JPH10333706A - トレイ供給装置のパレット数設定装置及び方法並びにトレイ供給装置のパレット数設定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

トレイ供給装置のパレット数設定装置及び方法並びにトレイ供給装置のパレット数設定プログラムを記録した記録媒体

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JPH10333706A
JPH10333706A JP13945897A JP13945897A JPH10333706A JP H10333706 A JPH10333706 A JP H10333706A JP 13945897 A JP13945897 A JP 13945897A JP 13945897 A JP13945897 A JP 13945897A JP H10333706 A JPH10333706 A JP H10333706A
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隆司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指定時間で複数種類の部品が無くなるようにト
レイ供給装置のパレット数を設定する。 【解決手段】timeレジスタにQFP等のリード線の
酸化を考慮した部品搭載処理の許容時間データ「720
0(秒)」を初期設定し(S1)、続いて所定の手法に
より生産基板のラインタクトを算出する(S2)。次に
各部品のtime時間当りのパレット数(すなわち使用
トレイ数)を「{(time/ラインタクト)×(1基
板当りの部品使用数)}/(パレットの部品入り数)」
により求める(S3)。これから得られる各部品の使用
トレイ数の合計をSUMレジスタに格納し(S4)、S
UMの値がトレイ供給装置のトレイ数より大きいかを判
別する(S5)。同じか大きくないときは(S5が
N)、処理を終了する。また、大きいときは(S5が
Y)、120秒刻みで時間データをデクリメントしなが
ら(S6)、S5がNとなるまでS3〜S5を繰り返
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイによってパ
レット上の電子部品を部品搭載装置に供給するトレイ供
給装置のパレットを最適に配分するトレイ供給装置のパ
レット数設定装置及び方法並びにトレイ供給装置のパレ
ット数設定プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品(以下、単に部品と
いう)を収納したパレットを複数のトレイに夫々保持し
て、これらのトレイを適宜に昇降させ、所望の部品をパ
レットから取り出して部品搭載装置へ供給するトレイ供
給装置がある。
【0003】図5(a) は、そのようなトレイ供給装置
と、そのトレイ供給装置が添設された部品搭載装置の正
面図であり、同図(b) はその側面図、同図(c) はその上
面図である。同図(a),(b),(c) に示すトレイ供給装置1
は、本体2の内部に複数個(例えば40個)のトレイを
昇降自在に備えており、これらのトレイには部品を収納
したパレットが保持されている。
【0004】部品はトレイ供給装置内の移送装置により
パレットから取り出されて供給ステージ3へ移送され
る。一方の部品搭載装置4には、基台5の上の作業空域
を上下、前後、及び左右に移動自在な作業ヘッド6が配
設され、この作業ヘッド6が、上記の供給ステージ3か
ら部品を取り上げて、その部品を搬送案内レール7に沿
って搬入されてくる回路基板(PCB)上に搭載する。
【0005】上記パレットの各トレーへの配設は、例え
ば、トレイ供給装置1に備えられているトレイが40個
であれば、部品搭載装置に供給すべき部品の種類が5種
類であるときは、単純計算では、同一部品の8枚のパレ
ットが8個のトレーに夫々配分される。また、トレイ供
給装置1には、最大で40種類の部品を保持することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、QFP(角
型チップの四方に電極のリード線を突き出した形の部
品)等のように極細の多数のリード線を有する部品は、
パレットの包装を開封してから2時間以内に搭載処理を
完了しないと、リード線の酸化が進んでプリント回路へ
の半田付けが不充分になり、これが要因となって不良品
を発生させる虞が多分にあった。
【0007】また、トレイ供給装置1で複数種類の部品
を供給するときは、段取り(いずれか1種類の部品が無
くなったとき、部品搭載装置とトレイ供給装置1を停止
させ、トレイ供給装置1の扉を開け、部品を満載した新
たなパレットをトレイに載置し、稼動を再開するまで)
の作業効率の向上を図るため、極力同一タイミングで全
ての部品が無くなるようにすることが好ましい。
【0008】しかしながら、これらの事柄を考慮して複
数種類の部品(パレット)を40個のトレーに配分する
作業は、経験に基づくノウハウによる手作業に依存して
おり、必ずしも満足できる結果が得られるわけではなか
った。
【0009】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
所望の時間で複数種類の部品が無くなるようにトレイ供
給装置のパレット数を設定する装置及び方法並びにその
プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のトレイ供給装置のパレット数設定装置は、プログラ
ムされたコンピュータによってトレイ供給装置のパレッ
ト数を設定する装置であって、部品搭載処理に適する所
定の時間データを入力する時間入力手段と、基板のライ
ンタクトを算出するタクト算出手段と、上記基板に搭載
する種類別部品数を算出する部品数算出手段と、上記時
間入力手段により入力された時間データ、上記タクト算
出手段により算出された基板のラインタクト及び上記部
品数算出手段により算出された種類別部品数とに基づい
て上記時間データにより指定された時間内に搭載可能な
部品数を部品の種類ごとに算出し、この算出された種類
別部品数により部品種ごとの使用パレット数を算出する
パレット数算出手段と、該パレット数算出手段により算
出された部品種ごとのパレット数の合計と上記トレイ供
給装置に配設されている使用可能なトレイ数とを比較し
て該トレイ数に上記各パレット数を配分可能であるか否
かを判別する判別手段と、該判別手段が否と判別したと
き、前記部品数算出手段に種類別部品数を再算出させ、
前記パレット数算出手段に使用パレット数を再算出さ
せ、及び前記判別手段に各パレット数を配分可能である
か否かを再判別させるべく、前記所定の時間データを一
定時間分だけ減じて再設定する時間再設定手段とを備え
て部品種ごとにパレット数をトレイ供給装置のトレイに
配分するように構成される。
【0011】次に、請求項2記載の発明のトレイ供給装
置のパレット数設定方法は、プログラムされたコンピュ
ータによってトレイ供給装置のパレット数を設定する方
法であって、部品搭載処理に適する所定の時間データを
入力する時間入力工程と、基板のラインタクトを算出す
るタクト算出工程と、上記基板に搭載する種類別部品数
を算出する部品数算出工程と、上記時間入力工程により
入力された時間データ、上記タクト算出工程により算出
された基板のラインタクト及び上記部品数算出工程によ
り算出された種類別部品数とに基づいて上記時間データ
により指定された時間内に搭載可能な部品数を部品の種
類ごとに算出し、この算出された種類別部品数により部
品種ごとの使用パレット数を算出するパレット数算出工
程と、該パレット数算出工程により算出された部品種ご
とのパレット数の合計と上記トレイ供給装置に配設され
ている使用可能なトレイ数とを比較して該トレイ数に上
記各パレット数を配分可能であるか否かを判別する判別
工程と、該判別工程が否と判別したとき、前記部品数算
出工程に種類別部品数を再算出させ、前記パレット数算
出工程に使用パレット数を再算出させ、及び前記判別工
程に各パレット数を配分可能であるか否かを再判別させ
るべく、前記所定の時間データを一定時間分だけ減じて
再設定する時間再設定工程とを含んで部品種ごとにパレ
ット数をトレイ供給装置のトレイに配分する。
【0012】そして、請求項3記載の発明の記録媒体
は、コンピュータによってトレイ供給装置のパレット数
を設定するための制御プログラムを記録した記録媒体で
あって、該制御プログラムは、コンピュータに 部品搭
載処理に適する所定の時間データを入力させ、基板のラ
インタクトを算出させ、上記基板に搭載する種類別部品
数を算出させ、上記入力された時間データ、上記算出さ
れた基板のラインタクト及び上記算出された種類別部品
数とに基づいて上記時間データにより指定された時間内
に搭載可能な部品数を部品の種類ごとに算出させ、この
算出された種類別部品数により部品種ごとの使用パレッ
ト数を算出させ、該算出された部品種ごとのパレット数
の合計と上記トレイ供給装置に配設されている使用可能
なトレイ数とを比較して該トレイ数に上記各パレット数
を配分可能であるか否かを判別させ、該判別が否である
とき、前記種類別部品数を再算出させ、前記使用パレッ
ト数を再算出させ、及び前記各パレット数を配分可能で
あるか否かを再判別させるべく、前記所定の時間データ
を一定時間分だけ減じて再設定させて、部品種ごとにパ
レット数をトレイ供給装置のトレイに配分させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おけるパレット数設定装置の構成を示す図であり、同図
(b) は、そのシステム構成を示すブロック図である。同
図(a) に示すように、パレット数設定装置10は、例え
ばパーソナルコンピュータ等からなり、その本体11に
は接続ケーブルを介してディスプレイ12、キーボード
13、及びポインティングデバイス(マウス)14が接
続されている。また、本体11には、プログラムをロー
ディングするための、又は作成データを保管するための
フロッピーディスク(FD)15やコンパクトディスク
(CD)16が着脱自在に装着される。
【0014】このパレット数設定装置10のシステム
は、同図(b) に示すように、CPU(中央演算処理装
置)20と、このCPU20にバス21を介して接続さ
れたROM(読み出し専用メモリ)22、RAM(読み
書き自在なメモリ)23、HDD(内蔵ハードディス
ク)24、I/O制御部25等により構成される。
【0015】ROM22は、このパレット数設定装置1
0の制御プログラムを記憶している。CPU20は、そ
の制御プログラムにより上記各部の動作を制御する。R
AM23は、キーボード13から入力されるデータやC
PU22による演算中の中間データ等を一時的に記憶す
る。HDD24は、キーボード13から入力された或は
外部の記録媒体(FD15、CD16)から読み込まれ
た各種のデータ、ファイル、テーブル等を格納してお
り、CPU20の制御により、それらのデータ、ファイ
ル、テーブル等をRAM23に転送する。
【0016】I/O制御部25には、上述のディスプレ
イ12、キーボード13、マウス14、FD15、CD
16等が接続されている。I/O制御部25は、CPU
20の制御により、上記接続されている各部の入出力を
制御する。ディスプレイ12は、CRT表示装置(LC
D表示装置等でもよい)により構成され、入力されたデ
ータを表示し或はCPU20が行った演算結果を表示す
る。キーボード13は、数字、文字及び各種の指令を入
力するための複数の操作キーを備えており、これら操作
キーのステータス信号をCPU20に出力する。マウス
14は、二次元の移動速度信号を出力して、ディスプレ
イ12に表示された画面上の任意の位置を指定する。
【0017】FD15は上記の各種データ、ファイル、
テーブル等を記録し或はそれらのデータ、ファイル、テ
ーブル等をRAM23又はHDD24に出力する。CD
16には、トレイ供給装置のパレット数設定プログラム
が記録されており、そのプログラムを随時HDD24又
はRAM23に出力する。尚、トレイ供給装置のパレッ
ト数設定プログラムはFD15に記録しておくようにし
てもよい。
【0018】CPU20は、上記の各部を制御しなが
ら、キーボード13から入力される種類別部品数とそれ
らのPCB一個当りの搭載数及び指定時間のデータに基
づいて、予め入力により記憶されている部品の種類毎の
パレットへの収納数、トレイ供給装置のトレイ数を参照
し、必要な演算を行って、上記複数種類の部品のパレッ
トのトレイへの配分数を算出し、この算出した配分数を
ディスプレイ12に表示する。以下、このパレット数設
定の処理動作について説明する。
【0019】図2は、上記のパレット数設定装置10の
CPU20によって行われるパレット数設定処理のフロ
ーチャートである。また、図3(a) は、説明の便宜上、
例として用いるPCBを示す図である。同図(a) に示す
PCB30には、2個のQFP−A型31と夫々1個の
SOP−A型32及びSOP−B型33が搭載されるも
のとする。尚、SOPは角型チップの二方に電極のリー
ド線を突き出した形の部品である。
【0020】また、図3(b) は上記QFP−A型31を
収納するパレットを示し、部品収納数が16個であるこ
とを示している。同図(c) はSOP−A型32を収納す
るパレットを示し、部品収納数が25個であることを示
している。そして、同図(d)はSOP−B型33を収納
するパレットを示し、部品収納数が20個であることを
示している。これらのデータは、パレット数設定処理に
先立って、基板設計データや部品表等からRAM23に
予め読み込まれる。或は、キーボード13から入力する
ようにしても良い。
【0021】図4(a) は、上記予め読み込まれたデータ
によりRAM23に作成され、後に行われるパレット配
分処理の演算結果が書き込まれるデータテーブルの例
(その1)を示す図である。同図(a) に示すデータテー
ブルは、部品名欄35に上述の部品名が「QFP−
A」、「SOP−A」、「SOP−B」と示されてい
る。1PCB当り欄36には上記部品夫々に対応する基
板一個当りの搭載数が「2」、「1」、「1」と示され
ている。そして、パレット単位欄38には図3(b),(c),
(d) に示したパレットの部品ごとの収納数が「16(ヶ
入り)」、「25(ヶ入り)」、「20(ヶ入り)」と
示されている。そして、2時間分欄37、及びパレット
数欄39は、以下に述べるパレット数設定処理におい
て、演算により算出されるデータが書き込まれる。
【0022】また、図4(b) は、同じくデータテーブル
の例(その2)を示す図である。同図(b) に示すデータ
テーブルも、部品名欄41に上述の部品名が「QFP−
A」、「SOP−A」、「SOP−B」と示され、1P
CB当り欄42に部品夫々に対応する基板一個当りの搭
載数が「2」、「1」、「1」と示され、そして、パレ
ット単位欄44に、図3(b),(c),(d) に示したパレット
の部品ごとの収納数「16」、「25」、「20」が示
されている。そして、最適時間(3960)当り欄4
3、及びパレット数欄45は、以下に述べるパレット数
設定処理において、演算により算出されるデータが書き
込まれる。尚、最適時間(3960)当り欄43の「3
960」は、後述する例において結果として得られた最
適時間を秒単位で示したものである。そして、これらの
データテーブルに書き込まれた最適なパレット配分数が
ディスプレイ12に表示される。
【0023】このパレット数設定処理を、図2に示すフ
ローチャートにより説明する。尚、この処理では、CP
U20に内蔵の2個のレジスタが用いられる。1個をt
imeレジスタとし、このtimeレジスタには、時間
データ「time」が秒単位で格納される。そして他の
1個をSUMレジスタとし、このSUMレジスタには算
出されたトレイ実使用数が格納される。
【0024】図2において、先ず、timeレジスタに
時間データ「7200」を初期設定する(ステップS
1)。この時間データ「7200」は、QFPやSOP
のリード線の酸化の進み具合が半田付けに充分耐え得る
程度以内であるための時間、換言すれば、部品を収容し
たパレットをトレイ供給装置のトレイに設定してからそ
の部品を部品搭載装置の作業ヘッドで取り出すまでの許
容可能な時間であり、通常は2時間が設定される。すな
わち「2h(時間)×60m(分)×60s(秒)=7
200」が設定される。
【0025】続いて、生産基板のラインタクトを求める
(ステップS2)。このラインタクトを求める方法は種
々あるが、一例を上げると、「{チップ部品(リード線
の無いもの)の点数×0.2秒(チップ部品のタクト)
+異形部品の点数×0.3秒(異形部品のタクト)+Q
FP等の点数×1.0秒(QFP等のタクト)}/部品
搭載装置の数」から求めることができる。また、このラ
インタクトを、稼働率も考慮した実生産タクトに近似し
たものとするには、シミュレーションを行って求めるよ
うにしてもよい。この例では、上記演算により得られた
ラインタクトを50秒/1枚であるものとする。
【0026】そして、次に各部品のtime時間当りの
使用トレイ数を求める(ステップS3)。この処理では
「{(time/ラインタクト)×(1PCB当りの部
品使用数)}/(パレットの部品入り数)」によりパレ
ット枚数すなわち上記のトレイ数が求められる。
【0027】上記の「time/ラインタクト」の演算
により、2時間で処理が可能な基板数が求められる。こ
の基板数に「1PCB当りの部品使用数」(図4(a) の
1PCB当り欄36のデータを用いる)を掛ける演算に
より、2時間で搭載される部品数が求められる。この求
められた部品数は図4(a) のデータテーブルの2時間分
欄37に順次書き込まれる。この2時間分欄37に示す
ように、上記演算により得られた部品数は、QFP−A
型31については288ヶ、SOP−A型32及びSO
P−B型33については夫々144ヶである。
【0028】この部品数を「パレットの部品入り数」
(図4(a) のパレット単位欄38のデータを用いる)で
割る演算により、2時間で処理可能な部品の種類ごとの
パレットの枚数が求められる。尚、この演算では端数は
切り上げられる。この求められたパレット枚数は図4
(a) のデータテーブルのパレット数欄39に順次書き込
まれる。このパレット数欄39に示すように、上記演算
により得られたパレット枚数は、QFP−A型31につ
いては18枚、SOP−A型32については6枚、そし
てSOP−B型33については8枚である。
【0029】上記に続いて、各部品の使用トレイ数の合
計をSUMレジスタに格納する(ステップS4)。この
処理は、一般に次式 で求められる。上述した例では、各部品の使用トレイ数
の合計は、「18+6+8」すなわち「32」である。
そして、次に、このSUMの値「32」が、使用可能な
トレイ数(トレイ供給装置に配設されているトレイの個
数、この例では「40」)より大きいか否かを判別する
(ステップS5)。
【0030】ここで、「32」>「40」ではないこと
を判別して(S5がN)、処理を終了する。これによ
り、上記データテーブルのパレット数欄39に書き込ま
れているパレット数が、最適なトレイ配分数としてディ
スプレイ12に表示される。
【0031】次に、上記ステップS5の判別で、SUM
レジスタの値「SUM」が、使用可能なトレイ数よりも
大となる場合の例につて説明する。この場合は、このラ
インで使用可能なトレイの数が32個よりも少ない場
合、又はユーザが保有しているトレイそのものが32個
よりも少ない場合である。
【0032】以下の説明では、使用可能なトレイ数を2
0個とする。この場合は、上記のステップS5で「3
2」>「20」を判別して(S5がY)、次に、tim
eレジスタの値を「120」デクリメントする(ステッ
プS6)。これにより、部品開封後の処理許容時間であ
る2時間よりも短い時間が120秒(2分)刻みで設定
される。
【0033】そして、ステップS3に戻り、上述したス
テップS3〜S6の処理を繰り返す。このステップS3
〜S6の処理が37回繰り返されて、timeレジスタ
の時間データが「3960」となり、上述した演算によ
り図4(b) の最適時間(3960)当り欄43に、その
時間データが示す時間内の部品ごとの搭載個数「16
0」、「80」及び「80」が書き込まれ、更にこの搭
載個数に基づいてパレット数欄45に部品ごとのパレッ
ト枚数「10」、「4」及び「4」が書き込まれたと
き、ステップS4でSUMレジスタの値SUMが「1
8」となり、ステップS5で「18」>「20」が判別
される(S5がN)。すなわち、この判別で処理が終了
する。そして、パレット数欄45に書き込まれているパ
レット数「10」、「4」及び「4」が、部品QFP−
A型31、SOP−A型32及びSOP−B型33の夫
々のトレイ数としてディスプレイ12に表示される。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、部品搭載処理のラインタクトと基板一個当りの各
部品の搭載数及び指定時間に基づいて複数種類の部品の
パレット配分(トレイ数)を決めるので、部品開封後の
搭載処理許容時間内におけるトレー供給装置の段取りの
最適な周期を自動的に設定することができ、したがっ
て、部品搭載処理の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態におけるパレット数設定装
置の構成を示す図、(b) はそのシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】パレット数設定装置のCPUによって行われる
パレット数設定処理のフローチャートである。
【図3】(a) は説明の便宜上例として用いるPCBを示
す図、(b),(c),(d) は例に示すPCBに搭載される部品
ごとのパレットを示す図である。
【図4】(a) はRAMに作成されるパレット配分のデー
タテーブルの例(その1)を示す図、(b) はデータテー
ブルの例(その2)を示す図である。
【図5】(a) はトレイ供給装置と部品搭載装置の正面
図、(b) はその側面図、(c) はその上面図である。
【符号の説明】
1 トレイ供給装置 2 本体 3 供給ステージ 4 部品搭載装置 5 基台 6 作業ヘッド 7 搬送案内レール 10 パレット数設定装置 11 本体 12 ディスプレイ 13 キーボード 14 ポインティングデバイス(マウス) 15 フロッピーディスク(FD) 16 コンパクトディスク(CD) 20 CPU(中央演算処理装置) 21 バス 22 ROM(読み出し専用メモリ) 23 RAM(読み書き自在なメモリ) 24 HDD(内蔵ハードディスク) 25 I/O制御部 30 基板(PCB) 31 QFP−A型 32 SOP−A型 33 SOP−B型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムされたコンピュータによってト
    レイ供給装置のパレット数を設定する装置であって、 部品搭載処理に適する所定の時間データを入力する時間
    入力手段と、 基板のラインタクトを算出するタクト算出手段と、 前記基板に搭載する種類別部品数を算出する部品数算出
    手段と、 前記時間入力手段により入力された時間データ、前記タ
    クト算出手段により算出された基板のラインタクト及び
    前記部品数算出手段により算出された種類別部品数とに
    基づいて前記時間データにより指定された時間内に搭載
    可能な部品数を部品の種類ごとに算出し、この算出され
    た種類別部品数により部品種ごとの使用パレット数を算
    出するパレット数算出手段と、 該パレット数算出手段により算出された部品種ごとのパ
    レット数の合計と前記トレイ供給装置に配設されている
    使用可能なトレイ数とを比較して該トレイ数に前記各パ
    レット数を配分可能であるか否かを判別する判別手段
    と、 該判別手段が否と判別したとき、前記部品数算出手段に
    種類別部品数を再算出させ、前記パレット数算出手段に
    使用パレット数を再算出させ、及び前記判別手段に各パ
    レット数を配分可能であるか否かを再判別させるべく、
    前記所定の時間データを一定時間分だけ減じて再設定す
    る時間再設定手段と、 を備えて部品種ごとにパレット数をトレイ供給装置のト
    レイに配分することを特徴とするトレイ供給装置のパレ
    ット数設定装置。
  2. 【請求項2】プログラムされたコンピュータによってト
    レイ供給装置のパレット数を設定する方法であって、 部品搭載処理に適する所定の時間データを入力する時間
    入力工程と、 基板のラインタクトを算出するタクト算出工程と、 前記基板に搭載する種類別部品数を算出する部品数算出
    工程と、 前記時間入力工程により入力された時間データ、前記タ
    クト算出工程により算出された基板のラインタクト及び
    前記部品数算出工程により算出された種類別部品数とに
    基づいて前記時間データにより指定された時間内に搭載
    可能な部品数を部品の種類ごとに算出し、この算出され
    た種類別部品数により部品種ごとの使用パレット数を算
    出するパレット数算出工程と、 該パレット数算出工程により算出された部品種ごとのパ
    レット数の合計と前記トレイ供給装置に配設されている
    使用可能なトレイ数とを比較して該トレイ数に前記各パ
    レット数を配分可能であるか否かを判別する判別工程
    と、 該判別工程が否と判別したとき、前記部品数算出工程に
    種類別部品数を再算出させ、前記パレット数算出工程に
    使用パレット数を再算出させ、及び前記判別工程に各パ
    レット数を配分可能であるか否かを再判別させるべく、
    前記所定の時間データを一定時間分だけ減じて再設定す
    る時間再設定工程と、 を含んで部品種ごとにパレット数をトレイ供給装置のト
    レイに配分することを特徴とするトレイ供給装置のパレ
    ット数設定方法。
  3. 【請求項3】コンピュータによってトレイ供給装置のパ
    レット数を設定するための制御プログラムを記録した記
    録媒体であって、 該制御プログラムは、コンピュータに 部品搭載処理に
    適する所定の時間データを入力させ、基板のラインタク
    トを算出させ、前記基板に搭載する種類別部品数を算出
    させ、前記入力された時間データ、前記算出された基板
    のラインタクト及び前記算出された種類別部品数とに基
    づいて前記時間データにより指定された時間内に搭載可
    能な部品数を部品の種類ごとに算出させ、この算出され
    た種類別部品数により部品種ごとの使用パレット数を算
    出させ、該算出された部品種ごとのパレット数の合計と
    前記トレイ供給装置に配設されている使用可能なトレイ
    数とを比較して該トレイ数に前記各パレット数を配分可
    能であるか否かを判別させ、該判別が否であるとき、前
    記種類別部品数を再算出させ、前記使用パレット数を再
    算出させ、及び前記各パレット数を配分可能であるか否
    かを再判別させるべく、前記所定の時間データを一定時
    間分だけ減じて再設定させて、部品種ごとにパレット数
    をトレイ供給装置のトレイに配分させることを特徴とす
    るトレイ供給装置のパレット数設定プログラムを記録し
    た記録媒体。
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JP2006140255A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装方法
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