JPH10336048A - 緊急時報知装置 - Google Patents

緊急時報知装置

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JPH10336048A
JPH10336048A JP9145395A JP14539597A JPH10336048A JP H10336048 A JPH10336048 A JP H10336048A JP 9145395 A JP9145395 A JP 9145395A JP 14539597 A JP14539597 A JP 14539597A JP H10336048 A JPH10336048 A JP H10336048A
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JP
Japan
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signal
emergency
frequency
circuit
notification device
Prior art date
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JP9145395A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Okuyama
繁幸 奥山
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DIA SYST KK
Original Assignee
DIA SYST KK
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般自動車の乗員に緊急車両が接近している
こと、あるいは緊急放送がされていることを確実に認識
させること。 【解決手段】 アンテナ54と、高周波増幅部60と、
高周波増幅部60の出力信号を中間周波数の信号に変換
する周波数変換回路62と、周波数識別回路66と、周
波数識別回路66により識別された緊急車両から発せら
れた特定の周波数を有する信号、あるいは緊急放送信号
の強度を判定する信号強度判定回路68と、信号強度判
定回路68により前記特定の周波数を有する信号の強度
が所定のレベル以上である場合に緊急車両が接近してい
ること、あるいは緊急放送がされていることを音声また
は警告音で報知するための信号を出力する音声信号出力
回路70と、音声信号出力回路70より出力される音声
信号を音声に変換するスピーカ56と、各部に電源を供
給するバッテリ74と、バッテリ74に充電する太陽電
池72とを、小型の単一のカードに実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急時報知装置に
係り、特に、パトロールカー等の緊急車両が一般自動車
に近づいた際に一般自動車の搭乗者に緊急車両が近づい
ていることを認識可能にし、あるいは緊急事態が発生し
たことを報知する緊急放送がされていることを建物内で
認識可能にした緊急時報知装置、更には緊急時を報知す
る小型、軽量の緊急時報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パトロールカー、救急車、消防車等の緊
急車両は、現在、サイレン及び回転灯により緊急車両の
存在を認識させるようにしており、その他の方法は、採
用されていない。
【0003】また従来では、緊急車両が接近しているこ
とを一般自動車の乗員に認識させるための装置、緊急放
送がされていることを建物内等の閉空間内で認識するこ
とができる装置、更に災害等の事故発生時に緊急時を報
知する小型、軽量で安価な装置は特に存在しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、自動車の高性能
化により、自動車の乗員は、ドアを閉じている場合には
車室外と遮音された空間に置かれているために、緊急車
両のサイレン等が聞こえにくくなっているのが現状であ
る。
【0005】また自動車内には、カーラジオの他に、録
音テープ再生装置やCDプレーヤ等が装備されており、
これらの装置が動作している場合には、より車室外の音
は聞こえにくくなっている。したがって、一般自動車の
乗員にとって緊急車両から発せられるサイレン等がます
ます、聞こえにくくなっており、このため緊急車両が接
近しても一般自動車の乗員はその通行の妨げにならない
ように道路の片側に停車する等の対応ができず、緊急車
両等の運行が困難になっていく可能性がある。
【0006】このように一般自動車の乗員が緊急車両の
接近に気付かないために緊急車両の運行に支障を来して
いる、という問題が有った。
【0007】また緊急時を報知する緊急放送は建物内等
の閉空間においては通常、聴取するのが困難である。
【0008】更に土石流発生等の災害発生時、あるいは
雪崩等の山岳遭難等において事故者の位置を特定するこ
とができないために救助活動が遅れることがあり、人命
救助の観点から一般にその使用を普及させるために、緊
急時を報知する、小型、軽量で安価な緊急時報知装置が
開発されることが望まれている。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、一般自動車の乗員に緊急車両が接近してい
ることを確実に認識させることができ、かつ緊急時を報
知する緊急放送がされていることを建物等の閉空間で認
識することができる緊急時報知装置を提供することを第
1の目的とする。
【0010】また本発明は、災害等の事故発生時に緊急
時を報知する小型、軽量で安価な緊急時報知装置を提供
することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、緊急時に発せられた特定
の周波数の信号を受信する受信手段と、受信した信号の
強度を判定する信号強度判定手段と、該信号強度判定手
段により受信した信号の強度が所定のレベル以上である
と判定された場合に緊急状態を報知するための信号を出
力する信号出力手段と、を有することを特徴とする。
【0012】上記構成の緊急時報知装置では、受信手段
により緊急時に発せられた信号が受信され、信号強度判
定手段により受信した信号の強度を判定される。信号強
度判定手段により受信した信号の強度が所定のレベル以
上であると判定された場合に信号出力手段により緊急状
態を報知するための信号が出力される。
【0013】請求項1に記載の発明によれば.緊急車両
等に搭載された装置あるいは特定位置に設置された装置
より発せられた信号を受信することにより緊急車両が接
近していることを、あるいは緊急時を報知する緊急放送
がされていることを自動車、建物等の閉空間内において
報知されるので緊急車両が接近したこと確実に認識する
ことができ、あるいは緊急放送がされていることを確実
に認識することができる。したがって、自動車の乗員が
緊急車両より一定距離離れた位置から緊急車両のために
自分の自動車の走行を注意するので、緊急車両は走行が
容易になる。また緊急放送の内容を確実に把握すること
ができる。
【0014】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の緊急時報知装置を自動車に搭載されるラジオに組
み込んだことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、緊急時報
知装置のうちカーラジオと共用部分の構成要素を省略で
きるので、請求項1に記載の発明により得られる効果に
加えて、コストダウンが図れる、という効果がある。
【0016】更に請求項3に記載の発明は、緊急時に発
せられた特定の周波数の信号を受信する受信手段と、受
信した信号の強度を判定する信号強度判定手段と、該信
号強度判定手段により受信した信号の強度が所定のレベ
ル以上であると判定された場合に緊急状態を報知するた
めの信号を出力する信号出力手段と、該信号出力手段よ
り出力される信号を音声もしくは警告音に変換するスピ
ーカと、各部に電源を供給するバッテリと、該バッテリ
に充電する太陽電池と、を有し、これらを小型の単一の
カードに実装したことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、緊急時報
知装置の各構成要素を小型の単一のカードに実装するよ
うに構成したので、請求項1に記載した発明により得ら
れる効果に加えて、既存の自動車の電装品を改造するこ
となく、車室内に簡単に設置することができる、という
効果が得られる。
【0018】また第2の目的を達成するために請求項4
に記載の発明は、特定の周波数の信号を生成する信号生
成手段と、該信号生成手段により生成された信号を送信
するアンテナと、各部に電源を供給するバッテリと、該
バッテリに充電する太陽電池と、を有し、これらを単一
のカードに実装したことを特徴とする。
【0019】上記構成の緊急時報知装置では、信号生成
手段により生成された特定の周波数の信号がアンテナを
介して出力される。また装置の各部にはバッテリにより
電源が供給され、該バッテリには太陽電池により充電さ
れる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、緊急時を
報知する送信機としての緊急時報知装置を単一のカード
に実装するように構成したので、緊急時報知装置を小
型、軽量かつ安価に実現することができる。したがっ
て、緊急時報知装置を一般に容易に普及させることがで
き、災害発生時等に迅速に救助活動を行うことが可能と
なる。
【0021】更に請求項5に記載の発明は、緊急時に発
せられた特定の周波数の信号を受信するアンテナを含む
受信手段と、受信した信号の強度を判定する信号強度判
定手段と、該信号強度判定手段により受信した信号の強
度が所定のレベル以上であると判定された場合に緊急状
態を報知するための信号を出力する信号出力手段と、該
信号出力手段より出力される信号を音声もしくは警告音
に変換するスピーカと、緊急時に発せられる特定の信号
を生成する信号生成手段と、該信号生成手段から出力さ
れる信号を前記アンテナを介して出力するための切換手
段と、各部に電源を供給するバッテリと、該バッテリに
充電する太陽電池と、を有し、これらを小型の単一のカ
ードに実装したことを特徴とする。
【0022】上記構成の緊急時報知装置では切換手段を
操作することにより受信装置としての請求項3に記載の
緊急時報知装置、または送信装置としての請求項4に記
載の緊急時報知装置として機能させる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載した発明により得られる効果に加えて、請求項3
に記載の緊急時報知装置と請求項4に記載の緊急時報知
装置を兼用させることができ、多機能化が図れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本発明の第1の実施の形態
に係る緊急時報知装置の構成を図1に示す。本実施の形
態に係る緊急時報知装置は、自動車に標準装備されてい
るカーラジオに緊急時報知装置の主要部を構成する緊急
時報知回路部を組み込むように構成したものである。
【0025】同図において、ラジオは受信した高周波信
号を中間周波信号に変換して増幅するスーパーヘテロダ
イン方式を採用しており、アンテナ10と、希望する電
波の周波数に同調して増幅する高周波増幅部12と、高
周波信号を中間周波信号に変換するための周波数変換回
路14と、中間周波増幅器18と、検波器20と、音声
周波数である低周波数の信号を増幅する低周波増幅器2
2と、スピーカ24とで構成されている。このうち、ア
ンテナ10とスピーカ24はラジオと緊急時報知装置と
の共通の構成要素であり、本実施の形態ではこれらを緊
急時報知装置で共用する。そして緊急時報知回路部30
と、緊急時報知回路部30側と、ラジオ側の音声出力と
を切り換える切換回路40とが緊急時報知装置をカーラ
ジオに組み込むために追加されている。
【0026】高周波増幅部12は、アンテナ10と高周
波増幅回路との間に接続される入力結合回路及び高周波
増幅回路から構成され、入力結合回路を構成する可変コ
ンデンサを調整することにより所望の周波数の電波を受
信するようになっている。
【0027】周波数変換器14は、高周波増幅回路から
出力された高周波信号と局部発振回路から出力される信
号とを混合する周波数混合回路と、局部発信回路とから
構成され、アンテナ10、高周波増幅器12を介して入
力される高周波信号は、図示してない周波数混合回路で
その周波数と局部発振回路の周波数との差の中間周波数
の信号に変換される。本実施の形態では緊急車両から出
力される信号、あるいは緊急放送で使用される信号の周
波数は、AM帯、またはFM帯の中で一般に使用されて
いる周波数帯域とは異なる帯域を使用する。尚、AM
帯、FM帯以外の周波数帯を使用するようにしてもよ
い。
【0028】緊急時報知回路部30は、緊急車両から出
力される信号、あるいは緊急放送で使用される信号をア
ンテナ10を介して受信し、緊急車両から発せられた信
号、あるいは緊急放送で使用される信号を含む周波数帯
の信号を高周波増幅する高周波増幅部31と、高周波増
幅部31から出力される高周波信号を中間周波信号に変
換する周波数変換回路32と、周波数変換回路32から
出力される中間周波信号の周波数が緊急車両から発せら
れた信号、あるいは緊急放送で使用されている信号の特
定の周波数であるか否かを識別し、受信した信号が緊急
車両から出力された信号、あるいは緊急放送で使用され
ている信号である場合にその信号強度に応じたレベルの
信号を出力する周波数識別回路33と、周波数識別回路
33より出力された信号の強度を判定する信号強度判定
回路34と、緊急車両が近づいていること、あるいは緊
急放送がされていることを音声で、もしくは警告音で報
知するための信号を出力するIC等で構成された音声信
号出力回路35とから構成されている。
【0029】高周波増幅部31は所望の電波を受信する
入力結合回路及び高周波増幅回路から構成され、入力結
合回路は緊急車両から出力される信号、あるいは緊急放
送に使用される信号を含む帯域の信号を受信するように
回路の構成要素の定数が選択されている。また周波数変
換回路32は高周波増幅回路から出力された高周波信号
と局部発振回路から出力される信号とを混合する周波数
混合回路と、局部発振回路とから構成され、緊急車両よ
り出力される信号が所定の周波数の中間周波信号に変換
されるように局部発振回路の発振周波数が決められてい
る。
【0030】切換回路40は、通常は低周波増幅器22
の出力端がスピーカ24の入力側に接続するように切り
換えられており、音声信号出力回路35から音声信号が
出力されると、その音声信号により音声信号出力回路3
5の出力端がスピーカ24側に接続されるように切り換
えられるように構成されている。
【0031】また緊急車両には、一般に使用されていな
い帯域の特定の周波数の信号を出力する装置が搭載され
ている。既述したように本実施の形態では緊急車両から
出力される信号の周波数はAM帯、またはFM帯を使用
するが、これはラジオとアンテナを共用するためである
が、ディジタル信号に対応できるように構成してもよ
い。緊急車両から出力される信号のパワーは、緊急車両
の周囲数百メートル位のエリア内で受信することができ
る程度であり、例えば、電波法に違反しないレベルに設
定される。
【0032】上記構成において、自動車内でカーラジオ
を動作させ、乗員が閉空間である車室内でラジオ放送等
を聞いている最中に緊急車両より特定の周波数の信号、
あるいは特定の位置に設置された装置から出力された緊
急放送信号がアンテナ10より入力されると、あるいは
緊急放送信号の受信により電源が自動的に投入される
と、緊急時報知回路部30では高周波増幅部31におい
て入力結合回路により緊急車両より出力された信号、ま
たは緊急放送信号装置のみが受信され、高周波増幅回路
により高周波増幅された後、周波数変換回路32におい
て周波数混合回路及び局部発振回路により中間周波信号
に変換され、周波数識別回路33に入力される。この中
間周波信号が周波数識別回路33で緊急車両より発せら
れた特定の周波数の信号、あるいは緊急放送に使用され
る特定の周波数の信号であることが識別された場合には
周波数識別回路32はその信号強度に応じたレベルの信
号を信号強度判定回路34に出力する。
【0033】信号強度判定回路34では周波数識別回路
32より出力された信号のレベルが所定レベル以上の場
合には緊急車両が所定範囲内に存在している、あるいは
緊急放送がされている最中であると判定し、かつ受信し
た信号が緊急車両から発せられた信号の場合には前記信
号のレベルの変化を周期的にチェックし、すなわち前
回、検出された信号レベルと今回、検出された信号レベ
ルとを比較し、信号レベルが大きくなっていれば、緊急
車両が接近していると判定し、信号レベルが小さくなっ
ていれば、緊急車両が遠ざかりつつある、と判定する。
【0034】信号強度判定回路34は、緊急車両が接近
していると判定した場合、あるいは緊急放送がされてい
ると判定した場合には音声信号出力回路35に該音声信
号出力回路35を動作させるための駆動信号を出力す
る。この結果、音声信号出力回路35より緊急車両が接
近していること、あるいは緊急放送がされていることを
音声もしくは警告音で報知するための音声信号が切換回
路40に出力され、切換回路40は音声信号出力回路3
5の音声信号により音声出力回路35の出力端がスピー
カ24側に接続されるように切り換えられる。このため
音声出力回路35の音声出力信号は切換回路40を介し
てスピーカ24に出力され、スピーカ24より緊急車両
が接近していること、あるいは緊急放送がされているこ
とを示す警告音が発せられ、または緊急車両に対する自
動車の走行についての注意事項、あるいは緊急放送の内
容に対応する指示事項が音声で報知される。
【0035】一方、信号強度判定回路34では周波数識
別回路33より出力された信号のレベルが所定レベル以
下の場合には緊急車両が所定範囲内に存在していない、
すなわち緊急車両が近くに存在してない、あるいは緊急
放送がされていないと判定し、音声信号出力回路35に
該音声信号出力回路35を動作させるための駆動信号を
出力しない。この結果、切換回路40は低周波増幅器2
2の出力端がスピーカ24の入力側に接続するように切
り換えられたままの状態に有り、スピーカ24より緊急
車両が接近していること、あるいは緊急放送がされてい
ることを示す警告音が発せられ、または緊急車両に対す
る自動車の走行についての注意事項、あるいは緊急放送
の内容に対応する指示事項が音声で報知されることはな
い。
【0036】尚、本実施の形態では緊急車両より発せら
れた信号の強度により緊急車両が接近しているか否かを
判定しているが、これに限らず、緊急車両より発せられ
た信号の周波数の変化により判定するように構成しても
よい。すなわち、移動体の信号源の信号の周波数は受信
側に接近する時は周波数が高くなり、遠ざかる時は周波
数が低くなるというドップラー効果に基づいて判定する
ように構成してもよい。すなわち、緊急車両から発せら
れる信号の周波数の変化量を周期的に検出し、その変化
量が増大する方向に変化している場合には緊急車両が接
近していると判定し、その変化量が減少する方向に変化
している場合には緊急車両が遠ざかりつつある、と判定
する手段を設け、この手段により緊急車両が接近してい
る場合に音声信号出力回路35を駆動するように構成し
てもよい。
【0037】本発明の第1の実施の形態に係る緊急車両
認識装置によれば、自動車等の閉空間内において緊急車
両が接近していること、あるいは緊急放送がされている
ことを音声もしくは警告音により報知されるので緊急車
両が接近したこと、あるいは緊急放送がされていること
を確実に認識することができる。
【0038】また緊急車両認識装置のうちカーラジオと
共用部分の構成要素を省略できるので、コストダウンが
図れる。
【0039】次に本発明の第2の実施の形態に係る緊急
時報知装置の構成を図2及び図3に示す。図2は本実施
の形態に係る緊急時報知装置の外観構成を示す斜視図で
あり、図3は緊急時報知装置の全体構成を示すブロック
図である。本実施の形態に係る緊急時報知装置は、図2
に示すように緊急時報知装置50の各構成要素を小型の
単一のカード52に実装して構成したものである。図2
において、54はフィルムアンテナ、56はスピーカ、
72は太陽電池であり、その他の構成要素はカード50
の内部に実装されている。
【0040】図3において、緊急時報知装置50は、フ
ィルムアンテナ54と、緊急車両から出力される信号、
あるいは緊急放送信号をフィルムアンテナ54を介して
受信し、高周波増幅する高周波増幅部60と、高周波増
幅部31から出力される高周波信号を中間周波信号に変
換する周波数変換回路62と、周波数変換回路62から
出力される中間周波信号の周波数が緊急車両から発せら
れた信号の特定の周波数、あるいは緊急に使用される信
号の特定の周波数であるか否かを識別し、受信した信号
が緊急車両から出力された信号、あるいは緊急放送信号
である場合にその信号強度に応じたレベルの信号を出力
する周波数識別回路66と、周波数識別回路66より出
力される信号の強度を判定する信号強度判定回路68
と、緊急車両が近づいていること、あるいは緊急放送が
されていることを警告音もしくは音90報知するための
信号を出力する音声信号出力回路70と、スピーカ56
と、太陽電池72と、バッテリー74とを有しており、
これらはICカードとして構成されている。
【0041】高周波増幅部60は所望の電波を受信する
入力結合回路及び高周波増幅回路から構成され、入力結
合回路は緊急車両から出力される信号、あるいは緊急放
送信号のみを受信するように回路の構成要素の定数が選
択されている。また周波数変換回路62は高周波増幅回
路から出力された高周波信号と局部発振回路から出力さ
れる信号とを混合する周波数混合回路と、局部発振回路
とから構成され、緊急車両より出力される信号、もしく
は緊急放送信号が所定の周波数の中間周波信号に変換さ
れるように局部発振回路の発振周波数が決められてい
る。
【0042】この緊急時報知装置50は、緊急車両より
発せられるディジタル信号にのみ対応できるように構成
されており、その周波数帯は、なるべく高いことが望ま
しく、例えば、GHz帯が選択される。これは、高周波
帯域の電波の指向性を利用することにより、緊急車両の
前方180°方向にのみ電波を放射し易く、緊急車両の
進行方向に存在する自動車に対して緊急車両が接近して
いることを伝達することができるからである。
【0043】また本実施の形態に係る緊急時報知装置で
緊急車両から出力される信号をディジタル信号にのみ対
応できるように構成しているのは、AM信号、FM信号
に対応させようとすると、アンテナ部が大きな面積を占
有し、緊急時報知装置が大型化するからである。しか
し、アンテナ端子を外付けにすることによりアンテナを
着脱できるように構成することによりAM信号、FM信
号に対応させるように構成することができる。
【0044】フィルムアンテナ54はフィルム状にカー
ド52上に形成されており、GHz帯の電波を受信する
ことができるようにアンテナの各寸法が決められてい
る。
【0045】バッテリー74は、例えば、小型のカード
電池(厚さ0.5mm)が、使用される。このバッテリ
ー74は太陽電池72により晴天時に充電が行われる。
【0046】上記構成からなる本実施の形態に係る緊急
時報知装置はICカードとして例えば、自動車のダッシ
ュボード上に設置し、あるいは携行することにより使用
することができる。
【0047】尚、本実施の形態に係る緊急時報知装置の
回路構成自体は基本的に図1に示した緊急時報知装置の
回路構成部分と同一であるので、その動作説明は重複す
るので、省略する。
【0048】本発明の第2の実施の形態に係る緊急時報
知装置によれば、第1の実施の形態に係る発明と同様に
自動車等の閉空間内において緊急車両が接近しているこ
とを音声により報知されるので緊急車両が接近したこと
を確実に認識することができる。また緊急時報知装置の
各構成要素を小型の単一のカードに実装するように構成
したので、既存の自動車の電装品を改造することなく、
車室内に簡単に設置することができる。
【0049】更に本発明の第2の実施の形態に係る緊急
時報知装置は、第1の実施の形態に係る緊急時報知装置
と同様に緊急放送の受信機としても使用可能である。現
在、緊急放送はスピーカにより放送しているが、屋内に
居る人には聞こえない場合がある。しかし、本発明の第
2の実施の形態に係る緊急時報知装置を屋内に設置する
ことにより、屋内に居る人は緊急放送がされていること
を認識することができる。
【0050】次に本発明の第3の実施の形態に係る緊急
時報知装置の構成を図4及び図5に示す。図4は本実施
の形態に係る緊急時報知装置の外観構成を示す斜視図で
あり、図5は緊急時報知装置の全体構成を示すブロック
図である。本実施の形態に係る緊急時報知装置は、図4
に示すように緊急時を報知する緊急発信器としての機能
を有する装置94を単一のカード90に実装して構成し
たものである。図4において、54はフィルムアンテ
ナ、72は太陽電池であり、その他の構成要素はカード
90の内部に実装されている。
【0051】図5において、緊急時報知装置94は、フ
ィルムアンテナ54と、搬送波を出力する水晶発振器8
0と、バッファアンプ82と、パワーアンプ84と、各
部に電源を供給するバッテリ74と、バッテリ74を充
電する太陽電池72とを有しており、これらはICカー
ドで構成されている。
【0052】上記構成において、緊急時報知装置94を
使用する際には図示してない電源スイッチをオンにし、
各回路部を動作状態にすると、水晶発振器80から出力
された搬送波はバッファアンプ82を介してパワーアン
プ84に入力され、パワーアンプ84で電力増幅され
る。パワーアンプ84で電力増幅された搬送波はアンテ
ナ54を介して発射される。万一、雪崩、土石流等の発
生により事故が発生した場合には事故現場付近で所定の
周波数の電波の発信源からの出力を受信機としての緊急
時報知装置で受信することにより音声もしくは警告音に
より緊急事態が発生したことを受信側に報知されるの
で、送信機としての緊急時報知装置94を携行している
事故者を容易に発見することができる。
【0053】本発明の第3の実施の形態に係る緊急時報
知装置によれば、緊急時を報知する送信機としての緊急
時報知装置を小型、軽量かつ安価に実現することができ
る。したがって、緊急時報知装置を一般に容易に普及さ
せることができ、災害発生時等に迅速に救助活動を行う
ことが可能となる。
【0054】次に本発明の第4の実施の形態に係る緊急
時報知装置の構成を図6及び図7に示す。図6は本実施
の形態に係る緊急時報知装置の全体構成を示すブロック
図であり、図7は本実施の形態に係る緊急時報知装置の
外観構成を示す斜視図である。本実施の形態に係る緊急
時報知装置は、図6に示すように図3に示した受信機と
しての緊急時報知装置と、図5に示した送信機(緊急発
信器)としての緊急時報知装置を切換手段としての切換
スイッチ100により切換可能としたものである。緊急
時報知装置の構成要素で図3及び図5と共通のものには
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図3及び
図5に示した構成要素以外に付加された構成要素は、切
換スイッチ100のみである。
【0055】上記構成において、緊急時報知装置は図示
してない電源スイッチをオンにし、切換スイッチ100
を接点a側に切り換えると、図3に示した緊急時報知装
置(受信機)として機能し、切換スイッチ100を接点
b側に切り換えることにより、図5に示した緊急時報知
装置(送信機)として機能する。
【0056】図6に示した緊急時報知装置104は、図
7に示すように各構成要素を小型の単一のカード102
に、例えば、ICカードとして実装される。図6におけ
るフィルムアンテナ54、スピーカ56、太陽電池7
2、周波数設定器92、切換スイッチ100以外の構成
要素はカード102の内部に実装されている。
【0057】本発明の第4の実施の形態に係る緊急時報
知装置によれば、第2の実施の形態及び第3の実施の形
態により得られる効果に加えて、緊急時報知装置を緊急
時情報を受信する受信機または緊急時であることを報知
する送信機として機能させることができ、多機能化が図
れる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば.緊急車両等に搭載された装置あるいは特定
位置に設置された装置より発せられた信号を受信するこ
とにより緊急車両が接近していることを、あるいは緊急
時を報知する緊急放送がされていることを自動車、建物
等の閉空間内において報知されるので緊急車両が接近し
たこと確実に認識することができ、あるいは緊急放送が
されていることを確実に認識することができる。したが
って、自動車の乗員が緊急車両より一定距離離れた位置
から緊急車両のために自分の自動車の走行を注意するの
で、緊急車両は走行が容易になる。また緊急放送の内容
を確実に把握することができる。
【0059】また請求項2に記載の発明によれば、緊急
時報知装置のうちカーラジオと共用部分の構成要素を省
略できるので、請求項1に記載の発明により得られる効
果に加えて、コストダウンが図れる、という効果があ
る。
【0060】更に請求項3に記載の発明によれば、緊急
時報知装置の各構成要素を小型の単一のカードに実装す
るように構成したので、請求項1に記載した発明により
得られる効果に加えて、既存の自動車の電装品を改造す
ることなく、車室内に簡単に設置することができる、と
いう効果が得られる。
【0061】また請求項4に記載の発明によれば、緊急
時を報知する送信機としての緊急時報知装置を単一のカ
ードに実装するように構成したので、緊急時報知装置を
小型、軽量かつ安価に実現することができる。したがっ
て、緊急時報知装置を一般に容易に普及させることがで
き、災害発生時等に迅速に救助活動を行うことが可能と
なる。
【0062】更に請求項5に記載の発明によれば、請求
項4に記載した発明により得られる効果に加えて、請求
項3に記載の緊急時報知装置と請求項4に記載の緊急時
報知装置を兼用させることができ、多機能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る緊急時報知装
置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る緊急時報知装
置の外観構成を示す斜視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る緊急時報知装
置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る緊急時報知装
置の外観構成を示す斜視図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る緊急時報知装
置の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る緊急時報知装
置の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る緊急時報知装
置の外観構成を示す斜視図。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 高周波増幅部 14 周波数変換回路 18 中間周波増幅器 20 検波器 22 低周波増幅器 24 スピーカ 30 緊急時報知回路部 31 高周波増幅部 32 周波数変換回路 33 周波数識別回路 34 信号強度判定回路 35 音声信号出力回路 40 切換回路 50 緊急時報知装置 52 カード 54 フィルムアンテナ 56 スピーカ 60 高周波増幅部 62 周波数変換回路 66 周波数識別回路 68 信号強度判定回路 70 音声信号出力回路 72 太陽電池 74 バッテリ 80 水晶発振器 82 バッファアンプ 84 パワーアンプ 100 切換スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急時に発せられた特定の周波数の信号
    を受信する受信手段と、 受信した信号の強度を判定する信号強度判定手段と、 該信号強度判定手段により受信した信号の強度が所定の
    レベル以上であると判定された場合に緊急状態を報知す
    るための信号を出力する信号出力手段と、 を有することを特徴とする緊急時報知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の緊急時報知装置を自動
    車に搭載されるラジオに組み込んだことを特徴とする緊
    急時報知装置。
  3. 【請求項3】 緊急時に発せられた特定の周波数の信号
    を受信する受信手段と、 受信した信号の強度を判定する信号強度判定手段と、 該信号強度判定手段により受信した信号の強度が所定の
    レベル以上であると判定された場合に緊急状態を報知す
    るための信号を出力する信号出力手段と、 該信号出力手段より出力される信号を音声もしくは警告
    音に変換するスピーカと、 各部に電源を供給するバッテリと、 該バッテリに充電する太陽電池と、を有し、これらを小
    型の単一のカードに実装したことを特徴とする緊急時報
    知装置。
  4. 【請求項4】 特定の周波数の信号を生成する信号生成
    手段と、 該信号生成手段により生成された信号を送信するアンテ
    ナと、 各部に電源を供給するバッテリと、 該バッテリに充電する太陽電池と、を有し、これらを単
    一のカードに実装したことを特徴とする緊急時報知装
    置。
  5. 【請求項5】 緊急時に発せられた特定の周波数の信号
    を受信するアンテナを含む受信手段と、 受信した信号の強度を判定する信号強度判定手段と、 該信号強度判定手段により受信した信号の強度が所定の
    レベル以上であると判定された場合に緊急状態を報知す
    るための信号を出力する信号出力手段と、 該信号出力手段より出力される信号を音声もしくは警告
    音に変換するスピーカと、 特定の周波数の信号を生成する信号生成手段と、 該信号生成手段から出力される信号を前記アンテナを介
    して出力するための切換手段と、 各部に電源を供給するバッテリと、 該バッテリに充電する太陽電池と、を有し、これらを小
    型の単一のカードに実装したことを特徴とする緊急時報
    知装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9118954B2 (en) 2013-03-22 2015-08-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Module coping with conditional access broadcasting, digital broadcasting receiving system, and method of controlling module coping with conditional access broadcasting

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9118954B2 (en) 2013-03-22 2015-08-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Module coping with conditional access broadcasting, digital broadcasting receiving system, and method of controlling module coping with conditional access broadcasting

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