JPH10331757A - 回転流体圧装置 - Google Patents

回転流体圧装置

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JPH10331757A
JPH10331757A JP10142787A JP14278798A JPH10331757A JP H10331757 A JPH10331757 A JP H10331757A JP 10142787 A JP10142787 A JP 10142787A JP 14278798 A JP14278798 A JP 14278798A JP H10331757 A JPH10331757 A JP H10331757A
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JP
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star
shaft
fluid pressure
pressure device
shaped member
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Application number
JP10142787A
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English (en)
Inventor
Sohan Lal Uppal
ライ アッパル ソーハン
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0057Driving elements, brakes, couplings, transmission specially adapted for machines or pumps
    • F04C15/0061Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
    • F04C15/0073Couplings between rotors and input or output shafts acting by interengaging or mating parts, i.e. positive coupling of rotor and shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/103Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member one member having simultaneously a rotational movement about its own axis and an orbital movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04C2/103Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member one member having simultaneously a rotational movement about its own axis and an orbital movement
    • F04C2/104Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member one member having simultaneously a rotational movement about its own axis and an orbital movement having an articulated driving shaft

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のドッグボーンを配置する必要性を排除
し、安価で小型の装置を作成し、スルー軸モータ等、い
ろいろな選択に応じて柔軟に設計することができる、改
良されたカップリング装置を提供する。 【解決手段】 流体圧装置に用いられるカップリング装
置61はジェロータ歯車セット15を備えている。ジェロー
タ歯車セットは旋回回転する星形部材21を備えている。
カップリング部材63は、中空円筒状のものからなり、星
形部材側端部がピンにより軸29の末端部分31および星形
部材21に対して旋回回転可能に連結され、また、軸側端
部がピンにより軸29と共に回転可能に連結されている。
流体圧装置がモータである場合、カップリング装置61
は、星形部材21の旋回回転運動を出力軸29に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジェロータ型の流
体ディスプレースメント機構、特に、これに用いられる
改良されたカップリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジェロータ流体ディスプレースメント機
構(歯車セット)は、一般的になってきており、これら
の商業的使用が非常に普及している。ジェロータ歯車セ
ットは、低速、高トルクの流体圧モータにおける流体デ
ィスプレースメント機構として使用されているが、本発
明では主としてこれらの結合について説明する。しかし
ながら、本発明は、この使用に限定されることなく、流
体ディスプレースメント機構としてジェロータを使用す
る他の装置にも有利に適用することができることは、当
業者に理解されるであろう。例えば、ジェロータは、流
体圧パワーステアリングユニットにリンクされる全流体
の流量計として用いられ、一例として、本発明の譲受人
に譲受された米国再特許第25,291号に図示され、
記載されており、参考として含まれる。
【0003】市販されている最も低速で高トルクの歯車
モータは、米国特許第4,282,938号に図示され
説明された”スプールバルブ(spool valve) ”型のも
の、あるいは、米国特許第4,343,600号に図示
され説明された”ディスクバルブ(disk valve)”型のも
のがあり、これらは本発明の譲受人に譲受され、参考と
して含まれる。いずれの場合にも、当業者には周知であ
るように、ジェロータ歯車セットの星形部材が静止した
リング部材内を旋回回転するもので、このような旋回回
転が低速、高トルクの出力を供給する。
【0004】あいにく、一般にジェロータの星形部材の
旋回回転は、それ自体は、有用ではなく、モータの出力
軸のような部材の純回転運動に最初に変換しなければな
らない。流体圧パワーステアリングユニットの場合に
は、ジェロータの星形部材の旋回回転は、当業者には周
知であるように、追従バルブ部材(follow-up valve mem
ber)の回転部材に伝達される。低速、高トルクのジェロ
ータモータは、周知のように、市販されているものは、
典型的に、星形部材の旋回回転する動きを出力軸の回転
に変換する”ドッグボーン(dogbone) ”軸が使用されて
いる。このようなドッグボーン軸は、上述の特許に図示
され、説明されている。従来のドッグボーン軸は、むく
軸(solid shaft) であり、その両端には中高のスプライ
ン(crownedsplines) の外歯のセット、すなわち、ジェ
ロータの星形部材によって形成された直線状の内側スプ
ラインと噛合される一方のセット、および、出力軸によ
って形成されている直線状のスプラインと噛合される他
方の中高のスプラインのセットを有している。ドッグボ
ーン軸の中高の外部スプラインは、一端が旋回回転する
星形部材と係合され、他端が単に回転する出力軸に係合
されて、”揺動(wobble)”可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドッグボーン軸とスプ
ラインを用いた上述の装置は、一般的にモータパフォー
マンス、耐久性などの点で、商業的に成功しているが、
この装置は、避けられないものと従前から思われてきた
数々の不利益を有している。1つのモータに対して4つ
のスプライン(2つが中高となっており、1つは典型的
に止まり孔に配置される)を(ホブ、ロール、冷間鍛造
等により)形成する必要性は、モータの総コストを実質
的に増加させる。コストの増加要因としては、スプライ
ンだからというだけで星形部材を加熱処理する必要があ
り、このような加熱処理はたびたび星形部材にねじれを
生じさせることとなる。このねじれの可能性により、本
発明のときまでは、”ネットシェイプ”粉末冶金("net
shape" powdered metal)を用いてジェロータ歯車セット
の星形部材を成形するジェロータ技術の働きが妨げられ
てきた。
【0006】さらには、ドッグボーン軸が揺動すること
による内部スプラインと外部スプラインとの間の摩擦動
作は、圧力流体に変換する典型的なモータ内の温度を相
当上昇させ、この流体を冷却する必要性が増加するため
に、熱交換器が圧力流体回路に配置されていた。圧力流
体回路の温度上昇により負荷が増大すると、圧力流体回
路、車両、あるいは圧力流体回路に用いられている設備
の部品の総コストが常に増すこととなる。
【0007】さらに従来のドッグボーンとスプラインを
用いた装置には、以下の不利益があった。すなわち、多
くのモータにおいては、当業者には周知であるように、
ドッグボーンの揺動角度を小さくする必要があるため、
モータの全長を本来必要な長さよりも長くさせるような
長さをドッグボーン軸が有することとなり、さらにモー
タの重量やコストが増すこととなる。車両に取付ける場
合には、トルク容量の見地から、特に取り付けに必要
な、ジェロータモータの空間が不十分となる。
【0008】従来の出力軸/スプールバルブ組立体の内
歯スプラインは、いずれもスプールバルブの直径が大き
く、径方向に薄くなるので、漏出の可能性が増大する。
後者の場合、高圧下ではスプールバルブが径方向に圧縮
し、さらに漏出が増大すると共に、容積効率が損失する
結果となる。いずれの場合も、内部スプライン係合され
た出力軸は、この装置のパフォーマンスの可能性を削減
している。
【0009】”スルー−軸(thru-shaft)”型の、すなわ
ち、モータの両端部に延出し、同様のジェロータ歯車に
よって動力が共に供給される出力軸を有するジェロータ
モータは、結局、多くの取付け可能性がある。これらの
スルー軸ジェロータモータでは、本願発明のように、商
業的に実用的ではなかった。その理由のひとつには、モ
ータを大きくして、経済的に実現できそうもない程高価
なものにすること以外には、ジェロータ星形部材の旋回
回転運動から2つの反対に配置された出力軸の回転運動
に変換するのが困難であるからである。
【0010】本発明の目的は、ジェロータ流体ディスプ
レースメント機構、およびそのためのカップリング装置
を改良し、もって、上述した従来の技術のドッグボーン
とスプラインを用いた装置の問題を解決することにあ
る。
【0011】本発明のさらに特有の目的は、旋回回転す
るジェロータ星形部材と回転する軸(またはスリーブ)
との間の運動を変換するための、改良されたカップリン
グ装置を提供し、従来の技術よりも必要な機械加工が少
なくて済み、したがってかかる費用が少なく、しかも、
所定の部品に熱処理を施す必要性を排除することを目的
とする。
【0012】さらに、本発明は、回路の冷却負荷を減少
させるように、動作中の温度上昇の発生を少なくすると
共に、従来の技術よりも小型化して、モータ、その他の
装置の全体の大きさおよび重量を実質的に減少させるこ
とができる、改良されたカップリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】本発明のさらなる目的は、出力軸の内歯ス
プラインと外歯スプラインのような品目とすることによ
って、モータのスプールバルブやパワーステアリングユ
ニットのスプールとスリーブバルブ等の構成要素の大き
さが、揺動するドッグボーン軸のようにならないように
した、改良されたカップリング装置を提供することを目
的とする。
【0014】最終的には、本発明の目的は、星形部材が
静止したリング部材内を旋回回転する型のスルー軸ジェ
ロータモータを経済的に実施可能にする、改良されたカ
ップリング装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上述のあるいは
他の目的は、流体入口ポートおよび流体出口ポートが形
成されたハウジング手段と、このハウジング手段と関連
する流体エネルギ−転換ディスプレースメント手段とを
含み、また、内歯付きリング部材と、このリング部材内
に偏心して配置され、リング部材と相対的に旋回回転運
動する外歯付き星形部材とを含む型の回転流体圧力装置
によって達成される。リング部材の歯および星形部材
は、互いに係合されて回転旋回運動に応じて拡張・収縮
する流体容積室を形成する。バルブ手段は、ハウジング
手段と協働して、入口ポートと拡張する流体容積室との
間、および、収縮する流体容積室と出口ポートとの間で
流体を流通させる。軸手段はハウジング手段と相対的に
回転可能に支持されており、また、星形部材の旋回回転
運動を軸手段の回転運動へと変換する手段が設けられて
いる。
【0016】改良された回転流体圧装置は、星形部材に
隣接して配置された末端部分を備えた、軸手段からなる
旋回回転運動を変換するための手段によって特徴付けら
れている。ほぼ円筒形状の中空のカップリング部材が軸
手段の末端部分と係合されており、カップリング部材
は、星形側端部と軸側端部とを含み、且つ軸手段の回転
軸に対する揺動角を有している。第1手段は、カップリ
ング部材の星形側端部を星形部材に結合して、その内部
で旋回回転させる。第2手段は、カップリング部材の軸
側端部を軸手段に結合して、カップリング部材の軸端部
の回転運動を軸手段に伝動する。
【0017】
【発明の実施の形態】図を参照すると、図はこの発明を
限定するものではないが、図1は、本発明に従って作ら
れた低速、高トルクジェロータモータを示したもので、
特に”ミニ−モータ”として使用されるのに適した、す
なわち、すべての寸法に関して比較的小さくしたもので
ある。図1に示されたジェロータモータは、本発明の譲
受人に譲渡された米国特許第5,100,310,号の
特徴の多くを組み込んだもので、参照として本発明に含
まれる。図1に示されたジェロータモータは、複数のボ
ルト等、図1および2にはそれぞれ1本しか示されてい
ないが、複数の部品により互いにしっかりと固定されて
なるものである。このモータは、軸を支持するケーシン
グ13、ジェロータディスプレースメント機構15、お
よびバルブハウジング部17を備えている。
【0018】ジェロータ機構15は、この分野では公知
のもので、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,
533,302号に示され記載されており、本発明に組
み込まれるが、ここでは簡単に記載するだけにとどめ
る。ジェロータ機構15は、内歯付きリング部材19
と、この内歯付きリング部材19内に偏心した状態で配
置された外歯付き星形部材21とからなる。星形部材2
1は、この実施の形態においては、リング部材19内を
旋回回転し、この旋回回転運動は、複数の拡張する流体
容積室23、および複数の収縮する流体容積室25を形
成する。本発明の根本的な特徴ではないが、リング部材
19の内歯を構成するため、ほぼ円筒形の複数のローラ
27をリング部材19が含むことが望ましい。
【0019】図1を参照すると、ジェロータモータは、
軸を支持するケーシング13内に回転可能に支持された
出力軸29を備えている。この装置をポンプとして使用
する場合には、軸29は、特許請求の範囲に参照される
ように、入力軸とすることができ、”出力軸”が入力軸
および出力軸のいずれも意味し含むことを明確に理解さ
れたい。出力軸29は、ジェロータ機構15のすぐ隣に
位置していることから以下に出力軸29の”末端”部分
として参照される、小径の軸部分31が一体に形成され
ており、この小径部分31は、星形部材21によって形
成された中央開口を通って軸方向に延在している。前記
部分31に参照される”末端”の用語は、前記部分31
が星形部材21に隣接する端部を有することを意味して
いるのではなく、要するに、軸29が星形部材21を通
って延在させることができるという本発明の特徴を妨げ
るものではないことを、明確に理解されたい。
【0020】図1を参照すると、バルブハウジング部1
7は、入口ポート35、出口ポート37、およびケース
ドレインポート39を形成している。このバルブハウジ
ング17は、入口ポート35からハウジング部17によ
って形成されたバルブ穴43へと延びる、圧力通路41
を形成している。同様に、バルブハウジング部17は、
バルブ穴43から出口ポート37へと延びる、戻り通路
45を形成している。
【0021】バルブ穴43内にはスプールバルブ47が
回転可能に配置されている。当業者には周知であるよう
に、スプール部材47は、圧力通路41によって入口ポ
ートと連通された前方環状溝49と、戻り通路45によ
って出口ポート37と流体が流動する後方環状溝51と
を形成している。さらに、スプールバルブ部材47は、
前方溝49と連通する複数の前方軸方向溝53と、後方
溝51と連通する後方軸方向溝55とを形成している。
軸方向溝53および55は、スプールバルブ47の外周
に互いに組み合うように、互い違いに配置されている。
当業者には周知であるように、バルブハウジング部17
は、容積室23または25のいずれか一方と連通するよ
うにそれぞれ開口しており、且つ、スプールバルブが回
転したときに溝53または55と連通する、複数の通路
(ここでは示されていない)を形成している。したがっ
て、この実施の形態においては、5つの容積室23およ
び25があることにより、当業者には公知の理由で、5
つの連通通路と、4つの前方軸方向溝53と、4つの後
方軸方向溝55とが存在する。
【0022】本発明の1つの態様に従えば、スプールバ
ルブ47は、前述したように、出力軸29と一体に形成
された小径部分31と、一体に形成されている。言い換
えれば、出力軸29とスプールバルブ47は、部分的な
ものであり、全体を単一に構成したものである。しかし
ながら、このことは、ただ単に好ましい実施の形態であ
り、本発明の本質的な特徴ではないことを、当業者に理
解されるべきである。言い換えれば、本発明では出力軸
29とスプールバルブ47とを単一のもので構成するこ
ともできるが、このことは本発明の実施に必要なことで
はない。
【0023】図1−4の全体を参照しつつ、符号61で
示されたカップリング装置について述べる。小径部分3
1は、中空の、ほぼ円筒形状のカップリング部材63に
よって囲まれており、このカップリング部材63は、チ
ューブ状の部材を長さ方向に切断したものや、あるいは
鋳造品など、まったく簡素で安価な部材により構成する
ことが好ましい。カップリング部材63は、その後方す
なわち”星形部材側”の端部63aに、互いに径方向反
対側に配置された一対のノッチ65(図2)を形成して
いる。同様に、カップリング部材63は、その前方すな
わち”軸側”の端部63bに、互いに径方向反対側に配
置された一対のノッチ67を形成している。一対のノッ
チ65および67は典型的な刻み目をいれたもので、こ
れについたはさらに後述する。
【0024】図2および4に顕著に示されているよう
に、小径部分31は、径方向に延ばされた開口69を形
成し、また、図3および4に顕著に示されているよう
に、小径部分31は、径方向に延びる穴71を形成して
いる。開口69内には、延長ピン73が配置されてお
り、この延長ピン73は、開口69とノッチ65の双方
に対して密に嵌合されているが、開口69の隣接する表
面にピン73が決して係合することはない。延長ピン7
3の端部は、星形部材21によって形成された一対のピ
ン開口75内に受け止められている。言い換えれば、開
口69を単に設けたのは、カップリング部材63を星形
部材21と接続するための単一のピン73を、ただ単に
使用することができるようにさせるためにすぎない。同
様の方法で、穴71およびノッチ67の双方に対して密
に嵌合された延長ピン77が穴71内に配置されてい
る。ピン73とは異なって、延長ピン77の端部は、他
のいかなる構造にも係合することがないように、カップ
リング部材63を充分越えて延びてはいない。また、ピ
ン77が穴71の表面に係合されていることにより、ピ
ン77は軸29にトルクを変換することができる。
【0025】この実施の形態ではピン73および77は
円筒形状の部材により構成されているが、本発明の教え
から逸脱しない範囲で、ピン73および77は他の形状
および輪郭に変化させることができることは、本明細書
をさらに読解すれば、明らかとなるであろう。一例とし
て、ピン73および77の断面をほぼ矩形とすることも
できるが、この発明の目的のためには、開口69と穴7
1とを容易に合わせるため、円筒形状であることが好ま
しい。
【0026】ピン73が星形部材21とカップリング部
材の星形部材側端部63aとの間の相対的な回転を阻止
することにより、星形部材21が旋回回転すると、カッ
プリング部材の星形部材側63aも旋回回転すること
が、図2−4を見ることによって理解できるであろう。
径方向に延ばされた開口69は、星形部材21と星形部
材側端部63aとが、小径部分31に対して相対的に旋
回回転することを許容する。カップリング部材63は、
星形部材側端部63aの旋回回転運動を、軸側端部63
bの純回転に変換する。ピン77が穴71とノッチ67
に嵌合接続されていることにより、軸側端部63bの回
転運動は、出力軸29やスプールバルブ47と同じく、
部分31の回転運動に変換される。カップリング部材6
3と、部分31、すなわちスプールバルブ47との、軸
29の軸方向に対する”揺動”を許容するため、(図1
および4に示されたノッチ67のように)ノッチ65を
延長することが好ましい。
【0027】図1を見れば、本発明が実施可能であり、
スルー軸モータ(through-shaft motor) をかなり簡素な
構成とすることができることが当業者には良く理解され
るであろう。本発明の重要な鍵は、ジェロータ星形部材
を通って延びる軸を有することであり、適当な方法とし
て、旋回回転するジェロータ星形部材を、星形部材を貫
通して延在する星形部材の軸に、いかに連結するかは知
られていなかった。しかしながら、本発明では、軸29
の反対に配置される出力軸は、スプールバルブ47と一
体として、バルブハウジング部17の、図1における左
端部で支持することができる。
【0028】本発明を注意深く分析すれば、理論的に、
開口69と穴71との間に配置される小径部分31をな
くすことができることは、当業者には理解されるであろ
う。本発明の本質的な特徴は、星形部材21の旋回回転
運動を出力軸29の純回転運動に変換することにある。
しかしながら、小径部分31によって出力軸29をスプ
ールバルブ47と一体に成形することにより、カップリ
ング装置61は、出力軸29とスプールバルブ47の双
方を効果的に駆動する。また、延長ピン73および77
に代えて、それぞれ、2つに分けてより短いピンとする
こともできる。例えば、ピン73をより短い2つのピン
に代えて、それぞれ、一端を開口75内に配置すると共
に他端をノッチ65に係合し、開口69を貫通する部分
をなくする(したがって、開口69は必要なくなる)こ
とができる。ピン77をより短い2つのピンに代えて、
それぞれ、小径部分31の短い穴に受けられる内側端部
と、ノッチ67に係合される外側端部とを有するものと
することができる。
【0029】(図5に示した実施の形態)次に、主に図
5を参照すると、本発明の異なる実施の形態、すなわ
ち、ジェロータモータの出力軸に運動を変換するために
用いた本発明の代わりに、特許請求の範囲の意図する”
軸”が追従バルブ部材であり、ジェロータ星形部材の追
従運動を、全流体に連動して追従バルブ部材へと伝動す
るための、流体圧パワーステアリング装置が示されてい
る。
【0030】このステアリング装置すなわちステアリン
グコントロールユニット(SCU)は、ソーハン ライ
アッパルの名前で、1996年10月10日に”ステ
アリングコントロールユニット”として出願された米国
特許願第728,229号の同時継続出願の全般的な教
えに従って作られており、参考として含まれる。図5に
示されたSCUについてのみ、ここで説明する。SCU
は、バルブハウジング部81、符号83で示されたジェ
ロータディスプレースメント機構、および前端キャップ
85を備え、これらは複数のボルト87によって緊密に
密閉した状態で係合され、一体に保持されている。バル
ブハウジング部81は、流体入口ポート89と流体戻り
ポート(図示されていない)とを形成し、また、左シリ
ンダポート91と右シリンダポート(図示されていな
い)とを形成している。
【0031】ジェロータ歯車セットすなわちディスプレ
ースメント機構83は、図1ないし4に示した実施の形
態におけるジェロータ歯車セット15と同様のものとす
ることができる。しかしながら、当業者には周知である
ように、図2に示された内歯としての分離したローラと
は逆に、SCUにおいては典型的に、内歯を一体に形成
した内歯付きリング部材93が存在する。ジェロータ歯
車セット83も、従来のSCUのように、リング部材9
3内に偏心した状態で配置され、その内部で旋回回転運
動する、外歯星形部材95を備えている。SCUの技術
分野においては周知であるように、ジェロータ歯車セッ
ト83は、星形部材95の旋回回転運動により、シリン
ダポート91(左回りの場合)を通ってステアリングシ
リンダ(図示されていない)に流通する流体の量を計測
するような、流量計(fluid meter) として働く。
【0032】入力軸97は、前端キャップ85を通っ
て、流量計83の後方に延びており、主要部、すなわち
回転可能なスプールバルブ部材99を構成している。ス
プールバルブ99とバルブハウジング部81との径方向
の間には、追従スリーブバルブ101が回転可能に配置
されている。SCUの技術分野においても周知であるよ
うに、スプール99とスリーブ101との間の相対的な
回転量は、主流動路のオリフィスの大きさ、および、ス
テアリングシリンダへのSCUを通る流動比を決定す
る。
【0033】SCUにおいては、流量計83は、流体の
流量の計測のみならず、それ以外に、ステアリングシリ
ンダが所定の位置(ステアリング角)に移動した後に、
回転可能なスプール99とスリーブ101が相対的にニ
ュートラル位置に再び位置するまで、回転追従運動を追
従部材101に変換するよう機能する。本発明は、星形
部材95の旋回回転運動をスリーブの回転する追従運動
に変換することを可能としており、ある意味では簡潔で
ありまた有効でもある。
【0034】入力軸97は、図1乃至4に示した実施の
形態における開口69と同様の、径方向に延ばされた開
口97を形成している。入力軸97はまた、図1乃至4
に示した実施の形態の単なる円筒形の穴71と同様の、
径方向に延びた穴105を形成している。しかしなが
ら、軸の径が相対的に小さい場合には、例えば、開口を
軸97とスプール99の回転を許容する砂時計のような
の形状に形成する等、軸を通って延びるピン開口を単な
る円筒形以外の形状とすることができる。入力軸97の
回りは、星形部材側端部107aと軸側端部107bと
を有するカップリング部材107により取り囲まれてい
る。カップリング部材の星形部材側端部107aは、径
方向反対側に配置された一対のノッチ109を形成し、
またこれと同様に、カップリング部材の軸側端部107
bは、径方向反対側に配置された一対のノッチ111を
形成している。
【0035】延長された開口103には延長されたピン
113が延ばされており、その端部は、ノッチ109を
通って延びて密に嵌合され、且つ、星形部材95の開口
に受け止められている。カップリング部材107の星形
部材側端部107aは、図1乃至4に示した実施の形態
において述べた連結と同じようにして、旋回回転するこ
とができる。穴105には延長されたピン115が通さ
れて延びており、その端部はノッチ111内に密に嵌合
するように配置されている。ピン115は、ピン113
と異なり、また先に述べた実施の形態の両ピンとも異な
っており、ピン115の長さは、ピン115がSCUの
軸回りに回転することができるように、バルブハウジン
グ部81によって形成されたバルブ穴の径よりもわずか
に短いことが望ましい。
【0036】スリーブバルブ101は、ピン115の両
端の対向する側に配置された一対の駆動舌片119を備
えた前方端部117を含んでいる。星形部材側端部10
7aの旋回回転運動は、ピン115の回転に変換され
て、軸側端部107bが純回転運動することとなり、回
転運動に変換されて、スリーブバルブ101が追従動作
する。
【0037】第1の実施の形態(図1乃至4)と第2の
実施の形態(図5)との両者の違いに注意されたい。第
1の実施の形態においては、カップリング部材63は、
星形部材21の前端に結合され、前方に延出して出力軸
29を駆動する。第2の実施の形態においては、カップ
リング部材107も星形部材95の前端と結合されてい
るが、カップリング部材107は後方に延出しており、
星形部材95によって形成された中心開口を軸方向に貫
通し、星形部材95の後方に配置されたスリーブバルブ
と係合されている。第1の実施の形態との他の相違点
は、延長されたピン73および77が90度離して互い
に直角に配置されていることである。第2の実施の形態
では、延長されたピン113および115は互いに平行
に配置されている。特に、モータの場合には、カップリ
ング部材63をより頑丈にするため、ノッチ65と67
を互いに90度離してオフセットさせることが望まし
い。
【0038】(図6に示した実施の形態)次に、主に図
6を参照すると、図1の実施の形態とはいくぶん異なる
構造あるいは構成の、本発明の低速、高トルクジェロー
タモータに用いられる異なる実施の形態が示されてい
る。図6においては、構成要素に”200”以上の符号
を付しており、上記に含まれた米国特許第4,343,
600号に従ったディスクバルブ型のモータが示されて
いる。しかしながら、この米国特許と図6に示したモー
タとでは、とても相違していることが、この説明を読み
進むにつれて明らかになってくるであろう。
【0039】モータの”前方”端部とは、図1の実施の
形態では右側であったのに対して、図6においては左側
であることに注意されたい。図6のモータは、出力軸2
03を回転可能に支持する前方ベアリングハウジング2
01を備えている。このベアリングハウジング201に
隣接して、内歯付きリング部材207と外歯付き星形部
材209とを備えた、符号205で示すジェロータ歯車
セットが配置されている。
【0040】歯車セット205の後方には、入口ポート
213と出口ポート215を備えたバルブハウジング2
11が配置されている。ハウジング211内には、回転
可能なディスクバルブ217およびバランシングリング
(balancing ring)219が配置され、この両者を配置す
ることは、当業者には周知のことである。
【0041】図1に示した実施の形態と同様に、出力軸
203は、星形部材209によって形成された中央開口
を通って後方に延在する、小径部分221を備えてい
る。この小径部分221は、ベアリングセット223
(概略しか示されていない)によってバルブハウジング
211内に回転可能に支持されており、そして、このハ
ウジング211から小径部分221が後方に延出してい
ることにより、貫通した”スルー軸”となっている。当
業者には周知であるように、大多数のスルー軸モータの
必要条件を満たす前方および後方の双方に延在する軸を
一体にした、単一の軸を有するような、スルー軸型のジ
ェロータモータにおいては、両軸が星形部材の回転速度
で駆動されることが普通は望ましい。
【0042】この技術分野では明白であるように、本発
明の特徴の鍵は、上述した比較的短いカップリング部材
を採用することであり、軸がカップリング部材を通って
軸方向に延在していることにある。図6に示した実施の
形態は、図1に示した実施の形態と比較してある相違点
がある。図6においては、星形部材209は、その前方
端に向って、直線状の内歯スプライン225を備えてお
り、また、小径部分221は、ベアリング組223の前
方に隣接する方向に向って、外歯すなわち中高のスプラ
イン227を備えている。小径部221の回りはカップ
リング部材229に取り囲まれている。カップリング部
材229の前方は、外歯の組すなわち内歯スプライン2
25と係合される中高のスプライン231を備えてい
る。カップリング部材229の後方は、外歯すなわち中
高のスプライン227に係合される直線状の内歯スプラ
イン233を形成している。星形部材209が旋回回転
すると、その動きはカップリング部材229の前方に伝
動され、同時にカップリング部材229の後方端部が単
に回転して、回転運動を小径部分221、すなわち出力
軸の前方および後方の双方に変換する。したがって、カ
ップリング部材229は、特許請求の範囲で用いた用語
として、末端部分と”作用可能に関連”することとな
る。
【0043】カップリング部材229は、スプライン2
31および233の軸方向の間に配置された、一対の径
方向反対の、延長された開口235を形成している。ピ
ン237は、開口235を通って径方向に延び、その反
対側の端部がそれぞれディスクバルブ217に係合して
おり、部分221の回転がディスクバルブに変換され、
ディスクバルブ217が、当業者には良く理解されるで
あろう”低速”バルブとして回転する。
【0044】本発明のいろいろな実施の形態を再考する
ことによって、本発明は、モータあるいはSCUの設計
者にとって実質的に柔軟性のある設計で、ジェロータ星
形部材の旋回回転運動を軸の回転に変換することができ
ることが理解されるであろう。ジェロータ星形部材の回
転運動は、星形部材の前方あるいは後方のいずれの方向
にも変換することができ、また、従来の軸あるいは星形
部材と同じ回転運動を有することが要求されるバルブ部
材(SCUの場合)のいずれにも変換することができ
る。さらには、星形部材の旋回回転運動は、ノッチ内の
ピンによって、またはスプラインの係合、あるいは同様
に機能する適当な手段によって、その運動を、星形部材
からカップリングに、そしてカップリング部材から軸ま
たはスリーブに変換することができる、上述のカップリ
ング部材によって行われる。
【0045】本発明は、明細書において詳細に説明して
きたが、明細書を読んで理解すれば、当業者には種々の
変更が明らかになる。そのような変更は添付した請求の
範囲内にある限り、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って作られた、低速、高トルクジェ
ロータモータの軸方向断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2と同じ縮尺率の図1の3−3線断面図であ
る。
【図4】図1と同様に、本発明の一面の詳細を拡大させ
て示した軸方向の断面を示した一部破断拡大図である。
【図5】流体圧パワーステアリングユニットに用いられ
る本発明のカップリング装置の完全に流体連結された状
態を示す軸方向断面図である。
【図6】本発明のカップリング装置を、実施の形態を替
えて、異なる型の低速、高トルクジェロータモータに用
いた場合の軸方向断面図である。
【符号の説明】
15 流体エネルギ転換ディスプレースメント手段 17 ハウジング手段 19 リング部材 21 星形部材 23 拡張流体容積室 25 収縮流体容積室 29 軸手段(出力軸) 31 末端部分 35 入口ポート 37 出口ポート 47 バルブ手段(バルブ部材) 63 カップリング部材 63a 星形部材側端部 63b 軸側端部 71 第1手段(延長駆動部材) 77 第2手段(延長駆動部材) 81 ハウジング手段 83 流体エネルギ転換ディスプレースメント手段 89 入口ポート 93 リング部材 95 星形部材 97 入力軸 99 バルブ手段 101 バルブ手段(軸手段) 107 カップリング部材 107a 星形部材側端部 107b 軸側端部 113 第1手段(第1延長駆動手段) 115 第2手段(第2延長駆動手段) 117 末端部分 203 軸手段(出力軸) 205 流体エネルギ転換ディスプレースメント手段 207 リング部材 209 星形部材 211 ハウジング手段 213 入口ポート 215 出口ポート 217 バルブ手段(バルブ部材) 221 末端部分 225 第1手段(内歯スプライン) 227 第2手段(外歯スプライン) 229 カップリング部材 231 第1手段(外歯スプライン) 233 第2手段(内歯スプライン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の入口ポート(35;89;21
    3)および流体の出口ポート(37;215)が形成さ
    れたハウジング手段(17;81;211)と、 該ハウジング手段(17;81;211)と組み合わさ
    れ、内歯付きリング部材(19;93;207)および
    該内歯付きリング部材(19;93;207)内に偏心
    して配置された外歯付き星形部材(21;95;20
    9)を備え、前記リング部材と相対的に旋回回転運動す
    る、流体エネルギ−転換ディスプレースメント手段(1
    5;83;205)と、を備え、 前記リング部材(19;93;207)の内歯と前記星
    形部材(21;95;209)とが相互に係合されて、
    旋回回転運動に応じて拡張および収縮する拡張流体容積
    室(23)および収縮流体容積室(25)が形成され;
    バルブ手段(47;99,101;217)が前記ハウ
    ジング手段(11)と協働して前記入口ポート(35;
    89;213)と前記拡張流体容積室(23)との間、
    および、前記出口ポート(37;215)と前記収縮流
    体容積室(25)との間で流体を流通させ;軸手段(2
    9;101;203)が前記ハウジング手段(17;8
    1;211)と相対的に回転可能に支持され;変換手段
    が前記星形部材の旋回回転運動を前記軸手段(29;1
    01;203)の回転運動に変換する;形式の回転流体
    圧装置であって; (a)前記旋回回転運動の変換手段は、前記星形部材
    (21,95,209)と隣接して配置された末端部分
    (31;117;221)を備えた、前記軸手段(2
    9;101;203)により構成され; (b)中空円筒状のカップリング部材(63;107;
    229)が前記軸手段(29;101;203)の前記
    末端部分(31;117;221)と組み合わされ、前
    記カップリング部材(63;107;229)は、星形
    部材側端部(63a,107a)および軸側端部(63
    b,107b)を備えると共に、前記軸手段(29;1
    01;203)の軸方向に対して所定の揺動角度の軸線
    を有しており; (c)前記カップリング部材(63;107;229)
    は、第1手段(73;113;225;231)によ
    り、その星形部材側端部(63a,107a)が前記星
    形部材(21;95;209)に連結されて旋回回転
    し; (d)前記カップリング部材(63;107;229)
    は、第2手段(77;115;227;233)によ
    り、その前記軸側端部(63b,107b)が前記軸手
    段(29;101;203)に連結されて、前記カップ
    リング部材(63;107;229)の前記軸側端部
    (63b,107b)の回転運動を前記軸手段に伝動す
    ることを特徴とする回転流体圧装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブ手段がほぼ円筒形状のバルブ
    部材(47;217)からなり、前記ディスプレースメ
    ント手段(15;205)が前記軸手段(29;20
    3)と前記バルブ部材(47;217)との軸方向の間
    に配置され、前記回転流体圧装置がモータを構成するも
    のであり、前記軸手段がモータの出力軸(29;20
    3)からなることを特徴とする請求項1に記載の回転流
    体圧装置。
  3. 【請求項3】 前記出力軸手段(29;203)の前記
    末端部分(31;221)は、前記星形部材(21;2
    09)によって形成された中心開口を通って延在してお
    り、前記末端部分(31;221)は、前記バルブ手段
    (47;217)と共に回転するように固定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転流体圧装置。
  4. 【請求項4】 前記第1手段は、前記カップリング部材
    (63;107)の前記星形部材側末端(63a;10
    7a)が互いに径方向反対側に配置された一対のノッチ
    (65;109)を形成し、第1延長駆動部材(73;
    113)が前記星形部材(21;95)に駆動可能に係
    合されると共に前記星形部材によって形成された中央開
    口(33)の径方向に沿って延在しており、前記第1延
    長駆動部材(73;113)は、前記星形部材側端部
    (63a;107a)によって形成された一対のノッチ
    (65;109)内を通り抜けて、密にそれぞれ配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の回転流体圧
    装置。
  5. 【請求項5】 前記軸手段(29;97)の前記末端部
    分(31)は、前記星形部材(21;95)によって形
    成された前記中央開口(33)の軸方向に延在し、前記
    末端部分(31)は、径方向に延長された開口(69;
    103)を形成し、前記第1延長駆動手段(73;11
    3)は、前記開口(69;103)を通って延在して、
    前記末端部(31)に対する前記星形部材(21;9
    5)および前記第1延長駆動部材(73;113)の旋
    回を許容することを特徴とする請求項4に記載の回転流
    体圧装置。
  6. 【請求項6】 前記第2手段は、前記カップリング部材
    (63;107)の前記軸側端部(63b;107b)
    が互いに径方向反対側に配置された一対のノッチ(6
    7;111)を形成し、第2延長駆動部材(77;11
    5)が前記軸手段(29;101)の前記末端部分(3
    1;117)に駆動可能に係合され、前記第2延長駆動
    部材(77;115)が前記軸側端部(63b;107
    b)によって形成された一対のノッチ(67;111)
    内を通り抜けて、密にそれぞれ配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載の回転流体圧装置。
  7. 【請求項7】 前記軸手段(29;101)の前記末端
    部分(31;117)は、前記末端部分(31;11
    7)の径方向に沿って延びる開口(71;105)を形
    成し、前記開口(71;105)は、前記第2第延長駆
    動部材(77;115)をその中に受け止めていること
    を特徴とする請求項6に記載の回転流体圧装置。
  8. 【請求項8】 前記ほぼ円筒形状の、中空のカップリン
    グ部材(63;107;229)が前記軸手段(29;
    101;203)の前記末端部分(31;221)の回
    りを取り囲んでいることを特徴とする請求項1に記載の
    回転流体圧装置。
  9. 【請求項9】 前記回転流体圧装置は、前記星形部材
    (95)によって形成された中央開口を通って延在して
    回転追従バルブ部材(101)を構成する入力軸(9
    7)を備えたパワーステアリング装置を構成するもので
    あり、前記ほぼ円筒形状の、中空のカップリング部材
    (107)が、入力軸(97)の回りを取り囲むと共に
    前記星形部材(95)に隣接して配置された位置で前記
    追従部材(101)と連結されていることを特徴とする
    請求項1に記載の回転流体圧装置。
  10. 【請求項10】 前記カップリング部材(229)の星
    形部材側端部を前記星形部材(209)に結合する前記
    第1手段は、前記星形部材が形成する内歯スプライン
    (225)のセットと、該内歯スプライン(225)に
    係合される前記星形部材(209)が形成する中高の外
    歯スプライン(231)とからなるものであることを特
    徴とする請求項8に記載の回転流体圧装置。
  11. 【請求項11】 前記内歯スプライン(225)は、直
    線状のスプラインにより構成され、前記外歯スプライン
    (231)は、中高のスプラインにより構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の回転流体圧装置。
  12. 【請求項12】 前記カップリング部材(229)の前
    記軸側端部を前記軸手段(203)に結合する前記第2
    手段は、前記カップリング部材(229)が形成する内
    歯スプライン(233)のセットと、軸手段(203)
    の前記末端部分(221)が形成する、前記内歯スプラ
    イン(233)に係合される外歯スプライン(227)
    とにより構成されたものであることを特徴とする請求項
    8に記載の回転流体圧装置。
  13. 【請求項13】 前記内歯スプライン(233)は、直
    線状のスプラインにより構成され、前記外歯スプライン
    (227)は、中高のスプラインにより構成されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転流体圧装置。
JP10142787A 1997-05-23 1998-05-25 回転流体圧装置 Pending JPH10331757A (ja)

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