JPH10331616A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH10331616A
JPH10331616A JP9139776A JP13977697A JPH10331616A JP H10331616 A JPH10331616 A JP H10331616A JP 9139776 A JP9139776 A JP 9139776A JP 13977697 A JP13977697 A JP 13977697A JP H10331616 A JPH10331616 A JP H10331616A
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JP
Japan
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valve
inner ring
engine
internal combustion
combustion engine
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JP9139776A
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English (en)
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Hiroomi Nemoto
浩臣 根本
Shigemasa Kajiwara
滋正 梶原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F01L1/267Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機関の運転状態に応じて吸気弁や排気弁である
機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置にお
いて、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性を細
密に変更可能とし、機関弁のリフト状態を簡単に検出可
能とする。 【解決手段】内輪37、外輪38、ならびに遊星回転体
40を回転自在に支持するキャリア39を構成要素とす
る動力伝達手段36の各構成要素のうち、第1の構成要
素38がカム軸28に連動、連結され、第2の構成要素
37が機関弁VIに連結され、第3の構成要素39に、
機関の運転状態に応じて第3の構成要素39の回動量を
制御する回動量制御手段48が連結され、内輪37を支
持する支軸41に設けられてオイル通路57に通じる第
1排出孔62に連通可能な第2排出孔63が、支軸41
に対する相対角変位量を内輪37が変化させるのに伴っ
て第1排出孔62との連通面積を変化させることを可能
として内輪37に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁装
置に関し、特に、機関の運転状態に応じて吸気弁や排気
弁である機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特公
平7−107368号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、機関弁に連なるロッカアームを、カムプロフ
ィルが異なる複数種類の動弁カムで択一的に切換えて駆
動するように構成されており、機関弁の作動特性が機関
の運転状態に応じて2あるいは3段階に切換えられるも
のである。しかるに、機関の出力トルク、燃費および排
気性状等の機関性能をより向上するためには、機関運転
状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に切換え可能
とすることが望ましく、上記従来の動弁装置の構成で
は、カムプロフィルを異ならせたより多くの種類の動弁
カムが必要となって動弁装置が大型化してしまい、実現
が困難である。
【0004】また従来のものでは、機関弁のリフト状態
を検出する手段が具備されていないので、機関弁のフィ
ードバック制御や、機関弁のリフト異常検出が困難であ
った。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性
を細密に変更可能とするとともに、機関弁のリフト状態
を簡単に検出可能とした内燃機関の動弁装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、機関の運転状態に応じて機
関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置におい
て、オイル通路が設けられる支軸に該支軸の軸線まわり
に回動可能として支持される内輪と、該内輪と同一軸線
まわりの回動を可能として内輪を囲繞する外輪と、内輪
および外輪間に配置される遊星回転体を前記内輪および
外輪の軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支持すると
ともに該遊星回転体の前記内輪まわりの公転に連動して
回動するキャリアとを構成要素とし、それらの構成要素
のうち第1の構成要素がカム軸の回転に応じた回動作動
を可能として該カム軸の動弁カムに連動、連結され、第
2の構成要素が機関弁に連結される動力伝達手段と;該
動力伝達手段の各構成要素のうち第3の構成要素に連結
されるとともに該第3の構成要素の回動量を機関の運転
状態に応じて制御する回動量制御手段と;一定圧でオイ
ルを吐出可能として前記オイル通路に接続されるオイル
供給手段と;前記オイル供給手段およびオイル通路間に
設けられる油圧検出手段と;を備え、前記オイル通路に
通じて前記支軸に設けられる第1排出孔に連通可能な第
2排出孔が、機関弁のリフト量変化に応じて前記支軸に
対する相対角変位量を前記内輪が変化させるのに伴って
第1排出孔との連通面積を変化させることを可能とし
て、前記内輪または該内輪と一体に作動する部材に設け
られることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、動力伝達手段を構成す
る3つの構成要素のうち第1および第2の構成要素が、
カム軸および機関弁にそれぞれ連動、連結され、第3の
構成要素の回動量が回動量制御手段で制御されることに
より、カム軸の回転による第1の構成要素の回動に伴う
第2の構成要素の回動すなわち機関弁の作動特性が制御
されることになり、第3の構成要素の回動量を回動量制
御手段でより細密に制御することにより、機関弁の作動
特性をより細密に制御することが可能となる。しかも動
力伝達手段は、それを構成する3つの構成要素すなわち
内輪、外輪およびキャリアが同一軸線まわりに回動可能
に配置されて成るものであることにより、動力伝達手段
をコンパクトに纏めることができ、動弁装置の小型化を
図ることができる。また機関弁のリフト量変化に伴って
支軸に対する内輪の相対角変位量が変化し、それにより
第2排出孔の第1排出孔との連通面積が変化することに
よってオイル通路の油圧が変化することになり、その油
圧変化を油圧検出手段で検出することにより機関弁のリ
フト状態を容易に検出することが可能となる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、動力伝達手段が、内
輪である太陽ギヤと、外輪であるリングギヤと、遊星回
転体である遊星ギヤを回転自在に支持するキャリアとか
ら成る遊星ギヤ式に構成されることにより、動力伝達手
段を構成する各構成要素相互の噛合い連結により、機関
弁の作動特性を正確に制御することが可能となる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、前記第2排出孔
が前記外輪に向けて開口せしめられることにより、第2
排出孔から排出されるオイルを外輪の潤滑に有効に利用
することができる。
【0010】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1ないし3記載の発明のいずれかの構成に加えて、複数
気筒の各動力伝達手段に共通である支軸に設けられる単
一のオイル通路と、単一のオイル供給手段との間に、各
気筒に共通である単一の油圧検出手段が設けられること
により、各気筒の機関弁のリフト状態を少ない部品点数
で容易に検出することができる。
【0011】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1ないし4記載の発明のいずれかの構成に加えて、前記
油圧検出手段は、油圧センサと、該油圧センサの検出値
が入力されるフィルタとを備えることにより、フィルタ
を通過せしめることにより油圧センサの検出値を簡単に
平均化し、平均化された油圧で機関弁のリフト状態を容
易に検出することができる。
【0012】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1ないし5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記油圧検出手段で検出された検出値に基づいて機関弁の
作動特性を目標特性に近付けるべく回動量制御手段の作
動量を制御する作動量制御手段を備えることにより、簡
単な構成で機関弁のフィードバック制御が可能となり、
機関弁の作動特性制御の精度が向上する。
【0013】さらに請求項7記載の発明によれば、上記
請求項1ないし5のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、前記油圧検出手段で検出された検出値に基づいて機
関弁の作動状態の異常を検出する異常検出手段を備える
ことにより、簡単な構成で機関弁の作動異常を検出する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図9は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は内燃機関の要部縦断面図、図2は
図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4
は開弁時の図2に対応した断面図、図5は吸気側動弁装
置の斜視図、図6は4気筒内燃機関の各吸気側動弁装置
への油圧供給回路図、図7は弁リフトの変化に対する油
圧の変化を示す図、図8は弁リフト量に対応した平均油
圧を示す図、図9は弁作動特性制御手順を示すフローチ
ャートである。
【0016】先ず図1において、図示しないシリンダブ
ロックに摺動可能に嵌合されるピストンの上面およびシ
リンダヘッド14間に燃焼室15が形成され、シリンダ
ヘッド14には、燃焼室15の天井面に開口するように
して一対の吸気弁口16…ならびに一対の排気弁口17
…が設けられ、両吸気弁口16…は吸気ポート18に連
通され、両排気弁口17…は排気ポート19に連通され
る。
【0017】両吸気弁口16…を個別に開閉可能な一対
の機関弁としての吸気弁VI …のステム20…は、シリ
ンダヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒21…に
摺動可能に嵌合され、各ガイド筒21…から上方に突出
したステム20…の上端部に設けられるリテーナ22…
とシリンダヘッド14との間には各ステム20…を囲繞
するコイル状の弁ばね23…が設けられ、それらの弁ば
ね23…により吸気弁VI …は吸気弁口16…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口17…を個別に開閉
可能な一対の排気弁VE …のステム24…は、シリンダ
ヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒25…に摺動
可能に嵌合され、各ガイド筒25…から上方に突出した
ステム24…の上端部に設けられるリテーナ26…とシ
リンダヘッド14との間には各ステム24…を囲繞する
コイル状の弁ばね27…が設けられ、それらの弁ばね2
7…により排気弁VE …は排気弁口17…を閉じる方向
に付勢される。
【0018】上記両吸気弁VI …および両排気弁VE
間には、図示しないクランク軸の軸線と平行なカム軸2
8が両吸気弁VI …の上端および両排気弁VE …の上端
よりも下方に位置するようにして回転自在に配置されて
おり、該カム軸28は1/2の減速比で前記クランク軸
に連動、連結される。しかもシリンダヘッド14の上面
にはオイルバス30が形成されており、前記カム軸28
は、該カム軸28が備える吸気側動弁カム29I および
排気側動弁カム29E を、オイルバス30内のオイル中
に浸漬させ得る位置に配置される。
【0019】両吸気弁VI …とカム軸28の吸気側動弁
カム29I との間には、カム軸28の回転運動を吸気弁
I …の開閉運動に変換可能な吸気側動弁装置31I
設けられ、両排気弁VE …と前記カム軸28の排気側動
弁カム29E との間には、カム軸28の回転運動を排気
弁VE …の開閉運動に変換可能な排気側動弁装置31 E
が設けられる。
【0020】排気側動弁装置31E は、カム軸28と平
行な軸線を有して固定配置されるロッカアーム軸32
と、該ロッカアーム軸32に回動可能に支持されて両排
気弁V E …および排気側動弁カム20E 間に設けられる
ロッカアーム33とを備える。ロッカアーム33の一端
には排気側動弁カム29E に接触するカムスリッパ34
が設けられ、ロッカアーム33の他端には、両排気弁V
E …の上端にそれぞれ接触する一対のタペットねじ35
…が、進退位置を調整可能としてそれぞれねじ込まれ
る。
【0021】図2ないし図5を併せて参照して、吸気側
動弁装置31I は動力伝達手段36を備えるものであ
り、この動力伝達手段36は、軸線まわりに回動可能な
内輪である太陽ギヤ37と、該太陽ギヤ37と同一軸線
まわりに回動可能として太陽ギヤ37を囲繞する外輪で
あるリングギヤ38と、複数の遊星回転体である遊星ギ
ヤ40…を前記太陽ギヤ37およびリングギヤ38の軸
線と平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともにそ
れらの遊星ギヤ40…の太陽ギヤ37まわりの公転に連
動して回動するキャリア39とで、遊星ギヤ式に構成さ
れる。
【0022】この動力伝達手段36を構成する3つの構
成要素である太陽ギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39のうち太陽ギヤ37は、カム軸28と平行な軸
線を有してカム軸28および両吸気弁VI …間に固定配
置された支軸41で回転自在に支持される。前記各構成
要素の1つであるリングギヤ38には、カム軸28側に
延びる腕42が一体に設けられており、この腕42の先
端部に回転自在に支持されるローラー43がカム軸28
の吸気側動弁カム29I に接触せしめられる。すなわち
リングギヤ38は、カム軸28の吸気側動弁カム29I
に連動、連結されるものであり、該カム軸28の回転に
応じて吸気側動弁カム29I によりリングギヤ38が回
動駆動される。しかもリングギヤ38の吸気側動弁カム
29I への連動、連結点すなわちローラー43の吸気側
動弁カム29I への接触点は、吸気弁VI …とカム軸2
8との間に配置される。
【0023】動力伝達手段36を構成する構成要素の他
の1つである太陽ギヤ37には、リングギヤ38の両側
で両吸気弁VI …側に延びる連結腕44,44が固着さ
れており、これらの連結腕44,44の先端部には、両
吸気弁VI …におけるステム20…の上端にそれぞれ接
触するタペットねじ45,45が進退位置を調整可能と
してそれぞれねじ込まれる。これにより、太陽ギヤ37
は両吸気弁VI …に連動、連結されることになり、太陽
ギヤ37の回動に応じて両吸気弁VI …が開閉駆動され
る。
【0024】動力伝達手段36を構成する3つの構成要
素のうちの残余の構成要素であるキャリア39は、両端
に支持板39a,39aをそれぞれ有して、太陽ギヤ3
7およびリングギヤ38間に同軸に挿入される。太陽ギ
ヤ37の外周およびリングギヤ38の内周に噛合う遊星
ギヤ40…は、キャリア39の周方向に等間隔をあけた
複数個所たとえば6個所に配置されるものであり、各遊
星ギヤ40…の両端が両支持板39a,39aでそれぞ
れ回転自在に支持される。
【0025】キャリア39が備える両支持板39a,3
9aの一方には、カム軸28とは反対側に延びる規制腕
46が一体に設けられる。該規制腕46の上方位置でヘ
ッドカバー47には、回動量制御手段48が配設され
る。この回動量制御手段48は、前記規制腕46の上面
に接触する規制ロッド49を備え、たとえば油圧力や電
磁力を規制ロッド49から規制腕46に作用せしめるこ
とが可能であり、しかも油圧制御や電気制御により規制
ロッド49から規制腕46に作用せしめる力を無段階に
変更可能である。
【0026】ところで、吸気側動弁カム29I で腕42
が押されることによりリングギヤ38は、図1、図2お
よび図4の矢印50で示す方向に回動するのであるが、
両吸気弁VI …および太陽ギヤ37には弁ばね23…に
よりたとえば20kgf程度の比較的大きなばね荷重が
作用しているので、キャリア39の公転が規制されてい
ないときには該キャリア39は前記矢印50と同一方向
に自由に公転し、両吸気弁VI …が開閉作動することは
ない。しかるに、キャリア39の公転が規制されると、
その公転量規制分だけ各遊星ギヤ40…が自転してリン
グギヤ38が回動作動し、両吸気弁VI …が開弁作動す
ることになり、キャリア39の公転規制量を無段階に変
更することにより両吸気弁VI …の最大リフト量および
開弁期間、すなわち作動特性を無段階に変更することが
できる。
【0027】回動量制御手段48は、キャリア39の回
動量すなわち公転量を無段階に制御するものであり、両
吸気弁VI …を閉弁方向に付勢する弁ばね23…のばね
力が太陽ギヤ37および各遊星ギヤ40…を介してキャ
リア39に作用し、規制腕46が上方に付勢されるのに
対し、規制腕46を下方に向けて押圧する力を無段階に
変更可能なものである。而して弁ばね23…のばね力
は、両吸気弁VI …の開弁方向への作動に応じて大とな
るものであり、規制腕46を上方に向けて押し上げる力
も両吸気弁VI …の開弁作動に応じて大となるので、回
動量制御手段48が発揮する力を変更することにより、
両吸気弁VI …が或る開度まで開弁したときに規制腕4
6に上下から作用する力が釣合うことになり、その位置
にキャリア39の公転量が規制され、両吸気弁VI …の
最大リフト位置も上述のように力が釣り合った位置に規
制されることになる。
【0028】ところで、弁ばね23…のばね力は、上述
のように比較的大きなものであり、そのような弁ばね2
3…のばね力に対抗する力を回動量制御手段48のみで
負担すれば、回動量制御手段48の大型化につながるこ
とになる。そこで、キャリア39における前記一方の支
持板39aには、上方に延びる補助規制腕51が一体に
設けられており、この補助規制腕51に補助力付与手段
52が連結される。
【0029】補助力付与手段52は、ヘッドカバー47
に固定的に支持される支持筒53と、一端を補助規制腕
51に接触させて支持筒53に摺動可能に嵌合されるピ
ストン54と、ピストン54で補助規制腕51を押す方
向のばね力を発揮して支持筒53およびピストン54間
に設けられるばね55とを備える。
【0030】このような補助力付与手段52によれば、
ばね55が発揮するばね力を、補助規制腕51すなわち
キャリア39に、回動量制御手段48からの規制力と同
一方向に作用せしめることができ、弁ばね23…のばね
力に対抗する力の一部を補助力付与手段52で負担する
ことができる。
【0031】動力伝達手段36の太陽ギヤ37を回転自
在に支持する支軸41は、複数気筒たとえば4気筒の各
動力伝達手段36…に共通なものであり、この支軸41
にはオイル通路57が同軸に設けられる。このオイル通
路57には、図6で示すように、各気筒に共通である単
一のオイル供給手段58が接続される。
【0032】前記オイル供給手段58は、たとえばオイ
ルを貯溜するタンク59と、該タンク59からオイルを
汲上げるポンプ60と、ポンプ60の吐出口およびタン
ク59間に設けられるリリーフ弁61とで構成されるも
のであり、常時一定圧でオイルを吐出可能である。
【0033】一方、各気筒の動力伝達手段36におい
て、キャリア39の両端から外方にはみ出した太陽ギヤ
37の両端部に対応する位置で支軸41には、オイル通
路57に通じる第1排出孔62,62…がそれぞれ設け
られており、各太陽ギヤ37の両端部には、第1排出孔
62,62…に通じ得る第2排出孔63,63…が設け
られる。しかも第2排出孔63は、吸気弁VI …のリフ
ト量変化に応じて支軸41に対する相対角変位量を前記
太陽ギヤ37が変化させるのに伴って第1排出孔62と
の連通面積を変化させることを可能として太陽ギヤ37
に設けられるものであり、この実施例では、吸気弁VI
のリフト量が増大するのに応じて、すなわち図1、図2
および図4において太陽ギヤ37の反時計方向への回動
量が増大するのに応じて、第1排出孔62との連通面積
が増大するようにして第2排出孔63が太陽ギヤ37に
設けられる。
【0034】したがって、吸気弁VI のリフト量増大す
なわち吸気弁口16の開口面積増大に応じて、オイル通
路57から第1および第2排出孔62,63を経て外部
に放出されるオイル量が増大することになる。これによ
り、図7(a)のラインL1で示すように吸気弁VI
リフト量が比較的大きいときには、図7(b)で示すよ
うに開弁時の放出オイル量が比較的多くなって平均油圧
A1が比較的低くなるのに対し、図7(a)のラインL
2 で示すように吸気弁VI のリフト量が比較的小さいと
きには、図7(c)で示すように開弁時の放出オイル量
が比較的少なくなって平均油圧PA2が比較的高くなるこ
とになる。すなわち、図8で示すように、吸気弁VI
リフト量が大きくなるのにつれて、オイル通路57の平
均油圧が低下することになる。
【0035】また各第2排出孔63,63…は、その外
端開口部がリングギヤ38に向くようにして太陽ギヤ3
7に設けられており、第2排出孔63,63…から排出
されるオイルは、リングギヤ38側に向けて放出され
る。
【0036】ところで、各気筒の吸気弁VI …は、相互
に開弁時期を異ならせるが同一リフト量となるように制
御されるものであり、各気筒の吸気弁VI …のリフト量
を検出するために、図6で示すように、各気筒に共通で
ある単一のオイル通路57と各気筒に共通である単一の
オイル供給手段58との間に、単一の油圧センサ64が
設けられる。
【0037】油圧センサ64の検出値は制御ユニットU
に入力されるものであり、該制御ユニットUは、油圧セ
ンサ64の検出値が入力されるとともに該油圧センサ6
4とともに油圧検出手段66を構成するフィルタ65
と、油圧検出手段66からの信号に基づいて各吸気弁V
I …の作動特性を目標特性に近付けるべく回動量制御手
段48…の作動量を制御する作動量制御手段67と、油
圧検出手段66からの信号に基づいて各吸気弁VI …の
作動異常を検出する異常検出手段68とを備え、異常検
出手段68には、該異常検出手段68で異常を検知した
ときに報知作動する異常報知手段69が接続される。
【0038】前記フィルタ65は、油圧センサ64の出
力が、図7(b)および(c)で示すように波形となる
のに対し、油圧センサ64の出力をなますことにより平
均油圧を簡単に得ることが可能なものであり、フィルタ
65で得られた平均油圧から、図8で示した特性に基づ
いて吸気弁VI …のリフト量を判断することができる。
【0039】このような油圧検出手段66で得られた平
均油圧に基づいて、前記制御ユニットUでは、たとえば
図9で示す手順に従って、吸気弁VI のフィードバック
制御や異常判断が実行される。
【0040】図9において、ステップS1では、機関の
運転状態に応じて吸気弁VI の目標リフト量が算出さ
れ、ステップS2では、目標リフト量に応じた目標油圧
O が算出され、ステップS3で、目標リフト量に応じ
て吸気側動弁装置31I における回動量制御手段48の
作動が制御される。
【0041】ステップS5では、油圧検出手段66で得
られた平均油圧PA が読み込まれ、次のステップS6で
は、平均油圧PA が通常の回動量制御手段48の作動で
は生じ得ない下限値PAL未満(PA <PAL)である条
件、ならびに平均油圧PA が通常の回動量制御手段48
の作動では生じ得ない上限値PAHを超える(PA
AH)条件の少なくとも一方が成立するか否かを判断
し、両条件の少なくとも一方が成立したときには、異常
であるとしてステップS7に進み、警報等により異常を
報知せしめる。またステップS6での両条件のいずれも
が不成立であった場合には、ステップS8において、検
出した平均油圧PA が目標油圧PO に幅(ΔP)を持た
せた範囲内(PO −ΔP<PA <PO +ΔP)にあるか
どうかを判断し、その範囲から外れているときにはステ
ップS3に戻される。
【0042】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、吸気側動弁装置31I において、遊星ギヤ式であ
る動力伝達手段36を構成する3つの構成要素、すなわ
ち太陽ギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の
うち、リングギヤ38および太陽ギヤ37が、カム軸2
8の吸気側動弁カム29I および吸気弁VI …に連動、
連結され、キャリア39の回動量すなわち公転量が回動
量制御手段48で無段階に制御されるので、両吸気弁V
I …の作動特性を無段階にかつ細密に制御することがで
きる。
【0043】また動力伝達手段36は、それを構成する
3つの構成要素すなわち太陽ギヤ37、リングギヤ38
およびキャリア39が同一軸線まわりに回動可能に配置
されて成る遊星ギヤ式のものであるので、動力伝達手段
36のコンパクト化すなわち動弁装置31I の小型化を
図ることができ、動力伝達手段36を構成する各構成要
素37,38,39相互の噛合い連結により、吸気弁V
I …の作動特性を正確に制御することが可能となる。
【0044】このような動力伝達手段36において、太
陽ギヤ37の回動量に対してリングギヤ38の回動量は
小さなものであり、リングギヤ37がカム軸28の吸気
側動弁カム29I に連動、連結され、太陽ギヤ37が吸
気弁VI …に連動、連結されるものであるので、吸気弁
I …で必要とされるリフト量すなわち太陽ギヤ37の
回動量に対する吸気側動弁カム29I の大きさを比較的
小さく設定することが可能である。したがってリングギ
ヤ38が吸気側動弁カム29I から受ける荷重を比較的
小さくして動弁負荷の軽減に寄与することが可能とな
り、リングギヤ38の腕42に支持されたローラー43
が吸気側動弁カム29I にころがり接触するので動弁負
荷をより一層低減することができる。さらに吸気側動弁
カム29Iが比較的小さくなることから該動弁カム29
I の回転に必要なスペース、ならびにリングギヤ38の
腕42の作動に必要なスペースも比較的小さくなり、し
たがって吸気側動弁装置31I を配置する動弁室のコン
パクト化を図ることが可能となる。
【0045】しかもカム軸28の軸線方向に隣接した一
対の吸気弁VI …間に単一のリングギヤ38が配置さ
れ、該リングギヤ38の軸方向両側で両吸気弁VI …が
太陽ギヤ37にそれぞれ連動、連結されるものであるこ
とにより、両吸気弁VI …間にコンパクトに配置される
動力伝達手段36で一対の吸気弁VI …を、その作動特
性を変更可能として開閉駆動することができ、吸気側動
弁装置31I をよりコンパクト化することができる。
【0046】さらにカム軸28は吸気弁VI …および排
気弁VE …の上端よりも下方で吸気弁VI …および排気
弁VE …に挟まれる位置に配置され、吸気弁VI …とカ
ム軸28との間に、吸気側動弁カム29I とリングギヤ
38との連動、連結点が配置されることにより、動力伝
達手段36をシリンダヘッド14の上面側に近接させて
配置して、動弁室をよりコンパクト化することが可能と
なる。しかもシリンダヘッド14の上面に形成されたオ
イルバス30内のオイル中に吸気側および排気側動弁カ
ム29I ,29E が浸漬されるので、浸漬させ得るオイ
ルバスが形成されることにより、吸気側および排気側動
弁カム29I ,29E でオイルをかき上げるようにし
て、動力伝達手段36の潤滑を十分に行なうことができ
る。
【0047】上記動力伝達手段36では、吸気弁VI
のリフト量変化に伴って支軸41に対する太陽ギヤ37
の相対角変位量が変化するものであり、支軸41に設け
られているオイル通路57に通じて該支軸41に第1排
出孔62が設けられ、太陽ギヤ37には、支軸41に対
する相対角変位量を前記太陽ギヤ37が変化させるのに
伴って第1排出孔62との連通面積を変化させる第2排
出孔63が設けられる。したがって第2排出孔63の第
1排出孔62との連通面積が変化することによってオイ
ル通路57の油圧が変化することになり、その油圧変化
を油圧検出手段66で検出することにより機関弁のリフ
ト状態を容易に検出することができ、その検出結果をフ
ィードバック制御や故障判断等に活用することができ
る。
【0048】しかも第2排出孔63は、動力伝達手段3
6のリングギヤ38側に向けて開口しているものであ
り、第2排出孔63から排出されるオイルをリングギヤ
38の潤滑に有効に利用することができる。
【0049】さらに複数気筒の各動力伝達手段36に共
通である支軸41に設けられる単一のオイル通路57
と、単一のオイル供給手段58との間に、各気筒に共通
である単一の油圧検出手段66が設けられることによ
り、各気筒の吸気弁VI …のリフト状態を少ない部品点
数で容易に検出することができ、油圧検出手段66は、
油圧センサ64と、該油圧センサ64の検出値が入力さ
れるフィルタ65とを備えるものであることにより、油
圧センサ64の検出値をフィルタ65で簡単に平均化
し、平均化された油圧で吸気弁VI …のリフト状態を容
易に検出することができる。
【0050】図10は本発明の第2実施例を示すもので
あり、回動量制御手段48が多気筒内燃機関において開
弁期間がオーバーラップしない隣接2気筒に共通に配設
されていてもよい。すなわち開弁期間がオーバーラップ
しない隣接2気筒では、各気筒の開弁時期にそれぞれ合
わせて回動量制御手段48で規制力を発揮せしめるよう
にすればよく、そうすれば、部品点数の低減を図ること
ができる。
【0051】この際、図10で示すように、隣接2気筒
の動力伝達手段36,36における規制腕46,46を
相互に重ね合わせ、両規制腕46,46の重ね合わせ部
に回動量制御手段48の規制ロッド49を接触せしめる
ようにしてもよく、また隣接2気筒の動力伝達手段3
6,36の規制腕46を一体化するようにしてもよい。
【0052】ところで、上記各実施例では、動力伝達手
段36のリングギヤ38がカム軸28に連結され、太陽
ギヤ37が吸気弁VI …に連結され、キャリア33が回
動量制御手段48に連結されたが、動力伝達手段36を
構成する太陽ギヤ37、リングギヤ38およびキャリア
39と、カム軸28、吸気弁VI および回動量制御手段
48との連結関係は、自由に選択可能である。
【0053】また回動量制御手段として、リニアソレノ
イドやステップモータ等を用いることも可能であり、特
にステップモータを用いた場合には、動力伝達手段を構
成する3つの構成要素のうち該ステップモータで回動量
を制御する構成要素を機械的にロックさせることができ
るので、弁作動特性の制御精度を高めるとともに動弁装
置の小型化が可能となる。
【0054】動力伝達手段として、特開平5−3384
0号公報、特開平5−79450号公報、特開平5−1
57149号公報、特開平6−34005号公報および
特開平6−66360号公報でそれぞれ開示されるよう
な遊星摩擦式の動力伝達手段(トラクションドライブ)
を用いることも可能である。
【0055】また動力伝達手段を構成する3つの構成要
素のうち回動量制御手段に連動、連結される構成要素の
回動量を、無段階ではなく複数段階に制御することも可
能であり、その場合、段階数をより多く設定することに
より機関弁の作動特性を細密に制御することができる。
【0056】さらに吸気弁VI の作動特性を変更するに
あたって、吸気弁VI の開弁リフト量および開弁期間の
いずれか一方だけを変更することも可能であり、機関弁
としての排気弁に本発明を適用することも可能である。
【0057】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0058】たとえば上記実施例では、構成が簡単であ
り、しかも機関弁である吸気弁VIのリフト状態を容易
に検出し得ることから、オイル供給手段58を常時一定
圧のオイルを吐出するものとしたが、吐出圧が変化する
ものであってもよく、その吐出圧からの油圧の変化を検
出することによりリフト状態を検出することは可能であ
る。また第2排出孔63は、内輪である太陽ギヤ37に
直接設けられなくとも、該内輪と一体に作動する部材に
設けられていてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、動力伝達手段を構成する第1ないし第3の構成要素
がカム軸、機関弁および回動量制御手段に連結され、回
動量制御手段に連結された第3の構成要素の回動量が回
動量制御手段で制御されることにより、機関弁に連結さ
れた第2の構成要素の回動量すなわち機関弁の作動特性
が制御されることになり、第3の構成要素の回動量を回
動量制御手段でより細密に制御することにより、機関の
運転状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に制御す
ることができ、しかも動力伝達手段を構成する3つの構
成要素すなわち内輪、外輪およびキャリアが同一軸線ま
わりに回動可能に配置されるものであることにより、動
力伝達手段をコンパクトに纏めることができ、ひいては
動弁装置の小型化を図ることができる。さらに機関弁の
リフト量変化に伴って第2排出孔の第1排出孔との連通
面積が変化することによってオイル通路の油圧が変化す
ることになり、その油圧変化を油圧検出手段で検出する
ことにより機関弁のリフト状態を容易に検出することが
可能となる また請求項2記載の発明によれば、動力伝達手段が遊星
ギヤ式に構成されるので、動力伝達手段を構成する各構
成要素相互の噛合い連結により、機関弁の作動特性を正
確に制御することが可能となる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、第2排出孔
から排出されるオイルを外輪の潤滑に有効に利用するこ
とができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、各気筒の機
関弁のリフト状態を少ない部品点数で容易に検出するこ
とができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、平均化され
た油圧を簡単に検出し、機関弁のリフト状態を容易に判
断することができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、簡単な構成
で機関弁のフィードバック制御が可能となり、機関弁の
作動特性制御の精度が向上する。
【0064】さらに請求項7記載の発明によれば、簡単
な構成で機関弁の作動異常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の内燃機関の要部縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】開弁時の図2に対応した断面図である。
【図5】吸気側動弁装置の斜視図である。
【図6】4気筒内燃機関の各吸気側動弁装置への油圧供
給回路図である。
【図7】弁リフトの変化に対する油圧の変化を示す図で
ある。
【図8】弁リフト量に対応した平均油圧を示す図であ
る。
【図9】弁作動特性制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】第2実施例における図5に対応した斜視図で
ある。
【符号の説明】
28・・・カム軸 29I ・・・動弁カム 31I ・・・動弁装置 36・・・動力伝達手段 37・・・内輪としての太陽ギヤ 38・・・外輪としてのリングギヤ 39・・・キャリア 40・・・遊星回転体としての遊星ギヤ 41・・・支軸 48・・・回動量制御手段 57・・・オイル通路 58・・・オイル供給手段 62・・・第1排出孔 63・・・第2排出孔 64・・・油圧センサ 65・・・フィルタ 66・・・油圧検出手段 67・・・作動量制御手段 68・・・異常検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 13/02 F02D 13/02 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の運転状態に応じて機関弁(VI
    の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置において、
    オイル通路(57)が設けられる支軸(41)に該支軸
    (41)の軸線まわりに回動可能として支持される内輪
    (37)と、該内輪(37)と同一軸線まわりの回動を
    可能として内輪(37)を囲繞する外輪(38)と、内
    輪(37)および外輪(38)間に配置される遊星回転
    体(40)を前記内輪(37)および外輪(38)の軸
    線と平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともに該
    遊星回転体(40)の前記内輪(37)まわりの公転に
    連動して回動するキャリア(39)とを構成要素とし、
    それらの構成要素(37,38,39)のうち第1の構
    成要素(38)がカム軸(28)の回転に応じた回動作
    動を可能として該カム軸(28)の動弁カム(29I
    に連動、連結され、第2の構成要素(37)が機関弁
    (VI )に連結される動力伝達手段(36)と;該動力
    伝達手段(36)の各構成要素(37〜39)のうち第
    3の構成要素(39)に連結されるとともに該第3の構
    成要素(39)の回動量を機関の運転状態に応じて制御
    する回動量制御手段(48)と;一定圧でオイルを吐出
    可能として前記オイル通路(57)に接続されるオイル
    供給手段(58)と;前記オイル供給手段(58)およ
    びオイル通路(57)間に設けられる油圧検出手段(6
    6)と;を備え、前記オイル通路(57)に通じて前記
    支軸(41)に設けられる第1排出孔(62)に連通可
    能な第2排出孔(63)が、機関弁(VI )のリフト量
    変化に応じて前記支軸(41)に対する相対角変位量を
    前記内輪(37)が変化させるのに伴って第1排出孔
    (62)との連通面積を変化させることを可能として、
    前記内輪(37)または該内輪(37)と一体に作動す
    る部材に設けられることを特徴とする内燃機関の動弁装
    置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達手段(36)が、内輪であ
    る太陽ギヤ(37)と、外輪であるリングギヤ(38)
    と、遊星回転体である遊星ギヤ(40)を回転自在に支
    持するキャリア(39)とから成る遊星ギヤ式に構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2排出孔(63)が前記外輪(3
    8)に向けて開口せしめられることを特徴とする請求項
    1または2記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 複数気筒の各動力伝達手段(36)に共
    通である支軸(41)に設けられる単一のオイル通路
    (57)と、単一のオイル供給手段(58)との間に、
    各気筒に共通である単一の油圧検出手段(66)が設け
    られることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧検出手段(66)は、油圧セン
    サ(64)と、該油圧センサ(64)の検出値が入力さ
    れるフィルタ(65)とを備えることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧検出手段(66)で検出された
    検出値に基づいて機関弁(VI )の作動特性を目標特性
    に近付けるべく回動量制御手段(48)の作動量を制御
    する作動量制御手段(67)を備えることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の内燃機関の動弁装
    置。
  7. 【請求項7】 前記油圧検出手段(66)で検出された
    検出値に基づいて機関弁(VI )の作動状態の異常を検
    出する異常検出手段(68)を備えることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の内燃機関の動弁装
    置。
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