JPH10329031A - 半導体素子類の研磨方法およびそれに用いる樹脂砥石の製造方法 - Google Patents

半導体素子類の研磨方法およびそれに用いる樹脂砥石の製造方法

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JPH10329031A
JPH10329031A JP9139454A JP13945497A JPH10329031A JP H10329031 A JPH10329031 A JP H10329031A JP 9139454 A JP9139454 A JP 9139454A JP 13945497 A JP13945497 A JP 13945497A JP H10329031 A JPH10329031 A JP H10329031A
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resin
foaming
polishing
thermosetting resin
abrasive grains
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Masaji Ogata
正次 尾形
Akihiro Moriya
明宏 守屋
Michio Tanimoto
道夫 谷本
Shigeo Moriyama
茂夫 森山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体用シリコンウエハ、シリコンウエハ上に
形成された配線材料、あるいは多層配線を行う際に形成
する層間絶縁膜などの研磨及び平坦化に有用な加工法を
提供する。 【解決手段】下記のような砥石を用いて研磨を行う。軟
化温度が50〜180℃の自己発泡性または発泡剤によ
り、発泡性を付与した発泡性熱硬化性樹脂100体積%
と、平均粒径が0.1〜5μmの砥粒50〜200体積
%を必須成分とし、軟化温度が50〜180℃の自己発
泡性または発泡剤により、発泡性を付与した発泡性熱硬
化性樹脂単独または平均粒径が0.1〜5μmの砥粒を
加えた状態で、発泡性熱硬化性樹脂を平均粒径5μm以
下に粉砕し両者を均一に分散混合した後、当該混合物を
型に入れ140〜220℃、0.1〜20kg/cm2
の加圧下で気孔率が40〜60体積%になるように成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨による基板表
面の平坦化技術に係り、特に半導体集積回路の製造過程
で用いるための研磨方法及びそれに用いる研磨砥石に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程は多くのプロセス処理工
程からなるが、まず本発明が適用される工程の一例であ
る配線工程について、図1(a)〜(f)を用いて説明
する。図1(a)は一層目の配線が形成されているウエ
ハの断面図を示している。トランジスタ部が形成されて
いるウエハ基板1の表面には絶縁膜2が形成されてお
り、その上にアルミニウム等の配線層3が設けられてい
る。トランジスタとの接合をとるために絶縁膜2にコン
タクトホールが設けられているので、配線層のその部分
3’は多少へこんでいる。図1(b)に示す2層目の配
線工程では、一層目の上に絶縁膜4、金属アルミ層5を
形成し、さらに、このアルミ層を配線パターン化するた
め露光用ホトレジスト膜6を塗布する。次に、図1
(c)に示すようにステッパ7を用いて、2層目の配線
回路パターンを上記ホトレジスト膜6上に露光転写す
る。この場合、ホトレジスト膜6の表面が凹凸になって
いると、図に示すようにホトレジスト膜表面の凹部と凸
部8では、同時に焦点が合わないことになり、解像不良
という重大な障害となる。上記の不具合を解消するた
め、次に述べるような基板表面の平坦化処理が検討され
ている。図1(a)の処理工程の次に、図1(d)に示
すように、絶縁層4を形成後、図中9のレベルまで平坦
となるように後述する方法によって研磨加工し、図1
(e)の状態を得る。その後、金属アルミ層5とホトレ
ジスト層6を形成し、図1(f)のようにステッパ7で
露光する。この状態ではレジスト表面が平坦であるので
前記解像不良の問題は生じない。図2に、上記絶縁膜パ
ターンを平坦化するため、従来一般的に用いられている
化学機械研磨加工法を示す。研磨パッド11を定盤上1
2に貼り付けて回転しておく。この研磨パッドとして
は、例えば発泡ウレタン樹脂を薄いシート状にスライス
して成形したものが用いられ、被加工物の種類や仕上げ
たい表面粗さの程度によって、その材質や微細な表面構
造を種々選択して使い分ける。他方、加工すべきウエハ
1は、弾性のある押さえパッド13を介してウエハホル
ダ14に固定する。このウエハホルダ14を回転しなが
ら研磨パッド11表面に荷重し、さらに研磨パッド11
の上に研磨スラリー15を供給することにより、ウエハ
表面上の絶縁膜4の凸部が研磨除去され、平坦化され
る。二酸化珪素等の絶縁膜を研磨する場合、一般的に研
磨スラリとしてはコロイダルシリカが用いられる。コロ
イダルシリカは、直径30nm程度の微細なシリカ粒子
を水酸化カリウム等のアルカリ水溶液に懸濁させたもの
であり、アルカリによる化学作用が加わるため、砥粒の
みによる機械的研磨に比べ、飛躍的に高い加工能率と加
工ダメージの少ない滑面を得られる特徴がある。このよ
うに、研磨パッドと被加工物の間に研磨スラリを供給し
ながら加工する方法は、遊離砥粒研磨技術として良く知
られている。しかしながら、従来の遊離砥粒研磨加工に
よるウエハ平坦化技術には、大きく2つの欠点がある。
その一つは、加工に際して比較的軟質な研磨パッドを用
いざるを得ないため、パターンの種類や段差の状態によ
っては十分に平坦化できない、というパターン寸法依存
性の問題であり、もう一つは、研磨工程で必要とされる
大量の高純度スラリ等の消耗品コストの問題である。上
記従来技術として、砥粒を金属粉末やレジン樹脂で結合
して制作した砥石を、研磨定盤とする固定砥粒加工法
が、1st International ABTEC Conference (Seoul、
11月1993年)の講演論文集P80−P85に記載
されているが、加工面に微細なスクラッチがしばしば発
生する欠点が知られている。これは砥石の組成及び特性
が、半導体素子の平坦化研磨の用途に適合されていない
ためである。従来から、最も平滑な鏡面を得ようとする
場合、砥粒を樹脂で固めた樹脂(レジノイド)砥石がよ
く使われる。
【0003】砥石に使用する樹脂を発泡させた多孔質樹
脂砥石は、特にシリコンウエハのような硬脆材料の研磨
材として優れた研磨性を有することが知られているが、
このような多孔質樹脂砥石は、例えば特公昭54−55
1号公報あるいは特開昭63−150162号公報など
に記載されているように、ポリビニルアルコール水溶液
に砥粒及び石炭酸、ホルマリン、酸触媒などを加えて十
分に攪拌したスラリー状の混合物を型に流して加熱し、
ポリビニルアルコールのアセタール化反応と同時に、石
炭酸とホルマリンの初期縮合反応を起こし成形体を形成
し、次いでこの成形体を型から取り出し十分に水洗した
後、乾燥、これをさらに高温に加熱して初期縮合物の反
応を完結させ、微孔性のポリアセタール砥石を製造する
方法が知られている。また、特開昭58−223565
号公報に記載されているように、砥粒の表面を液状のフ
ェノール樹脂初期縮合物で被覆し、次いでその表面に粉
末のノボラック樹脂を付着させ、これを型に入れてホッ
トまたはコールドプレスし、脱型後焼成することによっ
て製造する方法などもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような多孔質樹脂
砥石を用いて試料表面に傷を付けずに、より平滑な研磨
面を得るには砥粒の粒径を細かくする必要がある。とこ
ろが、砥粒を細かくすると比表面積が増大するため混合
物の粘度が急上昇し、混合、予備反応及び予備成形など
の作業性が著しく低下するうえ、気孔率が思うように上
がらない、砥石としての研磨速度が著しく低下するなど
の問題があった。その対策として樹脂の粘度を下げたり
希釈用の溶剤や分散媒の量を増やすことが考えられる。
しかし、この場合、成形などの作業性は改善されるが、
樹脂を硬化する過程で砥粒が沈降するため均一な組成の
砥石が得られなくなったり、気孔を形成するために混合
物を機械的に泡立てたり発泡剤を添加する必要があり、
均一かつ微細な気孔を形成することが難しかった。その
ため、こうして得られた樹脂砥石は、目詰まりを起こし
やすく、十分な研磨速度が得られなかったり、被研磨物
表面に傷を付けるという問題があった。
【0005】また、従来の製法は液状の樹脂や溶剤ある
いは分散媒を使用するため、砥粒を配合した混合物がス
ラリー状だったりするため、混合、成形などの作業性に
も問題があった。そのため、成形が容易で、組成及び気
孔の大きさや分布が均一で研磨速度が速く、かつ表面を
傷付けずに平坦な研磨面が得られる多孔質樹脂砥石用組
成物並びに成形体が強く求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記状況に鑑
みなされたものであり、特に半導体用シリコンウエハ、
シリコンウエハ上に形成された配線材料、あるいは多層
配線を行う際に形成する層間絶縁膜などの研磨、及び平
坦化に有用な加工法、及び半導体素子の製法を提供する
ものである。具体的に微細な砥粒を配合した成形が容易
で、組成及び気孔の大きさや分布が均一で、研磨性が優
れた多孔質樹脂砥石を用いて加工するものであり、さら
にはこの用途に最適な樹脂組成物並びに該組成物を用い
た多孔質成形体を提供するものである。その具体的な手
段は、軟化温度が50〜180℃の自己発泡性または発
泡剤を配合して、発泡性を付与した発泡性熱硬化性樹脂
100体積%に、平均粒径が0.1〜5μmの砥粒成分
50〜200体積%を必須成分として用い、樹脂成分を
予め単独またはこれに砥粒成分を加えた状態で平均5μ
m以下に粉砕し、両者を均一に分散混合した後、当該混
合物を型に入れ、型温度140〜220℃で0.1〜2
0kg/cm2 の加圧下で成形し、気孔率40〜60体
積%の成形体とした砥石を用いて平坦化研磨を行うこと
にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる発泡性熱硬化性樹
脂とは、自己発泡性のフェノール樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン樹脂あるいはこれらの樹脂及び尿素樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹
脂、ポリイミド樹脂、シアネートエステル樹脂あるいは
ベンゾオキサジン樹脂などの熱硬化性樹脂に発泡剤を配
合したものである。これらの発泡性熱硬化性樹脂の中で
も特に本発明の多孔質樹脂砥石用には、ヘキサミンを硬
化剤とするフェノール樹脂あるいはこれにメラミン樹脂
を併用した自己発泡性樹脂が適している。ここでフェノ
ール樹脂とは、フェノール類とホルムアルデヒドを酸ま
たはアルカリ触媒の存在下で反応させて得られる樹脂中
間体、ビニルフェノール、n−プロペニルフェノール、
イソプロペニルフェノール、n−ブテニルフェノールあ
るいはこれらの誘導体などを熱重合、イオン重合または
ラジカル重合させて得られる樹脂中間体などであり、こ
れらは単独あるいはヘキサメチレンテトラミンのような
アミン系硬化剤とともに加熱することにより、三次元網
目構造を形成して硬化する熱硬化性樹脂である。ヘキサ
メチレンテトラミン〔(CH264〕は、約263℃
で昇華する粉体で、フェノール樹脂の硬化剤(架橋剤)
として広く用いられる化合物である。メラミン樹脂は、
通常メラミンとホルムアルデヒドをアルカリ性触媒の存
在下で付加重合反応によって得られる中間体(メチロー
ル化メラミン)で、酸性触媒の存在下で加熱すると水及
びホルムアルデヒドを発生しながら、三次元網目構造を
形成して硬化する熱硬化性樹脂である。
【0008】本発明の多孔質樹脂砥石用に、ヘキサミン
を硬化剤とするフェノール樹脂あるいはこれにメラミン
樹脂を併用したものを用いる場合、フェノール樹脂を4
5〜80重量部、ヘキサメチレンテトラミンを5〜20
重量部及び(c)メラミン樹脂を0〜50重量部の範囲
で使用することが望ましい。その理由は以下による。す
なわち、フェノール樹脂が45重量部以下では硬化した
樹脂が非常に脆くなり、85重量部以上では樹脂の硬化
性や発泡性が低下するためである。また、ヘキサメチレ
ンテトラミンは5重量部以下では樹脂の硬化性や発泡性
が低く、20重量部以上では硬化物が著しく脆くなるた
めである。本発明の目的は樹脂成分として、フェノール
樹脂系樹脂と硬化剤としてのヘキサメチレンテトラミン
を用いるだけでも達成することができるが、弾力性に富
みかつ微細な気孔を均一かつ多量に発生させるために
は、メラミン樹脂を併用することが望ましい。しかし、
メラミン樹脂が50重量部以上になると硬化性や発泡性
が低下し、硬化物が脆くなるため使用量は50重量部以
下にすることが望ましい。
【0009】本発明において、発泡性熱硬化性樹脂の軟
化温度を50〜180℃とする理由は、軟化温度が50
℃以下では、樹脂成分を単独またはこれに砥粒成分を加
えた状態で微粉砕する際、樹脂成分が凝集したり粉砕装
置に付着して粉砕しにくくなり、しかも微粉砕後、ブロ
ッキングを起こし易いためである。また、軟化温度が1
80℃以上では樹脂の硬化温度を高くする必要があり、
成形作業がしにくくなるためである。熱硬化性樹脂に発
泡性を付与するために配合する発泡剤とは、熱硬化性樹
脂に配合して加熱すると所定の温度で熱分解し、窒素
(N2)、炭酸(CO2)、アンモニア(NH3)、ホル
ムアルデヒド(CH2O)などのガスを発生し、硬化し
た熱硬化性樹脂中に多量の気孔を生成する化合物であ
り、具体的にはジニトロペンタメチルテトラミン、アゾ
ジカルボンアミド、p,p’−オキシビスベンゼンスル
ホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジ
ド、p−トルエンスルホニルアセトンヒドラゾーン、ヒ
ドラゾジカルボンアミドなどである。これらの発泡剤は
樹脂成分に対し0〜20重量%、好ましくは0〜10重
量%の範囲で用いることが望ましい。
【0010】砥粒成分は特に限定されるものではなく、
一般に用いられている酸化セリウム、酸化シリカ、アル
ミナ以外に目的に応じてシリコンカーバイド、ボロンカ
ーバイド、ジルコニウム、ダイヤモンド、サファイヤな
どを用いることができる。特に、半導体分野の用途には
酸化セリウム、酸化シリカ及びアルミナから選ばれる少
なくとも一種を用いることが望ましい。砥粒の粒径は、
研磨性に著しい影響を及ぼし、研磨速度の観点から粒径
が大きい方が望ましく、スクラッチを発生させずに平坦
な研磨面を得るためには、粒径が細かい方が望ましいと
云われている。しかし、本発明では砥石を多孔質化し、
しかも、樹脂成分と砥粒を粉末状態で混合した後成形す
るため、樹脂成分と砥粒の結合力を適度に保つことがで
きる。そのため、研磨時砥石は磨耗し表面には常に新生
面が表れる。その結果、細かい砥粒を使用しても研削速
度を得ることができ、本発明においては平均粒径0.1
〜5μm、好ましくは0.3〜1μmの砥粒を使用する
ことが望ましい。この平均粒径は、一時粒子の平均値が
この範囲に入るものは勿論含まれるが、二次凝集体とし
て平均粒径がこの範囲に入るものであっても良い。な
お、砥粒の粒度分布はなるべく狭いものが望ましい。平
均粒径が0.1μm以下の砥粒を用いた場合は、成形時
に樹脂成分と砥粒の融着度合いが著しく低下するため好
ましくない。樹脂成分100体積%に対する砥粒成分の
配合量を50〜200体積%とする理由は、砥粒成分の
配合量を50体積%以下では十分な研磨性が得られない
ためである。また、200体積%以上では砥粒と樹脂成
分の漏れが不十分になり成形時に混合物が融着しにく
く、その結果、成形品が著しく脆くなって研磨時に砥石
の崩壊や砥粒の脱落が生じ、十分な研磨性が得られなく
なるためである。
【0011】本発明において、樹脂成分は単独または砥
粒を加えた状態で5μm以下に粉砕し砥粒と均一に混合
される。この点が本発明の重要なポイントであり、従来
の樹脂砥石と製造法が異なる点である。樹脂成分を単独
または砥粒を加えた状態で5μm以下に粉砕する理由
は、樹脂成分と砥粒をできるだけ均一に分散、混合する
ためであり、できれば樹脂成分は、0.5μm以下に粉
砕することが望ましい。粉砕及び混合にはボールミル、
ミキサーなどの他、メカノケミカル効果を利用した各種
粉砕及び粉体表面改質装置を利用することができる。こ
れらの装置を用いて樹脂成分を粉砕及び混合する場合、
樹脂成分が装置の内壁に融着するのを防止し、かつ出来
るだけ微粉砕が行えるようにするために、装置自体を冷
却して作業すると顕著な効果がある。なお、樹脂成分を
単独で粉砕した場合には、これに砥粒を加えて均一に混
合して、目的の砥石用樹脂組成物が得られる。
【0012】こうして得られた混合物は、型温140〜
220℃、成形圧力0.1〜20kg/cm2 の範囲で
成形することによって、気孔率が40〜60容積%の多
孔質成形体とすることができる。この場合、型温が14
0℃以下では樹脂の硬化反応が遅く成形に時間がかかり
過ぎること、樹脂の発泡が不十分なために成形体の気孔
率を高めることができなくなり好ましくない。また、2
20℃以上では成形作業がしにくくなり好ましくない。
一方、成形圧力を0.1〜20kg/cm2 の範囲で行
うのは、0.1kg/cm2 以下では成形体の気孔率が
大きくなり過ぎたり、樹脂成分と砥粒の融着が不十分な
ために成形体脆くなること、また、20kg/cm2
上では逆に気孔率が小さくなり十分な研磨性が得られな
くなるためである。
【0013】本発明の樹脂組成物は、このような温度及
び圧力範囲で成形を行うことにより組成及び気孔の大き
さや分布が均一で、樹脂成分と砥粒が適度に結合した成
形体を得ることができるが、必要に応じて砥石としての
特性を損なわない範囲であれば気孔の大きさや均一性を
調整するための調泡剤、砥粒の分散や湿潤あるいは濡れ
性などを調整するための添加剤、樹脂成分と砥粒の結合
強度を調整するためのカップリング剤などを使用するこ
とができる。その場合、調泡剤としては変性ポリシロキ
サン化合物、シリコーン樹脂などを用いることができ
る。また、樹脂成分と砥粒の分散あるいは湿潤、濡れ性
などを調整するための添加剤としては、ポリカルボン酸
のアルキルアミン塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸
エステルの塩、アニオン性及びノニオン性多官能ポリマ
ーのアルキロールアミン塩、高分子共重合体、高分子不
飽和ポリカルボン酸、アクリル酸またはアクリル酸系共
重合物のアンモニウム塩またはナトリウム塩などを使用
することができる。
【0014】樹脂成分と砥粒の結合強度を調整するため
のカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−
γ(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシ
シランなどのシラン系カップリング剤、チタネート、ジ
ルコアルミネートまたはアルミキレート系のカップリン
グ剤などを使用することができる。なお、半導体分野で
は被研削物を汚染させないことが重要である。本発明の
樹脂成分や砥粒はもとより、これらの添加剤は、イオン
性不純物ができるだけ少ないものを用いることが望まし
い。また、これらの樹脂成分以外の各種添加剤の使用量
は必要最小限に留めることが望ましい。
【0015】本発明で用いる樹脂砥石用組成物におい
て、樹脂成分は砥粒を固定するバインダと同時に、発泡
剤や縮合反応時に発生する縮合水やホルマリンによっ
て、成形体に気孔を形成し、砥石に保水性を付与する役
割がある。また、本発明の樹脂砥石は、樹脂成分と砥粒
を粉末状態で混合した後成形するため、樹脂成分と砥粒
の結合が適度に保持されており、研磨時砥石は適度に擦
り減り、表面には常に新生面が表れるそのため、本発明
の樹脂砥石は目詰まりを起こしにくく、研磨速度が速
い、スクラッチが発生しにくい、平滑な研磨面が得られ
るなどの特徴を有する。
【0016】
【実施例】次に、実施例によって本発明をより具体的に
説明する。 実施例1〜11 樹脂成分として、平均粒径1μmに微粉砕した軟化温度
が85℃のノボラック型フェノール樹脂、平均粒径1.
5μmに微粉砕した軟化温度が85℃のポリパラビニル
フェノール、平均粒径1.3μmに微粉砕したヘキサメ
チレンテトラミン、平均粒径0.8μmに微粉砕した軟
化温度が95℃のメラミン樹脂及び砥粒成分として、平
均粒径0.6μmの酸化セリウムをヘンシェルミキサー
を用いて第1表に示す割合で混合し、目的とする11種
類の樹脂砥石用組成物を得た。表中の砥粒(酸化セリウ
ム)の体積分率はノボラック型フェノール樹脂、ポリパ
ラビニルフェノール樹脂及びヘキサメチレンテトラミン
の比重を1.25、メラミン樹脂の比重を1.48、酸
化セリウムの比重を7.3として計算で求めた値であ
る。
【0017】
【表1】
【0018】次に、上記各組成物を金型温度160℃、
成形圧力1kg/cm2 で15分間加圧成形して、φ5
0mm、厚さ10mmの多孔質成形体を作製した。成形
体は金型から取り出した後、160℃の恒温槽中でさら
に1時間加熱し樹脂を完全に硬化させた。こうして得ら
れた成形体は、表1に示すように気孔率は40〜60体
積%であった。なお、表中の気孔率は、上記配合表から
気孔率ゼロの成形品の比容(比重の逆数)を計算によっ
て求め、これと実際の成形品の比容との比から計算によ
り求めた値である。一方成形品の圧縮特性はほぼ気孔率
に依存し、気孔率が小さいほど圧縮強度、弾性率共に大
きな値を示す傾向がある。次に、上記多孔質成形体のう
ちから実施例1〜4及び11の成形体(樹脂砥粒)につ
いて、シリコンウエハ上に形成した層間絶縁膜〔プラズ
マCVD法で形成したSiO2 膜(1μm)〕を研磨し
た。研磨は水を流しながら多孔質成形体に0.5kgf
/cm2 の荷重をかけ、シリコンウエハ及び砥石は、相
対速度が10cm/secになるようにそれぞれ同方向
に回転させながら行った。研磨を約3分間行った場合の
総研磨量を研磨時間で割った平均研磨速度及び研磨後の
表面粗さを測定した。その結果、表2に示すように、実
用上十分な研磨速度及び表面粗さを得ることができた。
なお、研磨面を顕微鏡で詳細に観察した結果、ウエハ表
面にはスクラッチが全く発生していないことが確認され
た。
【0019】
【表2】
【0020】図3(a)〜(e)に本発明を用いて、1
つのトランジスタと1つのキャパシタからなるメモリセ
ルを製造したときの工程の一例を示す。なお、図3は図
4のA−A’断面を示したものである。ここで、110
はソース領域、120はドレイン領域、111、121
はそれぞれの領域への接続部、210はキャパシタ下部
電極、230はキャパシタ上部電極、106はビット
線、141はゲート電極を示す。図3(a)は、p型シ
リコン基板101上に選択酸化法を用いて、メモリセル
間を電気的に分離するために、厚さ800nmのシリコ
ン酸化膜からなる素子分離型膜102及びスイッチング
用MOSトランジスタのゲート絶縁膜となるシリコン酸
化膜を形成した後の基板断面図である。その後、MOS
トランジスタの閾値電圧制御のために、ボロンをイオン
打ち込みし、更に化学気相成長法(以下CVD法と略
記)でゲート電極141となる多結晶シリコン膜を30
0nmの厚さ堆積する。次に図3(b)に示すように、
MOSトランジスタのゲート電極141及びゲート絶縁
膜130を周知のホトエッチングにより形成する。多結
晶シリコン膜には導電性を持たせるためリンを添加す
る。その後、砒素をイオン打ち込みしMSOトランジス
タのソース領域110、ドレイン領域120を形成す
る。次に、図3(c)に示したように基板表面に層間絶
縁膜となるPSG(リンガラス)膜103をCVD法で
500nmの厚さ堆積後、約200nmの平坦化研磨を
行う。PSG膜103の研磨に用いた砥石の弾性率は5
0kg/mm2 である。その後、PSG膜に接続部11
1を設け、ビット線106を形成する(図4)。 次
に、図3(d)に示したように、層間絶縁膜となるPS
G膜104をCVD法で500nmの厚さ堆積後、平坦
化研磨を行い、更にホトエッチングにより開口して接続
部121を形成する。このPSG膜104の表面は、弾
性率が50kg/mm の砥石を用いて平坦化する。
なお、従来の軟質研磨パッドでPSG膜を研磨後、弾性
率が50kg/mm2 の砥石で研磨することにより、よ
りダメージのない研磨を行うことができる。その後、キ
ャパシタ下部電極210となる多結晶シリコン膜をCV
D法により形成し、所望の形状に加工する。この多結晶
シリコン膜にも導電性を持たせるためにリンを添加す
る。次に、その上にキャパシタ絶縁膜220及びキャパ
シタ電極230を形成する。(図3(e))。上記方法
により、メモリセルの表面を従来に比べより平坦にする
ことができ、微細で信頼性の高い半導体装置を得ること
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、成形が容易で、組成及
び気孔の大きさや分布が均一で、研磨性が優れた多孔質
樹脂砥石の提供を可能とし、半導体用ウエハや層間絶縁
膜、配線材料を始め、各種材料表面の平坦化、微細加
工、多層化、高性能化、高信頼度化を達成することが可
能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)はウエハ表面の平坦化工程の説
明図である。
【図2】 化学機械研磨法を説明する図である。
【図3】(a)〜(e)は半導体装置の製造工程を示す
装置断面図である。
【図4】 図3(e)に示した装置の平面図である。
【符号の説明】
1.ウエハ基板 2.絶縁膜 3.配線層 4.絶縁膜 5.アルミ層 6.ホトレジスト膜 7.ステッパ 11.研磨パッド 12.定盤 13.押えパッド 14.ウエハホルダ 15.スラリー 101.シリコン基板 102.素子分離電膜 106.ビット線 110.ソース領域 120.ドレイン領域 141.ゲート電極 210.下部電極 230.上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 道夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 森山 茂夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸パターンが形成されている基板の表面
    上に薄膜を形成するステップと、該基板の該薄膜が形成
    されている面を研磨工具表面上に押しつけて相対運動さ
    せながら、該凹凸パターンを平坦化するステップとを含
    む研磨方法において、上記研磨工具として、軟化温度が
    50〜180℃の自己発泡性または発泡剤により、発泡
    性を付与した発泡性熱硬化性樹脂100体積%と、平均
    粒径が0.1〜5μmの砥粒50〜200体%を必須成
    分とする樹脂砥石を用いることを特徴とする研磨方法。
  2. 【請求項2】樹脂砥石の組成分である発泡性熱硬化性樹
    脂がフェノール系樹脂45〜80重量部、ヘキサメチレ
    ンテトラミン5〜20重量部及びメラミン樹脂0〜50
    重量部からなる自己発泡性熱硬化性樹脂であることを特
    徴とする請求項1記載の研磨方法。
  3. 【請求項3】樹脂砥石の組成分である砥粒が酸化セリウ
    ム、酸化シリカ及びアルミナから選ばれる少なくとも一
    種であることを特徴とする請求項1または2に記載の研
    磨方法。
  4. 【請求項4】樹脂砥石の組成分である発泡性熱硬化性樹
    脂が、発泡剤としてジニトロペンタメチルテトラミン、
    アゾジカルボンアミド、p,p’−オキシビスベンゼン
    スルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラ
    ジド、p−トルエンスルホニルアセトンヒドラゾーン、
    ヒドラゾジカルボンアミドから選ばれる少なくとも一種
    を配合した熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の研磨方法。
  5. 【請求項5】軟化温度が50〜180℃の自己発泡性ま
    たは発泡剤により、発泡性を付与した発泡性熱硬化性樹
    脂単独または平均粒径が0.1〜5μmの砥粒を加えた
    状態で、発泡性熱硬化性樹脂を平均粒径5μm以下に粉
    砕し両者を均一に分散混合した後、当該混合物を型に入
    れ140〜220℃、0.1〜20kg/cm2 の加圧
    下で成形し、気孔率を40〜60体積%とすることを特
    徴とする樹脂砥石の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の樹脂砥石を用い、ウエハ
    または相関絶縁膜及び多層配線板材料を研磨することを
    特徴とする半導体素子の研磨方法。
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