JPH10335560A - 半導体装置,半導体装置の製造方法,電子装置および電子装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置,半導体装置の製造方法,電子装置および電子装置の製造方法

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JPH10335560A
JPH10335560A JP13988597A JP13988597A JPH10335560A JP H10335560 A JPH10335560 A JP H10335560A JP 13988597 A JP13988597 A JP 13988597A JP 13988597 A JP13988597 A JP 13988597A JP H10335560 A JPH10335560 A JP H10335560A
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JP
Japan
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lead
semiconductor device
solder
bent
mounting
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Application number
JP13988597A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Shimoishi
智明 下石
Hideki Tanaka
英樹 田中
Kunihiko Nishi
邦彦 西
Takayuki Okinaga
隆幸 沖永
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10335560A publication Critical patent/JPH10335560A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components
    • H05K3/3426Leaded components characterised by the leads

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜実装における半田によるリード間ショー
トの防止。 【解決手段】 パッケージの一側に突出するリードを傾
斜するように途中で折り曲げて先端部分を実装端部とし
た半導体装置(傾斜実装型半導体装置)であって、前記
リードの折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装端部
に亘る部分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成する
ような屈曲部を有している。前記リードはV字状または
U字状に屈曲して前記半田溜空間を形成している。前記
リードは絶縁性フィルムに支持されている。実装時のラ
ンドと実装端部との間の半田は半田溜空間内に吸い上げ
られかつ半田溜空間内で留まるため、両端に張り出した
り、リードを這ってパッケージ側に進まなくなり、リー
ド間ショートが起きなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置,半導体
装置の製造方法,電子装置および電子装置の製造方法に
関わり、特に半導体装置のパッケージを実装基板に対し
て傾斜させて実装(傾斜実装)する技術に適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置としてのDRAM(Dynamic
Random Access Memory),SRAM(Static Random Ac
cess Memory)等のLSI(大規模集積回路装置)は、集
積度の向上につれてますます大容量化の傾向にある。
【0003】また、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)のメモリ増設に使用されるメモリモジュールは、一
枚のモジュール基板の一面または両面に複数のメモリ半
導体装置を実装した構造になっている。
【0004】また、実装密度を向上させるため、半導体
装置を並べて傾斜実装する技術がある。傾斜実装につい
ては、日経BP社発行「日経マイクロデバイス」1992年
4月号、P51に記載されている。この文献には、TCP
(Tape Carrier Package) 構造の半導体装置(DRA
M)を複数並べて傾斜実装する例が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】傾斜実装においては、
複数の半導体装置を一部が重なるように傾斜させて実装
し、これによって実装密度を向上させている。
【0006】図20は従来の傾斜実装型半導体装置の実
装状態を示す模式的正面図である。この図では、実装基
板1に単一の半導体装置(傾斜実装型半導体装置)2を
実装した状態を示してある。
【0007】同図で示す傾斜実装型半導体装置2はTC
P構造であり、図21および図22にも示すように、矩
形状の絶縁性フィルムからなる基板3の一面に所望のパ
ターンにリード4が形成されている。この例では、リー
ド4は基板3の一辺側に等ピッチで平行に延在してい
る。この部分が外部端子になる。また、図示はしない
が、前記リード4の内端は半導体チップ5の電極に接続
されている。また、前記半導体チップ5の電極側の基板
面には絶縁性の封止樹脂10が被着されている。傾斜実
装型半導体装置2の封止体(パッケージ)17は、実質
的に半導体チップ5と封止樹脂10とによって形成され
ている。
【0008】また、前記封止体17の一辺から突出する
リード4はその途中で折り曲げられ、折り曲げられた部
分(折り曲げ部分6)から先端側の真直部分が実装端部
11を構成している。
【0009】したがって、前記実装基板1のランド12
上に前記実装端部11を重ね、前記ランド12およびリ
ード4の表面に予め被着させておいた半田を一時的に溶
融(リフロー)させて半導体装置2を実装基板1に半田
13で実装した場合、半導体装置2の封止体17部分が
実装基板1に対して所定の角度を有して傾斜実装される
ことになる。
【0010】しかし、このような従来の傾斜実装型半導
体装置2では、前記リフロー時、半田13がリード4を
伝わって這い上がり、前記基板3の表面部分で隣接する
リード4間でショートを起こしたり、あるいは前記ラン
ド12上の半田が両側に張り出し、隣接する半田と接触
して半田ブリッジを形成してショート状態が発生するこ
とがある。
【0011】リードピッチが0.5mm,0.4mmと
狭小化することによってこのようなショート現象はより
起き易くなり、実装歩留りの低下を引き起こす。
【0012】また、ショート現象が起きない状態であっ
ても信頼性は必ずしも高いとは言えない。
【0013】一方、図22に示すように、半田13がリ
ード4を伝わって基板3や封止体17の部分にまで這い
上がりかつ硬化することから、基板3および封止体17
から突出するリード4の部分はリジッドになり、半導体
チップ5,基板3,封止体17に外力9が加わった場
合、半導体チップ5の周囲の封止体17部分と基板3と
の界面にクラックが発生したり、剥離が発生することも
あり、実装された傾斜実装型半導体装置2の信頼性が低
下する。
【0014】本発明の目的は、実装の信頼性の高い半導
体装置,半導体装置の製造方法,電子装置および電子装
置の製造方法を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、実装の歩留り向上が
達成できる半導体装置,半導体装置の製造方法,電子装
置および電子装置の製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0018】(1)パッケージの一側に突出するリード
を傾斜するように途中で折り曲げて先端部分を実装端部
とした半導体装置(傾斜実装型半導体装置)であって、
前記リードの折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装
端部に亘る部分に、半田溜空間を形成するような屈曲部
を有している。前記半田溜空間は実装面側に開いた構造
になっている。また、リードは傾斜角度(θ1 )を有し
て傾斜しその先端側を実装端部としている。前記屈曲部
は前記実装端部に対して所定の立ち上がり角度(θ2
を有して屈曲している。前記リードはV字状またはU字
状に屈曲して前記半田溜空間を形成している。前記リー
ドは絶縁性フィルムに支持されている。あくまでも一実
施形態であるが、前記傾斜角度(θ1 )は3°≦θ1
10°になり、前記立ち上がり角度(θ2 )は10°≦
θ2 ≦90°になっている。
【0019】このような半導体装置は以下の方法によっ
て製造される。
【0020】絶縁性のテープに所定のリードパターンを
設けたテープキャリヤを用意する工程と、前記テープキ
ャリヤの所定リード部分に半導体チップの電極を接続し
て半導体チップをテープキャリヤに固定する工程と、前
記半導体チップの電極を有する面側を封止樹脂で被って
パッケージを形成する工程と、各リードをテープキャリ
ヤから切断分離させかつリード先端を折り曲げてリード
面に対して所定の傾斜角度(θ1 )傾斜する実装端部を
形成する工程と、前記半導体チップや前記パッケージ部
分を吊るテープ部分を切断して半導体装置を形成する工
程とを有する半導体装置の製造方法であって、前記リー
ド切断後、前記リード先端部分を成形して前記リードの
折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装端部に亘る部
分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成するような屈
曲部を形成する。たとえば、屈曲部は実装端部に対して
立ち上がり角度(θ2 )で屈曲する。前記リードをV字
状やU字状に屈曲させて前記屈曲部を形成する。
【0021】(2)前記手段(1)の構成において、前
記屈曲部が複数設けられている。
【0022】(3)実装基板と、前記実装基板のランド
に半田を介して傾斜状態で実装される半導体装置(傾斜
実装型半導体装置)を有する電子装置であって、前記半
導体装置はパッケージの一側に突出するリードを傾斜す
るように途中で折り曲げて先端部分を実装端部とし、前
記リードの折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装端
部に亘る部分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成す
るような屈曲部を有する半導体装置であり、前記半田は
前記半田溜空間内に留まる構成になっている。前記屈曲
部は複数設けられ、前記パッケージ側に延在する半田は
パッケージ寄りの前記屈曲部内で留まっている。前記リ
ードはV字状またはU字状に屈曲して前記半田溜空間を
形成している。前記リードは絶縁性フィルムに支持され
ている。
【0023】リードは傾斜角度(θ1 )を有して傾斜し
その先端側を実装端部となる。また、前記屈曲部は前記
実装端部に対して所定の立ち上がり角度(θ2 )を有し
て屈曲している。
【0024】このような電子装置は以下の方法によって
製造される。
【0025】実装基板と、パッケージの一側に突出する
リードを傾斜するように途中で折り曲げて先端部分を実
装端部とし、前記リードの折り曲げ部分または折り曲げ
部分から実装端部に亘る部分に、実装面側に開いた半田
溜空間を形成するような屈曲部を有する半導体装置を用
意した後、前記実装基板のランドに半導体装置の実装端
部を重ねた状態で前記ランドまたは前記ランドとリード
に予め被着させた半田を一時的に溶融して半田で実装端
部をランドに固定する電子装置の製造方法であって、前
記溶融した半田が前記半田溜空間内に留まり、パッケー
ジ側に這い上がらないように前記屈曲部や半田量を設定
しておき、その後実装を行う。
【0026】リードは傾斜角度(θ1 )を有して傾斜し
その先端側を実装端部となる。また、前記屈曲部は前記
実装端部に対して所定の立ち上がり角度(θ2 )を有し
て屈曲している。
【0027】(4)前記手段(3)の構成において、前
記屈曲部を複数設け、前記パッケージ寄りの前記屈曲部
内で半田が留まるようにする。
【0028】前記(1)の手段によれば、傾斜実装型半
導体装置は前記リードの折り曲げ部分または折り曲げ部
分から実装端部に亘る部分に、実装面側に開いた半田溜
空間を形成するような屈曲部を有している。
【0029】(a)したがって、実装基板に半田実装し
た場合、実装基板のランド上の半田は前記半田溜空間内
に吸い上げられて溜まって硬化することから、側方に張
り出さなくなり、隣接するランド間での半田同士の接触
や信頼性を低下させるような近接状態が発生しなくな
る。
【0030】(b)また、実装基板のランド上の半田は
前記半田溜空間内に吸い上げられて溜まって硬化するこ
とから、リードを伝わってパッケージ側に這い上がらな
くなり、基板(絶縁性フィルム)部分でのショート現象
が発生しなくなる。
【0031】(c)リードの傾斜角度(θ1 )を小さく
することによって実装高さを低くできる。
【0032】前記(2)の手段によれば、複数設けられ
た屈曲部において、前記パッケージ側に延在する半田先
端部分はパッケージ寄りの前記屈曲部内で留まることに
なり、前記手段(1)と同様にランド間のショート現象
や絶縁性フィルム部分でのショート現象を抑止できる。
【0033】前記(3)の手段によれば、傾斜実装型半
導体装置は前記リードの折り曲げ部分または折り曲げ部
分から実装端部に亘る部分に、実装面側に開いた半田溜
空間を形成するような屈曲部を有している。
【0034】(a)したがって、実装基板に半導体装置
を半田実装した電子装置においては、実装基板のランド
上の半田は前記半田溜空間内に吸い上げられて溜まって
硬化することから、側方に張り出さなくなり、隣接する
ランド間での半田同士の接触や信頼性を低下させるよう
な近接状態が発生しなくなり、電子装置の実装の信頼性
が高くなる。また、電子装置の実装の歩留りが向上す
る。
【0035】(b)また、実装基板のランド上の半田は
前記半田溜空間内に吸い上げられて溜まって硬化するこ
とから、リードを伝わってパッケージ側に這い上がらな
くなり、基板(絶縁性フィルム)部分でのショート現象
が発生しなくなり、電子装置の実装の信頼性が高くな
る。また、電子装置の実装の歩留りが向上する。
【0036】(c)リードの傾斜角度(θ1 )を小さく
することによって傾斜実装型半導体装置の実装高さを低
くでき、電子装置の薄型化が図れる。
【0037】前記(4)の手段によれば、複数設けられ
た屈曲部において、前記パッケージ側に延在する半田先
端部分はパッケージ寄りの前記屈曲部内で留まり、前記
手段(3)と同様にランド間のショート現象や絶縁性フ
ィルム部分でのショート現象を抑止でき、電子装置の実
装の信頼性が高くなる。また、電子装置の実装の歩留り
が向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0039】(実施形態1)図1乃至図17は本発明の
実施形態1の半導体装置に係わる図であり、図1は半導
体装置の断面図、図2は平面図である。
【0040】本実施形態1の半導体装置(傾斜実装型半
導体装置)2は、図1および図2に示すようにTCP構
造である。
【0041】傾斜実装型半導体装置2は、矩形状の絶縁
性フィルムからなる基板3の一面に所望のパターンにリ
ード4が形成されている。この例では、リード4は基板
3の一辺側に等ピッチで平行に延在している。基板3か
ら突出する部分が外部端子(アウターリード)になる。
【0042】前記リード4の内端は、図1に示すように
半導体チップ5の中心線部分にまで延在し、前記中心線
に沿って一列に配列されたバンプ電極7にそれぞれ接続
されている。前記バンプ電極7はアルミニウムからなる
下地電極8上に形成されている。
【0043】また、前記半導体チップ5の電極側の基板
面には封止樹脂10が被着されている。傾斜実装型半導
体装置2の封止体(パッケージ)17は、実質的に半導
体チップ5と封止樹脂10とによって形成されている。
【0044】前記パッケージ17の一辺から突出するリ
ード4はその途中でV字状に折り曲げられ、折り曲げら
れた部分(折り曲げ部分6)から先端側の真直部分が実
装端部11を構成している。
【0045】したがって、前記半導体チップ5に平行に
延在するリード部分は実装端部11に対して角度〔傾斜
角度(θ1 )〕を有して傾斜している。この傾斜角度
(θ1)が傾斜実装型半導体装置2の実装時のパッケー
ジの傾斜角度になる。
【0046】また、前記V字状の折り曲げ部分6は、実
装面側に開いた半田溜空間14を形成する屈曲部15に
なっている。本実施形態1では、実装面側はパッケージ
10面側になる。半田を溜める点からすれば、半田溜空
間14は上方に向けて開いていてもよく、また他の方向
に向かって開いていてもよい。
【0047】前記屈曲部は前記実装端部に対して所定の
立ち上がり角度(θ2 )を有して屈曲している。
【0048】たとえば、前記傾斜角度(θ1 )は3°≦
θ1 ≦10°になり、前記立ち上がり角度(θ2 )が1
0°≦θ2 ≦90°になる。これらの角度は本発明の一
実施形態1であり、メモリモジュール等実装高さを低く
する電子装置への適用に対して有効である。
【0049】つぎに、本実施形態1の傾斜実装型半導体
装置2の製造方法について、図3乃至図12を参照しな
がら説明する。
【0050】傾斜実装型半導体装置2の製造において
は、図3の平面図で示すようなテープキャリヤが使用さ
れる。図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
【0051】テープキャリヤ20は、図3に示すよう
に、一定幅の可撓性の絶縁性フィルムからなるテープ2
1の表面に単位リードパターン22をテープ21の長手
方向に繰り返し形成した構造になっている。図3では単
位リードパターン22部分のみを示してある。
【0052】リードパターン22はテープ21に図示し
ない接着剤を介して貼り付けられた金属箔をエッチング
することによって形成される。前記テープ21は、たと
えば厚さ75μmの厚さのポリイミド樹脂からなり、前
記金属箔は、たとえば、厚さ25μmの銅箔からなって
いる。
【0053】テープ21の両側には、テープキャリヤ2
0を移動操作するために使用されるスプロケット孔23
が一定間隔に設けられている。
【0054】テープ21の中央にはコンタクトホール2
4が設けられている。このコンタクトホール24の中央
には、前記半導体チップ5の中央に沿って並ぶバンプ電
極7が位置するようになる。
【0055】前記コンタクトホール24の両側には、コ
ンタクトホール24と平行にコンタクトホール24と同
じ程度の長さになる細長いサイドホール25が設けられ
ている。また、前記コンタクトホール24およびサイド
ホール25の両端には細長のエッジホール26が設けら
れている。
【0056】前記一方のサイドホール25の外側には両
端がエッジホール26にまで及ぶ細長のアウターリード
ホール27が設けられている。
【0057】前記アウターリードホール27からコンタ
クトホール24に掛けて複数のリード4が形成されてリ
ードパターン22が形成されている。リード4は前記ア
ウターリードホール27を横切る太いアウターリード3
0と、このアウターリード30から延在しかつアウター
リードホール27に隣接するサイドホール25を横切り
コンタクトホール24の中央よりも僅かに長く延在する
細いインナーリード31とからなっている。前記コンタ
クトホール24部分ではインナーリード31は相互に平
行に延在している。また、インナーリード31とアウタ
ーリード30はそれぞれ間隔が異なるため、アウターリ
ード30から延在するインナーリード31はアウターリ
ードホール27とサイドホール25との間の絶縁性フィ
ルム部分で一部が屈曲したパターンになっている。
【0058】また、リード4が配置されないサイドホー
ル25の外側には、細長の調整穴28,29が設けられ
ている。
【0059】前記エッジホール26,アウターリードホ
ール27および調整穴28,29はそれぞれ分離穴とな
り、各分離穴間の吊り部分32は、製造の最終段階で二
点鎖線で示すように切断される。また、前記アウターリ
ード30も切断されTCPの半導体装置が製造される。
また、二点鎖線枠内の絶縁性フィルム部分は基板部分と
なる。
【0060】また、リード4の表面には金メッキが施さ
れている。
【0061】このようなテープキャリヤ20には、図6
に示すように半導体チップ5が固定される。すなわち、
図5に示すように半導体チップ5の上方にテープキャリ
ヤ20を位置決めした後、半導体チップ5に対してテー
プキャリヤ20を相対的に接近させ、リード4の内端、
すなわちインナーリード31の先端を半導体チップ5の
バンプ電極7に熱圧着によって接続する。
【0062】つぎに、図7および図8に示すように、半
導体チップ5のバンプ電極7を有する面側にデイスペン
サー等によって封止樹脂10を塗布し、かつ硬化させ
る。これによって、傾斜実装型半導体装置2の封止体
(パッケージ)17が、実質的に半導体チップ5と封止
樹脂10とによって形成されることになる。
【0063】つぎに、図9に示すように、下型34と上
型35とからなるリード切断金型36によって図10に
示すように、アウターリード30を切断する。切断はダ
イ37と切断刃38によって行われる。
【0064】つぎに、図11に示すように、下型40と
上型41とからなるリード成形金型42でリード4(ア
ウターリード30)を屈曲させるとともに半田溜空間1
4を形成するように屈曲部15を形成する。
【0065】成形はダイ43とポンチ44で行う。ダイ
43はV字状窪み45を有するとともに、その外側に傾
斜面46を有し、ポンチ44は前記ダイ43に対応して
V字状突条47と傾斜面48を有する。前記一対のV字
状窪み45とV字状突条47で屈曲部15を形成し、一
対の傾斜面46と傾斜面48で傾斜した実装端部11を
形成する(図12参照)。
【0066】前記傾斜角度(θ1 )および立ち上がり角
度(θ2 )は、前記ダイ43とポンチ44の形状で決ま
る。たとえば、前記傾斜角度(θ1 )は3°≦θ1 ≦1
0°になり、前記立ち上がり角度(θ2 )は10°≦θ
2 ≦90°になる。
【0067】つぎに、図示はしないが吊り部分32を切
断して、図1および図2に示すような傾斜実装型半導体
装置2を製造する。吊り部分32の切断は単独の切断金
型で行ってもよく、また前記リード成形金型42で切断
するようにしてもよい。
【0068】図13は本実施形態1の傾斜実装型半導体
装置2を組み込んだ電子装置、すなわちメモリモジュー
ルの平面図、図14はメモリモジュールの側面図であ
る。
【0069】メモリモジュール50は、基板51と、こ
の基板51の一面に並べて傾斜実装した複数の傾斜実装
型半導体装置(DRAM)2と、コンデンサ52と、前
記DRAMを制御する半導体装置53とからなってい
る。前記半導体装置53はデュアルインライン型となっ
ている。
【0070】また、並べて傾斜実装される傾斜実装型半
導体装置2群のうち、最下段の傾斜実装型半導体装置2
はコンデンサ52に支えられて傾斜角度を維持するよう
になっている。したがって、その上の傾斜実装型半導体
装置2は順次重なるようになる。前記傾斜角度(θ1
を小さくすることによってメモリモジュール50の厚さ
(高さ)を低くすることもできる。
【0071】メモリモジュール50の製造においては、
基板51上にコンデンサ52,半導体装置53を載置す
る。また、傾斜実装型半導体装置2群においては、図1
4に示すように、最下段の傾斜実装型半導体装置2をコ
ンデンサ52上に寄り掛からせるように載置した後、半
田リフローによって同時に傾斜実装型半導体装置2,コ
ンデンサ52,半導体装置53を同時に実装する。
【0072】基板51の一辺には端子55が設けられて
いる。また、端子55が設けられる基板51の一辺には
方向識別用のスリット56が設けられている。
【0073】図15はメモリモジュールにおける本実施
形態1の傾斜実装型半導体装置2の実装状態を示す模式
的正面図である。この図では、実装基板1に単一の傾斜
実装型半導体装置2を実装した状態を示してある。ま
た、図16は傾斜実装型半導体装置2の実装状態での平
面図である。また、図17は本実施形態1の半導体装置
の実装部分を示す拡大断面図である。
【0074】これらの図で示すように、傾斜実装型半導
体装置2のリード4(アウターリード30)において
は、前記リード4の折り曲げ部分6に実装面側に開いた
半田溜空間14を形成するような屈曲部15を有してい
る。
【0075】したがって、実装基板1に傾斜実装型半導
体装置2を半田実装した場合、実装基板1のランド12
上の半田13は前記半田溜空間14内に表面張力によっ
て吸い上げられるため半田13は側方に張り出さなくな
り、隣接するランド12間での半田同士の接触や信頼性
を低下させるような近接状態が発生しなくなる。
【0076】また、半田13は半田溜空間14内に溜ま
り硬化することから、パッケージ17側にリード4を伝
わって這い上がることがなく、従来のような基板3(絶
縁性フィルム)部分での隣接するリード4との間のショ
ート現象が発生しなくなる。
【0077】これらのことから、傾斜実装型半導体装置
2を組み込んだメモリモジュールの傾斜実装型半導体装
置2の実装構造部分の信頼性が高くなる。
【0078】また、傾斜実装型半導体装置2の実装部分
での半田ブリッジが防止できるため、メモリモジュール
の製造歩留りが向上し、メモリモジュールの製造コスト
の低減を達成することができる。
【0079】本発明によれば、半田ブリッジが起き難い
傾斜実装型半導体装置2を提供することができるため、
傾斜実装型半導体装置2のリードピッチの一層の狭小化
も可能になる。
【0080】一方、前記屈曲部15の下面側の半田溜空
間14内に埋まった半田13の硬化収縮によって、基板
3,パッケージ17および半導体チップ5部分は実装基
板1側に引き寄せられるため、実装高さを低くできる効
果がある。
【0081】また、前記半田13から突出する部分から
基板3およびパッケージ17に至るリード4は、半田が
付着せず弾力部材として作用するため、外力9が作用し
ても、従来のように半導体チップ5の周囲のパッケージ
17と基板3との境界部分で剥離が発生することがな
い。したがって、傾斜実装型半導体装置2の実装構造の
信頼性が高くなる。
【0082】図18(a)〜(c)は本実施形態1の半
導体装置におけるリードの変形例を示す拡大断面図であ
る。
【0083】図18(a)は、リード4の屈曲部15を
V字状にするが、V字状の一辺を真っ直ぐな実装端部1
1に対して略直角にしたもので、半田溜空間14に高く
半田13を吸い上げるようにするとともに、パッケージ
17側の半田13の先端部分をV字状の傾斜した他の辺
の途中で停止させるようにしたものである。これによ
り、半田13の側方への張り出し防止が図れるととも
に、半田13のリード4を伝わってのパッケージ17側
への這い上がりを抑止できる。
【0084】図18(b)は、V字状の屈曲部15の底
を円弧状にしたものである。この形状でも半田溜空間1
4に確実に半田13を吸い上げ、半田13の側方への張
り出し防止が図れるとともに、半田13のリード4を伝
わってのパッケージ17側への這い上がりを抑止でき
る。
【0085】図18(c)は、屈曲部15をU字状に形
成したものである。この形状でも半田溜空間14に確実
に半田13を吸い上げ、半田13の側方への張り出し防
止が図れるとともに、半田13のリード4を伝わっての
パッケージ17側への這い上がりを抑止できる。
【0086】いずれの場合においても、半田ブリッジが
起きないように、前記屈曲部15を選択して所望の半田
溜空間14を設定する必要がある。従来の傾斜実装型半
導体装置において、半田の両側への張り出しや這い上が
りによって半田ブリッジが発生したり、発生しない構造
の場合、本発明のようにリード4の折り曲げ部分6また
は折り曲げ部分6から実装端部11に亘る部分に半田溜
空間14を形成するような屈曲部15を設けることによ
って、半田の両側への張り出しや這い上がりによる半田
ブリッジの発生を確実に防止することができる。
【0087】(実施形態2)図19は本発明の実施形態
2である半導体装置の一部を示す拡大断面図である。
【0088】本実施形態2は、屈曲部15を2箇所に設
けて2箇所に半田溜空間14を形成した例である。半田
を吸い上げる箇所が多いことから、半田の側方への張り
出しを抑止できる。また、全体で半田吸い上げ空間が大
きくなるため、半田13をパッケージ17近傍にまで這
い上がらせることが防止できる。
【0089】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば、前記実施形態では、傾斜実装型半導体装置はTCP
型としたが、リードフレームを用いて製造される樹脂封
止型半導体装置の場合でも同様に適用できる。
【0090】また、前記実施形態では本発明をDRAM
に適用した例について説明したが、他の半導体装置、た
とえばSDRAM,RAMBUS等にも適用できる。
【0091】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
モジュールの製造技術に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、たとえば、ICカ
ード等他の電子装置の製造技術などに適用できる。
【0092】本発明は少なくとも傾斜実装型半導体装置
の製造技術には適用できる。
【0093】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0094】(1)傾斜実装型半導体装置のリードに屈
曲部を設けて余分な半田を吸い上げる半田溜空間を設け
ていることから、実装時半田は前記半田溜空間内に吸い
上げられるため、側方に張り出さなくなり、ランド間の
半田ショートが防止できるようになる。
【0095】(2)傾斜実装型半導体装置のリードに屈
曲部を設けて余分な半田を吸い上げる半田溜空間を設け
ていることから、実装時半田は前記半田溜空間内に吸い
上げられ、半田溜空間内で固まることから、パッケージ
側にリードを伝わって半田が這い上がることがなく、従
来のような基板(絶縁性フィルム)部分での隣接するリ
ード間の半田ショート現象が発生しなくなる。
【0096】(3)前記(1)および(2)により、半
田ブリッジが起き難い傾斜実装型半導体装置を提供する
ことができるため、傾斜実装型半導体装置のリードピッ
チの一層の狭小化が可能になる。
【0097】(4)パッケージや基板から突出するリー
ドは屈曲部を越えてパッケージ側に半田が這い上がらな
いことから、半田接合部分からパッケージや基板に至る
リード部分は弾力部材として作用し、パッケージや基板
部分に外力が作用しても、従来のように半導体チップの
周囲のパッケージ部分と基板との境界部分にクラックや
剥離が発生することがなく、傾斜実装型半導体装置の実
装構造の信頼性が高くなる。
【0098】(5)前記(1)乃至(4)により、本発
明の傾斜実装型半導体装置を組み込んだメモリモジュー
ル等の電子装置の信頼性が高くなる。
【0099】(6)前記(1)乃至(4)により、本発
明の傾斜実装型半導体装置を組み込んだメモリモジュー
ル等の電子装置の製造歩留りの向上が図れ、電子装置の
コストの低減が達成できる。
【0100】(7)半田溜空間部分の半田の硬化収縮に
よってパッケージ部分は実装基板側に引き寄せられるた
め、傾斜実装型半導体装置の実装高さを低くできる効果
がある。したがって、本発明の傾斜実装型半導体装置を
組み込んだ電子装置の薄型化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である半導体装置の断面図
である。
【図2】本実施形態1の半導体装置の平面図である。
【図3】本実施形態1の半導体装置の製造に用いるテー
プキャリヤを示す平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】本実施形態1の半導体装置の製造において、半
導体チップの上方にテープキャリヤを位置させた状態を
示す断面図である。
【図6】本実施形態1の半導体装置の製造において、半
導体チップの電極にテープキャリヤのリードを接続した
状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態1の半導体装置の製造において、半
導体チップ上のリード等を封止樹脂で被った状態を示す
断面図である。
【図8】本実施形態1の半導体装置の製造において、半
導体チップ上のリード等を封止樹脂で被った状態を示す
平面図である。
【図9】本実施形態1の半導体装置の製造において、リ
ード切断金型でリードを切断する状態を示す断面図であ
る。
【図10】本実施形態1の半導体装置の製造において、
リード切断金型でリードが切断されたテープキャリヤを
示す断面図である。
【図11】本実施形態1の半導体装置の製造において、
リード成形金型でリードを切断する状態を示す断面図で
ある。
【図12】本実施形態1の半導体装置の製造において、
リード成形金型でリードが成形されたテープキャリヤを
示す断面図である。
【図13】本実施形態1の半導体装置等が組み込まれた
メモリモジュールを示す平面図である。
【図14】本実施形態1の半導体装置等が組み込まれた
メモリモジュールを示す平面図である。
【図15】本実施形態1の半導体装置の実装状態を示す
模式的側面図である。
【図16】本実施形態1の半導体装置の実装状態を示す
平面図である。
【図17】本実施形態1の半導体装置の実装部分を示す
拡大断面図である。
【図18】本実施形態1の半導体装置におけるリードの
変形例を示す拡大断面図である。
【図19】本発明の実施形態2である半導体装置の一部
を示す拡大断面図である。
【図20】従来の傾斜実装型半導体装置の実装状態を示
す模式的側面図である。
【図21】従来の傾斜実装型半導体装置の実装状態を示
す平面図である。
【図22】従来の傾斜実装型半導体装置の実装部分を示
す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…実装基板、2…半導体装置(傾斜実装型半導体装
置)、3…基板、4…リード、5…半導体チップ、6…
折り曲げ部分、7…バンプ電極、8…下地電極、9…外
力、10…封止樹脂、11…実装端部、12…ランド、
13…半田、14…半田溜空間、15…屈曲部、17…
封止体(パッケージ)、20…テープキャリヤ、21…
テープ、22…リードパターン、23…スプロケット
孔、24…コンタクトホール、25…サイドホール、2
6…エッジホール、27…アウターリードホール、2
8,29…調整穴、3…アウターリード、31…インナ
ーリード、32…吊り部分、33…せ、34…下型、3
5…上型、36…リード切断金型、37…ダイ、38…
切断刃、40…下型、41…上型、42…リード成形金
型、43…ダイ、44…ポンチ、45…V字状窪み、4
6…傾斜面、47…V字状突条、48…傾斜面、50…
メモリモジュール、51…基板、52…コンデンサ、5
3…半導体装置、55…端子、56…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 英樹 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 西 邦彦 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 沖永 隆幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージの一側に突出するリードを傾
    斜するように途中で折り曲げて先端部分を実装端部とし
    た半導体装置であって、前記リードの折り曲げ部分また
    は折り曲げ部分から前記実装端部に亘る部分に、半田溜
    空間を形成するような屈曲部を有していることを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 パッケージの一側に突出するリードを所
    定の傾斜角度(θ1)で傾斜するように途中で折り曲げ
    て先端部分を実装端部とした半導体装置であって、前記
    リードの折り曲げ部分または折り曲げ部分から前記実装
    端部に亘る部分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成
    するような屈曲部を前記リードの実装端部に対して所定
    の立ち上がり角度(θ2 )で設けたことを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記屈曲部が複数設けられていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リードはV字状またはU字状に屈曲
    して前記半田溜空間を形成していることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記リードは絶縁性フィルムに支持され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記傾斜角度(θ1 )が3°≦θ1 ≦1
    0°になり、前記立ち上がり角度(θ2 )が10°≦θ
    2 ≦90°になることを特徴とする請求項2乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 絶縁性のテープに所定のリードパターン
    を設けたテープキャリヤを用意する工程と、前記テープ
    キャリヤの所定リード部分に半導体チップの電極を接続
    して半導体チップをテープキャリヤに固定する工程と、
    前記半導体チップの電極を有する面側を封止樹脂で被い
    パッケージを形成する工程と、各リードをテープキャリ
    ヤから切断分離させかつリード先端を折り曲げてリード
    面に対して所定の角度(θ1 )傾斜する実装端部を形成
    する工程と、前記半導体チップや前記パッケージ部分を
    吊るテープ部分を切断して半導体装置を形成する工程と
    を有する半導体装置の製造方法であって、前記リード切
    断後、前記リード先端部分を成形して前記リードの折り
    曲げ部分または折り曲げ部分から実装端部に亘る部分
    に、実装面側に開いた半田溜空間を形成するような屈曲
    部を前記リードの実装端部に対して所定の立ち上がり角
    度(θ2 )で形成することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記リードをV字状やU字状に屈曲させ
    て前記屈曲部を形成することを特徴とする請求項7に記
    載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 実装基板と、前記実装基板のランドに半
    田を介して傾斜状態で実装される半導体装置を有する電
    子装置であって、前記半導体装置はパッケージの一側に
    突出するリードを傾斜角度(θ1 )で傾斜するように途
    中で折り曲げて先端部分を実装端部とし、前記リードの
    折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装端部に亘る部
    分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成するような屈
    曲部を前記リードの実装端部に対して所定の立ち上がり
    角度(θ2 )で形成した半導体装置であり、前記半田は
    前記半田溜空間内に留まる構成になっていることを特徴
    とする電子装置。
  10. 【請求項10】 前記屈曲部は複数設けられ、前記パッ
    ケージ側に延在する半田はパッケージ寄りの前記屈曲部
    内で留まっていることを特徴とする請求項9に記載の電
    子装置。
  11. 【請求項11】 前記リードはV字状またはU字状に屈
    曲して前記半田溜空間を形成していることを特徴とする
    請求項9または請求項10に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】 前記リードは絶縁性フィルムに支持さ
    れていることを特徴とする請求項9乃至請求項11のい
    ずれか1項に記載の電子装置。
  13. 【請求項13】 実装基板と、パッケージの一側に突出
    するリードを所定の傾斜角度(θ1 )で傾斜するように
    途中で折り曲げて先端部分を実装端部とし、前記リード
    の折り曲げ部分または折り曲げ部分から実装端部に亘る
    部分に、実装面側に開いた半田溜空間を形成するような
    屈曲部を前記リードの実装端部に対して所定の立ち上が
    り角度(θ2 )で形成した半導体装置を用意した後、前
    記実装基板のランドに半導体装置の実装端部を重ねた状
    態で前記ランドまたは前記ランドとリードに予め被着さ
    せた半田を一時的に溶融して半田で実装端部をランドに
    固定する電子装置の製造方法であって、前記溶融した半
    田が前記半田溜空間内に留まり、パッケージ側に這い上
    がらないように前記屈曲部や半田量を設定しておき、そ
    の後実装を行うことを特徴とする電子装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記屈曲部を複数設け、前記パッケー
    ジ寄りの前記屈曲部内で半田が留まるようにすることを
    特徴とする請求項13に記載の電子装置の製造方法。
JP13988597A 1997-05-29 1997-05-29 半導体装置,半導体装置の製造方法,電子装置および電子装置の製造方法 Withdrawn JPH10335560A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110892526A (zh) * 2017-10-26 2020-03-17 新电元工业株式会社 半导体装置的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110892526A (zh) * 2017-10-26 2020-03-17 新电元工业株式会社 半导体装置的制造方法
CN110892526B (zh) * 2017-10-26 2023-09-15 新电元工业株式会社 半导体装置的制造方法

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