JP3961666B2 - 通信交換機 - Google Patents

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    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/06Time-space-time switching

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信信号のデジタル交換を制御する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル革命は、コンピュータ及び通信システムに係る影響において最も顕著である。後者の分野においては、通信信号をデジタル形式で送信することによって、まず信号の忠実度が改善され、さらに、重要なことであるが、デジタル交換機によって交換されるデジタル通信設備を介して種々のタイプのデータ通信がなされ得る、ということが明らかになってきている。
【0003】
この種のデジタル交換機において、デジタル交換機能を実行するプライマリユニットのうちの一つが時間スロット相互交換(TSI)ユニットである。このユニットは、特定の通信を表現しているデジタル信号のデジタルビットストリーム上での位置を、第一のデジタルビットストリーム中のある位置から同一あるいは第二のデジタルビットストリーム中の別な位置へと変化させることによって交換機能を実行する。この種の時間スロット相互交換は、デジタル通信交換機をインプリメントするために必要とされる交換機能のうちの主要な部分を実行する。別のプライマリユニットは時間多重化交換機(TMS)であり、デジタル信号の位置を、同一時間スロット期間内のある空間位置から別の位置へと変化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術に係る問題点は、この種のデジタル交換機が限られたフレキシビリティしか有さないという点である。なぜなら、交換機ユニット内のハードウエア接続がこれらのユニットによって実現される機能を厳格に規定するからである。それゆえ、新たなニーズが生じるような場合には、この種の制限が新たなタイプのデジタル通信サービスに対応する能力を制限することになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明に従って実質的に緩和され、従来技術に対する前進が実現される。本発明に係る方式においては、個々の時間スロットあるいは他の基本的なデータ主体の交換の制御が、プロセッサによって制御されるプログラムによって直接実行される。本発明の望ましい実施例においては、このプロセッサは、モトローラ(Motorola)/IBMより市販されている604eRISCマイクロプロセッサ等の通信産業で広く用いられているプロセッサである。本発明の望ましい実施例においては、このプロセッサは、メモリ、特にマイクロプロセッサのキャッシュメモリのローディングを制御して交換機へのシリアル入力を受け入れ、あらゆる時点で時間スロット相互交換ユニットによって必要とされる所望の接続に従って、受信した信号から選択的に信号を出力する。有利な点は、時間スロットあるいは他のデータ主体を再配置するアルゴリズムが制御メモリの内容に従って各出力バイトを単に伝送することに限定されているのではなく、他の用途に対しても適応され得る点である。例えば、ルーセントテクノロジー社から市販されている5ESS(登録商標)交換機等のデジタル交換機が無線電話用の毎秒8あるいは16キロビットのGSM音声標準に対してサービスを提供するために必要とされる場合には、従来技術においては相異なったTSIが必要とされる。しかしながら、本発明に係る方法を用いると、TSI内部のソフトウエアの変更だけが必要である。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に従った時間スロット相互交換ユニットの入力及び出力データストリームを示すブロック図である。本発明の望ましい実施例においては、100MHz動作のPowerPCが、各々毎秒2.048Mビットのビットレートを有する32個の時間スロットよりなる128個のシリアル入出力ストリームを交換することが可能である。入力はn個のシリアル入力ストリームより構成されており、ストリーム0が入力バッファ101に接続され、シリアル入力ストリーム(n−1)が入力バッファ102に接続されている。第一入力ストリームは、入力バッファ101のシフトレジスタに集められ、一段当たり64ビットの4ステージバッファ宛に順次パラレルに送出される。このバッファの最終段は、パラレルバス105を駆動する64個の3ステートバスドライバに接続されている。さらに、パラレルバス105には、n個の出力バッファ111、...、112が接続されている。これらの出力バッファも、4ステージ64ビットレジスタを有しており、その入力段はバス105に接続された64個のバスレシーバに接続され、その出力段はシリアル出力ストリームを生成するシフトレジスタに接続されている。さらに、バス105にはマイクロプロセッサ120が接続されており、このマイクロプロセッサにストアされたプログラムの制御下でn個の入力バッファ101、...、102の各々から関連する4つの64ビットデータバスを読み取ることによって、256ビットよりなるバースト入力を受容する。同様に、このマイクロプロセッサは、制御マップ及びマイクロプロセッサのプログラムの制御下で、入力を読み取ることを介して出力バーストを生成した後に、関連している4つのデータバスがn個の出力バッファの各々に対して書き込むことによって、256ビットよりなる出力バーストを出力する。
【0007】
I/Oデコーダユニット130は、マイクロプロセッサの制御下で、入力バッファからのバスへの3ステート出力及びバスからのn個の出力バッファ111、...、112への出力の双方へのゲート信号を生成する目的で使用される。I/Oデコーダ130は、マイクロプロセッサのアドレスバスから入力を受信する。
【0008】
さらに、バス105には、テストや診断などを実行する際に必要とされるデータ等の稀にしか用いられないデータ及びプログラムテキスト、さらにその他のキャッシュされないTSIコードをストアする目的、またマイクロプロセッサのプログラムテキストやパスメモリ等のマイクロプロセッサのキャッシュにストアされるデータのバックアップとして用いられるメモリ122が接続されている。バス105には、通信ネットワークの通話処理コントローラあるいは他の交換機等との間のインターフェースとして機能し、制御メッセージを送受信する制御レジスタ124も接続されている。
【0009】
図2は、マイクロプロセッサにおける、本発明の理解に関連するキーパーツを示すブロック図である。マイクロプロセッサは、時間スロット相互交換ユニットの動作を制御する制御プログラムをストアするプログラムキャッシュ201を有している。プログラムキャッシュの出力は、パイプライン技法を用いて可能となる単純ループの高速実行を可能にする目的で複数個のインストラクション(命令)をストアするインストラクションキュー203に供給される。インストラクションキューは、インストラクション制御ブロック205と相互作用して、適切なインストラクションを算術論理演算ユニット(ALU)207へ伝達する。ALUは、受信した命令を実行して、ロードストアユニット213を制御することによって、命令によって必要とされるステップを実行するように機能する。このロードストアユニット213は、データキャッシュ211をアクセスする。ALU207は、短期記憶及びマイクロプロセッサの制御の双方の目的で、一群の内部レジスタを制御する。バスインターフェース217は、データキャッシュ211と通信し、ソフトウエアの変更の際にはさらにプログラムキャッシュ201とも通信する。
【0010】
図3は、マイクロプロセッサ120のデータキャッシュ211にストアされているメモリデータ例を示している。データキャッシュの内容が図3において展開されており、なかんずく、入力バッファ101、...、102から受信したデータ、及び、出力バッファ111、...、112へ伝達されるべきデータが示されている。入力バッファ101、...、102から受信されたデータは、TSIバッファ301あるいは303にストアされる。本発明の望ましい実施例においては、種々の入力バッファからのデータがこれらのバッファに順次ストアされる。毎秒n×64キロビットの接続を取り扱う目的で、TSIバッファは、バッファ301と、これらシリアル入力データの別のフレームをストアする第二バッファ303とを有している。バッファ301及び303は、交互に用いられる。制御マップ311は、出力バッファ111、...、112のうちの一つに対して転送される目的でTSI出力バッファ321にストアされる出力を生成するために、TSIバッファ301あるいは303の内容の読み出しを制御する目的で用いられる。TSI書き込みポインタ315は、入力バッファ101、...、102のうちの一つからの次の入力がTSIバッファ301あるいは303のいずれにストアされるべきであるのかを記憶するために用いられる。同様に、制御ポインタ313は、TSI出力バッファ321を充填するために必要とされる時間スロットを得る目的でTSIバッファへのアクセスを制御するために、制御マップ311の適切な部分を指し示す目的で用いられる。入力バッファカウント331は、入力バッファアドレスレジスタ332によって選択された、n個の入力バッファ101、...、102のうちの適切なものからの入力を順次受容することを制御する目的で用いられ、出力バッファカウント333は、出力バッファアドレスレジスタ334によって選択されたn個の出力バッファ111、...、112のうちの一つに対するTSI出力バッファ321内に集められたデータの出力の分配を制御する目的で用いられる。リンクステータスメモリ341は、n個の入力線あるいはn個の出力線のうちの機能していないものを識別する目的で用いられる。このステータスは、n個の入力バッファ101、...、102からの入力を受容する以前、あるいは出力バッファ111、...、112のうちの一つに対して出力を送出する以前、にチェックされる。
【0011】
制御マップは、マイクロプロセッサが図1の制御レジスタ124内の接続要求レジスタ351から制御メッセージを受信した場合に、マイクロプロセッサのプログラムの制御下で変更される。この制御メッセージは、時間スロット相互交換ユニット内での接続設定あるいは接続切断要求を表わしている。制御マップを制御するプロセスは、当業者には公知である。
【0012】
図4は、本発明に従った時間スロット相互交換ユニット(TSI)をインプリメントするプログラムの動作を記述した流れ図である。本プロセスは、マイクロプロセッサがフレーム同期パルスを待機するところから開始される(ブロック401)。フレーム同期パルスが到達すると、シリアル入力ストリームからの入力バッファ101、...、102の同期ローディングの開始が通知され、さらに、いくつかの初期化段階がトリガーされる。TSI書き込みポインタ315の示しているメモリ書き込みアドレスが初期化され(ブロック402)、入力バッファ101、...、102からの情報の書き込みのためのTSIバッファ301及び303内の正しい位置が設定される。次いで、連続するフレームの交互のフレームで入力データをストアするTSIバッファ内のフレームメモリ301及び303のうちのいずれかを選択する目的で、ダブルバッファリングオフセットが反転される(ブロック403)。その後、マイクロプロセッサは、入力バッファロード済み信号を待機する(ブロック404)。この信号は、バッファ101、...、102がフルになったことを通知するものであり、その後に、入力バッファアドレスが初期化されて第一入力バッファ101が指し示される(ブロック405)。ブロック406においては、直前のサイクルでキャッシュされた古いデータではなく新しいデータが入力バッファから読み出されることを保証する目的で、読み出しを初期化する前に入力バッファアドレスに係るキャッシュデータが無効にされる。その後、入力バッファアドレスによって指し示された入力バッファが4つの64ビットデータバスの動作によってバースト読み込みされ、ダブるバッファリングオフセットに依存してTSIバッファ301あるいは303のいずれかのマイクロプロセッサキャッシュメモリにストアされる。ブロック407におけるテストでは、このフレームに係る全ての入力が書き込まれたかどうかが決定される。書き込まれていない場合には、バッファアドレスがインクリメントされ(ブロック409)、次のバッファがTSIバッファに読み込まれる(前述のブロック406)。このループは、ブロック407におけるテストの結果が、このフレームに係る全入力が書き込まれたことを示すまで継続される。
【0013】
この時点で、TSI読み出しサイクルが開始される。まず、出力バッファアドレス334が初期化され(ブロック421)、TSI出力バッファアドレスが初期化されて(ブロック423)、制御マップポインタ313が制御マップの先頭を指し示すように初期化される(ブロック425)。制御マップの内容がインデックスレジスタに読み出され(ブロック427)、インデックスレジスタがTSIバッファから8ビット時間スロットを読み出すために用いられる(フレーム301あるいは303がブロック403において設定されたダブルバッファリングオフセットに依存してアクセスされる)(ブロック429)。読み出されたデータバイトは、キャッシュ内のTSI出力バッファ(TSI出力バッファ321)の適切なオフセットを有する位置に書き込まれる。このオフセットは、32バイトのうちのいずれが書き込まれるかによって決定される。ブロック433のテストは、32バイト全てが書き込まれたか否かを決定するために用いられる。書き込まれていない場合には、ブロック427へ再び戻り、ブロック427、429、431よりなるループが反復される。ブロック433のテストによって32バイト全てが書き込まれたことが判明すると、この32バイトは4つの64ビットデータバスのデータキャッシュブロックフラッシュ操作によって、キャッシュから出力バッファアドレス334で指定された出力バッファ111、...、112へ書き込まれる。ブロック443におけるテストでは、全ての出力が書き込まれたか否かが決定される。書き込まれていない場合には、TSI出力バッファ読み出しアドレスが再初期化される(ブロック445)。次いで、出力バッファアドレス(出力バッファアドレス334)がインクリメントされ(ブロック447)、出力バッファへの書き込みのためのループがブロック427から再度実行される。ブロック443におけるテストで全ての出力が書き込まれたことが判明すると、このフレームに係る作業が終了し、プロセッサはブロック401へ戻って次のフレーム同期パルスを待機する。
【0014】
上記流れ図は、ブロック429及び431において1バイト毎に読み書きがなされるような8ビット時間スロットを記述している。16ビット及び32ビットの時間スロットに関しても、対応するバイトロード/ストア命令をそのままハーフワードあるいはフルワード命令に置換することによって実現され得る。時間スロットの幅は、一連の時間スロットを転送する目的でブロック429及び431においてストリングロード/ストア命令を用いることによって連続した時間スロットが一群のものとして交換される群交換を含めるように、さらに一般化され得る。単位時間当たりに交換される情報の総バイト数は、時間スロット幅すなわち群の大きさと共に増大する。なぜなら、ブロック427から433までのループのオーバーヘッドが、バイト幅の時間スロットの場合と比較して相対的に時間スロット幅に比例して低下するからである。このことは、クロス接続をインプリメントする32時間スロットPCM(E1)ファシリティの交換に関して非常に効果的である。24バイト幅の群を有するT1ファシリティのような群の大きさは、24個の時間スロットを32バイト群にパディング(padding)することによって最も効率的に交換され得る。群は、出力バッファの出力において連続的に連結することによって、DS3等のより高い帯域レートを構成することが可能である。このことは、ルーセントテクノロジー社(Lucent Technology Inc.)によって製造されているDACS−4交換機等のデジタルアクセスクロス接続交換機の機能を実行する際に特に有用である。
【0015】
前述された流れ図は、n×64キロビット/秒の信号か単一の64キロビット/秒の音声あるいはデータ時間スロットかを表現している全ての時間スロットに関してダブルバッファリングを実現している。ダブルバッファリングによって引き起こされる付加的なフレーム遅延が単一の64キロビット/秒の音声あるいはデータ時間スロットに関して望ましくない場合には、流れ図は、選択的ダブルバッファリング、すなわち、単一の音声あるいはデータ時間スロットはダブルバッファリングされないようなバッファリングを実現するように修正され得る。このようなシングルバッファリングされるべき時間スロットは制御マップ311においてマーキングされ、ダブルバッファオフセットの効果を否定することによって、その時間スロットが2つのTSIバッファフレーム301及び303のうちの反対のものから読み出される。よって、シングルバッファリングされた時間スロットがダブるバッファリングされた時間スロットとは反対のフレームから読み出される。
【0016】
一般化されたTSIフロー
図4に示された流れ図は、フレーム毎にわずか1回だけ実行される。なぜなら、各シリアル入力ストリームは32個の時間スロットから構成されていることが仮定されており、これらが本実施例においては、ブロック406が議論された際に記述されているように、単一の32バイトバーストによってマイクロプロセッサのキャッシュに書き込まれるからである。図4に対する比較的単純な修正が、より高い帯域を有するシリアルリンクに適応するために必要とされる。 1) 図4における判断ブロック443の“Yes”の後に別の判断ブロックが必要となる。この判断ブロックにおいては、時間スロットの全フレームが処理されたか否かが決定される。“Yes”の場合には、処理はブロック401へ戻って待機状態となる。“No”の場合には、処理はブロック404へ戻って、次の32個の時間スロットが入力バッファにバーストロードされるのを待機する。 2) 制御マップポインタ初期化ブロック425が、TSI読み出しループからTSI書き込みサイクルの開始部(メモリ書き込みアドレス初期化ブロック402の後)へ移動させられる。なぜなら、フレーム全体が書き込まれていないからである。
【0017】
図5は、図1のTSIの大きさを増大させるための配置を模式的に示す図である。図5には、n個の入力信号、k個のマイクロプロセッサ複合体に対して適用可能であって、これらの複合体の速度とメモリ容量によって実現可能なインプリメンテーションが示されている。ここでn、k、及びnとkの比は任意である。図5に従った一実施例においては、nは32、kは8、そしてnとkの比は4である。バッファ増幅器521−1、...、521−32において終端された各入力ストリームは、前述の入力バッファ101と同様のシフトレジスタ入力バッファへ接続される。マイクロプロセッサ複合体501−1に関しては、シフトレジスタ511−1、...、511−32がローカルバス541−1に接続されており、これからマイクロプロセッサ複合体501−1が入力信号を受容する。同一の配置が、他の7つのマイクロプロセッサ複合体501−2、...、501−8に関して設けられている。各マイクロプロセッサ複合体は、総数32個の出力バッファのうちのわずかに4つずつにデータを供給する。例えば、マイクロプロセッサ複合体501−1は、出力バッファ531−1、...、531−4にデータを供給する。各マイクロプロセッサ複合体の容量は、入力シフトレジスタのフルレンジから入力を受け入れるために適切なものでなければならないが、k個の出力ストリームのうちの1つだけを駆動することが必要とされるのみである。幸いなことに、入力の受け入れは、並列に実行される。なぜなら、入力信号は、各マイクロプロセッサのTSIバッファ301、303における連続する位置にロードされるからである。よって、非常に大量の入力データが単位時間当たりにマイクロプロセッサキャッシュに受け入れられる。マイクロプロセッサによる連続した時間スロット毎あるいは群毎の処理が必要とされるのは出力データのみである。
【0018】
マイクロプロセッサ複合体毎にローカルシフトレジスタを配置することには、各マイクロプロセッサの近傍のみに高い帯域を有する接続を限定するという利点と共に、各マイクロプロセッサ毎に同一のシフトレジスタを必要とする、という欠点もある。本発明に係る有用な別の配置においては、複数のシフトレジスタよりなるグローバルセットが一つだけ用いられ、ロック段階にある各マイクロプロセッサが同一のデータを同一の時刻に吸収する。この場合には、高帯域グローバル接続及びグローバルマイクロプロセッサ同期の複雑さが、各マイクロプロセッサ毎にシフトレジスタを配置するのではなく一組だけに節約できる、という事実とトレードオフ関係にある。
【0019】
理論的には、所定の順序を有する出力データを生成する目的で入力データの取り込と処理を直列に行なうことが可能である。図5に示された配置は、残念ながらこのような(直列に入力を処理して並列出力を生成する)配置に関しては満足に機能しない。なぜなら、並列に受信した各入力語に関して、各プロセッサがその出力に係る出力ストリームを生成する目的で相異なったバイト数を処理するため、相異なったマイクロプロセッサが相異なった量の処理をしなければならないからである。
【0020】
時間多重化交換(TMS)のインプリメンテーション
図1に示されたRISCマイクロプロセッサハードウエア、図2に示されたブロック図及び図3に示されたプログラマデータモデルは、TMSをインプリメントするためにも用いられる。基本的な差異は、TSIアプリケーションが時間スロットよりなる単一あるいは2つのフレームのいずれか(シングルバッファリングあるいはダブるバッファリングアプリケーション)をメモリにストアして維持することを必要とするのに対して、TMSアプリケーションにおいては、時間スロットがTMSの入力に現れたらできる限り速く交換する、ということが必要とされる。すなわち、101、...、102に現れたシリアル入力ストリーム(図3のTSIバッファに既に書き込まれている)がシリアル出力ストリーム111、...、112に読み出された後には、TSIバッファ内にストアしておく必要が無い、ということを意味している。従って、フレームインターバルの間になされるこのバッファへの次のバースト書き込みの際には、古いデータを上書きすることが可能である。このことは、TMSアプリケーションに関してはTSIアプリケーションと比較してより少ないメモリ量が必要とされるということを意味している。なぜなら、1フレームあるいは2フレーム分のメモリではなく、シリアル入力当たりにわずか32バイト(バースト書き込みサイズ)が必要とされるからである。さらに、n×64キロビット/秒に関してもダブルバッファリングは不要である。なぜなら、タイムスロットは即時読み出しされ、タイムスロットがシーケンスから外れる可能性がないからである。
【0021】
図6は、TMSをインプリメントする流れ図である。これは、TSIの基本的な流れ図(図4)と非常に類似しており、以下、一般化されたTSIの流れ図に関する変更点及びTMSに係る上述された差異が含まれている。理解を容易にするため、同一のアクションブロックには図4と同一の番号が付されている。TMSのような高帯域装置にかんしては、基本的なTSIの流れ図に関して仮定された2.048メガビット/秒よりもはるかに高い帯域が必要とされる。このために、図6においては、全フレームを処理する目的でのテストブロック449の追加と、読み出し制御ポインタ初期化ブロック(425)のTSI読み出しサイクルからTMS書き込みサイクルの開始部近くのフレーム初期化部分への移動が必要とされる。これらの2つの段階は、一般化されたTSIの流れ図に関して記述されたものと同一である。TMS機能をインプリメントするためになされた流れ図へのわずか2つの変更は、1)ブロック402を、TSI書き込みのフレーム初期化部分からロード済みバッファ内部ループへ移動して直前のバースト書き込みされたデータを上書き(なぜなら前述されているようにこのデータは既に出力されているからである)できるようにしたこと、及び、2)ダブルバッファリングを実現するために用いられたブロック403を削除したこと、である。図6に示されたTMS流れ図は、時間多重化交換機能をインプリメントする。
【0022】
入力バッファ101、...、102のキャッシュへのシーケンシャル書き込みに関する変更は、単一の入力バッファから32バイトをバースト読み出しするのではなく、4つの入力バッファの各々から8バイトが読み出されて書き込まれるようにすることである。このことは、入力バッファ101、...、102によってバッファリングされなければならないバイト数を32バイトから8バイトに低減するという利点を有している。2つのバッファの各々から16バイトを読み出すようにすることも可能である。
【0023】
本発明の望ましい実施例においては、入力時間スロットの順次蓄積と制御メモリの内容に基づく読み出しが示されているが、制御メモリの内容に基づく蓄積を順次読み出しを用いることも可能である。しかしながら、このような配置においては、ブロードキャスト接続を取り扱う際の効率が低下する。図5に示された配置は、(制御メモリに基づく蓄積とシーケンシャル読み出しを行なうような)望ましくはない配置におけるブロードキャストに関しては満足に機能しない。なぜなら、受信された各入力語に関して、相異なったマイクロプロセッサが相異なった量の処理を行なうことが必要であるからである。
【0024】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。また、特許請求の範囲に記載した参照符号は、発明の容易なる理解のために記載したものであり、本発明の範囲を減縮するものではない。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、個々の時間スロットあるいは他の基本的なデータ主体の交換の制御が、プロセッサによって制御されるプログラムによって直接実行される交換機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る交換機を模式的に示すブロック図。
【図2】 本発明に係る交換機において用いられるマイクロプロセッサを模式的に示すブロック図。
【図3】 本発明に係る交換機において用いられるメモリ及びレジスタのレイアウトを模式的に示す図。
【図4】 本発明に係る交換機を制御するプログラムを示す流れ図。
【図5】 本発明に係る大規模な交換機を模式的に示すブロック図。
【図6】 本発明に係る交換機を制御するプログラムを示す流れ図。
【符号の説明】
101、102 入力バッファ
105 パラレルバス
111、112 出力バッファ
120 マイクロプロセッサ
122 メモリ
124 制御レジスタ
130 I/Oデコーダ
201 プログラムキャッシュ
203 インストラクションキュー
205 インストラクション制御ブロック
207 ALU
211 データキャッシュ
213 ロード/ストアユニット
215 内部レジスタ
301、303 TSIバッファ
311 制御マップ
313 制御ポインタ
315 TSI書き込みポインタ
321 TSI出力バッファ
331 入力バッファカウント
332 入力バッファアドレスレジスタ
333 出力バッファカウント
334 出力バッファアドレスレジスタ
341 リンクステータス
501 マイクロプロセッサ複合体
511 シフトレジスタ
521 バッファ増幅器
531 出力バッファ

Claims (10)

  1. 通信交換機において、当該通信交換機が、
    キャッシュを有するマイクロプロセッサ(120);
    入力ビットストリームを各々受信する複数個の入力バッファ(101、102);及び、
    出力ビットストリームを各々送信する複数個の出力バッファ(111、112);
    を有しており、前記マイクロプロセッサ(120)は、複数バイトバスによって前記入力バッファ(101、102)に接続されていて前記キャッシュの連続する位置にストアされるべき、各々のバイトがタイムスロットを表す複数バイトを受信し、前記マイクロプロセッサ(120)が、プログラムの制御下で、
    複数バイト受信及び前記入力バッファ(101、102)からの前記複数バイトの前記キャッシュへのストアを制御し;かつ、
    前記キャッシュ内にストアされた制御マップを用いて前記キャッシュからの前記複数個の出力バッファ(111、112)の各々への複数バイト送信を制御し、それによって、複数の入力ストリームのうちの任意の入力ストリームから複数の異なる出力ストリームへ柔軟に交換し、
    前記入力ストリームの内容は、前記制御マップの制御下で、前記タイムスロットの内容を用いずに前記出力ストリームへ交換される、
    ことを特徴とする通信交換機。
  2. 前記複数個の入力バッファ(101、102)及び出力バッファ(111、112)の各々が同期ビットストリームに対して接続可能であることを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  3. 前記通信交換機が時間スロット相互交換であることを特徴とする請求項2記載の通信交換機。
  4. 前記通信交換機が時間多重化交換機であることを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  5. 前記通信交換機が、さらに、複数個のマイクロプロセッサ(120)を有しており、前記マイクロプロセッサ(120)の各々が前記入力バッファの全てから入力を受信し、かつ、前記出力バッファ(111、112)のうちの個々のサブセット宛に出力を送信することを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  6. 前記マイクロプロセッサ(120)が、さらに、プログラムの制御下で、複数個の出力バッファ(111、112)の各々へのバイト群の送出を制御するように機能し、このことによって、チャネル群が、デジタルアクセス及びクロス接続機能を実行するように全体として効率的に交換され得ることを特徴とする請求項1記載の通信交換機。
  7. 通信交換機において、当該通信交換機が、
    キャッシュを有するマイクロプロセッサ(120);
    パルスコード変調(PCM)入力ビットストリームを各々受信する複数個の入力バッファ(101、102);及び、
    パルスコード変調(PCM)出力ビットストリームを各々送信する複数個の出力バッファ(111、112);
    を有しており、前記マイクロプロセッサ(120)は、複数バイトバスによって前記入力バッファ(101、102)に接続されていて前記キャッシュの連続する位置にストアされるべき、各々のバイトがタイムスロットを表す複数バイトを受信し、前記マイクロプロセッサ(120)が、プログラムの制御下で、
    複数バイト受信及び前記入力バッファ(101、102)からの前記複数バイトの前記キャッシュへのストアを制御し;かつ、
    前記キャッシュ内にストアされた制御マップを用いて前記キャッシュからの前記複数個の出力バッファ(111、112)の各々への複数バイト送信を制御し、それによって、複数の入力ストリームのうちの任意の入力ストリームから複数の異なる出力ストリームへ柔軟に交換し、
    前記入力ストリームの内容は、前記制御マップの制御下で、前記タイムスロットの内容を用いずに前記出力ストリームへ交換される、
    ことを特徴とする通信交換機。
  8. 前記通信交換機が時間スロット相互交換であることを特徴とする請求項7記載の通信交換機。
  9. 前記通信交換機が、さらに、複数個のマイクロプロセッサ(120)を有しており、前記マイクロプロセッサ(120)の各々が前記入力バッファの全てから入力を受信し、かつ、前記出力バッファ(111、112)のうちの個々のサブセット宛に出力を送信することを特徴とする請求項7記載の通信交換機。
  10. 前記マイクロプロセッサ(120)が、さらに、プログラムの制御下で、複数個の出力バッファ(111、112)の各々へのバイト群の送出を制御するように機能し、ここで、前記入力ストリームの内容は、前記制御マップの制御下で、前記タイムスロットの内容を用いずに前記出力ストリームへ交換され、
    このことによって、チャネル群が、デジタルアクセス及びクロス接続機能を実行するように全体として効率的に交換され得ることを特徴とする請求項7記載の通信交換機。
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