JPH11216030A - 縁材とそれを用いた家具と壁面との固定構造 - Google Patents

縁材とそれを用いた家具と壁面との固定構造

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JPH11216030A
JPH11216030A JP10023469A JP2346998A JPH11216030A JP H11216030 A JPH11216030 A JP H11216030A JP 10023469 A JP10023469 A JP 10023469A JP 2346998 A JP2346998 A JP 2346998A JP H11216030 A JPH11216030 A JP H11216030A
Authority
JP
Japan
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furniture
base portion
wall
gap
building
Prior art date
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Pending
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JP10023469A
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English (en)
Inventor
Fumika Kaneko
文香 金子
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場でコーキンクを施すような煩瑣な作業を
必要としない、家具と壁面との間隙を埋めるための縁材
と、それを用いた家具と壁面との固定構造を提供するこ
と。 【解決手段】 家具と建物の壁面との間隙を塞ぐための
縁材であって、この縁材1は、硬質材からなる基体部1
1と、この基体部11から延設された軟質材からなる延
設部12からなり、基体部11に粘着剤層13が設けら
れ、基体部11を吊り戸棚2の背面下部に貼着し、延設
部12の先端を壁面3に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家具と建物の壁
面との間隙に装着される縁材と、この縁材を用いた家具
と建物の壁面との固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房、洗面所等で使用される、吊
り戸棚、台所用キャビネット、洗面台、カウンター等の
家具は、実公平3−12278号公報の第2図や第4図
に示されるとおり、その背面を建物の壁面に沿わせて配
置することが多い。この家具の背面と壁面との間隙は、
そのままにしておくか、現場でコーキングを施すことに
より埋めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、家具と建物の
壁面との間の間隙をそのままにしておくと、見苦しいば
かりでなく、家具が傾いたり、その間隙に水が流れ込ん
だり、小物が落ち込むことがある。また、コーキングを
施すのは現場作業工程がそれだけ増え、煩瑣である。
【0004】この発明は、上記の点に鑑み、現場でコー
キングを施すような煩瑣な作業を必要としない、家具と
壁面との間隙を埋めるための縁材と、それを用いた家具
と壁面との固定構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の縁
材は、家具と建物壁面との間隙を塞ぐための縁材であっ
て、この縁材は、硬質材からなる基体部と、この基体部
から延設された軟質材からなる延設部とからなることを
特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明の縁材は、請求項1記
載の縁材の基体部に粘着剤層が設けられていることを特
徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明の家具と壁面と
の固定構造は、背面を建物の壁面に沿わせて配置した家
具であって、この家具の背面部に、請求項1又は請求項
2記載の縁材の基体部が取着され、延設部が建物の壁面
に当接していることを特徴としている。
【0008】この発明において、家具としては、建物の
壁面に近接して載置されたり、吊られたりするような家
具を示すものであり、例えば、厨房、洗面所等で使用さ
れる、台所用キャビネット、洗面台、カウンター、吊り
戸棚等があげられる。
【0009】また、この発明の縁材の基体部に用いられ
る硬質材としては特に限定されないが、例えば硬質塩化
ビニル樹脂、ポリプロピレンなどの硬質プラスチックが
好適に用いられる。また、縁材の延設部に用いられる軟
質材としては特に限定されないが、軟質乃至半硬質のプ
ラスチック、ゴム等があげられ、特に、EPM、EPD
Mなどのエチレン−プロピレン系共重合体、合成ゴムな
どが好適に用いられる。
【0010】
【作用】この発明の請求項1及び請求項2記載の縁材
は、家具と壁面と間隙を塞ぐものとして使用されるもの
であるが、縁材の基体部を家具又は壁面に取り付けれ
ば、建物の壁が歪んでいる等して家具と壁面との間隙が
変動していても、延設部は軟質材からなるので、その間
隙幅に対応して変形して他方の壁面又は家具に当接し、
その結果、家具と壁面と間隙は確実に塞がれる。
【0011】また、請求項2記載の縁材は、基体部に粘
着剤層が設けられているので、その基体部を家具または
建物の壁面に取り付けるのが容易となり、家具と壁面と
間隙を塞ぐのが極めて容易となる。
【0012】また、請求項3記載の発明の家具と壁面と
の固定構造においては、縁材の基体部が家具の背面部に
取着されているから、縁材が家具と壁面の間隙から離脱
することがなく、延設部が間隙幅に対応して変形して壁
面に当接し、家具と壁面と間隙は確実に塞がれ、家具が
傾いたり、その間隙に水が流れ込んだり、小物体が落ち
込むことがなく、また、見栄えのよいものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面の実施例を参照しながら説明する。
【0014】図1は、この発明の縁材の一例と、この縁
材を用いた家具と壁面との固定構造を示すものであっ
て、(イ)は縁材の斜視図、(ロ)は(イ)に示す縁材
を用いた家具と壁面との固定構造の側面図、(ハ)は
(ロ)のA部の拡大側面図である。これらの図におい
て、1は縁材、2は吊り戸棚、3は建物の壁面である。
【0015】縁材1は、図1(イ)に示すように、基体
部11とこの基体部11より延設して設けられた延設部
12、及び基体部11に形成された粘着剤層13から構
成されている。なお、14は、粘着剤層13を保護して
いる剥離紙であり、使用時には剥離されるものである。
【0016】基体部11と延設部12は、エチレン−プ
ロピレン共重合体(EPM)又はエチレン−プロピレン
−ジエン三元共重合体(EPDM)から製せられている
が、これらの共重合体は、エチレンとプロピレンとの配
合比や分子量に応じて硬さを変化させることができるも
のであり、基体部11は硬度ショアーA90程度の硬さ
のものとし、延設部12は硬度ショアーA90程度のも
のとしている。この基体部11と延設部12とは共押出
成形法により成形されている。
【0017】吊り戸棚2は、図示していないが、その背
面の上部が建物の壁面3に取付金具により取付けられて
いる。なお、21は吊り戸棚2の底板であり、22は吊
り戸棚2の背面板である。
【0018】縁材1は、図1(ロ)、(ハ)に示すとお
り、吊り戸棚2の背面下端部に取り付けられ、吊り戸棚
2と建物の壁面3との間隙を塞ぐものとして使用され
る。すなわち、縁材1を吊り戸棚2の背面下端部に取り
付けるにあたって、剥離紙14を剥離し、粘着剤層13
を露出させ、基体部11を底板21の端面に貼着して取
り付けられる。このとき、縁材1の延設部12の先端部
は建物の壁面3に当接し、吊り戸棚2の背面と壁面3と
の間隙を塞いでいる。
【0019】縁材1の色は特に限定されないが、吊り戸
棚2の色と同色ないしは同系色とするのが好ましい。ま
た、基体部11をタッカー、釘、ねじ等で固着すれば、
さらに強固に取り付けることができる。
【0020】図2は、図1(イ)に示す縁材1を、建物
の壁面に近接して載置する家具に用いた例を示してい
る。4は調理台であって、建物の壁面3に近接して床に
載置して配置されている。41は天板である。
【0021】縁材1は、上記の吊り戸棚2に用いた場合
とは上下の関係を逆にして調理台4の背面上端部に取り
付けられ、建物の壁面3との間隙を塞ぐものとして使用
される。すなわち、縁材1の基体部11を調理台4の天
板41の奥部端面に貼着して取り付けることにより、縁
材1の延設部12の先端部は建物の壁面3に当接して天
板41と壁面3との間隙を塞いでいる。
【0022】縁材としては上記の実施例のものに限らな
い。その他の実施例のいくつかを図3に示している。
【0023】図3(イ)に示す縁材1aにおいては、基
体部11aは前記縁材1の基体部11と同様の縦基体部
111aとこの縦基体部111aの上端から延設されて
いる横基体部112aからなり、延設部12aが縦基体
部111aの下端から横方向に延設されて形成されてい
る。
【0024】図3(ロ)に示す縁材1bにおいては、基
体部11bは前記縁材1の基体部11と同様の縦基体部
111aとこの縦基体部111aの下端から延設されて
いる横基体部112bからなり、延設部12bは縦基体
部111bの下端から横基体部112bと逆方向に延設
されて形成されている。
【0025】図3(ハ)に示す縁材1cにおいては、基
体部11cは前記縁材1の基体部11と同様のものから
なり、延設部12cは筒状に延設されている。
【0026】図3(ニ)に示す縁材1dにおいては、基
体部11dは前記縁材1の基体部11と同様の縦基体部
111aとこの縦基体部111aの下端から延設されて
いる横基体部112dからなり、この横基体部112d
の下面に筒状体からなる延設部12dが延設されてい
る。
【0027】上記の4例の縁材1a〜1dにおいては、
図1(イ)に示す縁材1と同様、基体部11a〜11d
に粘着剤層を設けることもできる。なお、縦横の基体部
がある場合には、粘着剤層はその両方又は一方に設ける
ことができる。
【0028】また、基体部11a〜11d及び延設部1
2a〜12dは、図1(イ)に示す縁材1と同じ素材か
ら形成してもよいし、基体部11a〜11dを硬質プラ
スチック、延設部12a〜12dを軟質プラスチックで
製し、両者を固着することにより縁材としてもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明の請求項1及び請求項2記載の
縁材は、家具と壁面と間隙を塞ぐものとして使用される
ものであるが、縁材の基体部を家具又は壁面に取り付け
れば、建物の壁が歪んでいる等して家具と壁面との間隙
が変動していても、延設部は軟質材からなるので、その
間隙幅に対応して変形して他方の壁面又は家具に当接
し、その結果、家具と壁面と間隙は確実に塞がれる。
【0030】また、請求項2記載の縁材は、基体部に粘
着剤層が設けられているので、その基体部を家具または
建物の壁面に取り付けるのが容易となり、家具と壁面と
間隙を塞ぐのが極めて容易となる。
【0031】また、請求項3記載の発明の家具と壁面と
の固定構造においては、縁材の基体部が家具の背面部に
取着されているから、縁材が家具と壁面の間隙から離脱
することがなく、延設部が間隙幅に対応して変形して壁
面に当接し、家具と壁面と間隙は確実に塞がれ、家具が
傾いたり、その間隙に水が流れ込んだり、小物体が落ち
込むことがなく、また、見栄えのよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の縁材の一例と、この縁材を用いた家
具と壁面との固定構造を示すものであって、(イ)は縁
材の斜視図、(ロ)は(イ)に示す縁材を用いた家具と
壁面との固定構造の側面図、(ハ)は(ロ)のA部の拡
大側面図である。
【図2】図1(イ)に示す縁材1を、建物の壁面に近接
して載置する家具に用いた例を示す説明図である。
【図3】縁材の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 縁材 11、11a、11b、11c、11d 基体部 12、12a、12b、12c、12d 延設部 13 粘着剤層 14 剥離紙 2 吊り戸棚 21 底板 22 背面板 3、3a 建物の壁面 4 調理台 41 天板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具と建物壁面との間隙を塞ぐための縁
    材であって、この縁材は、硬質材からなる基体部と、こ
    の基体部から延設された軟質材からなる延設部とからな
    ることを特徴とする縁材。
  2. 【請求項2】 基体部に粘着剤が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の縁材。
  3. 【請求項3】 背面を建物の壁面に沿わせて配置した家
    具と壁面との固定構造であって、この家具の背面部に、
    請求項1又は請求項2記載の縁材の基体部が取着され、
    延設部が建物の壁面に当接していることを特徴とする家
    具と壁面との固定構造。
JP10023469A 1998-02-04 1998-02-04 縁材とそれを用いた家具と壁面との固定構造 Pending JPH11216030A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299543A (ja) * 2002-04-08 2003-10-21 Shinichi Kezuka 塵埃等の落下防止具
JP2007274903A (ja) * 2005-05-17 2007-10-25 Atsushige Hamada ペットの爪研ぎ被害防止器

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