JPH10336161A - 多重通信装置 - Google Patents

多重通信装置

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JPH10336161A
JPH10336161A JP9142834A JP14283497A JPH10336161A JP H10336161 A JPH10336161 A JP H10336161A JP 9142834 A JP9142834 A JP 9142834A JP 14283497 A JP14283497 A JP 14283497A JP H10336161 A JPH10336161 A JP H10336161A
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JP
Japan
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data
microcomputer
control device
driver
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JP9142834A
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English (en)
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Masahiro Fukuda
正博 福田
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続してデータエラーが発生した場合には、
副乗員保護装置の電源を停止して、副乗員保護装置の誤
作動を防止する。 【解決手段】 主及び副制御装置間を多重通信で結合し
たシステムにおいて、副制御装置は、主制御装置から要
求信号の供給を受けると、その要求信号に応じたデータ
をコード化して複数回連続的に主制御装置に対して伝送
すると共に、主制御装置は、複数回連続的に伝送された
コード化データのうち少なくても1つが設定されたコー
ド化データである場合にはそれを正規データとして受信
し、かつ不正規データを1回でも受信した場合には、正
規データが受信されるまで連続的に所定回数、副制御装
置に要求信号を供給し、その最終の要求信号に対して正
規データの供給がないとき副制御装置への給電を停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の前方及び
側方からの衝突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が
複数個備えられてなる乗員保護装置等に用いられる多重
通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人が出願したこの種の多重通信装
置(未公開)を図4に示す乗員保護装置に基づいて説明
する。まず、運転席エアバッグユニット(主制御装置)
1について説明する。すなわち、図において、2は昇圧
回路で、イグニッションスイッチ3を介して供給される
バッテリ4からの入力電圧を昇圧して抵抗5を介してバ
ックアップコンデンサ6を充電すると共に、電源ライン
7に直列に介挿されたスイッチ回路8、抵抗9を介して
助手席サイドエアバッグ(副制御装置)にその昇圧電圧
を供給する。11は車両の前後方向に発生する加速度を
検出する前後方向加速度センサで、加速度信号は、マイ
クロコンピュータ12に供給される。
【0003】このマイクロコンピュータ12は、衝突判
断機能を有し、前記前後方向加速度センサ11から供給
される加速度信号に基づいて重大衝突と判断したときに
スイッチ回路13をオンすることによってバックアップ
コンデンサ6に充電された電荷を放電用ダイオード14
を介して放電し、雷管15、機械式加速度スイッチ16
に直列に点火電流を流して、ハンドルに取り付けられた
エアバッグを展開させる。また、マイクロコンピュータ
12は、不図示のマイクロコンピュータ(左側サイドエ
アバッグのマイクロコンピュータ26と同等のもので、
不図示の右側サイドエアバッグに設けられている)から
車両右側方からの側面衝突が発生したことを示す信号が
供給されると、スイッチ回路17をオンし、雷管18を
オンして運転席サイドエアバッグを作動させる。また、
マイクロコンピュータ12が後述のマイクロコンピュー
タ26から車両左側面からの衝突が発生したことを示す
信号が供給されると、スイッチ回路23をオンせしめ、
雷管24をオンして助手席サイドエアバッグを作動させ
る。
【0004】また、前記マイクロコンピュータ12は前
記バックアップコンデンサ6、雷管15等の故障診断機
能を有し、そのうちバックアップコンデンサ6の容量診
断においては、イグニッションスイッチ3のオン操作直
後に、信号ラインYを介してスイッチ回路8をオフした
後にスイッチングトランジスタ19をオンし、前記バッ
クアップコンデンサ6に充電された電荷を抵抗20を介
して放電し、その時のバックアップコンデンサ6の端子
電圧の、所定時間の間における電圧変化量をマイクロコ
ンピュータ12が読み取り、静電容量を算出し、その容
量値が異常であると判断した場合には、ランプ等の警報
装置21を用いて乗員に知らせ、かつその異常内容をメ
モリ22に記憶せしめる。なお、前記雷管15、18、
24の断線診断等は、雷管15、18、24の両端の電
圧及び電圧差に基づいてマイクロコンピュータ12が判
断し、乗員に知らせる。
【0005】次に、サイドエアバッグユニット(副制御
装置)のうち左側サイドエアバッグ(運転席サイドエア
バッグユニット)10を例にとって以下に説明する。2
5は前記前後方向加速度センサ11と同一の加速度セン
サで、前後方向加速度センサ11と検出方向が異なり、
車両の左右方向の加速度を検出するようにドアピラー等
に取り付けられ、その検出出力である加速度信号をマイ
クロコンピュータ26に供給する。マイクロコンピュー
タ26は、前記マイクロコンピュータ12と同様に衝突
判断機能を有し、前記左右方向加速度センサ25から供
給される加速度信号と、加速度スイッチ27から供給さ
れる加速度スイッチ信号とに基づいて衝突の規模を判断
し、その判断結果を診断結果と共に、応答信号として第
2通信回路28を介して出力する。
【0006】またマイクロコンピュータ26の上記診断
機能は、左右方向加速度センサ25、加速度スイッチ2
7等の故障診断を行い、その診断結果を第1通信回路4
0から電源ライン7を介して要求信号が供給される毎
に、電源ライン7、信号ラインZを介して運転席エアバ
ッグユニット1のマイクロコンピュータ12に供給す
る。
【0007】29は電界効果型トランジスタ等のスイッ
チングトランジスタで、第2通信回路28の出力信号に
よってオン、オフ制御され、衝突信号を示す信号、各種
診断信号等の応答信号を出力する。30は前記スイッチ
ングトランジスタ29、抵抗30と直列接続されて、逆
流防止用ダイオード31のアノード側の電圧が、スイッ
チングトランジスタ29または41がオンされたときに
定電圧回路32の入力の最低レベルが0レベルにならず
に一定電圧以上に保持されて、常時後述の定電圧回路3
2に定電圧を給電できるようにしている。
【0008】なお、電源ライン7は運転席エアバッグユ
ニット1と運転席サイドエアバッグユニット10との間
で通信を行っているときは図5に示すような電圧波形に
なる。すなわち、図5において、電圧V1 はスイッチン
グトランジスタ41、29がオンしたときの昇圧回路2
の出力電圧V3 を抵抗9及び30で抵抗分割した値にな
り、電圧V2 はスイッチングトランジスタ41(または
29)がオフしたときの電圧で、抵抗9の値で決まる。
【0009】なお、上記の如くマイクロコンピュータ1
2は信号ラインZを介して運転席サイドエアバッグユニ
ット10から後述の各種診断データ信号を入力して上記
と同様の診断を行うが、その時信号ラインXを介して第
1通信回路40から運転席サイドエアバッグユニット1
0に対して要求信号を送信した後に、各種診断データ信
号をマイクロコンピュータ26から送信してくるデータ
信号のフォーマットは、次の如くである。このフォーマ
ットは、データ信号が受信されるまでの間にノイズ等に
よってデータ化けをした場合に、確実に正しいデータを
得ようとするものである。
【0010】すなわち、データ信号は、2ビットの第1
データと、2ビットの第2データと、1ビットのパリテ
ィとから5ビットで構成されており、第1データと第2
データとは同一で、それぞれコード化されており故障デ
ータを示す。またパリティは、偶数の時は論理“1”、
奇数の時は論理“0”に設定される。その結果、表1に
示すようになるので、以下にそれを説明する。
【表1】
【0011】(a) 場合Aは、第1データが01、第
2データが01、パリティが1で、第1データと第2デ
ータとが等しいが、パリティが1で第1及び第2データ
の“1”の個数が奇数であるはずなのに偶数なので、パ
リティのデータがノイズ等によってデータ化けを発生し
てデータ01を正規データとして選択する。
【0012】(b) 場合Bは、第1データが01、第
2データが01、パリティが0で、第1データと第2デ
ータとが等しく、パリティが0で第1及び第2データの
“1”の個数が奇数であるのでデータは正常であると判
断してデータ01を選択する。
【0013】(c) 場合Cは、第1データが01、第
2データが00、パリティが1で、第1データと第2デ
ータとが異なるので、パリティ1で第1及び第2データ
の論理“1”の個数を判断して、すなわち偶数であるは
ずであるので、第1及び第2データのうち論理“1”が
偶数の第2データ00が正しいと判断してデータ00を
選択する。
【0014】(d) 場合Dは、第1データが01、第
2データが11、パリティが1で、第1データと第2デ
ータとが異なるので、パリティ1で第1及び第2データ
の論理“1”の個数を判断して、すなわち偶数であるは
ずであるので、第1及び第2データのうち論理“1”が
偶数の第2データ11が正しいと判断してデータ11を
選択する。
【0015】(e) 場合Eは、第1データが00、第
2データが01、パリティが1で、第1データと第2デ
ータとが異なるので、パリティ1で第1及び第2データ
の論理“1”の個数を判断して、すなわち偶数であるは
ずであるので、第1及び第2データのうち論理“1”が
偶数の第1データ00が正しいと判断してデータ00を
選択する。
【0016】(f) 場合Fは、第1データが11、第
2データが11、パリティが1で、第1データと第2デ
ータとが異なるので、パリティ1で第1及び第2データ
の論理“1”の個数を判断して、すなわち偶数であるは
ずであるので、第1及び第2データのうち論理“1”が
偶数の第1データ11が正しいと判断してデータ11を
選択する。
【0017】次に、上記構成の作用を説明する。 (1)診断機能が動作するとき イグニッションスイッチ3がオンされ、運転席エアバッ
グユニット1のマイクロコンピュータ12が作動を開始
し、静電容量診断を行うとき、マイクロコンピュータ1
2は信号ラインYを介してスイッチ回路8をオフすると
共に、スイッチングトランジスタ19を所定時間の間に
オン動作せしめ、十分に充電されたバックアップコンデ
ンサ6を、抵抗20を介して所定の時間の間放電し、そ
のときのバックアップコンデンサ6の端子電圧をマイク
ロコンピュータ12が読み取ることによって、電圧変化
量を求め、それから静電容量が規定値の大きさか否かを
判断し、異常の時はそれをメモリ22に記憶せしめ、か
つ警報装置21を作動させて知らせる。また、マイクロ
コンピュータ12は前記雷管15、18、24の断線等
の診断を行い、故障ありと判断した場合には、その故障
内容をメモリ22に記憶せしめると共に、警報装置21
を作動せしめる。
【0018】その後、スイッチ回路8をオンせしめると
共に、第1通信回路40、電源ライン7を介して運転席
サイドエアバッグユニット10のマイクロコンピュータ
26に対して、診断の要求信号を供給する。要求信号を
受け取ったマイクロコンピュータ26は運転席サイドエ
アバッグユニット10内の各部、例えば左右方向加速度
センサ25等の端子電圧を読み取り、その電圧値が規定
値あるか否かを判断し、その判断結果を表1に示すよう
にコードにして、そのコードに従って第2通信回路28
は、スイッチングトランジスタ29を繰り返しオン、オ
フすることによって、電源ライン7を介して運転席エア
バッグユニット1のマイクロコンピュータ12に信号ラ
インZを介して送信してマイクロコンピュータ12で、
診断を行い、その結果、故障ありと判断した場合には、
上記と同様にその内容をメモリ22に記憶せしめ、かつ
警報装置21を作動させる。
【0019】(2)衝突判断機能が作動するとき 上記各種診断が終了した後(または行われていないと
き)に、車両が前方衝突をしたとき、運転席エアバッグ
ユニット1の機械式加速度スイッチ16がオンし、さら
にマイクロコンピュータ12が前後方向加速度センサ1
1からの加速度信号に基づいて重大衝突と判断すると、
マイクロコンピュータ12はスイッチ回路13をオン制
御してバックアップコンデンサ6に充電された電荷を放
電用ダイオード14を介して雷管15に通電し、運転席
のエアバッグ等を展開させて乗員を前方衝突から保護す
る。
【0020】一方で、運転席サイドエアバッグユニット
10のマイクロコンピュータ26は加速度スイッチ27
からのスイッチ信号と、左右方向加速度センサ25から
の加速度信号とに基づいて重大衝突と判断すると、マイ
クロコンピュータ26はスイッチ回路23をオン制御し
てバックアップコンデンサ6に充電された電荷を雷管2
4に供給して助手席のシートに設けられたエアバッグを
展開して乗員を側方衝突から保護する。
【0021】(3)通信エラー発生の時 運転席エアバッグユニット1のマイクロコンピュータ1
2は、表1に示され、かつ上記の説明の中でも述べられ
ているが、助手席サイドエアバッグユニットのマイクロ
コンピュータ26から伝送されたコードデータにエラー
があればそれを正しいコードデータに修正しながら判断
し、かつコードデータに修正ができないエラーが発生し
た場合には再度同一の通信を行ってデータ化けのないコ
ードデータを得るようにし、そのデータが得られた場合
に次の通信に進むようにしている。また、データ化けに
よって側面衝突に係るデータが伝送されてきた場合に
は、運転席エアバッグユニット1のマイクロコンピュー
タ12は、それを側面衝突と判断してスイッチ回路23
をオンせしめ、雷管18に点火電流を供給し、エアバッ
グを誤展開する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、この種の多重通信装置にあってノイズ等によっ
てデータが側面衝突を示すデータに化けて伝送されてき
た場合には、エアバッグが誤展開される恐れがあった。
【0023】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、連続してデータエラーが発生した場
合には、サイドエアバッグユニットの電源を停止して、
サイドエアバッグユニットの誤操作を防止することを目
的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多重通信
装置は、直流電源から給電されると共に、第1加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて第1制御信号を作成し
て負荷を制御する第1機能と、各回路部を監視して故障
診断を行うための要求信号を出力する第2機能とを備え
た主制御装置と、前記直流電源からハーネスを介して給
電され、コード化された各種データを作成すると共に、
その作成した各種データを、前記ハーネスを介して供給
される前記主制御装置からの要求信号に基づいて前記主
制御装置に供給する副制御装置とを備え、前記副制御装
置は、前記主制御装置から要求信号の供給を受けると、
その要求信号に応じたデータをコード化して複数回連続
的に該主制御装置に対して伝送すると共に、該主制御装
置は、前記副制御装置から複数回連続的に伝送されたコ
ード化データのうち少なくても1つが設定されたコード
化データである場合にはそれを正規データとして受信
し、かつ不正規データを1回でも受信した場合には、正
規データが受信されるまで連続的に所定回数、前記副制
御装置に要求信号を供給し、その最終の要求信号に対し
て該副制御装置から正規データの供給がないとき前記副
制御装置への給電を停止することを特徴とする多重通信
装置。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明による実施の形態1を図1に基
づいて説明するが、構成の点では図4に示したものと同
一であるので、以下に異なる点をフローチャートに基づ
いて説明する。すなわち、図4に示されるイグニッショ
ンスイッチ3がオン操作されると、図1の開始ステップ
ST1に進み、その後側突ユニット通信ステップST2
に進み、運転席エアバッグユニット1のマイクロコンピ
ュータ12は、運転席サイドエアバッグユニット10の
マイクロコンピュータ26及び図示されない助手席サイ
ドエアバッグユニットのマイクロコンピュータに対して
要求信号を供給して、それに対する側突に係わる衝突デ
ータ、診断に係わるデータを受けて、警報装置21の駆
動制御を行う。また、ステップST3に進むと、マイク
ロコンピュータ12は、運転席エアバッグユニット1に
ついて各種診断を行い、その診断結果によって警報装置
21の駆動制御を行う。さらにステップST4に進む
と、運転席エアバッグユニット1、運転席サイドエアバ
ッグユニット10及び図示されない助手席サイドエアバ
ッグユニットに係わる雷管15、18、24の駆動制御
を行う。すなわち、側突ユニット通信ステップST2に
進むと、運転席エアバッグユニット1のマイクロコンピ
ュータ12は図2に示すフローチャートに従って信号処
理がなされ、また運転席サイドエアバッグユニット10
のマイクロコンピュータ26及び図示されない助手席サ
イドエアバッグユニットのマイクロコンピュータは図3
に示すフローチャートに従って信号処理がなされるの
で、それを以下に説明する。なお、図1のステップST
4の衝突判断では、従来から行われている衝突判断を行
うのみであるので、説明は省略する。
【0026】(1)運転席エアバッグユニット1のマイ
クロコンピュータ12のフローチャートについて 前突ユニット診断ステップST1からステップST2に
進むと、運転席サイドエアバッグユニット10の電源が
オンであるか否かが判断され、オフであると判断される
と、電源回路系が断線していると判断して、ステップS
T3に進み、図1のステップST4に進む。一方、図2
のステップST2で、運転席サイドエアバッグユニット
10の電源がオンであると判断されると、次にステップ
ST4に進み、運転席エアバッグユニット1のマイクロ
コンピュータ12から運転席サイドエアバッグユニット
10のマイクロコンピュータ26に要求信号(図2では
リクエスト信号という)が供給され、その後、ステップ
ST5で、運転席エアバッグユニット1のマイクロコン
ピュータ12は運転席サイドエアバッグユニット10の
マイクロコンピュータ26から各種データ、すなわち側
面衝突に関するデータ、診断結果に関するデータの供給
を受けて、それらのデータが受信されたか否か、すなわ
ち受信データがあるか否かが判断され、なければ信号伝
送系統に断線が発生しており、正規データを受信するこ
とが不可能であるとステップST6で判断され、さらに
ステップST7で運転席サイドエアバッグユニット10
への給電が停止され、その後図1のステップST4に進
む。
【0027】また、ステップST5で受信データ有りと
判断されると、ステップST8で受信したデータがデー
タ化けして異常データに変わっていないか否かが判断さ
れ、正規データとして正常に受信されていると判断した
場合には、ステップST9でマイクロコンピュータ12
は衝突判断、診断のデータとして採用し、その後図1の
ステップST4に進む。ステップST8で受信データが
異常であると判断された場合には、ステップST10で
そのデータが何回連続して異常データとして受信された
か回数が計数される。その後、ステップST11で今回
受信したデータの各ビットが正規か否かが判断され、異
常データが受信された場合にはステップST12に進
み、今回受信した異常データが廃棄される。但し、今回
受信したデータが前に述べたノイズ等の影響によりビッ
ト化けが発生したものと推論される場合には、今回のデ
ータは正常と判断しステップST16にて、異常データ
の連続受信カウンタをクリアし、ステップST9へ進
む。
【0028】また次のステップST13に進むと、異常
データが連続して何回受信されるかが計数されると共
に、異常データが連続して、例えば5回連続して受信さ
れている場合にはステップST14に進み、今回5回連
続して受信されたデータの全てが異常データとして廃棄
されステップST7に進む。またステップST12で異
常データは連続的でなかったと判断された場合には、ス
テップST15で運転席サイドエアバッグユニット10
への電力の供給を停止させずにその後図1のステップS
T4に進む。
【0029】(2)運転席サイドエアバッグユニット1
0のマイクロコンピュータ26のフローチャートについ
て マイクロコンピュータ26は、電源が供給されると、ス
テップST1からステップST2に進み、要求信号が供
給されるのを待ち、要求信号が供給されていないときに
は図1のステップST3に進み、要求信号が供給される
までこのループを繰り返す。一方、ステップST2でマ
イクロコンピュータ12から要求信号が供給されたとマ
イクロコンピュータ26が判断すると、ステップST5
で衝突判断に係わるデータ、診断に係わるデータを運転
席サイドエアバッグユニット10のマイクロコンピュー
タ26から運転席エアバッグユニット10のマイクロコ
ンピュータ12に供給して図1のステップST4に進
む。
【0030】また、ステップST3でコンピュータ12
からの要求信号の供給が5回に達した場合には、ステッ
プST6で運転席サイドエアバッグユニット10でのデ
ータが前回までの正常なものに比べて変化があったか否
かが判断され、変化無と判断された場合には、図1のス
テップST3に進む。ステップST6で前回までのデー
タと異なると判断された場合には、ステップST7で受
信回数Nが0にリセットされ、図1のステップST3に
進む。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、主制御装置が副制御装置との通信が所定時間の間正
常ではない判断したときには、副制御装置を早期に作動
不能状態にしてしまい、装置の信頼性を向上させるとい
う効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重通信装置のマイクロコンピュ
ータ12のフローチャートである。
【図2】図1における側突ユニット通信ステップST2
のマイクロコンピュータ12の詳細フローチャートであ
る。
【図3】図1における側突ユニット通信ステップST3
のマイクロコンピュータ26の詳細フローチャートであ
る。
【図4】本発明及び先行技術に係わる乗員保護装置の回
路ブロック説明図である。
【図5】図4に示す通信ライン7の波形説明図である。
【符号の説明】
11,25 加速度センサ 12,26 マイクロコンピュータ 13,17,23 スイッチ回路 15,18,24 雷管 27 加速度スイッチ 28,40 通信回路 30,42 抵抗 29,41 スイッチングトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から給電されると共に、第1加
    速度センサからの加速度信号に基づいて第1制御信号を
    作成して負荷を制御する第1機能と、各回路部を監視し
    て故障診断を行うための要求信号を出力する第2機能と
    を備えた主制御装置と、前記直流電源からハーネスを介
    して給電され、コード化された各種データを作成すると
    共に、その作成した各種データを、前記ハーネスを介し
    て供給される前記主制御装置からの要求信号に基づいて
    前記主制御装置に供給する副制御装置とを備え、前記副
    制御装置は、前記主制御装置から要求信号の供給を受け
    ると、その要求信号に応じたデータをコード化して複数
    回連続的に該主制御装置に対して伝送すると共に、該主
    制御装置は、前記副制御装置から複数回連続的に伝送さ
    れたコード化データのうち少なくても1つが設定された
    コード化データである場合にはそれを正規データとして
    受信し、かつ不正規データを1回でも受信した場合に
    は、正規データが受信されるまで連続的に所定回数、前
    記副制御装置に要求信号を供給し、その最終の要求信号
    に対して該副制御装置から正規データの供給がないとき
    前記副制御装置への給電を停止することを特徴とする多
    重通信装置。
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