JPH10331724A - Egrガス冷却装置 - Google Patents

Egrガス冷却装置

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JPH10331724A
JPH10331724A JP9139918A JP13991897A JPH10331724A JP H10331724 A JPH10331724 A JP H10331724A JP 9139918 A JP9139918 A JP 9139918A JP 13991897 A JP13991897 A JP 13991897A JP H10331724 A JPH10331724 A JP H10331724A
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JP
Japan
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egr gas
cooling device
gas cooling
heat exchange
water pipe
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Application number
JP9139918A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshida
宏行 吉田
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、排気系からEGR管路を介して吸
気マニホールドに再循環されるEGRガスを冷却するた
めのEGRガス冷却装置に関し、エンジンルーム内に容
易,確実に配置することを目的とする。 【解決手段】 排気系からEGR管路を介して吸気マニ
ホールド21に再循環されるEGRガス35を冷却する
ためのEGRガス冷却装置において、吸気マニホールド
21内に、この吸気マニホールド21の側壁21cに隣
接して、EGRガス導入穴21p,25aが開口される
熱交換室21dを形成するとともに、側壁21cに熱交
換室21dに開口する開口部21eを形成し、熱交換室
21d内に複数の放熱フィン33が形成される冷却水パ
イプ23を配置し、この冷却水パイプ23の開口部21
e側に開口部21eより大きいフランジ部25を形成
し、このフランジ部25により開口部21eを覆ってな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気系からEGR
管路を介して吸気マニホールドに再循環されるEGRガ
スを冷却するためのEGRガス冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンでは、排気ガス中におけ
る窒素酸化物(NOx)を低減させるために、排気ガス
の一部を排気系から取り出し、混合気に加えるEGR
(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)が行われ
ている。このようなEGRを行うためのEGR装置は、
排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして燃焼室
に吸入される混合気に再循環させるように構成されてお
り、例えば、図14に示すように、排気マニホールド
(または排気管)1と吸気マニホールド2との間を接続
するEGR通路3と、このEGR通路3に設けられたE
GR弁4とを備えている。
【0003】そして、EGR弁4の開度をエンジンの運
転状態に応じて適宜に制御することにより、吸入混合気
に対するEGRガスの割合が調整される。このようなE
GR装置では、EGRガスが混合気と共に燃焼室に取り
込まれるため、EGRガスの温度を適度な温度に維持す
る必要がある。すなわち、EGRガスは、本来高温であ
るが、このEGRガスの温度が高すぎると、混合気が加
熱されて熱膨張することにより空気の充填効率が悪くな
り、混合気の燃焼率が悪化してエンジンの出力低下を招
く虞がある。
【0004】一方、EGRガスの温度が低すぎると、E
GRガス中のタール等の付着物質の粘度が増加して、付
着物質がEGR通路,EGR弁等に付着し易くなり、装
置の信頼性を低下させる虞がある。
【0005】従来、EGRガスを冷却する冷却装置を備
えたEGR装置として、例えば、特開平7−18062
0号公報等に開示されるものが知られている。図15
は、この種のEGR装置に配置される冷却装置を示すも
ので、この冷却装置は、排気マニホールドとEGR弁と
を接続する管路に配置されている。この冷却装置は、外
筒5の軸長方向に、多数のパイプ6を配置して構成され
ており、図16に示すように、パイプ6の両端が端板7
に支持されている。
【0006】外筒5の外周には、冷却水の入口パイプ8
および出口パイプ9が開口されている。また、外筒5の
上端および下端には、フランジ部10,11が形成され
ている。上端のフランジ部10には、排気マニホールド
からの配管12が取付フランジ13を介して連結され、
下端のフランジ部11には、EGR弁への配管14が取
付フランジ15を介して連結されている。
【0007】この冷却装置では、排気マニホールド側の
配管12からEGRガスが外筒5内に導入され、外筒5
内のパイプ6の間を流れる冷却水により冷却された後、
EGR弁側の配管14に導出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のEGRガス冷却装置では、冷却装置を、排気
マニホールドとEGR弁とを接続する管路12,14の
間に配置しているため、配管の取り回し、および、冷却
装置の固定が複雑になり、狭いエンジンルーム内に冷却
装置をレイアウトすることが困難になるという問題があ
った。
【0009】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、エンジンルーム内に容易,確実に
配置することができるEGRガス冷却装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のEGRガス冷
却装置は、排気系からEGR管路を介して吸気マニホー
ルドに再循環されるEGRガスを冷却するためのEGR
ガス冷却装置において、前記吸気マニホールド内に、こ
の吸気マニホールドの側壁に隣接してEGRガス導入穴
が開口される熱交換室を形成するとともに、前記側壁に
前記熱交換室に開口する開口部を形成し、前記熱交換室
内に複数の放熱フィンが形成される冷却水パイプを配置
し、この冷却水パイプの前記開口部側に前記開口部より
大きいフランジ部を形成し、このフランジ部により前記
開口部を覆ってなることを特徴とする。
【0011】請求項2のEGRガス冷却装置は、請求項
1記載のEGRガス冷却装置において、前記フランジ部
にEGRガス導入穴を形成してなることを特徴とする。
請求項3のEGRガス冷却装置は、請求項1または請求
項2記載のEGRガス冷却装置において、前記熱交換室
の内壁に、前記冷却水パイプの垂直方向に突出する仕切
部を形成してなることを特徴とする。
【0012】請求項4のEGRガス冷却装置は、請求項
3記載のEGRガス冷却装置において、前記仕切部の前
記開口部側に配置される前記放熱フィンを、前記EGR
ガス導入穴に向けて傾けるとともに、前記仕切部の前記
開口部側と反対側に配置される前記放熱フィンを、前記
開口部側の前記放熱フィンと逆向きに傾けてなることを
特徴とする。
【0013】請求項5のEGRガス冷却装置は、請求項
4記載のEGRガス冷却装置において、前記仕切部を、
前記熱交換室の内壁の対向面に交互に形成するととも
に、前記仕切部の間に配置される前記放熱フィンを交互
に逆向きに傾けてなることを特徴とする。請求項6のE
GRガス冷却装置は、請求項1ないし請求項5のいずれ
か1項記載のEGRガス冷却装置において、前記冷却水
パイプの前記開口部と反対側に、小フランジ部を形成
し、この小フランジ部を、前記熱交換室の前記開口部と
反対側に形成される貫通穴に当接してなることを特徴と
する。
【0014】請求項7のEGRガス冷却装置は、請求項
1ないし請求項5のいずれか1項記載のEGRガス冷却
装置において、前記冷却水パイプをU字形状に形成し、
この冷却水パイプの両端を前記フランジ部に接続してな
ることを特徴とする。請求項8のEGRガス冷却装置
は、請求項7記載のEGRガス冷却装置において、前記
放熱フィンを、前記冷却水パイプの往路部と復路部との
両方に跨り配置してなることを特徴とする。
【0015】請求項9のEGRガス冷却装置は、請求項
7または請求項8記載のEGRガス冷却装置において、
前記冷却水パイプのU字底部に、位置決め用突起の形成
されるブラケットを固定し、この位置決め用突起を前記
熱交換室の前記開口部と反対側の内壁に形成される係止
凹部に係合してなることを特徴とする。請求項10のE
GRガス冷却装置は、請求項1ないし請求項9のいずれ
か1項記載のEGRガス冷却装置において、前記冷却水
パイプを、断面長円形状に形成してなることを特徴す
る。
【0016】請求項11のEGRガス冷却装置は、請求
項1ないし請求項10のいずれか1項記載のEGRガス
冷却装置において、前記放熱フィンをディンプル加工し
てなることを特徴とする。請求項12のEGRガス冷却
装置は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載
のEGRガス冷却装置において、前記放熱フィンをルー
バー加工してなることを特徴とする。
【0017】(作用)請求項1のEGRガス冷却装置で
は、吸気マニホールド内に、EGRガス導入穴が開口さ
れる熱交換室が形成され、この熱交換室に開口する開口
部から、放熱フィンとフランジとを形成した冷却水パイ
プが挿入され、開口部がフランジにより覆われる。
【0018】そして、EGRガス導入穴から熱交換室に
導入されたEGRガスが、放熱フィンの間を通過し、こ
の放熱フィンを介して、冷却水パイプ中に流通される冷
却水により、EGRガスが冷却される。請求項2のEG
Rガス冷却装置では、フランジ部にEGRガス導入穴が
形成されるため、フランジ部を開口部に当接するだけ
で、熱交換室にEGRガス導入穴が形成される。
【0019】請求項3のEGRガス冷却装置では、熱交
換室の内壁に仕切部が形成され、この仕切部により、熱
交換室に導入されるEGRガスが熱交換室内を蛇行して
放熱フィンの間を隅々まで通るため、高い熱交換効率で
EGRガスが冷却される。請求項4のEGRガス冷却装
置では、放熱フィンが、熱交換室内を流れるEGRガス
の流通方向に合わせて傾けられ、容易にEGRガスが熱
交換室内に流通され、EGRガスの流通量の低下が防止
される。
【0020】請求項5のEGRガス冷却装置では、熱交
換室に複数の仕切部が形成され、熱交換室内でのEGR
ガスの流通経路が長くされ、より効率良く、EGRガス
が冷却される。請求項6のEGRガス冷却装置では、冷
却水パイプの開口部と反対側に小フランジ部が形成さ
れ、この小フランジ部が、熱交換室の開口部と反対側に
形成される貫通穴に当接され、容易に冷却水パイプが熱
交換室内の所定の位置に支持される。
【0021】請求項7のEGRガス冷却装置では、冷却
水パイプがU字形状に形成され、熱交換室が、より小さ
く形成される。請求項8のEGRガス冷却装置では、放
熱フィンが、冷却水パイプの往路部と復路部の両方に跨
り配置されるため、放熱フィンの配置構造が簡素化さ
れ、熱交換室が、より小さく形成される。
【0022】請求項9のEGRガス冷却装置では、冷却
水パイプのU字底部に位置決め突起を形成したブラケッ
トが固定され、この位置決め突起が熱交換室の係止凹部
に係合され、容易に冷却水パイプが熱交換室内の所定の
位置に配置される。請求項10のEGRガス冷却装置で
は、冷却水パイプが断面長円形状に形成されるため、冷
却水パイプと放熱フィンの接触面積が増大され、より高
い熱交換効率でEGRガスが冷却される。
【0023】請求項11のEGRガス冷却装置では、放
熱フィンにディンプル加工がされ、より高い熱交換効率
でEGRガスが冷却される。請求項12のEGRガス冷
却装置では、放熱フィンにルーバー加工がされ、より高
い熱交換効率でEGRガスが冷却される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0025】図1および図2は、本発明のEGRガス冷
却装置の第1の実施形態(請求項1ないし請求項4,請
求項6に対応する)を示しており、符号21は、例え
ば、鋳鉄,樹脂あるいはアルミニウム合金等からなる吸
気マニホールドを示している。この吸気マニホールド2
1の長尺方向の中央には、混合気20を吸気マニホール
ド21内に流入するための流入用フランジ部21aが一
体形成されている。
【0026】吸気マニホールド21の流入用フランジ部
21aの対向面側には、混合気20をエンジン側に供給
するための供給穴21bが、所定間隔を置いて4箇所形
成されている。吸気マニホールド21内には、この吸気
マニホールド21の側壁21cに隣接して、熱交換室2
1dが一体形成されている。
【0027】側壁21cには、熱交換室21dに開口す
る開口部21eが形成されている。熱交換室21dの開
口部21eと反対側の壁面には、吸気マニホールド21
内に貫通する貫通穴21fが形成されている。
【0028】熱交換室21dの流入用フランジ部21a
側の壁面には、流入用フランジ部21aに向けて貫通す
るEGRガス吹出穴21gが形成されている。熱交換室
21d内の長尺方向の中央には、EGRガス吹出穴21
g側の壁面から突出する仕切壁21hが一体形成されて
いる。また、熱交換室21d内には、吸気マニホールド
21の長尺方向に沿って、例えば、ステンレス鋼からな
る冷却水パイプ23が配置されている。
【0029】この冷却水パイプ23の開口部21e側に
は、この開口部21eより大きい、例えば、ステンレス
鋼からなるフランジ部25が形成されている。このフラ
ンジ部25の中心側には、熱交換室21dに貫通するE
GRガス導入穴25aが形成され、フランジ部25の4
隅には、取付穴25bが形成されている。
【0030】そして、取付ボルト26が取付穴25bを
貫通して、吸気マニホールド21に形成されるねじ穴2
1jに螺合され、冷却水パイプ23が吸気マニホールド
21内に固定されている。冷却水パイプ23の中央付近
には、貫通穴21fに、熱交換室21d側から当接され
る小フランジ部27が形成されている。
【0031】この小フランジ部27の貫通穴21f側に
は、図3に示すように、位置決め用突起27aが形成さ
れ、熱交換室21dの貫通穴21fの側方に形成される
係止凹部21kに係合されている。冷却水パイプ23の
開口部21eと反対側の端には、熱交換室21dの貫通
穴21fより小さいフランジ部29が形成され、このフ
ランジ部29は、吸気マニホールド21の側壁21cと
反対側の側壁21mに形成される貫通穴21nに当接さ
れている。
【0032】このフランジ部29には、ボルト穴29a
が形成され、このボルト穴29aには、ウエルドナット
31が固定されている。さらに、冷却水パイプ23のフ
ランジ部25とフランジ部27との間には、例えば、ス
テンレス鋼からなる放熱フィン33が複数形成されてい
る。これ等放熱フィン33の内、仕切壁21hの開口部
21e側に配置される放熱フィン33aはEGRガス導
入穴25aに向けて傾けられ、仕切壁21hの開口部2
1eと反対側に配置される放熱フィン33bは、放熱フ
ィン33aと逆向きに傾けられている。
【0033】上述したEGRガス冷却装置では、図4に
示すように、高温のEGRガス35が、EGRガス導入
穴25aから熱交換室21d内に流入される。流入した
EGRガス35は、仕切壁21hにより向きを変えら
れ、放熱フィン33aの間を通過し、さらに、放熱フィ
ン33bの間を通過し、冷却水パイプ23内を開口部2
1e側に向けて流通する冷却水37により、放熱フィン
33a,33bを介して冷却される。
【0034】冷却されたEGRガス35は、EGRガス
吹出穴21gから吸気マニホールド21内に吹き出さ
れ、流入用フランジ部21aから吸気マニホールド21
内に流入する混合気20と混合される。以上のように構
成されたEGRガス冷却装置では、吸気マニホールド2
1内に熱交換室21dを形成し、放熱フィン33が形成
される冷却水パイプ23を熱交換室21dに開口する開
口部21eから挿入し、冷却水パイプ23の開口部21
e側に形成されるフランジ部25により開口部21eを
覆ったので、冷却装置をエンジンルーム内に容易,確実
に配置することができる。
【0035】また、フランジ部25にEGRガス導入穴
25aを形成したので、フランジ部25を開口部21e
に当接するだけで、容易に熱交換室21dにEGRガス
導入穴25aを形成することができる。そして、熱交換
室21d内に仕切壁21hを形成し、この仕切壁21h
によりEGRガス35が熱交換室21d内を蛇行し放熱
フィン33の間を隅々まで通るようにしたので、高い熱
交換効率でEGRガス35を冷却することができる。
【0036】さらに、放熱フィン33を、熱交換室21
dを流れるEGRガス35の流通方向に合わせて傾けた
ので、容易にEGRガス35を熱交換室21d内に流通
させることができ、EGRガス35の流通量の低下を防
止することができる。また、冷却水パイプ23の開口部
21eと反対側に小フランジ部27を形成し、この小フ
ランジ部27を熱交換室21dの開口部21eと反対側
に形成する貫通穴21fに当接したので、容易に冷却水
パイプ23を熱交換室21d内の所定の位置に支持する
ことができる。
【0037】そして、小フランジ部27に位置決め用突
起27aを形成し、熱交換室21dの貫通穴21fの側
方に係止凹部21kを形成したので、容易かつ確実に、
冷却水パイプ23を熱交換室21d内の所定の位置に配
置することができる。図5は、本発明のEGRガス冷却
装置の第2の実施形態(請求項1,請求項3および請求
項4,請求項6に対応する)を示している。
【0038】本実施形態は、上述したEGRガス冷却装
置の第1の実施形態に比べて、吸気マニホールド21の
側壁21cに形成される開口部21eおよび冷却水パイ
プ23に形成されるフランジ25の形状が相違してい
る。従って、第1の実施形態との相違点のみを説明し、
重複説明を避けるとともに、共通部位には、同一符号を
用いて説明する。
【0039】この実施形態では、吸気マニホールド21
の側壁21cの開口部21eが、第1の実施形態より小
さく形成され、この開口部21eの側方に、EGRガス
導入穴21pが形成されている。また、冷却水パイプ2
3の開口部21e側には、開口部21eの形状に合わせ
てフランジ部25が形成されている。
【0040】この実施形態のEGRガス冷却装置におい
ても、第1の実施形態と略同様の効果を得ることができ
る。図6は、本発明のEGRガス冷却装置の第3の実施
形態(請求項5に対応する)を示している。本実施形態
では、熱交換室21d内の内壁の対向面に、仕切壁21
hが交互に3箇所形成され、この仕切壁21hの間に配
置される放熱フィン33が交互に逆向きに傾けられてい
る。
【0041】この実施形態のEGRガス冷却装置におい
ても、第1の実施形態と略同様の効果を得ることができ
るが、この実施形態では、仕切壁21hを複数形成した
ので、この仕切壁21hと放熱フィン33とにより、熱
交換室21d内を流れるEGRガス35の流通経路を長
くすることができ、高い熱交換効率でEGRガス35を
冷却することができる。
【0042】図7は、本発明のEGRガス冷却装置の第
4の実施形態(請求項7および請求項9に対応する)を
示している。本実施形態では、冷却水パイプ23がU字
形状に形成され、冷却水パイプ23の両端が、フランジ
25に接続されている。冷却水パイプ23の往路部23
aと復路部23bとには、仕切壁21hを境界として逆
向きに傾く放熱フィン33a,33bが形成されてい
る。
【0043】冷却水パイプ23のU字底部23cには、
例えば、ステンレス鋼からなるブラケット41が固定さ
れている。このブラケット41のフランジ25と反対側
には、位置決め用突起41aが一体形成されている。そ
して、この位置決め用突起41aは、熱交換室21dの
開口部21eと反対側の壁面に形成される係止凹部21
qに係合されている。
【0044】この実施形態のEGRガス冷却装置では、
冷却水パイプ23をU字形状に形成したので、第1およ
び第2の実施形態に比べ、熱交換室21dをより小さく
形成することができる。また、冷却水パイプ23のU字
底部23cに位置決め用突起41aを形成したブラケッ
ト41を固定し、この位置決め用突起41aを熱交換室
21dの係止凹部21qに係合したので、容易かつ確実
に、冷却水パイプ23を熱交換室21d内の所定の位置
に配置することができる。
【0045】図8は、本発明のEGRガス冷却装置の第
5の実施形態(請求項8および請求項9に対応する)を
示している。本実施形態では、放熱フィン33a,33
bが、冷却水パイプ23の往路部23aと復路部23b
との両方に跨って配置されている。この実施形態のEG
Rガス冷却装置では、放熱フィン33a,33bを、冷
却水パイプ23の往路部23aと復路部23bとの両方
に跨って配置したので、放熱フィン33a,33bの配
置構造を簡素化することができ、熱交換室21dをより
小さく形成することができる。
【0046】なお、上述した第1ないし第5の実施形態
では、放熱フィン33a,33bを冷却水パイプ23に
対し傾けて形成した例について述べたが、本発明はかか
る実施形態に限定されるものでなく、例えば、図9に示
すように、放熱フィン33a,33bを冷却水パイプ2
3に垂直に形成しても良い。また、上述した第1ないし
第5の実施形態では、冷却水パイプ23を断面円形状に
形成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態
に限定されるものでなく、例えば、図10に示すよう
に、断面長円形状に形成しても良く、この場合、冷却水
パイプ23と放熱フィン33の接触面積を増大すること
ができ、より高い熱交換効率でEGRガス35を冷却す
ることができる。
【0047】そして、上述した第1ないし第5の実施形
態では、放熱フィン33を四角形形状に形成した例につ
いて述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるも
のでなく、例えば、図12に示すように、長円形状に形
成しても良い。
【0048】また、上述した第1ないし第5の実施形態
では、表面加工をしていない放熱フィン33を用いた例
について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものでなく、例えば、図13に示すように、表面にデ
ィンプル加工を施した放熱フィン33を用いても良く、
この場合、より高い熱交換効率でEGRガスを冷却する
ことができる。
【0049】また、上述した第1ないし第5の実施形態
では、表面加工をしていない放熱フィン33を用いた例
について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものでなく、例えば、図14に示すように、表面にル
ーバー加工を施した放熱フィン33を用いても良い。
【0050】
【発明の効果】請求項1のEGRガス冷却装置では、吸
気マニホールド内に熱交換室を形成し、放熱フィンが形
成される冷却水パイプを熱交換室に開口する開口部から
挿入し、冷却水パイプの開口部側に形成されるフランジ
部により開口部を覆ったので、冷却装置をエンジンルー
ム内に容易,確実に配置することができる。
【0051】請求項2のEGRガス冷却装置では、フラ
ンジ部にEGRガス導入穴を形成したので、フランジ部
を開口部に当接するだけで、容易に熱交換室にEGRガ
ス導入穴を形成することができる。請求項3のEGRガ
ス冷却装置では、熱交換室の内壁に仕切部を形成し、こ
の仕切部によりEGRガスが熱交換室内を蛇行し放熱フ
ィンの間を隅々まで通るようにしたので、高い熱交換効
率でEGRガスを冷却することができる。
【0052】請求項4のEGRガス冷却装置では、放熱
フィンを、熱交換室を流れるEGRガスの流通方向に合
わせて傾けたので、容易にEGRガスを熱交換室内に流
通させることができ、EGRガスの流通量の低下を防止
することができる。請求項5のEGRガス冷却装置で
は、熱交換室に複数の仕切部を形成したので、この仕切
壁により、熱交換室内を流れるEGRガスの流通経路を
長くすることができ、高い熱交換効率でEGRガスを冷
却することができる。
【0053】請求項6のEGRガス冷却装置では、冷却
水パイプの開口部と反対側に小フランジ部を形成し、こ
の小フランジ部を熱交換室の開口部と反対側に形成する
貫通穴に当接したので、容易に冷却水パイプを熱交換室
内の所定の位置に支持することができる。請求項7のE
GRガス冷却装置では、冷却水パイプをU字形状に形成
したので、熱交換室をより小さく形成することができ
る。
【0054】請求項8のEGRガス冷却装置では、放熱
フィンを、冷却水パイプの往路部と復路部との両方に跨
って配置したので、放熱フィンの配置構造を簡素化する
ことができ、熱交換室をより小さく形成することができ
る。請求項9のEGRガス冷却装置では、冷却水パイプ
のU字底部に位置決め用突起を形成したブラケットを固
定し、この位置決め用突起を熱交換室の係止凹部に係合
したので、容易かつ確実に、冷却水パイプを熱交換室内
の所定の位置に配置することができる。
【0055】請求項10のEGRガス冷却装置では、冷
却水パイプを断面長円形状に形成したので、冷却水パイ
プと放熱フィンの接触面積を増大することができ、より
高い熱交換効率でEGRガスを冷却することができる。
請求項11のEGRガス冷却装置では、放熱フィンにデ
ィンプル加工を行ったので、より高い熱交換効率でEG
Rガスを冷却することができる。請求項12のEGRガ
ス冷却装置では、放熱フィンにルーバー加工を行ったの
で、より高い熱交換効率でEGRガスを冷却することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGRガス冷却装置の第1の実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1の詳細を示す分解斜視図である。
【図3】図1の小フランジ部の詳細を示す断面図であ
る。
【図4】熱交換室内のEGRガスの流通経路を示す断面
図である。
【図5】本発明のEGRガス冷却装置の第2の実施形態
の要部を示す分解斜視図である。
【図6】本発明のEGRガス冷却装置の第3の実施形態
を示す断面図である。
【図7】本発明のEGRガス冷却装置の第4の実施形態
を示す断面図である。
【図8】本発明のEGRガス冷却装置の第5の実施形態
を示す断面図である。
【図9】冷却水パイプに垂直に放熱フィンを形成した例
を示す断面図である。
【図10】冷却水パイプを断面長円形状に形成した例を
示す断面図である。
【図11】放熱フィンを長円形状に形成した例を示す断
面図である。
【図12】放熱フィンの表面にディンプル加工を施した
例を示す断面図である。
【図13】放熱フィンの表面にルーバー加工を施した例
を示す断面図である。
【図14】従来のEGR装置を示す説明図である。
【図15】従来のEGRガス冷却装置を示す斜視図であ
る。
【図16】図15の要部の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
21 吸気マニホールド 21c 側壁 21d 熱交換室 21e 開口部 21f 貫通穴 21h 仕切壁(仕切部) 21q 係止凹部 23 冷却水パイプ 23a 往路部 23b 復路部 23c U字底部 25 フランジ部 25a,21p EGRガス導入穴 27 小フランジ部 33,33a,33b 放熱フィン 35 EGRガス 41 ブラケット 41a 位置決め用突起

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系からEGR管路を介して吸気マニ
    ホールド(21)に再循環されるEGRガス(35)を
    冷却するためのEGRガス冷却装置において、 前記吸気マニホールド(21)内に、この吸気マニホー
    ルド(21)の側壁(21c)に隣接して、EGRガス
    導入穴(21p,25a)が開口される熱交換室(21
    d)を形成するとともに、前記側壁(21c)に前記熱
    交換室(21d)に開口する開口部(21e)を形成
    し、前記熱交換室(21d)内に複数の放熱フィン(3
    3)が形成される冷却水パイプ(23)を配置し、この
    冷却水パイプ(23)の前記開口部(21e)側に前記
    開口部(21e)より大きいフランジ部(25)を形成
    し、このフランジ部(25)により前記開口部(21
    e)を覆ってなることを特徴とするEGRガス冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記フランジ部(25)にEGRガス導入穴(25a)
    を形成してなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のEGRガ
    ス冷却装置において、 前記熱交換室(21d)の内壁に、前記冷却水パイプ
    (23)の垂直方向に突出する仕切部(21h)を形成
    してなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記仕切部(21h)の前記開口部(21e)側に配置
    される前記放熱フィン(33a)を、前記EGRガス導
    入穴(21p,25a)に向けて傾けるとともに、前記
    仕切部(21h)の前記開口部(21e)側と反対側に
    配置される前記放熱フィン(33b)を、前記開口部
    (21e)側の前記放熱フィン(33a)と逆向きに傾
    けてなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記仕切部(21h)を、前記熱交換室(21d)の内
    壁の対向面に交互に形成するとともに、前記仕切部(2
    1h)の間に配置される前記放熱フィン(33a,33
    b)を交互に逆向きに傾けてなることを特徴とするEG
    Rガス冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記冷却水パイプ(23)の前記開口部(21e)と反
    対側に、小フランジ部(27)を形成し、この小フラン
    ジ部(27)を、前記熱交換室(21d)の前記開口部
    (21e)と反対側に形成される貫通穴(21f)に当
    接してなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記冷却水パイプ(23)をU字形状に形成し、この冷
    却水パイプ(21)の両端を前記フランジ部(25)に
    接続してなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記放熱フィン(33)を、前記冷却水パイプ(23)
    の往路部(23a)と復路部(23b)との両方に跨り
    配置してなることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載のEGRガ
    ス冷却装置において、 前記冷却水パイプ(23)のU字底部(23c)に、位
    置決め用突起(41a)の形成されるブラケット(4
    1)を固定し、この位置決め用突起(41a)を前記熱
    交換室(21d)の前記開口部(21e)と反対側の内
    壁に形成される係止凹部(21q)に係合してなること
    を特徴とするEGRガス冷却装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項記載のEGRガス冷却装置において、 前記冷却水パイプ(23)を、断面長円形状に形成して
    なることを特徴するEGRガス冷却装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1項記載のEGRガス冷却装置において、 前記放熱フィン(33)をディンプル加工してなること
    を特徴とするEGRガス冷却装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1項記載のEGRガス冷却装置において、 前記放熱フィン(33)をルーバー加工してなることを
    特徴とするEGRガス冷却装置。
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