCマイクロプロセッ
サ等の通信産業で広く用いられているプロセッサであ
る。本発明の望ましい実施例においては、このプロセッ
サは、メモリ、特にマイクロプロセッサのキャッシュメ
モリのローディングを制御して交換機へのシリアル入力
を受け入れ、あらゆる時点で時間スロット相互交換ユニ
ットによって必要とされる所望の接続に従って、受信し
た信号から選択的に信号を出力する。有利な点は、時間
スロットあるいは他のデータ主体を再配置するアルゴリ
ズムが制御メモリの内容に従って各出力バイトを単に伝
送することに限定されているのではなく、他の用途に対
しても適応され得る点である。例えば、ルーセントテク
ノロジー社から市販されている5ESS(登録商標)交
換機等のデジタル交換機が無線電話用の毎秒8あるいは
16キロビットのGSM音声標準に対してサービスを提
供するために必要とされる場合には、従来技術において
は相異なったTSIが必要とされる。しかしながら、本
発明に係る方法を用いると、TSI内部のソフトウエア
の変更だけが必要である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従った時間スロ
ット相互交換ユニットの入力及び出力データストリーム
を示すブロック図である。本発明の望ましい実施例にお
いては、100MHz動作のPowerPCが、各々毎
秒2.048Mビットのビットレートを有する32個の
時間スロットよりなる128個のシリアル入出力ストリ
ームを交換することが可能である。入力はn個のシリア
ル入力ストリームより構成されており、ストリーム0が
入力バッファ101に接続され、シリアル入力ストリー
ム(n−1)が入力バッファ102に接続されている。
第一入力ストリームは、入力バッファ101のシフトレ
ジスタに集められ、一段当たり64ビットの4ステージ
バッファ宛に順次パラレルに送出される。このバッファ
の最終段は、パラレルバス105を駆動する64個の3
ステートバスドライバに接続されている。さらに、パラ
レルバス105には、n個の出力バッファ11
1、...、112が接続されている。これらの出力バ
ッファも、4ステージ64ビットレジスタを有してお
り、その入力段はバス105に接続された64個のバス
レシーバに接続され、その出力段はシリアル出力ストリ
ームを生成するシフトレジスタに接続されている。さら
に、バス105にはマイクロプロセッサ120が接続さ
れており、このマイクロプロセッサにストアされたプロ
グラムの制御下でn個の入力バッファ101、...、
102の各々から関連する4つの64ビットデータバス
を読み取ることによって、256ビットよりなるバース
ト入力を受容する。同様に、このマイクロプロセッサ
は、制御マップ及びマイクロプロセッサのプログラムの
制御下で、入力を読み取ることを介して出力バーストを
生成した後に、関連している4つのデータバスがn個の
出力バッファの各々に対して書き込むことによって、2
56ビットよりなる出力バーストを出力する。
【0007】I/Oデコーダユニット130は、マイク
ロプロセッサの制御下で、入力バッファからのバスへの
3ステート出力及びバスからのn個の出力バッファ11
1、...、112への出力の双方へのゲート信号を生
成する目的で使用される。I/Oデコーダ130は、マ
イクロプロセッサのアドレスバスから入力を受信する。
【0008】さらに、バス105には、テストや診断な
どを実行する際に必要とされるデータ等の稀にしか用い
られないデータ及びプログラムテキスト、さらにその他
のキャッシュされないTSIコードをストアする目的、
またマイクロプロセッサのプログラムテキストやパスメ
モリ等のマイクロプロセッサのキャッシュにストアされ
るデータのバックアップとして用いられるメモリ122
が接続されている。バス105には、通信ネットワーク
の通話処理コントローラあるいは他の交換機等との間の
インターフェースとして機能し、制御メッセージを送受
信する制御レジスタ124も接続されている。
【0009】図2は、マイクロプロセッサにおける、本
発明の理解に関連するキーパーツを示すブロック図であ
る。マイクロプロセッサは、時間スロット相互交換ユニ
ットの動作を制御する制御プログラムをストアするプロ
グラムキャッシュ201を有している。プログラムキャ
ッシュの出力は、パイプライン技法を用いて可能となる
単純ループの高速実行を可能にする目的で複数個のイン
ストラクション(命令)をストアするインストラクショ
ンキュー203に供給される。インストラクションキュ
ーは、インストラクション制御ブロック205と相互作
用して、適切なインストラクションを算術論理演算ユニ
ット(ALU)207へ伝達する。ALUは、受信した
命令を実行して、ロードストアユニット213を制御す
ることによって、命令によって必要とされるステップを
実行するように機能する。このロードストアユニット2
13は、データキャッシュ211をアクセスする。AL
U207は、短期記憶及びマイクロプロセッサの制御の
双方の目的で、一群の内部レジスタを制御する。バスイ
ンターフェース217は、データキャッシュ211と通
信し、ソフトウエアの変更の際にはさらにプログラムキ
ャッシュ201とも通信する。
【0010】図3は、マイクロプロセッサ120のデー
タキャッシュ211にストアされているメモリデータ例
を示している。データキャッシュの内容が図3において
展開されており、なかんずく、入力バッファ10
1、...、102から受信したデータ、及び、出力バ
ッファ111、...、112へ伝達されるべきデータ
が示されている。入力バッファ101、...、102
から受信されたデータは、TSIバッファ301あるい
は303にストアされる。本発明の望ましい実施例にお
いては、種々の入力バッファからのデータがこれらのバ
ッファに順次ストアされる。毎秒n×64キロビットの
接続を取り扱う目的で、TSIバッファは、バッファ3
01と、これらシリアル入力データの別のフレームをス
トアする第二バッファ303とを有している。バッファ
301及び303は、交互に用いられる。制御マップ3
11は、出力バッファ111、...、112のうちの
一つに対して転送される目的でTSI出力バッファ32
1にストアされる出力を生成するために、TSIバッフ
ァ301あるいは303の内容の読み出しを制御する目
的で用いられる。TSI書き込みポインタ315は、入
力バッファ101、...、102のうちの一つからの
次の入力がTSIバッファ301あるいは303のいず
れにストアされるべきであるのかを記憶するために用い
られる。同様に、制御ポインタ313は、TSI出力バ
ッファ321を充填するために必要とされる時間スロッ
トを得る目的でTSIバッファへのアクセスを制御する
ために、制御マップ311の適切な部分を指し示す目的
で用いられる。入力バッファカウント331は、入力バ
ッファアドレスレジスタ332によって選択された、n
個の入力バッファ101、...、102のうちの適切
なものからの入力を順次受容することを制御する目的で
用いられ、出力バッファカウント333は、出力バッフ
ァアドレスレジスタ334によって選択されたn個の出
力バッファ111、...、112のうちの一つに対す
るTSI出力バッファ321内に集められたデータの出
力の分配を制御する目的で用いられる。リンクステータ
スメモリ341は、n個の入力線あるいはn個の出力線
のうちの機能していないものを識別する目的で用いられ
る。このステータスは、n個の入力バッファ10
1、...、102からの入力を受容する以前、あるい
は出力バッファ111、...、112のうちの一つに
対して出力を送出する以前、にチェックされる。
【0011】制御マップは、マイクロプロセッサが図1
の制御レジスタ124内の接続要求レジスタ351から
制御メッセージを受信した場合に、マイクロプロセッサ
のプログラムの制御下で変更される。この制御メッセー
ジは、時間スロット相互交換ユニット内での接続設定あ
るいは接続切断要求を表わしている。制御マップを制御
するプロセスは、当業者には公知である。
【0012】図4は、本発明に従った時間スロット相互
交換ユニット(TSI)をインプリメントするプログラ
ムの動作を記述した流れ図である。本プロセスは、マイ
クロプロセッサがフレーム同期パルスを待機するところ
から開始される(ブロック401)。フレーム同期パル
スが到達すると、シリアル入力ストリームからの入力バ
ッファ101、...、102の同期ローディングの開
始が通知され、さらに、いくつかの初期化段階がトリガ
ーされる。TSI書き込みポインタ315の示している
メモリ書き込みアドレスが初期化され(ブロック40
2)、入力バッファ101、...、102からの情報
の書き込みのためのTSIバッファ301及び303内
の正しい位置が設定される。次いで、連続するフレーム
の交互のフレームで入力データをストアするTSIバッ
ファ内のフレームメモリ301及び303のうちのいず
れかを選択する目的で、ダブルバッファリングオフセッ
トが反転される(ブロック403)。その後、マイクロ
プロセッサは、入力バッファロード済み信号を待機する
(ブロック404)。この信号は、バッファ10
1、...、102がフルになったことを通知するもの
であり、その後に、入力バッファアドレスが初期化され
て第一入力バッファ101が指し示される(ブロック4
05)。ブロック406においては、直前のサイクルで
キャッシュされた古いデータではなく新しいデータが入
力バッファから読み出されることを保証する目的で、読
み出しを初期化する前に入力バッファアドレスに係るキ
ャッシュデータが無効にされる。その後、入力バッファ
アドレスによって指し示された入力バッファが4つの6
4ビットデータバスの動作によってバースト読み込みさ
れ、ダブるバッファリングオフセットに依存してTSI
バッファ301あるいは303のいずれかのマイクロプ
ロセッサキャッシュメモリにストアされる。ブロック4
07におけるテストでは、このフレームに係る全ての入
力が書き込まれたかどうかが決定される。書き込まれて
いない場合には、バッファアドレスがインクリメントさ
れ(ブロック409)、次のバッファがTSIバッファ
に読み込まれる(前述のブロック406)。このループ
は、ブロック407におけるテストの結果が、このフレ
ームに係る全入力が書き込まれたことを示すまで継続さ
れる。
【0013】この時点で、TSI読み出しサイクルが開
始される。まず、出力バッファアドレス334が初期化
され(ブロック421)、TSI出力バッファアドレス
が初期化されて(ブロック423)、制御マップポイン
タ313が制御マップの先頭を指し示すように初期化さ
れる(ブロック425)。制御マップの内容がインデッ
クスレジスタに読み出され(ブロック427)、インデ
ックスレジスタがTSIバッファから8ビット時間スロ
ットを読み出すために用いられる(フレーム301ある
いは303がブロック403において設定されたダブル
バッファリングオフセットに依存してアクセスされる)
(ブロック429)。読み出されたデータバイトは、キ
ャッシュ内のTSI出力バッファ(TSI出力バッファ
321)の適切なオフセットを有する位置に書き込まれ
る。このオフセットは、32バイトのうちのいずれが書
き込まれるかによって決定される。ブロック433のテ
ストは、32バイト全てが書き込まれたか否かを決定す
るために用いられる。書き込まれていない場合には、ブ
ロック427へ再び戻り、ブロック427、429、4
31よりなるループが反復される。ブロック433のテ
ストによって32バイト全てが書き込まれたことが判明
すると、この32バイトは4つの64ビットデータバス
のデータキャッシュブロックフラッシュ操作によって、
キャッシュから出力バッファアドレス334で指定され
た出力バッファ111、...、112へ書き込まれ
る。ブロック443におけるテストでは、全ての出力が
書き込まれたか否かが決定される。書き込まれていない
場合には、TSI出力バッファ読み出しアドレスが再初
期化される(ブロック445)。次いで、出力バッファ
アドレス(出力バッファアドレス334)がインクリメ
ントされ(ブロック447)、出力バッファへの書き込
みのためのループがブロック427から再度実行され
る。ブロック443におけるテストで全ての出力が書き
込まれたことが判明すると、このフレームに係る作業が
終了し、プロセッサはブロック401へ戻って次のフレ
ーム同期パルスを待機する。
【0014】上記流れ図は、ブロック429及び431
において1バイト毎に読み書きがなされるような8ビッ
ト時間スロットを記述している。16ビット及び32ビ
ットの時間スロットに関しても、対応するバイトロード
/ストア命令をそのままハーフワードあるいはフルワー
ド命令に置換することによって実現され得る。時間スロ
ットの幅は、一連の時間スロットを転送する目的でブロ
ック429及び431においてストリングロード/スト
ア命令を用いることによって連続した時間スロットが一
群のものとして交換される群交換を含めるように、さら
に一般化され得る。単位時間当たりに交換される情報の
総バイト数は、時間スロット幅すなわち群の大きさと共
に増大する。なぜなら、ブロック427から433まで
のループのオーバーヘッドが、バイト幅の時間スロット
の場合と比較して相対的に時間スロット幅に比例して低
下するからである。このことは、クロス接続をインプリ
メントする32時間スロットPCM(E1)ファシリテ
ィの交換に関して非常に効果的である。24バイト幅の
群を有するT1ファシリティのような群の大きさは、2
4個の時間スロットを32バイト群にパディング(padd
ing)することによって最も効率的に交換され得る。群
は、出力バッファの出力において連続的に連結すること
によって、DS3等のより高い帯域レートを構成するこ
とが可能である。このことは、ルーセントテクノロジー
社(Lucent Technology Inc.)によって製造されている
DACS−4交換機等のデジタルアクセスクロス接続交
換機の機能を実行する際に特に有用である。
【0015】前述された流れ図は、n×64キロビット
/秒の信号か単一の64キロビット/秒の音声あるいは
データ時間スロットかを表現している全ての時間スロッ
トに関してダブルバッファリングを実現している。ダブ
ルバッファリングによって引き起こされる付加的なフレ
ーム遅延が単一の64キロビット/秒の音声あるいはデ
ータ時間スロットに関して望ましくない場合には、流れ
図は、選択的ダブルバッファリング、すなわち、単一の
音声あるいはデータ時間スロットはダブルバッファリン
グされないようなバッファリングを実現するように修正
され得る。このようなシングルバッファリングされるべ
き時間スロットは制御マップ311においてマーキング
され、ダブルバッファオフセットの効果を否定すること
によって、その時間スロットが2つのTSIバッファフ
レーム301及び303のうちの反対のものから読み出
される。よって、シングルバッファリングされた時間ス
ロットがダブるバッファリングされた時間スロットとは
反対のフレームから読み出される。
【0016】一般化されたTSIフロー 図4に示された流れ図は、フレーム毎にわずか1回だけ
実行される。なぜなら、各シリアル入力ストリームは3
2個の時間スロットから構成されていることが仮定され
ており、これらが本実施例においては、ブロック406
が議論された際に記述されているように、単一の32バ
イトバーストによってマイクロプロセッサのキャッシュ
に書き込まれるからである。図4に対する比較的単純な
修正が、より高い帯域を有するシリアルリンクに適応す
るために必要とされる。 1)図4における判断ブロッ
ク443の“Yes”の後に別の判断ブロックが必要と
なる。この判断ブロックにおいては、時間スロットの全
フレームが処理されたか否かが決定される。“Yes”
の場合には、処理はブロック401へ戻って待機状態と
なる。“No”の場合には、処理はブロック404へ戻
って、次の32個の時間スロットが入力バッファにバー
ストロードされるのを待機する。 2)制御マップポイ
ンタ初期化ブロック425が、TSI読み出しループか
らTSI書き込みサイクルの開始部(メモリ書き込みア
ドレス初期化ブロック402の後)へ移動させられる。
なぜなら、フレーム全体が書き込まれていないからであ
る。
【0017】図5は、図1のTSIの大きさを増大させ
るための配置を模式的に示す図である。図5には、n個
の入力信号、k個のマイクロプロセッサ複合体に対して
適用可能であって、これらの複合体の速度とメモリ容量
によって実現可能なインプリメンテーションが示されて
いる。ここでn、k、及びnとkの比は任意である。図
5に従った一実施例においては、nは32、kは8、そ
してnとkの比は4である。バッファ増幅器521−
1、...、521−32において終端された各入力ス
トリームは、前述の入力バッファ101と同様のシフト
レジスタ入力バッファへ接続される。マイクロプロセッ
サ複合体501−1に関しては、シフトレジスタ511
−1、...、511−32がローカルバス541−1
に接続されており、これからマイクロプロセッサ複合体
501−1が入力信号を受容する。同一の配置が、他の
7つのマイクロプロセッサ複合体501−2、...、
501−8に関して設けられている。各マイクロプロセ
ッサ複合体は、総数32個の出力バッファのうちのわず
かに4つずつにデータを供給する。例えば、マイクロプ
ロセッサ複合体501−1は、出力バッファ531−
1、...、531−4にデータを供給する。各マイク
ロプロセッサ複合体の容量は、入力シフトレジスタのフ
ルレンジから入力を受け入れるために適切なものでなけ
ればならないが、k個の出力ストリームのうちの1つだ
けを駆動することが必要とされるのみである。幸いなこ
とに、入力の受け入れは、並列に実行される。なぜな
ら、入力信号は、各マイクロプロセッサのTSIバッフ
ァ301、303における連続する位置にロードされる
からである。よって、非常に大量の入力データが単位時
間当たりにマイクロプロセッサキャッシュに受け入れら
れる。マイクロプロセッサによる連続した時間スロット
毎あるいは群毎の処理が必要とされるのは出力データの
みである。
【0018】マイクロプロセッサ複合体毎にローカルシ
フトレジスタを配置することには、各マイクロプロセッ
サの近傍のみに高い帯域を有する接続を限定するという
利点と共に、各マイクロプロセッサ毎に同一のシフトレ
ジスタを必要とする、という欠点もある。本発明に係る
有用な別の配置においては、複数のシフトレジスタより
なるグローバルセットが一つだけ用いられ、ロック段階
にある各マイクロプロセッサが同一のデータを同一の時
刻に吸収する。この場合には、高帯域グローバル接続及
びグローバルマイクロプロセッサ同期の複雑さが、各マ
イクロプロセッサ毎にシフトレジスタを配置するのでは
なく一組だけに節約できる、という事実とトレードオフ
関係にある。
【0019】理論的には、所定の順序を有する出力デー
タを生成する目的で入力データの取り込と処理を直列に
行なうことが可能である。図5に示された配置は、残念
ながらこのような(直列に入力を処理して並列出力を生
成する)配置に関しては満足に機能しない。なぜなら、
並列に受信した各入力語に関して、各プロセッサがその
出力に係る出力ストリームを生成する目的で相異なった
バイト数を処理するため、相異なったマイクロプロセッ
サが相異なった量の処理をしなければならないからであ
る。
【0020】時間多重化交換(TMS)のインプリメン
テーション 図1に示されたRISCマイクロプロセッサハードウエ
ア、図2に示されたブロック図及び図3に示されたプロ
グラマデータモデルは、TMSをインプリメントするた
めにも用いられる。基本的な差異は、TSIアプリケー
ションが時間スロットよりなる単一あるいは2つのフレ
ームのいずれか(シングルバッファリングあるいはダブ
るバッファリングアプリケーション)をメモリにストア
して維持することを必要とするのに対して、TMSアプ
リケーションにおいては、時間スロットがTMSの入力
に現れたらできる限り速く交換する、ということが必要
とされる。すなわち、101、...、102に現れた
シリアル入力ストリーム(図3のTSIバッファに既に
書き込まれている)がシリアル出力ストリーム11
1、...、112に読み出された後には、TSIバッ
ファ内にストアしておく必要が無い、ということを意味
している。従って、フレームインターバルの間になされ
るこのバッファへの次のバースト書き込みの際には、古
いデータを上書きすることが可能である。このことは、
TMSアプリケーションに関してはTSIアプリケーシ
ョンと比較してより少ないメモリ量が必要とされるとい
うことを意味している。なぜなら、1フレームあるいは
2フレーム分のメモリではなく、シリアル入力当たりに
わずか32バイト(バースト書き込みサイズ)が必要と
されるからである。さらに、n×64キロビット/秒に
関してもダブルバッファリングは不要である。なぜな
ら、タイムスロットは即時読み出しされ、タイムスロッ
トがシーケンスから外れる可能性がないからである。
【0021】図6は、TMSをインプリメントする流れ
図である。これは、TSIの基本的な流れ図(図4)と
非常に類似しており、以下、一般化されたTSIの流れ
図に関する変更点及びTMSに係る上述された差異が含
まれている。理解を容易にするため、同一のアクション
ブロックには図4と同一の番号が付されている。TMS
のような高帯域装置にかんしては、基本的なTSIの流
れ図に関して仮定された2.048メガビット/秒より
もはるかに高い帯域が必要とされる。このために、図6
においては、全フレームを処理する目的でのテストブロ
ック449の追加と、読み出し制御ポインタ初期化ブロ
ック(425)のTSI読み出しサイクルからTMS書
き込みサイクルの開始部近くのフレーム初期化部分への
移動が必要とされる。これらの2つの段階は、一般化さ
れたTSIの流れ図に関して記述されたものと同一であ
る。TMS機能をインプリメントするためになされた流
れ図へのわずか2つの変更は、1)ブロック402を、
TSI書き込みのフレーム初期化部分からロード済みバ
ッファ内部ループへ移動して直前のバースト書き込みさ
れたデータを上書き(なぜなら前述されているようにこ
のデータは既に出力されているからである)できるよう
にしたこと、及び、2)ダブルバッファリングを実現す
るために用いられたブロック403を削除したこと、で
ある。図6に示されたTMS流れ図は、時間多重化交換
機能をインプリメントする。
【0022】入力バッファ101、...、102のキ
ャッシュへのシーケンシャル書き込みに関する変更は、
単一の入力バッファから32バイトをバースト読み出し
するのではなく、4つの入力バッファの各々から8バイ
トが読み出されて書き込まれるようにすることである。
このことは、入力バッファ101、...、102によ
ってバッファリングされなければならないバイト数を3
2バイトから8バイトに低減するという利点を有してい
る。2つのバッファの各々から16バイトを読み出すよ
うにすることも可能である。
【0023】本発明の望ましい実施例においては、入力
時間スロットの順次蓄積と制御メモリの内容に基づく読
み出しが示されているが、制御メモリの内容に基づく蓄
積を順次読み出しを用いることも可能である。しかしな
がら、このような配置においては、ブロードキャスト接
続を取り扱う際の効率が低下する。図5に示された配置
は、(制御メモリに基づく蓄積とシーケンシャル読み出
しを行なうような)望ましくはない配置におけるブロー
ドキャストに関しては満足に機能しない。なぜなら、受
信された各入力語に関して、相異なったマイクロプロセ
ッサが相異なった量の処理を行なうことが必要であるか
らである。
【0024】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。また、特許請求の範囲に記載した
参照符号は、発明の容易なる理解のために記載したもの
であり、本発明の範囲を減縮するものではない。
【0025】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、個
々の時間スロットあるいは他の基本的なデータ主体の交
換の制御が、プロセッサによって制御されるプログラム
によって直接実行される交換機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る交換機を模式的に示すブロック
図。
【図2】 本発明に係る交換機において用いられるマイ
クロプロセッサを模式的に示すブロック図。
【図3】 本発明に係る交換機において用いられるメモ
リ及びレジスタのレイアウトを模式的に示す図。
【図4】 本発明に係る交換機を制御するプログラムを
示す流れ図。
【図5】 本発明に係る大規模な交換機を模式的に示す
ブロック図。
【図6】 本発明に係る交換機を制御するプログラムを
示す流れ図。
【符号の説明】
101、102 入力バッファ 105 パラレルバス 111、112 出力バッファ 120 マイクロプロセッサ 122 メモリ 124 制御レジスタ 130 I/Oデコーダ 201 プログラムキャッシュ 203 インストラクションキュー 205 インストラクション制御ブロック 207 ALU 211 データキャッシュ 213 ロード/ストアユニット 215 内部レジスタ 301、303 TSIバッファ 311 制御マップ 313 制御ポインタ 315 TSI書き込みポインタ 321 TSI出力バッファ 331 入力バッファカウント 332 入力バッファアドレスレジスタ 333 出力バッファカウント 334 出力バッファアドレスレジスタ 341 リンクステータス 501 マイクロプロセッサ複合体 511 シフトレジスタ 521 バッファ増幅器 531 出力バッファ
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 メヤー ジョセフ ゾラ アメリカ合衆国,60532 イリノイ,リス ル,リヴァーヴュー ドライブ 5601

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信交換機において、当該通信交換機
    が、 キャッシュを有するマイクロプロセッサ(120);ビ
    ットストリームを各々受信する複数個の入力バッファ
    (101、102);及び、 ビットストリームを各々送信する複数個の出力バッファ
    (111、112);を有しており、前記マイクロプロ
    セッサ(120)は、複数バイトバスによって前記入力
    バッファ(101、102)に接続されていて前記キャ
    ッシュの連続する位置にストアされるべき複数バイトを
    受信し、前記マイクロプロセッサ(120)が、プログ
    ラムの制御下で、 複数バイト受信及び前記入力バッファ(101、10
    2)からの前記複数バイトの前記キャッシュへのストア
    を制御し;かつ、 前記キャッシュ内にストアされた制御マップを用いて前
    記キャッシュからの前記複数個の出力バッファ(11
    1、112)の各々への複数バイト送信を制御するこ
    と;を特徴とする通信交換機。
  2. 【請求項2】 前記複数個の入力バッファ(101、1
    02)及び出力バッファ(111、112)の各々が同
    期ビットストリームに対して接続可能であることを特徴
    とする請求項1記載の通信交換機。
  3. 【請求項3】 前記通信交換機が時間スロット相互交換
    であることを特徴とする請求項2記載の通信交換機。
  4. 【請求項4】 前記通信交換機が時間多重化交換機であ
    ることを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  5. 【請求項5】 前記通信交換機が、さらに、複数個のマ
    イクロプロセッサ(120)を有しており、前記マイク
    ロプロセッサ(120)の各々が前記入力バッファの全
    てから入力を受信し、かつ、前記出力バッファ(11
    1、112)のうちの個々のサブセット宛に出力を送信
    することを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  6. 【請求項6】 前記マイクロプロセッサ(120)が、
    さらに、プログラムの制御下で、複数個の出力バッファ
    (111、112)の各々へのバイト群の送出を制御す
    るように機能し、このことによって、チャネル群が、デ
    ジタルアクセス及びクロス接続機能を実行するように全
    体として効率的に交換され得ることを特徴とする請求項
    1記載の通信交換機。
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