JPH10332216A - マルチエアコン装置 - Google Patents

マルチエアコン装置

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JPH10332216A
JPH10332216A JP15925897A JP15925897A JPH10332216A JP H10332216 A JPH10332216 A JP H10332216A JP 15925897 A JP15925897 A JP 15925897A JP 15925897 A JP15925897 A JP 15925897A JP H10332216 A JPH10332216 A JP H10332216A
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JP
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unit
indoor
connection terminal
outdoor
heat exchanger
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JP15925897A
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Inventor
Yuji Kawamura
裕司 河村
Shinzo Miyauchi
愼三 宮内
Michiyuki Kitajima
理行 北島
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室外ユニットの構成を簡略化すると共に、配
管及び配線を容易にし、さらに電子部品のメンテナンス
を容易にしたマルチエアコン装置を提供する。 【解決手段】 マルチエアコン装置は、コンプレッサ、
室外用熱交換器及び送風機を少なくとも有する室外ユニ
ットと、室内用熱交換器及び送風機を少なくとも有する
複数の室内ユニットと、室外ユニットと複数の室内ユニ
ットの間に介在し、複数の室内ユニットに対応した膨張
弁を有すると共に、前記室外ユニット及び前記室内ユニ
ットを制御するマイコンを有する主制御装置及び前記室
外ユニット及び室内ユニットへ電力を供給する電源回路
を有する分岐ユニットとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、一つの室外ユニ
ットと複数の室内ユニットとによって構成されるマルチ
エアコン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチエアコン装置として、特開
昭61−128069号公報(引例1)に開示されるも
のは、圧縮機(1)、四路切換弁(2)、熱源側熱交換
器(3)及び液側主管(4)と該液側主管(4)から分
岐する複数の液側支管(5)、ガス側主管(6)と該ガ
ス側主管(6)から分岐する複数のガス側支管(7)と
を備えた一台の室外ユニット(A)と、利用側熱交換器
(8)とファン(9)とを備え前記液側支管(5)とガ
ス側支管(7)との間に並列的に接続する複数台の室内
ユニット(B)とからなる多室形空気調和装置である。
【0003】また、特開平7−294048号公報(引
例2)に開示される多室分離形空気調和機は、室外ユニ
ットと、切換弁ユニットと、複数の室内ユニットとによ
って構成され、切換弁ユニットの構成部品を減らすと共
に据え付け時の作業工数を減らすことを目的として、切
換弁ユニットに電動膨張弁を設けたものである。また、
引例2においては、室外機制御部、切換弁ユニット制御
部及び室内機制御部はそれぞれ独立して各々の制御機器
を制御し、さらに前記切換弁ユニット制御部が室内機制
御部と室外機制御部の間の信号の橋渡しをするいわゆる
中継部として機能するようになっているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引例1
においては、室外ユニットに接続される配管数は室内ユ
ニット1台について2本必要であり、この2本を室外ユ
ニットから室内ユニットまで延出させなければならな
い。また、室外ユニットは、例えば膨張弁を複数の室内
ユニットに対応する数だけ配する必要あることから、ユ
ニット内の配置等が複雑となり、また電源等の制御基板
が室外ユニット内に配されることから、制御基板上の電
子部品がコンプレッサや室外用熱交換器の熱影響を受け
やすいという不具合を有する。
【0005】また、引例2においては、切換弁ユニット
制御部は、室内機制御部からの信号によって切換弁ユニ
ット内に配された電動膨張弁を所定の運転モード(冷房
若しくは暖房)に従って制御するものであり、さらに室
内機制御部からの信号を中継して室外機制御部へ伝達す
るものである。このような空調装置において、従来CP
U(中央演算処理装置)、メモリ、I/Oポート等が装
着された制御基板は、室内機若しくは室外機に配される
ため、室内機若しくは室外機に配される熱交換器による
熱影響を受けるため誤動作しやすいという問題点があっ
た。
【0006】また、室外機及び室内機は、設置個所が制
限されるため、前述した制御基板を室外機や室内機に設
けた場合には、メンテナンスし難いという問題点があっ
た。さらに電源も、多室形エアコンの場合には室外機に
引かれ、室外機から室内機側に引かれるのが通常である
ため、室外機の構成が複雑になるという問題点があり、
多室形のエアコンの場合、室外機を特別に作る必要があ
った。
【0007】以上のことから、この発明は、室外ユニッ
トの構成を簡略化すると共に、配管及び配線を容易に
し、さらに電子部品のメンテナンスを容易にしたマルチ
エアコン装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、コンプレッサと、このコンプレッサから吐出される
冷媒流の方向を切換える切換手段、該切換手段の一方と
接続される室外用熱交換器、該室外用熱交換器に接続さ
れる第1の膨張手段、該第1の膨張手段が接続される第
1の連結端子、前記切換手段の他方が接続される第2の
連結端子、該室外用熱交換器に送風する室外用送風機、
及び前記コンプレッサ、前記切換手段及び前記室外用送
風機を制御する室外ユニット制御装置を少なくとも有す
る室外ユニットと、室内用熱交換器、該室内用熱交換器
の一端が接続される第5の連結端子、前記室内用熱交換
器の他端が接続される第6の連結端子、前記室内用熱交
換器に送風する室内用送風機、及び前記室内用送風機を
制御する室内ユニット制御装置を少なくとも有する室内
ユニットと、配管を介して前記第1の連結端子と接続さ
れる第3の連結端子、配管を介して前記複数の室内ユニ
ットの各々の第5の連結端子と接続される複数の第1室
内機側連結端子、前記第3の連結端子と複数の第1室内
機側連結端子とを接続する第1の分岐通路、配管を介し
て前記第2の連結端子と接続される第4の連結端子、配
管を介して前記複数の室内ユニットの各々の第6の連結
端子と接続される複数の第2室内機側連結端子、該複数
の第2室内機側連結端子の各々と接続される複数の第2
膨張手段、前記第4の連結端子と該複数の第2膨張手段
とを連結する第2の分岐通路、第2の膨張手段を制御す
る分岐ユニット制御装置、前記室外ユニット制御装置と
前記分岐ユニット制御装置とを接続する室内機通信線端
子台、前記分岐ユニット制御装置と前記室内ユニット制
御装置とを接続する室外機通信線端子台、前記室内ユニ
ット制御装置、前記室内ユニット及び前記室外ユニット
に電力を供給する電源装置を少なくとも有する分岐ユニ
ットとを具備すること(請求項1)にある。また、前記
切換手段は、四方弁である。
【0009】これによって、室外ユニットの構成は単一
の室内機に対応した室外機と同様の構成とすることがで
きると共に、複数の室内ユニットと室外ユニットとの間
に配管を介して接続される分岐ユニットを設けたことに
よって、複数配される室内ユニットの最も配管効率の良
い個所、最も電源を引きやすい個所及び制御手段のメン
テナンスをしやすい個所を考慮した場所に分岐ユニット
を配置できるために、上記課題を達成することができる
ものである。
【0010】前記制御手段としては、MPU(マイクロ
コンピュータプロセッシングユニット)、メモリ(RO
M/RAM)、I/Oポート、駆動回路、電源ユニット
等から構成されるものであり、種々の入力信号を演算し
て制御信号として出力するようにしたもので、プリント
基板上に電子部品を配して形成されるものである。これ
らの電子部品は熱影響を受けやすいという問題点がある
ため、分岐ユニット内に配することによって、熱交換器
やコンプレッサから発生する熱から分離させることがで
きるものであり、また前記第1及び第2の分岐通路は、
一方が高温の場合には他方が低温となることから、分岐
ユニット内の温度は極端に上昇することがないため、前
記電子部品の保護を行なうことができるものである。
【0011】さらに、この発明は、複数の第1室内機側
連結端子及び複数の第2室内機側連結端子に至る配管上
に温度検出手段を配し、該温度検出手段によって検出さ
れた温度信号は前記制御手段に入力されること(請求項
2)にある。これによって、制御手段に最も近い位置に
温度センサを配することができるので、効率のよい温度
検出が可能となるものである。
【0012】また、前記室外ユニットに配される第1の
膨張手段は、通過する冷媒を断熱膨張させる膨張手段
と、該膨張手段を一方向でバイパスするバイパス通路と
によって構成され、該膨張手段としてはキャピラリー管
が用いられる。またバイパス通路には、室外用熱交換器
から第2の連結端子へ至る方向において導通し、逆方向
では流れない逆止弁が設けられる。
【0013】第2の膨張手段は、電動膨張弁が用いられ
る。この電動膨張弁はステッピングモータの回動によっ
て閉鎖から全開まで所定のステップ数の応じて膨張弁の
開口面積を変化させることができるものである。また、
各々の電動膨張弁の前後には、ストレーナを配し、膨張
弁に塵埃等が付着して膨張弁の動作に支障をきたさない
ようになっているものである。
【0014】さらに、前記室内ユニットには、少なくと
もマルチエアコン装置自体のオンオフ若しくは室内ユニ
ットのオンオフ、冷暖房の切換、風量の設定、及び温度
設定等を設定する操作部が取付けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0016】図1で示すように、本願発明に係るマルチ
エアコン装置1は、室外ユニット2と、分岐ユニット3
と、複数の室内ユニット4(4A,4B)によって構成
されるもので、図2に示すように、分岐ユニット3を、
室内ユニット4(4A,4B)に配管しやすい場所、電
源の引きやすい場所、及びメンテナンスしやすい場所等
を考慮して配置するものである。尚、図1において、6
は電源線(AC200V)及びアース線、7は室外ユニ
ット2−分岐ユニット3の通信線及び配管、8は室内ユ
ニット4A−分岐ユニット3の通信線及び配管、9は室
内ユニット4B−分岐ユニット3の通信線及び配管、1
0はドレンホースを示すものである。
【0017】以上のように、従来室外ユニット2と室内
ユニット4とを接続する配管が2本、室外ユニット2と
室内ユニット5とを接続する配管が2本、室外ユニット
2と夫々の室内ユニット4(4A,4B)との間に必要
であったが、分岐ユニット3を所定位置に配置すること
によって、室外ユニット2と分岐ユニット3の間の配管
が2本だけであることから、配管の延べ長さを減少させ
ることができるので、コストダウンを図ることができる
ものである。
【0018】前記室外ユニット2は、例えば図3に示す
もので、室外ユニットケース200内に、第1の連結端
子213と第2の連結端子214間とを連結する冷媒通
路216が形成され、切換手段としての四方弁202に
よって、コンプレッサ201から吐出される冷媒の前記
冷媒通路216を流れる方向が切換られるものである。
具体的には、コンプレッサ201の吐出側が前記四方弁
202の第1の端子202aに接続され、またコンプレ
ッサ201の吸入側はアキュムレータ212を介して前
記四方弁202の第3の端子202cに接続される。ま
た、前記四方弁202の第2の端子202bは室外用熱
交換器203の一端に接続され、前記四方弁202の第
4の端子202dはマフラー211を介して開閉弁21
0の一端に接続される。該開閉弁210の他端は第1の
連結端子213に接続される。尚、前記アキュムレータ
212は、複数の室内ユニット4が稼動する場合の冷媒
量を確保すると共に、1台が稼動する場合には余分な冷
媒を収容できる容量を有するものである。
【0019】また、前記室外用熱交換器203の他端
は、第1のキャピラリー管206の一端と接続され、さ
らに第1のキャピラリー管206の他端は第2のキャピ
ラリー管207の一端に接続される。そして第2のキャ
ピラリー管207の他端はストレーナ208を介して開
閉弁209の一端に接続され、該開閉弁209の他端は
第2の連結端子214に接続される。また、前記第1の
キャピラリー管206には、バイパス通路217が接続
され、このバイパス通路217には、室外用熱交換器2
03から第2のキャピラリー管207側へ導通し、反対
側の流れを遮断する逆止弁205が配されるものであ
る。
【0020】さらに、この室外ユニット2には、前記室
外用熱交換器203へ空気を送風する室外用送風機20
4が設けられ、前記コンプレッサ201、四方弁20
2、及び室外用送風機204を駆動する駆動回路を有す
る室外ユニット制御装置215が配されるものである。
また、室外ユニット制御装置215は下記する分岐ユニ
ットのメイン制御装置340と接続される信号端子21
8を有する。以上のように、この実施の形態におけるマ
ルチエアコン装置1の室外ユニット2の構成は、一つの
室内ユニットに対応する室外ユニットの構成と略等しい
ものである。
【0021】室内ユニット4は、例えば図4に示すもの
で、室内ユニットケース401内に室内用熱交換器40
2を有し、さらに室内用熱交換器402に空気を送風す
る室内用送風機403を有するものである。また、室内
用熱交換器402の一端は第5の連結端子404と接続
し、室内用熱交換器402の他端は第6の連結端子40
5と接続される。さらに、室内ユニット4内には、室内
ユニット制御装置406が配され、前記室内用送風機4
03を制御すると共に、操作部407からの設定信号を
受信して、信号端子407を介して下記するメイン制御
装置340に送信するものである。
【0022】分岐ユニット3は、前記室外ユニット2と
複数の室内ユニット4との間に介在されるもので、複数
の室内ユニット4に分岐し易い個所、最も電源を引き易
い個所、及びメンテナンスをし易い場所等を考慮して配
設されるもので、分岐ユニットケース300には、前記
室外ユニット2の第1の連結端子213と配管を介して
連結される第3の連結端子301と、前記室外ユニット
2の第2の連結端子214と配管を介して接続される第
4の連結端子322と、各々の前記室内ユニット4の第
5の連結端子404と配管を介して接続される複数の第
1の室内機側連結端子303(303A,303B)
と、各々の前記室内ユニット4の第6の連結端子405
と配管を介して接続される複数の第2の室内機側連結端
子304(304A,304B)とが設けられるもので
ある。
【0023】また、前記第3の連結端子301と前記各
々の第1の室内機側連結端子303は第1の分岐通路3
07によって連通され、該第1の分岐通路307の前記
第1の室内機側連結端子303に至る分岐支線の各々に
は温度センサ316、317が配置される。
【0024】さらに、前記第4の連結端子322と前記
第2の室内機側連結端子304は第2の分岐通路308
によって連通され、該第2の分岐通路308の前記第2
の室内機側連結端子304に至る分岐支線の各々には電
動膨張弁309、310が設けられ、さらに電動膨張弁
309、310と第2の室内機側連結端子304との間
の分岐支線上には温度センサ314、315が配置され
る。また、この実施の形態においては、電動膨張弁30
9、310の前後には電動膨張弁309、310を通過
する冷媒から塵埃等を除去するためのストレーナ31
1、312、313が設けられるものである。尚、31
4及び315は、電動膨張弁309、310を駆動する
ためのステッピングモータである。
【0025】また、信号端子323は前記室外ユニット
2の信号端子218と接続され、信号端子324(32
4A,324B)は前記室内ユニット4の信号端子40
7と接続され、図6に示す制御装置を構成するものであ
る。
【0026】前記室内ユニット4に設けられた室内ユニ
ット制御装置406は、室内温度を検出する温度センサ
410からの信号及び室内用熱交換器402の温度を検
出する温度センサ411からの信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器、前記メイン制御装置340からの
信号に基づいて前記室内用送風機403のモータを駆動
する駆動回路、及び下記する操作部408からの信号及
び前記温度センサ410、411からの温度信号をメイ
ン制御装置340に出力する出力回路によって少なくと
も構成されるものである。尚、前記操作部408は、少
なくとも空調装置の稼動停止を設定する稼動スイッチ
(ON/OFF)409、冷房若しくは暖房の切換を行
なう運転モード設定スイッチ(冷/暖)410、風量を
設定する風量切替スイッチ411、室内温度を設定する
温度設定スイッチ412からなるものである。
【0027】また、室外ユニット2に設けられる室外ユ
ニット制御装置215は、少なくとも室外用熱交換器2
03の温度を検出する温度センサ219及びコンプレッ
サ201の温度を検出する温度センサ220からの温度
信号を変換するA/D変換器、前記メイン制御装置34
0からの信号によって前記室外用送風機204、コンプ
レッサ201及び四方弁202のソレノイドを駆動する
駆動回路、及び前記温度センサ219、220によって
検出された温度信号をメイン制御装置340に出力する
出力回路によって少なくとも構成されるものである。
尚、他の検出信号としてコンプレッサ201の低圧側及
び高圧側の圧力を検出し、これを空調装置の制御に加味
しても良いものである。
【0028】分岐ユニット3のメイン制御装置340
は、複数の室内ユニット制御装置406との間の信号の
入出力を行なうI/Oポート343と、室外ユニット制
御装置215との間に信号(データ)の入出力を行なう
I/Oポート346と、データバス347を介して前記
I/Oポート343、345と接続され、I/Oポート
343、345を介して入力されたデータが格納された
り、所定のプログラムを記憶する記憶装置(ROM/R
AM)345と、該記憶装置345からプログラムを呼
び出してデータを演算したり、演算されたデータを出力
するCPU(中央演算処理装置)344とから少なくと
も構成されるマイクロコンピュータを具備するものであ
る。また、このメイン制御装置は、分岐ユニット制御装
置を具備しており、各温度センサ316〜319の温度
信号がMPX(マルチプレクサ)341及びA/D変換
器342を介して入力され、前記電動膨張弁309、3
10のステッピングモータ314、315を駆動回路3
49を介して制御するものである。このように、メイン
制御装置340を分岐ユニット3に設けたことによっ
て、室内用熱交換器402及び室外用熱交換器203か
ら隔離できるために、メイン制御装置340を構成する
電子部品の熱影響による不具合を回避できるものであ
る。
【0029】また、分岐ユニット3には、電源回路34
8が設けられる。この電源回路348は、電源321か
ら供給される例えば、AC200Vを、各制御機器、例
えばコンプレッサ201、室外用送風機204、四方弁
202のソレノイド、ステッピングモータ314及び3
15、室内用送風機403、及び各制御装置406、3
40、215を稼動させる電圧に適宜変換して、各制御
機器に供給するものものである。これによって、電源3
21から最も電源配線を引き易い位置にある分岐ユニッ
ト3に電源配線を引くことができるので、配線作業を容
易に行なうことができるようになるものである。
【0030】以上の構成のマルチエアコン装置1におい
て、図7で示すように、冷房運転が設定された場合に
は、四方弁202の第1の端子202aと第2の端子2
02bが連通され、同時に第3の端子202cと第4の
端子202dが連通される。これによって、実線矢印で
示すように、コンプレッサ201で圧縮された高圧の気
体冷媒は、四方弁202を介して室外用熱交換器203
に至り、室外用送風機204によって送風された空気に
放熱して凝縮して高圧の液体冷媒となる。そしてバイパ
ス通路217を通過して第2のキャピラリー管207を
通過して第1の減圧が行なわれ、さらに第2の分岐通路
308から各々の分岐支線に配された電動膨張弁30
9、310を通過し、ここで第2の減圧が行なわれてさ
らに断熱膨張するものである。この場合、電動膨張弁3
09、310は、前記温度センサ318、319による
温度から演算される過冷却度(SC)が所定の値となる
ように、また第1の分岐通路307上に配された温度セ
ンサ316、317による温度から演算される過熱度
(SH)が所定の値となるように制御されるものであ
る。
【0031】前記電動膨張弁309、310を通過した
冷媒は、室内用熱交換器402A及び402Bに至り、
室内用送風機403によって送られる室内空気から熱を
吸熱して蒸発し、低温低圧の気体冷媒となるもので、第
1の分岐通路307、及び四方弁202を介してアキュ
ムレータ212に至り、気液分離が行なわれてコンプレ
ッサ201に吸引されるものである。これによって、室
内の熱を室外に排出する熱サイクルを構成することがで
き、室内の冷房運転を実行できるものである。
【0032】また、暖房運転が設定された場合には、四
方弁の第1の端子202aは第4の端子202dと連通
され、第2の端子202bは第3の端子202cと連通
される。これによって、破線矢印で示すように、コンプ
レッサ201で圧縮された高温高圧の冷媒は、四方弁2
02から第1の分岐通路307を介して室内用熱交換器
402A,402Bに送られ、室内用熱交換器402
A,402Bにおいて室内用送風機403によって送風
される室内空気に放熱して凝縮する。室内用熱交換器4
02A,402Bで凝縮された液体冷媒は、電動膨張弁
309、310を介して第2のキャピラリー管207及
び第1のキャピラリー管206に至り、この第2及び第
1のキャピラリー管207、206を通過して減圧され
る。この場合、前記電動膨張弁309、310は全開状
態となっている。そして、室外用熱交換器203におい
て通過する空気から熱を吸収して蒸発し、アキュムレー
タ212を介してコンプレッサ201に吸引されるもの
である。これによって、室内空気に放熱することができ
るので、室内の暖房運転を実行できるものである。
【0033】以上のようなマルチエアコン装置1におい
て、図8に示すものは、前記分岐ユニット3の具体的な
構成の一例を示したものである。この実施の形態におい
て、500は前記メイン制御装置340及び電源回路3
48が配設されたプリント基板を示すもので、このプリ
ント基板500は、前記電動膨張弁309及び310の
前面に配置される。これによって、マルチエアコン装置
1のメイン制御を司るメイン制御装置340のメンテナ
ンスを容易に行なうことができるものである。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、マルチエアコン装置の室外ユニットと複数の室内ユ
ニットの間に分岐ユニットを介在させ、該分岐ユニット
に電源回路及び室外ユニット及び室内ユニットの制御を
司るメイン制御装置を配したことによって、各ユニット
間の配管/配線を容易に行なうことができ、配管及び配
線、特に配管の延べ長さを大幅に減少でき、さらに作業
工数も大幅に減少させることができるので、コストダウ
ンを図ることができる。
【0035】また、配置場所が制限される室外ユニット
と、住人の希望する場所に配置される室内ユニットとを
それぞれ要求された場所に配しても、分岐ユニットを適
切な場所に配することができ、この分岐ユニット内にメ
イン制御装置のプリント基板を配設したことによって、
前記メイン制御装置のメンテナンスを容易に行なうこと
ができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るマルチエアコン装置の概略を示
した概略構成図である。
【図2】本願発明に係るマルチエアコン装置の配置のパ
ターンを示した説明図である。
【図3】本願発明に係るマルチエアコン装置の室外ユニ
ットの構成を示した構成図である。
【図4】本願発明に係るマルチエアコン装置の室内ユニ
ットの構成を示した構成図である。
【図5】本願発明に係るマルチエアコン装置の分岐ユニ
ットの構成を示した構成図である。
【図6】本願発明に係るマルチエアコン装置の制御装置
の構成を示した構成図である。
【図7】本願発明に係るマルチエアコン装置の冷暖房時
の冷媒の流れを示した説明図である。
【図8】本願発明に係る分岐ユニットの具体的な構成を
示した説明図である。
【符号の説明】
1 マルチエアコン装置 2 室外ユニット 3 分岐ユニット 4(4A,4B) 室内ユニット 201 コンプレッサ 202 四方弁 203 室外用熱交換器 204 室外用送風機 205 逆止弁 206、207 キャピラリー管 215 室内ユニット制御装置 218 第1の連結端子 219 第2の連結端子 301 第3の連結端子 303 第1の室内機側連結端子 304 第2の室内機側連結端子 307 第1の分岐通路 308 第2の分岐通路 309、310 電動膨張弁 314、315 ステッピングモータ 322 第4の連結端子 340 メイン制御装置 402 室内用熱交換器 403 室内用送風機 406 室内ユニット制御装置 408 操作部 500 プリント基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサと、このコンプレッサから
    吐出される冷媒流の方向を切換える切換手段、該切換手
    段の一方と接続される室外用熱交換器、該室外用熱交換
    器に接続される第1の膨張手段、該第1の膨張手段が接
    続される第1の連結端子、前記切換手段の他方が接続さ
    れる第2の連結端子、該室外用熱交換器に送風する室外
    用送風機、及び前記コンプレッサ、前記切換手段及び前
    記室外用送風機を制御する室外ユニット制御装置を少な
    くとも有する室外ユニットと、 室内用熱交換器、該室内用熱交換器の一端が接続される
    第5の連結端子、前記室内用熱交換器の他端が接続され
    る第6の連結端子、前記室内用熱交換器に送風する室内
    用送風機、及び前記室内用送風機を制御する室内ユニッ
    ト制御装置を少なくとも有する室内ユニットと、 配管を介して前記第1の連結端子と接続される第3の連
    結端子、配管を介して前記複数の室内ユニットの各々の
    第5の連結端子と接続される複数の第1室内機側連結端
    子、前記第3の連結端子と複数の第1室内機側連結端子
    とを接続する第1の分岐通路、配管を介して前記第2の
    連結端子と接続される第4の連結端子、配管を介して前
    記複数の室内ユニットの各々の第6の連結端子と接続さ
    れる複数の第2室内機側連結端子、該複数の第2室内機
    側連結端子の各々と接続される複数の第2膨張手段、前
    記第4の連結端子と該複数の第2膨張手段とを連結する
    第2の分岐通路、第2の膨張手段を制御する分岐ユニッ
    ト制御装置、前記室内ユニット及び前記室外ユニットに
    電力を供給する電源装置、及び前記分岐ユニット制御装
    置、前記室外用ユニット制御装置及び前記室内用制御装
    置とを関連付けて制御する主制御装置を少なくとも有す
    る分岐ユニットとを具備することを特徴とするマルチエ
    アコン装置。
  2. 【請求項2】 複数の第1室内機側連結端子及び複数の
    第2室内機側連結端子に至る配管上に温度検出手段を配
    し、該温度検出手段によって検出された温度信号は前記
    主制御装置に入力されることを特徴とする請求項1記載
    のマルチエアコン装置。
JP15925897A 1997-06-02 1997-06-02 マルチエアコン装置 Pending JPH10332216A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011093050A1 (ja) * 2010-01-26 2011-08-04 パナソニック株式会社 冷凍サイクル装置
JP2021071214A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社富士通ゼネラル 冷暖切換装置

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