JPH10333956A - 映像データおよびインターネット情報の提供方法、装置、及び記憶媒体 - Google Patents

映像データおよびインターネット情報の提供方法、装置、及び記憶媒体

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JPH10333956A
JPH10333956A JP9139648A JP13964897A JPH10333956A JP H10333956 A JPH10333956 A JP H10333956A JP 9139648 A JP9139648 A JP 9139648A JP 13964897 A JP13964897 A JP 13964897A JP H10333956 A JPH10333956 A JP H10333956A
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JP
Japan
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video
data
internet
url
information
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Application number
JP9139648A
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English (en)
Inventor
Hideki Kuwamoto
英樹 桑本
Teiji Kuwabara
禎司 桑原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビデオCDインターネットのガイドラインに準
拠したCDの再生装置において、インターネット情報で
指定されるCD内の映像をビデオCD再生手段で再生可
能とする。 【解決手段】インターネットブラウザがHTTPによっ
てインターネット情報データの取得を要求した際に、該
URLのデータを該インターネットブラウザに渡す代わ
りに、該インターネット情報のURLに対応するCD内
の映像データをインターネットブラウザへ渡す。また
は、インターネットブラウザがHTTPによってデータ
のアクセスを要求した際に、該URLのデータをアクセ
スする代わりに、該データのURLに対応する映像の表
示をビデオCD再生手段に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオCDの拡張
であるビデオCDインターネットのガイドラインに準拠
したCDの再生装置において、ビデオCDの再生映像及
びそれらの映像に関連したインターネット情報を参照す
る際に、ユーザがたどる映像−情報間のリンクの自由度
を高め、また、その際に業界標準のインターネット情報
参照プログラムを利用する場合に好適な映像データおよ
びインターネット情報の提供方法、装置、及び記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)
等を端末機とし、インターネット等の通信ネットワーク
を経由してwww(World Wide Web)サーバに接続し、
該wwwサーバに格納されているHTML(HyperText
Markup Language)で記述されたインターネット情報を
HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いて受
信し、参照することが広く行われるようになってきた。
さらに、このwwwサーバを用いた情報データの提供
は、多くの人々への情報提供の手段として重要な役割を
持つようになってきた。なお、HTMLの規格であるH
TMLバージョン2.0に関してはRFC1866に、H
TTPの規格であるHTTPバージョン1.0の規格に関
してはRFC1945に記載されている。また、これら
wwwサーバから提供される情報をPCで参照するプロ
グラム(以下、インターネットブラウザと呼ぶ)も開発
され、主要なものが業界標準のインターネットブラウザ
として普及している。
【0003】このような動向に対応して、主に動画映像
を提供するパッケージメディアの一形態であるビデオC
Dも、該各映像とインターネット情報の格納場所を示す
URL(Universal Resource Locator)との対応関係を
CD内に格納し、「ビデオCDインターネット」とし
て、そのガイドラインがマルチメディアCDコンソシア
ムから平成8年12月に発表された。「ビデオCDイン
ターネット」は、従来のビデオCDに「CD内の映像に
関連するURL」と「URLに関連するCD内の映像の
情報」を新規に付加し、その再生装置においては、CD
内の映像に関連したインターネット情報を参照、また
は、インターネット情報に関連したCD内の映像を参照
する機能を付加できる。
【0004】ビデオCDバージョン2.0の規格に準拠し
たビデオCDでは、図12に示すようPSD(Play Seq
uence Descriptor)間の関連によって再生する映像及び
その再生順序が決定される。各PSDはリストIDによ
って唯一に識別される。図12の例では、リストIDが
L0001 のPSDに対応するMPEG(Moving Picture
Experts Group)形式で記録された映像の再生中に、番
号キー等の操作手段により「1」を指示したならば、
リストIDがL0003のPSDに対応する映像の再生
に移行し、「2」を指示したならば、 リストIDがL
0004のPSDに対応する映像の再生に移行すること
を示している。映像と該映像に関連するインターネット
情報との対応関係は、これらの映像を特定するリストI
Dとインターネット情報を特定するURLの対応関係で
示される。なお、ビデオCDに関しては、株式会社アス
キー発行の「オープンネットワーク講座、DVDとビデ
オCD」の第4章に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、主に
以下の2項目の問題点を解決することにある。
【0006】(1)インターネット情報の表示終了後に
再生する映像の選択 映像と該映像に関連するインターネット情報のURLと
の対応関係をCD内に格納した「ビデオCDインターネ
ット」では、その再生装置において、一般に、第1の映
像の再生中または後で、該第1の映像に関連したインタ
ーネット情報の表示を行なえる。但し、該インターネッ
ト情報の参照終了後、ビデオCDの映像再生に戻った時
点で表示すべきCD内の映像は規定されていない。この
場合、一般に、再び第1の映像の再生に戻ることが一般
的である。つまり、インターネット情報の表示終了後、
または、インターネット情報を参照中のユーザの選択に
より第1の映像と異なる第2のCD内の映像の再生に戻る
ことが指定できないという問題点があった。
【0007】(2)汎用の標準インターネットブラウザ
の利用 「ビデオCDインターネット」に準拠したCDの再生装
置では、インターネット情報の表示を行なうためのブラ
ウザプログラムを新たに設けることが必要であるが、イ
ンターネット情報を記述するHTML等は、その高機能
化に伴うバージョンアップが短い周期で繰り返されてい
る。よって、「ビデオCDインターネット」の再生装置
の製造者がそれらのバージョンアップに追従して独自に
インターネットブラウザの開発を図ることは困難である
という問題点があった。
【0008】本発明の目的は、これらの問題を解決する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】インターネット情報を提
供するwwwサーバと通信ネットワークを介して接続さ
れたCDの再生装置において以下の手段を設ける。
【0010】ビデオCDバージョン2.0に準拠したビデ
オCDを再生するビデオCD再生手段。
【0011】ビデオCD再生手段が、該CD内に格納さ
れた映像の再生中に、該映像のPSDのリストIDに対
応したURLが「映像に対応するURLの情報」として
該CD内に記述されている場合は、汎用インターネット
ブラウザを用いて、該URLで指定されるインターネッ
ト情報を表示するインターネット情報表示手段。
【0012】汎用インターネットブラウザがHTTPに
よってデータの取得を要求した際に、該データのURL
に対応するリストIDが「URLに対応する映像の情
報」として該CD内に記述されている場合には、該UR
Lのデータを該ブラウザに渡す代わりに、該リストID
で指定されるPSDに対応するCD内の映像データを汎
用インターネットブラウザへ渡す第1の仮想プロキシ手
段。
【0013】汎用インターネットブラウザがHTTPに
よってデータのアクセスを要求した際に、該データのU
RLに対するリストIDが「URLに対応する映像の情
報」として該CD内に記述されている場合には、該UR
Lのデータをアクセスする代わりに、該リストIDで指
定されるPSDに対応する画像の表示をビデオCD再生
手段に指示する第2の仮想プロキシ手段。
【0014】つまり、インターネット情報表示手段はC
D内の「映像に対応するURLの情報」を参照して、再
生中の映像に対応するインターネット情報を汎用インタ
ーネットブラウザで表示させることができる。また、第
1の仮想プロキシ手段は、汎用インターネットブラウザ
のHTTPアクセスを仲介して、CD内の「URLに対
応する映像の情報」に記録されているURLのアクセス
が該インターネットブラウザから行われた場合に、該U
RLに対応するCD内の映像データを該インターネット
ブラウザへ送ることにより、該インターネットブラウザ
で該映像を表示することができる。または、第2のプロ
キシ手段を用いてビデオCD再生手段を呼び出し、該ビ
デオCD再生手段を用いて該映像を表示することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
(システムの構成)本発明に関わるビデオCDインター
ネットに準拠したCD(Compact Disc)の再生装置(以
下、再生装置と呼ぶ)とwww(World Wide Web)サー
バとからなるシステム構成に関して図1を用いて説明す
る。110はwwwサーバであり、本発明に関しては、
複数の再生装置140へHTTP(HyperText Transfer
Protocol)を用いてHTML(Hyper Text Mark-up L
anguage)で記述されたインターネット情報のデータを
提供することが主たる機能である。140は「ビデオC
Dインターネット」のガイドラインに準拠したCD15
0の再生装置であり、該CD150内に格納された映像
等の画面を該再生装置140に接続されたTV装置13
0に表示することが可能である。また、再生装置140
は、wwwサーバ110から主に「ビデオCDインター
ネット」150内に格納されている映像に関連するイン
ターネット情報を受信して、ユーザへ該インターネット
情報を提供することが可能である。150は「ビデオC
Dインターネット」のガイドラインに準拠したCD(Co
mpat Disc)(以下、ビデオCDインターネットと呼
ぶ)であり、主に映像データと、該映像データとインタ
ーネット情報を関連させるデータが記憶されている。w
wwサーバ110と再生装置140は、公衆回線網また
はLAN(Local Area Networks)等から構成される通信
ネットワーク120を介して接続されており、wwwサ
ーバ110、再生装置140間でのインターネット情報
の交換が可能である。
【0016】なお、ビデオCDインターネット150
は、同様の情報を記憶できる媒体であれば、CD−RO
M、DVD(Digital Video Disc)、MO、半導体記憶
装置等であってもよい。また、図1では、再生装置14
0とTV装置130は別装置となっているが、単一の装
置であってもよい。さらに、再生装置140は該「ビデ
オCDインターネット」150専用の再生装置であって
もよいし、PC等、汎用の装置であってもよい。本実施
例において、wwwサーバ110は主にHTMLで記述
されたインターネット情報を格納した汎用のデータサー
バ機である。
【0017】(再生装置の構成)再生装置140のハー
ドウェア構成を図2を用いて説明する。210は中央処
理ユニット(CPU)であり、後に述べるビデオCDビ
ューワ610、インターネットブラウザ620等の各種
処理プログラムの実行やハードウェア220〜290の
制御を行う。220はメモリ(MM)であり、各種処理
プログラムの実行やハードウェアの制御に際して、それ
らに関わる処理プログラムやデータを一時的に格納す
る。230は記憶装置であり主にハードディスク装置
(HDD)が用いられ、主に各種処理プログラムやそれ
らに関わるデータが格納される。240はビデオアダプ
タ(VA)であり、ビデオCDインターネット150内
の情報やwwwサーバ110から受信したインターネッ
ト情報を図1に示したTV装置130で表示できる信号
に変換して該TV装置130へ送信する。250は、オ
ーディオアダプタ(AA)であり、ビデオCDインター
ネット150内の音声情報やwwwサーバ110から受
信した音声のインターネット情報をスピーカまたはTV
装置130で再生できる信号に変換して送信する。26
0は通信制御装置(CCU)であり、図1に示したLA
Nまたは公衆電話・データ網の通信ネットワーク120
を介してwwwサーバ110とのデータ通信を行う。2
70はCD−ROM装置であり、ビデオCDインターネ
ット150内に格納されたデータの読み出しを行う。2
80はキーボード(KB)、285はマウス(MS)で
あり、ユーザが再生装置140へ指示するために用い
る。290はバス(BUS)であり、前述各ハードウェ
ア220〜285と中央処理ユニット(CPU)210
間のデータ転送を仲介する。
【0018】(ビデオCDインターネットのディレクト
リ構成)ビデオCDインターネット150に準拠したC
D(Compact Disc)のディレクトリ構成について、図3
を用いて説明する。ビデオCDインターネット150
は、従来のビデオCDにインターネット関連のデータを
格納した拡張版である。ビデオCDは、ISO9660
規格に準拠した光ディスク(CD)の利用形態の一つで
あり、映像(動画、静止画)の記録、流通を主な目的と
している。
【0019】図3に示すディレクトリ構成の内、301
はビデオCD規格に準拠している部分であり、302は
ビデオCDインターネットのガイドラインに準拠してビ
デオCD規格に新たに付け加えられた部分である。図3
に示したディレクトリ構成の内、301、302の部分
は記録メディアとしての互換性を維持するためにビデオ
CDインターネットのガイドラインを遵守し、この構成
に何らの変更も与えていない。また、303は、本実施
例に関わり、後に述べるビデオCDビューワプログラム
362とインターネットブラウザプログラム363を格
納するプログラムディレクトリ360である。
【0020】図3はISO9660に基づくディレクト
リ構成を示し、310はそのルートディレクトリであ
る。VCDディレクトリ320は、ビデオCDに関連す
る情報を格納するディレクトリである。なお、VCDデ
ィレクトリ321に格納されるファイルの内、本発明に
係わる映像再生制御データ(PSD.DAT)321
は、ユーザの操作に応じて、どの映像をどの様な順序で
再生するべきかを決定するためのものである。MPEG
AVディレクトリ330下には、主にMPEG方式でエ
ンコードされた動画映像を格納したファイルAVSEQ
nn.DAT331がある。SEGMENTディレクト
リ340下には、2秒以内の動画または静止画像を格納
したファイルITEMnn.DAT341がある。な
お、 AVSEQnn.DAT331またはITEMn
n.DAT341におけるnnはそれらのデータが格納
されているビデオCD上のトラックの番号を示してい
る。DATAディレクトリ350下にあるINTERN
ETディレクトリ351は、ビデオCDインターネット
のガイドラインで新規に設けられたディレクトリであ
る。INTERNETディレクトリ351下には、後に
詳しく説明する「映像に対応するURLの情報」を格納
した映像−URL関連データ(DSC2URL.DA
T)352、及び「URLに対応する映像の情報」を格
納したURL−映像関連データ(URL2DSC.DA
T)353がある。
【0021】(DSC2URLのファイル構成)「映像
に対応するURLの情報」を格納した映像−URL関連
データ(DSC2URL.DAT)352に関して図4
を用いて説明する。 映像−URL関連データ(DSC
2URL.DAT)352は、ビデオCDインターネッ
トのガイドラインに準拠したビデオCDで必須のファイ
ルであり、各リストID(410〜460)に対応した
URL及びそのコメント(例:Home Page of
aaaa)(411〜461)が格納されている。但
し、450の例では、リストIDの代わりに、CDのト
ラック番号と、トラック中の映像再生開始位置を示すエ
ントリ番号が記述されている。また、460の例では、
トラック番号のみが記述されている。例えば、リストI
DがL0001のPSDで指定される映像に関連したイ
ンターネット情報のURLは411、412、413で
ある。
【0022】(URL2DSCのファイル構成)「UR
Lに対応する映像の情報」を格納したURL−映像関連
データ(URL2DSC.DAT)353に関して図5
を用いて説明する。URL−映像関連データ(URL2
DSC.DAT)353は、ビデオインターネットのガ
イドラインに準拠したビデオCDで必須のファイルであ
り、各URL(510〜560)に対応したリストID
(511から561)が格納されている。但し、550
の例では、リストIDの代わりに、CDのトラック番号
と、トラック中の映像再生開始位置を示すエントリ番号
が記述されている。また、560の例では、トラック番
号のみが記述されている。例えば、URL541のイン
ターネット情報に関連する映像はリストIDがL000
1のPSDで指定される映像540である。なお、これ
らのデータの記述方法(フォーマット)は、映像−UR
L関連データ(DSC2URL.DAT)352とUR
L−映像関連データ(URL2DSC.DAT)353
間で差異が無い。
【0023】(再生装置140のソフトウェア構成)再
生装置140のソフトウェア構成に関して、図6を用い
て説明する。610はビデオCDビューワプログラムで
あり、主にビデオCDインターネット150内に格納さ
れた映像データをディスプレイに表示する。ビデオCD
ビューワ610には、ビデオCDインターネット150
を再生するための初期処理613、映像データを表示す
るビデオCD再生プログラム611、および映像に対応
したURLの一覧を表示するURL一覧表示プログラム
612が含まれる。620はインターネットブラウザプ
ログラムであり、インターネット情報を表示する。な
お、インターネットブラウザプログラム620は、汎用
のものであり、本発明に対応した特有のものではない。
640は、オペレーティングシステムプログラム(O
S)であり、各種プログラム610〜690の実行を制
御する。650はインストーラブルファイルシステムド
ライバであり、OS640を介して各プログラム61
0、620、630、635から送られてきたデータの
アクセス要求を、CDデバイスドライバ(CDFS)6
60または磁気ディスクデバイスドライバ(FS)67
0へ振り分けるプログラムである。なお、CDデバイス
ドライバ(CDFS)660はビデオCDインターネッ
トに準拠したCD等150内のデータを図2に示したC
D−ROM装置270を介してアクセスするためのデバ
イスドライバである。また、670は図2に示した再生
装置140内に設けられた磁気ディスク装置250内の
データをアクセスするためのデバイスドライバである。
690は、図2に示した通信制御装置260及び通信ネ
ットワーク120を介してwwwサーバ110内のデー
タアクセスするための通信ドライバである。630は、
本発明に係わる仮想プロキシであり、インターネットブ
ラウザ620からのHTTPを用いた通信ドライバへの
アクセスを仲介して、該アクセスを再生装置内の記憶装
置150または250へ振り替えたり、処理スクリプト
635を実行する。なお、処理スクリプト635は、本
実施例では、ビデオCDビューワ610で表示する映像
をビデオCDビューワ610へ指示する処理を行なう。
【0024】(ビデオCDの映像再生制御データ)図3
に示した映像再生制御データ(PSD.DAT)321
のデータ構造について図12を用いて説明する。図12
は図3に示した映像再生制御データ(PSD.DAT)
321の一部の例を示したものである。映像再生制御デ
ータ321のフォーマットはビデオCD規格で定められ
ている。同規格では、ユーザ操作あるいは様々なイベン
トに対応した映像データAVSEQnn.DAT331
またはITEMnn.DAT341(1つまたは複数)
(図3参照)の再生手順を記述する単位を定めており、
本実施例ではその再生単位をノードと表現する。映像再
生制御データ(PSD.DAT)321は各ノードのP
SD(Playback Sequence Descriptor)1200から構
成され、各ノードを表現するPSD1200はリストI
D(1210)で識別される。各PSD1200は、そ
のノードにおける再生手順を記述している。
【0025】図12(a)、(b)はそれぞれリストI
DがL0001、L0003のノードにおける再生手順
を示すPSDの例である(1200a、1200b)。
図12(a)のPSD1200aの例では、リストID
(1210a)がL0001で、このリストIDで再生
される映像データの格納位置がトラック番号1220a
がT25(ファイル名ではAVSEQ25.DAT(図
3:331))であることを表している。また、ユーザ
操作あるいはイベント(1230a)に対しては次に推
移すべきノードのリストID(1240a)を指定して
いる。図12(a)のPSD1200aの例では、ユー
ザのキー入力が「PREVIOUS」(手前に戻れという意味)
である場合には(1231a)、何のリアクションも起
こさず(すなわちキー入力を無視する)(1241
a)、ユーザのキー入力が「1」である場合には(12
34a)、「1」に対応するノードのリストID(12
44a)はL0003であり、リストIDがL0003
のノードに推移する。
【0026】リストIDがL0003のノードに推移す
ると、映像再生制御データ(PSD.DAT)321の
中からリストIDがL0003に対する再生手順を記述
したPSD1200bを取得し、それに従って映像デー
タの再生を行う。図12(b)はリストID(1210
b)がL0003のPSD1200bを示す図であり、
まず始めにトラック番号T26(1220b)の映像デ
ータ(AVSEQ26.DAT(図3:331))を再
生するように記述してある。
【0027】図12では2つのノードのPSD(120
0a、1200b)のみを表しているが、映像再生制御
データ(PSD.DAT)321にはこのPSDが複数
含まれている。また、再生すべき映像データの識別をト
ラック番号(1220a、1220b)で指定している
が、識別できる手段であればファイル名(AVSEQn
n.DAT、ITEMnn.DAT)などを用いても構
わない。また、図12で示したユーザ入力イベントの名
称は、「PREVIOUS」が「手前に戻れ」、「NEXT」が「次
に進め」、「RETURN」が「前のメニューに戻れ」、
「x」が「キー番号xを選択」(xは数字を入れる)、「S
TOP」が「映像データの再生が終了した場合」をそれぞ
れ意味しており、それぞれ、図8に示す操作ボタンの8
70、850、870、830、880の指示に対応し
ている。但し、これらユーザ入力イベントがビデオCD
の規格またはビデオCDインターネットのガイドライン
で定義されている全てではない。
【0028】(ビデオCDの再生制御方法)図13は図
12の映像再生制御データ(PSD.DAT)321に
従い、図1に示したビデオCDインターネット150を
図1に示した再生装置140で再生する場合の、ユーザ
の操作とそれに対応する出力画面の例を示したものであ
る。図12(a)に示したPSD(1200a)が映像
再生制御データ(PSD.DAT)321の最初に記述
されている場合、再生装置140はビデオCDインター
ネット150の再生を開始すると、リストIDがL00
01のPSD(1200a)に記述された映像データ
(AVSEQ25.DAT)を再生する(図13の出力
画面1310)。この出力画面は、レッスン1とレッス
ン2のいずれかを、図8の830で示すキー番号「1」
またはキー番号「2」のいすれかによって選択する必要
があることを、ユーザに提示している。次に、ユーザが
「1」のキー入力を行うと、再生装置140はリストI
DがL0001のPSD(1200a)から「1」イベ
ント(1234a)に対応するリストIDであるL00
03(1244a)を参照し、L0003のPSD(1
200b)を取得し、該PSD(1200b)に記述さ
れた映像データ(AVSEQ26.DAT)を表示する
(図13では、出力画面1320)。
【0029】(ビデオCDビューワのビデオCD映像再
生画面)ビデオCDビューワ610におけるビデオCD
映像再生画面について図8を用いて説明する。810は
ビデオCDビューワプログラム610が表示するビデオ
CDビューワウインドウである。ビデオCDビューワウ
インドウ810内には以下の要素が表示される。820
は、ビデオCDインターネット150内に格納されてい
る映像データ331、341を表示するためのビデオC
D映像再生画面である。890はユーザにインターネッ
ト情報の存在を通知するインターネット情報存在表示で
あり、表示中の映像に関連したインターネット情報があ
る場合だけ表示される。891は該インターネット情報
のURL一覧910(図9)の表示をビデオCDビュー
ワプログラム610へ指示するためのインターネットボ
タンである。また、「PREVIOUS」ボタン860、「NEX
T」ボタン850、「RETURN」ボタン870、「STOP」
ボタン890は、それぞれ、「手前に戻れ」、「次に進
め」、「前の映像表示に戻れ」、「映像データの再生を
終了」をビデオCDビューワプログラム610へ指示す
るためのものであり、番号キー830は番号を入力する
ためのものである。
【0030】(ビデオCDビューワのURL一覧表示画
面)ビデオCDビューワ610におけるURL一覧表示
画面について図9を用いて説明する。810は図8で説
明したビデオCDビューワプログラム610が表示する
ビデオCDビューワウインドウである。910はURL
の一覧表示画面であり、図9では図3で例示したリスト
IDがL0001(410)に対応するURL411〜
413の一覧(921、922、923)を表示してい
る。また、「CANCEL」ボタン920は、URL一覧の表
示終了をビデオCDビューワプログラムへ指示するため
のものである。
【0031】(インターネットブラウザのHTMLデー
タ表示画面)インターネットブラウザのHTMLデータ
表示画面について図10を用いて説明する。1010は
インターネットブラウザプログラム620が表示するイ
ンターネットブラウザウインドウである。インターネッ
トブラウザウインドウ1010内には以下の要素が表示
される。1020は図1に示したwwwサーバ110か
ら受信したHTMLデータを表示するHTNLデータ表
示画面である。また、「NEXT」ボタン1030、「BAC
K」ボタン1040、「HOME」ボタン1050、「STO
P」ボタン1060は、それぞれ、「次へ進め」、「前
の表示に戻れ」、「初期画面へ戻れ」、「HTMLデー
タの受信を終了」をインターネットブラウザプログラム
620へ指示するためのものである。
【0032】(TV装置における画面表示例)TV装置
における画面表示例を図11を用いて説明する。図11
では、TV装置の画面1100に、ビデオCDビューワ
ウインドウ810とインターネットブラウザウインドウ
1010がマルチウインドウ形式で表示されている例で
ある。
【0033】次に、以上で説明したシステムにおける、
本発明に関わる処理を図7を用いて説明する。
【0034】(ビデオCDの再生制御処理)ビデオCD
ビューワプログラム610の処理を図7と図14を用い
て説明する。
【0035】ビデオCDビューワプログラム610は、
初期処理613、ビデオCD再生プログラム611とU
RL一覧表示プログラム612から構成される。
【0036】再生装置140のオペレーティングシステ
ムプログラム640は、ビデオCDインターネット15
0がCD−ROM装置270に挿入されると、ビデオC
D該CD150内に格納されているビデオCDビューワ
プログラムのファイル(VCDVIEW.EXE)36
2をメインメモリ220に読み出し、該ビデオCDビュ
ーワプログラム610を起動する。起動されたビデオC
Dビューワプログラム610は、まず、初期処理613
を起動する。
【0037】初期処理613は、ビデオCDインターネ
ット150から映像再生制御プログラム(PSD.DA
T)321、映像−URL関連データ(DSC2UR
L.DAT)352、URL−映像関連データ353を
磁気ディスク250へそれぞれ一時保存ファイル(68
4、683、682)として複写する(1401、14
02、1403)。これらの処理は、ビデオCDビュー
ワプログラム610、仮想プロキシプログラム630等
が何度も使用するファイルを、アクセス速度の低いCD
150からアクセス速度の高速な磁気ディスク装置23
0へ複写し、これらのファイルを使用する処理プログラ
ム(610、630等)の処理の高速化を図るためのも
のである。
【0038】次に、初期処理613は、映像再生制御デ
ータ(PSD.VCD)321を一時保存ファイル(6
84)から読み出す(1404)。そして、映像再生制
御データ(PSD.VCD)321の最初に書かれてい
るPSDのリストIDを表示リストIDファイル681
に格納する(1405)。そして、ビデオCD再生プロ
グラム611を起動する。
【0039】ビデオCD再生プログラム611は、表示
リストID681で指定されるPSDに対応する映像デ
ータ(331、341)を読み出し、該映像データ(3
31、341)を図2に示したビデオアダプタ240を
介してTV装置130で表示する(1405)。
【0040】次に、映像−URL関連データ(DSC2
URL.DAT)352の一時ファイル683を参照し
(1406)、該表示リストID681が該ファイル6
83(352)に図4に示した様(410等)に記述さ
れているか否かを検査する(1407)。そして、該リ
ストID681が該ファイル683記述されている場合
は、表示中の映像に関連したインターネット情報が存在
することをユーザに通知するための図8に示したインタ
ネット情報存在表示890をビデオCDビューワ表示画
面810内に表示する(1408)。
【0041】そして、ビデオCD再生プログラム611
は、ユーザからの操作の入力があるまで、または読み出
した映像データ(331、341)の再生が終了するま
で待機する(1408)。
【0042】次に、ユーザからの操作の入力を受信する
(または映像データの再生が終了する)と、図12に示
したPSD(1200)から操作入力または再生終了の
イベント(1230)に対応するリストID(124
0)を読み出し、表示リストID(681)へ格納する
(1410)。そして、そのPSD(1200)に記述
された映像データ(331、341)を読み出し、該映
像データをビデオアダプタ240を介してTV装置13
0で表示する(1406)。以下、1405〜141
0)の処理を繰り返す。
【0043】1409のユーザからの操作入力の処理に
おいて、インタネット情報存在表示890内のインター
ネットボタン891が指示された場合は、URL一覧表
示プログラム612を起動する(1409)。 URL
一覧表示プログラム612は、映像−URL関連データ
(DSC2URL.DAT)352の一時ファイル68
3を参照し、図9に示すように、該リストID(図4の
410等)に対応するURLおよび該URLに関するコ
メント(図4の411〜413等)の一覧(921〜9
23)を、URL一覧表示910として、ビデオCDビ
ューワ画面810内に表示する(1411)。そして、
何れかのURL(921〜923)が選択されたならば
(1412)、インターネットブラウザプログラム62
0を起動し、該URLで指定されるインターネット情報
を該インターネットブラウザプログラム620で図10
に示すように表示する(1413)。なお、1412の
選択処理において、ユーザがCANCELボタン920を指示
したならば、一覧表示910を行う処理1411以前で
表示していた映像データの表示に戻る。なお、 URL
一覧表示プログラム612は、インターネットブラウザ
プログラム620を起動した後も、一覧表示910を行
う処理1411以前で表示していた映像データを図9に
示すビデオCDデータ再生画面820内に表示する。
【0044】これらの処理では、ビデオCDインターネ
ット150の格納されている映像−URL関連データ
(DSC2URL.DAT)352に基づいて、再生中
の映像データに関連するインターネット情報の表示を可
能としている。なお、処理1404、1405、140
9、1410はビデオCD規格に準拠したCDの映像再
生処理として一般的な手順であり、処理1406、14
07、1408、1409、1411〜1413の処理
はビデオCDインターネットのガイドラインに準拠した
CDを再生するために本実施例で新たに設けられた手順
である。
【0045】(仮想プロキシ)次に、図6で示した仮想
プロキシプログラム630の処理について図15〜図1
8を用いて説明する。
【0046】HTTPに関連する用語として、プロキシ
とは代理(Proxy)サーバを意味する。つまり、プロキ
シがwwwサーバの振りをし、PC等のインターネット
ブラウザを搭載した装置が、プロキシサーバをwwwサ
ーバと見なしてHTTPを用いたアクセスを行なうと、
プロキシはインターネットブラウザの振りをし、実際の
wwwサーバ、または他のプロキシサーバにHTTPを
用いてアクセスを行なう。別な言い方をすれば、プロキ
シとはHTTPのアクセスを中継する機能を持つ。本実
施例における仮想プロキシ630とは、HTTPアクセ
スを横取りしてURLの変換や他の処理プログラムの起
動を行なうために、インターネットブラウザ620が動
作する再生装置140内に設けた、プロキシ機能を仮想
的に実現するプログラムを意味する。
【0047】図15に示すように、仮想プロキシプログ
ラム630は、パス名変換処理1520、アクセス先変
更処理1510、ビデオCDビューワ起動処理153
0、スクリプト起動処理1540から構成される。
【0048】まず、パス名変換処理1520に関して図
16と図19を用いて説明する。パス名変換処理152
0は、インターネットブラウザ620がHTTPのGE
Tコマンドをwwwサーバ110に対して発行し、その
結果としてwwwサーバ110からインターネットブラ
ウザ620に送信されるHTMLデータ中に記述された
パス名を書き換える処理である。
【0049】パス名変換処理1520は、GET命令に
対応して受信したHTMLデータ1900を捕捉する
(1601)。次に、図7に示したURL−映像関連フ
ァイル(URL2DSC.DAT)353の一時保存フ
ァイル683を参照し(1602)、該HTMLデータ
1900中に“SRC=”または“HREF=”の文字
列に続いて記述されているもの以外のURLで、該UR
L−映像関連ファイル(URL2DSC.DAT)35
3に記述されているURLと一致するものが在るか否か
を検査する(1603)。そして、一致しているURL
があれば(1604)、該HTMLデータ中のURLの
記述を、そのURLに対応するリストIDを用いたパス
名(CD−ROM装置270のドライブ名(“D:”
等)を含む)“D:¥L0001CD.DAT”に書き
換える(1405)。そして、1601で捕捉したHT
MLデータ1900を、インターネットブラウザプログ
ラム620へ渡す(1606)。例えば、図19に示す
例では、図19(a)に示すHTMLデータ1900a
中のURLの記述1901a、1903aは、図19
(b)に示すURL−映像関連ファイル(URL2DS
C.DAT)353の内容(510、511、550、
551)に従って、図19(c)に示す1901b、1
903bのように書き換えられる。なお、図19(b)
に示したURL−映像関連ファイル(URL2DSC.
DAT)353は、図5に示したものと同じである。
【0050】本実施例において、該パス名変換処理15
20は“SRC=”または“HREF=”の文字列に続
いて記述されているパス名を変換しない。一般のインタ
ーネットブラウザは、これらのパラメータに記述されて
いるデータを、WWWサーバ110から再生装置120
内の記憶装置230内に一旦複写(キャッシング)した
後にその再生を開始する。そのため、容量の大きい映像
データの再生に際しては、該複写が完了するまでの時間
が必要である。よって、本実施例では、該キャッシング
を避けるために、“SRC=”または“HREF=”の
文字列に続いて記述されているパス名を変換せず、後に
述べるビデオCDビューワ起動処理でビデオCDビュー
ワ610を起動して表示させることにしている。一方、
“SRC=”または“HREF=”の文字列に続いて記
述されているパス名以外に関しては、キャッシングされ
ることが無いために、パス名変換処理1520におい
て、HTMLデータのパス名の記述をCD150内のデ
ータを参照するパス名に書き換えている。
【0051】次に、アクセス先変更処理1510、ビデ
オCDビューワ起動処理1530、スクリプト起動処理
1540について図17を用いて説明する。アクセス先
変更処理1510は、インターネットブラウザプログラ
ム620から受け取ったGET命令を捕捉する(170
1)。次に、図7に示したURL−映像関連ファイル
(URL2DSC.DAT)353の一時保存ファイル
683を参照し(1702)、該GET命令のURLパ
ラメータが、該URL−映像関連ファイル(URL2D
SC.DAT)353に記述されているか否かを検査す
る(1703)。一致しているURLが無ければ(17
04)、1701で捕捉したGET命令をそのままww
wサーバ110へ送信する(1705)。そして、一致
したURLがあり、該URLの拡張子がスクリプトであ
ることを示す“cgi”であれば(1704)、そのU
RLに対するリストID等をURL−映像関連ファイル
(URL2DSC.DAT)353の一時保存ファイル
683から取得し、該リストID等と該スクリプトのフ
ァイル名(例:xxxx.cgi)をパラメータとし
て、スクリプト起動処理1540を呼び出す(154
0)。それら以外の場合は(1704)、そのURLに
対するリストID等をURL−映像関連ファイル(UR
L2DSC.DAT)353の一時保存ファイル683
から取得し、該リストID等をパラメータとしてビデオ
CDビューワ起動処理1540を呼び出す(153
0)。
【0052】ビデオCDビューワ起動処理1530を図
20を用いて説明する。 ビデオCDビューワ起動処理
1530は、パラメータとして受け取った該リストID
等を図7に示した表示リストID681に書き込み(2
001)、ビデオCDビューワプログラム610のビデ
オCD再生プログラム611を起動する(2002)。
そして、インターネットブラウザプログラム620に対
して、GETコマンドに対する返信データとして図21
に示す代替イメージ2100をその内容とする代替イメ
ージデータ1550を返す(2003)。
【0053】スクリプト起動処理1540は、該リスト
ID等をパラメータとして、該ファイル名(例:xxx
x.cgi)のスクリプト635を起動する。様々な目
的の処理を行なうスクリプトを用意することが可能であ
るが、本実施例のスクリプト635は、パラメータとし
て受け取ったリストID等を図7に示した表示リストI
D681に書き込み、ビデオCDビューワプログラム6
10のビデオCD再生プログラム611を起動する。
【0054】(CDデバイスドライバ)次に、図6に示
したCDデバイスドライバ(CDFS)660の処理に
ついて図18を用いて説明する。
【0055】CDデバイスドライバ660は、該CDデ
バイスドライバでアクセスしようとするパス名をが仮想
プロキシプログラム630のパス名変換処理1520で
変換されたものであるか否かを検査する(1801)。
そして、パス名変換処理1520で変換されたものでな
い場合は、通常のファイルアクセスを行なう(180
2)。パス名変換処理1520で変換されたもの、か
つ、該パス名がリストID(例:“L0001”)を含
む場合は(1802)、該リストIDに対応するPSD
1200を参照し(1803)、該PSD1200のト
ラック番号1220で指定されるビデオCD規格の映像
データ331または341を読み出す(1804)。そ
して、該映像データがビデオCD規格で規定されている
MPEG動画データであるかラスタ静止画データである
かを検査し(1805)、動画データである場合は、該
映像データを1803の処理で読み出したPSDで指定
される再生方法(再生開始時間ポイント、再生終了時間
ポイント、再生時間、繰り返し再生等)に従ってCD1
50から読み出し、該CDデバイスドライバ660への
アクセスの結果としてインストーラブルファイルシステ
ム650へ渡す(1806)。一方、静止画の場合は、
該ラスタ静止画データをJPEG(Joint PictureExper
ts Group)形式に変換した後、該CDデバイスドライバ
660へのアクセスの結果としてインストーラブルファ
イルシステム650へ渡す(1807)。なお、本実施
例ではJPEG形式に変換したが、GIF形式等、汎用
のインターネットブラウザが扱うことのできる静止画デ
ータの形式であればどのうなものでもよい。
【0056】また、判定処理1802において、パス名
がパス名変換処理1520で変換されたもの、かつ、該
パス名がトラック番号またはトラック番号とエントリ番
号の組み合わせ(例:“T02−01”、“T03”)
を含む場合は、該トラック番号またはトラック番号とエ
ントリ番号の組み合わせで指定されるビデオCD規格の
映像データを、該CDデバイスドライバ660へのアク
セスの結果としてインストーラブルファイルシステム6
50へ渡す(1808)。
【0057】(HTMLデータの表示例)図22は図1
9に示したHTMLデータ1900をインターネットブ
ラウザプログラム620がHTMLデータ表示画面に表
示した例である。仮想プロキシプログラム620のパス
名変換処理でwwwサーバ110内のURLがCD内の
映像データを示すパス名に変換された場合は(図19の
1901b、1903b)、インターネットブラウザウ
インドウ1010のHTMLデータ表示画面1020内
に動画表示される(図22(1)の2201、220
2)。一方、パス名が変換されなかった場合は(図19
の1902b)、“def.dat”のパス名に対応す
る映像データはビデオCD映像再生画面820内に表示
され、HTMLデータ表示画面1020内には代替イメ
ージ2100が表示される(図22(2)の210
0)。
【0058】(操作シーケンス例)図23は、本実施例
における標準的な操作シーケンスを例示したものであ
る。まず、ビデオCDビューワでビデオCDの映像を再
生している(1)。そして、再生中の映像に関連したイ
ンターネット情報がある場合は、図8に示したインター
ネットボタン891を指示してURL一覧を表示する
(2)。次に、URL一覧表示から、ひとつのURLを
選択指示すると、インターネットブラウザが起動(最前
面に表示)され、該URLのインターネット情報(HT
MLデータ)が表示される(3)、HTMLデータにビ
デオCD映像を再生する記述があれば、ビデオCDビュ
ーワが起動(最前面に表示)され、該ビデオCD映像が
ビデオCDビューワで再生される(4)。以下、(1)
〜(4)の操作を繰り返すことにより、予めビデオCD
内に記述された映像−URL関連データ、URL−映像
関連データ、及びwwwサーバ内のHTMLデータで規
定されるビデオCDの映像とインターネット情報の関連
に基づいて、ユーザはビデオCDビューワによるビデオ
CD映像の再生とインターネットブラウザによるインタ
ーネット情報の参照を相互に繰り返すことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明では、仮想プロキシの機構を用い
ることにより、「ビデオCDインターネット」に準拠し
たCDの再生装置において、インターネット情報の表示
を行なうために特定のブラウザプログラムを用いる必要
がなくなり、インターネット情報の急速な高機能化に容
易に追従できる。また、「ビデオCDインターネット」
では、インターネット情報の参照後は、該情報を呼び出
した映像にのみ戻ることができるが、本発明では、ユー
ザの選択により、該インターネット情報を呼び出した映
像と異なるCD内の他の映像の再生に戻ることを指定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成図
【図2】再生装置のハードウェア構成図
【図3】ビデオCDインターネットにおけるディレクト
リ構成説明図
【図4】映像−URL関連ファイルのデータ内容説明図
【図5】URL−映像関連ファイルのデータ内容説明図
【図6】再生装置140におけるソフトウェア構成図
【図7】再生装置140における処理プログラム、デー
タ関連図
【図8】ビデオCDビューワにおけるビデオCD映像再
生画面の説明図
【図9】ビデオCDビューワにおけるURL一覧表示画
面の説明図
【図10】インターネットブラウザにおけるHTMLデ
ータ表示画面の説明図
【図11】TV装置における画面表示例の説明図
【図12】映像再生制御データのデータ構造説明図
【図13】ビデオCDにおける映像再生方法の説明図
【図14】ビデオCDビューワプログラムの処理説明図
【図15】仮想プロキシプログラムと関連データの説明
【図16】仮想プロキシプログラムにおけるパス名変換
処理の説明図
【図17】仮想プロキシプログラムにおけるアクセス先
変換処理の説明図
【図18】CDデバイスドライバの処理説明図
【図19】パス名変換処理の説明図
【図20】ビデオCDビューワ起動処理の説明図
【図21】代替イメージの表示例の説明図
【図22】HTMLデータ表示例の説明図
【図23】操作手順例の説明図
【符号の説明】
110……wwwサーバ 120……通信ネットワーク 130……TV装置 140……再生装置 150……ビデオCDインターネット(CD) 321……映像再生制御データ 331……映像データ 341……映像データ 352……映像−URL関連データ 353……URL−映像関連データ 362……ビデオCDビューワプログラム(CD内) 363……インターネットブラウザプログラム(CD
内) 610……ビデオCDビューワプログラム 620……インターネットブラウザプログラム 630……仮想プロキシプログラム 635……スクリプト 640……オペレーティングシステムプログラム 650……インストーラブルファイルシステムデバイス
ドライバ 660……CDデバイスドライバ 670……磁気ディスクデバイスドライバ 690……通信ドライバ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオCDインターネットのガイドライン
    に準拠したCD(Compact Disc)において、CD内の映
    像データを表示する映像再生プログラムと、インターネ
    ット情報を表示するインターネットブラウジングプログ
    ラムとを、該CD内に格納した記憶媒体。
  2. 【請求項2】インターネットブラウザがHTTPによっ
    てURLで指定されるデータの取得を要求した際に、該
    URLのデータを該インターネットブラウザに渡す代わ
    りに、該インターネット情報に対応する記憶媒体内の映
    像データをインターネットブラウザへ渡すプロキシ手段
    を備えたことを特徴とする映像データおよびインターネ
    ット情報の提供方法。
  3. 【請求項3】インターネットブラウザがHTTPによっ
    てURLで指定されるデータのアクセスを要求した際
    に、該データのURLに対応する記憶媒体内の映像デー
    タの表示を映像データ再生手段に指示するのプロキシ手
    段を備たことを特徴とする映像データおよびインターネ
    ット情報の提供方法。
  4. 【請求項4】インターネットブラウザがHTTPによっ
    てURLで指定されるデータの取得を要求した際に、該
    URLのデータを該インターネットブラウザに渡す代わ
    りに、該インターネット情報に対応する記憶媒体内の映
    像データをインターネットブラウザへ渡すプロキシ手段
    を備えたことを特徴とする映像データおよびインターネ
    ット情報の提供装置。
  5. 【請求項5】インターネットブラウザがHTTPによっ
    てURLで指定されるデータのアクセスを要求した際
    に、該データのURLに対応する記憶媒体内の映像デー
    タの表示を映像データ再生手段に指示するのプロキシ手
    段を備たことを特徴とする映像データおよびインターネ
    ット情報の提供装置。
  6. 【請求項6】ビデオCDインターネットのガイドライン
    に準拠したCD(Compact Disc)の再生装置において、 インターネットブラウザがHTTPによってデータの取
    得を要求した際に、該データのURLに対応するCD内
    の映像データの識別子が「URLに対応する映像の情
    報」として該CD内に記述されている場合には、該UR
    Lのデータを該ブラウザに渡す代わりに、該識別子で指
    定されるPSDに対応するCD内の映像データをインタ
    ーネットブラウザへ渡すプロキシ手段を備たことを特徴
    とする映像データおよびインターネット情報の提供方
    法。
  7. 【請求項7】ビデオCDインターネットのガイドライン
    に準拠したCD(Compact Disc)の再生装置において、 インターネットブラウザがHTTPによってデータのア
    クセスを要求した際に、該データのURLに対するCD
    内の映像データの識別子が「URLに対応する映像の情
    報」として該CD内に記述されている場合には、該識別
    子で指定されるPSDに対応する画像の表示をビデオC
    D再生手段に指示するプロキシ手段を備たことを特徴と
    する映像データおよびインターネット情報の提供方法。
  8. 【請求項8】ビデオCDインターネットのガイドライン
    に準拠したCD(Compact Disc)の再生装置において、 インターネットブラウザがHTTPによってデータの取
    得を要求した際に、該データのURLに対応するCD内
    の映像データの識別子が「URLに対応する映像の情
    報」として該CD内に記述されている場合には、該UR
    Lのデータを該ブラウザに渡す代わりに、該識別子で指
    定されるPSDに対応するCD内の映像データをインタ
    ーネットブラウザへ渡すプロキシ手段を備たことを特徴
    とする映像データおよびインターネット情報の提供装
    置。
  9. 【請求項9】ビデオCDインターネットのガイドライン
    に準拠したCD(Compact Disc)の再生装置において、 インターネットブラウザがHTTPによってデータのア
    クセスを要求した際に、該データのURLに対するCD
    内の映像データの識別子が「URLに対応する映像の情
    報」として該CD内に記述されている場合には、該識別
    子で指定されるPSDに対応する画像の表示をビデオC
    D再生手段に指示するプロキシ手段を備たことを特徴と
    する映像データおよびインターネット情報の提供装置。
  10. 【請求項10】ビデオCD規格に準拠したCDの再生装
    置において、 ビデオCDのPSD(Play Sequence Descriptor)を唯
    一に識別可能な識別子を含むパス名によるファイルアク
    セスが指示されたならば、該識別子で識別されるPSD
    の再生方法(再生開始位置、再生終了位置、繰り返し再
    生)に従ってビデオCDの映像データをアクセスし、該
    映像データを該ファイルアクセスの結果として、該ファ
    イルアクセスの要求元に渡す機能を持つファイルアクセ
    スデバイスドライバを備えたビデオCDおよびインター
    ネット情報の提供方法。
  11. 【請求項11】ビデオCD規格に準拠したCDの再生装
    置において、 ビデオCDのPSD(Play Sequence Descriptor)を唯
    一に識別可能な識別子を含むパス名によるファイルアク
    セスが指示されたならば、該識別子で識別されるPSD
    の再生方法(再生開始位置、再生終了位置、繰り返し再
    生)に従ってビデオCDの映像データをアクセスし、該
    映像データを該ファイルアクセスの結果として、該ファ
    イルアクセスの要求元に渡す機能を持つファイルアクセ
    スデバイスドライバを備えたビデオCDおよびインター
    ネット情報の提供装置。
  12. 【請求項12】HTMLで記述されたデータを参照する
    際に、該データがビデオCD規格におけるラスタ形式の
    静止画データである場合は、該ラスタ形式の静止画デー
    タをJPEGまたはGIF形式の静止画データに変換す
    る機能を備えたビデオCDおよびインターネット情報の
    提供方法。
  13. 【請求項13】HTMLで記述されたデータを参照する
    際に、該データがビデオCD規格におけるラスタ形式の
    静止画データである場合は、該ラスタ形式の静止画デー
    タをJPEGまたはGIF形式の静止画データに変換す
    る機能を備えたビデオCDおよびインターネット情報の
    提供装置。
  14. 【請求項14】HTTPによるHTMLデータのアクセ
    スが行われる際に、該データがビデオCD規格における
    ラスタ形式の静止画データである場合は、該ラスタ形式
    の静止画データをJPEGまたはGIF形式の静止画デ
    ータに変換する機能を備えたビデオCDおよびインター
    ネット情報の提供方法。
  15. 【請求項15】HTTPによるHTMLデータのアクセ
    スが行われる際に、該データがビデオCD規格における
    ラスタ形式の静止画データである場合は、該ラスタ形式
    の静止画データをJPEGまたはGIF形式の静止画デ
    ータに変換する機能を備えたビデオCDおよびインター
    ネット情報の提供装置。
  16. 【請求項16】HTMLデータを表示するインターネッ
    トブラウザにおいて、HTMLを用いた記述により、ビ
    デオCD映像の再生が指示されたならば、該ビデオCD
    映像をビデオCD映像を表示するためのビデオCDビュ
    ーワで表示し、インターネットブラウザは、該ビデオC
    D映像に代替するデータを表示する機能を備えたビデオ
    CDおよびインターネット情報の提供方法。
  17. 【請求項17】HTMLデータを表示するインターネッ
    トブラウザにおいて、 HTMLを用いた記述により、ビデオCD映像の再生が
    指示されたならば、該ビデオCD映像をビデオCD映像
    を表示するためのビデオCDビューワで表示し、インタ
    ーネットブラウザは、該ビデオCD映像に代替するデー
    タを表示する機能を備えたビデオCDおよびインターネ
    ット情報の提供装置。
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