JPH10330319A - ピルビン酸化合物の精製方法 - Google Patents

ピルビン酸化合物の精製方法

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JPH10330319A
JPH10330319A JP8886198A JP8886198A JPH10330319A JP H10330319 A JPH10330319 A JP H10330319A JP 8886198 A JP8886198 A JP 8886198A JP 8886198 A JP8886198 A JP 8886198A JP H10330319 A JPH10330319 A JP H10330319A
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JP
Japan
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ethyl
methyl
group
benzyl
isopropyl
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Application number
JP8886198A
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English (en)
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Akihiko Nakamura
明彦 中村
Hideki Ushio
英樹 牛尾
Masahiko Mizuno
雅彦 水野
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピルビン酸化合物の精製方法を提供するこ
と。 【解決手段】 一般式(I) (式中、R1は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、また
はヘテロ環基を示し、R2は低級アルキル基を示す。)
で示されるピルビン酸化合物と一般式(II) MHSO3 (II) (式中、MはNH4またはアルカリ金属を示す。)で示
される重亜硫酸塩とを反応させてピルビン酸化合物の重
亜硫酸塩付加物を得、次いでこれを酸により分解するこ
とを特徴とする、一般式(I)で示されるピルビン酸化
合物の精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピルビン酸化合物の
精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ピルビン酸化合物は医薬やアミノ酸中間
体の中間体として有用な化合物であり、例えば特開昭5
5−81845号公報において、抗高血圧剤中間体とし
て使用されている。例えばシラスタチンの重要中間体と
して知られている7−ハロ−2−オキソヘプタン酸エチ
ルの製造方法としては、スキーム1により、有機マグネ
シウム化合物とシュウ酸ジエチルを反応させる方法(特
開昭58−77885号公報)が知られている。スキー
ム1 また、例えばスキーム2により、ハロゲン化物と1,3
−ジチアン−2−カルボン酸エチルを反応させた後、脱
保護することにより合成する方法[J.Med.Chem.,30,107
4(1987)]が知られている。スキーム2
【0003】しかしながら、スキーム1による方法で
は、過剰量のシュウ酸ジエチルを使用するため、得られ
たピルビン酸化合物にはシュウ酸ジエチルが混入する。
また、スキーム2による方法では、過剰量のハロゲン化
物を使用し、かつ鉱物油を含む水素化ナトリウム等の塩
基を使用するため、得られたピルビン酸化合物にはハロ
ゲン化物および鉱物油が混入する等の問題点がある。
【0004】従って、高純度のピルビン酸化合物を得る
ためには、例えば蒸留やカラムクロマトグラフィー等の
方法により精製する必要があった。または、例えばスキ
ーム2の様に多段階の反応を経由してピルビン酸化合物
を合成する場合には、いずれかの中間体を精製して次の
反応に用いれば高純度のピルビン酸化合物を得ることも
できるが、この場合も中間体を例えば蒸留やカラムクロ
マトグラフィー等の方法により精製することが必要であ
り、簡便な精製方法により高純度のピルビン酸化合物を
得る方法は知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
蒸留やカラムクロマトグラフィー等の精製方法を用いる
ことなく、高純度のピルビン酸化合物を製造できる方法
を開発すべく鋭意検討した結果、ピルビン酸化合物を重
亜硫酸塩と反応させることによってピルビン酸化合物の
重亜硫酸塩付加物を得、次いでこれを酸により分解する
ことによって、より優れた純度でピルビン酸化合物を工
業的に有利に製造できることを見い出し、本発明に至っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
式(I) (式中、R1は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、また
はヘテロ環基を示し、R2は低級アルキル基を示す。)
で示されるピルビン酸化合物と一般式(II) MHSO3 (II) (式中、MはNH4またはアルカリ金属を示す。)で示
される重亜硫酸塩とを反応させてピルビン酸化合物の重
亜硫酸塩付加物を得、次いでこれを酸により分解するこ
とを特徴とする、一般式(I)で示されるピルビン酸化
合物の精製方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)で示される
ピルビン酸化合物の重亜硫酸塩付加物の構造について
は、アルデヒドと重亜硫酸塩との付加物の場合(例え
ば、大有機化学(第4版)第3巻 56-57頁 昭和39年8月
30日発行 朝倉書店、J.Org.Chem.,6,888(1941)を参
照)と同様に、下記に示すスルホン酸(例えば、Bull.C
hem.Soc.Jpn.,40,2703(1967)記載の構造)、亜硫酸エス
テルまたは分子化合物(例えば、特開平3−34948
号公報記載の構造)が考えられるが、本発明ではその何
れの場合も含むものである。 スルホン酸 亜硫酸エステル 分子化合物
【0008】本発明の一般式(I)で示されるピルビン
酸化合物において、置換基R1における低級アルキル基
としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオ
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜8のア
ルキル基などが挙げられる。これらの低級アルキル基は
ハロゲン原子、低級アルコキシカルボニル基、低級アル
コキシ基、アリールオキシ基、シクロアルキル基、アリ
ール基、またはヘテロ環基より選ばれる1〜4個の置換
基で置換されていてもよい。ここでハロゲン原子として
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が
挙げられ、低級アルコキシカルボニル基としては、例え
ばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−
プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、n−ブトキシ基、イソブトキシカルボニル基、se
c−ブトキシカルボニル基、n−ペンチルオキシカルボ
ニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、n−ヘキシ
ルオキシカルボニル基などの直鎖状または分枝状の炭素
数1〜6のアルコキシカルボニル基が挙げられ、低級ア
ルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、n−ペンチ
ルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキ
シ基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコ
キシ基が挙げられ、アリールオキシ基としては、例え
ば、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチ
ルオキシ基などが挙げられ、シクロアルキル基として
は、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シ
クロオクチル基などの環状の炭素数3〜8のアルキル基
が挙げられ、アリール基しては、例えばフェニル基、ナ
フチル基などが挙げられ、ヘテロ環基としては、例えば
テトラヒドロフラン、フラン、テトラヒドロフラン、ベ
ンゾ[b]フラン、ピロール、ピロリジン、ピリジン、
インドール、イミダゾール、チオフェン、ベンゾ[b]
チオフェンなどの1〜3個のヘテロ原子を有するヘテロ
環の一価基などが挙げられる。これらのアリールオキシ
基、シクロアルキル基、アリール基、およびヘテロ環基
は更にハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロメチル
基、低級アルキル基または低級アルコキシ基より選ばれ
る1〜3個の置換基で置換されていてもよい。ここでハ
ロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子お
よびヨウ素原子が挙げられ、低級アルキル基としては、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、
n−ヘキシル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜
6のアルキル基が挙げられ、低級アルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチ
ルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキ
シ基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコ
キシ基などが挙げられる。なお置換基R1における低級
アルキル基がメチル基またはエチル基である場合には、
前記と同様のハロゲン原子、低級アルコキシカルボニル
基、低級アルコキシ基、アリールオキシ基、シクロアル
キル基、アリール基、またはヘテロ環基より選ばれる少
なくとも1個の置換基を有するものが好ましい。
【0009】置換基R1における低級アルケニル基とし
ては、例えばビニル基、1−メチルビニル基、1−プロ
ペニル基、2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペ
ニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニ
ル基、3−メチル−1−プロペニル基、1−ペンテニル
基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテ
ニル基、2−メチル−2−ペンテニル基、1−ヘキセニ
ル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキ
セニル基、5−ヘキセニル基などの直鎖状または分枝状
の炭素数2〜6のアルケニル基などが挙げられる。これ
らのアルケニル基はハロゲン原子、低級アルコキシ基、
アリールオキシ基、シクロアルキル基、アリール基、ま
たはヘテロ環基より選ばれる1〜4個の置換基で置換さ
れていてもよい。ここでハロゲン原子としてはフッ素原
子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられ、
低級アルコキシ基としては、例えば前記と同様の直鎖状
または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げら
れ、アリールオキシ基としては、例えば、フェノキシ
基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基など
が挙げられ、シクロアルキル基としては、例えば前記と
同様の環状の炭素数3〜8のアルキル基が挙げられ、ア
リール基しては、例えばフェニル基、ナフチル基などが
挙げられ、ヘテロ環基としては、例えば前記と同様の1
〜3個のヘテロ原子を有するヘテロ環の一価基などが挙
げられる。これらのアリールオキシ基、シクロアルキル
基、アリール基、およびヘテロ環基は更にハロゲン原
子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、低級アルキル基
または低級アルコキシ基より選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよい。ここでハロゲン原子としては
フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙
げられ、低級アルキル基としては、例えば前記と同様の
直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、低級アルコキシ基としては、例えば前記と同様の
直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基など
が挙げられる。
【0010】置換基R1における低級アルキニル基とし
ては、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロ
ピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ブチニ
ル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−ペンチニ
ル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペン
チニル基、4−メチル−2−ペンチニル基、1−ヘキシ
ニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘ
キシニル基、5−ヘキシニル基などの直鎖状または分枝
状の炭素数2〜6のアルキニル基などが挙げられる。こ
れらのアルキニル基はハロゲン原子、低級アルコキシ
基、アリールオキシ基、シクロアルキル基、アリール
基、またはヘテロ環基より選ばれる1〜4個の置換基で
置換されていてもよい。ここでハロゲン原子としてはフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げ
られ、低級アルコキシ基としては、例えば前記と同様の
直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙
げられ、アリールオキシ基としては、例えば、フェノキ
シ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基な
どが挙げられ、シクロアルキル基としては、例えば前記
と同様の環状の炭素数3〜8のアルキル基が挙げられ、
アリール基しては、例えばフェニル基、ナフチル基など
が挙げられ、ヘテロ環基としては、例えば前記と同様の
1〜3個のヘテロ原子を有するヘテロ環の一価基などが
挙げられる。これらのアリールオキシ基、シクロアルキ
ル基、アリール基、およびヘテロ環基は更にハロゲン原
子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、低級アルキル基
または低級アルコキシ基より選ばれる1〜3個の置換基
で置換されていてもよい。ここでハロゲン原子としては
フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙
げられ、低級アルキル基としては、例えば前記と同様の
直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、低級アルコキシ基としては、例えば前記と同様の
直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基など
が挙げられる。
【0011】置換基R1におけるシクロアルキル基とし
ては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、
シクロオクチル基などの環状の炭素数3〜8のアルキル
基が挙げられる。これらのシクロアルキル基は更にハロ
ゲン原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、低級アル
キル基または低級アルコキシ基より選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよい。ここでハロゲン原子と
してはフッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原
子が挙げられ、低級アルキル基としては、例えば前記と
同様の直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルキル基
が挙げられ、低級アルコキシ基としては、例えば前記と
同様の直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ
基などが挙げられる。
【0012】置換基R1におけるアリール基としては、
例えばフェニル基、ナフチル基などが挙げられ、これら
のアリール基はハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロ
メチル基、低級アルキル基または低級アルコキシ基より
選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい。こ
こでハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子およびヨウ素原子が挙げられ、低級アルキル基とし
ては、例えば前記と同様の直鎖状または分枝状の炭素数
1〜6のアルキル基が挙げられ、低級アルコキシ基とし
ては、例えば前記と同様の直鎖状または分枝状の炭素数
1〜6のアルコキシ基などが挙げられる。
【0013】置換基R1におけるヘテロ環基としては、
例えばテトラヒドロフラン、フラン、テトラヒドロフラ
ン、ベンゾ[b]フラン、ピロール、ピロリジン、ピリ
ジン、インドール、イミダゾール、チオフェン、ベンゾ
[b]チオフェンなどの1〜3個のヘテロ原子を有する
ヘテロ環の一価基などが挙げられる。これらのヘテロ環
基はハロゲン原子、トリフルオロメチル基、低級アルキ
ル基または低級アルコキシ基より選ばれる1個または2
個の置換基で置換されていてもよい。ここで、ハロゲン
原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨ
ウ素原子が挙げられ、低級アルキル基としては例えば前
記と同様の直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルキ
ル基などが挙げられ、低級アルコキシ基としては例えば
前記と同様の直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアル
コキシ基などが挙げられる。
【0014】置換基R2で示される低級アルキル基とし
ては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチ
ル基、n−ヘキシル基などの直鎖状または分枝状の炭素
数1〜6のアルキル基などが挙げられる。かかる低級ア
ルキル基は1〜2個のアリール基で置換されていてもよ
い。かかるアリール基としては例えばフェニル基、p−
ニトロフェニル基などが挙げられる。かかるアリール基
で置換された低級アルキル基としては、たとえばベンジ
ル基、p−ニトロベンジル基、2−フェニルエチル基な
どが挙げられる。
【0015】かかるピルビン酸化合物の具体例として
は、例えば3−シクロヘキシル−2−オキソプロパン酸
メチル、3−(4−メトキシシクロヘキシル)−2−オ
キソプロパン酸メチル、2−オキソ−3−フェニルプロ
パン酸メチル、3−(2−フルオロフェニル)−2−オ
キソプロパン酸メチル、3−(3−フルオロフェニル)
−2−オキソプロパン酸メチル、3−(4−フルオロフ
ェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−(2−ク
ロロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−
(3−クロロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチ
ル、3−(4−クロロフェニル)−2−オキソプロパン
酸メチル、3−(2−ブロモフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸メチル、3−(3−ブロモフェニル)−2−オ
キソプロパン酸メチル、3−(4−ブロモフェニル)−
2−オキソプロパン酸メチル、3−(2−ヨードフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−(2,5−ジ
フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3
−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸メチル、3−(3,4−ジフルオロフェニル)−2
−オキソプロパン酸メチル、3−(3,5−ジフルオロ
フェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−(2,
4−ジクロロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチ
ル、3−(2,6−ジクロロフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸メチル、3−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−オキソプロパン酸メチル、3−(2−クロロ−6−
フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、
【0016】3−(2−ニトロフェニル)−2−オキソ
プロパン酸メチル、3−(3−ニトロフェニル)−2−
オキソプロパン酸メチル、3−(4−ニトロフェニル)
−2−オキソプロパン酸メチル、3−(2,4−ジニト
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−
(3,5−ジニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸
メチル、3−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−2
−オキソプロパン酸メチル、2−オキソ−3−(2−ト
リフルオロメチルフェニル)プロパン酸メチル、2−オ
キソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)プロパ
ン酸メチル、2−オキソ−3−(4−トリフルオロメチ
ルフェニル)プロパン酸メチル、3−(3,5−ビスト
リフルオロメチルフェニル)−2−オキソプロパン酸メ
チル、3−(2−メチルフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸メチル、3−(3−メチルフェニル)−2−オキソ
プロパン酸メチル、3−(4−メチルフェニル)−2−
オキソプロパン酸メチル、3−(4−エチルフェニル)
−2−オキソプロパン酸メチル、3−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−(4
−t−ブチルフェニル)−2−オキソプロパン酸メチ
ル、3−(2,5−ジメチルフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸メチル、3−(3,4−ジメチルフェニル)−
2−オキソプロパン酸メチル、3−(2−メチル−3−
ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−
(5−メチル−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロ
パン酸メチル、2−オキソ−3−(2,4,6−トリメ
チルフェニル)プロパン酸メチル、3−(2−メトキシ
フェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3−(3−
メトキシフェニル)−2−オキソプロパン酸メチル、3
−(4−メトキシフェニル)−2−オキソプロパン酸メ
チル、3−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−2
−オキソプロパン酸メチル、3−(1−ナフチル)−2
−オキソプロパン酸メチル、3−(2−ナフチル)−2
−オキソプロパン酸メチル、3−(3−インドリル)−
2−オキソプロパン酸メチル、
【0017】3−メチル−2−オキソブタン酸メチル、
3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸メチル、4−メ
トキシ−2−オキソブタン酸メチル、2−オキソ−3−
フェニルブタン酸メチル、3−メチル−2−オキソ−4
−フェニルブタン酸メチル、2−オキソ−4−フェニル
ブタン酸メチル、4−(4−フルオロフェニル)−2−
オキソブタン酸メチル、4−(3−クロロフェニル)−
2−オキソブタン酸メチル、4−(4−クロロフェニ
ル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(2−ブロモフ
ェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(2−ニト
ロフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(4−
ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−
(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタ
ン酸メチル、4−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)
−2−オキソブタン酸メチル、2−オキソ−4−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸メチル、4−
(2−メチルフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、
4−(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソブタン
酸メチル、4−(2−メトキシフェニル)−2−オキソ
ブタン酸メチル、4−(4−メトキシフェニル)−2−
オキソブタン酸メチル、4−(2,5−ジメトキシフェ
ニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−
(1−ナフチル)−2−オキソブタン酸メチル、4−
(2−ニトロ−1−ナフチル)−2−オキソブタン酸メ
チル、4−(2−ナフチル)−2−オキソブタン酸メチ
ル、4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−オキソブ
タン酸メチル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−2
−オキソブタン酸メチル、4−(1−ニトロ−2−ナフ
チル)−2−オキソブタン酸メチル、
【0018】2−オキソペンタン酸メチル、3−メチル
−2−オキソペンタン酸メチル、5−シクロヘキシル−
2−オキソペンタン酸メチル、2−オキソ−5−フェニ
ルペンタン酸メチル、5−(3−クロロフェニル)−2
−オキソペンタン酸メチル、5−(3−メトキシフェニ
ル)−2−オキソペンタン酸メチル、5−(4−メトキ
シフェニル)−2−オキソペンタン酸メチル、5,5−
ジフェニル−2−オキソペンタン酸メチル、5−メトキ
シ−2−オキソ−5−フェニルペンタン酸メチル、5−
(4−クロロフェニル)−5−メトキシ−2−オキソペ
ンタン酸メチル、5−イソプロポキシ−2−オキソ−5
−フェニルペンタン酸メチル、5−イソプロポキシ−5
−(4−メチルフェニル)−2−オキソペンタン酸メチ
ル、2−オキソ−5−フェノキシペンタン酸メチル、5
−(4−フルオロフェノキシ)−2−オキソペンタン酸
メチル、5−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−
2−オキソペンタン酸メチル、5−(2,6−ジブロモ
−4−メチルフェノキシ)−2−オキソペンタン酸メチ
ル、
【0019】2−オキソヘキサン酸メチル、5−メチル
−2−オキソヘキサン酸メチル、5,5−ジメチル−2
−オキソヘキサン酸メチル、2−オキソ−5−フェニル
ヘキサン酸メチル、2−オキソ−6−フェニルヘキサン
酸メチル、2−オキソ−6−フェノキシヘキサン酸メチ
ル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸メチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸メチル、6−(4−メチルフェノキシ)−
2−オキソヘキサン酸メチル、6−(4−ニトロフェノ
キシ)−2−オキソヘキサン酸メチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸メチル、
【0020】2−オキソヘプタン酸メチル、7−クロロ
−2−オキソヘプタン酸メチル、7−ブロモ−2−オキ
ソヘプタン酸メチル、6−メチル−2−オキソヘプタン
酸メチル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン酸メチ
ル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸メチル、7
−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキソヘプタン
酸メチル、2−オキソオクタン酸メチル、7−メチル−
2−オキソオクタン酸メチル、2−オキソ−8−フェニ
ルオクタン酸メチル、2−オキソノナン酸メチル、8−
メチル−2−オキソノナン酸メチル、2−オキソデカン
酸メチル、2−オキソ−10−フェノキシデカン酸メチ
ル、
【0021】2−オキソ−3−ブテン酸メチル、3−メ
チル−2−オキソ−3−ブテン酸メチル、2−オキソ−
4−フェニル−3−ブテン酸メチル、2−オキソ−4−
ペンテン酸メチル、4−クロロ−2−オキソ−4−ペン
テン酸メチル、4−メチル−2−オキソ−4−ペンテン
酸メチル、2−オキソ−4−ヘキセン酸メチル、5−メ
チル−2−オキソ−4−ヘキセン酸メチル、
【0022】2−オキソ−4−フェニル−3−ブチン酸
メチル、2−オキソ−3−ペンチン酸メチル、2−オキ
ソ−4−ヘキシン酸メチル、2−オキソ−3−ヘキシン
酸メチル、6−メトキシ−2−オキソ−3−ヘキシン酸
メチル、7−エトキシ−2−オキソ−3−ヘプチン酸メ
チル、
【0023】2−シクロプロピル−2−オキソエタン酸
メチル、2−シクロブチル−2−オキソエタン酸メチ
ル、2−シクロペンチル−2−オキソエタン酸メチル、
2−シクロヘキシル−2−オキソエタン酸メチル、2−
シクロヘプチル−2−オキソエタン酸メチル、2−シク
ロオクチル−2−オキソエタン酸メチル、
【0024】2−オキソ−2−フェニルエタン酸メチ
ル、2−(2−メチルフェニル)−2−オキソエタン酸
メチル、2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエ
タン酸メチル、2−(1−ナフチル)−2−オキソエタ
ン酸メチル、2−(2−ナフチル)−2−オキソエタン
酸メチル、
【0025】2−(2−フリル)−2−オキソエタン酸
メチル、2−(2−ベンゾ[b]フリル)−2−オキソ
エタン酸メチル、2−オキソ−2−(2−ピロリル)エ
タン酸メチル、2−(3−インドリル)−2−オキソエ
タン酸メチル、2−オキソ−2−(2−チエニル)エタ
ン酸メチル、2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−2−
オキソエタン酸メチル、3−(ベンゾチアゾール−2−
イル)−2−オキソプロパン酸メチル、
【0026】3−シクロヘキシル−2−オキソプロパン
酸エチル、3−(4−メトキシシクロヘキシル)−2−
オキソプロパン酸エチル、2−オキソ−3−フェニルプ
ロパン酸エチル、3−(2−フルオロフェニル)−2−
オキソプロパン酸エチル、3−(3−フルオロフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(4−フルオ
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(2
−クロロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3
−(3−クロロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチ
ル、3−(4−クロロフェニル)−2−オキソプロパン
酸エチル、3−(2−ブロモフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸エチル、3−(3−ブロモフェニル)−2−オ
キソプロパン酸エチル、3−(4−ブロモフェニル)−
2−オキソプロパン酸エチル、3−(2−ヨードフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(2,5−ジ
フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3
−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸エチル、3−(3,4−ジフルオロフェニル)−2
−オキソプロパン酸エチル、3−(3,5−ジフルオロ
フェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(2,
4−ジクロロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチ
ル、3−(2,6−ジクロロフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸エチル、3−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−オキソプロパン酸エチル、3−(2−クロロ−6−
フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、
【0027】3−(2−ニトロフェニル)−2−オキソ
プロパン酸エチル、3−(3−ニトロフェニル)−2−
オキソプロパン酸エチル、3−(4−ニトロフェニル)
−2−オキソプロパン酸エチル、3−(2,4−ジニト
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−
(3,5−ジニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸
エチル、3−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−2
−オキソプロパン酸エチル、2−オキソ−3−(2−ト
リフルオロメチルフェニル)プロパン酸エチル、2−オ
キソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)プロパ
ン酸エチル、2−オキソ−3−(4−トリフルオロメチ
ルフェニル)プロパン酸エチル、3−(3,5−ビスト
リフルオロメチルフェニル)−2−オキソプロパン酸エ
チル、3−(2−メチルフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸エチル、3−(3−メチルフェニル)−2−オキソ
プロパン酸エチル、3−(4−メチルフェニル)−2−
オキソプロパン酸エチル、3−(4−エチルフェニル)
−2−オキソプロパン酸エチル、3−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(4
−t−ブチルフェニル)−2−オキソプロパン酸エチ
ル、3−(2,5−ジメチルフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸エチル、3−(3,4−ジメチルフェニル)−
2−オキソプロパン酸エチル、3−(2−メチル−3−
ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−
(5−メチル−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロ
パン酸エチル、2−オキソ−3−(2,4,6−トリメ
チルフェニル)プロパン酸エチル、3−(2−メトキシ
フェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3−(3−
メトキシフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル、3
−(4−メトキシフェニル)−2−オキソプロパン酸エ
チル、3−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−2
−オキソプロパン酸エチル、3−(1−ナフチル)−2
−オキソプロパン酸エチル、3−(2−ナフチル)−2
−オキソプロパン酸エチル、3−(3−インドリル)−
2−オキソプロパン酸エチル、
【0028】3−メチル−2−オキソブタン酸エチル、
3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸エチル、4−メ
トキシ−2−オキソブタン酸エチル、2−オキソ−3−
フェニルブタン酸エチル、3−メチル−2−オキソ−4
−フェニルブタン酸エチル、2−オキソ−4−フェニル
ブタン酸エチル、4−(4−フルオロフェニル)−2−
オキソブタン酸エチル、4−(3−クロロフェニル)−
2−オキソブタン酸エチル、4−(4−クロロフェニ
ル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(2−ブロモフ
ェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(2−ニト
ロフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(4−
ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−
(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタ
ン酸エチル、4−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)
−2−オキソブタン酸エチル、2−オキソ−4−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸エチル、(2−
メチルフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−
(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソブタン酸エ
チル、4−(2−メトキシフェニル)−2−オキソブタ
ン酸エチル、4−(4−メトキシフェニル)−2−オキ
ソブタン酸エチル、4−(2,5−ジメトキシフェニ
ル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−
(1−ナフチル)−2−オキソブタン酸エチル、4−
(2−ニトロ−1−ナフチル)−2−オキソブタン酸エ
チル、4−(2−ナフチル)−2−オキソブタン酸エチ
ル、4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−オキソブ
タン酸エチル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−2
−オキソブタン酸エチル、4−(1−ニトロ−2−ナフ
チル)−2−オキソブタン酸エチル、
【0029】2−オキソペンタン酸エチル、3−メチル
−2−オキソペンタン酸エチル、2−オキソペンタン酸
エチル、5−シクロヘキシル−2−オキソペンタン酸エ
チル、2−オキソ−5−フェニルペンタン酸エチル、5
−(3−クロロフェニル)−2−オキソペンタン酸エチ
ル、5−(3−メトキシフェニル)−2−オキソペンタ
ン酸エチル、5−(4−メトキシフェニル)−2−オキ
ソペンタン酸エチル、5,5−ジフェニル−2−オキソ
ペンタン酸エチル、5−メトキシ−2−オキソ−5−フ
ェニルペンタン酸エチル、5−(4−クロロフェニル)
−5−メトキシ−2−オキソペンタン酸エチル、5−イ
ソプロポキシ−2−オキソ−5−フェニルペンタン酸エ
チル、5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェニ
ル)−2−オキソペンタン酸エチル、2−オキソ−5−
フェノキシペンタン酸エチル、5−(4−フルオロフェ
ノキシ)−2−オキソペンタン酸エチル、5−(2−ブ
ロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オキソペンタン酸
エチル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチルフェノキ
シ)−2−オキソペンタン酸エチル、
【0030】2−オキソヘキサン酸エチル、5−メチル
−2−オキソヘキサン酸エチル、5,5−ジメチル−2
−オキソヘキサン酸エチル、2−オキソ−5−フェニル
ヘキサン酸エチル、2−オキソ−6−フェニルヘキサン
酸エチル、2−オキソ−6−フェノキシヘキサン酸エチ
ル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸エチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸エチル、6−(4−メチルフェノキシ)−
2−オキソヘキサン酸エチル、6−(4−ニトロフェノ
キシ)−2−オキソヘキサン酸エチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸エチル、
【0031】2−オキソヘプタン酸エチル、7−クロロ
−2−オキソヘプタン酸エチル、7−ブロモ−2−オキ
ソヘプタン酸エチル、6−メチル−2−オキソヘプタン
酸エチル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン酸エチ
ル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸エチル、7
−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキソヘプタン
酸エチル、2−オキソオクタン酸エチル、7−メチル−
2−オキソオクタン酸エチル、2−オキソ−8−フェニ
ルオクタン酸エチル、2−オキソノナン酸エチル、8−
メチル−2−オキソノナン酸エチル、2−オキソデカン
酸エチル、2−オキソ−10−フェノキシデカン酸エチ
ル、
【0032】2−オキソ−3−ブテン酸エチル、3−メ
チル−2−オキソ−3−ブテン酸エチル、2−オキソ−
4−フェニル−3−ブテン酸エチル、2−オキソ−4−
ペンテン酸エチル、4−クロロ−2−オキソ−4−ペン
テン酸エチル、4−メチル−2−オキソ−4−ペンテン
酸エチル、2−オキソ−4−ヘキセン酸エチル、5−メ
チル−2−オキソ−4−ヘキセン酸エチル、
【0033】2−オキソ−4−フェニル−3−ブチン酸
エチル、2−オキソ−3−ペンチン酸エチル、2−オキ
ソ−4−ヘキシン酸エチル、2−オキソ−3−ヘキシン
酸エチル、6−メトキシ−2−オキソ−3−ヘキシン酸
エチル、7−エトキシ−2−オキソ−3−ヘプチン酸エ
チル、
【0034】2−シクロプロピル−2−オキソエタン酸
エチル、2−シクロブチル−2−オキソエタン酸エチ
ル、2−シクロペンチル−2−オキソエタン酸エチル、
2−シクロヘキシル−2−オキソエタン酸エチル、2−
シクロヘプチル−2−オキソエタン酸エチル、2−シク
ロオクチル−2−オキソエタン酸エチル、
【0035】2−オキソ−2−フェニルエタン酸エチ
ル、2−(2−メチルフェニル)−2−オキソエタン酸
エチル、2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエ
タン酸エチル、2−(1−ナフチル)−2−オキソエタ
ン酸エチル、2−(2−ナフチル)−2−オキソエタン
酸エチル、
【0036】2−(2−フリル)−2−オキソエタン酸
エチル、2−(2−ベンゾ[b]フリル)−2−オキソ
エタン酸エチル、2−オキソ−2−(2−ピロリル)エ
タン酸エチル、2−(3−インドリル)−2−オキソエ
タン酸エチル、2−オキソ−2−(2−チエニル)エタ
ン酸エチル、2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−2−
オキソエタン酸エチル、3−(ベンゾチアゾール−2−
イル)−2−オキソプロパン酸エチル、
【0037】3−シクロヘキシル−2−オキソプロパン
酸イソプロピル、3−(4−メトキシシクロヘキシル)
−2−オキソプロパン酸イソプロピル、2−オキソ−3
−フェニルプロパン酸イソプロピル、3−(2−フルオ
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3
−(3−フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸イ
ソプロピル、3−(4−フルオロフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸イソプロピル、3−(2−クロロフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(3−
クロロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピ
ル、3−(4−クロロフェニル)−2−オキソプロパン
酸イソプロピル、3−(2−ブロモフェニル)−2−オ
キソプロパン酸イソプロピル、3−(3−ブロモフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−
ブロモフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピ
ル、3−(2−ヨードフェニル)−2−オキソプロパン
酸イソプロピル、3−(2,5−ジフルオロフェニル)
−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(2,6−
ジフルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロ
ピル、3−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸イソプロピル、3−(3,5−ジフルオロ
フェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソプロパン酸
イソプロピル、3−(2,6−ジクロロフェニル)−2
−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(3,4−ジク
ロロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、
3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸イソプロピル、
【0038】3−(2−ニトロフェニル)−2−オキソ
プロパン酸イソプロピル、3−(3−ニトロフェニル)
−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−ニト
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3
−(2,4−ジニトロフェニル)−2−オキソプロパン
酸イソプロピル、3−(3,5−ジニトロフェニル)−
2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−クロロ
−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプ
ロピル、2−オキソ−3−(2−トリフルオロメチルフ
ェニル)プロパン酸イソプロピル、2−オキソ−3−
(3−トリフルオロメチルフェニル)プロパン酸イソプ
ロピル、2−オキソ−3−(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)プロパン酸イソプロピル、3−(3,5−ビス
トリフルオロメチルフェニル)−2−オキソプロパン酸
イソプロピル、3−(2−メチルフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸イソプロピル、3−(3−メチルフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−
メチルフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピ
ル、3−(4−エチルフェニル)−2−オキソプロパン
酸イソプロピル、3−(4−イソプロピルフェニル)−
2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−t−ブ
チルフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、
3−(2,5−ジメチルフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸イソプロピル、3−(3,4−ジメチルフェニル)
−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(2−メチ
ル−3−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸イソ
プロピル、3−(5−メチル−2−ニトロフェニル)−
2−オキソプロパン酸イソプロピル、2−オキソ−3−
(2,4,6−トリメチルフェニル)プロパン酸イソプ
ロピル、3−(2−メトキシフェニル)−2−オキソプ
ロパン酸イソプロピル、3−(3−メトキシフェニル)
−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(4−メト
キシフェニル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、
3−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸イソプロピル、3−(1−ナフチル)−2
−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(2−ナフチ
ル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、3−(3−
インドリル)−2−オキソプロパン酸イソプロピル、
【0039】3−メチル−2−オキソブタン酸イソプロ
ピル、3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸イソプロ
ピル、4−メトキシ−2−オキソブタン酸イソプロピ
ル、2−オキソ−3−フェニルブタン酸イソプロピル、
3−メチル−2−オキソ−4−フェニルブタン酸イソプ
ロピル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸イソプロピ
ル、4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブタン
酸イソプロピル、4−(3−クロロフェニル)−2−オ
キソブタン酸イソプロピル、4−(4−クロロフェニ
ル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(2−ブ
ロモフェニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4
−(2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸イソプ
ロピル、4−(4−ニトロフェニル)−2−オキソブタ
ン酸イソプロピル、4−(4−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(4−
ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸イ
ソプロピル、2−オキソ−4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)ブタン酸イソプロピル、4−(2−メチル
フェニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−
(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソブタン酸イ
ソプロピル、4−(2−メトキシフェニル)−2−オキ
ソブタン酸イソプロピル、4−(4−メトキシフェニ
ル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(2,5
−ジメトキシフェニル)−2−オキソブタン酸イソプロ
ピル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オキ
ソブタン酸イソプロピル、4−(1−ナフチル)−2−
オキソブタン酸イソプロピル、4−(2−ニトロ−1−
ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−
(2−ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、
4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−オキソブタン
酸イソプロピル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−
2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(1−ニトロ−
2−ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、
【0040】2−オキソペンタン酸イソプロピル、3−
メチル−2−オキソペンタン酸イソプロピル、2−オキ
ソペンタン酸イソプロピル、5−シクロヘキシル−2−
オキソペンタン酸イソプロピル、2−オキソ−5−フェ
ニルペンタン酸イソプロピル、5−(3−クロロフェニ
ル)−2−オキソペンタン酸イソプロピル、5−(3−
メトキシフェニル)−2−オキソペンタン酸イソプロピ
ル、5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソペンタ
ン酸イソプロピル、5,5−ジフェニル−2−オキソペ
ンタン酸イソプロピル、5−メトキシ−2−オキソ−5
−フェニルペンタン酸イソプロピル、5−(4−クロロ
フェニル)−5−メトキシ−2−オキソペンタン酸イソ
プロピル、5−イソプロポキシ−2−オキソ−5−フェ
ニルペンタン酸イソプロピル、5−イソプロポキシ−5
−(4−メチルフェニル)−2−オキソペンタン酸イソ
プロピル、2−オキソ−5−フェノキシペンタン酸イソ
プロピル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−オキ
ソペンタン酸イソプロピル、5−(2−ブロモ−4−メ
チルフェノキシ)−2−オキソペンタン酸イソプロピ
ル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)
−2−オキソペンタン酸イソプロピル、
【0041】2−オキソヘキサン酸イソプロピル、5−
メチル−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、5,5−
ジメチル−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、2−オ
キソ−5−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−オキ
ソ−6−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−オキソ
−6−フェノキシヘキサン酸イソプロピル、6−(2−
メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸イソプロピ
ル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸イソプロピル、6−(4−メチルフェノキシ)−2
−オキソヘキサン酸イソプロピル、6−(4−ニトロフ
ェノキシ)−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、6−
(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン
酸イソプロピル、
【0042】2−オキソヘプタン酸イソプロピル、7−
クロロ−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、7−ブロ
モ−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、6−メチル−
2−オキソヘプタン酸イソプロピル、2−オキソ−7−
フェニルヘプタン酸イソプロピル、2−オキソ−7−フ
ェノキシヘプタン酸イソプロピル、7−(4−t−ブチ
ルフェノキシ)−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、
2−オキソオクタン酸イソプロピル、7−メチル−2−
オキソオクタン酸イソプロピル、2−オキソ−8−フェ
ニルオクタン酸イソプロピル、2−オキソノナン酸イソ
プロピル、8−メチル−2−オキソノナン酸イソプロピ
ル、2−オキソデカン酸イソプロピル、2−オキソ−1
0−フェノキシデカン酸イソプロピル、
【0043】2−オキソ−3−ブテン酸イソプロピル、
3−メチル−2−オキソ−3−ブテン酸イソプロピル、
2−オキソ−4−フェニル−3−ブテン酸イソプロピ
ル、2−オキソ−4−ペンテン酸イソプロピル、4−ク
ロロ−2−オキソ−4−ペンテン酸イソプロピル、4−
メチル−2−オキソ−4−ペンテン酸イソプロピル、2
−オキソ−4−ヘキセン酸イソプロピル、5−メチル−
2−オキソ−4−ヘキセン酸イソプロピル、
【0044】2−オキソ−4−フェニル−3−ブチン酸
イソプロピル、2−オキソ−3−ペンチン酸イソプロピ
ル、2−オキソ−4−ヘキシン酸イソプロピル、2−オ
キソ−3−ヘキシン酸イソプロピル、6−メトキシ−2
−オキソ−3−ヘキシン酸イソプロピル、7−エトキシ
−2−オキソ−3−ヘプチン酸イソプロピル、
【0045】2−シクロプロピル−2−オキソエタン酸
イソプロピル、2−シクロブチル−2−オキソエタン酸
イソプロピル、2−シクロペンチル−2−オキソエタン
酸イソプロピル、2−シクロヘキシル−2−オキソエタ
ン酸イソプロピル、2−シクロヘプチル−2−オキソエ
タン酸イソプロピル、2−シクロオクチル−2−オキソ
エタン酸イソプロピル、
【0046】2−オキソ−2−フェニルエタン酸イソプ
ロピル、2−(2−メチルフェニル)−2−オキソエタ
ン酸イソプロピル、2−(4−メトキシフェニル)−2
−オキソエタン酸イソプロピル、2−(1−ナフチル)
−2−オキソエタン酸イソプロピル、2−(2−ナフチ
ル)−2−オキソエタン酸イソプロピル、
【0047】2−(2−フリル)−2−オキソエタン酸
イソプロピル、2−(2−ベンゾ[b]フリル)−2−
オキソエタン酸イソプロピル、2−オキソ−2−(2−
ピロリル)エタン酸イソプロピル、2−(3−インドリ
ル)−2−オキソエタン酸イソプロピル、2−オキソ−
2−(2−チエニル)エタン酸イソプロピル、2−(2
−ベンゾ[b]チエニル)−2−オキソエタン酸イソプ
ロピル、3−(ベンゾチアゾール−2−イル)−2−オ
キソプロパン酸イソプロピル、
【0048】3−シクロヘキシル−2−オキソプロパン
酸ベンジル、3−(4−メトキシシクロヘキシル)−2
−オキソプロパン酸ベンジル、2−オキソ−3−フェニ
ルプロパン酸ベンジル、3−(2−フルオロフェニル)
−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(3−フルオロ
フェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(4
−フルオロフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジ
ル、3−(2−クロロフェニル)−2−オキソプロパン
酸ベンジル、3−(3−クロロフェニル)−2−オキソ
プロパン酸ベンジル、3−(4−クロロフェニル)−2
−オキソプロパン酸ベンジル、3−(2−ブロモフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(3−ブロ
モフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−
(4−ブロモフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジ
ル、3−(2−ヨードフェニル)−2−オキソプロパン
酸ベンジル、3−(2,5−ジフルオロフェニル)−2
−オキソプロパン酸ベンジル、3−(2,6−ジフルオ
ロフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−
(3,4−ジフルオロフェニル)−2−オキソプロパン
酸ベンジル、3−(3,5−ジフルオロフェニル)−2
−オキソプロパン酸ベンジル、3−(2,4−ジクロロ
フェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−
(2,6−ジクロロフェニル)−2−オキソプロパン酸
ベンジル、3−(3,4−ジクロロフェニル)−2−オ
キソプロパン酸ベンジル、3−(2−クロロ−6−フル
オロフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、
【0049】3−(2−ニトロフェニル)−2−オキソ
プロパン酸ベンジル、3−(3−ニトロフェニル)−2
−オキソプロパン酸ベンジル、3−(4−ニトロフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(2,4−
ジニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、
3−(3,5−ジニトロフェニル)−2−オキソプロパ
ン酸ベンジル、3−(4−クロロ−2−ニトロフェニ
ル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、2−オキソ−3
−(2−トリフルオロメチルフェニル)プロパン酸ベン
ジル、2−オキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェ
ニル)プロパン酸ベンジル、2−オキソ−3−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)プロパン酸ベンジル、3−
(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−2−オ
キソプロパン酸ベンジル、3−(2−メチルフェニル)
−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(3−メチルフ
ェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(4−
メチルフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3
−(4−エチルフェニル)−2−オキソプロパン酸ベン
ジル、3−(4−イソプロピルフェニル)−2−オキソ
プロパン酸ベンジル、3−(4−t−ブチルフェニル)
−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(2,5−ジメ
チルフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−
(3,4−ジメチルフェニル)−2−オキソプロパン酸
ベンジル、3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)−
2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(5−メチル−2
−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、
2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチルフェニル)
プロパン酸ベンジル、3−(2−メトキシフェニル)−
2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(3−メトキシフ
ェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、3−(4−
メトキシフェニル)−2−オキソプロパン酸ベンジル、
3−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−2−オキ
ソプロパン酸ベンジル、3−(1−ナフチル)−2−オ
キソプロパン酸ベンジル、3−(2−ナフチル)−2−
オキソプロパン酸ベンジル、3−(3−インドリル)−
2−オキソプロパン酸ベンジル、
【0050】3−メチル−2−オキソブタン酸ベンジ
ル、3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸ベンジル、
4−メトキシ−2−オキソブタン酸ベンジル、2−オキ
ソ−3−フェニルブタン酸ベンジル、3−メチル−2−
オキソ−4−フェニルブタン酸ベンジル、2−オキソ−
4−フェニルブタン酸ベンジル、4−(4−フルオロフ
ェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(3−ク
ロロフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−
(4−クロロフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジ
ル、4−(2−ブロモフェニル)−2−オキソブタン酸
ベンジル、4−(2−ニトロフェニル)−2−オキソブ
タン酸ベンジル、4−(4−ニトロフェニル)−2−オ
キソブタン酸ベンジル、4−(4−クロロ−2−ニトロ
フェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(4−
ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸ベ
ンジル、4−(2−メチルフェニル)−2−オキソブタ
ン酸ベンジル、2−オキソ−4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ブタン酸ベンジル、4−(2,4−ジメ
チルフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−
(2−メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジ
ル、4−(4−メトキシフェニル)−2−オキソブタン
酸ベンジル、4−(2,5−ジメトキシフェニル)−2
−オキソブタン酸ベンジル、4−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(1−
ナフチル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(2−
ニトロ−1−ナフチル)−2−オキソブタン酸ベンジ
ル、4−(2−ナフチル)−2−オキソブタン酸ベンジ
ル、4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−オキソブ
タン酸ベンジル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−
2−オキソブタン酸ベンジル、4−(1−ニトロ−2−
ナフチル)−2−オキソブタン酸ベンジル、
【0051】2−オキソペンタン酸ベンジル、3−メチ
ル−2−オキソペンタン酸ベンジル、2−オキソペンタ
ン酸ベンジル、5−シクロヘキシル−2−オキソペンタ
ン酸ベンジル、2−オキソ−5−フェニルペンタン酸ベ
ンジル、5−(3−クロロフェニル)−2−オキソペン
タン酸ベンジル、5−(3−メトキシフェニル)−2−
オキソペンタン酸ベンジル、5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−オキソペンタン酸ベンジル、5,5−ジフェ
ニル−2−オキソペンタン酸ベンジル、5−メトキシ−
2−オキソ−5−フェニルペンタン酸ベンジル、5−
(4−クロロフェニル)−5−メトキシ−2−オキソペ
ンタン酸ベンジル、5−イソプロポキシ−2−オキソ−
5−フェニルペンタン酸ベンジル、5−イソプロポキシ
−5−(4−メチルフェニル)−2−オキソペンタン酸
ベンジル、2−オキソ−5−フェノキシペンタン酸ベン
ジル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−オキソペ
ンタン酸ベンジル、5−(2−ブロモ−4−メチルフェ
ノキシ)−2−オキソペンタン酸ベンジル、5−(2,
6−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オキソペ
ンタン酸ベンジル、
【0052】2−オキソヘキサン酸ベンジル、5−メチ
ル−2−オキソヘキサン酸ベンジル、5,5−ジメチル
−2−オキソヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−5−フ
ェニルヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−6−フェニル
ヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−6−フェノキシヘキ
サン酸ベンジル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−
オキソヘキサン酸ベンジル、6−(3−メチルフェノキ
シ)−2−オキソヘキサン酸ベンジル、6−(4−メチ
ルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸ベンジル、6−
(4−ニトロフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸ベン
ジル、6−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸ベンジル、
【0053】2−オキソヘプタン酸ベンジル、7−クロ
ロ−2−オキソヘプタン酸ベンジル、7−ブロモ−2−
オキソヘプタン酸ベンジル、6−メチル−2−オキソヘ
プタン酸ベンジル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン
酸ベンジル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸ベ
ンジル、7−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘプタン酸ベンジル、2−オキソオクタン酸ベンジ
ル、7−メチル−2−オキソオクタン酸ベンジル、2−
オキソ−8−フェニルオクタン酸ベンジル、2−オキソ
ノナン酸ベンジル、8−メチル−2−オキソノナン酸ベ
ンジル、2−オキソデカン酸ベンジル、2−オキソ−1
0−フェノキシデカン酸ベンジル、
【0054】2−オキソ−3−ブテン酸ベンジル、3−
メチル−2−オキソ−3−ブテン酸ベンジル、2−オキ
ソ−4−フェニル−3−ブテン酸ベンジル、2−オキソ
−4−ペンテン酸ベンジル、4−クロロ−2−オキソ−
4−ペンテン酸ベンジル、4−メチル−2−オキソ−4
−ペンテン酸ベンジル、2−オキソ−4−ヘキセン酸ベ
ンジル、5−メチル−2−オキソ−4−ヘキセン酸ベン
ジル、
【0055】2−オキソ−4−フェニル−3−ブチン酸
t−ブチル、2−オキソ−3−ペンチン酸ベンジル、2
−オキソ−4−ヘキシン酸ベンジル、2−オキソ−3−
ヘキシン酸ベンジル、6−メトキシ−2−オキソ−3−
ヘキシン酸ベンジル、7−エトキシ−2−オキソ−3−
ヘプチン酸ベンジル、
【0056】2−シクロプロピル−2−オキソエタン酸
ベンジル、2−シクロブチル−2−オキソエタン酸ベン
ジル、2−シクロペンチル−2−オキソエタン酸ベンジ
ル、2−シクロヘキシル−2−オキソエタン酸ベンジ
ル、2−シクロヘプチル−2−オキソエタン酸ベンジ
ル、2−シクロオクチル−2−オキソエタン酸ベンジ
ル、
【0057】2−オキソ−2−フェニルエタン酸ベンジ
ル、2−(2−メチルフェニル)−2−オキソエタン酸
ベンジル、2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ
エタン酸ベンジル、2−(1−ナフチル)−2−オキソ
エタン酸ベンジル、2−(2−ナフチル)−2−オキソ
エタン酸ベンジル、
【0058】2−(2−フリル)−2−オキソエタン酸
ベンジル、2−(2−ベンゾ[b]フリル)−2−オキ
ソエタン酸ベンジル、2−オキソ−2−(2−ピロリ
ル)エタン酸ベンジル、2−(3−インドリル)−2−
オキソエタン酸ベンジル、2−オキソ−2−(2−チエ
ニル)エタン酸ベンジル、2−(2−ベンゾ[b]チエ
ニル)−2−オキソエタン酸ベンジル、3−(ベンゾチ
アゾール−2−イル)−2−オキソプロパン酸ベンジ
ル、
【0059】2−オキソ−4−フェニルブタン酸プロピ
ル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸ブチル、2−オ
キソ−4−フェニルブタン酸イソブチル、2−オキソ−
4−フェニルブタン酸sec−ブチル、2−オキソ−4
−フェニルブタン酸t−ブチル、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸ペンチル、2−オキソ−4−フェニルブタ
ン酸ネオペンチル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸
ヘキシル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸p−ニト
ロベンジル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸2−フ
ェニルエチル、4−(2−ニトロフェニル)−2−オキ
ソブタン酸t−ブチル、
【0060】1−オキソプロパン−1,3−ジカルボン
酸ジメチル、1−オキソプロパン−1,3−ジカルボン
酸ジエチル、1−オキソプロパン−1,3−ジカルボン
酸ジブチル、2,4−ジオキソ−4−フェニルブタン酸
メチル、2,4−ジオキソ−4−(2−チエニル)ブタ
ン酸エチル、2,4−ジオキソペンタン酸メチル、2,
4−ジオキソペンタン酸エチル、2,4−ジオキソ−5
−フェニルペンタン酸メチル、5,5−ジメチル−2,
4−ジオキソヘキサン酸メチル、2,4−ジオキソ−6
−フェニル−5−ヘキセン酸エチル、2,4−ジオキソ
−6−フェニル−5−ヘキセン酸ブチルなどが挙げられ
る。
【0061】本発明で使用する重亜硫酸塩(II)として
は、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、
亜硫酸水素カリウムなどが挙げられる。かかる重亜硫酸
塩は、市販試薬等を用いてもよいし、アンモニア水また
は対応するアルカリ金属水酸化物の水溶液中に亜硫酸ガ
スを吸収させて調製したものを用いてもよい。かかる重
亜硫酸塩の使用量はピルビン酸化合物(I)に対して通
常0.3〜10モル倍、好ましくは0.5〜5モル倍の
範囲である。
【0062】また、市販の重亜硫酸塩は、重亜硫酸塩と
ピロ亜硫酸塩との混合物である場合もある。かかる混合
物を用いる場合には、混合物中に含まれる正味の亜硫酸
のモル量に換算して使用すればよい。かかる混合物を使
用する際の正味の亜硫酸の使用量は、ピルビン酸化合物
(I)に対して通常0.3〜10モル倍、好ましくは
0.5〜5モル倍の範囲である。
【0063】本発明の方法においては、通常水を溶媒と
して用いて行われる。水の使用量は重亜硫酸塩に対して
通常0.5〜50重量倍、好ましくは1〜30重量倍の
範囲である。有機溶媒は特に必要とはしないが、反応後
の処理を簡便にするために、水に不溶または難溶の有機
溶媒と水との混合溶媒を使用することもできる。かかる
有機溶媒としては実質上反応に不活性な溶媒であれば特
に制限はないが、例えばベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタンなどの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンな
どのハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテルなどのエーテル類、メチルイソブチルケ
トンなどのケトン類などが挙げられる。これらの溶媒は
それぞれ単独または2種類以上を混合して用いられ、そ
の使用量はピルビン酸化合物(I)に対して通常0.2
〜50重量倍、好ましくは0.5〜30重量倍の範囲で
ある。
【0064】本発明のピルビン酸化合物(I)と重亜硫
酸塩(II)の反応は、例えば重亜硫酸塩の水溶液に、有
機溶媒に溶かしたピルビン酸化合物(I)を供給するこ
とにより行われる。あるいは、有機溶媒に溶かしたピル
ビン酸化合物(I)に、重亜硫酸塩の水溶液を供給して
もよい。反応温度は通常−5〜100℃、好ましくは0
〜80℃の範囲である。反応時間は、特に限定されるも
のではないが、通常、0.5〜48時間程度である。
【0065】反応に際しては、必要に応じて反応混合物
のpHを調整することもできる。かかるpH調整剤とし
ては、例えば塩酸、硫酸などの無機酸、シュウ酸、クエ
ン酸、酢酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの無機塩基などが挙げられる。かかるpH調整
剤の添加により、反応混合物のpHを3〜7の範囲に調
節することが好ましい。かかるpH調整は、例えば有機
溶媒に溶かしたピルビン酸化合物(I)に、重亜硫酸塩
の水溶液を供給した後、pH調整剤を添加することによ
り行われる。あるいは、重亜硫酸塩の水溶液にpH調整
剤を添加した後、有機溶媒に溶かしたピルビン酸化合物
(I)を供給してもよい。
【0066】また、必要に応じて相関移動触媒を用いる
こともできる。かかる相関移動触媒としては、ベンジル
トリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチル
アンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロ
ミド、硫酸水素テトラブチルアンモニウムなどの4級ア
ンモニウム塩、およびトリフェニルホスホニウムブロミ
ド、トリフェニルホスホニウムヨージドなどの4級ホス
ホニウム塩などが挙げられる。かかる相関移動触媒の使
用量はピルビン酸化合物(I)に対して通常0.005
〜0.8モル倍、好ましくは0.01〜0.2モル倍の
範囲である。
【0067】かくして一般式(I)で示されるピルビン
酸化合物の重亜硫酸塩付加物が得られるが、かかる重亜
硫酸塩付加物としては、例えば前記したピルビン酸化合
物の亜硫酸水素アンモニウム付加物、亜硫酸水素ナトリ
ウム付加物、亜硫酸水素カリウム付加物などが挙げられ
る。
【0068】得られたピルビン酸化合物(I)の重亜硫
酸塩付加物は、例えば反応後の反応混合物を分液するこ
とにより水層として得られる。分液に際しては、反応時
の水の使用量または有機溶媒の使用量が少ない場合に
は、容易に分液できないこともあるが、その場合には適
宜、疎水性の溶媒または水を加えた後に分液すればよ
い。かかる疎水性の溶媒としては、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、シ
クロヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、1,2−
ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテルなどのエーテル類などが挙げられ
る。得られた水層は、更に疎水性の溶媒で洗浄すること
により、不純物を効率よく除去することもできる。ま
た、該水層から例えば溶媒留去などの方法によって容易
に重亜硫酸塩付加物を単離することができ、これは更に
再結晶などの方法によって精製することもできる。
【0069】かかる操作により、ピルビン酸化合物中に
含まれる重亜硫酸塩と反応して付加物を形成しない有機
化合物で、水と任意の割合で混合しない有機化合物であ
れば、不純物として効率よく有機層中に除去することが
できる。
【0070】また、ピルビン酸化合物(I)と重亜硫酸
塩との反応後、未反応のピルビン酸化合物(I)が残存
する場合には、有機層中に回収されるが、かかる未反応
のピルビン酸化合物(I)は、該有機層をさらに重亜硫
酸塩との反応工程に再使用することもできる。
【0071】次いで、得られたピルビン酸化合物(I)
の重亜硫酸塩付加物を酸により分解して、精製されたピ
ルビン酸化合物(I)を得ることができる。かかる酸と
しては通常、塩酸、硫酸、臭化水素酸などの無機酸が用
いられる。酸の使用量はピルビン酸化合物(I)の重亜
硫酸塩付加物に対して通常0.3〜10モル倍、好まし
くは0.5〜5モル倍の範囲である。
【0072】上記分解反応は通常水を溶媒として用いて
行われる。水の使用量はピルビン酸化合物(I)の重亜
硫酸塩付加物に対して通常0.2〜50重量倍、好まし
くは0.5〜30重量倍の範囲である。有機溶媒は特に
必要とはしないが、反応後の処理を簡便にするために、
水に不溶または難溶の有機溶媒と水との混合溶媒を使用
することもできる。かかる有機溶媒としては実質上反応
に不活性な溶媒であれば特に制限はないが、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水
素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどの
エーテル類、メチルイソブチルケトンなどのケトン類な
どが挙げられる。これらの溶媒はそれぞれ単独または2
種類以上を混合して用いられ、その使用量はピルビン酸
化合物(I)の重亜硫酸塩付加物に対して通常0.2〜
50重量倍、好ましくは0.5〜30重量倍の範囲であ
る。
【0073】酸による分解反応は、例えばピルビン酸化
合物の重亜硫酸塩付加物の水溶液に、酸を加えることに
より行われる。反応温度は通常0〜100℃、好ましく
は10〜80℃である。
【0074】酸による分解反応により亜硫酸ガスが発生
するが、かかる亜硫酸ガスをアンモニア水、水酸化ナト
リウム、または水酸化カリウムの水溶液に吸収させるこ
とにより、重亜硫酸塩の水溶液として回収することがで
きる。回収された該水溶液は、必要に応じて本発明に再
使用することができる。
【0075】かくして精製されたピルビン酸化合物
(I)が生成するが、かかるピルビン酸化合物(I)は例
えば該反応混合物を分液し、得られた有機層から通常の
方法、例えば減圧濃縮などによって容易に取り出すこと
ができる。分液に際して、反応時の水の使用量または有
機溶媒の使用量が少ない場合には、容易に分液できない
こともあるが、その場合には適宜、疎水性の溶媒または
水を加えた後に分液すればよい。かかる疎水性の溶媒と
しては、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタンな
どの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどの
エーテル類などが挙げられる。
【0076】かくして得られるピルビン酸化合物(I)
は、当然のことであるが前記した化合物と同じ化合物が
挙げられる。
【0077】本発明の原料となるピルビン酸化合物
(I)は、例えば前述のスキーム1に準じて対応する有
機金属化合物から、または、スキーム2に準じて対応す
るハライド類から、容易に製造することができる。ま
た、さらには、例えば(1)ベンズアルデヒドとピルビ
ン酸ナトリウムを縮合させてベンザルピルビン酸を得、
次いでこれをクロロギ酸エチルと反応させてベンザルピ
ルビン酸エチルを得、次いでこれを還元する方法[EP
387058号公報]、(2)フェネチルブロミドと一
酸化炭素をコバルトカルボニル触媒の存在下に反応させ
る方法[J.Mol.Cat.,88,295(199
4)]などに準じても製造することもできる。原料のピ
ルビン酸化合物(I)の製造方法はこれらの方法に限定
されないが、何れも本発明の原料として使用できる。
【0078】これらピルビン酸化合物のうち、R1がR3
-CH2-CH2-(式中、R3は、低級アルキル基またはア
リール基である。)である場合、一般式(VIII) (式中、R3は、低級アルキル基またはアリール基を示
し、R4は低級アルキル基を示す。)で示されるピルビ
ン酸化合物は、一般式(III) (式中、R3は低級アルキル基またはアリール基を示
し、Xはハロゲン原子またはスルホニルオキシ基を示
す。)で示されるアルカン化合物に一般式(IV) (式中、R4は低級アルキル基を示し、R5は低級アルキ
ル基または低級アルコキシ基を示す。)で示されるβ−
ケトエステル化合物を反応させて一般式(V) (式中、R3、R4、R5は前記と同じ意味を表わす。)
で示されるジケト化合物を得、次いで一般式(VI) Y−N=O (VI) (式中、Yは水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子
または−OSO3H基を示す。)で示される亜硝酸化合
物を反応させて一般式(VII) (式中、 R3、R4はそれぞれ前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるα−オキシイミノエステル化合物を
得、次いで酸の存在下にアルデヒド化合物を反応させて
一般式(VIII)で示されるピルビン酸化合物の粗生成物
を得、次いで一般式(II)で示される重亜硫酸塩とを反
応させてピルビン酸化合物の重亜硫酸塩付加物を得、次
いでこれを酸により分解することにより精ピルビン酸化
合物として得られる。
【0079】一般式(III)で示されるアルカン化合物
において、置換基R3における低級アルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル
基、n−ヘキシル基などの直鎖状または分枝状の炭素数
1〜6のアルキル基などが挙げられる。これらの低級ア
ルキル基はハロゲン原子、低級アルコキシ基、アリール
オキシ基、シクロアルキル基、アリール基、またはヘテ
ロ環基より選ばれる1〜4個の置換基で置換されていて
もよい。ここでハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素
原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられ、低級アル
コキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、
イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、n−ペンチルオ
キシ基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基
などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ
基が挙げられ、アリールオキシ基としては、例えば、フ
ェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキ
シ基などが挙げられ、シクロアルキル基としては、例え
ばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基などの環状の炭素数3〜8のアルキル基が挙げら
れ、アリール基しては、例えばフェニル基、ナフチル基
などが挙げられ、ヘテロ環基としては、例えばテトラヒ
ドロフラン、フラン、テトラヒドロフラン、ベンゾ
[b]フラン、ピロール、ピロリジン、ピリジン、イン
ドール、イミダゾール、チオフェン、ベンゾ[b]チオ
フェンなどの1〜3個のヘテロ原子を有するヘテロ環の
一価基などが挙げられる。これらのアリールオキシ基、
シクロアルキル基、アリール基、およびヘテロ環基は更
にハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、低
級アルキル基または低級アルコキシ基より選ばれる1〜
3個の置換基で置換されていてもよい。ここでハロゲン
原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨ
ウ素原子が挙げられ、低級アルキル基としては、例えば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、n−
ヘキシル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜6の
アルキル基が挙げられ、低級アルコキシ基としては、例
えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソ
プロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、se
c−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ
基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基など
の直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基な
どが挙げられる。
【0080】置換基R3におけるアリール基としては、
例えばフェニル基、ナフチル基などが挙げられ、これら
のアリール基はハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロ
メチル基、低級アルキル基または低級アルコキシ基より
選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい。こ
こで、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭
素原子およびヨウ素原子が挙げられ、低級アルキル基と
しては例えば前記と同様の直鎖状または分枝状の炭素数
1〜6のアルキル基などが挙げられ、低級アルコキシ基
としては例えば前記と同様の直鎖状または分枝状の炭素
数1〜6のアルコキシ基などが挙げられる。
【0081】アルカン化合物(III)における置換基X
としては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子、およびメタンスルホニルオキシ基、トリ
フルオロメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニ
ルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基等のスル
ホニルオキシ基が挙げられる。
【0082】かかるアルカン化合物としては、例えば1
−ブロモプロパン、1−シクロヘキシル−3−ブロモプ
ロパン、1−ブロモ−3−フェニルプロパン、1−クロ
ロ−3−(4−クロロフェニル)プロパン、1−ブロモ
−3−(3−メトキシフェニル)プロパン、1−ブロモ
−3−(4−メトキシフェニル)プロパン、1−ブロモ
−3,3−ジフェニルプロパン、1−クロロ−3−メト
キシ−3−フェニルプロパン、1−クロロ−3−(4−
クロロフェニル)−3−メトキシプロパン、1−クロロ
−3−イソプロポキシ−3−フェニルプロパン、1−ク
ロロ−3−イソプロポキシ−3−(4−メチルフェニ
ル)プロパン、1−ブロモ−3−フェノキシプロパン、
1−クロロ−3−(4−フルオロフェノキシ)プロパ
ン、1−ブロモ−3−(2−ブロモ−4−メチルフェノ
キシ)プロパン、1−ブロモ−3−(2,6−ジブロモ
−4−メチルフェノキシ)プロパン、
【0083】1−ブロモブタン、1−ブロモ−3−メチ
ルブタン、1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン、1−
クロロ−3−フェニルブタン、1−ブロモ−4−フェニ
ルブタン、1−ブロモ−4−フェノキシブタン、1−ク
ロロ−4−(2−メチルフェノキシ)ブタン、1−クロ
ロ−4−(3−メチルフェノキシ)ブタン、1−クロロ
−4−(4−メチルフェノキシ)ブタン、1−ヨード−
4−(4−ニトロフェノキシ)ブタン、1−ブロモ−4
−(2,5−ジメチルフェノキシ)ブタン、
【0084】1−ブロモペンタン、1,5−ジクロロペ
ンタン、1−ブロモ−5−クロロペンタン、1−クロロ
−5−ヨードペンタン、1,5−ブロモペンタン、1−
ブロモ−5−ヨードペンタン、メタンスルホン酸5−ク
ロロペンチル、p−トルエンスルホン酸5−クロロペン
チル、1−ブロモ−4−メチルペンタン、1−クロロ−
5−フェニルペンタン、1−クロロ−5−フェノキシペ
ンタン、1−ブロモ−5−(4−t−ブチルフェノキ
シ)ペンタン、
【0085】1−ブロモヘキサン、1−ブロモ−5−メ
チルヘキサン、1−ブロモ−6−フェニルヘキサン、1
−ブロモヘプタン、1−ブロモ−6−メチルヘプタン、
1−クロロオクタン、1−ブロモオクタン、1−ヨード
オクタン、メタンスルホン酸オクチル、トリフルオロメ
タンスルホン酸オクチル、ベンゼンスルホン酸オクチ
ル、p−トルエンスルホン酸オクチル、1−ブロモ−8
−フェノキシオクタン、
【0086】(2−クロロエチル)ベンゼン、(2−ブ
ロモエチル)ベンゼン、(2−ヨードエチル)ベンゼ
ン、メタンスルホン酸2−フェニルエチル、トリフルオ
ロメタンスルホン酸2−フェニルエチル、ベンゼンスル
ホン酸2−フェニルエチル、p−トルエンスルホン酸2
−フェニルエチル、1−クロロ−2−(4−フルオロフ
ェニル)エタン、1−クロロ−2−(3−クロロフェニ
ル)エタン、1−クロロ−2−(4−クロロフェニル)
エタン、1−ブロモ−2−(2−ブロモフェニル)エタ
ン、1−クロロ−2−(2−ニトロフェニル)エタン、
1−ブロモ−2−(2−ニトロフェニル)エタン、1−
ブロモ−2−(4−ニトロフェニル)エタン、1−クロ
ロ−2−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)エタン、
1−ブロモ−2−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)
エタン、1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−2
−クロロエタン、1−ブロモ−2−(4−ブロモ−2−
ニトロフェニル)エタン、1−ブロモ−2−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)エタン、1−ブロモ−2−
(2−メチルフェニル)エタン、1−ブロモ−2−
(2,4−ジメチルフェニル)エタン、1−クロロ−2
−(2−メトキシフェニル)エタン、1−ブロモ−2−
(4−メトキシフェニル)エタン、1−クロロ−2−
(2,5−ジメトキシフェニル)エタン、1−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−ヨードエタン、1−ブロ
モ−2−(1−ナフチル)エタン、1−ブロモ−2−
(2−ニトロ−1−ナフチル)エタン、1−ブロモ−2
−(2−ナフチル)エタン、1−ブロモ−2−(1−ク
ロロ−2−ナフチル)エタン、1−ブロモ−2−(1−
ブロモ−2−ナフチル)エタン、1−ブロモ−2−(1
−ニトロ−2−ナフチル)エタンなどが挙げられる。か
かるアルカン化合物(I)は、例えばJ.Am.Che
m.Soc.,55,4652(1933)、J.Me
d.Chem.,26,947(1983)などに準じ
て対応するアルコールから、あるいは例えばJ.Me
d.Chem.,20,1020(1977)などに準
じて対応するカルボン酸から容易に合成することができ
る。
【0087】一般式(IV)で示されるβ−ケトエステル
化合物において、置換基R4で示される低級アルキル基
としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオ
ペンチル基、n−ヘキシル基などの直鎖状または分枝状
の炭素数1〜6のアルキル基などが挙げられる。かかる
低級アルキル基は1〜2個のアリール基で置換されてい
てもよい。かかるアリール基としては例えばフェニル
基、p−ニトロフェニル基などが挙げられる。かかるア
リール基で置換された低級アルキル基としては、たとえ
ばベンジル基、p−ニトロベンジル基、2−フェニルエ
チル基などが挙げられる。
【0088】β−ケトエステル化合物(IV)における置
換基R5で示される低級アルキル基としては、例えばメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキ
シル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜6のアル
キル基などが挙げられる。置換基R5で示される低級ア
ルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキ
シ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、
n−ヘキシルオキシ基などの直鎖状または分枝状の炭素
数1〜6のアルコキシ基などが挙げられる。置換基R5
が低級アルコキシ基である場合、すなわち−OR6で示
される場合には、R6はR4で示される低級アルキル基と
同一の低級アルキル基であることが好ましい。
【0089】かかるβ−ケトエステル化合物(IV)の具体
例としては、例えば3−オキソブタン酸メチル、3−オ
キソブタン酸エチル、3−オキソブタン酸プロピル、3
−オキソブタン酸イソプロピル、3−オキソブタン酸ブ
チル、3−オキソブタン酸イソブチル、3−オキソブタ
ン酸sec−ブチル、3−オキソブタン酸t−ブチル、
3−オキソブタン酸ペンチル、3−オキソブタン酸ネオ
ペンチル、3−オキソブタン酸ヘキシル、3−オキソブ
タン酸ベンジル、3−オキソブタン酸p−ニトロベンジ
ル、3−オキソブタン酸2−フェニルエチル
【0090】3−オキソペンタン酸メチル、3−オキソ
ペンタン酸エチル、4−メチル−3−オキソペンタン酸
メチル、4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル、
4,4−ジメチル−3−オキソペンタン酸メチル、4,
4−ジメチル−3−オキソペンタン酸エチル、3−オキ
ソヘキサン酸メチル、3−オキソヘキサン酸エチル、5
−メチル−3−オキソヘキサン酸エチル、3−オキソヘ
プタン酸エチル、3−オキソオクタン酸メチル、3−オ
キソノナン酸メチル、
【0091】マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マ
ロン酸ジプロピル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸
ジブチル、マロン酸ジt−ブチルなどが挙げられ、その
使用量はアルカン化合物に対して通常0.01〜10モ
ル倍、好ましくは0.1〜5モル倍の範囲である。
【0092】反応は通常塩基の存在下に行われる。かか
る塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等
のアルカリ金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水
素化カルシウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金
属の水素化物等が挙げられる。これらの塩基はそれぞれ
単独または2種類以上を混合して用いられ、その使用量
は、アルカン化合物(III)またはβ−ケトエステル化
合物(IV)のうち、使用モル量の少ない方に対して通常
0.8〜20モル倍、好ましくは0.9〜10モル倍の
範囲である。
【0093】反応は、無溶媒で行われてもよいし、溶媒
を用いてもよい。かかる溶媒としては実質上反応に不活
性な溶媒であれば特に制限はないが、例えばベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、
シクロヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類、メタノール、
エタノール、2−プロパノールなどのアルコール類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロ
リドンなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのス
ルホキシド類、アセトニトリルなどのニトリル類などが
挙げられる。溶媒を使用する際には、これらの溶媒はそ
れぞれ単独または2種類以上を混合して用いられ、その
使用量はアルカン化合物(III)に対して通常50重量
倍以下である。
【0094】塩基として炭酸カリウムを用いる場合に
は、反応系内の全水分量を制御することが好ましい。炭
酸カリウムを用いる場合の反応に際しては、反応系内の
全水分量が炭酸カリウムの純分に対して、通常0.00
5〜0.08重量倍、好ましくは0.005〜0.05
重量倍となるように、必要に応じて水を添加したりし
て、調節することが好ましい。炭酸カリウムが少量の水
分を含む場合には、炭酸カリウム中に含まれる水分量も
考慮して、上記の範囲内になるように、必要に応じて水
分を調節することが好ましい。
【0095】反応に際しては、必要に応じて相関移動触
媒を用いることもできる。かかる相関移動触媒として
は、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアン
モニウムブロミド、硫酸水素テトラブチルアンモニウム
などの4級アンモニウム塩、およびトリフェニルホスホ
ニウムブロミド、トリフェニルホスホニウムヨージドな
どの4級ホスホニウム塩などが挙げられる。かかる相関
移動触媒の使用量はアルカン化合物(III)に対して通
常0.005〜0.8モル倍、好ましくは0.01〜
0.2モル倍の範囲である。
【0096】反応は、例えばアルカン化合物(III)、
β−ケトエステル化合物(IV)、および溶媒の混合物中
に塩基を供給することにより行われる。あるいは、アル
カン化合物(III)、塩基、および溶媒の混合物中にβ
−ケトエステル化合物(IV)を供給してもよいし、β−
ケトエステル化合物(IV)、塩基、および溶媒の混合物
中にアルカン化合物(III)を供給してもよい。反応温
度は通常−50〜300℃、好ましくは0〜150℃の
範囲である。
【0097】かくしてジケト化合物(V)が生成する
が、かかるジケト化合物(V)は例えば反応混合物を濾
過して濾液を得、濾別された固形物を疎水性の溶媒によ
り洗浄して洗液を得、得られた濾液と洗液を合わせた有
機層を得ればよい。濾別された固形物の洗浄に使用され
る疎水性の溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、1,2−ジクロ
ロエタンなどのハロゲン化炭化水素、メチルイソブチル
ケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテルなどのエーテル類などが挙げられる。反応
混合物の濾過に際して、反応時の溶媒の使用量が少ない
場合には容易に濾過できないこともあるが、その場合に
は適宜、疎水性の溶媒加えた後に濾過すればよい。かか
る疎水性の溶媒としては、例えば前記と同様のものが挙
げられる。
【0098】あるいは、例えば反応混合物に水を加えて
固形物を溶解させ、該混合物を分液して有機層を得るこ
ともできる。分液に際して、反応時の有機溶媒の使用量
が少ない場合には、容易に分液できないこともあるが、
その場合には適宜、疎水性の溶媒を加えた後に分液すれ
ばよい。かかる疎水性の溶媒としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類などが挙
げられる。
【0099】かくしてジケト化合物(V)を含む有機相
が得られるが、該有機相から例えば溶媒留去などの方法
によって容易にジケト化合物(V)を単離することがで
き、精製することなく次工程に使用することができる。
あるいは、ジケト化合物(V)を含む有機相を濃縮する
ことなく溶液のままで次工程に用いても良い。当然のこ
とながら通常の方法、例えば蒸留やカラムクロマトグラ
フィーによって精製されたジケト化合物も次工程に用い
ることができる。
【0100】かくして一般式(V)で示されるジケト化
合物が得られるが、かかるジケト化合物としては、例え
ば3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸メ
チル、2−[(4−フルオロフェニル)エチル]−3−
オキソブタン酸メチル、2−[(3−クロロフェニル)
エチル]−3−オキソブタン酸メチル、2−[(4−ク
ロロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、
2−[(2−ブロモフェニル)エチル]−3−オキソブ
タン酸メチル、2−[(2−ニトロフェニル)エチル]
−3−オキソブタン酸メチル、2−[(4−ニトロフェ
ニル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、2−
[(4−クロロ−2−ニトロフェニル)エチル]−3−
オキソブタン酸メチル、2−[(4−ブロモ−2−ニト
ロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、3
−オキソ−2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)
エチル]ブタン酸メチル、2−[(2−メチルフェニ
ル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、2−
[(2,4−ジメチルフェニル)エチル]−3−オキソ
ブタン酸メチル、2−[(2−メトキシフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸メチル、2−[(4−メトキ
シフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、2
−[(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−3−オ
キソブタン酸メチル、2−[(3,4−ジメトキシフェ
ニル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、2−
[(1−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸メチ
ル、2−[(2−ニトロ−1−ナフチル)エチル]−3
−オキソブタン酸メチル、2−[(2−ナフチル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸メチル、2−[(1−クロロ
−2−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸メチ
ル、2−[(1−ブロモ−2−ナフチル)エチル]−3
−オキソブタン酸メチル、2−[(1−ニトロ−2−ナ
フチル)エチル]−3−オキソブタン酸メチル、
【0101】2−(1−オキソエチル)ペンタン酸メチ
ル、5−シクロヘキシル−2−(1−オキソエチル)ペ
ンタン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−5−フェ
ニルペンタン酸メチル、5−(3−クロロフェニル)−
2−(1−オキソエチル)ペンタン酸メチル、5−(3
−メトキシフェニル)−2−(1−オキソエチル)ペン
タン酸メチル、5−(4−メトキシフェニル)−2−
(1−オキソエチル)ペンタン酸メチル、5,5−ジフ
ェニル−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸メチル、
5−メトキシ−2−(1−オキソエチル)−5−フェニ
ルペンタン酸メチル、5−(4−クロロフェニル)−5
−メトキシ−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸メチ
ル、5−イソプロポキシ−2−(1−オキソエチル)−
5−フェニルペンタン酸メチル、5−イソプロポキシ−
5−(4−メチルフェニル)−2−(1−オキソエチ
ル)ペンタン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−5
−フェノキシペンタン酸メチル、5−(4−フルオロフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸メチ
ル、5−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−
(1−オキソエチル)ペンタン酸メチル、5−(2,6
−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−(1−オキ
ソエチル)ペンタン酸メチル、
【0102】2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸メチ
ル、5−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸
メチル、5,5−ジメチル−2−(1−オキソエチル)
ヘキサン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−5−フ
ェニルヘキサン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−
6−フェニルヘキサン酸メチル、2−(1−オキソエチ
ル)−6−フェノキシヘキサン酸メチル、6−(2−メ
チルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン
酸メチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−(1−
オキソエチル)ヘキサン酸メチル、6−(4−メチルフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸メチ
ル、6−(4−ニトロフェノキシ)−2−(1−オキソ
エチル)ヘキサン酸メチル、6−(2,5−ジメチルフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸メチ
ル、
【0103】2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸メチ
ル、7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸
メチル、7−ブロモ−2−(1−オキソエチル)ヘプタ
ン酸メチル、6−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘ
プタン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−7−フェ
ニルヘプタン酸メチル、2−(1−オキソエチル)−7
−フェノキシヘプタン酸メチル、7−(4−t−ブチル
フェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸メ
チル、2−(1−オキソエチル)オクタン酸メチル、7
−メチル−2−(1−オキソエチル)オクタン酸メチ
ル、2−(1−オキソエチル)−8−フェニルオクタン
酸メチル、2−(1−オキソエチル)ノナン酸メチル、
8−メチル−2−(1−オキソエチル)ノナン酸メチ
ル、2−(1−オキソエチル)デカン酸メチル、2−
(1−オキソエチル)−10−フェノキシデカン酸メチ
ル、
【0104】3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)
ブタン酸エチル、2−[(4−フルオロフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸エチル、2−[(3−クロロ
フェニル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、2−
[(4−クロロフェニル)エチル]−3−オキソブタン
酸エチル、2−[(2−ブロモフェニル)エチル]−3
−オキソブタン酸エチル、2−[(2−ニトロフェニ
ル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、2−[(4
−ニトロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸エチ
ル、2−[(4−クロロ−2−ニトロフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸エチル、2−[(4−ブロモ
−2−ニトロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸
エチル、3−オキソ−2−[(3−トリフルオロメチル
フェニル)エチル]ブタン酸エチル、2−[(2−メチ
ルフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、2
−[(2,4−ジメチルフェニル)エチル]−3−オキ
ソブタン酸エチル、2−[(2−メトキシフェニル)エ
チル]−3−オキソブタン酸エチル、2−[(4−メト
キシフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、
2−[(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
オキソブタン酸エチル、2−[(3,4−ジメトキシフ
ェニル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、2−
[(1−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸エチ
ル、2−[(2−ニトロ−1−ナフチル)エチル]−3
−オキソブタン酸エチル、2−[(2−ナフチル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸エチル、2−[(1−クロロ
−2−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸エチ
ル、2−[(1−ブロモ−2−ナフチル)エチル]−3
−オキソブタン酸エチル、2−[(1−ニトロ−2−ナ
フチル)エチル]−3−オキソブタン酸エチル、
【0105】2−(1−オキソエチル)ペンタン酸エチ
ル、5−シクロヘキシル−2−(1−オキソエチル)ペ
ンタン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−5−フェ
ニルペンタン酸エチル、5−(3−クロロフェニル)−
2−(1−オキソエチル)ペンタン酸エチル、5−(3
−メトキシフェニル)−2−(1−オキソエチル)ペン
タン酸エチル、5−(4−メトキシフェニル)−2−
(1−オキソエチル)ペンタン酸エチル、5,5−ジフ
ェニル−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸エチル、
5−メトキシ−2−(1−オキソエチル)−5−フェニ
ルペンタン酸エチル、5−(4−クロロフェニル)−5
−メトキシ−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸エチ
ル、5−イソプロポキシ−2−(1−オキソエチル)−
5−フェニルペンタン酸エチル、5−イソプロポキシ−
5−(4−メチルフェニル)−2−(1−オキソエチ
ル)ペンタン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−5
−フェノキシペンタン酸エチル、5−(4−フルオロフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸エチ
ル、5−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−
(1−オキソエチル)ペンタン酸エチル、5−(2,6
−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−(1−オキ
ソエチル)ペンタン酸エチル、
【0106】2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸エチ
ル、5−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸
エチル、5,5−ジメチル−2−(1−オキソエチル)
ヘキサン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−5−フ
ェニルヘキサン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−
6−フェニルヘキサン酸エチル、2−(1−オキソエチ
ル)−6−フェノキシヘキサン酸エチル、6−(2−メ
チルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン
酸エチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−(1−
オキソエチル)ヘキサン酸エチル、6−(4−メチルフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸エチ
ル、6−(4−ニトロフェノキシ)−2−(1−オキソ
エチル)ヘキサン酸エチル、6−(2,5−ジメチルフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸エチ
ル、
【0107】2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸エチ
ル、7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸
エチル、7−ブロモ−2−(1−オキソエチル)ヘプタ
ン酸エチル、6−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘ
プタン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−7−フェ
ニルヘプタン酸エチル、2−(1−オキソエチル)−7
−フェノキシヘプタン酸エチル、7−(4−t−ブチル
フェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸エ
チル、2−(1−オキソエチル)オクタン酸エチル、7
−メチル−2−(1−オキソエチル)オクタン酸エチ
ル、2−(1−オキソエチル)−8−フェニルオクタン
酸エチル、2−(1−オキソエチル)ノナン酸エチル、
8−メチル−2−(1−オキソエチル)ノナン酸エチ
ル、2−(1−オキソエチル)デカン酸エチル、2−
(1−オキソエチル)−10−フェノキシデカン酸エチ
ル、
【0108】3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)
ブタン酸イソプロピル、2−[(4−フルオロフェニ
ル)エチル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−
[(3−クロロフェニル)エチル]−3−オキソブタン
酸イソプロピル、2−[(4−クロロフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−[(2−
ブロモフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸イソプ
ロピル、2−[(2−ニトロフェニル)エチル]−3−
オキソブタン酸イソプロピル、2−[(4−ニトロフェ
ニル)エチル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2
−[(4−クロロ−2−ニトロフェニル)エチル]−3
−オキソブタン酸イソプロピル、2−[(4−ブロモ−
2−ニトロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸イ
ソプロピル、3−オキソ−2−[(3−トリフルオロメ
チルフェニル)エチル]ブタン酸イソプロピル、2−
[(2−メチルフェニル)エチル]−3−オキソブタン
酸イソプロピル、2−[(2,4−ジメチルフェニル)
エチル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−
[(2−メトキシフェニル)エチル]−3−オキソブタ
ン酸イソプロピル、2−[(4−メトキシフェニル)エ
チル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−
[(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−3−オキ
ソブタン酸イソプロピル、2−[(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチル]−3−オキソブタン酸イソプロピ
ル、2−[(1−ナフチル)エチル]−3−オキソブタ
ン酸イソプロピル、2−[(2−ニトロ−1−ナフチ
ル)エチル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−
[(2−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸イソ
プロピル、2−[(1−クロロ−2−ナフチル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、2−[(1−
ブロモ−2−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸
イソプロピル、2−[(1−ニトロ−2−ナフチル)エ
チル]−3−オキソブタン酸イソプロピル、
【0109】2−(1−オキソエチル)ペンタン酸イソ
プロピル、5−シクロヘキシル−2−(1−オキソエチ
ル)ペンタン酸イソプロピル、2−(1−オキソエチ
ル)−5−フェニルペンタン酸イソプロピル、5−(3
−クロロフェニル)−2−(1−オキソエチル)ペンタ
ン酸イソプロピル、5−(3−メトキシフェニル)−2
−(1−オキソエチル)ペンタン酸イソプロピル、5−
(4−メトキシフェニル)−2−(1−オキソエチル)
ペンタン酸イソプロピル、5,5−ジフェニル−2−
(1−オキソエチル)ペンタン酸イソプロピル、5−メ
トキシ−2−(1−オキソエチル)−5−フェニルペン
タン酸イソプロピル、5−(4−クロロフェニル)−5
−メトキシ−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸イソ
プロピル、5−イソプロポキシ−2−(1−オキソエチ
ル)−5−フェニルペンタン酸イソプロピル、5−イソ
プロポキシ−5−(4−メチルフェニル)−2−(1−
オキソエチル)ペンタン酸イソプロピル、2−(1−オ
キソエチル)−5−フェノキシペンタン酸イソプロピ
ル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−(1−オキ
ソエチル)ペンタン酸イソプロピル、5−(2−ブロモ
−4−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)
ペンタン酸イソプロピル、5−(2,6−ジブロモ−4
−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ペン
タン酸イソプロピル、
【0110】2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸イソ
プロピル、5−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘキ
サン酸イソプロピル、5,5−ジメチル−2−(1−オ
キソエチル)ヘキサン酸イソプロピル、2−(1−オキ
ソエチル)−5−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2
−(1−オキソエチル)−6−フェニルヘキサン酸イソ
プロピル、2−(1−オキソエチル)−6−フェノキシ
ヘキサン酸イソプロピル、6−(2−メチルフェノキ
シ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸イソプロピ
ル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソ
エチル)ヘキサン酸イソプロピル、6−(4−メチルフ
ェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸イソ
プロピル、6−(4−ニトロフェノキシ)−2−(1−
オキソエチル)ヘキサン酸イソプロピル、6−(2,5
−ジメチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ヘ
キサン酸イソプロピル、
【0111】2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸イソ
プロピル、7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプ
タン酸イソプロピル、7−ブロモ−2−(1−オキソエ
チル)ヘプタン酸イソプロピル、6−メチル−2−(1
−オキソエチル)ヘプタン酸イソプロピル、2−(1−
オキソエチル)−7−フェニルヘプタン酸イソプロピ
ル、2−(1−オキソエチル)−7−フェノキシヘプタ
ン酸イソプロピル、7−(4−t−ブチルフェノキシ)
−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸イソプロピル、
2−(1−オキソエチル)オクタン酸イソプロピル、7
−メチル−2−(1−オキソエチル)オクタン酸イソプ
ロピル、2−(1−オキソエチル)−8−フェニルオク
タン酸イソプロピル、2−(1−オキソエチル)ノナン
酸イソプロピル、8−メチル−2−(1−オキソエチ
ル)ノナン酸イソプロピル、2−(1−オキソエチル)
デカン酸イソプロピル、2−(1−オキソエチル)−1
0−フェノキシデカン酸イソプロピル、
【0112】3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)
ブタン酸ベンジル、2−[(4−フルオロフェニル)エ
チル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−[(3−ク
ロロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジ
ル、2−[(4−クロロフェニル)エチル]−3−オキ
ソブタン酸ベンジル、2−[(2−ブロモフェニル)エ
チル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−[(2−ニ
トロフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジ
ル、2−[(4−ニトロフェニル)エチル]−3−オキ
ソブタン酸ベンジル、2−[(4−クロロ−2−ニトロ
フェニル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2
−[(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)エチル]−3
−オキソブタン酸ベンジル、3−オキソ−2−[(3−
トリフルオロメチルフェニル)エチル]ブタン酸ベンジ
ル、2−[(2−メチルフェニル)エチル]−3−オキ
ソブタン酸ベンジル、2−[(2,4−ジメチルフェニ
ル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−
[(2−メトキシフェニル)エチル]−3−オキソブタ
ン酸ベンジル、2−[(4−メトキシフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−[(2,5−
ジメトキシフェニル)エチル]−3−オキソブタン酸ベ
ンジル、2−[(3,4−ジメトキシフェニル)エチ
ル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−[(1−ナフ
チル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジル、2−
[(2−ニトロ−1−ナフチル)エチル]−3−オキソ
ブタン酸ベンジル、2−[(2−ナフチル)エチル]−
3−オキソブタン酸ベンジル、2−[(1−クロロ−2
−ナフチル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジル、
2−[(1−ブロモ−2−ナフチル)エチル]−3−オ
キソブタン酸ベンジル、2−[(1−ニトロ−2−ナフ
チル)エチル]−3−オキソブタン酸ベンジル、
【0113】2−(1−オキソエチル)ペンタン酸ベン
ジル、5−シクロヘキシル−2−(1−オキソエチル)
ペンタン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)−5−
フェニルペンタン酸ベンジル、5−(3−クロロフェニ
ル)−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸ベンジル、
5−(3−メトキシフェニル)−2−(1−オキソエチ
ル)ペンタン酸ベンジル、5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸ベンジル、
5,5−ジフェニル−2−(1−オキソエチル)ペンタ
ン酸ベンジル、5−メトキシ−2−(1−オキソエチ
ル)−5−フェニルペンタン酸ベンジル、5−(4−ク
ロロフェニル)−5−メトキシ−2−(1−オキソエチ
ル)ペンタン酸ベンジル、5−イソプロポキシ−2−
(1−オキソエチル)−5−フェニルペンタン酸ベンジ
ル、5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェニル)
−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸ベンジル、2−
(1−オキソエチル)−5−フェノキシペンタン酸ベン
ジル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−(1−オ
キソエチル)ペンタン酸ベンジル、5−(2−ブロモ−
4−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ペ
ンタン酸ベンジル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチ
ルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)ペンタン酸
ベンジル、
【0114】2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸ベン
ジル、5−メチル−2−(1−オキソエチル)ヘキサン
酸ベンジル、5,5−ジメチル−2−(1−オキソエチ
ル)ヘキサン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)−
5−フェニルヘキサン酸ベンジル、2−(1−オキソエ
チル)−6−フェニルヘキサン酸ベンジル、2−(1−
オキソエチル)−6−フェノキシヘキサン酸ベンジル、
6−(2−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチ
ル)ヘキサン酸ベンジル、6−(3−メチルフェノキ
シ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸ベンジル、
6−(4−メチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチ
ル)ヘキサン酸ベンジル、6−(4−ニトロフェノキ
シ)−2−(1−オキソエチル)ヘキサン酸ベンジル、
6−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−(1−オキ
ソエチル)ヘキサン酸ベンジル、
【0115】2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸ベン
ジル、7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプタン
酸ベンジル、7−ブロモ−2−(1−オキソエチル)ヘ
プタン酸ベンジル、6−メチル−2−(1−オキソエチ
ル)ヘプタン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)−
7−フェニルヘプタン酸ベンジル、2−(1−オキソエ
チル)−7−フェノキシヘプタン酸ベンジル、7−(4
−t−ブチルフェノキシ)−2−(1−オキソエチル)
ヘプタン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)オクタ
ン酸ベンジル、7−メチル−2−(1−オキソエチル)
オクタン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)−8−
フェニルオクタン酸ベンジル、2−(1−オキソエチ
ル)ノナン酸ベンジル、8−メチル−2−(1−オキソ
エチル)ノナン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)
デカン酸ベンジル、2−(1−オキソエチル)−10−
フェノキシデカン酸ベンジル、
【0116】3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)
ブタン酸プロピル、3−オキソ−2−(2−フェニルエ
チル)ブタン酸ブチル、3−オキソ−2−(2−フェニ
ルエチル)ブタン酸イソブチル、3−オキソ−2−(2
−フェニルエチル)ブタン酸sec−ブチル、3−オキ
ソ−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸t−ブチル、
3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸ペン
チル、3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ブタン
酸ネオペンチル、3−オキソ−2−(2−フェニルエチ
ル)ブタン酸ヘキシル、3−オキソ−2−(2−フェニ
ルエチル)ブタン酸p−ニトロベンジル、3−オキソ−
2−(2−フェニルエチル)ブタン酸2−フェニルエチ
ル、3−オキソ−2−[2−(2−ニトロフェニル)エ
チル]ブタン酸t−ブチル、3−オキソ−2−(2−フ
ェニルエチル)ペンタン酸メチル、3−オキソ−2−
(2−フェニルエチル)ペンタン酸エチル、4−メチル
−3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ペンタン酸
メチル、4−メチル−3−オキソ−2−(2−フェニル
エチル)ペンタン酸エチル、4,4−ジメチル−3−オ
キソ−2−(2−フェニルエチル)ペンタン酸メチル、
4,4−ジメチル−3−オキソ−2−(2−フェニルエ
チル)ペンタン酸エチル、3−オキソ−2−(2−フェ
ニルエチル)ヘキサン酸メチル、3−オキソ−2−(2
−フェニルエチル)ヘキサン酸エチル、5−メチル−3
−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ヘキサン酸エチ
ル、3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)ヘプタン
酸エチル、3−オキソ−2−(2−フェニルエチル)オ
クタン酸メチル、3−オキソ−2−(2−フェニルエチ
ル)ノナン酸メチル、
【0117】6−クロロヘキサン−1,1−ジカルボン
酸ジメチル、6−クロロヘキサン−1,1−ジカルボン
酸ジエチル、3−フェニルプロパン−1,1−ジカルボ
ン酸ジメチル、3−フェニルプロパン−1,1−ジカル
ボン酸ジエチル、3−フェニルプロパン−1,1−ジカ
ルボン酸ジイソプロピル、3−フェニルプロパン−1,
1−ジカルボン酸ジt−ブチル、3−(2−ニトロフェ
ニル)プロパン−1,1−ジカルボン酸ジメチル、3−
(2−ニトロフェニル)プロパン−1,1−ジカルボン
酸ジエチル、ノナン−1,1−ジカルボン酸ジメチル、
ノナン−1,1−ジカルボン酸ジエチル、ノナン−1,
1−ジカルボン酸ジイソプロピルなどが挙げられる。
【0118】次に、得られたジケト化合物(V)に一般
式(VI)で示される亜硝酸化合物を反応させて、一般式
(VII)で示されるα−オキシイミノエステル化合物を
製造する。亜硝酸化合物(VI)における置換基Yにおけ
るハロゲン原子としては例えば塩素原子または臭素原子
などが挙げられ、低級アルコキシ基としては、例えばメ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブ
トキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネ
オペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基などの直鎖
状または分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基などが挙
げられる。
【0119】かかる亜硝酸化合物(VI)としては、例えば
亜硝酸、亜硝酸メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸プロピ
ル、亜硝酸イソプロピル、亜硝酸ブチル、亜硝酸イソブ
チル、亜硝酸sec−ブチル、亜硝酸t−ブチル、亜硝
酸ペンチル、亜硝酸ネオペンチル、亜硝酸ヘキシル、塩
化ニトロシル、ニトロシル硫酸などが挙げられる。かか
る亜硝酸化合物の使用量はジケト化合物(V)に対して
通常0.9〜10モル倍、好ましくは1〜3モル倍の範
囲である。
【0120】反応は通常塩基または酸の存在下で行われ
る。塩基の存在下で反応を行う場合に使用される塩基と
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等のアルカリ
金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カルシ
ウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水素化
物等などが挙げられる。これらの塩基はそれぞれ単独ま
たは2種類以上を混合して用いられ、その使用量はジケ
ト化合物(V)に対して通常0.8〜20モル倍、好ま
しくは0.9〜10モル倍の範囲である。酸の存在下で
反応を行う場合に使用される酸としては、例えば塩化水
素、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、プロピオン酸などの有機酸などが挙げられる。これ
らの酸はそれぞれ単独または2種類以上を混合して用い
られ、その使用量はジケト化合物(V)に対して通常
0.8〜20モル倍、好ましくは0.9〜10モル倍の
範囲である。
【0121】反応は無溶媒で行うこともできるし、溶媒
の存在下で行うこともできる。かかる有機溶媒としては
実質上反応に不活性な溶媒であれば特に制限はないが、
例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
などのアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タンなどの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなど
のハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテルなどのエーテル類などが挙げられる。これ
らの溶媒はそれぞれ単独または2種類以上を混合して用
いられ、その使用量はジケト化合物(V)に対して通常
50重量倍以下である。
【0122】反応を無溶媒で行う場合には、例えばジケ
ト化合物(V)と酸または塩基との混合物に亜硝酸化合
物(VI)を供給することにより行われる。あるいは、ジ
ケト化合物に亜硝酸化合物(VI)と酸との混合物を供給し
てもよい。反応を溶媒の存在下で行う場合には、例えば
有機溶媒に溶かしたジケト化合物(V)と酸または塩基
との混合物に亜硝酸化合物(VI)を供給することにより
行われる。あるいは、有機溶媒に溶かしたジケト化合物
に亜硝酸化合物と酸との混合物を供給してもよい。反応
温度は通常、−50〜80℃、好ましくは−30〜50
℃の範囲である。反応時間は、特に限定されるものでは
ないが、通常、0.5〜48時間程度である。
【0123】かくして得られたα−オキシイミノエステ
ル化合物は、例えば反応後の反応混合物を水に注加した
後、有機溶媒で抽出して有機層を得ればよい。かかる有
機溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタンなどの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンな
どのハロゲン化炭化水素、メチルイソブチルケトンなど
のケトン類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ルなどのエーテル類などが挙げられる。
【0124】かかる分液により、α−オキシイミノエス
テル化合物(VII)を含む有機層が得られるが、該有機
層から例えば溶媒留去などの方法によって容易にα−オ
キシイミノエステル化合物(VII)を単離することがで
き、精製することなく次工程に用いることができる。あ
るいは、α−オキシイミノエステル化合物(VII)を含
む有機層を濃縮することなく溶液のままで次工程に用い
ても良い。当然のことながら通常の方法、例えば再結晶
やカラムクロマトグラフィーによって精製されたα−オ
キシイミノエステル化合物(VII)も次工程に用いるこ
とができる。
【0125】かくしてα−オキシイミノエステル化合物
(VII)が得られるが、かかるα−オキシイミノエステル
化合物(VII)としては、例えば2−ヒドロキシイミノ−
4−フェニルブタン酸メチル、4−(4−フルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、4−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン
酸メチル、4−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキ
シイミノブタン酸メチル、4−(2−ブロモフェニル)
−2−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、2−ヒドロキ
シイミノ−4−(2−ニトロフェニル)ブタン酸メチ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−(4−ニトロフェニ
ル)ブタン酸メチル、4−(4−クロロ−2−ニトロフ
ェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、4−
(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシ
イミノブタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−4−(2−メチルフェニル)ブ
タン酸メチル、4−(2,4−ジメチルフェニル)−2
−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、2−ヒドロキシイ
ミノ−4−(2−メトキシフェニル)ブタン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−4−(4−メトキシフェニル)
ブタン酸メチル、4−(2,5−ジメトキシフェニル)
−2−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン
酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(1−ナフチ
ル)ブタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2
−ニトロ−1−ナフチル)ブタン酸メチル、2−ヒドロ
キシイミノ−4−(2−ナフチル)ブタン酸メチル、4
−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−ヒドロキシイミ
ノブタン酸メチル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)
−2−ヒドロキシイミノブタン酸メチル、2−ヒドロキ
シイミノ−4−(1−ニトロ−2−ナフチル)ブタン酸
メチル、
【0126】2−ヒドロキシイミノペンタン酸メチル、
5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシイミノペンタン酸
メチル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルペンタン
酸メチル、5−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキ
シイミノペンタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−5
−(3−メトキシフェニル)ペンタン酸メチル、2−ヒ
ドロキシイミノ−5−(4−メトキシフェニル)ペンタ
ン酸メチル、5,5−ジフェニル−2−ヒドロキシイミ
ノペンタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−5−メト
キシ−5−フェニルペンタン酸メチル、5−(4−クロ
ロフェニル)−2−ヒドロキシイミノ−5−メトキシペ
ンタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−5−イソプロ
ポキシ−5−フェニルペンタン酸メチル、2−ヒドロキ
シイミノ−5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェ
ニル)ペンタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−5−
フェノキシペンタン酸メチル、5−(4−フルオロフェ
ノキシ)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸メチル、5
−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−ヒドロ
キシイミノペンタン酸メチル、5−(2,6−ジブロモ
−4−メチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノペン
タン酸メチル、
【0127】2−ヒドロキシイミノヘキサン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−5−メチルヘキサン酸メチル、
5,5−ジメチル−2−ヒドロキシイミノヘキサン酸メ
チル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルヘキサン酸
メチル、2−ヒドロキシイミノ−6−フェニルヘキサン
酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−6−フェノキシヘキ
サン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−6−(2−メチ
ルフェノキシ)ヘキサン酸メチル、2−ヒドロキシイミ
ノ−6−(3−メチルフェノキシ)ヘキサン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−6−(4−メチルフェノキシ)
ヘキサン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−6−(4−
ニトロフェノキシ)ヘキサン酸メチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノヘキサン
酸メチル、
【0128】2−ヒドロキシイミノヘプタン酸メチル、
7−クロロ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸メチル、
7−ブロモ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−6−メチルヘプタン酸メチル、
2−ヒドロキシイミノ−7−フェニルヘプタン酸メチ
ル、2−ヒドロキシイミノ−7−フェノキシヘプタン酸
メチル、7−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−ヒド
ロキシイミノヘプタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ
オクタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−7−メチル
オクタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノ−8−フェニ
ルオクタン酸メチル、2−ヒドロキシイミノノナン酸メ
チル、2−ヒドロキシイミノ−8−メチルノナン酸メチ
ル、2−ヒドロキシイミノデカン酸メチル、2−ヒドロ
キシイミノ−10−フェノキシデカン酸メチル、
【0129】2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタ
ン酸エチル、4−(4−フルオロフェニル)−2−ヒド
ロキシイミノブタン酸エチル、4−(3−クロロフェニ
ル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸エチル、4−(4
−クロロフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸エ
チル、4−(2−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシイ
ミノブタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2
−ニトロフェニル)ブタン酸エチル、2−ヒドロキシイ
ミノ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸エチル、4
−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−2−ヒドロキ
シイミノブタン酸エチル、4−(4−ブロモ−2−ニト
ロフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−4−(3−トリフルオロメチル
フェニル)ブタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4
−(2−メチルフェニル)ブタン酸エチル、4−(2,
4−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン
酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2−メトキシ
フェニル)ブタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4
−(4−メトキシフェニル)ブタン酸エチル、4−
(2,5−ジメトキシフェニル)−2−ヒドロキシイミ
ノブタン酸エチル、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸エチル、2−ヒド
ロキシイミノ−4−(1−ナフチル)ブタン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−4−(2−ニトロ−1−ナフチ
ル)ブタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2
−ナフチル)ブタン酸エチル、4−(1−クロロ−2−
ナフチル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸エチル、4
−(1−ブロモ−2−ナフチル)−2−ヒドロキシイミ
ノブタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(1−
ニトロ−2−ナフチル)ブタン酸エチル、
【0130】2−ヒドロキシイミノペンタン酸エチル、
5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシイミノペンタン酸
エチル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルペンタン
酸エチル、5−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキ
シイミノペンタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−5
−(3−メトキシフェニル)ペンタン酸エチル、2−ヒ
ドロキシイミノ−5−(4−メトキシフェニル)ペンタ
ン酸エチル、5,5−ジフェニル−2−ヒドロキシイミ
ノペンタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−5−メト
キシ−5−フェニルペンタン酸エチル、5−(4−クロ
ロフェニル)−2−ヒドロキシイミノ−5−メトキシペ
ンタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−5−イソプロ
ポキシ−5−フェニルペンタン酸エチル、2−ヒドロキ
シイミノ−5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェ
ニル)ペンタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−5−
フェノキシペンタン酸エチル、5−(4−フルオロフェ
ノキシ)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸エチル、5
−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−ヒドロ
キシイミノペンタン酸エチル、5−(2,6−ジブロモ
−4−メチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノペン
タン酸エチル、
【0131】2−ヒドロキシイミノヘキサン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−5−メチルヘキサン酸エチル、
5,5−ジメチル−2−ヒドロキシイミノヘキサン酸エ
チル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルヘキサン酸
エチル、2−ヒドロキシイミノ−6−フェニルヘキサン
酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−6−フェノキシヘキ
サン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−6−(2−メチ
ルフェノキシ)ヘキサン酸エチル、2−ヒドロキシイミ
ノ−6−(3−メチルフェノキシ)ヘキサン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−6−(4−メチルフェノキシ)
ヘキサン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−6−(4−
ニトロフェノキシ)ヘキサン酸エチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノヘキサン
酸エチル、
【0132】2−ヒドロキシイミノヘプタン酸エチル、
7−クロロ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸エチル、
7−ブロモ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−6−メチルヘプタン酸エチル、
2−ヒドロキシイミノ−7−フェニルヘプタン酸エチ
ル、2−ヒドロキシイミノ−7−フェノキシヘプタン酸
エチル、7−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−ヒド
ロキシイミノヘプタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ
オクタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−7−メチル
オクタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノ−8−フェニ
ルオクタン酸エチル、2−ヒドロキシイミノノナン酸エ
チル、2−ヒドロキシイミノ−8−メチルノナン酸エチ
ル、2−ヒドロキシイミノデカン酸エチル、2−ヒドロ
キシイミノ−10−フェノキシデカン酸エチル、
【0133】2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタ
ン酸イソプロピル、4−(4−フルオロフェニル)−2
−ヒドロキシイミノブタン酸イソプロピル、4−(3−
クロロフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸イソ
プロピル、4−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキ
シイミノブタン酸イソプロピル、4−(2−ブロモフェ
ニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸イソプロピル、
2−ヒドロキシイミノ−4−(2−ニトロフェニル)ブ
タン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−4−(4
−ニトロフェニル)ブタン酸イソプロピル、4−(4−
クロロ−2−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシイミノ
ブタン酸イソプロピル、4−(4−ブロモ−2−ニトロ
フェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸イソプロピ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ブタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシ
イミノ−4−(2−メチルフェニル)ブタン酸イソプロ
ピル、4−(2,4−ジメチルフェニル)−2−ヒドロ
キシイミノブタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミ
ノ−4−(2−メトキシフェニル)ブタン酸イソプロピ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−(4−メトキシフェニ
ル)ブタン酸イソプロピル、4−(2,5−ジメトキシ
フェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸イソプロピ
ル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ヒドロ
キシイミノブタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミ
ノ−4−(1−ナフチル)ブタン酸イソプロピル、2−
ヒドロキシイミノ−4−(2−ニトロ−1−ナフチル)
ブタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−4−
(2−ナフチル)ブタン酸イソプロピル、4−(1−ク
ロロ−2−ナフチル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸
イソプロピル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−2
−ヒドロキシイミノブタン酸イソプロピル、2−ヒドロ
キシイミノ−4−(1−ニトロ−2−ナフチル)ブタン
酸イソプロピル、
【0134】2−ヒドロキシイミノペンタン酸イソプロ
ピル、5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシイミノペン
タン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェ
ニルペンタン酸イソプロピル、5−(3−クロロフェニ
ル)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸イソプロピル、
2−ヒドロキシイミノ−5−(3−メトキシフェニル)
ペンタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−5−
(4−メトキシフェニル)ペンタン酸イソプロピル、
5,5−ジフェニル−2−ヒドロキシイミノペンタン酸
イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−5−メトキシ−
5−フェニルペンタン酸イソプロピル、5−(4−クロ
ロフェニル)−2−ヒドロキシイミノ−5−メトキシペ
ンタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−5−イ
ソプロポキシ−5−フェニルペンタン酸イソプロピル、
2−ヒドロキシイミノ−5−イソプロポキシ−5−(4
−メチルフェニル)ペンタン酸イソプロピル、2−ヒド
ロキシイミノ−5−フェノキシペンタン酸イソプロピ
ル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−ヒドロキシ
イミノペンタン酸イソプロピル、5−(2−ブロモ−4
−メチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノペンタン
酸イソプロピル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチル
フェノキシ)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸イソプ
ロピル、
【0135】2−ヒドロキシイミノヘキサン酸イソプロ
ピル、2−ヒドロキシイミノ−5−メチルヘキサン酸イ
ソプロピル、5,5−ジメチル−2−ヒドロキシイミノ
ヘキサン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−5−
フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミ
ノ−6−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−ヒドロ
キシイミノ−6−フェノキシヘキサン酸イソプロピル、
2−ヒドロキシイミノ−6−(2−メチルフェノキシ)
ヘキサン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−6−
(3−メチルフェノキシ)ヘキサン酸イソプロピル、2
−ヒドロキシイミノ−6−(4−メチルフェノキシ)ヘ
キサン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−6−
(4−ニトロフェノキシ)ヘキサン酸イソプロピル、6
−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイ
ミノヘキサン酸イソプロピル、
【0136】2−ヒドロキシイミノヘプタン酸イソプロ
ピル、7−クロロ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸イ
ソプロピル、7−ブロモ−2−ヒドロキシイミノヘプタ
ン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−6−メチル
ヘプタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−7−
フェニルヘプタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミ
ノ−7−フェノキシヘプタン酸イソプロピル、7−(4
−t−ブチルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノヘプ
タン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノオクタン酸
イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−7−メチルオク
タン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−8−フェ
ニルオクタン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノノ
ナン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−8−メチ
ルノナン酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノデカン
酸イソプロピル、2−ヒドロキシイミノ−10−フェノ
キシデカン酸イソプロピル、
【0137】2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタ
ン酸ベンジル、4−(4−フルオロフェニル)−2−ヒ
ドロキシイミノブタン酸ベンジル、4−(3−クロロフ
ェニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸ベンジル、4
−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシイミノブタ
ン酸ベンジル、4−(2−ブロモフェニル)−2−ヒド
ロキシイミノブタン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ
−4−(2−ニトロフェニル)ブタン酸ベンジル、2−
ヒドロキシイミノ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン
酸ベンジル、4−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)
−2−ヒドロキシイミノブタン酸ベンジル、4−(4−
ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシイミノ
ブタン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−4−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸ベンジル、2−
ヒドロキシイミノ−4−(2−メチルフェニル)ブタン
酸ベンジル、4−(2,4−ジメチルフェニル)−2−
ヒドロキシイミノブタン酸ベンジル、2−ヒドロキシイ
ミノ−4−(2−メトキシフェニル)ブタン酸ベンジ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−(4−メトキシフェニ
ル)ブタン酸ベンジル、4−(2,5−ジメトキシフェ
ニル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸ベンジル、4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ヒドロキシイミ
ノブタン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−4−(1
−ナフチル)ブタン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ
−4−(2−ニトロ−1−ナフチル)ブタン酸ベンジ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2−ナフチル)ブタ
ン酸ベンジル、4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2
−ヒドロキシイミノブタン酸ベンジル、4−(1−ブロ
モ−2−ナフチル)−2−ヒドロキシイミノブタン酸ベ
ンジル、2−ヒドロキシイミノ−4−(1−ニトロ−2
−ナフチル)ブタン酸ベンジル、
【0138】2−ヒドロキシイミノペンタン酸ベンジ
ル、5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシイミノペンタ
ン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルペ
ンタン酸ベンジル、5−(3−クロロフェニル)−2−
ヒドロキシイミノペンタン酸ベンジル、2−ヒドロキシ
イミノ−5−(3−メトキシフェニル)ペンタン酸ベン
ジル、2−ヒドロキシイミノ−5−(4−メトキシフェ
ニル)ペンタン酸ベンジル、5,5−ジフェニル−2−
ヒドロキシイミノペンタン酸ベンジル、2−ヒドロキシ
イミノ−5−メトキシ−5−フェニルペンタン酸ベンジ
ル、5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシイミ
ノ−5−メトキシペンタン酸ベンジル、2−ヒドロキシ
イミノ−5−イソプロポキシ−5−フェニルペンタン酸
ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−5−イソプロポキシ
−5−(4−メチルフェニル)ペンタン酸ベンジル、2
−ヒドロキシイミノ−5−フェノキシペンタン酸ベンジ
ル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−ヒドロキシ
イミノペンタン酸ベンジル、5−(2−ブロモ−4−メ
チルフェノキシ)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸ベ
ンジル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチルフェノキ
シ)−2−ヒドロキシイミノペンタン酸ベンジル、
【0139】2−ヒドロキシイミノヘキサン酸ベンジ
ル、2−ヒドロキシイミノ−5−メチルヘキサン酸ベン
ジル、5,5−ジメチル−2−ヒドロキシイミノヘキサ
ン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−5−フェニルヘ
キサン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−6−フェニ
ルヘキサン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−6−フ
ェノキシヘキサン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−
6−(2−メチルフェノキシ)ヘキサン酸ベンジル、2
−ヒドロキシイミノ−6−(3−メチルフェノキシ)ヘ
キサン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−6−(4−
メチルフェノキシ)ヘキサン酸ベンジル、2−ヒドロキ
シイミノ−6−(4−ニトロフェノキシ)ヘキサン酸ベ
ンジル、6−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−ヒ
ドロキシイミノヘキサン酸ベンジル、
【0140】2−ヒドロキシイミノヘプタン酸ベンジ
ル、7−クロロ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸ベン
ジル、7−ブロモ−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸ベ
ンジル、2−ヒドロキシイミノ−6−メチルヘプタン酸
ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−7−フェニルヘプタ
ン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−7−フェノキシ
ヘプタン酸ベンジル、7−(4−t−ブチルフェノキ
シ)−2−ヒドロキシイミノヘプタン酸ベンジル、2−
ヒドロキシイミノオクタン酸ベンジル、2−ヒドロキシ
イミノ−7−メチルオクタン酸ベンジル、2−ヒドロキ
シイミノ−8−フェニルオクタン酸ベンジル、2−ヒド
ロキシイミノノナン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ
−8−メチルノナン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ
デカン酸ベンジル、2−ヒドロキシイミノ−10−フェ
ノキシデカン酸ベンジル、
【0141】2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタ
ン酸プロピル、2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブ
タン酸ブチル、2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブ
タン酸イソブチル、2−ヒドロキシイミノ−4−フェニ
ルブタン酸sec−ブチル、2−ヒドロキシイミノ−4
−フェニルブタン酸t−ブチル、2−ヒドロキシイミノ
−4−フェニルブタン酸ペンチル、2−ヒドロキシイミ
ノ−4−フェニルブタン酸ネオペンチル、2−ヒドロキ
シイミノ−4−フェニルブタン酸ヘキシル、2−ヒドロ
キシイミノ−4−フェニルブタン酸p−ニトロベンジ
ル、2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタン酸2−
フェニルエチル、2−ヒドロキシイミノ−4−(2−ニ
トロフェニル)ブタン酸t−ブチルなどが挙げられる。
【0142】次いで、得られたα−オキシイミノエステ
ル化合物(VII)を酸の存在下にアルデヒド化合物と反
応させることにより、ピルビン酸化合物(VIII)が得ら
れる。かかる酸としては通常、塩酸、硫酸、臭化水素酸
などの無機酸が用いられる。かかる酸の使用量はα−オ
キシイミノエステル化合物(VII)に対して通常0.1
モル倍以上、好ましくは0.5〜50モル倍、より好ま
しくは1〜20モル倍の範囲である。
【0143】アルデヒド化合物としては、例えばホルム
アルデヒド、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、プロピオンアルデヒド、グリオキシル
酸、グリオキサールなどが挙げられる。かかるアルデヒ
ド化合物の使用量は、α−オキシイミノエステル化合物
(VII)に対して通常0.8〜15モル倍、好ましくは
0.9〜10モル倍の範囲である。
【0144】反応は通常溶媒の存在下に行われる。かか
る溶媒としては実質上反応に不活性な溶媒であれば特に
制限はないが、例えば水、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、
ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン
などのハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテルなどのエーテル類、メチルイソブチル
ケトンなどのケトン類、メタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどのアルコール類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどのアミド
類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセ
トニトリルなどのニトリル類などが挙げられる。これら
の有機溶媒はそれぞれ単独または2種類以上を混合して
用いられ、その使用量はα−オキシイミノエステル化合
物(VII)に対して通常0.2〜50重量倍、好ましく
は0.5〜30重量倍の範囲である。
【0145】反応は、例えば有機溶媒に溶かしたα−オ
キシイミノエステル化合物(VII)と酸との混合物に、
アルデヒド化合物を加えることにより行われる。あるい
は、有機溶媒に溶かしたα−オキシイミノエステル化合
物(VII)とアルデヒド化合物との混合物に酸を加えて
も良いし、アルデヒド化合物と酸との混合物に、有機溶
媒に溶かしたα−オキシイミノエステル化合物(VII)
を加えても良い。さらには、前の工程を例えばニトロシ
ル硫酸を用いて行った場合には、反応で消費されたニト
ロシル硫酸が硫酸となるため、本工程であえて酸を添加
する必要はなく、例えば前の工程の反応混合物からα−
オキシイミノエステル化合物(VII)を取り出すことな
く、酸との混合物のままでアルデヒド化合物中に加えて
も実施することができる。反応温度は通常0〜100
℃、好ましくは10〜80℃である。反応時間は、特に
限定されるものではないが、通常、0.5〜96時間程
度である。
【0146】かくして得られたピルビン酸化合物(VII
I)は、例えば該反応混合物を分液して有機層を得れば
よい。分液に際して、反応時の水の使用量または有機溶
媒の使用量が少ない場合には、容易に分液できないこと
もあるが、その場合には適宜、疎水性の溶媒または水を
加えた後に分液すればよい。かかる疎水性の溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタンなどの
脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン
化炭化水素、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどのエー
テル類などが挙げられる。
【0147】かかる分液により、ピルビン酸化合物(VI
II)を含む有機層が得られるが、該有機層から例えば溶
媒留去などの方法によって容易にピルビン酸化合物(VI
II)の粗生成物を取り出すことができ、本発明の原料に
使用することができる。あるいは、ピルビン酸化合物
(VIII)を含む有機層を濃縮することなく溶液のままで
本発明の原料に使用することもできる。
【0148】かくしてピルビン酸化合物(VIII)が得ら
れるが、かかるピルビン酸化合物の具体例としては、例
えば2−オキソ−4−フェニルブタン酸メチル、4−
(4−フルオロフェニル)−2−オキソブタン酸メチ
ル、4−(3−クロロフェニル)−2−オキソブタン酸
メチル、4−(4−クロロフェニル)−2−オキソブタ
ン酸メチル、4−(2−ブロモフェニル)−2−オキソ
ブタン酸メチル、4−(2−ニトロフェニル)−2−オ
キソブタン酸メチル、4−(4−ニトロフェニル)−2
−オキソブタン酸メチル、4−(4−クロロ−2−ニト
ロフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(4−
ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸メ
チル、2−オキソ−4−(3−トリフルオロメチルフェ
ニル)ブタン酸メチル、4−(2−メチルフェニル)−
2−オキソブタン酸メチル、4−(2,4−ジメチルフ
ェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(2−メト
キシフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(4
−メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸メチル、4
−(2,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソブタン
酸メチル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
オキソブタン酸メチル、4−(1−ナフチル)−2−オ
キソブタン酸メチル、4−(2−ニトロ−1−ナフチ
ル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(2−ナフチ
ル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(1−クロロ−
2−ナフチル)−2−オキソブタン酸メチル、4−(1
−ブロモ−2−ナフチル)−2−オキソブタン酸メチ
ル、4−(1−ニトロ−2−ナフチル)−2−オキソブ
タン酸メチル、
【0149】2−オキソペンタン酸メチル、5−シクロ
ヘキシル−2−オキソペンタン酸メチル、2−オキソ−
5−フェニルペンタン酸メチル、5−(3−クロロフェ
ニル)−2−オキソペンタン酸メチル、5−(3−メト
キシフェニル)−2−オキソペンタン酸メチル、5−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソペンタン酸メチ
ル、5,5−ジフェニル−2−オキソペンタン酸メチ
ル、5−メトキシ−2−オキソ−5−フェニルペンタン
酸メチル、5−(4−クロロフェニル)−5−メトキシ
−2−オキソペンタン酸メチル、5−イソプロポキシ−
2−オキソ−5−フェニルペンタン酸メチル、5−イソ
プロポキシ−5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ
ペンタン酸メチル、2−オキソ−5−フェノキシペンタ
ン酸メチル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−オ
キソペンタン酸メチル、5−(2−ブロモ−4−メチル
フェノキシ)−2−オキソペンタン酸メチル、5−
(2,6−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オ
キソペンタン酸メチル、
【0150】2−オキソヘキサン酸メチル、5−メチル
−2−オキソヘキサン酸メチル、5,5−ジメチル−2
−オキソヘキサン酸メチル、2−オキソ−5−フェニル
ヘキサン酸メチル、2−オキソ−6−フェニルヘキサン
酸メチル、2−オキソ−6−フェノキシヘキサン酸メチ
ル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸メチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸メチル、6−(4−メチルフェノキシ)−
2−オキソヘキサン酸メチル、6−(4−ニトロフェノ
キシ)−2−オキソヘキサン酸メチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸メチル、
【0151】2−オキソヘプタン酸メチル、7−クロロ
−2−オキソヘプタン酸メチル、7−ブロモ−2−オキ
ソヘプタン酸メチル、6−メチル−2−オキソヘプタン
酸メチル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン酸メチ
ル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸メチル、7
−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキソヘプタン
酸メチル、2−オキソオクタン酸メチル、7−メチル−
2−オキソオクタン酸メチル、2−オキソ−8−フェニ
ルオクタン酸メチル、2−オキソノナン酸メチル、8−
メチル−2−オキソノナン酸メチル、2−オキソデカン
酸メチル、2−オキソ−10−フェノキシデカン酸メチ
ル、
【0152】2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチ
ル、4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブタン
酸エチル、4−(3−クロロフェニル)−2−オキソブ
タン酸エチル、4−(4−クロロフェニル)−2−オキ
ソブタン酸エチル、4−(2−ブロモフェニル)−2−
オキソブタン酸エチル、4−(2−ニトロフェニル)−
2−オキソブタン酸エチル、4−(4−ニトロフェニ
ル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(4−クロロ−
2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4
−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブ
タン酸エチル、2−オキソ−4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ブタン酸エチル、(2−メチルフェニ
ル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(2,4−ジメ
チルフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(2
−メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸エチル、4
−(4−メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸エチ
ル、4−(2,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ
ブタン酸エチル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−オキソブタン酸エチル、4−(1−ナフチル)−
2−オキソブタン酸エチル、4−(2−ニトロ−1−ナ
フチル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(2−ナフ
チル)−2−オキソブタン酸エチル、4−(1−クロロ
−2−ナフチル)−2−オキソブタン酸エチル、4−
(1−ブロモ−2−ナフチル)−2−オキソブタン酸エ
チル、4−(1−ニトロ−2−ナフチル)−2−オキソ
ブタン酸エチル、
【0153】2−オキソペンタン酸エチル、5−シクロ
ヘキシル−2−オキソペンタン酸エチル、2−オキソ−
5−フェニルペンタン酸エチル、5−(3−クロロフェ
ニル)−2−オキソペンタン酸エチル、5−(3−メト
キシフェニル)−2−オキソペンタン酸エチル、5−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソペンタン酸エチ
ル、5,5−ジフェニル−2−オキソペンタン酸エチ
ル、5−メトキシ−2−オキソ−5−フェニルペンタン
酸エチル、5−(4−クロロフェニル)−5−メトキシ
−2−オキソペンタン酸エチル、5−イソプロポキシ−
2−オキソ−5−フェニルペンタン酸エチル、5−イソ
プロポキシ−5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ
ペンタン酸エチル、2−オキソ−5−フェノキシペンタ
ン酸エチル、5−(4−フルオロフェノキシ)−2−オ
キソペンタン酸エチル、5−(2−ブロモ−4−メチル
フェノキシ)−2−オキソペンタン酸エチル、5−
(2,6−ジブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オ
キソペンタン酸エチル、
【0154】2−オキソヘキサン酸エチル、5−メチル
−2−オキソヘキサン酸エチル、5,5−ジメチル−2
−オキソヘキサン酸エチル、2−オキソ−5−フェニル
ヘキサン酸エチル、2−オキソ−6−フェニルヘキサン
酸エチル、2−オキソ−6−フェノキシヘキサン酸エチ
ル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸エチル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸エチル、6−(4−メチルフェノキシ)−
2−オキソヘキサン酸エチル、6−(4−ニトロフェノ
キシ)−2−オキソヘキサン酸エチル、6−(2,5−
ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸エチル、
【0155】2−オキソヘプタン酸エチル、7−クロロ
−2−オキソヘプタン酸エチル、7−ブロモ−2−オキ
ソヘプタン酸エチル、6−メチル−2−オキソヘプタン
酸エチル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン酸エチ
ル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸エチル、7
−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキソヘプタン
酸エチル、2−オキソオクタン酸エチル、7−メチル−
2−オキソオクタン酸エチル、2−オキソ−8−フェニ
ルオクタン酸エチル、2−オキソノナン酸エチル、8−
メチル−2−オキソノナン酸エチル、2−オキソデカン
酸エチル、2−オキソ−10−フェノキシデカン酸エチ
ル、
【0156】2−オキソ−4−フェニルブタン酸イソプ
ロピル、4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブ
タン酸イソプロピル、4−(3−クロロフェニル)−2
−オキソブタン酸イソプロピル、4−(4−クロロフェ
ニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(2−
ブロモフェニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、
4−(2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸イソ
プロピル、4−(4−ニトロフェニル)−2−オキソブ
タン酸イソプロピル、4−(4−クロロ−2−ニトロフ
ェニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(4
−ブロモ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸
イソプロピル、2−オキソ−4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ブタン酸イソプロピル、4−(2−メチ
ルフェニル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−
(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソブタン酸イ
ソプロピル、4−(2−メトキシフェニル)−2−オキ
ソブタン酸イソプロピル、4−(4−メトキシフェニ
ル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(2,5
−ジメトキシフェニル)−2−オキソブタン酸イソプロ
ピル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オキ
ソブタン酸イソプロピル、4−(1−ナフチル)−2−
オキソブタン酸イソプロピル、4−(2−ニトロ−1−
ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、4−
(2−ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、
4−(1−クロロ−2−ナフチル)−2−オキソブタン
酸イソプロピル、4−(1−ブロモ−2−ナフチル)−
2−オキソブタン酸イソプロピル、4−(1−ニトロ−
2−ナフチル)−2−オキソブタン酸イソプロピル、
【0157】2−オキソペンタン酸イソプロピル、5−
シクロヘキシル−2−オキソペンタン酸イソプロピル、
2−オキソ−5−フェニルペンタン酸イソプロピル、5
−(3−クロロフェニル)−2−オキソペンタン酸イソ
プロピル、5−(3−メトキシフェニル)−2−オキソ
ペンタン酸イソプロピル、5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−オキソペンタン酸イソプロピル、5,5−ジ
フェニル−2−オキソペンタン酸イソプロピル、5−メ
トキシ−2−オキソ−5−フェニルペンタン酸イソプロ
ピル、5−(4−クロロフェニル)−5−メトキシ−2
−オキソペンタン酸イソプロピル、5−イソプロポキシ
−2−オキソ−5−フェニルペンタン酸イソプロピル、
5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソペンタン酸イソプロピル、2−オキソ−5−フ
ェノキシペンタン酸イソプロピル、5−(4−フルオロ
フェノキシ)−2−オキソペンタン酸イソプロピル、5
−(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オキソ
ペンタン酸イソプロピル、5−(2,6−ジブロモ−4
−メチルフェノキシ)−2−オキソペンタン酸イソプロ
ピル、
【0158】2−オキソヘキサン酸イソプロピル、5−
メチル−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、5,5−
ジメチル−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、2−オ
キソ−5−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−オキ
ソ−6−フェニルヘキサン酸イソプロピル、2−オキソ
−6−フェノキシヘキサン酸イソプロピル、6−(2−
メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸イソプロピ
ル、6−(3−メチルフェノキシ)−2−オキソヘキサ
ン酸イソプロピル、6−(4−メチルフェノキシ)−2
−オキソヘキサン酸イソプロピル、6−(4−ニトロフ
ェノキシ)−2−オキソヘキサン酸イソプロピル、6−
(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−オキソヘキサン
酸イソプロピル、
【0159】2−オキソヘプタン酸イソプロピル、7−
クロロ−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、7−ブロ
モ−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、6−メチル−
2−オキソヘプタン酸イソプロピル、2−オキソ−7−
フェニルヘプタン酸イソプロピル、2−オキソ−7−フ
ェノキシヘプタン酸イソプロピル、7−(4−t−ブチ
ルフェノキシ)−2−オキソヘプタン酸イソプロピル、
2−オキソオクタン酸イソプロピル、7−メチル−2−
オキソオクタン酸イソプロピル、2−オキソ−8−フェ
ニルオクタン酸イソプロピル、2−オキソノナン酸イソ
プロピル、8−メチル−2−オキソノナン酸イソプロピ
ル、2−オキソデカン酸イソプロピル、2−オキソ−1
0−フェノキシデカン酸イソプロピル、
【0160】2−オキソ−4−フェニルブタン酸ベンジ
ル、4−(4−フルオロフェニル)−2−オキソブタン
酸ベンジル、4−(3−クロロフェニル)−2−オキソ
ブタン酸ベンジル、4−(4−クロロフェニル)−2−
オキソブタン酸ベンジル、4−(2−ブロモフェニル)
−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(2−ニトロフェ
ニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(4−ニト
ロフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(4
−クロロ−2−ニトロフェニル)−2−オキソブタン酸
ベンジル、4−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−
2−オキソブタン酸ベンジル、4−(2−メチルフェニ
ル)−2−オキソブタン酸ベンジル、2−オキソ−4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸ベンジ
ル、4−(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソブ
タン酸ベンジル、4−(2−メトキシフェニル)−2−
オキソブタン酸ベンジル、4−(4−メトキシフェニ
ル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(2,5−ジ
メトキシフェニル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4
−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソブタン
酸ベンジル、4−(1−ナフチル)−2−オキソブタン
酸ベンジル、4−(2−ニトロ−1−ナフチル)−2−
オキソブタン酸ベンジル、4−(2−ナフチル)−2−
オキソブタン酸ベンジル、4−(1−クロロ−2−ナフ
チル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4−(1−ブロ
モ−2−ナフチル)−2−オキソブタン酸ベンジル、4
−(1−ニトロ−2−ナフチル)−2−オキソブタン酸
ベンジル、
【0161】2−オキソペンタン酸ベンジル、5−シク
ロヘキシル−2−オキソペンタン酸ベンジル、2−オキ
ソ−5−フェニルペンタン酸ベンジル、5−(3−クロ
ロフェニル)−2−オキソペンタン酸ベンジル、5−
(3−メトキシフェニル)−2−オキソペンタン酸ベン
ジル、5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソペン
タン酸ベンジル、5,5−ジフェニル−2−オキソペン
タン酸ベンジル、5−メトキシ−2−オキソ−5−フェ
ニルペンタン酸ベンジル、5−(4−クロロフェニル)
−5−メトキシ−2−オキソペンタン酸ベンジル、5−
イソプロポキシ−2−オキソ−5−フェニルペンタン酸
ベンジル、5−イソプロポキシ−5−(4−メチルフェ
ニル)−2−オキソペンタン酸ベンジル、2−オキソ−
5−フェノキシペンタン酸ベンジル、5−(4−フルオ
ロフェノキシ)−2−オキソペンタン酸ベンジル、5−
(2−ブロモ−4−メチルフェノキシ)−2−オキソペ
ンタン酸ベンジル、5−(2,6−ジブロモ−4−メチ
ルフェノキシ)−2−オキソペンタン酸ベンジル、
【0162】2−オキソヘキサン酸ベンジル、5−メチ
ル−2−オキソヘキサン酸ベンジル、5,5−ジメチル
−2−オキソヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−5−フ
ェニルヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−6−フェニル
ヘキサン酸ベンジル、2−オキソ−6−フェノキシヘキ
サン酸ベンジル、6−(2−メチルフェノキシ)−2−
オキソヘキサン酸ベンジル、6−(3−メチルフェノキ
シ)−2−オキソヘキサン酸ベンジル、6−(4−メチ
ルフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸ベンジル、6−
(4−ニトロフェノキシ)−2−オキソヘキサン酸ベン
ジル、6−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘキサン酸ベンジル、
【0163】2−オキソヘプタン酸ベンジル、7−クロ
ロ−2−オキソヘプタン酸ベンジル、7−ブロモ−2−
オキソヘプタン酸ベンジル、6−メチル−2−オキソヘ
プタン酸ベンジル、2−オキソ−7−フェニルヘプタン
酸ベンジル、2−オキソ−7−フェノキシヘプタン酸ベ
ンジル、7−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−オキ
ソヘプタン酸ベンジル、
【0164】2−オキソオクタン酸ベンジル、7−メチ
ル−2−オキソオクタン酸ベンジル、2−オキソ−8−
フェニルオクタン酸ベンジル、2−オキソノナン酸ベン
ジル、8−メチル−2−オキソノナン酸ベンジル、2−
オキソデカン酸ベンジル、2−オキソ−10−フェノキ
シデカン酸ベンジル、
【0165】2−オキソ−4−フェニルブタン酸プロピ
ル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸ブチル、2−オ
キソ−4−フェニルブタン酸イソブチル、2−オキソ−
4−フェニルブタン酸sec−ブチル、2−オキソ−4
−フェニルブタン酸t−ブチル、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸ペンチル、2−オキソ−4−フェニルブタ
ン酸ネオペンチル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸
ヘキシル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸p−ニト
ロベンジル、2−オキソ−4−フェニルブタン酸2−フ
ェニルエチル、4−(2−ニトロフェニル)−2−オキ
ソブタン酸t−ブチルなどが挙げられる。
【0166】かくして得られたピルビン酸化合物(VII
I)の粗生成物を本発明の精製法に使用することによ
り、まず、ピルビン酸化合物(VIII)の重亜硫酸塩付加
物が得られる。かかるピルビン酸化合物(VIII)の重亜
硫酸塩付加物としては、前記のごときピルビン酸化合物
(VIII)の亜硫酸水素アンモニウム付加物、亜硫酸水素
ナトリウム付加物、亜硫酸水素カリウム付加物などが挙
げられる。かくして得られたピルビン酸化合物(VIII)
の重亜硫酸塩付加物を酸により分解することにより、よ
り純度の高いピルビン酸化合物(VIII)を簡便に得るこ
とができる。かかる製造方法によれば、原料となるピル
ビン酸化合物(VIII)の製造において、何れの中間体も
精製することなく、より優れた純度でピルビン酸化合物
(VIII)を製造することができるため、工業的に有利で
ある。さらには、本発明によって製造されるピルビン酸
化合物(VIII)の重亜硫酸塩付加物は新規化合物であ
り、かかる重亜硫酸塩付加物を用いることによって、医
薬やα−アミノ酸などの中間体として有用なピルビン酸
化合物(VIII)をより優れた純度で製造することができ
る。
【0167】
【発明の効果】本発明の方法によれば、蒸留やカラムク
ロマトグラフィー等の精製方法を用いることなく簡便な
操作により、ピルビン酸化合物(I)をより優れた純度
で得ることができ、工業的製造法として有利である。
【0168】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
以下の実施例では亜硫酸水素ナトリウムは市販試薬を使
用した。これは亜硫酸水素ナトリウムとピロ亜硫酸ナト
リウムとの混合物であり、該混合物中の正味の亜硫酸含
有量は58.5重量%であった。 (実施例1)(2−ブロモエチル)ベンゼン1666g
(9.00mol)、炭酸カリウム1555g(11.
3mol)およびn−ヘプタン1419gの混合物を9
5℃に加熱し、同温度で3−オキソブタン酸エチル10
53g(8.10mol)を4時間かけて滴下し、同温
度で4時間攪拌した後、炭酸カリウム622g(4.5
0mol)およびn−ヘプタン933gを加えて更に9
5℃で10時間攪拌した。反応混合物を70℃まで冷却
した後、水3543gを加えて分液した。得られた有機
層は3%硫酸ナトリウム水溶液1824gで洗浄した
後、減圧下に濃縮して、3−オキソ−2−(2−フェニ
ルエチル)ブタン酸エチルの粗生成物1745gを得
た。粗生成物中には3−オキソ−2−(2−フェニルエ
チル)ブタン酸エチル62.3重量%(収率52%)、
および(2−ブロモエチル)ベンゼン28.5重量%が
含まれていた。この粗生成物は、精製を行うことなく、
そのまま次工程に用いた。かくして得られた3−オキソ
−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸エチルの粗生成
物1050g(2.79mol)を5℃に冷却し、2〜
5℃で44%ニトロシル硫酸/硫酸溶液908g(3.
14mol)を3.6時間かけて滴下し、さらに同温度
で3.8時間攪拌した。別のフラスコに水654gおよ
びトルエン1961gを入れて5℃に冷却し、その中に
先の反応液を同温度で50分かけて滴下した後、20℃
に昇温して1時間攪拌した。得られた反応混合物を分液
し、油層は水654gで洗浄して、2−ヒドロキシイミ
ノ−4−フェニルブタン酸エチルを含むトルエン溶液2
951gを得た。該トルエン溶液には2−ヒドロキシイ
ミノ−4−フェニルブタン酸エチル17.2重量%(収
率82%)、および(2−ブロモエチル)ベンゼン1
0.3重量%が含まれていた。このトルエン溶液は、精
製を行うことなく、そのまま次工程に用いた。かくして
得られた2−ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタン酸
エチルのトルエン溶液1476g(1.15mol)に
36%塩酸579g(5.72mol)を加え、20℃
で37%ホルムアルデヒド水溶液232g(2.86m
ol)を1時間かけて滴下し、同温度で22時間攪拌し
た。得られた反応混合物を分液し、油層は5%重曹水3
73gで洗浄した後水318gで洗浄して、2−オキソ
−4−フェニルブタン酸エチルを含むトルエン溶液14
21gを得た。該トルエン溶液には2−オキソ−4−フ
ェニルブタン酸エチル15.6重量%(収率94%)、
および(2−ブロモエチル)ベンゼン10.9重量%が
含まれていた。ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、溶媒を除いた面積百分率は2−オキソ−4−フェニ
ルブタン酸エチル55.1%、(2−ブロモエチル)ベ
ンゼン35.5%であり、その他の不純物が合計で9.
4%含まれていた。このトルエン溶液は、精製を行うこ
となく、そのまま次工程に用いた。
【0169】(実施例2)実施例1によって合成した2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルのトルエン溶液
62.2g(47mmol)を、亜硫酸水素ナトリウム
6.4g(59mmol)、水25.4gおよびトルエ
ン12.8gの混合物に50℃で1.5時間かけて滴下
し、同温度で3時間攪拌した。得られた反応混合物を分
液し、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫
酸水素ナトリウム付加物11.7g(収率80%)を含
む水層42.9gを得た。分液した油層は、更に亜硫酸
水素ナトリウム2.9g(27mmol)および水1
2.2gを加えて22℃で4時間攪拌した後分液し、2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナ
トリウム付加物2.7g(収率18%)を含む水層1
6.5gを得た。得られた水層を合わせてトルエン4
0.4gで一回洗浄し、トルエン40.0gを加えて9
8%硫酸5.2g(52mmol)を50℃で10分か
けて滴下し、さらに同温度で1時間攪拌した。反応混合
物を分液し、トルエン層を水10gで洗浄した後濃縮し
て、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル8.8g
(収率92%)を含む油状物9.0gを得た。ガスクロ
マトグラフィーによる分析の結果、溶媒を除いた面積百
分率は2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル96.
9%、(2−ブロモエチル)ベンゼン0.06%以下で
あり、その他の不純物も合計で3.1%に減少した。
【0170】(実施例3)実施例1によって合成した2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルのトルエン溶液
62.0g(47mmol)を、亜硫酸水素ナトリウム
6.4g(59mmol)、水25.7gおよびトルエ
ン12.4gの混合物に22℃で1.5時間かけて滴下
し、同温度で3時間攪拌した。得られた反応混合物を分
液し、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫
酸水素ナトリウム付加物13.8g(収率94%)を含
む水層42.9gを得た。分液した油層は、更に亜硫酸
水素ナトリウム2.9g(26mmol)および水1
1.8gを加えて22℃で4時間攪拌した後分液し、2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナ
トリウム付加物0.5g(収率3%)を含む水層14.
6gを得た。得られた水層を合わせ、トルエン40.2
gを加えて98%硫酸5.2g(52mmol)を22
℃で10分かけて滴下した後50℃に昇温し、さらに5
0℃で1時間攪拌した。反応混合物を分液し、トルエン
層を水10gで洗浄した後濃縮して、2−オキソ−4−
フェニルブタン酸エチル9.1g(収率96%)を含む
油状物9.6gを得た。ガスクロマトグラフィーによる
分析の結果、溶媒を除いた面積百分率は2−オキソ−4
−フェニルブタン酸エチル95.4%、(2−ブロモエ
チル)ベンゼン1.1%であり、その他の不純物も合計
で3.5%に減少した。
【0171】(実施例4)亜硫酸水素ナトリウム3.9
g(36mmol)、水15.8gおよびベンジルトリ
エチルアンモニウムクロリド0.34g(1.5mmo
l)の水溶液に、実施例1で合成した2−オキソ−4−
フェニルブタン酸エチル6.2g(30mmol)を含
むトルエン溶液39.6gを、50℃で2.4時間かけ
て滴下し、同温度で4時間攪拌した。これに5%水酸化
ナトリウム水溶液1.5mlを加えて反応混合物のpH
を5.0に調整した後、室温で13時間攪拌した。得ら
れた反応混合物を室温で分液し、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物9.
1g(収率98%)を含む水層を得た。得られた水層を
50℃に加熱し、トルエン15mlで洗浄した後、トル
エン23.8gを加えて同温度で98%硫酸3.5g
(35mmol)を5分かけて滴下し、さらに同温度で
1時間攪拌した。反応混合物を分液し、トルエン層を水
6.9gで洗浄した後濃縮して、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸エチル5.4g(収率89%)を含む油状
物5.7gを得た。ガスクロマトグラフィーによる分析
の結果、溶媒を除いた面積百分率は2−オキソ−4−フ
ェニルブタン酸エチル95.9%、(2−ブロモエチ
ル)ベンゼン0.13%であり、その他の不純物も合計
で4.0%に減少した。
【0172】(実施例5)2−オキソ−4−フェニルブ
タン酸エチル2.19g(純度94%,10mmo
l)、トルエン6.06g、亜硫酸水素ナトリウム1.
10g(10mmol)および水4.39gの混合物
を、50℃で7時間攪拌したのち25℃に冷却し、同温
度でさらに8時間攪拌した。反応混合物を分液し、水層
をトルエン5mlで洗浄し、得られた水層を凍結乾燥し
て、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸
水素ナトリウム付加物2.63gを得た。2−オキソ−
4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付
加物の1H-NMR(270MHz,DMSO-d6):δ1.20(t,
3H,J=7.1Hz),1. 95−2.15(m,
1H),2.2−2.5(m,2H),2.60−2
.80(m,1H),3.95−4.25(m,2
H),5.44(s,1H),7.05−7.2(m,
3H),7.2−7.35(m,2H)
【0173】(実施例6)実施例1によって合成した2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルのトルエン溶液
62.0g(47mmol)を、亜硫酸水素ナトリウム
6.4g(59mmol)、水25.0gおよびトルエ
ン12.5gの混合物に22℃で70分かけて滴下し、
同温度で1時間攪拌した。得られた反応混合物を分液
し、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸
水素ナトリウム付加物14.1g(収率97%)を含む
水層42.3gを得た。
【0174】(実施例7)反応を10℃で行う以外は実
施例6と同様にして反応を行い、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物1
4.4g(収率99%)を含む水層42.6gを得た。
【0175】(実施例8)反応を35℃で行う以外は実
施例6と同様にして反応を行い、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物1
3.6g(収率93%)を含む水層41.8gを得た。
【0176】(実施例9)反応を45℃で行う以外は実
施例6と同様にして反応を行い、2−オキソ−4−フェ
ニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物1
2.6g(収率86%)を含む水層40.8gを得た。
【0177】(実施例10)実施例1によって合成した
2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルのトルエン溶
液62.0g(47mmol)、亜硫酸水素ナトリウム
9.6g(88mmol)、水50gおよびトルエン1
2.5gの混合物(pH4.2)に、50℃で10%水
酸化ナトリウム1.5gを加えて反応混合物のpHを
5.0に調整した後、さらに同温度で0.5時間攪拌し
た。得られた反応混合物を分液し、2−オキソ−4−フ
ェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物1
2.3g(収率85%)を含む水層70.1gを得た。
【0178】(実施例11)10%水酸化ナトリウム
7.7gを加えて反応混合物のpHを5.9に調整する
以外は実施例10と同様にして反応を行い、2−オキソ
−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム
付加物11.3g(収率77%)を含む水層74.5g
を得た。
【0179】(実施例12)(2−ブロモエチル)ベン
ゼン8.46g(46mmol)、3−オキソブタン酸
エチル6.55g(50mmol)、トルエン4.23
gの混合物に、炭酸カリウム15.8g(115mmo
l)および水0.21gを加えて75℃に加熱し、同温
度で14.3時間攪拌した。反応混合物を70℃まで冷
却した後、水21.4gおよびトルエン1.7gを加え
て分液した。得られた有機層は水10.7gで2回洗浄
した後、減圧下に濃縮して、3−オキソ−2−(2−フ
ェニルエチル)ブタン酸エチルの粗生成物10.4gを
得た。粗生成物中には3−オキソ−2−(2−フェニル
エチル)ブタン酸エチル79.5重量%(収率77
%)、および(2−ブロモエチル)ベンゼン7.7重量
%が含まれていた。この粗生成物は、精製を行うことな
く、そのまま次工程に用いた。かくして得られた3−オ
キソ−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸エチルの粗
生成物10.4g(35mmol)にトルエン12.4
gを加えて2℃に冷却し、0〜2℃で44%ニトロシル
硫酸/硫酸溶液11.9g(41mmol)を6時間か
けて滴下し、さらに同温度で2時間攪拌した。別のフラ
スコに水8.2gおよびトルエン12.4gを入れて5
℃に冷却し、その中に先の反応液と98%硫酸0.8g
の混合物を同温度で1時間かけて滴下した後、20℃に
昇温して1時間攪拌した。得られた反応混合物を分液
し、油層は5%食塩水8.2gで2回洗浄して、2−ヒ
ドロキシイミノ−4−フェニルブタン酸エチルを含むト
ルエン溶液34.3gを得た。該トルエン溶液には2−
ヒドロキシイミノ−4−フェニルブタン酸エチル19.
5重量%(収率86%)、および(2−ブロモエチル)
ベンゼン2.3重量%が含まれていた。このトルエン溶
液は、精製を行うことなく、そのまま次工程に用いた。
かくして得られた2−ヒドロキシイミノ−4−フェニル
ブタン酸エチルのトルエン溶液34.3g(30mmo
l)に36%塩酸18.4g(182mmol)を加
え、23℃で37%ホルムアルデヒド水溶液8.5g
(91mmol)を1時間かけて滴下し、同温度で12
時間攪拌した。得られた反応混合物を分液し、油層は5
%食塩水6.9gで洗浄した後水6.9gで洗浄し、ト
ルエン3mlを加えて、2−オキソ−4−フェニルブタ
ン酸エチルを含むトルエン溶液35.0gを得た。該ト
ルエン溶液には2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチ
ル17.7重量%(収率97%)、および(2−ブロモ
エチル)ベンゼン2.3重量%が含まれていた。ガスク
ロマトグラフィーによる分析の結果、溶媒を除いた面積
百分率は2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル7
6.0%、(2−ブロモエチル)ベンゼン9.7%であ
った。このトルエン溶液は、精製を行うことなく、その
まま次工程に用いた。かくして得られた2−オキソ−4
−フェニルブタン酸エチルのトルエン溶液35.0g
(30mmol)を、亜硫酸水素ナトリウム3.9g
(36mmol)、水15.8gおよびトルエン6.2
gの混合物に20℃で1.5時間かけて滴下し、同温度
で2時間攪拌した。得られた反応混合物を分液し、2−
オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナト
リウム付加物8.9g(収率96%)を含む水層26.
4gを得た。分液した油層は、更に亜硫酸水素ナトリウ
ム2.0g(18mmol)および水7.9gを加えて
20℃で2時間攪拌した後分液し、2−オキソ−4−フ
ェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物
0.25g(収率3%)を含む水層10.1gを得た。
得られた水層を合わせてトルエン6.2gで一回洗浄
し、トルエン17.3gを加えて50℃で98%硫酸
3.5g(35mmol)を0.5時間かけて滴下し、
さらに同温度で2時間攪拌した。反応混合物を分液し、
トルエン層を水6.9gで洗浄した後濃縮して、2−オ
キソ−4−フェニルブタン酸エチル5.6g(収率92
%)を含む油状物6.0gを得た。ガスクロマトグラフ
ィーによる分析の結果、溶媒を除いた面積百分率は2−
オキソ−4−フェニルブタン酸エチル94.2%、(2
−ブロモエチル)ベンゼン0.06%以下であった。
【0180】(参考例1)(2−ブロモエチル)ベンゼ
ン55.5g(300mmol)、3−オキソブタン酸
エチル42.9g(330mmol)の混合物に、炭酸
カリウム124g(894mmol)および水2.49
gを加えて70℃に加熱し、同温度で15時間攪拌し
た。反応混合物に同温度で水198gおよびトルエン2
7.8gを加えて分液した。得られた有機層は水70.
1gで2回洗浄した後、減圧下に濃縮して、3−オキソ
−2−(2−フェニルエチル)ブタン酸エチルの粗生成
物70.4gを得た。粗生成物中の3−オキソ−2−
(2−フェニルエチル)ブタン酸エチルの含量は84.
4重量%であった(収率86%) (参考例2)参考例1に準じて得られた3−オキソ−2
−(2−フェニルエチル)ブタン酸エチル9.4g(4
0mmol)を含む粗生成物16.9gにトルエン1
4.1gを加えて−20℃に冷却し、同温度で44%ニ
トロシル硫酸/硫酸溶液13.1g(45mmol)を
4.5時間かけて滴下し、さらに同温度で4時間攪拌し
たのち室温まで昇温した。別のフラスコに水9.3gお
よびトルエン13.9gを入れて5℃に冷却し、その中
に先の反応液を同温度で0.5時間かけて滴下した後、
20℃に昇温して1時間攪拌した。得られた反応混合物
を分液し、油層は水9.3gで2回洗浄して、2−ヒド
ロキシイミノ−4−フェニルブタン酸エチルを含むトル
エン溶液44.9gを得た。該トルエン溶液中の2−ヒ
ドロキシイミノ−4−フェニルブタン酸エチル含量は1
7.4重量%(収率90%)であった。
【0181】(実施例13)実施例1に準じて2−オキ
ソ−4−フェニルブタン酸エチル15.3重量%、およ
び(2−ブロモエチル)ベンゼン10.7重量%を含む
トルエン溶液を合成した。ガスクロマトグラフィーによ
る分析の結果、溶媒を除いた面積百分率は2−オキソ−
4−フェニルブタン酸エチル54.6%、(2−ブロモ
エチル)ベンゼン36.6%であり、その他の不純物が
合計で8.8%含まれていた。このトルエン溶液40.
9g(30mmol)を、50%亜硫酸水素アンモニウ
ム水溶液7.1g(36mmol)、水14.3gの混
合物に10℃で0.5時間かけて滴下し、同温度で4時
間攪拌した。得られた反応混合物を分液し、トルエン
6.0gで洗浄して、2−オキソ−4−フェニルブタン
酸エチルの亜硫酸水素アンモニウム付加物9.0g(収
率95%)を含む水層28.4gを得た。かかる分液お
よび洗浄により得られたトルエン層を合わせてガスクロ
マトグラフィーにより分析した結果、該トルエン層3
9.1g中には(2−ブロモエチル)ベンゼン11.2
重量%(回収率99.7%)が含まれていた。一方、か
かる分液および洗浄により得られた水層28.4gにト
ルエン18.2gを加え、98%硫酸3.7g(37m
mol)を50℃で15分かけて滴下し、さらに同温度
で2時間攪拌した。反応混合物を分液し、トルエン層を
水10gで2回洗浄した後濃縮して、2−オキソ−4−
フェニルブタン酸エチル5.7g(収率96%)を含む
油状物5.9gを得た。ガスクロマトグラフィーによる
分析の結果、溶媒を除いた面積百分率は2−オキソ−4
−フェニルブタン酸エチル96.4%、(2−ブロモエ
チル)ベンゼン0.07%であり、その他の不純物も合
計で3.6%に減少した。
【0182】(実施例14)2−オキソ−4−フェニル
ブタン酸エチルの粗生成物を得る工程までは実施例12
に準じて、2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル3
0.1重量%、および(2−ブロモエチル)ベンゼン
3.9重量%を含むトルエン溶液を合成した。このトル
エン溶液3.43g(5.0mmol)に、50%亜硫
酸水素アンモニウム水溶液0.89g(4.5mmo
l)および水1.78gを加え、5℃で6時間攪拌し
た。同温度で反応混合物を分液し、水層をトルエン2m
lで洗浄し、得られた水層を凍結乾燥して、2−オキソ
−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素アンモニウ
ム付加物1.37gを得た。得られた2−オキソ−4−
フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素アンモニウム付加
物の含量は96.1重量%(収率95%)であった。2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ア
ンモニウム付加物の1H-NMR(270MHz,DMSO-d6):δ
1.20(t,3H,J=7.1Hz),1.95−
2.15(m,1H),2.2−2.5(m,2H),
2.6−2 .8(m,1H),3.95−4.25
(m,2H),6.0−7.6(br,5H),7.0
5−7.2(m,3H),7.2−7.35(m,2
H)
【0183】(実施例15)1−ブロモ−5−クロロペ
ンタン205g(1.11mol)、3−オキソブタン
酸エチル121g(0.93mol)およびn−ヘプタ
ン109gの混合物を100℃に加熱し、炭酸カリウム
72g(0.52mol)を加えて同温度で22時間攪
拌した。途中、炭酸カリウムを2時間目、8.4時間目
にそれぞれ72g(0.52mol)、18時間目に2
6g(0.18mol)追加した。反応混合物を室温ま
で冷却した後、無機塩をろ過し、ろ過した固体はn−ヘ
プタン148gで洗浄した。合わせたろ液を減圧下に濃
縮して、7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプタ
ン酸エチルの粗生成物230gを得た。粗生成物中には
7−クロロ−2−(1−オキソエチル)ヘプタン酸エチ
ル63.0重量%(収率66%)、および1−ブロモ−
5−クロロペンタン11.8重量%が含まれていた。こ
の粗生成物は、精製を行うことなく、そのまま次工程に
用いた。かくして得られた7−クロロ−2−(1−オキ
ソエチル)ヘプタン酸エチルの粗生成物230g(0.
62mol)を5℃に冷却し、5〜10℃で44%ニト
ロシル硫酸/硫酸溶液228g(0.81mol)を6
時間かけて滴下し、さらに同温度で4時間攪拌した。別
のフラスコに37%ホルマリン水溶液113g(1.3
9mol)およびトルエン291gを入れて10℃に冷
却し、その中に先の反応液を同温度で2時間かけて滴下
し、更に同温度で30分攪拌した。得られた反応混合物
を分液し、油層は5%重曹水107gで洗浄後、水10
7gで洗浄して、7−クロロ−2−オキソヘプタン酸エ
チルを含むトルエン溶液508gを得た。該トルエン溶
液には7−クロロ−2−オキソヘプタン酸エチル18.
1重量%(収率72%)、および1−ブロモ−5−クロ
ロペンタン5.4重量%が含まれていた。ガスクロマト
グラフィーによる分析の結果、溶媒を除いた面積百分率
は7−クロロ−2−オキソヘプタン酸エチル55.1
%、1−ブロモ−5−クロロペンタン13. 8%であ
り、その他の不純物が合計で31.1%含まれていた。
このトルエン溶液は、精製を行うことなく、そのまま次
工程に用いた。かくして得られた7−クロロ−2−オキ
ソヘプタン酸エチルのトルエン溶液508g(0.44
mol)を、亜硫酸水素ナトリウム56.3g(0.5
1mol)と水225gの混合物に20〜30℃で2時
間かけて滴下した。得られた反応混合物にトルエン30
5gを加えて分液し、7−クロロ−2−オキソヘプタン
酸エチルの亜硫酸水素ナトリウム付加物を含む水層36
5gを得た。分液した油層は、更に亜硫酸水素ナトリウ
ム28.1g(0.26mol)および水113gを加
えて22℃で1時間攪拌した後分液し、水層170gを
得た。得られた水層を合わせてトルエン383gを加え
て50℃に加熱し、同温度で36%塩酸101g(0.
99mol)を3.3時間かけて滴下し、さらに同温度
で40分攪拌した。反応混合物を分液し、トルエン層を
水70gで洗浄した後濃縮して、7−クロロ−2−オキ
ソヘプタン酸エチル89.5g(収率97%)を含む油
状物を得た。ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、溶媒を除いた面積百分率は7−クロロ−2−オキソ
ヘプタン酸エチル85.9%、1−ブロモ−5−クロロ
ペンタン0.25%であり、その他の不純物も合計で1
3.9%に減少した。
【0184】(実施例16)2−オキソ−4−フェニル
ブタン酸エチル4.95g(24mmol)およびシュ
ウ酸ジエチル1.08gを含む油状物6.19gをトル
エン19.6gに溶解させたものを、亜硫酸水素ナトリ
ウム3.15g(29mmol)および水12.6gの
混合物に50℃で1時間かけて滴下し、同温度で更に2
時間攪拌した。得られた反応混合物を分液し、2−オキ
ソ−4−フェニルブタン酸エチルの亜硫酸水素ナトリウ
ム付加物を含む水層を得た。分液した油層は、更に亜硫
酸水素ナトリウム1.58g(14mmol)および水
3.7gを加えて50℃で1時間攪拌した後、分液し
た。得られた水層はトルエン25mlで一回洗浄し、ト
ルエン24gを加えて50℃に加熱し、同温度で15%
硫酸18.0g(28mmol)を1時間かけて滴下
し、さらに同温度で1時間攪拌した。反応混合物を分液
し、トルエン層を水10mlで洗浄した後濃縮して、2
−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル4.05g(収
率82%)を含む油状物4.15gを得た。ガスクロマ
トグラフィーによる分析の結果、溶媒を除いた面積百分
率は2−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル97.9
%、シュウ酸ジエチル0.04%であった。
【0185】(実施例17)2−オキソ−2−フェニル
エタン酸メチル5.00g(30mmol)および2−
ヒドロキシ−2−フェニルエタン酸メチル2.00gを
7.00gをトルエン8.0gに溶解させた混合物をガ
スクロマトグラフィーにより分析すると、溶媒を除いた
面積百分率は2−オキソ−2−フェニルエタン酸メチル
70.4%、2−ヒドロキシ−2−フェニルエタン酸メ
チル29.1%であった。この混合物を50%亜硫酸水
素アンモニウム7.24g(37mmol)および水
7.24gの混合物に5℃で0.5時間かけて滴下し、
同温度で更に2時間攪拌した。得られた反応混合物を分
液し、得られた水層をトルエン7.5gで1回洗浄して
2−オキソ−2−フェニルエタン酸メチルの亜硫酸水素
アンモニウム付加物7.12g(収率89%)を含む水
層19.8gを得た。得られた水層にトルエン10ml
を加えて50℃に加熱し、同温度で98%硫酸3.66
g(37mmol)を0.5時間かけて滴下し、さらに
同温度で1.5時間攪拌した。反応混合物を分液し、ト
ルエン層を水10mlで2回洗浄した後濃縮して、2−
オキソ−2−フェニルエタン酸メチル4.01g(収率
90%)を含む油状物4.37gを得た。ガスクロマト
グラフィーによる分析の結果、各成分の面積百分率は2
−オキソ−2−フェニルエタン酸メチル91.9%、2
−ヒドロキシ−2−フェニルエタン酸メチル8.1%で
あった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、R1は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、また
    はヘテロ環基を示し、R2は低級アルキル基を示す。)
    で示されるピルビン酸化合物と一般式(II) MHSO3 (II) (式中、MはNH4またはアルカリ金属を示す。)で示
    される重亜硫酸塩とを反応させてピルビン酸化合物の重
    亜硫酸塩付加物を得、次いでこれを酸により分解するこ
    とを特徴とする、一般式(I)で示されるピルビン酸化
    合物の精製方法。
  2. 【請求項2】一般式(III) (式中、R3は低級アルキル基またはアリール基を示
    し、Xはハロゲン原子またはスルホニルオキシ基を示
    す。)で示されるアルカン化合物と一般式(IV) (式中、R4は低級アルキル基を示し、R5は低級アルキ
    ル基または低級アルコキシ基を示す。)で示されるβ−
    ケトエステル化合物とを反応させて一般式(V) (式中、R3、R4、R5は前記と同じ意味を表わす。)
    で示されるジケト化合物を得、次いで一般式(VI) Y−N=O (VI) (式中、Yは水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子
    または−OSO3H基を示す。)で示される亜硝酸化合
    物を反応させて一般式(VII) (式中、 R3、R4はそれぞれ前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるα−オキシイミノエステル化合物を
    得、次いで酸の存在下にアルデヒド化合物を反応させて
    一般式(VIII) (式中、 R3、R4はそれぞれ前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるピルビン酸化合物の粗生成物を得、次
    いで一般式(II) MHSO3 (II) (式中、MはNH4またはアルカリ金属を示す。)で示
    される重亜硫酸塩とを反応させてピルビン酸化合物の重
    亜硫酸塩付加物を得、次いでこれを酸により分解するこ
    とを特徴とする一般式(VIII) (式中、 R3、R4はそれぞれ前記と同じ意味を表わ
    す。)で示される精ピルビン酸化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】一般式(VIII) (式中、 R3は低級アルキル基またはアリール基を示
    し、R4は低級アルキル基を示す。)で示されるピルビ
    ン酸化合物と、一般式(II) MHSO3 (II) (式中、MはNH4またはアルカリ金属を示す。)で示
    される重亜硫酸塩とを反応させて得られるピルビン酸化
    合物の重亜硫酸塩付加物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001133106A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

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