JPH10331914A - 防振ダンパー及びその製造方法 - Google Patents

防振ダンパー及びその製造方法

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JPH10331914A
JPH10331914A JP14234697A JP14234697A JPH10331914A JP H10331914 A JPH10331914 A JP H10331914A JP 14234697 A JP14234697 A JP 14234697A JP 14234697 A JP14234697 A JP 14234697A JP H10331914 A JPH10331914 A JP H10331914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
vibration
gel material
vibration isolating
hollow portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP14234697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nishiyama
雅幸 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Priority to TW86115202A priority patent/TW386225B/zh
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Pending legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を溶着する作業を無くし、加工工数と部品
点数の削減を図ることができる防振ダンパーを得る。 【解決手段】 弾性材として熱可塑性エラストマー或い
はゴムで成形されたハット形状のハウジング12を備え
ている。ハウジング12の中空部には、防振吸収用の熱
可塑性ゲル材28が充填されおり、受け部22を内側か
ら支えると共に、防振ダンパー10の形状を保持してい
る。熱可塑性ゲル材28は、常温においてはゼリー状の
半固体であるので、開口したハウジング12の底部の蓋
を兼ねることができる。従って、ハウジングの中空部に
シリコンオイルを封入する従来タイプの防振ダンパーの
ように、蓋をハウジングの底部に溶着させる必要がな
く、加工工数と部品点数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を吸収する防
振ダンパー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、車に搭載されるCD
プレイヤー26は、車の振動による音飛びを防止するた
め、防振ダンパー44で支持されている。
【0003】この防振ダンパー44のハウジング46
は、図7(A)に示すように、金型48、50に、ブチ
ルゴムを注入し、冷却した後、図7(B)に示すよう
に、型開きをして取り出される。
【0004】次に、図7(C)に示すように、ハウジン
グ46の中空部に防振吸収用のシリコンオイル52を入
れ、図7(D)に示すように、ブチルゴム等で別途成形
した蓋54を接着剤で接着し、シリコンオイル52をハ
ウジング46内に封入して、防振ダンパー44が完成す
る。
【0005】また、別の製造方法として、ハウジング4
6の本体部を熱可塑性エラストマー(TPE)で成形
し、フランジ部をポリプロピレン(PP)で2色成形
し、上述したように、ハウジング46の中空部に防振吸
収用のシリコンオイル52を入れ、蓋54を超音波等に
よって溶着し、シリコンオイル52をハウジング46内
に封入する方法もある。
【0006】しかし、シリコンオイル52を封入する作
業は容易でなく、また、ハウジング46の成形、シリコ
ンオイル52の注入、蓋54を溶着する封入作業と、加
工工数が多く、製造コストの削減を図ることがむづかし
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、蓋を溶着する作業を無くして、加工工数と部品点
数を削減することができる防振ダンパー及びその製造方
法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、弾性材で成形されたハウジングに防振対象となるC
Dプレイヤー等が連結される。
【0009】ハウジングの中空部は、防振吸収用の熱可
塑性ゲル材で充填されている。この熱可塑性ゲル材はゼ
リー状の半固体であり、ハウジングの中空部に充填すれ
ば流れ出ないので、シリコンオイルを封入するときのよ
うに、開口したハウジングの底部に蓋を溶着させる必要
がなくなる。このため、加工工数と部品点数を削減する
ことができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、先ず、型合わ
せされた金型のキャビティ内へ、溶融した弾性材を注入
して、ハウジングを成形する。次に、金型の一方を開き
ハウジングの中空部に熱可塑性ゲル材で充填する。
【0011】このように、熱可塑性ゲル材を用いて防振
ダンパーを2色成形することによって、加工工数を削減
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図5に示すように、本形態に係る
防振ダンパー10は、弾性材として熱可塑性エラストマ
ー或いはゴムで成形されたハット形状のハウジング12
を備えている。ハウジング12の開口した底部からは、
半径方向へ鍔14が張り出しており、CDプレイヤー2
6が格納されるボックス16に固定されている。
【0013】また、ハウジング12の天壁18の中央部
は盛り上がっており、この隆起部20の頂面からハウジ
ング12の内部に向かって、有底筒状の受け部22が形
成されている。この受け部22には、CDプレイヤー2
6から突出する支持シャフト24が挿入されている。
【0014】さらに、ハウジング12の中空部には、防
振吸収用の熱可塑性ゲル材28が充填されおり、受け部
22を内側から支えると共に、防振ダンパー10の形状
を保持している。
【0015】この熱可塑性ゲル材28は、常温において
はゼリー状の半固体であるので、開口したハウジング1
2の底部の蓋を兼ねることができる。従って、ハウジン
グの中空部にシリコンオイルを封入する従来タイプの防
振ダンパーのように、蓋をハウジングの底部に溶着させ
る必要がなく、加工工数と部品点数を削減することがで
きる。
【0016】本形態では、熱可塑性ゲル材28の一例と
して、スチレン系の樹脂とオイルを混合したゲル材を使
用しており、溶融状態でハウジング12に充填される
と、ハウジング12の内壁に溶着する性質を備えてい
る。また、熱可塑性ゲル材28の硬度(SRIS)は4
°〜10°であり、防振性能に優れている。なお、防振
性能を試す実験では、コスモ計器(株)のコスモゲルを
使用した。
【0017】次に、本形態に係る防振ダンパーの製造方
法を説明する。図1に示すように、ハウジング12を構
成する熱可塑性エラストマー30を、射出成形機のシリ
ンダの中で加熱溶融させた後、型締めされた金型32、
34のキャビティ36の中へ、スクリューによってゲー
ト38から加圧注入する。
【0018】次に、図2に示すように、金型32を開い
て、図3に示すように、2次側成形用の金型60を金型
34と型合わせして、加熱溶融した熱可塑性ゲル材28
をゲート62から注入し、ハウジング12の中空部を、
熱可塑性ゲル材28で充填する。
【0019】次に、熱可塑性ゲル材28及び熱可塑性エ
ラストマー30が硬化した後、型開きすると、図4に示
すような防振ダンパー10が完成する。
【0020】このように、熱可塑性ゲル材28の2色成
形によって、加工工数を削減することができ、また、改
めて蓋を溶着させる必要もなくなる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、蓋を溶着
する作業が無くなり、加工工数と部品点数を削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る防振ダンパーの製造方法を示す説
明図である。
【図2】本形態に係る防振ダンパーの製造方法を示す説
明図である。
【図3】本形態に係る防振ダンパーの製造方法を示す説
明図である。
【図4】本形態に係る防振ダンパーの断面図である。
【図5】本形態に係る防振ダンパーの使用状態を示した
断面図である。
【図6】従来の防振ダンパーの使用状態を示した斜視図
である。
【図7】従来の防振ダンパーの製造方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
12 ハウジング 28 熱可塑性ゲル材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材で成形された中空のハウジング
    と、前記ハウジングの中空部に充填された防振吸収用の
    熱可塑性ゲル材と、を有することを特徴とする防振ダン
    パー。
  2. 【請求項2】 型合わせされた金型のキャビティ内へ、
    溶融した弾性材を注入してハウジングを成形する工程
    と、前記金型の一方を開き前記ハウジングの中空部に熱
    可塑性ゲル材で充填する工程と、を有することを特徴と
    する防振ダンパーの製造方法。
JP14234697A 1997-05-30 1997-05-30 防振ダンパー及びその製造方法 Pending JPH10331914A (ja)

Priority Applications (2)

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JP14234697A JPH10331914A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 防振ダンパー及びその製造方法
TW86115202A TW386225B (en) 1997-05-30 1997-10-16 Vibration damper and method for making the same

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JP14234697A JPH10331914A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 防振ダンパー及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165241A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Kitagawa Ind Co Ltd 防振支持具
JP2010194753A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Hotty Polymer Co Ltd プラスチック基礎製品

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4003549A4 (en) * 2019-07-22 2023-06-07 VT Advantec, LLC DAMPER FOR SPORTS EQUIPMENT AND SPORTS EQUIPMENT WITH IT

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