JPH1033287A - 貼着式引手 - Google Patents

貼着式引手

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JPH1033287A
JPH1033287A JP22168096A JP22168096A JPH1033287A JP H1033287 A JPH1033287 A JP H1033287A JP 22168096 A JP22168096 A JP 22168096A JP 22168096 A JP22168096 A JP 22168096A JP H1033287 A JPH1033287 A JP H1033287A
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JP
Japan
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handle
substrate
adhesive
sheet
sticking
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JP22168096A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kumagai
雅晴 熊谷
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 旧来の突出した引手を有しない什器類の引き
出しや開き扉などに装着し、それらの操作性を改善する
とともに、インテリア・アクセサリとしての機能も果た
させること。 【構成】 基板の表側にはU字型、ノブ形、その他の形
状をした把手を取り付けるとともに、裏側には付着性の
面を設ける。付着性の面は粘着剤、粘着シート、吸盤形
成シート(それ自体に吸盤状の微小な窪みを無数に形成
せしめたシート)などにて形成される。また、基板には
必要に応じて、ねじとめ用の貫通孔が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机、調理台、袋戸
棚、箪笥などの「引き出し」や「開き戸」、あるいは本
箱、書類キャビネットなどの「引き違い戸」であって、
その対人操作面に突出する様にして取り付けられた“昔
ながらの”張り出し式引手を有しない引き出し、開き
戸、引き違い戸などに簡単に後付けすることができ、そ
れにより操作性の改善が図られる様にした貼着式引手に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】引き出しや開き扉には、かつては取っ手
環や張り出し式の引手(グリップ式やノブ式のものな
ど)が普通に用いられていたが、いつの頃からか、かか
る方式の引手はあまり用いられなくなった。現状につい
ては図1のとおりである。ただし図1において指さしマ
ークは問題の部分を指す。 (i)引き出しの場合 引き出しの正面妻板を底板の下部まで張り出させ「指か
け」を形成する(図1(a)),妻板の下部に指かけ用
の窪みを設ける(図1(b))、妻板を一部窪ませ妻板
上部に指かけ用の庇を設ける(図1(c))など。 (ii)開き扉の場合 扉上縁部もしくは下縁部に指かけ用の窪みを設ける(図
1(d))。 (iii)引き違い戸の場合 サッシュレス式の場合は、ガラス自体に小さな窪みを設
ける(図1(e))。サッシュのある場合は戸の止端側
サッシュに窪み(指かけ)を設ける(図1(e))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に什器から突
出した引手を除くと、外観的には確かにスマートなり、
また運搬の際引手を破損する様なこともない。しかし、
日常の使い勝手において次の様な問題がある。 (i)上記図1(a)〜(d)の様な場合には下から何
かをすくい上げる様にして腕や手を曲げて操作する必要
があるが、その様な動作は老人、身体障害者、幼児など
弱者には辛いものがある。また(d)、(e),(f)
の様な場合には、特に指に負担がかかって好ましくな
い。 (ii)上記方式全般についていえることであるが、引
き出しや引き戸を開けた後、指かけ状態でまたすぐ閉じ
ようとすると、指詰めをする危険性がある。 (iii)突出した引手がないと、その家具などを使い
慣れない人が操作しようとするとき、あるいは使い慣れ
た人でも頭脳が疲労困憊したときに操作しようとすると
きなどには、一瞬操作に戸惑うこともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の観点に基
づき、使用者がたとえ弱者であろうとも、引き出し、開
き戸、引き違い戸などを容易に開閉することができる
様、これらに簡単に取り付けて用いることのできる「貼
着式引手」を提供するものである。本発明の貼着式引手
にあっては、1枚の基板の一面には、握り棒形、つまみ
形などの把手の1以上の足の全てが固定され、基板の他
の面には対物貼着面としての付着性の面が備えられたこ
とを特徴としている。
【0005】この場合、把手の足の基板に対する固定は
ふつうは非可動式とされる。しかし足がその根元にある
ヒンジにより基板に平行な軸に対して回動できる様に
し、把手の非使用時には握り棒部分が回動軸より上方に
静置され、格納される様にしてもよい(後述実施例参
照)。ただし上方にというのは、従来のものの様に非使
用時に把手部分が垂下している様にすると、使用時に把
手を起こしその位置で保持している必要があるからであ
る。しかし上方静置方式であれば、把手を重力に逆らわ
ずに手前に倒せば、ストッパーの助けによりそのまま水
平位置に保ち得るのである。
【0006】基板はプラスチック、金属、木、硬質ゴ
ム、セラミックあるいはこれらを組み合わせたものでな
ど形成される。また把手は形状的には握り棒形やつまみ
形などとされ、プラスチック、金属、木、硬質ゴム、セ
ラミック、ガラスあるいはこれらを組み合わせたものな
どで形成される。
【0007】対物貼着面としての「付着性の面」は、基
板に感圧性粘着剤を直接塗布したり、粘着シートやテー
プを接着したり、両面粘着シートやテープを貼着するな
どして形成されるが、付着性の面は使用時まで酸化、乾
燥、汚れなどが起こらない様、保護シートで保護してお
くのがよい。
【0008】ところで、本貼着式引手が粗い面や湾曲気
味の面に使用されることも予想されるが、その様な場合
には、基板に0.5〜6mm、望ましくは1〜3mm厚
位の軟質材を接着したり、両面テープで貼着するなど
し、この軟質材の上にさらに上記付着性の面を形成して
やればよい。ただし、この軟質材はムク(稠密)材であ
っても、多孔質材、繊維状材などであってもよい。
【0009】なお、上記付着性の面は、通常の粘着剤
(もしくは材)を使用した場合、一旦貼着すると剥がす
のが困難である。しかし、たとえば引手を恒久的に装着
してしまいたくないときや、装着位置の調整を可能にし
たいときなどには貼着と剥離を適宜繰り返せる様な付着
手段があれば便利である。そしてそのような要求に応え
るものとしては、「感圧性粘着シート」および「吸盤形
成シート」を挙げることができる。
【0010】このうち感圧性粘着シートというのは自己
粘着性のゴムなどを利用したもので、その様なものとし
ては、たとえば軟質合成樹脂製シートに自己粘着性のゴ
ム膜を接着して成る、持田商工(株)製の「TGシー
ト」が挙げられる。また吸盤形成シートというのは、軟
質シート面に直径2ないし5mm程度のリング状、網目
状の、僅か厚みのある模様を無数に印刷し“吸盤”群を
形成したものであり、そのようなものとしては、たとえ
ば(有)樹脂印刷社製の「Q・VANシート」が挙げら
れる。
【0011】ところで、本引手においは、基板の周辺部
の少なくとも2ヵ所に貫通孔を設けることもあるが、こ
れは引き出しや開き戸を開けるのにかなりの力が必要と
される場合や、被貼着面の粗さや材質からみて、さらに
取り付けを確実にしたいと思われるときに、ねじ止めも
行える様にとの配慮からである。
【0012】本発明の貼着式引手はは以上の様な構成で
あるから、これは上記した様に、突出した引手の設けら
れていない引き出し、開き戸、引き違い戸などに誰でも
簡単に貼着することができ、それによりいわゆる弱者で
もこれら引き出しなどを難なく開け閉めできる様にする
ことができる。また、付着性の面を感圧性粘着シートや
吸盤形成シートによって形成すれば貼着、剥離を繰り返
し行える様になる。そしてこの引手を必要なときのみ装
着し、あるいはあちこちの引き出しなどに付け替えて使
用するのが可能になる。
【0013】ちなみに、その様に着脱容易な引手は単に
引手としてだけではなく、たとえば、重なって剥がすの
が困難な合成樹脂製シートやフイルム(たとえばポリエ
チレン、塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピ
レンなどより成るもの)を1枚ずつめくるのに用いて便
利である。また、たとえば定規、三角定規などに貼着す
れば、紙面にへばりついたこれらを容易に持ち上げるこ
とができるし、カッターなどを使用するときには定規な
どを押さえている手を傷つけなくてもすむ。
【0014】なお、引手に大きな荷重がかかることが予
想される場合には、基板の周辺部に設けられた複数の貫
通孔にてねじ止めすることもできる。またねじ止めする
にしても付着性の面で予め固定を図れるので、ねじ止め
作業自体容易かつ確実に行うことができる。
【0015】ところで、上記基板やつまみの形状や色は
自由に選び、組み合わすことができる。たとえば基板の
形状としては、上記実施例以外の幾何学的形状は勿論、
ハート形、植物の花、葉、動物、魚、漫画の主人公の顔
など、どの様なものを用いてもよい。つまみについても
同様である。したがって、本貼着式引手は一種のインテ
リア・アクセサリとしても十分効用がある。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態につき、
実施例にて説明する。図2(a)は長方形の基板にU字
形の握り棒(グリップ)をねじで取り付けた場合の例で
ある。基板、握り棒ともプラスチックで形成され、基板
の四隅には貫通孔が開けられている。付着性の面は基板
に3mm厚のスポンジ製のシートを接着し、その表面に
感圧粘着剤を塗布して得ている(これに仮貼着される保
護シートは図示略)。なお、上記握り棒は基板にねじな
どで機械的に締結してもよいが、これらを相互に接着し
たり、一体に成形もしくは鋳造するのは自由である。
【0017】図2(b)は両端にアールのついた矩形基
板につまみ(ノブ)形の把手を取り付けた場合の例であ
る。つまみと基板との締結もしくは成形方法は図2
(a)の場合に準ずる。付着性の面は基板に2mm厚の
自己粘着性のブチルゴム製シート(感圧粘着性シートの
一種)を接着して得ている(これに仮貼着される保護シ
ートは図示略)。
【0018】図2(c)は上記同様、つまみ形のノブを
用いた場合であるが、基板としては円形のものを用いて
いる。基板、つまみ共丸くしておくと、基板装着にあた
り取り付け姿勢不良を生ぜず便利である。付着性の面
は、厚さ0.3mm厚の軟質ビニル製吸盤形成シートを
基板に接着して得ている(これに仮貼着される保護シー
トは図示略)。
【0019】図3は足を基板に対して回動自在にした握
り棒形把手の例である。(a)および(b)は、握り棒
部をはね上げ収納状態にしたときの正面図、およびA−
A断面図である。また、(c)および(d)は、握り棒
部を使用可能状態にしたときの正面図およびB−B断面
図である。把手の足部5は段つきブロック7にピン8で
回動自在に止められているが、握り棒部4の格納は握り
棒部を回転ピン8を中心として回転させ、握り棒部を鉛
直線V−Vより任意の角度だけ基板側に寄せて行う。ま
た、把手を使用可能状態にするには握り棒部を手前に倒
せばよい。そうすると足部がブロック7の段部(ストッ
パー)9にて止められ、引手が手前に突出した状態で保
たれる。ただし、把手の非使用時には握り棒部が自動的
に跳ね上がる様に、ばねなどを用いるのは自由である。
なお、この場合、付着性の面は1mm厚の軟質材性シー
トを接着後、感圧性粘着材を塗布して得ている(これに
仮貼着される保護シートは図示略)。
【0020】
【発明の効果】本発明の引手は以上の様に構成され、機
能するので、それを引き出し、開き戸、引き違い戸など
に恒久的に、あるいは一時的に装着することにより、特
に弱者らの操作(開閉)を容易にし、かつ安全にする
(指詰めなどをなくす)ことができる。また、この引手
をねじ止めする場合でも、まずこれを貼着することがで
き、ねじ止め作業自体も容易かつ確実に行い得る。また
さらに、基板や把手の形状、色彩、材質も自由に選ぶこ
とができるので、この引手はインテリア・アクセサリと
しても十分利用価値がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作性において従来問題になったケース。
【図2】本発明の実施例(把手が非可動式の場合)を示
す斜視図。
【図3】本発明の実施例(把手が回動式の場合)を示す
正面図および断面図。
【符号の説明】
1:基板 2:把手 3:付着性の面 4:把手の握
り棒部 5:把手の足部 6:貫通孔 7:支持ブロック
8:ピン 9:ストッパー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の基板の一面には把手の1以上の足
    の全てが固定され、基板の他の面には対物貼着面として
    の付着性の面が備えられたことを特徴とする貼着式引
    手。
  2. 【請求項2】 付着性の面と基板との間に軟質シートを
    介在させたことを特徴とする請求項1の貼着式引手。
  3. 【請求項3】 付着性の面が感圧性粘着剤にて得られる
    ことを特徴とする請求項1または2の貼着式引手。
  4. 【請求項4】 付着性の面が感圧性粘着シートにて得ら
    れることを特徴とする請求項1または2の貼着式引手。
  5. 【請求項5】 付着性の面が吸盤形成シートにて得られ
    ることを特徴とする請求項1または2の貼着式引手。
  6. 【請求項6】 基板の周辺部の少なくとも2カ所に貫通
    孔を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか
    の貼着式引手。
  7. 【請求項7】 把手の足が基板に平行な軸に対して回動
    自在にされ、把手の非使用時には握り棒部を足の回動軸
    より上方に静置しておける様にしたことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかの貼着式引手。
JP22168096A 1996-07-20 1996-07-20 貼着式引手 Pending JPH1033287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22168096A JPH1033287A (ja) 1996-07-20 1996-07-20 貼着式引手

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JP22168096A JPH1033287A (ja) 1996-07-20 1996-07-20 貼着式引手

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JPH1033287A true JPH1033287A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16770600

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JP22168096A Pending JPH1033287A (ja) 1996-07-20 1996-07-20 貼着式引手

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JP (1) JPH1033287A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200457807Y1 (ko) * 2009-02-18 2012-01-03 양재국 도어 손잡이
CN103549781A (zh) * 2013-08-26 2014-02-05 宋孟光 粘贴式橱柜门手柄

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KR200457807Y1 (ko) * 2009-02-18 2012-01-03 양재국 도어 손잡이
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