JPH10332447A - 基板処理装置および基板処理装置用の流体供給装置 - Google Patents

基板処理装置および基板処理装置用の流体供給装置

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JPH10332447A
JPH10332447A JP13721997A JP13721997A JPH10332447A JP H10332447 A JPH10332447 A JP H10332447A JP 13721997 A JP13721997 A JP 13721997A JP 13721997 A JP13721997 A JP 13721997A JP H10332447 A JPH10332447 A JP H10332447A
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flow
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fluid
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Kenji Kamei
謙治 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の連続的な流量値を検出する機能を有す
る基板処理装置および基板処理装置用の流体供給装置を
提供することである。 【解決手段】 基板処理装置100の処理液供給系20
に流体検出装置30を設ける。流体検出装置30は光源
31、レンズ32、テーパ管型流量計33およびライン
センサ35を有する。光源31からの光はレンズ32に
より平行光に変換され、流量計33のテーパ管33aに
照射される。テーパ管33aからの透過光がラインセン
サ35により受光される。データ処理部36はラインセ
ンサ35の出力信号を明部および暗部を表す2値信号に
変換する。フロート位置検出器37は明部および暗部の
領域の長さに基づいて流量計33のフロート33bの位
置を検出する。流量値変換器38はフロート33bの位
置を流量値に変換する。流量値積分器45は流量値を時
間積分することにより積算流量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定箇所に流体を
供給するための流体供給系を備えた基板処理装置および
基板処理装置に流体を供給するための流体供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板等の基板に種々の処理を行うために基板処理装置が用
いられている。
【0003】このような基板処理装置には、基板に各種
処理を行うための処理部や所定箇所にフォトレジスト
液、現像液、純水、リンス液等の種々の処理液を供給す
るための処理液供給系が設けられてる。例えば、回転式
塗布装置では、処理液供給系により処理液吐出ノズルに
処理液が供給され、処理液吐出ノズルから処理液が基板
上に吐出される。
【0004】また、基板処理装置には、処理部や所定箇
所に窒素ガス等の所定の気体を供給するためのガス供給
系も設けられている。
【0005】基板処理装置に処理液を供給する処理液供
給系や基板処理装置に気体を供給するガス供給系を基板
処理装置とは別個に設ける場合もある。
【0006】以下、基板処理装置の内部に設けられる処
理液供給系およびガス供給系を流体供給系と総称する。
また、基板処理装置とは別個に設けられる処理液供給系
およびガス供給系を流体供給装置と総称する。
【0007】このような、流体供給系や流体供給装置に
おいて、実際に所定流量の流体が流れているか否かを検
出するために流量計が用いられている。例えば、処理液
の流量が所定値になっているか否かを検出するために、
透過型のフォトセンサ等のセンサを用いて流量計のフロ
ートが予め設定された目盛り位置にあるか否かを検出し
ている。処理液の吐出指令から一定時間(例えば2〜5
秒)経過しても流量計のフロートが予め設定された目盛
り位置にこない場合には警報を発生し、その警報に基づ
いて作業者が処理液の吐出を停止させる等の処置を行っ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、センサによる流量の検出点が一点であ
るため、流量が所定値に達しているか否かしか検出する
ことができず、連続的な流量値の検出を行うことができ
ない。流量の検出点を変更する場合には、センサの位置
を物理的に変更する必要がある。そのため、頻繁に検出
点を変更することができない。
【0009】また、通常、処理液の吐出開始から流量計
のフロートが所定の目盛り位置に達するまでに約2〜5
秒の時間がかかる。そのため、例えば基板のエッジ洗浄
のように2〜3秒間の処理液の吐出で処理が終了する場
合には、流量計のフロートが所定の目盛り位置に達する
前に処理液の吐出が完了してしまう。したがって、処理
液の吐出流量の異常を検出することは困難である。
【0010】さらに、実際の流量値を知るためには、作
業者が流量計の目盛りを目視しなければならないため、
流量計を見やすい箇所に設ける必要がある。それによ
り、処理液やガスの配管のレイアウトが限定される。
【0011】また、従来の流量計では、処理液の粘度や
温度等によりかなりの測定誤差が生じる。このような測
定誤差を処理液の種類や温度等に応じて校正することは
困難である。
【0012】本発明の目的は、流体の連続的な流量を検
出する機能を有する基板処理装置および基板処理装置用
の流体供給装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う処
理部と、処理部に流体を供給する流体供給系と、流体供
給系における流体の連続的な流量値を検出し、検出した
流量値を示す信号を出力する流量検出手段とを備えたも
のである。
【0014】本発明に係る基板処理装置においては、流
体供給系における流体の連続的な流量値が検出され、そ
の流量値を示す信号が出力されるので、任意の時点の流
量値を容易に把握することができるとともに、センサ位
置の物理的な変更を伴うことなく、流量の検出点を任意
に設定することが可能となる。また、短時間で処理が終
了する場合にも、流体の流量異常を検出することが可能
となる。
【0015】さらに、検出された流量値が信号として出
力されるので、流量値を知るために作業者が流量計の目
盛りを目視する必要がなくなる。それにより、流体の配
管のレイアウトの自由度が増し、基板処理装置のフット
プリント(設置面積)を低減することが可能となる。
【0016】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、流量検出手段
が、流体の流量に応じて移動するフロートを有する流量
計と、流量計にほぼ平行な光を照射する光照射手段と、
流量計からの透過光または反射光を受光する受光素子
と、受光素子の出力信号に基づいて流量計のフロートの
位置を検出するフロート位置検出手段と、フロート位置
検出手段により検出されたフロートの位置を流量値に変
換する変換手段とを備えたものである。
【0017】この流量検出手段においては、流量計にほ
ぼ平行な光が照射され、その透過光または反射光が受光
素子により受光され、その受光素子の出力信号に基づい
て流量計のフロートの位置が検出される。そして、検出
されたフロートの位置が流量値に変換される。このよう
に、流量計のフロートの位置が光学的に検出され、検出
されたフロートの位置が流量値に変換されるので、微小
な流量範囲においても連続的な流量値を高精度に検出す
ることが可能になるとともに、測定可能な流体の粘度の
範囲も広くなる。また、流体の汚染や気泡の発生も生じ
ない。
【0018】第3の発明に係る基板処理装置は、第2の
発明に係る基板処理装置の構成において、変換手段が、
予め測定された流量計のフロートの位置と流量値との関
係に基づいてフロートの位置を流量値に変換するもので
ある。
【0019】この場合、予め実測された流量計のフロー
トの位置と流量値との関係に基づいて流量値が校正され
るので、流体の種類や温度等の違いによる測定誤差が生
じない。
【0020】第4の発明に係る基板処理装置は、第1、
第2または第3の発明に係る基板処理装置の構成におい
て、流量検出手段により検出される流量値を時間積分す
ることにより積算流量を算出する積算流量算出手段をさ
らに備えたものである。
【0021】この場合、信号として出力された流量値を
時間積分することにより積算流量が算出されるので、任
意の時間内における流体の総量値を検出することが可能
となる。
【0022】第5の発明に係る基板処理装置は、第4の
発明に係る基板処理装置の構成において、積算流量算出
手段が、予め流量検出手段により検出された流量値の時
間積分と実際に計量された流体の総量値との関係に基づ
いて積算流量を校正するものである。
【0023】この場合、予め検出された流量値の時間積
分と実測された流体の総量値との関係に基づいて積算流
量が校正されるので、流体の吐出開始時および吐出終了
時における流量計のフロートの動きの遅れが補正され
る。したがって、正確な積算流量を測定することが可能
となる。
【0024】第6の発明に係る基板処理装置は、第4ま
たは第5の発明に係る基板処理装置の構成において、積
算流量算出手段により算出される積算流量に基づいて流
体供給系を制御する制御手段をさらに備えたものであ
る。
【0025】この場合、積算流量に基づいて流体供給系
が制御されるので、流量異常時の処理を自動的に行うこ
とが可能となる。
【0026】第7の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第6のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、予め任意の流量値を設定する設定手段と、流量検出
手段により検出される流量値が設定手段により予め設定
された流量値に達したか否かを判定する判定手段とをさ
らに備えたものである。
【0027】この場合、センサ位置の物理的な変更を伴
うことなく流体の流量値が予め設定された任意の値に達
したか否かを判定することが可能となる。
【0028】第8の発明に係る基板処理装置は、第7の
発明に係る基板処理装置の構成において、判定手段の出
力信号に基づいて流体供給系を制御する制御手段をさら
に備えたものである。
【0029】この場合、流体の流量値が予め設定された
流量値に達した場合の処理を自動的に行うことが可能と
なる。
【0030】第9の発明に係る基板処理装置は、基板に
所定の処理を行う処理部と、処理部に流体を供給する流
体供給系と、流体供給系の複数箇所における流体の連続
的な流量値をそれぞれ検出し、検出した流量値を示す信
号を出力する複数の流量検出手段と、複数の流量検出手
段から出力される信号に関して信号処理を行う共通の信
号処理手段とを備えたものである。
【0031】本発明に係る基板処理装置においては、共
通の信号処理手段により複数の流量検出手段から得られ
た信号の処理が行われるので、低コスト化が図られる。
【0032】第10の発明に係る流体供給装置は、基板
処理装置用の流体供給装置であって、基板処理装置に流
体を供給する流体供給系と、流体供給系における流体の
連続的な流量値を検出し、検出した流量値を示す信号を
出力する流量検出手段とを備えたものである。
【0033】本発明に係る流体供給装置においては、基
板処理装置に流体を供給する流体供給系における流体の
連続的な流量値が検出され、その流量値を示す信号が出
力されるので、任意の時点の流量値を容易に把握するこ
とができるとともに、センサ位置の物理的な変更を伴う
ことなく、流量の検出点を任意に設定することが可能と
なる。また、短時間で処理が終了する場合にも、流体の
流量異常を検出することが可能となる。
【0034】さらに、流量値が信号として出力されるの
で、流量値を知るために作業者が流量計を目視する必要
がなくなる。それにより、流体の配管のレイアウトの自
由度が増す。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
基板処理装置の構成を示すブロック図である。図1の基
板処理装置は回転式塗布装置である。
【0036】基板処理装置100は、基板Wにフォトレ
ジスト等の処理液の塗布処理を行う処理部10を備え
る。処理部10では、鉛直方向の軸の周りで回転駆動さ
れる回転保持部11上に基板Wが水平姿勢で保持されて
いる。回転保持部11に保持された基板Wの周囲は、処
理液の飛散防止用のカップ12で取り囲まれている。
【0037】基板Wの上方には、基板W上に処理液を吐
出する処理液吐出ノズル13が設けられている。処理液
吐出ノズル13には、処理液供給系20により処理液が
供給される。この処理液供給系20には、後述する流量
検出装置30が介挿されている。
【0038】処理液供給系20の処理液タンク21に
は、フォトレジスト液等の処理液が貯留されている。こ
の処理液タンク21には、窒素ガス供給系(図示せず)
から加圧用の窒素ガス(N2)が加圧用弁22を介して供
給される。処理液タンク21内の処理液は、供給元弁2
3、流量検出装置30、配管24、吐出制御弁25およ
び配管26を介して処理液吐出ノズル13に供給され
る。
【0039】流量検出装置30は、光源31、レンズ3
2、テーパ管型流量計33、吐出量調整用ニードル弁3
4およびラインセンサ(1次元イメージセンサ)35を
含む。光源31からの光はレンズ32により平行光に変
換され、テーパ管型流量計33に照射される。
【0040】このテーパ管型流量計33は、透明のテー
パ管33a内に収納されたフロート33bを有する。フ
ロート33bは、テーパ管33a内に流れる流体の流量
に応じてテーパ管33a内を移動する。テーパ管型流量
計33の透過光はラインセンサ35により受光される。
ラインセンサ35としては、例えばCCD(電荷結合素
子)型ラインセンサ、MOS(金属酸化物半導体)型ラ
インセンサ等が用いられる。
【0041】さらに、流量検出装置30は、データ処理
部36、フロート位置検出器37および流量値変換器3
8を含む。データ処理部36は、ラインセンサ35の出
力信号を明部および暗部を表す2値信号に変換する2値
化処理を行う。フロート位置検出器37は、データ処理
部36により得られた明部および暗部の領域の長さに基
づいてテーパ管型流量計33のフロート33bの位置を
検出する。
【0042】流量値変換器38は、フロート位置検出器
37により得られたフロート33bを位置を流量値(m
l/分)に変換し、流量値を示す信号を出力する。一般
に、テーパ管型流量計33では、フロート33bの位置
と実際の流量値との関係は非直線的である。そのため、
校正時に、テーパ管型流量計33の個体ごとにフロート
33bの位置と流量値との関係を測定し、フロート33
bの位置と流量値との関係を示す校正データCL1を表
または式として流量値変換器38に予め入力しておく。
流量値変換器38は、校正データCL1に基づいて流量
計33のフロート33bの位置を流量値に換算する。
【0043】流量値送信器41は、流量値変換器38の
出力信号をRS485等規格に従う通信線Lを通して流
量値受信器42に送信する。この流量値送信器41に
は、流量検出装置30と同様の構成を有する1または複
数の他の流量検出装置30Aが接続される。他の流量検
出装置30Aは、基板処理装置100の種々の部分での
流体の流量値を検出するために設けられている。
【0044】流量値受信器42は、受信した信号を流量
異常検出器44、流量値積分器45および流量表示部4
8に与える。
【0045】一方、吐出弁制御部43には、吐出制御弁
25のオンオフパターンを表すユーザプログラムPRが
入力される。吐出弁制御部43は、ユーザプログラムP
Rに従って吐出制御弁25の開閉動作を制御するととも
に、流量異常検出器44および流量値積分器45に吐出
開始信号を与える。
【0046】流量異常検出器44は、吐出弁制御部43
から与えられる吐出開始信号に応答して流量異常の監視
を開始し、流量値受信器42から与えられる流量値が予
め設定された監視値または警報値から外れた場合に警報
信号ALを発生する。この場合、流量値受信器42から
与えられる流量値が所定の時間以上監視値または警報値
よりも低い状態または高い状態が続いた場合に警報信号
ALが出力される。この流量異常検出器44には任意の
監視値または警報値を設定することができる。
【0047】また、流量値積分器45は、流量値受信器
42から与えられる流量値を時間積分することにより積
算流量(吐出総量値)を算出し、算出された積算流量を
積算流量比較器46および流量表示部48に与える。こ
の流量値積分器45による流量値の積分は、吐出弁制御
部43から与えられる吐出開始信号によりリセットされ
る。
【0048】なお、吐出開始時および吐出終了時には、
流量計33のフロート33bの動きに数百m秒程度の遅
れが発生する。そのため、校正時に、所定時間内の積算
流量を流量値積分器45により算出するとともに、実際
に吐出された処理液の総量値をメスシリンダ等により計
測し、流量値積分器45で算出される積算流量と実際の
吐出総量値との関係を示す校正データCL2を表または
式として予め入力しておく。流量値積分器45は、校正
データCL2に基づいて積算流量を校正する。これによ
り、より正確な積算流量を測定することが可能となる。
【0049】なお、流量値積分器45によれば、過去の
特定の時間内の処理液の消費量を検出することも可能と
なる。
【0050】積算流量比較器46は、ある範囲内の積算
流量が予め定められた時間の経過後に得られない場合、
または積算流量が予め定められた時間よりも早く所定値
に達した場合に警報信号AL2を発生する。
【0051】また、積算流量比較器46は、積算流量が
所定値に達したときに吐出弁制御部43に吐出停止信号
STを与える。これにより、処理液吐出ノズル13から
の吐出総量を制御することができる。
【0052】流量異常時処理制御部47は、流量異常検
出器44から与えられる警報信号AL1または積算流量
比較器46から与えられる警報信号AL2に応答して次
の異常時処理を行う。第1の異常時処理としては、警報
としてブザーを鳴らし、作業者の注意を促す。第2の異
常時処理としては、配管の外れや漏液の可能性があるの
で、加圧用弁22または供給元弁23を閉じる。第3の
異常時処理としては、処理液供給系20において異常が
発生している旨を表示する。
【0053】流量表示部48は、流量値受信器42から
与えられる流量値および流量値積分器45から与えられ
る積算流量を表示する。また、流量表示部48は、流量
値受信器42から与えられる流量値および流量値積分器
45から与えられる積算流量を自動化のためのホストコ
ンピュータ(図示せず)または他のコンピュータ(図示
せず)に送信する。
【0054】これにより、ホストコンピュータまたは他
のコンピュータにおいて、流量値および積算流量に基づ
いて処理液の使用状況を集計し、その集計結果を在庫管
理に利用したり、流量値と処理された基板の品質との関
係を統計的に分析することが可能となる。なお、流量値
および積算流量を基板処理装置100自体が有する制御
用のコンピュータに送信することも可能である。
【0055】本実施例では、処理液供給系20が流体供
給系に相当し、流量検出装置30,30Aが流量検出手
段に相当する。また、テーパ管型流量計33が流量計に
相当し、光源31が光照射手段に相当し、ラインセンサ
35が受光素子に相当する。さらに、データ処理部36
およびフロート位置検出器37がフロート位置検出手段
に相当し、流量値変換器38が変換手段に相当する。
【0056】また、流量値積分器45が積算流量算出手
段に相当し、吐出弁制御部43、流量異常検出器44、
積算流量比較器46および流量異常時処理制御部47が
制御手段を構成する。さらに、流量異常検出器44が設
定手段および判定手段を構成し、流量異常検出器44、
流量値積分器45、積算流量比較器46、流量異常時処
理制御部47および流量表示部48が信号処理手段を構
成する。
【0057】本実施例の基板処理装置においては、ライ
ンセンサ35を用いて流量計33のフロート33bの位
置を検出することにより連続的(アナログ的)な流量値
が検出されるので、物理的なセンサ移動を伴わずに流量
の監視点または警報点を任意に設定することができる。
また、処理部10における処理レシピ(処理手順および
処理条件)に応じて流量の監視点または警報点を設定す
ることも可能となる。
【0058】さらに、一定のサンプリング間隔で連続的
な流量値を検出することができるので、流量値積分器4
5により積算流量(吐出総量値)を算出することができ
る。それにより、積算流量の管理を行うことが可能とな
る。
【0059】また、流量検出装置30,30Aにより検
出された流量値が流量値送信器41から通信線Lを介し
て流量値受信器42に送信されるので、基板処理装置1
00から離れた場所でも流量値を確認することが可能と
なる。それにより、流量計33を目視できる箇所に設置
する必要がなくなるため、処理液の配管レイアウトの自
由度が向上する。その結果、基板処理装置100の小型
化およびフットプリントの低減が可能となる。
【0060】また、流量値変換器38において校正デー
タCL1に基づく校正が行われるので、処理液の粘度、
温度等による測定誤差が生じない。また、流量値積分器
45においても、校正データCL2に基づく積算流量の
校正が行われるので、正確な積算流量(吐出総量値)を
得ることができる。
【0061】さらに、流量異常検出器44および積算流
量比較器46において多数の監視点または警報点を設定
することができる。これにより、吐出制御弁25の閉時
のリークを検出することも可能となる。
【0062】加えて、流量値および積算流量をホストコ
ンピュータや他のコンピュータに送信することができる
ので、流量値および積算流量のデータの収集が容易にな
る。したがって、流量の日間変動、週間変動等を集計す
ることにより、基板処理装置100における流量異常の
予防保全等に利用することが可能となる。
【0063】本実施例では、流量値送信器41よりも後
段の流量値受信器42、吐出弁制御部43、流量異常検
出器44、流量値積分器45、積算流量比較器46、流
量異常時処理制御部47および流量表示部48を、複数
の流量検出装置30,30Aで共用している。これによ
り、低コスト化が図られる。
【0064】なお、上記実施例では、流量検出装置30
において流量計33からの透過光を用いてフロート33
bの位置を検出しているが、流量計33からの反射光を
用いてフロート33bの位置を検出してもよい。
【0065】また、上記実施例における各ブロック36
〜38,41〜48はハードウエアにより構成すること
も可能であり、あるいはソフトウエアで実現することも
可能である。
【0066】上記実施例では、テーパ管型流量計を用い
た場合について説明したが、超音波式等の他の流量計を
用いた場合でも同様の効果を奏する。また、本発明を基
板処理装置100の処理部10にフォトレジスト液等の
処理液を供給する処理液供給系20に適用した場合につ
いて説明したが、本発明は、フォトレジスト液、SOG
(スピンオングラス)液等の処理液に限らず、レジスト
シンナー、アセトン等の溶剤、アルコール、純水、現像
液、過酸化水素水、弗酸等の種々の処理液を供給する処
理液供給系、窒素ガスやガス化したHMDS(エキサメ
チルジシラザン)等の気体を供給するガス供給系にも同
様に適用することができる。また、本発明は、基板処理
装置内に設けられる流体供給系に限らず基板処理装置と
は別個に設けられる流体供給装置にも同様に適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基板処理装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 処理部 13 処理液吐出ノズル 20 処理液供給系 21 処理液タンク 25 吐出制御弁 30,30A 流量検出装置 31 光源 32 レンズ 33 テーパ管型流量計 33a テーパ管 33b フロート 35 ラインセンサ 36 データ処理部 37 フロート位置検出器 38 流量値変換器 43 吐出弁制御部 44 流量異常検出器 45 流量値積分器 46 積算流量比較器 47 流量異常時処理制御部 48 流量表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う処理部と、 前記処理部に流体を供給する流体供給系と、 前記流体供給系における前記流体の連続的な流量値を検
    出し、検出した流量値を示す信号を出力する流量検出手
    段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記流量検出手段は、 流体の流量に応じて移動するフロートを有する流量計
    と、 前記流量計にほぼ平行な光を照射する光照射手段と、 前記流量計からの透過光または反射光を受光する受光素
    子と、 前記受光素子の出力信号に基づいて前記流量計の前記フ
    ロートの位置を検出するフロート位置検出手段と、 前記フロート位置検出手段により検出された前記フロー
    トの位置を流量値を示す信号に変換する変換手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、予め測定された前記流
    量計の前記フロートの位置と流量値との関係に基づいて
    前記フロートの位置を流量値に変換することを特徴とす
    る請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記流量検出手段により検出される流量
    値を時間積分することにより積算流量を算出する積算流
    量算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記積算流量算出手段は、予め前記流量
    検出手段により検出された流量値の時間積分と実際に計
    量された流体の総量値との関係に基づいて前記積算流量
    を校正することを特徴とする請求項4記載の基板処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記積算流量算出手段により算出される
    積算流量に基づいて前記流体供給系を制御する制御手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4または5記載
    の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 予め任意の流量値を設定する設定手段
    と、 前記流量検出手段により検出される流量値が前記設定手
    段により予め設定された流量値に達したか否かを判定す
    る判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段の出力信号に基づいて前記
    流体供給系を制御する制御手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 基板に所定の処理を行う処理部と、 前記処理部に流体を供給する流体供給系と、 前記流体供給系の複数箇所における流体の連続的な流量
    値をそれぞれ検出し、検出した流量値を示す信号を出力
    する複数の流量検出手段と、 前記複数の流量検出手段から出力される信号に関して信
    号処理を行う共通の信号処理手段とを備えた基板処理装
    置。
  10. 【請求項10】 基板処理装置用の流体供給装置であっ
    て、 前記基板処理装置に流体を供給する流体供給系と、 前記流体供給系における前記流体の連続的な流量値を検
    出し、検出した流量値を示す信号を出力する流量検出手
    段とを備えたことを特徴とする基板処理装置用の流体供
    給装置。
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