JPH10328850A - スポット溶接機の加圧通電制御装置 - Google Patents

スポット溶接機の加圧通電制御装置

Info

Publication number
JPH10328850A
JPH10328850A JP9161858A JP16185897A JPH10328850A JP H10328850 A JPH10328850 A JP H10328850A JP 9161858 A JP9161858 A JP 9161858A JP 16185897 A JP16185897 A JP 16185897A JP H10328850 A JPH10328850 A JP H10328850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air pressure
air
pressurized
spot welding
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9161858A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sawada
健二 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP9161858A priority Critical patent/JPH10328850A/ja
Publication of JPH10328850A publication Critical patent/JPH10328850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを加圧するエア圧が適正値に達した時
点で通電を行わせるためのスポット溶接機の加圧通電制
御装置を提供する。 【解決手段】 エアシリンダ11に供給される加圧エア
のエア圧を検知するエア圧センサ21と、このエア圧セ
ンサが検知した電圧信号波形を解析することにより、こ
の電圧信号波形におけるワークの加圧開始に対応した立
上り領域を経由して信号レベルが一定に到達するのを検
出した時点で通電指令信号を出力する波形解析手段22
とを備え、通電指令信号に応答してタイミング制御手段
20に通電手段8を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接ガン
のエアシリンダが所定時間加圧エアを供給されることに
より電極チップを介してワークを加圧した状態で、電極
チップへ溶接電流を供給するようになったスポット溶接
機の加圧通電制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスポット溶接機は、不充分な加
圧状態での通電により爆飛が生じないように、エアシリ
ンダへ加圧エアを供給する加圧エア供給用弁を作動させ
るタイミングに対して予め遅延時間を設定して通電手段
を作動させるタイミング制御手段を通常備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがってワークは所
定のエア圧に加圧されている状態で通電されるが、溶接
作業の開始時にシリンダロッドの滑りが悪かったり、手
動操作式のスポット溶接ガンの角度を大きく変化させた
場合、或は経時変化等に起因して未加圧もしくは不完全
な加圧状態で通電されると、爆飛が生じることにより溶
接品質の低下につながる問題があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、ワーク
を加圧するエア圧が適正値に達した時点で通電を行わせ
るためのスポット溶接機の加圧通電制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、タイミング制御手段に
より加圧エア供給用弁を作動させてスポット溶接ガンの
エアシリンダで所定時間電極チップを介してワークを加
圧し、この加圧状態でさらに通電手段を作動させて電極
チップへ溶接電流を供給するようになったスポット溶接
機の加圧通電制御装置において、エアシリンダに供給さ
れる加圧エアのエア圧を検知するエア圧センサと、この
エア圧センサが検知した電圧信号波形を解析することに
より、この電圧信号波形におけるワークの加圧開始に対
応した立上り領域を経由して信号レベルが一定に到達す
るのを検出した時点で通電指令信号を出力する波形解析
手段とを備え、通電指令信号に応答してタイミング制御
手段に通電手段を作動させることを特徴とする。
【0006】波形解析手段は、電極チップがワークに当
接するのに対応して上昇する電圧信号波形の立上り領域
の発生を検出し、続いて信号レベルが一定に到達する時
点を検出して通電指令信号を出力する。タイミング制御
手段は、予めワークを一定のエア圧で加圧させた状態
で、通電指令信号に応答して通電手段に電極チップへ溶
接電流を通電させる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態の一例によるスポット溶接機の加圧通電制御装置
を説明する。10はスポット溶接ガンであり、エアシリ
ンダ11により一対の電極チップ12、12aによりワ
ーク1、1aを所定の加圧力で挟持した状態で通電手段
8から供給される溶接電流によりスポット溶接を行う。
エアシリンダ11は、減圧弁で所定のエア圧に設定され
た加圧エアが電磁弁5の開閉動作により給気路6及び排
気路7を通して給排気されることにより、シリンダロッ
ド11aを加圧に要するスライド変位量で進退駆動する
(図2、a)。20はタイミング制御手段であり、予め
設定された溶接条件に応じて、手動のスイッチ操作によ
り或は溶接ロボットからの溶接始動信号により所定時間
電磁弁5を作動させる弁制御信号(図2、b)、サイリ
スタの点弧電流を電流トランスで変流した溶接電流(図
2、e)を出力する通電手段8を通電指令信号(図2、
d)に応答して作動させる通電制御信号等を発生する。
【0008】給気路6のエアシリンダ11の入口部分に
は、供給される加圧エアのエア圧を電圧信号として検知
するエア圧センサ21が設けられている。22はこのエ
ア圧センサに付属する波形解析手段であり、エア圧セン
サ21の検知信号(図2、c)を波形解析することによ
り、立上り領域を経由して定レベルに到達するのを検出
した時点で通電指令信号を出力する。この波形解析手段
はCPU22cを利用して構成され、エア圧センサ21
の検知信号cを増幅する増幅器22aと、その増幅信号
をディジタル化するA/Dコンバータ22bと、そのサ
ンプリングされた波形データをCPU22cに波形解析
の処理を行わせるプログラムが格納されたROM22d
と、波形データの一時記憶領域、波形解析用の作業領域
等を有するRAM22e等を備えている。
【0009】CPU22cは、弁制御信号bの立上りに
同期した信号に応答して、エア圧の圧力上昇が生じるタ
イミング後に内蔵のクロックパルスの発生ごとに検知信
号cを取り込んで、電極チップ12がワーク1、1aに
当接してエア圧が上昇し始めるレベル領域でクロックご
との信号レベルの増分量を検出して、その立上り領域の
発生を検出して一時的に記憶し、次いで信頼度を確保す
るために予め設定された複数個のクロックにわたり検知
信号レベルの増分量がほぼゼロになるのを検出して、そ
の時点で検知信号レベルが所定の定レベルに達したと判
断して通電指令信号dを出力する。
【0010】このように構成されたスポット溶接機の動
作は次の通りである。タイミング制御手段20は、入力
する溶接始動信号に応答して弁制御信号bを送出して電
磁弁5を作動させる。これにより、所定のエア圧の加圧
エアがエアシリンダ11に供給され、シリンダロッド1
1aに取付けられた電極チップ12がワーク1、1aに
向けて前進し、電極チップ12aとの間で所定の加圧力
でワーク1、1aを挟持する。給気路6のエア圧は、エ
ア圧センサ21の検知信号cの波形で分かるように、電
磁弁5の作動により僅かに上昇し、シリンダロッド11
aのスライド変位量aに対応して電極チップ12がワー
ク1、1aに当接して加圧を開始する時点から昇圧し、
完全に停止して設定電極加圧力に応じた一定のエア圧レ
ベルに達する。
【0011】この間、波形解析手段22は信号波形を解
析し、ワーク加圧に起因する立上り領域を経過して定レ
ベルに達した時点で通電指令信号dをタイミング制御手
段20へ送出する。これにより、タイミング制御手段2
0は通電手段8に通電制御信号を供給し、ワーク1、1
aが所定の圧力で加圧された時間よりも短い所定時間溶
接電流eを供給させる。続いて、シリンダロッド11a
の加圧エアが排気路7を通して排気されることにより復
動すると、徐々にエア圧は大気圧に復帰する。因に、何
らかの原因でワーク1、1aが加圧されず、検知信号c
に立上り領域が生じないと通電は行われない。また、減
圧弁で設定されたエア圧が変更された場合でも同様に立
上り領域の経過後の定レベル到達時点を検知することに
より、溶接指令信号を出力することができる。
【0012】尚、前述の実施の形態に代えて、電磁弁の
後に設けられた空電比例弁でエア圧を設定する場合でも
本発明を適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明によれば、エアシリンダへ
供給される加圧エアが一定のエア圧に達した時点で通電
指令信号が発生され、したがって電極チップがワークに
所定の加圧力で挟持していない状態で溶接電流が供給さ
れることがなくなり、未加圧通電による爆飛が回避され
て溶接品質が安定化する。換言すれば、加圧エア供給用
弁の作動開始時間に対して充分な通電用の遅れ時間を設
定しなくても爆飛の発生を防止でき、サイクルタイムが
短縮でき、経時的な作動特性の変化にも自動的に追従す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスポット溶接機の加
圧通電制御装置の構成を示す図である。
【図2】同装置の各部の動作波形を示す図である。
【符号の説明】
1、1a ワーク 11 エアシリンダ 12、12a 電極チップ 21 エア圧センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイミング制御手段により加圧エア供給
    用弁を作動させてスポット溶接ガンのエアシリンダで所
    定時間電極チップを介してワークを加圧し、この加圧状
    態でさらに通電手段を作動させて電極チップへ溶接電流
    を供給するようになったスポット溶接機の加圧通電制御
    装置において、 エアシリンダに供給される加圧エアのエア圧を検知する
    エア圧センサと、このエア圧センサが検知した電圧信号
    波形を解析することにより、この電圧信号波形における
    ワークの加圧開始に対応した立上り領域を経由して信号
    レベルが一定に到達するのを検出した時点で通電指令信
    号を出力する波形解析手段とを備え、前記通電指令信号
    に応答してタイミング制御手段に通電手段を作動させる
    ことを特徴とするスポット溶接機の加圧通電制御装置。
JP9161858A 1997-06-04 1997-06-04 スポット溶接機の加圧通電制御装置 Pending JPH10328850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9161858A JPH10328850A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 スポット溶接機の加圧通電制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9161858A JPH10328850A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 スポット溶接機の加圧通電制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10328850A true JPH10328850A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15743303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9161858A Pending JPH10328850A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 スポット溶接機の加圧通電制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10328850A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003508227A (ja) * 1999-08-31 2003-03-04 ユニテック ミヤチ コーポレイション 空気圧式溶接ヘッド
CN102091856A (zh) * 2011-01-26 2011-06-15 吕华兵 微点电焊机用触发控制焊接机头

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003508227A (ja) * 1999-08-31 2003-03-04 ユニテック ミヤチ コーポレイション 空気圧式溶接ヘッド
CN102091856A (zh) * 2011-01-26 2011-06-15 吕华兵 微点电焊机用触发控制焊接机头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0130595B2 (ja)
JP4687944B2 (ja) 溶接用エアサーボガンシリンダ及びその制御方法
EP1570940B1 (en) Arc stud welding device and method
US7053331B2 (en) Stud welding method and stud welding device, especially for stud welding without a support foot
US7170026B2 (en) Arc stud welding device and method
JPH10328850A (ja) スポット溶接機の加圧通電制御装置
JP3670842B2 (ja) スポット溶接装置
JPS5847579A (ja) 抵抗溶接における通電時間制御方法および装置
JPH0957458A (ja) 溶接部品供給とそのスポット溶接システム
KR100226319B1 (ko) 스폿 용접 장치
JP3810497B2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JPH09277063A (ja) 抵抗溶接制御装置
JP4904654B2 (ja) 放電加工装置
JPH01215472A (ja) 自動溶接機の制御方法
KR100472227B1 (ko) 저항용접 장치 및 그 제어 방법
JP3661008B2 (ja) 電動サーボ式抵抗溶接装置の制御方法および制御装置
JP2559976B2 (ja) スポット溶接装置
JPH0195881A (ja) 溶接ガンの通電制御方法
JPH1177298A (ja) アークスポット溶接制御装置
JPH01107977A (ja) 溶接ガンの通電制御方法
JPS5841952B2 (ja) 抵抗溶接における適応制御方法
JPH0712547B2 (ja) 抵抗溶接機の制御方法
JP2533412B2 (ja) マルチインバ―タ式抵抗溶接装置
JPH0130594B2 (ja)
JPS622918B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050201