JPH10328909A - スローアウェイチップ及びそのホルダー - Google Patents

スローアウェイチップ及びそのホルダー

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JPH10328909A
JPH10328909A JP15440697A JP15440697A JPH10328909A JP H10328909 A JPH10328909 A JP H10328909A JP 15440697 A JP15440697 A JP 15440697A JP 15440697 A JP15440697 A JP 15440697A JP H10328909 A JPH10328909 A JP H10328909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
corner
throw
holder
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15440697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Hibatake
忠広 日畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP15440697A priority Critical patent/JPH10328909A/ja
Publication of JPH10328909A publication Critical patent/JPH10328909A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋削加工に用いるスローアウェイチップの鈍
角コーナを鋭角コーナとして用い、その切削加工の適用
範囲を端面の引き切削を含む加工が可能なように拡げた
チップを提供することを目的とする。 【構成】 切削工具に使用される90度以上のコーナー
を有する略正多角形のスローアウェイチップにおいて、
各辺を凹ませ90度未満の鋭角コーナとし、更に前記9
0度未満のコーナの両辺を拘束面と固定をより安定させ
たホルダーを用いることにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削用のスローアウェ
イ(刃先交換式)チップとそのホルダー、特に正多角形
型のチップの使用コーナー数の活用を計ることに関す
る。
【0002】
【従来の技術】切削用、特に旋削用のスローアウェイチ
ップとして、3角形、4角形、菱形80度、菱形55度
等のスローアウェイチップがその用途に合わせて様々に
用いられている。旋削用スローアウェイチップでは、逃
げ角が0度のものもあり4角形、3角形では、上面・下
面とも使用でき、それぞれ8コーナー、6コーナー使え
るが、菱形、例えば菱形80度では、上・下面あわせて
80度のコーナーが4ヶ所、100度のコーナーが4ヶ
所あることとなり、実質的には80度の4コーナーのみ
しか使用されず、他の4コーナーは未使用のまま廃棄さ
れているのが現状である。100度のコーナーの使用に
ついて、その活用を計る事は検討されているがこれとい
った決め手がないのが現状である。また、正4角形のチ
ップについては、各辺の中央部分に凹Rを有するものが
特開平8−187609号に提案されている。
【0003】更に、正3角形のスローアウェイチップに
おいて、日常的に用いられている偏6角形タイプ(以
下、W型と称する。)とは逆に設計することにより、正
多角形の鈍角コーナーを鋭角コーナとして使用できるよ
うに改良したものである。図1にW型のスローアウェイ
チップを示す。W型は正3角形、すなわち60度のコー
ナの肉厚をより多くするため辺を凸状とする事によりそ
の角度を大きくして、強度、特に切刃強度を高めたもの
である。このように角度を大きくとることは鋭角コーナ
では良く行われている。また、辺数が6と多いため拘束
面を多くとれる効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、本発明者ら
は、鈍角コーナを同様な方法で鋭角コーナとする事によ
り、その切削加工の適用範囲を広げ、端面の引き切削を
含む加工が可能なように設計し、可能な限り切り込み量
を多くできる様に工夫したものである。また、従来技術
に記載したような凹R付きのチップでは必然的に大きく
Rを付けなれればなず、例えば強度を落とす原因とな
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、切削工具に使用される90度以上の鈍角コーナーを
有する略正多角形のスローアウェイチップにおいて、各
辺を凹ませたものである。この凹ませることにより、9
0度以上の鈍角コーナを90度未満の鋭角コーナとする
事ができ、直線状、角度、凹み量、曲線との組み合わせ
等様々な形状を創生させることができる。また、ホルダ
ーに装着するときには、前記90度未満のコーナの少な
くとも両辺を拘束面とし、すなわち直線状の場合には4
面、曲線条の場合には2面を拘束面とすることができ、
正多角形が倍の辺の数を有するためより多くの面をホル
ダーと接触するようにでき、固定をより安定させること
ができる。切りくず処理機能を付与するためプレーかを
設けても良いことは言うまでもない。
【0006】
【作用】90度以上コーナとしては正4角形のスローア
ウェイチップが良く用いられているので正4角形を例に
本願発明を説明する。正4角形のスローアウェイチップ
は、旋削加工に一般的に用いられるが、90度であるた
め端面加工を含む加工においてはその適用が難しく、特
に端面部分の加工が多いときには用いられないのが普通
である。その理由としては90度であるため長手・端面
のどちらにも角度的な余裕がないためである。加工中に
長手切削から端面切削へ切り替えるときに直角がでるよ
うにできないためである。これを改良したのが菱形80
度のスローアウェイチップであるが、80度としたこと
により半分のコーナしか使用できなくなってしまった。
【0007】しかし、実質的に80度でも、85度、8
9度等の角度でも十分に端面加工に供する事ができ、9
0度コーナーを89度の鋭角コーナーとするには、各辺
を凹ませるとともに、その凹ませる部分を直線状及び/
又は曲線状に設けることにより行う。しかし、このよう
な工夫はその反面において、特殊なホルダーが必要にな
るとともに、長手加工の際の切り込み量が制約を受け
る。まず、ホルダーについて、4角形が偏8角形となる
から拘束できる面が多くなり、かつ、鋭角的なコーナを
拘束するため固定をより安定させることができる。次
に、切り込み量の制約については、凹み形状を調整する
ことにより、切刃長さを調整することにより対応するこ
とができ、また、現実、加工代はそれほど多くないので
十分実用に供する事ができる。以下、実施例をもとに詳
細に説明する。
【0008】
【実施例】従来の例として正方形のスローアウェイチッ
プの例を図2に示す。正4角形であり、コーナは90度
で、その各辺が切刃をなしている。更に、図3に本発明
例の偏8角形のスローアウェイチップの例を示す。正4
角形の各辺を直線状に凹ませた例で、切削時において8
9度の鋭角コーナとして使用できるようにしたものであ
る。本例では切刃長さは正4角形の場合の2/3程度と
なっている。また、同様に両側より角度を設けた例を図
4に示す。両側から設けた場合にはその鋭角をより大き
くとれるため菱形80度の様に使いやすくなる。次に、
曲線状に結んだ例を図5に示す。曲線状にした場合にも
同様に効果がある。
【0009】また、正5角形に用いた場合の例を図5
に、正6角形に用いた場合の例を図6に、示す。この場
合には上面・底面合わせそれぞれ10、12コーナを用
いることができるようになる。また、角数が多くなるに
従い切刃長さそのものが短くなり、かつ、また鈍角が大
きくなるため、凹み形状を大きくしなければならない
が、コーナ数により補える効果が大である。尚、チップ
については逃げ角0度のネガにて説明したが、ポジタイ
プの正多角形状のチップについても適用できる。
【0010】次に、ホルダーについて図7に示す。図7
より、凹状の面を拘束する形状としたため、4面で拘束
することができ、固定をより確実なものとすることがで
きる。また、鋭角コーナを固定するため、ホルダーへの
取付精度を向上させることができ、また、拘束面が多い
ため切削時の負荷に関しても有効である。
【0011】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、いままで
使用できなかった正4角形での端面加工を含む旋削加工
ができるようになり、また、従来用いられている菱形の
様に4コーナを未使用のまま廃棄していたスローアウェ
イチップを、端面切削時の多少の制約はあるものの8コ
ーナー全て使用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のチップ(W型)の正面図を示
す。
【図2】図2は、他の従来のチップ(S型)の正面図を
示す。
【図3】図3は、本発明例のチップの正面図を示す。
【図4】図4は、本発明例のチップの正面図を示す。
【図5】図5は、本発明例のチップの正面図を示す。
【図6】図6は、本発明例のホルダの正面図を示す。
【図7】図7は、本発明例の他の実施例の正面図を示
す。
【符号の簡単な説明】
1 スローアウェイチップ 2 辺 3 凹み部 4 ホルダー本体 5 止めネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削工具に使用される90度以上のコー
    ナーを有する略正多角形のスローアウェイチップにおい
    て、各辺を凹ませて90度未満のコーナとしたことを特
    徴とするスローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 切削工具に使用される90度以上のコー
    ナーを有する略正多角形のスローアウェイチップのホル
    ダーにおいて、前記ホルダーは90度未満のコーナの少
    なくとも両辺を拘束面としたことを特徴とするバイトホ
    ルダ。
JP15440697A 1997-05-28 1997-05-28 スローアウェイチップ及びそのホルダー Pending JPH10328909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15440697A JPH10328909A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スローアウェイチップ及びそのホルダー

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JP15440697A JPH10328909A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スローアウェイチップ及びそのホルダー

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JPH10328909A true JPH10328909A (ja) 1998-12-15

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ID=15583462

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JP15440697A Pending JPH10328909A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スローアウェイチップ及びそのホルダー

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JP (1) JPH10328909A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008062825A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Mitsubishi Materials Corporation Outil de découpe du type à insert détachable et insert
CN100420530C (zh) * 2003-02-14 2008-09-24 住友电气工业株式会社 刀头可换式刀片以及使用该刀片的切削工具
JP2012086303A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 刃先交換型チップおよびその製造方法

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