JP2021056716A - 接近通知装置、接近通知システム、接近通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力が小さく簡素な構成の接近通知装置を実現する。【解決手段】接近通知装置20は、アンテナ21、送信元特定部23、通知情報生成部24、および、通知部25を備える。アンテナ21は、複数の通信バンドの高周波信号を受信する。送信元特定部23は、受信信号の周波数を用いて、受信信号の送信元の移動体の種類を特定する。通知情報生成部24は、特定した移動体の特定位置への接近の通知を含む通知情報を生成する。通知部25は、通知情報を外部へ通知する。【選択図】 図1
Description
本発明は、交差点等の特定位置に移動体が接近していることを通知する接近通知装置に関する。
特許文献1には、交差点に接近する車両等の接近通報を行う装置が記載されている。特許文献1に記載の接近通報装置は、交差点に接近検出装置を配置している。接近検出装置は、検出信号を各方向に送信し、その反射信号のドップラ効果から車両等の接近を検出している。
また、特許文献1に記載の接近通報装置は、交差点に接近信号受信装置を配置している。接近信号受信装置は、交差点に接近する車両等から送信される接近信号を検出することで、車両等の接近を検出している。
しかしながら、接近検出装置を備えて検出信号を送信する構成では、検出信号を送信し続けなければならず、消費電力を低く抑えることが容易ではない。
また、接近信号を移動体から送信して、この接近信号を受信する構成では、接近検出に専用の接近信号を送信する構成が、各移動体に必要になる。
したがって、本発明の目的は、消費電力が小さく簡素な構成の接近通知装置、および、この接近通知装置を含む接近通知システムを提供することにある。
この発明の接近通知装置は、アンテナ、送信元特定部、通知情報生成部、および、通知部を備える。アンテナは、複数の通信バンドの高周波信号を受信する。送信元特定部は、受信信号の周波数を用いて、受信信号の送信元の移動体の種類を特定する。通知情報生成部は、特定した移動体の特定位置への接近の通知を含む通知情報を生成する。通知部は、通知情報を外部へ通知する。
この構成では、通信システム毎に利用する通信バンドが異なることを利用し、通信バンドに基づいて、接近する移動体の種類が検出される。例えば、携帯電話等の3G/LTE回線と、車載のDSRCシステムでは、利用する周波数帯域が異なる。したがって、受信信号の周波数を検出すれば、送信元の移動体が利用する通信システムが分かり、移動体の種類の特定が可能になる。これにより、接近検出用の専用の信号を必要とせず、且つ、接近検出用の検出信号を送信しなくてもよい。
この発明によれば、消費電力が小さく簡素な構成の接近通知装置を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る接近通知装置、接近通知システム、および接近通知方法について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知装置の機能ブロック図である。図2、図3は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知システムにおける接近通知装置の設置態様を示す図である。図2は移動体の接近を検出する状況を示し、図3は、移動体の接近を通知する状況を示している。
接近通知システム10は、接近通知装置20を少なくとも備えている。接近通知システム10は、車載通信機31、携帯通信端末321,322の少なくとも1つを備えている。接近通知装置20は、図2に示すように、交差点900に配置されている。交差点900は、本発明の「特定位置」に対応する。接近通知装置20は、交差点900の中央に、表面を露出した状態で埋め込まれている。
接近通知装置20は、アンテナ21、受信部22、送信元特定部23、通知情報生成部24、および、通知部25を備える。なお、図2、図3に示すように接近通知装置20を道路に埋め込む態様では、接近通知装置20は、さらに電源となる電池等を備えている。
アンテナ21は、交差点900に繋がる各道路の方位からの高周波信号を受信する。アンテナ21は、複数の通信バンドの通信信号を受信することができる。例えば、アンテナ21は、3G/LTE回線の通信バンドに対応する700[MHz]から2[GHz]までの通信信号(第1通信バンドの高周波信号)、WiFi通信等の近距離無線通信の通信バンドに対応する2.4[GHx]から5.0[GHz]までの通信信号(第2通信バンドの高周波信号)、DSRC/ETC/ITC等の車載通信の通信バンドに対応する5.8[GHz]の通信信号(第3通信バンドの高周波信号)を受信することができる。なお、アンテナ21で、ミリ波レーダ信号(60[GHz]から76[GHz]までの探知信号(第4通信バンドの高周波信号))を検知可能にしてもよい。アンテナ21は、受信部22に接続しており、受信した高周波信号を受信部22に出力する。受信部22は、複数の通信バンドの高周波信号を増幅する。なお、受信部22は省略することも可能である。
送信元特定部23は、周波数検出部231、および、移動体特定部232を備える。
周波数検出部231は、受信信号に含まれる有意な振幅レベルを有する周波数を検出する。周波数検出部231は、有意な振幅レベルを有する周波数を、移動体特定部232に出力する。
例えば、周波数検出部231は、複数のフィルタ回路と検波回路を備える。フィルタ回路および検波回路は、通信バンド毎に設けられている。フィルタ回路では、割り当てられた通信バンドの周波数帯域の高周波信号は低損失で通過し、他の周波数帯域の高周波信号は減衰する。検波回路は、フィルタ回路を通過後の高周波信号の検波を行う。この構成により、有意な振幅レベルを有する周波数を検出することができる。
また、周波数検出部231は、フーリエ変換処理と周波数スペクトル解析を可能な回路で実現してもよい。この場合、周波数検出部231は、受信信号をフーリエ変換し、受信信号の周波数スペクトルを検出する。周波数検出部231は、受信信号の周波数スペクトルのピーク検出によって、有意な振幅レベルを有する周波数を検出する。
移動体特定部232は、有意な振幅レベルの周波数から移動体の種類を特定する。移動体特定部232は、特定した移動体の種類を通知情報生成部24に出力する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知装置における移動体の種類を特定する概念の一例を示す表である。
移動体特定部232は、有意な振幅レベルの周波数が5[GHz]以下であれば、移動体の種類が軽車両(自転車等)もしくは歩行者であると特定する。移動体特定部232は、有意な振幅レベルの周波数が5.5[GHz]以上であれば、移動体の種類が自動車であると特定する。
例えば、具体的に、有意な振幅レベルの周波数が約900[MHz]であれば、受信信号は3G/LTE回線の通信システムの高周波信号であると判定できる。したがって、図2の例であれば、送信元は歩行者921もしくは自転車922に乗車した人が保持する携帯通信端末であると判定できる。これにより、有意な振幅レベルの周波数が約900[MHz]であれば、移動体の種類が軽車両(自転車等)もしくは歩行者であると特定することができる。
また、有意な振幅レベルの周波数が約5.8[GHz]であれば、受信信号が車載通信の高周波信号であると判定できる。したがって、図2の例であれば、送信元は自動車911に搭載された車載通信機31であると判定できる。これにより、有意な振幅レベルの周波数が約5.8[GHz]であれば、移動体の種類が自動車であると特定することができる。
通知情報生成部24は、特定した移動体が交差点900に接近していることを含む通知情報を生成する。通知情報生成部24は、通知情報を通知部25に出力する。
通知部25は、通知情報を外部に通知する。例えば、具体的に、通知部25は、スピーカ等の放音装置を備え、通知情報を外部に放音する。この際の通知情報とは、移動体が交差点900に接近したこと表すものである。なお、通知部25は、表示装置および発光装置の少なくとも1つを備えており、移動体が交差点900に接近したことを視覚的に通知してもよい。表示装置とは、テキストデータ等を画像として表示する装置である。発光装置とは、発光ダイオード等の発光素子を備えており、当該発光素子の点灯、点滅等を制御する装置である。このように、例えば、交差点等の死角等により電波が届かない位置にいる自動車等の移動体に対しても効果的な通知を行うことができる。
このような構成とすることによって、各移動体に接近検出用の専用信号を送信する構成を備えなくても、移動体の特定位置への接近を検出して、通知することができる。また、このような構成とすることによって、接近検出用の検出信号を送信する構成を接近通知装置20に備えなくても、移動体の特定位置への接近を検出して、通知することができる。これにより、低消費電力で簡素な構成の接近通知装置20を実現することができる。したがって、蓄電池や太陽電池による駆動も可能になり、交差点900への配置が容易になる。
上述の説明では、接近検出と通知の処理を個別の機能ブロックで実現する態様を示したが、次に示す接近通知処理をプログラム化して記憶し、コンピュータ等の演算処理装置からなる接近通知装置で読み出して実行してもよい。図5は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知方法を示すフローチャートである。
図5に示すように、接近通知装置は、高周波信号の受信をマルチバンドで待機している(S101)。接近通知装置は、高周波信号を受信していなければ(S102:NO)、待機状態を継続する(S101)。高周波信号の受信の有無は、上述の検波によって行われる。
接近通知装置は、高周波信号を受信したら(S102:YES)、送信元の特定を行う(S103)。図6は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知方法における送信元の特定方法を示すフローチャートである。具体的に、図6に示すように、接近通知装置は、受信信号の有意な振幅レベルの周波数を検出する(S131)。接近通知装置は、検出した周波数から送信元の移動体の種類を特定する(S132)。
図5に戻り、接近通知装置は、送信元の特定結果に基づいて、移動体が特定位置に近接していることを含む通知情報を生成する(S104)。接近通知装置は、通知情報を外部に通知する(S105)。
上述の構成および処理を用いることによって、図2、図3に示すようなシステムが実現される。
時刻T1において、図2に示すように、自動車911、人(歩行者)921、および、自転車922が交差点900に接近している。自動車911には車載通信機31が搭載されている。歩行者921は、携帯通信端末321を保持している。自転車922に乗車している人は、携帯通信端末322を保持している。車載通信機31は、DSRC/ETC/ITCのシステムにおいて通信を行っている。携帯通信端末321,322は、3G/LTE通信のシステムにおいて通信を行っている。なお、ここで言う通信とは、単方向通信も双方向通信も含む。
車載通信機31、携帯通信端末321,322から送信された各システム用の高周波信号は、接近通知装置20まで伝搬し、接近通知装置20で受信される。
そして、上述の構成および処理によって、自動車911、人(歩行者)921、および、自転車922の交差点900への接近が検出され、この接近に応じた通知情報が生成される。
時刻T2(時刻T1よりも後の時刻)において、図3に示すように、接近通知装置20は、通知情報、すなわち、自動車911、人(歩行者)921、および、自転車922が交差点900に接近していることを、外部に通知(例えば放音)する。この際、自動車911の接近と、人(歩行者)921および自転車922の接近とは、それぞれ個別に通知することができる。
これにより、自動車911、人(歩行者)921、および、自転車922は、自身が向かう交差点900に、自動車911、または、人(歩行者)921および自転車922が接近していることを認識することができる。したがって、交差点900での衝突を予防することができる。
なお、上述の説明では、接近通知装置20を交差点900の中央に埋め込む設置態様を示したが、図7に示す設置態様を用いてもよい。図7は、本発明の第1の実施形態に係る接近通知システムにおける接近通知装置の別の設置態様を示す図である。
図7に示すように、接近通知装置20Aは、交差点900の角に立設された柱につり下げられている。このような構成の接近通知装置20Aであっても、上述の接近通知装置20と同様の作用効果を得ることができる。なお、接近通知装置は、交差点900に繋がる各道路からの電波が受信可能で、各道路の方位への通知が可能な位置であれば、図2、図3、図7に示す以外に、交差点900のどの位置に配置されていてもよい。
次に、第2の実施形態に係る接近通知装置、接近通知システム、および接近通知方法について、図を参照して説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る接近通知方法における送信元の特定方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係る接近通知装置は、第1の実施形態に係る接近通知装置に対して、送信元の特定処理において異なる。他の構成および処理は、第1の実施形態に係る接近通知装置と同じである。
本実施形態に係る接近通知装置の送信元特定部は、受信信号の周波数を検出する(S131)。送信元特定部は、受信信号のドップラ周波数を検出する(S141)。送信元特定部は、ドップラ周波数から送信元の移動体の接近速度を算出する(S142)。送信元特定部は、受信信号の周波数と接近速度とを用いて、送信元の移動体の種類を特定する(S132)。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る接近通知装置における移動体の種類を特定する概念の一例を示す表である。図9において、接近速度v1は、一般的な人の歩行速度と自転車の航行速度との間の速度に設定されている。接近速度v2は、一般的な自転車の航行速度と自動車の航行速度との間の速度に設定されている。
送信元特定部は、受信信号の周波数が5[GHz]以下であり、接近速度がv1以下であると、受信信号の送信元が歩行者の携帯通信端末であると判定する。送信元特定部は、送信元の移動体が歩行者であると特定する。
送信元特定部は、受信信号の周波数が5[GHz]以下であり、接近速度がv1より大きくv2以下であると、受信信号の送信元が自転車を乗車した人の携帯通信端末であると判定する。送信元特定部は、送信元の移動体が自転車であると特定する。
送信元特定部は、受信信号の周波数が5[GHz]以下であり、接近速度がv2より大きいと、受信信号の送信元が自動車に搭乗した人の携帯通信端末であると判定する。送信元特定部は、送信元の移動体が自動車であると特定する。
送信元特定部は、受信信号の周波数が5.5[GHz]以上であれば、速度に関係なく、受信信号の送信元が自動車に搭載された車載通信機であると判定する。送信元特定部は、送信元の移動体が自動車であると特定する。
このように本実施形態の構成おより処理を用いることによって、送信元の移動体の種類をより精確に特定することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る接近通知装置について、図を参照して説明する。図10は、本発明の第3の実施形態に係る接近通知装置の機能ブロック図である。図11は、本発明の第3の実施形態に係る接近通知システムにおける接近通知装置の設置態様を示す図である。
本実施形態に係る接近通知システム10Bにおける接近通知装置20Bは、第1の実施形態に係る接近通知装置20に対して、方位別受信部2021,2022,2023,2024を備える点、および、移動体特定部232の処理において異なる。
方位別受信部2021は、アンテナ211および受信部221を備える。方位別受信部2021は、図11に示すように、交差点900に繋がる道路901に配置されている。方位別受信部2021は、アンテナ211が道路901における交差点900と反対側に強い指向性を有する構成である。これにより、道路901から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し、他の道路902,903,904から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し難くすることができる。
方位別受信部2022は、アンテナ212および受信部222を備える。方位別受信部2022は、図11に示すように、交差点900に繋がる道路902に配置されている。方位別受信部2022は、アンテナ212が道路902における交差点900と反対側に強い指向性を有する構成である。これにより、道路902から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し、他の道路901,903,904から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し難くすることができる。
方位別受信部2023は、アンテナ213および受信部223を備える。方位別受信部2023は、図11に示すように、交差点900に繋がる道路903に配置されている。方位別受信部2023は、アンテナ213が道路903における交差点900と反対側に強い指向性を有する構成である。これにより、道路903から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し、他の道路901,902,904から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し難くすることができる。
方位別受信部2024は、アンテナ214および受信部224を備える。方位別受信部2024は、図11に示すように、交差点900に繋がる道路904に配置されている。方位別受信部2024は、アンテナ214が道路904における交差点900と反対側に強い指向性を有する構成である。これにより、道路904から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し、他の道路901,902,903から交差点900に接近する移動体から発する高周波信号を受信し難くすることができる。
周波数検出部231は、方位別受信部2021,2022,2023,2024毎に受信信号の周波数検出を行う。
移動体特定部232は、方位別受信部2021,2022,2023,2024毎に移動体の種類の特定を行う。
このような構成とすることによって、移動体の接近のみでなく、移動体の接近方位を検出でき、通知することができる。
本実施形態においても、上述の実施形態と同様に、次に示す接近通知処理をプログラム化して記憶し、コンピュータ等の演算処理装置からなる接近通知装置で読み出して実行してもよい。図12は、本発明の第3の実施形態に係る接近通知方法を示すフローチャートである。
図12に示すように、接近通知装置は、高周波信号の受信をマルチバンドで待機している(S101)。接近通知装置は、高周波信号を受信していなければ(S102:NO)、待機状態を継続する(S101)。高周波信号の受信の有無は、上述の検波によって行われる。
接近通知装置は、高周波信号を受信したら(S102:YES)、送信元の特定を行う(S103)。接近通知装置は、送信元の特定を行うと、送信元の方位を特定する(S104)。送信元の方位は、受信信号を受信した方位別受信部2021,2022,2023,2024を検出することによって特定できる。
接近通知装置は、送信元の特定結果および送信元の方位の特定結果に基づいて、移動体が特定した方位から特定位置に近接していることを含む通知情報を生成する(S104)。接近通知装置は、通知情報を外部に通知する(S105)。
この際、接近通知装置は、移動体の接近方位と異なる方位のみに通知情報を通知してもよい。例えば、図11の状況では、接近通知装置は、自動車911の接近を道路902,903,904の方位のみに通知する。接近通知装置は、歩行者921の接近を道路901,902,903の方位のみに通知する。接近通知装置は、自転車922の接近を道路901,902,904の方位のみに通知する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る接近通知装置について、図を参照して説明する。図13は、本発明の第4の実施形態に係る接近通知システムの機能ブロック図である。
本実施形態に係る接近通知システム10Cは、第1の実施形態に係る接近通知システム10に対して、無線通信で通知を行う点で異なる。他の構成は、第1の実施形態に係る接近通知システム10と同じである。
接近通知システム10Cは、接近通知装置20Cおよび車載通信機31を備える。接近通知装置20Cは、通知部25Cおよび通知用アンテナ26において接近通知装置20と異なる。通知部25Cは、無線通信機能を備え、通知情報を通知用アンテナ26から送信する。
車載通信機31は、通知用アンテナ310、受信部32、再生部33、DSRC通信部34、および、DSRC用アンテナ340を備える。
DSRC通信部34およびDSRC用アンテナ340は、DSRC通信に利用する機能部である。
受信部32は、通知用アンテナ310を介して通知情報を受信し、再生部33に出力する。再生部33は、通知情報を復調して、表示または放音する。
なお、上述の説明では、車載通信機31に通知する態様を示したが、携帯通信端末に同様の機能部もしくは機能プログラムを実装することによって、携帯通信端末においても通知情報を表示又は放音することができる。
このような構成を用いることによって、送信元の通信機器に、移動体の接近を直接通知することができる。これにより、接近通知装置が外部に向けて放音、表示しても認識し難い状況、例えば、夜間、外部の環境音が大きい状況であっても、特定位置への移動体の接近を確実に通知することができる。
本実施形態においても、上述の実施形態と同様に、次に示す接近通知処理をプログラム化して記憶し、コンピュータ等の演算処理装置からなる接近通知装置および移動体側端末で読み出して実行してもよい。図14は、本発明の第4の実施形態に係る接近通知方法を示すフローチャートである。
図14に示すように、接近通知装置におけるステップS101からステップS104の処理は上述の実施形態と同じである。接近通知装置は、通知情報を外部に送信する(S106)。
移動体側端末(車載通信機、携帯通信端末等)は、通知情報を受信する(S201)。移動体側端末は、通知情報を再生して、表示または放音する(S202)。
なお、本実施形態では、通知情報の送信信号を特に指定していないが、通知内容に関連づけられたコマンドのみからなる信号とするとよい。この場合、移動体側端末はコマンドを受け付けると、コマンドに応じた通知情報を再生する。この構成では、通知情報の送信信号を短くでき、低消費電力化が可能になる。
上述の各実施形態では、特定位置が交差点である態様を示したが、特定位置は交差点に限らない。
他の特定位置としては、百貨店、ショッピングモール、駅前等の駐車台数が多く見通しの良くない駐車場がある。これにより、駐車場内での衝突を予防できる。また、駐車場内の特定のスペース(障害者用駐車スペース等)を設定することで、特定のスペースへの誘導の補助を行うこともできる。
また、他の特定位置としては、工事現場がある。この際には、工事現場内に向けて通知を行うこともできる。工事現場内に向けて通知を行うことによって、工事現場内の作業車に対して、自動車等の移動体の接近を通知することができる。また、通知情報に工事現場であることを含むことによって、移動体に対して、工事現場に接近していることを通知することができる。
また、他の特定位置としては、多数のブースが備えられた会場における所望とするブース会場がある。この場合、所望とするブースへの誘導の補助を行うことができる。同様に、コンサート会場における自席を特定位置とすることによって、自席への誘導の補助を行うことができる。
また、他の特定位置としては、トンネルの両端も採用できる。この場合、トンネルに浸入する移動体(自動車等)に対して、トンネル内での対向車の有無を通知することができる。これにより、トンネル内での通行の安全性を向上することができる。
なお、上述の説明では、十字の交差点を例に示したが、三叉路、五叉路等、複数の道路が交差する交差点、高速道路等の合流点(分岐点)等に対しても、上述の構成を適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
また、上述の検出する信号としては、赤外線通信の信号を用いることも可能である。
10,10B,10C:接近通知システム
20,20A,20B,20C:接近通知装置
21:アンテナ
22:受信部
23:送信元特定部
24:通知情報生成部
25,25C:通知部
26:通知用アンテナ
31:車載通信機
32:受信部
33:再生部
34:DSRC通信部
211,212,213,214:アンテナ
221,222,223,224:受信部
231:周波数検出部
232:移動体特定部
310:通知用アンテナ
321,322:携帯通信端末
340:DSRC用アンテナ
900:交差点
901,902,903,904:道路
911:自動車
921:歩行者
922:自転車
2021,2022,2023,2024:方位別受信部
20,20A,20B,20C:接近通知装置
21:アンテナ
22:受信部
23:送信元特定部
24:通知情報生成部
25,25C:通知部
26:通知用アンテナ
31:車載通信機
32:受信部
33:再生部
34:DSRC通信部
211,212,213,214:アンテナ
221,222,223,224:受信部
231:周波数検出部
232:移動体特定部
310:通知用アンテナ
321,322:携帯通信端末
340:DSRC用アンテナ
900:交差点
901,902,903,904:道路
911:自動車
921:歩行者
922:自転車
2021,2022,2023,2024:方位別受信部
Claims (8)
- 複数の通信バンドの高周波信号を受信するアンテナと、
受信信号の周波数を用いて、受信信号の送信元の移動体の種類を特定する送信元特定部と、
特定した移動体の特定位置への接近の通知を含む通知情報を生成する通知情報生成部と、
前記通知情報を外部へ通知する通知部と、
を備える、接近通知装置。 - 請求項1に記載の接近通知装置であって、
前記送信元特定部は、
前記受信信号の周波数を検出する周波数検出部と、
前記周波数に基づいて前記送信元の移動体の種類を特定する移動体特定部と、
を備える、接近通知装置。 - 請求項2に記載の接近通知装置であって、
前記周波数検出部は、前記受信信号のドップラ周波数を検出し、
前記移動体特定部は、通信システムと前記ドップラ周波数とを用いて前記送信元の移動体の種類を特定する、
接近通知装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接近通知装置であって、
前記特定位置に対してそれぞれに異なる方位に対して指向性を有する複数の方位別受信部を備え、
前記送信元特定部は、
前記複数の方位別受信部の受信信号から、前記送信元の移動体の接近方位を検出し、
前記通知情報生成部は、
前記接近の通知とともに接近方位の通知を含む前記通知情報を生成する、
接近通知装置。 - 請求項4に記載の接近通知装置であって、
前記通知部は、前記接近方位と異なる方位に前記通知情報を通知する、
接近通知装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の接近通知装置と、
移動体に配置され、前記通知情報を受信して再生する通知情報の再生部と、
を備える、接近通知システム。 - 複数の通信バンドの高周波信号を受信する受信工程と、
受信信号の周波数を用いて、受信信号の送信元の移動体の種類を特定する送信元特定工程と、
特定した移動体の特定位置への接近の通知を含む通知情報を生成する通知情報生成工程と、
前記通知情報を外部へ通知する通知工程と、
を有する、接近通知方法。 - 請求項7に記載の接近通知方法であって、
前記送信元特定工程は、
前記受信信号の周波数を検出する周波数検出工程と、
前記周波数に基づいて前記送信元の移動体の種類を特定する移動体特定工程と、
を有する、接近通知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178504A JP2021056716A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 接近通知装置、接近通知システム、接近通知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019178504A JP2021056716A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 接近通知装置、接近通知システム、接近通知方法 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019178504A Pending JP2021056716A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 接近通知装置、接近通知システム、接近通知方法 |
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-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019178504A patent/JP2021056716A/ja active Pending
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