JPH10331861A - 弾性軸継手 - Google Patents
弾性軸継手Info
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- JPH10331861A JPH10331861A JP9160649A JP16064997A JPH10331861A JP H10331861 A JPH10331861 A JP H10331861A JP 9160649 A JP9160649 A JP 9160649A JP 16064997 A JP16064997 A JP 16064997A JP H10331861 A JPH10331861 A JP H10331861A
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- Japan
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- shaft
- hollow shaft
- elastic
- housing
- stopper pin
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- Granted
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- Steering Controls (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
つつも、信頼性を確保した弾性軸継手を提供する。 【解決手段】中空軸1の内周に密着するシール部材6が
設けられ、ストッパーピン4が、中空軸1とシール部材
6とを貫通しているので、中空軸1に、ストッパーピン
4を貫通させるための孔12を機械加工により形成した
場合に、内周のスプライン11上に切粉やバリが生じて
も、かかる切粉やバリをシール部材6で封入でき、それ
により切粉やバリのスプライン歯による噛み込みを防止
することができる。
Description
性軸継手に係り、特に車両のステアリング装置に使用さ
れる弾性軸継手の改良に関するものである。
は、車両の走行によって発生する車輪からの振動や、エ
ンジンの振動を吸収し、ステアリングホイールに不快な
振動が伝わらないように、弾性軸継手を介して連結され
ている。
フトに設けたものとしては、同心状に配されたシヤフト
と管状部材との間に半径方向に圧縮された状態で嵌挿さ
れたエラストマー材料からなるスリーブと、前記管状部
材の端部に設けられた切欠部にすきまを持って係合する
突起を有する前記シヤフトに固定されたワッシヤーとか
らなる運動伝達用組立体が知られている。(例えば、特
公昭57−45925号公報)
−17872号公報に示されているように、ステアリン
グシヤフトのダンパー装置として、断面が円形の外筒
に、断面が小判形の内筒を挿入して、その間にゴム等の
吸振部材を充填し、さらに小判形断面の軸を前記内筒に
弾性部材を介して圧入嵌合し、前記外筒に貫通穴を設け
て、前記内筒と前記軸とを貫通したストッパーピンを、
内筒と外筒とが相対変位を許容する如く、前記貫通穴に
挿入したステアリングシヤフトのダンパー装置が知られ
ている。
43494号公報に示されているように、ヨークを形成
したハウジングとステアリングシャフトとの間に弾性部
材を配置し、このハウジングに設けた開口を介して、外
方からピンを貫通させ、このピンにストッパーの機能を
持たせるようにしたものが知られている。
ける乗員の安全確保や軸方向の変位を吸収するという観
点から、ステアリングシャフトには、縮長可能な構成が
通常用いられている。より具体的には、例えば実公平7
−43494号公報に示されているように、一端近傍に
おいてストッパーピンが貫通した中空のステアリングシ
ャフトには、内周に雌スプラインが形成されている。更
に雄スプラインを設けたスプラインシャフトが、両スプ
ライン同士を係合させることにより、前記ステアリング
シャフトと連結されている。かかるスプラインシャフト
とステアリングシャフトとは、回転方向には一体的に回
転するため、ステアリングホイールからの操舵力を伝達
できるが、軸線方向には相対移動で、それにより縮長可
能な構成を形成している。
べるような問題がある。中空のステアリングシャフトに
おいて、雌スプラインは、機械加工における容易性等の
観点から、全長にわたって形成されるのが普通である。
しかるに、上述したように雌スプラインを全長にわたっ
て形成すると、ストッパーピンが貫通する孔まで雌スプ
ラインが形成されることとなる。
常ドリルによって穿孔されるため、切粉やバリが雌スプ
ライン上に生じやすい。このような切粉やバリを放置す
ると、例えば車両の振動等により落下若しくは移動し
て、スプライン歯同士の間に噛み込まれ、それによりス
テアリングシャフトとスプラインシャフトとの相対移動
を阻止し、その本来の機能を損なう恐れがある。しかし
ながら、雌スプライン上に生じた切粉やバリの排除は困
難であり、従って従来技術によれば、例えば手作業によ
り時間を掛けて、かかる切粉やバリの排除を行わなくて
はならなかった。
のかかる作業を低減させつつも、信頼性を確保した弾性
軸継手を提供することを目的とする。
く、本発明の弾性軸継手は、内周にスプライン歯を形成
し、主として回転運動を伝達する中空軸と、前記中空軸
を内包するハウジングと、前記中空軸と前記ハウジング
との間に設けられた弾性部材と、前記中空軸と前記ハウ
ジングの所定角度以上の相対変位を制限するストッパー
ピンとからなる弾性軸継手において、前記中空軸の内周
に密着するシール部材が設けられ、前記ストッパーピン
は、前記ハウジングと、前記弾性部材と、前記中空軸
と、前記シール部材とを貫通し、前記中空軸に対して固
定されたピンであるように構成してなる。
周に密着するシール部材が設けられ、前記ストッパーピ
ンが、前記中空軸と前記シール部材とを貫通しているの
で、例えば前記中空軸に、前記ストッパーピンを貫通さ
せるための孔を機械加工により形成した場合に、内周の
スプライン上に切粉やバリが生じても、かかる切粉やバ
リをシール部材で封入でき、それにより切粉やバリのス
プライン歯による噛み込みを防止することができる。
図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかか
る弾性軸継手の軸線方向断面図である。図2は、図1の
弾性軸継手をII−II線に沿って切断し矢印方向に見
た図である。図3は、図1の弾性軸継手を矢印III方
向から見た図である。図4は、図1の弾性軸継手をIV
−IV線に沿って切断し矢印方向に見た図である。
部には、自在継手の一部を構成するヨーク7が一対形成
されている。一方、ハウジング2の右端部には、大径部
23が形成されている。この大径部23内には、ハウジ
ング2の右端から突出するようにして弾性部材3が取り
付けられている。
る円管状の外環31と、円管状の内環33と、この間に
充填された弾性体32とからなる。内環33内には、中
空軸1が圧入嵌合されている。
雌スプライン11が形成されている。雌スプライン11
に係合するようにして雄スプライン51が端部に形成さ
れたスプライン軸5が、中空軸1内を延在している。ス
プライン軸5は、右端を不図示のステアリングホイール
に連結されている。両軸はスプライン結合されているの
で、ステアリングホイールからの操舵力に基づき、スプ
ライン軸5が回転すると、中空軸1はそれと一体的に回
転するが、スプライン軸5は、中空軸1に対して相対的
に軸線方向に移動可能となっている。
ール部材6により密封されている。シール部材6は、中
空軸1の雌スプライン11の内周に密着している。
性部材3の外環31及び弾性体32と、互いに圧入嵌合
された内環33及び中空軸1と、シール部材6とは組み
立てた状態において、半径方向外方から貫通され、それ
ぞれ貫通孔21,34,12,61を形成している。な
お、かかる貫通孔は、各部材の組立前にそれぞれ形成さ
れていても良い。
34,12,61内に挿入されている。貫通穴の径は、
貫通孔12,61については、ピン部材であるストッパ
ーピン4が圧入嵌合される寸法とし、貫通孔21,34
については、ストッパーピン4と所定のすきまδ(図
3)が得られるように少し大きな径に決定される。
12,61を介して、その先端がハウジング2を半径方
向に貫通する位置まで挿入された状態で、中空軸1に圧
入固定された後、ストッパーピン4の図中下方の部分1
3(中空軸1の外周近傍)が抜け止めのために加締めら
れる。尚、この加締めは、ストッパーピン4が中空軸1
に圧入されているので、省略することも可能である。
いて説明する。車両に搭載された状態で、自在継手から
ヨーク7を通してハウジング2に伝えられる振動は、弾
性部材3によって吸収され、中空軸1には伝わり難くな
る。一方、据え切り時の操舵トルク等の比較的大きな力
が作用した場合には、ストッパーピン4と貫通孔21,
34とが接触し、ハウジング2から中空軸1へとトルク
を伝達することができる。
間に弾性体32が充填された構成であるので、弾性部材
3の組立が単独ででき、組立の自動化も容易である。
尚、本実施例ではストッパーピン4は中空軸1に圧入さ
れているが、ストッパーピン4をハウジング2の貫通孔
に圧入するようにし、その代わりに中空軸1の貫通孔に
対しては所定のすきまを設ける構造とすることも可能で
ある。
について説明する。まず中空軸1に雌スプライン11を
形成し、その後シール部材6を中空軸1の内周に付着さ
せ、また弾性部材3を中空軸1の外周に嵌合させる。更
にドリル等を用いて、かかる組立体を半径方向に穿孔
し、貫通孔12,61を形成する。その後、ハウジング
2を弾性部材3の外周に圧入嵌合し、ストッパーピン4
を上述した態様で固定し、最後にスプライン軸5を挿入
する。
るので、貫通孔12,61をドリル等を用いて形成して
も、それにより生じた切粉やバリはシール部材6に封入
され、中空軸1内に落下することはない。従って、中空
軸1とスプライン軸5のスプライン歯における切粉やバ
リの噛み込みが防止でき、もって中空軸1とスプライン
軸5との相対軸線方向移動を確保することができる。
合、例えば水や小石等が飛散する場所に設置されること
があるが、かかるシール部材を設けることにより、水や
小石等が中空軸1内に侵入することを防止でき、それに
より中空軸1とスプライン軸5とが錆や異物の噛み込み
により固着することがないようにしている。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
によれば、中空軸の内周に密着するシール部材が設けら
れ、ストッパーピンが、前記中空軸と前記シール部材と
を貫通しているので、例えば前記中空軸に、前記ストッ
パーピンを貫通させるための孔を機械加工により形成し
た場合に、内周のスプライン上に切粉やバリが生じて
も、かかる切粉やバリをシール部材で封入でき、それに
より切粉やバリのスプライン歯による噛み込みを防止す
ることができる。
面図である。
し矢印方向に見た図である。
である。
し矢印方向に見た図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内周にスプライン歯を形成し、主として
回転運動を伝達する中空軸と、前記中空軸を内包するハ
ウジングと、前記中空軸と前記ハウジングとの間に設け
られた弾性部材と、前記中空軸と前記ハウジングの所定
角度以上の相対変位を制限するストッパーピンとからな
る弾性軸継手において、 前記中空軸の内周に密着するシール部材が設けられ、 前記ストッパーピンは、前記ハウジングと、前記弾性部
材と、前記中空軸と、前記シール部材とを貫通し、前記
中空軸に対して固定されたピンである弾性軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16064997A JP3684762B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 弾性軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16064997A JP3684762B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 弾性軸継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331861A true JPH10331861A (ja) | 1998-12-15 |
JP3684762B2 JP3684762B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=15719508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16064997A Expired - Lifetime JP3684762B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 弾性軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3684762B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340009A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-27 | Nsk Ltd | 弾性軸継手および筒状継手要素の製造方法 |
KR100461826B1 (ko) * | 1997-12-10 | 2005-05-19 | 현대자동차주식회사 | 프로펠러샤프트용요크 |
CN100458203C (zh) * | 2007-03-21 | 2009-02-04 | 太原市通泽成套设备有限公司 | 十字轴式万向联轴器 |
US10174565B2 (en) | 2010-06-30 | 2019-01-08 | Epiroc Rock Drills Aktiebolag | Driver for torque and rotation transfer from a rotational chuck to a drill steel |
US11167786B2 (en) * | 2019-03-26 | 2021-11-09 | Yamada Manufacturing Co., Ltd. | Steering shaft and method of manufacturing steering shaft |
-
1997
- 1997-06-04 JP JP16064997A patent/JP3684762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461826B1 (ko) * | 1997-12-10 | 2005-05-19 | 현대자동차주식회사 | 프로펠러샤프트용요크 |
JP2002340009A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-27 | Nsk Ltd | 弾性軸継手および筒状継手要素の製造方法 |
CN100458203C (zh) * | 2007-03-21 | 2009-02-04 | 太原市通泽成套设备有限公司 | 十字轴式万向联轴器 |
US10174565B2 (en) | 2010-06-30 | 2019-01-08 | Epiroc Rock Drills Aktiebolag | Driver for torque and rotation transfer from a rotational chuck to a drill steel |
US11167786B2 (en) * | 2019-03-26 | 2021-11-09 | Yamada Manufacturing Co., Ltd. | Steering shaft and method of manufacturing steering shaft |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3684762B2 (ja) | 2005-08-17 |
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