JPH10332592A - 呈色反応テープ式ガス測定装置 - Google Patents
呈色反応テープ式ガス測定装置Info
- Publication number
- JPH10332592A JPH10332592A JP16339497A JP16339497A JPH10332592A JP H10332592 A JPH10332592 A JP H10332592A JP 16339497 A JP16339497 A JP 16339497A JP 16339497 A JP16339497 A JP 16339497A JP H10332592 A JPH10332592 A JP H10332592A
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- JP
- Japan
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- tape
- gas
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 未使用領域が環境中の被検ガスにより変色を
受けることによる測定誤差を防止すること。 【解決手段】 カセットケースCに収容されているガス
検出テープSの搬送路に対向して配置された発光ダイオ
ード4とフォトダイオード5とを収容し、被測定環境に
連通する被検ガス導入口3を有する測定ヘッド1と、ガ
ス検出テープSを挟んでガス導入口3と通気関係を形成
して吸引手段に連通するガス流出口7を備えた吸引ヘッ
ド2と、ガス検出テープSを紙送りする紙送りローラ1
6と、紙送り動作に連動して測定ヘッド1と吸引ヘッド
2とを相対的に離間させるヘッド接離機構13、17、
18と、ガス検出テープSの紙送り後にフォトダイオー
ド5からの信号を基準値と比較して基準値を越えている
場合には紙送りローラを作動させる紙送り制御手段22
とを備え、ガス検出テープの未使用領域の光学濃度が基
準値を越えなくなるまで自動的に紙送りしてから測定動
作に入る。
受けることによる測定誤差を防止すること。 【解決手段】 カセットケースCに収容されているガス
検出テープSの搬送路に対向して配置された発光ダイオ
ード4とフォトダイオード5とを収容し、被測定環境に
連通する被検ガス導入口3を有する測定ヘッド1と、ガ
ス検出テープSを挟んでガス導入口3と通気関係を形成
して吸引手段に連通するガス流出口7を備えた吸引ヘッ
ド2と、ガス検出テープSを紙送りする紙送りローラ1
6と、紙送り動作に連動して測定ヘッド1と吸引ヘッド
2とを相対的に離間させるヘッド接離機構13、17、
18と、ガス検出テープSの紙送り後にフォトダイオー
ド5からの信号を基準値と比較して基準値を越えている
場合には紙送りローラを作動させる紙送り制御手段22
とを備え、ガス検出テープの未使用領域の光学濃度が基
準値を越えなくなるまで自動的に紙送りしてから測定動
作に入る。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、大気などの気体
中に存在する被検ガスを検知紙上の呈色反応により検出
するガス測定装置に関する。
中に存在する被検ガスを検知紙上の呈色反応により検出
するガス測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造工程等のクリーンルー
ムにあっては、人体や壁材から放出される極僅かなアン
モニアガスが製品の品質を大きく左右するため、特開平
7-83911号公報に見られるようにフルオレセイン系染料
と、強酸性有機酸を保湿剤とともに紙葉体に担体に担持
させた検知紙を用い、被検ガスを検知紙を透過させるこ
とにより塩基性ガスが保湿剤に保持されている水分に溶
解して紙葉体をアルカリ側に変移させ、フルオレセイン
系染料を水素イオン濃度に対応させて発色させて検出す
ることが提案されている。
ムにあっては、人体や壁材から放出される極僅かなアン
モニアガスが製品の品質を大きく左右するため、特開平
7-83911号公報に見られるようにフルオレセイン系染料
と、強酸性有機酸を保湿剤とともに紙葉体に担体に担持
させた検知紙を用い、被検ガスを検知紙を透過させるこ
とにより塩基性ガスが保湿剤に保持されている水分に溶
解して紙葉体をアルカリ側に変移させ、フルオレセイン
系染料を水素イオン濃度に対応させて発色させて検出す
ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような検出紙は、
その取り扱いの便を考慮してテープに成形した上で特開
平8-102819号に見られるようにカセットに収容され、流
通段階では遮気性パックに収容されて外気と遮断されて
いるが、測定装置にセットされた状態では検出紙の露出
領域が環境中に含まれる被検ガスに晒されるため、未使
用域も若干変色して測定結果に誤差を含むという不都合
がある。また、検出紙を用いたガス測定装置にあって
は、積分効果を利用することができるため、濃度の極め
て低いガスの検出が可能となるが、予期しない高い濃度
のガスを検出した場合には、反応が飽和して測定が不可
能になるという問題がある。本発明はこのような問題に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところは
環境中に存在する被検ガスの有無に関わりなく、濃度の
高い精度で検出することができるガス測定装置を提供す
ることである。
その取り扱いの便を考慮してテープに成形した上で特開
平8-102819号に見られるようにカセットに収容され、流
通段階では遮気性パックに収容されて外気と遮断されて
いるが、測定装置にセットされた状態では検出紙の露出
領域が環境中に含まれる被検ガスに晒されるため、未使
用域も若干変色して測定結果に誤差を含むという不都合
がある。また、検出紙を用いたガス測定装置にあって
は、積分効果を利用することができるため、濃度の極め
て低いガスの検出が可能となるが、予期しない高い濃度
のガスを検出した場合には、反応が飽和して測定が不可
能になるという問題がある。本発明はこのような問題に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところは
環境中に存在する被検ガスの有無に関わりなく、濃度の
高い精度で検出することができるガス測定装置を提供す
ることである。
【0004】本発明の第2の目的は、被検ガスの濃度に
関わりなく、高い分解能で被検ガスの濃度を測定するこ
とができるガス測定装置を提供することである。
関わりなく、高い分解能で被検ガスの濃度を測定するこ
とができるガス測定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、カセットケースに収容され
ているガス検出テープの搬送路に対向して配置された発
光手段と受光手段とを収容し、被測定環境に連通するガ
ス導入口を有する測定ヘッドと、前記ガス検出テープを
挟んで前記ガス導入口と通気関係を形成して吸引手段に
連通するガス流出口を備えた吸引ヘッドと、前記ガス検
出テープを規定量紙送りする紙送り機構と、前記紙送り
機構に連動して前記測定ヘッドと吸引ヘッドとを相対的
に離間させるヘッド接離機構と、前記ガス検出テープの
紙送り後に前記受光手段からの信号を前記基準値と比較
して前記基準値を越えている場合には前記紙送り機構を
作動させる紙送り制御手段とを備えるようにした。
るために本発明においては、カセットケースに収容され
ているガス検出テープの搬送路に対向して配置された発
光手段と受光手段とを収容し、被測定環境に連通するガ
ス導入口を有する測定ヘッドと、前記ガス検出テープを
挟んで前記ガス導入口と通気関係を形成して吸引手段に
連通するガス流出口を備えた吸引ヘッドと、前記ガス検
出テープを規定量紙送りする紙送り機構と、前記紙送り
機構に連動して前記測定ヘッドと吸引ヘッドとを相対的
に離間させるヘッド接離機構と、前記ガス検出テープの
紙送り後に前記受光手段からの信号を前記基準値と比較
して前記基準値を越えている場合には前記紙送り機構を
作動させる紙送り制御手段とを備えるようにした。
【0006】
【作用】ガス検出テープの未使用領域が測定ヘッドにセ
ットされた段階で、受光手段からの信号が基準値を越え
ている場合には基準値を越えなくなるまでテープを紙送
りして更新する。
ットされた段階で、受光手段からの信号が基準値を越え
ている場合には基準値を越えなくなるまでテープを紙送
りして更新する。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を、また
図2はカセットの一実施例を示すものであって、カセッ
トCの窓Wから露出しているガス検出テープSの搬送路
の一方の側には測定ヘッド1が、また他方の側には吸引
ヘッド2が配置され、少なくとも一方、この実施例では
吸引ヘッド2がガス検出テープSに対して進退するよう
になっている。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を、また
図2はカセットの一実施例を示すものであって、カセッ
トCの窓Wから露出しているガス検出テープSの搬送路
の一方の側には測定ヘッド1が、また他方の側には吸引
ヘッド2が配置され、少なくとも一方、この実施例では
吸引ヘッド2がガス検出テープSに対して進退するよう
になっている。
【0008】カセットCは、窓Wに近い未使用領域側
(図中符号Aで示す領域)が二重壁として形成されてい
て、環境の空気が未使用テープの収容領域に浸入するの
を可及的に防止できるように構成されている。
(図中符号Aで示す領域)が二重壁として形成されてい
て、環境の空気が未使用テープの収容領域に浸入するの
を可及的に防止できるように構成されている。
【0009】測定ヘッド1は、被検出ガスの導入口3が
形成された遮光容器として構成されていて、内部に発光
ダイオード4とフォトダイオード5とが、テープS上に
形成された反応痕を検出できるように入反射関係を持た
せて収容され、パイプ6により被測定環境に連通するよ
うに構成されている。
形成された遮光容器として構成されていて、内部に発光
ダイオード4とフォトダイオード5とが、テープS上に
形成された反応痕を検出できるように入反射関係を持た
せて収容され、パイプ6により被測定環境に連通するよ
うに構成されている。
【0010】吸引ヘッド2は、被検ガス導入口3と対向
するように流出口7を穿設がされ、測定期間中はパイプ
8を介して図示しない吸引ポンプからの負圧を受け、ま
たバネ9を介して偏心カム12に当接するカムフォロア
13と接続するアーム14により測定ヘッド1に弾接さ
れ、またテープが紙送りされる場合には付勢を解かれて
検出テープSから退避するように構成されている。
するように流出口7を穿設がされ、測定期間中はパイプ
8を介して図示しない吸引ポンプからの負圧を受け、ま
たバネ9を介して偏心カム12に当接するカムフォロア
13と接続するアーム14により測定ヘッド1に弾接さ
れ、またテープが紙送りされる場合には付勢を解かれて
検出テープSから退避するように構成されている。
【0011】偏心カム12は、パルスモータ15に接続
されていて、紙送りローラ16に接続された間欠歯車1
7に間欠的に接触して1回転する毎に間欠歯車17を歯
数分の1、この実施例では1/4回転させて、カムフォ
ロア13に接続するアーム18を介してバネ19に付勢
された押えローラ20と共同して検出テープSを所定
量、この実施例では1cm紙送りする。
されていて、紙送りローラ16に接続された間欠歯車1
7に間欠的に接触して1回転する毎に間欠歯車17を歯
数分の1、この実施例では1/4回転させて、カムフォ
ロア13に接続するアーム18を介してバネ19に付勢
された押えローラ20と共同して検出テープSを所定
量、この実施例では1cm紙送りする。
【0012】図中符号21は、制御装置で、測定動作の
周期に合わせて偏心カム14を1回転させてガス検出テ
ープSを紙送りし、紙送り後にフォトダイオード5の信
号と基準値と比較し、基準値を越えている場合には再び
紙送り動作を実行させる紙送り制御手段22と、複数の
サンプリング時間が設定されていて、一のサンプリング
時間が経過する毎に基準値と比較し、基準値を越えてい
ない場合には次長のサンプリング時間を設定する一方、
予め設定された最長時間の経過が経過しても所定の濃度
に到達しない場合には紙送り制御手段22により紙送り
動作を実行させるンプリング制御手段23とから構成さ
れている。
周期に合わせて偏心カム14を1回転させてガス検出テ
ープSを紙送りし、紙送り後にフォトダイオード5の信
号と基準値と比較し、基準値を越えている場合には再び
紙送り動作を実行させる紙送り制御手段22と、複数の
サンプリング時間が設定されていて、一のサンプリング
時間が経過する毎に基準値と比較し、基準値を越えてい
ない場合には次長のサンプリング時間を設定する一方、
予め設定された最長時間の経過が経過しても所定の濃度
に到達しない場合には紙送り制御手段22により紙送り
動作を実行させるンプリング制御手段23とから構成さ
れている。
【0013】この実施例において、吸引ヘッド2を押し
下げ(図3(イ))、また紙押さえローラ17を引き上
げた状態で、カセットCを装填すると(図4 ステップ
イ)、カセットCの窓Wから露出している検出テープ
Sがそれぞれ紙送りローラ16と紙押さえローラ20と
間、及び測定ヘッド1と吸引ヘッド2との間に進入す
る。所定時間後、紙押さえローラ20、及び吸引ヘッド
2が元の位置に戻り(図3(ロ))、所定長さ分だけテ
ープSが紙送りされる(図4 ステップ ロ)。
下げ(図3(イ))、また紙押さえローラ17を引き上
げた状態で、カセットCを装填すると(図4 ステップ
イ)、カセットCの窓Wから露出している検出テープ
Sがそれぞれ紙送りローラ16と紙押さえローラ20と
間、及び測定ヘッド1と吸引ヘッド2との間に進入す
る。所定時間後、紙押さえローラ20、及び吸引ヘッド
2が元の位置に戻り(図3(ロ))、所定長さ分だけテ
ープSが紙送りされる(図4 ステップ ロ)。
【0014】紙送り制御手段22は、フォトダイオード
5からの信号を基準値と比較する(図4 ステップ
ハ)。今の場合は、新しいカセットCがセットされたば
かりであるから、窓Wに引き出されたテープSの領域に
は変色が生じておらず光学的濃度が基準値以下であるか
ら(図4 ステップ ニ)、サンプリング制御手段23
は図示しない吸引ポンプを作動させて、パイプ6を経由
して測定ヘッド1に被測定ガスが吸い込んで測定動作に
入る(図4 ステップ ホ)。
5からの信号を基準値と比較する(図4 ステップ
ハ)。今の場合は、新しいカセットCがセットされたば
かりであるから、窓Wに引き出されたテープSの領域に
は変色が生じておらず光学的濃度が基準値以下であるか
ら(図4 ステップ ニ)、サンプリング制御手段23
は図示しない吸引ポンプを作動させて、パイプ6を経由
して測定ヘッド1に被測定ガスが吸い込んで測定動作に
入る(図4 ステップ ホ)。
【0015】被検ガスは、測定ヘッド1から検出テープ
Sを通過して吸引ヘッド2に移動する過程で検出テープ
S上の薬剤と反応してこれの表面にその濃度に対応した
反応痕を生じさせる。
Sを通過して吸引ヘッド2に移動する過程で検出テープ
S上の薬剤と反応してこれの表面にその濃度に対応した
反応痕を生じさせる。
【0016】このようにして第1のサンプリング時間が
経過した時点で(図4 ステップへ)、サンプリング制
御手段23はフォトダイオード5の信号に基づいて濃度
検出を実行する(図4 ステップ ト)。すなわち、発
光ダイオード4から放射された光は、検出テープS表面
に形成された反応痕の光学的濃度に応じて吸収を受けて
反射され、フォトダイオード5に入射して電気信号に変
換される。この測定により基準値を越えていない場合に
は(図4 ステップ チ)、さらに一段階長いサンプリ
ング時間に更新して(図4 ステップ ヌ)ガスのサン
プリングを継続する。
経過した時点で(図4 ステップへ)、サンプリング制
御手段23はフォトダイオード5の信号に基づいて濃度
検出を実行する(図4 ステップ ト)。すなわち、発
光ダイオード4から放射された光は、検出テープS表面
に形成された反応痕の光学的濃度に応じて吸収を受けて
反射され、フォトダイオード5に入射して電気信号に変
換される。この測定により基準値を越えていない場合に
は(図4 ステップ チ)、さらに一段階長いサンプリ
ング時間に更新して(図4 ステップ ヌ)ガスのサン
プリングを継続する。
【0017】このようにして被検ガスにより検知テープ
Sの反応痕が所定の光学濃度に到達するまでサンプリン
グを実行する。被検ガスの濃度で定まるサンプリング時
間が終了した段階で検出テープSの光学濃度を検出し、
これを被検ガスの濃度を算出し、測定結果を出力する
(図4 ステップ リ)。テープSが終端に到達してい
ない場合には、再びステップ(ロ)に戻る。
Sの反応痕が所定の光学濃度に到達するまでサンプリン
グを実行する。被検ガスの濃度で定まるサンプリング時
間が終了した段階で検出テープSの光学濃度を検出し、
これを被検ガスの濃度を算出し、測定結果を出力する
(図4 ステップ リ)。テープSが終端に到達してい
ない場合には、再びステップ(ロ)に戻る。
【0018】紙送り制御手段22は、紙送り送り信号を
出力してパルスモータ15を駆動し、吸引ヘッド2を下
げて測定ヘッド1との間に間隙を形成する。間隙が形成
された段階で偏心カム14により間欠歯車17が駆動さ
れて紙送りローラ16により所定量、例えば1cm程度
のテープSが紙送りされ、カセットCの窓Wに検出テー
プSの未使用部分が引き出される(図4 ステップ
ロ)。テ−プの紙送り送りが終了すると、カムフォロア
13により吸引ヘッド2がバネ9を介して検出テープS
を挟んで記録ヘッド1に弾接されて測定のための気密空
間が形成される。
出力してパルスモータ15を駆動し、吸引ヘッド2を下
げて測定ヘッド1との間に間隙を形成する。間隙が形成
された段階で偏心カム14により間欠歯車17が駆動さ
れて紙送りローラ16により所定量、例えば1cm程度
のテープSが紙送りされ、カセットCの窓Wに検出テー
プSの未使用部分が引き出される(図4 ステップ
ロ)。テ−プの紙送り送りが終了すると、カムフォロア
13により吸引ヘッド2がバネ9を介して検出テープS
を挟んで記録ヘッド1に弾接されて測定のための気密空
間が形成される。
【0019】この段階で、測定ヘッド1のフォトダイオ
ード5の検出信号のレベルを基準値と比較し(図4 ス
テップ ハ、ニ)、基準値を越えている場合には前述の
工程の踏襲してもう一駒分だけテープを紙送りする(図
4 ステップ ロ)。これにより、カセットCの奥に位
置していて環境の空気との接触が少ない領域がカセット
Cの窓Wに引き出される。この段階で再びフォトダイオ
ード5からの信号と基準値を比較して、基準値を下回っ
ている場合には測定動作に入る(図4 ステップ
ホ)。
ード5の検出信号のレベルを基準値と比較し(図4 ス
テップ ハ、ニ)、基準値を越えている場合には前述の
工程の踏襲してもう一駒分だけテープを紙送りする(図
4 ステップ ロ)。これにより、カセットCの奥に位
置していて環境の空気との接触が少ない領域がカセット
Cの窓Wに引き出される。この段階で再びフォトダイオ
ード5からの信号と基準値を比較して、基準値を下回っ
ている場合には測定動作に入る(図4 ステップ
ホ)。
【0020】以下、このようにしてテープSが消費され
るまで(図4 ステップ オ)、上記動作を繰返して窓
Wに露出させる領域に変色が無くなるまでテープSを引
出し、また測定期間中は光学濃度を判定しながらサンプ
リング時間を決定して予期しない高い濃度の被検ガスを
吸引した場合にも、検出テープSの反応に飽和を招くこ
と無くガスの濃度を測定する。
るまで(図4 ステップ オ)、上記動作を繰返して窓
Wに露出させる領域に変色が無くなるまでテープSを引
出し、また測定期間中は光学濃度を判定しながらサンプ
リング時間を決定して予期しない高い濃度の被検ガスを
吸引した場合にも、検出テープSの反応に飽和を招くこ
と無くガスの濃度を測定する。
【0021】一方、被検ガスの濃度が低く、予め設定さ
れた最長の時間が経過してもテープSの光学濃度が基準
値を越えない場合には(図4 ステップ ル)、サンプ
リング制御手段23は、紙送り制御手段22に信号を出
力して一駒分だけテープSを紙送りさせて、再びステッ
プ(ロ)に戻る。
れた最長の時間が経過してもテープSの光学濃度が基準
値を越えない場合には(図4 ステップ ル)、サンプ
リング制御手段23は、紙送り制御手段22に信号を出
力して一駒分だけテープSを紙送りさせて、再びステッ
プ(ロ)に戻る。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、カセットケースに収容されているガス検出テープの
搬送路に対向して配置された発光手段と受光手段とを収
容し、被測定環境に連通するガス導入口を有する測定ヘ
ッドと、ガス検出テープを挟んでガス導入口と通気関係
を形成して吸引手段に連通するガス流出口を備えた吸引
ヘッドと、ガス検出テープを規定量紙送りする紙送り機
構と、紙送り機構に連動して測定ヘッドと吸引ヘッドと
を相対的に離間させるヘッド接離機構と、ガス検出テー
プの紙送り後に受光手段からの信号を基準値と比較して
基準値を越えている場合には紙送り機構を作動させる紙
送り制御手段とを備えるようにしたので、ガス検出テー
プの未使用領域が測定ヘッドにセットされた段階で、光
学濃度が基準値を越えなくなるまで自動的に紙送りする
ことができて、環境中のガスによる変色に起因する誤差
を防止することができる。
は、カセットケースに収容されているガス検出テープの
搬送路に対向して配置された発光手段と受光手段とを収
容し、被測定環境に連通するガス導入口を有する測定ヘ
ッドと、ガス検出テープを挟んでガス導入口と通気関係
を形成して吸引手段に連通するガス流出口を備えた吸引
ヘッドと、ガス検出テープを規定量紙送りする紙送り機
構と、紙送り機構に連動して測定ヘッドと吸引ヘッドと
を相対的に離間させるヘッド接離機構と、ガス検出テー
プの紙送り後に受光手段からの信号を基準値と比較して
基準値を越えている場合には紙送り機構を作動させる紙
送り制御手段とを備えるようにしたので、ガス検出テー
プの未使用領域が測定ヘッドにセットされた段階で、光
学濃度が基準値を越えなくなるまで自動的に紙送りする
ことができて、環境中のガスによる変色に起因する誤差
を防止することができる。
【図1】本発明のテープ式ガス測定装置の一実施例を示
す図である。
す図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれカセットの一実
施例を、蓋体及びリールを外して示す正面図と、テープ
の露出面側の構造を示す上面図である。
施例を、蓋体及びリールを外して示す正面図と、テープ
の露出面側の構造を示す上面図である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ測定ヘッドと吸
引ヘッドの動作を示す図である。
引ヘッドの動作を示す図である。
【図4】同上装置の動作を示すフローチャートである。
1 測定ヘッド 2 吸引ヘッド 3 被検ガス導入口 4 発光ダイオード 5 フォトダイオード 15 モータ 16 紙送りローラ 21 制御装置 C カセット S ガス検出テープ W 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木崎 昭二 東京都板橋区小豆沢2丁目7番6号 理研 計器株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 カセットケースに収容されているガス検
出テープの搬送路に対向して配置された発光手段と受光
手段とを収容し、被測定環境に連通するガス導入口を有
する測定ヘッドと、 前記ガス検出テープを挟んで前記ガス導入口と通気関係
を形成して吸引手段に連通するガス流出口を備えた吸引
ヘッドと前記ガス検出テープを規定量紙送りする紙送り
機構と、 前記紙送り機構に連動して前記測定ヘッドと吸引ヘッド
とを相対的に離間させるヘッド接離機構と、 前記ガス検出テープの紙送り後に前記受光手段からの信
号を前記基準値と比較して前記基準値を越えている場合
には前記紙送り機構を作動させる紙送り制御手段と、 を備えてなる呈色反応テープ式ガス測定装置。 - 【請求項2】 カセットケースに収容されているガス検
出テープの搬送路に対向して配置された発光手段と受光
手段を収容し、被測定環境に連通するガス導入口を有す
る測定ヘッドと、 前記ガス検出テープを挟んで前記ガス導入口と通気関係
を形成して吸引手段に連通するガス流出口を備えた吸引
ヘッドと前記ガス検出テープを規定量紙送りする紙送り
機構と、 前記紙送り機構に連動して前記測定ヘッドと吸引ヘッド
とを相対的に離間させるヘッド接離機構と、 複数のサンプリング時間が設定されていて、1のサンプ
リング時間が経過する毎に基準値と比較し、基準値を越
えていない場合には次長のサンプリング時間を設定する
サンプリング制御手段と、 を備えてなる呈色反応テープ式ガス測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16339497A JP3381829B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 呈色反応テープ式ガス測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16339497A JP3381829B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 呈色反応テープ式ガス測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332592A true JPH10332592A (ja) | 1998-12-18 |
JP3381829B2 JP3381829B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=15773063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16339497A Expired - Lifetime JP3381829B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 呈色反応テープ式ガス測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381829B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009034897A1 (ja) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | ガス濃度測定器 |
KR102148464B1 (ko) * | 2019-12-13 | 2020-08-27 | 국방과학연구소 | 가스 탐지 장치, 이를 장착한 드론 및 제어 방법 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP16339497A patent/JP3381829B2/ja not_active Expired - Lifetime
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