JPH10335945A - バイアス制御回路 - Google Patents

バイアス制御回路

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JPH10335945A
JPH10335945A JP9148046A JP14804697A JPH10335945A JP H10335945 A JPH10335945 A JP H10335945A JP 9148046 A JP9148046 A JP 9148046A JP 14804697 A JP14804697 A JP 14804697A JP H10335945 A JPH10335945 A JP H10335945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、FETの劣化ないし破壊からの保護
と低消費電力化を図るバイアス制御回路を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 送信パワーアンプ105内のFETのゲー
ト、ドレインにそれぞれ供給する、第1、第2バイアス
電圧の供給タイミングを示すGATE ON信号、PABAT信号を
生成する制御部104と、GATE ON信号が有効なとき第
1バイアス電圧、所定の電圧をそれぞれ出力する反転型
DC-DCコンバータ103、昇圧型DC-DCコンバータ101
と、昇圧型DC-DCコンバータ101の出力と送信パワー
アンプ105内のドレインとの間に設けられたスイッチ
102と、GATE ON信号とPABAT信号がともに有効なとき
スイッチ102を導通し、所定の電圧を第2バイアス電
圧として前記ドレインに供給するNORゲート106とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアス電圧を供
給するタイミングに制約があるFETを使用した回路にお
いて、そのタイミングを制御するバイアス制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信装置の普及に伴って、高
周波素子の利用が増加している。たとえば、携帯電話の
送信パワーアンプ内においては、GaAs FETという高周波
素子の使用が主流となってきている。このFETは、ゲー
ト、ドレイン、ソースの3端子にバイアス電圧を供給す
るタイミングに制約があり、この制約を守らなかった場
合、FET内部で電流が過大に流れ、FETの性能劣化ないし
破壊を引き起こす。
【0003】このため、従来の携帯電話で用いられてい
るバイアス制御回路では、次のような方法により、FET
に供給する電圧のタイミングを管理している。図6は第
1の従来技術におけるバイアス制御回路の構成図を示
す。図において電池端子VBATTから+3.6Vの電圧が昇圧型
DC-DCコンバータ601と反転型DC-DCコンバータ603
に供給される。
【0004】昇圧型DC-DCコンバータ601は、電源電
圧を昇圧して+5Vの電圧を出力し、反転型DC-DCコンバー
タ603は、電源電圧を反転して-3.6Vの電圧をゲート
に出力する。スイッチ602は、インバータ606を介
して制御部604から入力されるPABAT信号に応じて、
昇圧型DC-DCコンバータ601からの出力電圧をドレイ
ンへ導通する。
【0005】送信パワーアンプ605は、たとえばGaAs
FETであり、ゲートに反転型DC-DCコンバータ603か
らの-3.6Vの電圧と、ドレインに昇圧型DC-DCコンバータ
601からスイッチ602を介して+5Vの電圧とが供給
される。この送信パワーアンプ605のFETにおいて、
ゲートとドレインとに電圧を供給するタイミングは次の
通りでなければならない。 (1)電源供給時はゲートに負電圧を供給し、ゲート電
圧が所定の電圧に達した後、ドレインに正電圧を供給す
る。 (2)電源供給停止時はドレインへの電圧供給を停止し
た後、ゲートへの電圧供給を停止する。
【0006】もし、電圧の供給/供給停止のタイミング
が上記(1)、(2)と異なり逆転すると、FET内でドレイン
電流が過大に流れ、その結果、電池の消耗や、FETの性
能劣化ないし破壊を引き起こす。制御部604はマイク
ロコンピュータにより実現され、出力ポートからGATE O
N信号、PABAT信号を出力する。詳しくは、GATE ON信号
により反転型DC-DCコンバータ603の動作/非動作を
制御し、PABAT信号により、昇圧型DC-DCコンバータ60
1の動作/非動作およびスイッチ602の導通を制御す
る。
【0007】図7において、図6のバイアス制御回路の
タイム・チャートを示す。制御部604のPABAT信号
((B))の”L”期間は、制御部604のGATE ON信号
((A))の”L”期間より短い。制御部604は、上記
(1)、(2)の制約を満たすように、同図(A)、(B)のタイミ
ングでGATE ON信号、PABAT信号を出力する。GATE ON信
号が反転型DC-DCコンバータ603に入力されると、反
転型DC-DCコンバータ603は、GATE ON信号が”L”の
間、+3.6Vの電源電圧を-3.6Vに反転して、(E)に示す信
号を出力する。
【0008】PABAT信号が昇圧型DC-DCコンバータ601
に入力されると、昇圧型DC-DCコンバータ601は、PAB
AT信号が”L”の間、+3.6Vの電源電圧を+5Vに昇圧し
て、(D)に示す信号を出力する。また、PABAT信号は、イ
ンバータ606を介してスイッチ602にも入力され、
PABAT信号が”L”の期間、スイッチ602は昇圧型DC-D
Cコンバータ601からの出力電圧を導通し、(F)に示す
信号を出力する。
【0009】このように第1の従来技術においては、GA
TE ON信号およびPABAT信号の出力タイミングにより、FE
Tへの電圧供給タイミングを制御している。次に、図8
に第2の従来技術におけるバイアス制御回路を示す。図
8において、VBATT+3.6V、制御部604、昇圧型DC-DC
コンバータ601、反転型DC-DCコンバータ603、ス
イッチ602、送信パワーアンプ605は、第1の従来
技術と同様である。
【0010】同図は、図6に対して、昇圧型DC-DCコン
バータ601にPABAT信号が入力される代わりに、GATE
ON信号が入力されている点が異なっている。これにより
昇圧型DC-DCコンバータ601の出力期間が長くなるの
で、スイッチ602が導通している間は、確定した+5V
電圧を送信パワーアンプ605のドレインに供給するこ
とになる。
【0011】図9に図8のバイアス制御回路のタイム・
チャートを示す。同図は、制御部604のGATE ON信号
((A))が”L”の間、昇圧型DC-DCコンバータ601が
動作するので、(D)に示すように、図7に対して昇圧型D
C-DCコンバータ601の出力タイミングが異なってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1、第2
の従来技術のバイアス制御回路においては、次のような
問題があった。すなわち、まず第1の従来技術において
は、図10のタイム・チャートに示すように、制御部6
04の誤動作によりGATE ON信号の出力(A)とPABAT信号
の出力(B)の出力タイミングが逆転した場合、送信パワ
ーアンプ605にバイアス電圧を供給する反転型DC-DC
コンバータ603((E))とスイッチ602((F))の立
ち上がりと立ち下がりのタイミングが逆転し、FETが劣
化ないし破壊されるという問題があった。上記誤動作
は、たとえば、ノイズにより制御部604が暴走した場
合や、バッテリ電圧の低下により動作が不安定になった
場合などに生じる。
【0013】上記は制御部604が誤動作した場合に起
こる問題であるが、制御部604が正常に動作した場合
においても問題がある。その1つは、昇圧型DC-DCコン
バータ601および反転型DC-DCコンバータ603が、
図7中の(a)、(b)に示した区間で無駄な電流を消費する
ことである。この原因は、(a)の区間については、上記
の逆転を防止するために、あらかじめ2信号の出力タイ
ミングの間に必要以上の時間差をとっているからであ
り、(b)の区間については、実際の送信信号期間よりも
早い時点でPABAT信号を出力しているからである。早い
時点でPABAT信号を出力しているのは、送信信号期間の
開始時に、確定した+5V電圧を供給するために、その立
ち上がり時間(昇圧型DC-DCコンバータ601の出力段
にコンデンサがあるため必然的になまっている)を見込
んでいるからである。
【0014】他の1つの問題は、図7中の(c)に示した
区間で、送信パワーアンプ605において無駄な電力を
消費することである。これは、(c)の区間では、スイッ
チ602を介して昇圧型DC-DCコンバータ601からバ
イアス電圧が供給されるのが原因となっている。次に、
第2の従来技術においては、図11のタイム・チャート
に示すように、制御部604の誤動作によりGATE ON信
号((A))とPABAT信号((B))の出力期間が逆転した場
合、(d)の区間で反転型DC-DCコンバータ603((E))
とスイッチ602((F))の立ち上がりと立ち下がりと
タイミングが逆転し、送信パワーアンプ605に電源を
供給するタイミングが逆転するので、FETの劣化ないし
破壊を引き起こすという問題があった。
【0015】上記の点に鑑み本発明は、上記した従来技
術の課題を一掃し、FETの劣化および破壊からの保護お
よび低消費電力化を図るバイアス制御回路を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るバイアス制御回路は、FETのゲートに
供給する第1バイアス電圧およびソースまたはドレイン
に供給する第2バイアス電圧の供給を制御するバイアス
制御回路であって、第1、第2バイアス電圧の供給タイ
ミングを示す第1信号、第2信号を生成する生成手段
と、第1信号が有効なとき第1バイアス電圧をゲートに
出力する第1電源手段と、第1信号が有効なとき所定の
電圧を出力する第2電源手段と、第2電源の出力とソー
スまたはドレインとの間に設けられたスイッチ手段と、
第1信号および第2信号がともに有効なときスイッチ手
段を導通することにより、所定の電圧を第2バイアス電
圧として前記ソースまたはドレインに供給する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】また、第1電源手段はその出力が確定した
ことを示す確定信号を出力し、前記生成手段は確定信号
により第2信号を生成することを特徴とすることもでき
る。また、前記制御手段は、第1信号と第2信号との論
理積をとることを特徴とすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、第1の実施形態における
バイアス制御回路の構成図である。バイアス制御回路
は、昇圧型DC-DCコンバータ101と、スイッチ102
と、反転型DC-DCコンバータ103と、制御部104
と、送信パワーアンプ105と、NORゲート106とか
ら構成され、携帯電話中の送信部最終段の送信パワーア
ンプ(FET)に対するバイアス電圧の供給を制御する。
【0019】図1においてVBATTは、バッテリから供給
される+3.6Vの電源電圧を示す。昇圧型DC-DCコンバータ
101は、制御部104の制御下で、+3.6Vの電源電圧
を昇圧して+5Vの電圧を出力する。反転型DC-DCコンバー
タ103は、制御部104の制御の下で、+3.6Vの電源
電圧を反転して-3.6Vの電圧を出力する。
【0020】制御部104はマイクロコンピュータによ
り実現され、出力ポートからGATE ON信号、PABAT信号を
出力する。詳しくは、GATE ON信号により、昇圧型DC-DC
コンバータ101および反転型DC-DCコンバータ103
の動作/非動作を制御し、同信号をNORゲート106に
出力する。またPABAT信号をNORゲート106に出力す
る。PABAT信号の”L”の期間はGATE ON信号の”L”の期
間より短く、従来技術に比べて、立ち下がりタイミング
が送信信号期間の開始時点に近付いている。なお、この
送信信号期間は、国内携帯電話機(PDC)ではTDMAタイム
スロット20msの1/3デューティで約6.67msである。
【0021】NORゲート106はGATE ON信号とPABAT信
号がともに”L”であるときのみ、”H”を出力する。ス
イッチ102はNORゲート106の出力が”H”の間、導
通することにより昇圧型DC-DCコンバータ101の出力
の+5V電圧を送信パワーアンプ105のドレインに供給
する。
【0022】送信パワーアンプ105はGaAs FETなどの
FETであり、ゲートに反転型DC-DCコンバータ103から
の-3.6Vの電圧、ドレインに昇圧型DC-DCコンバータ10
1からの+5Vの電圧がスイッチ102を介してバイアス
電圧として供給される。以上のように構成された本実施
形態におけるバイアス制御回路について、その動作を説
明する。
【0023】図2は図1のバイアス制御回路の制御部1
04が正常に動作した場合のタイム・チャートである。
制御部104は、従来の技術で既述した(1)、(2)を満た
すように、同図GATE ON信号((A))、PABAT信号((B))
のタイミングでGATE ON信号、PABAT信号を出力する。
【0024】この2つの信号がNORゲート106に入力
され、(C)で示す信号が出力される。一方、GATE ON信号
((A))が昇圧型DC-DCコンバータ101および反転型DC
-DCコンバータ103に入力されると、昇圧型DC-DCコン
バータ101は+3.6Vの電源電圧を+5Vに昇圧して(D)に
示す信号を出力し、反転型DC-DCコンバータ103は+3.
6Vの電源電圧を-3.6Vに反転して(E)に示す信号を出力す
る。
【0025】(C)で示す信号がスイッチ102に入力さ
れている期間、スイッチ102は昇圧型DC-DCコンバー
タ101からの出力電圧を導通し、(F)に示す信号を出
力する。図2において、スイッチ102の出力((F))
は、第1の従来技術のタイム・チャート(図7)と比較
すると、図7の(c)の時間が無くなっている。このた
め、送信パワーアンプ105に無駄なく電源供給ができ
る。また昇圧型DC-DCコンバータ101および反転型DC-
DCコンバータ103による消費電力の無駄を低減するこ
とができる。なぜなら、NORゲートにより送信パワーア
ンプ105に電圧を供給するタイミングが保証されてい
るため、制御部104のGATE ON出力の”L”の期間を必
要最少限に短くすることができるからである。
【0026】図3は、図1のバイアス制御回路の制御部
104が誤動作した場合のタイム・チャートである。同
図は、図2に対してGATE ON信号((A))とPABAT信号
((B))の出力タイミングが逆転している点が異なって
いる。このように、(A)と(B)の出力タイミングが逆転し
た場合でも、NORゲート106により論理積をとるた
め、ゲートに供給される反転型DC-DCコンバータ103
((E))と、ドレインに供給されるスイッチ102
((F))の立ち上がり立ち下がりのタイミングは逆転し
ない。このためFETの劣化ないし破壊を回避することが
でき、その後、制御部104が正常に動作するようにな
れば、この回路は通常通り使用することができる。
【0027】図4は、第2の実施形態におけるバイアス
制御回路の構成図である。同図において、バイアス制御
回路は、昇圧型DC-DCコンバータ101と、スイッチ1
02と、反転型DC-DCコンバータ103と、制御部10
4と、送信パワーアンプ105と、NORゲート106
と、ディレイ回路307とインバータ308とから構成
され、第1の実施形態同様、携帯電話中の送信部最終段
の送信パワーアンプ(FET)に対するバイアス電圧の供
給を制御する。VBATTは、バッテリから供給される+3.6V
の電源電圧を示す。同図において、VBATT、昇圧型DC-DC
コンバータ101、スイッチ102、制御部104、送
信パワーアンプ105は第1の実施形態と同様である。
【0028】反転型DC-DCコンバータ103は、GATE ON
信号の制御の下で、+3.6Vの電源電圧を反転して-3.6Vの
電圧を出力する。また、この反転型DC-DCコンバータ1
03は、電圧の反転の際、所定出力(同図の場合-3.6
V)の95%以上100%以下の間(-3.42V〜-3.6V)、ロジッ
ク信号(以下REG信号と呼ぶ)”H”を出力する。これ
は、REG信号が”H”を出力する期間は、反転型DC-DCコ
ンバータ103からほぼ安定した電圧がゲートに供給さ
れるので、この間はドレインの電圧供給が可能なことを
意味する。
【0029】インバータ308は、反転型DC-DCコンバ
ータ103のREG信号を反転する。ディレイ回路307
は、インバータ308を介して反転型DC-DCコンバータ
103のREG信号の遅延信号をNORゲート106に出力す
る。NORゲート106はGATE ON信号およびディレイ回路
307の信号がともに”L”であるときのみ、”H”を出
力する。
【0030】図5に図4のバイアス制御回路のタイム・
チャートを示す。同図において、反転型DC-DCコンバー
タ103のREG信号は、反転型DC-DCコンバータ103
((F))が-3.42Vから-3.6Vの間、(B)に示されるような
信号を出力する。ディレイ回路307は、インバータ3
08を介した反転型DC-DCコンバータ103のREG信号
((B))を、遅延させて(C)に示されるような信号をNOR
ゲート106に出力する。このとき、ディレイ回路30
7の出力(C)の立ち下がりが送信信号期間の始まりと同
時になるよう調節している。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るバイアス制御回路は、FET
のゲートに供給する第1バイアス電圧およびソースまた
はドレインに供給する第2バイアス電圧の供給を制御す
るバイアス制御回路であって、第1、第2バイアス電圧
の供給タイミングを示す第1信号、第2信号を生成する
生成手段と、第1信号が有効なとき第1バイアス電圧を
ゲートに出力する第1電源手段と、第1信号が有効なと
き所定の電圧を出力する第2電源手段と、第2電源の出
力とソースないしドレインとの間に設けられたスイッチ
手段と、第1信号および第2信号がともに有効なときス
イッチ手段を導通することにより、所定の電圧を第2バ
イアス電圧として前記ドレインに供給する制御手段とを
備えているので、前記生成手段の第1、第2信号の生成
タイミングが誤動作により逆転しても、前記制御手段は
第1、第2信号がともに有効なときしかスイッチを導通
しないところから、ゲートに供給する第1バイアス電圧
およびソースまたはドレインに供給する第2バイアス電
圧の供給タイミングは逆転せず、FETの劣化ないし破壊
を防ぐ効果がある。また、このようにFETへの供給タイ
ミングが保証されているので、前記生成手段の第1、第
2信号の生成タイミングの間の時間差を必要最小限に抑
えることができ、消費電力を低減できるという効果があ
る。
【0032】第1電源手段はその出力が確定したことを
示す確定信号を出力し、前記生成手段は確定信号により
第2信号を生成するような構成であるので、第1バイア
ス電圧がゲートに供給された後にスイッチ手段が第2バ
イアス電圧をソースまたはドレインに供給することがよ
り確実になり、これにより供給タイミングが守られFET
の劣化ないし破壊を防ぐという効果がある。加えて、生
成手段が生成する信号が1つになり、生成手段の制御が
容易になるという効果もある。
【0033】また、前記制御手段は、第1信号と第2信
号との論理積をとるような構成であり、これによりゲー
トを1つだけで前記制御手段が実現できるので、回路を
小型化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のバイアス制御回路の構成図で
ある。
【図2】第1の実施形態の制御部が正常に動作した場合
のタイム・チャートを示す。
【図3】第1の実施形態の制御部が誤動作をした場合の
タイム・チャートを示す。
【図4】第2の実施形態のバイアス制御回路の構成図で
ある。
【図5】第2の実施形態のバイアス制御回路におけるタ
イム・チャートである。
【図6】第1の従来技術におけるバイアス制御回路の構
成図である。
【図7】第1の従来技術において制御部が正常に動作し
た場合のタイム・チャートである。
【図8】第2の従来技術におけるバイアス制御回路の構
成図である
【図9】第2の従来技術において制御部が正常に動作し
た場合のタイム・チャートを示す。
【図10】第1の従来技術において制御部が誤動作をし
た場合のタイム・チャートを示す。
【図11】第2の従来技術において制御部が誤動作をし
た場合のタイム・チャートを示す。
【符号の説明】
101 昇圧型DC-DCコンバータ 102 スイッチ 103 反転型DC-DCコンバータ 104 制御部 105 送信パワーアンプ 106 NORゲート 306 インバータ 307 ディレイ回路 601 昇圧型DC-DCコンバータ 602 スイッチ 603 反転型DC-DCコンバータ 604 制御部 605 送信パワーアンプ 606 インバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FETのゲートに供給する第1バイアス電
    圧およびソースまたはドレインに供給する第2バイアス
    電圧の供給を制御するバイアス制御回路であって、 第1、第2バイアス電圧の供給タイミングを示す第1信
    号、第2信号を生成する生成手段と、 第1信号が有効なとき第1バイアス電圧をゲートに出力
    する第1電源手段と、 第1信号が有効なとき所定の電圧を出力する第2電源手
    段と、 第2電源の出力とソースまたはドレインとの間に設けら
    れたスイッチ手段と、 第1信号および第2信号がともに有効なときスイッチ手
    段を導通することにより、前記所定の電圧を第2バイア
    ス電圧として前記ソースまたはドレインに供給する制御
    手段とを備えることを特徴とするバイアス制御回路。
  2. 【請求項2】 第1電源手段はその出力が確定したこと
    を示す確定信号を出力し、前記生成手段は、確定信号に
    より第2信号を生成することを特徴とする請求項1記載
    のバイアス制御回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、第1信号と第2信号と
    の論理積をとることを特徴とする請求項1記載のバイア
    ス制御回路。
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