JPH10327323A - 画像読取装置、その読取画像評価方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、その読取画像評価方法及び記憶媒体

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JPH10327323A
JPH10327323A JP9149903A JP14990397A JPH10327323A JP H10327323 A JPH10327323 A JP H10327323A JP 9149903 A JP9149903 A JP 9149903A JP 14990397 A JP14990397 A JP 14990397A JP H10327323 A JPH10327323 A JP H10327323A
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Japan
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compression ratio
threshold value
upper limit
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JP9149903A
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Takashi Naba
孝 那波
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取画像を適切に評価できるとともに、その
読取画像が悪化した場合の措置をスムーズに行うことが
できる画像読取装置、その読取画像評価方法及び記憶媒
体を提供する。 【解決手段】 全画素計測回路部15により計測された
全画素数及び圧縮データ計測回路部16により計測され
た圧縮データ量は、それぞれCPU17に入力される。
CPU17は、これらの値を用いて原稿画像毎に圧縮率
を算出する。更に、CPU17は、判断基準とした読取
画像の圧縮率を圧縮率上限としてメモリ部18内の所定
領域に記憶し、これを評価対象となる読取画像の圧縮率
と比較することにより、閾値が適切な値であるか否かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、そ
の読取画像評価方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の画像読取装置としての
原稿搬送型スキャナの構成を示す説明図である。同図に
おいて、画像読取装置70は、原稿の画像を読み取る画
像読取部70aと、読み取られた画像の処理を行う画像
処理部70bとから主に構成されている。
【0003】画像読取部70aにおいて、原稿台71上
に載置された原稿束72は、分離ローラ73が矢印の方
向へ回転することにより1枚毎に分離され、搬送ベルト
74により搬送されてプラテンガラス75上に送られ
る。プラテンガラス75の上方には原稿センサ83が配
設されており、該原稿センサ83により原稿の存在が検
知されるその検知信号は不図示のCPUに送られる。C
PUは、この検知信号を受け取ると、各ユニットを制御
して、画像の読取動作を開始する。
【0004】すなわち、原稿に蛍光灯78による光が照
射されると、その反射光は、レンズ77によりCCD7
6上に結像され、これにより原稿の画像が1ライン読み
取られる。CCD76は、画像処理部70b内に設けら
れているCCD駆動回路部84により、所定のタイミン
グで駆動制御される。このような1ライン分の原稿の読
み取りと同時に原稿は搬送ベルト74により搬送されて
いるため、結果としてCCD76により原稿の1面を読
み取ることができる。
【0005】CCD76の出力信号は、画像処理部70
bのA/D変換回路部79によりデジタル化される。出
力信号をデジタル化することにより得られる画像データ
は、画像処理回路部80によりγ補正、エッジ強調等の
画像処理が施された後、二値化回路部81により、所定
の閾値を境として白と黒の二値の画像データにされる。
この二値画像データは、画像圧縮回路部82によりM
H、MR等の手法を用いて圧縮符号化された後、出力さ
れる。
【0006】なお、上述した各構成要素73〜82は、
不図示のCPUにより制御されている。
【0007】上述した画像処理回路部80における二値
化の手法によれば、原稿の濃度が閾値以下の場合は白、
閾値以上の場合は黒のデータにされるため、読み取られ
た画像のコントラストがはっきりし、文字が強調され
る。従って、文書原稿の読み取りにも多く採用され、電
子ファイル装置やファクシミリ装置等、幅広く適用され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手法による
二値化は、白地に黒い文字がかかれている原稿の場合は
地色の濃度と文字の濃度との濃度差が大きいため、広い
範囲の閾値で良好な読取画像を得ることができる。
【0009】しかしながら、例えば下地がピンク色等の
色地である場合や文字の濃度が薄い場合には、地色の濃
度と文字の濃度との濃度差が小さくなり、閾値の設定が
困難になり、画像読取装置により得られる画像(読取画
像)が悪化するという不具合が生じていた。
【0010】図12は、従来の画像読取装置により得ら
れた読取画像としての中間調画像を示す写真である。各
写真には、その画像を得る際に二値化回路部81に設定
されていた閾値を示してある。閾値の値は、最大濃度を
10とした場合の相対濃度を示したものである。
【0011】図12(b)が最適と考えられる閾値(閾
値=5)であるが、この値より閾値の値を高くすると、
図12(a)に示すように文字を読むことが困難にな
る。一方、閾値を低くすると、エッジ強調のために下地
の色ムラが強調されてしまい、この色ムラが現れると図
12(c)に示すように下地が砂をまいたようになり、
やはり文字が読み難くなる。このような画像は、見にく
いだけでなく、圧縮する際に圧縮率が悪くなるという不
具合も生じる。更に、圧縮率が悪くなると、原稿の画像
を記録するために必要な容量が増加したり、ファクシミ
リ装置等の送信時間が長時間化する等の弊害が発生す
る。
【0012】これらの問題を解消するため、従来は、読
み取った画像を一度表示部に表示してユーザに確認させ
たり、圧縮後の画像データの容量が所定値より大きい場
合は警告を発する等の措置が取られていた。しかしなが
ら、これらの措置は、上述したような色ムラ等による圧
縮率の悪化など、読取画像の悪化を直接解決するもので
はなかった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、読取画像を適切に評価できるとともに、
その読取画像が悪化した場合の措置をスムーズに行うこ
とができる画像読取装置、その読取画像評価方法及び記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像読取装置は、原稿上の画像を光学的
に読み取る読取手段と、前記読取手段の出力信号から画
像データを生成するとともに該生成された画像データを
所定の閾値で二値化する画像処理手段と、前記画像処理
手段により二値化された画像データを圧縮して出力する
出力手段とを有する画像読取装置において、前記読取手
段により読み取られた画像の全画素数及び圧縮データ数
を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された
前記全画素数及び前記圧縮データ数とに基づいて圧縮率
を算出する算出手段と、前記圧縮率の上限を設定する上
限設定手段と、前記算出手段により算出された圧縮率が
前記上限設定手段により設定された上限より大きいか否
かを判別する圧縮率判別手段と、前記判別手段により前
記算出された圧縮率が前記圧縮率の上限より大きいと判
別された場合に前記閾値が不適切であると判定する閾値
判定手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2の画像読取装置は、上記請求項1
の画像読取装置において、前記上限設定手段は前記圧縮
率の上限を25%から35%の間の値に設定することを
特徴とする。
【0016】請求項3の画像読取装置は、上記請求項1
又は2の画像読取装置において、前記判定手段により前
記閾値が不適当であると判定された場合に警告を発する
警告手段を備えることを特徴とする。
【0017】請求項4の画像読取装置は、上記請求項1
〜3のいずれか1項の画像読取装置において、前記閾値
判定手段により前記閾値が不適切であると判定された場
合に閾値の再設定を行う閾値再設定手段を備え、前記読
取手段は前記閾値再設定手段により閾値が再設定された
後に再び原稿の画像を読み取る処理を実行するように構
成されることを特徴とする。
【0018】請求項5の読取画像評価方法は、原稿上の
画像を光学的に読み取り、前記読み取られた画像から画
像データを生成するとともに該生成された画像データを
所定の閾値で二値化し、前記二値化された画像データを
圧縮して出力する画像読取装置の読取画像評価方法にお
いて、前記読み取られた画像の全画素数及び圧縮データ
数を計測し、前記計測された前記全画素数及び前記圧縮
データ数とに基づいて圧縮率を算出し、前記圧縮率の上
限を設定し、前記算出された圧縮率が前記設定された上
限より大きいか否かを判別し、前記算出された圧縮率が
前記圧縮率の上限より大きいと判別された場合に前記閾
値が不適切であると判定することを特徴とする。
【0019】請求項6の読取画像評価方法は、上記請求
項5に記載の読取画像評価方法において、前記圧縮率の
上限は25%から35%の間の値に設定されることを特
徴とする。
【0020】請求項7の読取画像評価方法は、上記請求
項5又は6に記載の読取画像評価方法において、前記閾
値が不適切であると判定された場合に警告を発すること
を特徴とする。
【0021】請求項8の読取画像評価方法は、請求項5
〜7のいずれかに記載の読取画像評価方法において、前
記閾値が不適切であると判定された場合に閾値の再設定
を行い、前記閾値の再設定後に再び原稿の画像を読み取
る処理を実行するように前記画像読取装置を制御するこ
とを特徴とする。
【0022】請求項9の記憶媒体は、原稿上の画像を光
学的に読み取り、前記読み取られた画像から画像データ
を生成するとともに該生成された画像データを所定の閾
値で二値化し、前記二値化された画像データを圧縮して
出力する際に、前記読み取られた画像の全画素数及び圧
縮データ数を計測する機能と、前記計測された前記全画
素数及び前記圧縮データ数に基づいて圧縮率を算出する
機能と、前記圧縮率の上限を設定する機能と、前記算出
された圧縮率が前記設定された上限より大きいか否かを
判別する機能と、前記算出された圧縮率が前記圧縮率の
上限より大きいと判別された場合に前記閾値が不適切で
あると判定する機能とをコンピュータに実現させるため
のプログラムを格納することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施の形態)まず最初に、本発明
の第1の実施の形態について、図1〜図9を参照して説
明する。
【0025】図1は、本実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、画
像読取装置として原稿搬送型スキャナを採用する場合に
ついて説明する。
【0026】同図において、画像読取装置10は、原稿
の画像を読み取る読取手段としての画像読取部10a
と、読み取られた画像の処理を行う画像処理手段及び出
力手段としての画像処理部10bとから主に構成されて
いる。
【0027】画像読取部10aは、上述した従来例の図
11に示した画像読取部70aと同様に構成される。
【0028】画像処理部10bは、入力されたアナログ
画像信号をデジタル変換するA/D変換回路部11と、
画像データに所定の画像処理を施す画像処理回路部12
と、画像データを白と黒の二値データに変換する画像処
理手段としての二値化回路部13と、画像データを圧縮
符号化処理して出力する出力手段としての画像圧縮回路
部14と、二値化された画像の全画素数を計測する計測
手段としての全画素計測回路部15と、圧縮画像データ
量を計測する計測手段としての圧縮データ計測回路部1
6と、画像読取装置10全体を統括的に制御するCPU
17と、該CPU17の制御プログラムや後述する画像
評価のための処理を行うためのプログラムなどを格納す
るROMやCPU17のワークエリアとして使用される
RAM等からなる、記憶媒体としてのメモリ部18と、
CCDの駆動制御を行うCCD駆動制御部19とから構
成されている。
【0029】CPU17は、算出手段、上限設定手段、
圧縮率判別手段及び閾値判定手段として機能する。ま
た、CPU17は、後述する手法により、二値化回路部
13において二値化データへの変換のために使用される
閾値の再設定を行う閾値再設定手段としての機能も有し
ている。
【0030】画像読取部10aの出力信号は、画像処理
部10b内のA/D変換回路部11によりデジタル化さ
れる。出力信号をデジタル化することにより得られる画
像データは、画像処理回路部12によりγ補正、エッジ
強調等の画像処理が施された後、二値化回路部13にお
いて、CPU17により設定された所定の閾値を境とし
て白と黒の二値の画像データにされる。この二値画像デ
ータは、画像圧縮回路部14によりMH、MR等の手法
を用いて圧縮符号化された後、出力される。なお、二値
化回路部13において用いられる「所定の閾値」の初期
値は予めメモリ18に格納しておくように構成してもよ
く、また、画像の読み取りを開始する際に操作者によっ
て設定可能に構成してもよい。更に、操作者により設定
可能とする場合には、例えば本画像読取装置の操作パネ
ルにその数値の設定のためのキーを備えてもよく、ま
た、平均的な原稿を複数種類の閾値を用いて処理し、適
当な画像を得ることができた値を初期値として選択でき
るように構成してもよい。
【0031】全画素計測回路部15は二値化回路部13
の出力側に接続されており、二値化回路部13から出力
された二値化データに基づいて、画素数を計測する。圧
縮データ計測回路部16は画像圧縮回路部14の出力側
に接続されており、画像圧縮回路部14により圧縮符号
化された画像データのデータ量(圧縮データ量)を計測
する。全画素計測回路部15及び圧縮データ計測回路部
16の出力側はCPU17に接続されており、全画素計
測回路部15及び圧縮データ計測回路部16により計測
された全画素数及び圧縮データ量はCPU17に入力さ
れる。
【0032】図2は、全画素計測回路部15の構成を示
すブロック図である。同図において、全画素計測回路部
15は、アンド回路20と、カウントイネーブル信号が
「1」であるときにクロックの立ち上がりでカウントア
ップするカウンタ21と、入力信号の立ち上がりを検出
してパルスを出力する立ち上がり検出回路22と、カウ
ンタ21の出力信号をラッチするラッチ回路23とから
構成されている。
【0033】図3は、全画素計測回路部15へ入力され
る信号である画素同期クロック信号、画素データ信号、
画素イネーブル信号及びページ信号の入力タイミングを
示すタイミングチャートである。
【0034】同図において、画素同期クロック信号は、
画素一つ一つの区切りを示すものであり、各画素と1対
1で対応している。画素有効信号は、画素データの有効
区間を示す信号である。画素同期クロック信号及び画素
有効信号は、CCD駆動回路部19から出力される。
【0035】画素データ信号は二値化回路部13から入
力される二値データ信号であって、画素の白又は黒を示
す信号である。本実施の形態では、「黒」のときの画素
データは「1」、「白」のときの画素データは「0」と
する。
【0036】ページ信号は、原稿がCCD上を通過して
いるときに、原稿センサ(不図示)からCPU17を介
して圧縮データ計測回路部16に入力される信号であ
り、このページ信号が入力されている間に入力される画
素データは当該原稿の画素データであることが示され
る。原稿センサの出力する信号は、CPU17において
CCDの動作との時間的ずれを補正された後、ページ信
号として圧縮データ計測回路部16に送られる。なお、
原稿センサは、上述した従来の画像読取装置に採用され
ていた原稿センサ83と同様に構成され、例えば光学的
反射型センサで実現される。
【0037】このように構成される全画素計測回路部1
5において、カウンタ21のクロック入力端子には、画
素同期クロックが入力され、カウントイネーブル入力端
子には、画素有効信号とページ信号との論理積をとった
ものが入力される。これにより、当該ページ内の有効な
画素数のみをカウントすることができる。1ページ分の
画像読み取り動作が終了してページ信号が入力されなく
なると、そのページ信号の終わりで、このカウンタ21
の値を記憶することができる。すなわち、読み取りの対
象となっている原稿の搬送が完了した時点で、その原稿
の全画素数を計測することができる。
【0038】図4は、圧縮データ計測回路部16の構成
を示すブロック図である。同図において、圧縮データ計
測回路部16は、画像圧縮データ(入力データ)数を計
測するカウンタ31と、データ有効信号の立ち上がりを
検出してパルスを出力する立ち上がり検出回路32と、
カウンタ31の出力信号をラッチするラッチ回路33と
から構成されている。
【0039】図5は、圧縮データ計測回路部16へ入力
される入力信号である入力画像データ、ストローブ信
号、データ有効信号の入力タイミングを示すタイミング
チャートである。
【0040】上記入力画像データは画像圧縮回路部14
から出力される信号であるが、通常は、CPU17が扱
いやすいように、8ビット又は16ビット等のパラレル
データとなっている。また、画像圧縮回路部14から出
力される信号は圧縮データであるため、一定の入力画像
に対して圧縮率の高いところはデータ量が少なくなり、
圧縮率の低いところはデータ量が多くなる。従って入力
画像データの入力データ量は不定期になる。そのため、
圧縮データ数の計測には、入力画像データが確定したタ
イミングで画像圧縮回路部14から入力される信号であ
るストローブ信号が用いられる。データ有効信号は、1
ページ分のデータ有効期間を示す信号であって、図3に
示したページ信号に対応する。
【0041】このように構成される圧縮データ計測回路
部16において、カウンタ31のカウントイネーブル入
力端子にデータ有効信号が入力されている間にクロック
入力端子にストローブ信号を入力することにより、圧縮
データが入力された回数すなわち圧縮データ数を計測す
ることができる。なお、このカウンタ31のカウント値
はワード数を示しているため、データ量は、カウント値
と入力データの1ワードの大きさ(ビット数)との積と
して得ることができる。
【0042】全画素計測回路部15及び圧縮データ計測
回路部16により計測された値はそれぞれCPU17に
入力される。CPU17は、入力されたこれらの値を用
いて圧縮率を算出する。圧縮率の算出は、以下の式によ
り行われる。
【0043】 (圧縮率)=(圧縮データ量)/(全画素数) 上記構成からなる画像読取装置10において、複数種類
の閾値を用いて原稿の画像を読み取った場合に得られる
画像(読取画像)の一例を、図6〜図8に示す。
【0044】図6〜図8は、読取画像としての中間調画
像を示す写真であり、各写真にはその画像データを得る
際にCPU17により二値化回路部12に設定されてい
た閾値を示してある。また、各写真に付されている圧縮
率は上述した手法により算出された値であり、平均濃度
は画像全体の内で黒データが占める割合である。
【0045】各図に示したサンプルは、いずれも下地が
ピンク色のものであり、図6に示したサンプル1は下地
のみ、図7に示したサンプル2は通常の文書の平均的な
数の文字を有する文書からなる画像である。また、図8
に示したサンプル3は、全面に文字が書かれており、通
常の文書原稿としては最も圧縮率が悪くなる種類の画像
から構成されている。
【0046】これらのサンプル1〜3の平均濃度と圧縮
率との関係を図9に示す。
【0047】図8から明らかなようにサンプル3の適正
閾値は「6」であり、このときの平均濃度は20%であ
る。しかしながら、下地のみのサンプル1においてサン
プル3と同程度の平均濃度となるときの圧縮率は、図9
から80%である。これは、上述したように、エッジ強
調処理のために細かい点が多数現れることによる。つま
り、読取画像の平均濃度に着目しても、画像の評価を適
切に行うことができない。
【0048】一方、図9においてサンプル3の適正閾値
「6」における圧縮率である30%に着目すると、サン
プル1は平均濃度が約8%程度、サンプル2は平均濃度
が約15%程度であり、いずれの場合も読取画像の内容
をかなり良く判断することができる。すなわち、文書原
稿を単純二値データとして読み取る場合は、読取画像と
して許容できる範囲の原稿として圧縮率が最も悪くなる
原稿の圧縮率を判断基準として、各読取画像の圧縮率を
比較することにより、その読取画像を読み取ったときの
閾値が適正な閾値であったか否かを判定することができ
る。また、圧縮率の悪化は読取画像が異常な状態にある
ことを示しているから、圧縮率の比較により、閾値の判
定とともに読取画像が正常に得られているか否かを判定
することも可能である。
【0049】具体的には、CPU17は、予め判断基準
とする原稿画像を読み取ることにより得られた圧縮率A
を圧縮率上限ALIMとして設定し、その値をメモリ部
18内の所定領域に記憶しておき、評価対象となる読取
画像に対して得られた圧縮率Bが圧縮率上限ALIMよ
り大きいか否かを判別する。この判別において、圧縮率
Bが圧縮率上限ALIMより大きい場合は、評価対象と
なる読取画像を読み取る際に用いられた閾値が低すぎて
適切な値ではないと判定することができる。
【0050】このような手順により、読取画像に対する
閾値の適否をより適切に判定することができる。すなわ
ち、CPU17は、閾値判定手段として機能している。
なお、閾値が適切な値でないために読取画像の程度が悪
い場合は、この判別結果を用いてブザー又は表示器等を
用いて警告を発するとともに、閾値を再設定し、操作者
に対して再設定された閾値を用いた画像の再読み取りを
促すことができる。すなわち、CPU17は、警告手段
及び閾値再設定手段として機能している。
【0051】なお、閾値の再設定は、上述したようにC
PU17により自動的に再設定されることが好ましい
が、異常の警告がされた画像を確認した後に操作者によ
り任意の値に設定するように構成してもよい。
【0052】また、上述した閾値の判定に用いられる圧
縮率上限は、他のサンプル調査により、通常25%から
35%の間に設定することが好ましいということが判っ
ている。
【0053】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、全画素数及び圧縮データ数により算出された圧縮率
に着目し、取り扱う原稿の中で一番圧縮率の悪い原稿の
圧縮率を基準とし、これを読取画像の評価に用いること
により、読取画像を適切な方法で評価することができ
る。また、圧縮率が悪化した場合は読取画像の程度が悪
いと判断して警告を発するようにしたので、ユーザは、
その読取画像が悪化した場合の措置をスムーズに行うこ
とができ、これにより、より良い読取画像を得ることが
可能となる。
【0054】また、全画素数及び圧縮データ量の計測の
ために計測用ハードウエアを採用することにより、CP
Uでは対応できない高速の画像読取にも対応することが
可能となる。
【0055】なお、本実施の形態では画像読取装置とし
て原稿搬送型スキャナを採用しているために、読取画像
が異常であると判定された場合に自動的に再読取を行う
ことができなかったが、これに代えて平床型スキャナに
本発明を適用することにより、一度読み取り動作を行っ
た後であっても、原稿がスキャナの上にあるため、自動
的に閾値を代えて再読取を行うように構成することがで
きる。
【0056】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図10を参照して説明する。
【0057】上述した第1の実施の形態では、画像デー
タの転送速度が速くてCPUが処理出来ない場合などに
も採用できるように、有効な画素同期クロックをカウン
トすることにより全画素数を求めるとともに、有効な期
間内のストローブ信号をカウントすることにより圧縮デ
ータ量を求めるように構成したが、近年ではCPUの処
理速度が向上したため、CPUによっても処理可能であ
る場合が多い。本実施の形態では、CPU処理により全
画素数及び圧縮データ量を求める手法について説明す
る。
【0058】図10は、本実施の形態に係る画像読取装
置の構成を示すブロック図である。同図において、A/
D変換回路部41、画像処理回路部42及び二値化回路
部43は、上述した第1の実施の形態の図1に示したA
/D変換回路部11、画像処理回路部12及び二値化回
路部13の構成と同様である。
【0059】二値化回路部43の出力側には、シリアル
データである二値化回路部43の出力をCPU47のバ
ス幅に合わせたパラレルデータに変換するシリアル/パ
ラレル(S/P)変換回路部44が接続さている。S/
P変換回路部44は、画像データを圧縮処理する画像圧
縮回路部45及び圧縮画像データを出力する出力回路部
46とともに、CPU47のバスライン48に接続され
ている。ここで、二値化回路部43は画像処理手段とし
て機能し、出力回路部46は出力手段として機能する。
【0060】CPU47は、上述した各構成要素41〜
46を統括的に制御する。すなわちCPU47は計測手
段、算出手段、上限設定手段、圧縮率判別手段、及び閾
値判定手段として機能する。CPU47は、該CPU4
7の制御プログラムや後述する画像評価のための処理を
行うためのプログラムなどを格納するROMやCPU4
7のワークエリアとして使用されるRAM等からなる記
憶媒体としてのメモリ部49を有している。
【0061】上記構成において、二値化回路部43にお
いて二値化された画像データは、S/P変換回路部44
においてCPU47のバス幅に合ったパラレルデータに
変換され、バスライン48を介してCPU47に送られ
る。CPU47に送られた画像データは、バスライン4
8を介して画像圧縮回路部45へ送られて圧縮処理され
る。圧縮された画像データ(圧縮画像データ)は、再び
CPU47に送られた後、出力回路部46に転送され、
出力回路部46により外部へ出力される。
【0062】このように構成することにより、二値化デ
ータであるパラレルデータ及び圧縮画像データは、いず
れも必ずCPU47に送られるため、これらのデータに
基づいてCPU47でカウント処理することにより、全
画素数及び圧縮データ量を求めることができる。全画素
数及び圧縮データ量が求められると、CPU47により
圧縮率が算出され、上述した第1の実施の形態と同様
に、閾値の評価及び読取画像の評価が行われる。
【0063】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、二値化された画像データ及び圧縮画像データをCP
U47が直接取り扱うように構成したので、第1の実施
の形態のような計測用のハードウエア(全画素計測回路
部15、圧縮データ計測回路部16)を設ける必要はな
くなる。従って、第1の実施の形態に示した画像読取装
置と同等の機能を維持しながら、画像読取装置の低コス
ト化、小型化を図ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、 請求項1の画像
読取装置又は請求項5の読取画像評価方法によれば、読
み取られた画像の全画素数及び圧縮データ数を計測し、
計測された全画素数及び圧縮データ数とに基づいて圧縮
率を算出し、圧縮率の上限を設定し、算出された圧縮率
が設定された上限より大きいか否かを判別し、算出され
た圧縮率が圧縮率の上限より大きいと判別された場合に
閾値が不適切であると判定するようにしたので、従来と
比較して、読取画像をより適切な方法で評価することが
できるという効果が得られる。
【0065】請求項3の画像読取装置又は請求項7の読
取画像評価方法によれば、閾値が不適切であると判定さ
れた場合に警告を発するようにしたので、読取画像を適
切な方法で評価できるとともに、その読取画像が悪化し
た場合の措置をスムーズに行うことができるという効果
が得られる。
【0066】請求項4の画像読取装置又は請求項8の読
取画像評価方法によれば、閾値が不適当であると判定さ
れた場合に閾値の再設定を行い、閾値の再設定後に再び
原稿の画像を読み取る処理を実行するように画像読取装
置を制御するので、読取画像を適切な方法で評価できる
とともに、その読取画像が悪化した場合の措置として閾
値の再設定後に原稿の画像の再読取をスムーズに開始す
ることができるという効果が得られる。
【0067】請求項9の記憶媒体によれば、原稿上の画
像を光学的に読み取り、読み取られれた画像から画像デ
ータを生成するとともに該生成された画像データを所定
の閾値で二値化し、二値化された画像データを圧縮して
出力する際に、前記読み取られた画像の全画素数及び圧
縮データ数を計測する機能と、計測された全画素数及び
圧縮データ数に基づいて圧縮率を算出する機能と、圧縮
率の上限を設定する機能と、算出された圧縮率が設定さ
れた上限より大きいか否かを判別する機能と、算出され
た圧縮率が圧縮率の上限より大きいと判別された場合に
閾値が不適切であると判定する機能とをコンピュータに
実現させるためのプログラムを格納したので、これを情
報処理装置に搭載することにより情報処理装置の汎用性
を高めることができるとう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】全画素計測回路部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】全画素計測回路部へ入力される信号の入力タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図4】圧縮データ計測回路部の構成を示すブロック図
である。
【図5】圧縮データ計測回路部へ入力される信号の入力
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】サンプル1の読取画像としての中間調画像を示
す写真である。
【図7】サンプル2の読取画像としての中間調画像を示
す写真である。
【図8】サンプル3の読取画像としての中間調画像を示
す写真である。
【図9】サンプル1〜3の平均濃度と圧縮率との関係を
示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の画像読取装置の構成を示す説明図であ
る。
【図12】従来の画像読取装置により読み取られた画像
としての中間調画像を示す写真である。
【符号の説明】
13、43 二値化回路部 14、45 画像圧縮回路部 15 全画素計測回路部 16 圧縮データ計測回路部 17、47 CPU 18、49 メモリ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の画像を光学的に読み取る読取手
    段と、前記読取手段の出力信号から画像データを生成す
    るとともに該生成された画像データを所定の閾値で二値
    化する画像処理手段と、前記画像処理手段により二値化
    された画像データを圧縮して出力する出力手段とを有す
    る画像読取装置において、 前記読取手段により読み取られた画像の全画素数及び圧
    縮データ数を計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された前記全画素数及び前記圧
    縮データ数に基づいて圧縮率を算出する算出手段と、 前記圧縮率の上限を設定する上限設定手段と、 前記算出手段により算出された圧縮率が前記上限設定手
    段により設定された上限より大きいか否かを判別する圧
    縮率判別手段と、 前記判別手段により前記算出された圧縮率が前記圧縮率
    の上限より大きいと判別された場合に前記閾値が不適切
    であると判定する閾値判定手段とを備えることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記上限設定手段は前記圧縮率の上限を
    25%から35%の間の値に設定することを特徴とする
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値判定手段により前記閾値が不適
    切であると判定された場合に警告を発する警告手段を備
    えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記閾値判定手段により前記閾値が不適
    当であると判定された場合に閾値の再設定を行う閾値再
    設定手段を備え、前記読取手段は前記閾値再設定手段に
    より閾値が再設定された後に再び原稿の画像を読み取る
    処理を実行するように構成されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿上の画像を光学的に読み取り、前記
    読み取られた画像から画像データを生成するとともに該
    生成された画像データを所定の閾値で二値化し、前記二
    値化された画像データを圧縮して出力する画像読取装置
    の読取画像評価方法において、 前記読み取られた画像の全画素数及び圧縮データ数を計
    測し、 前記計測された前記全画素数及び前記圧縮データ数とに
    基づいて圧縮率を算出し、 前記圧縮率の上限を設定し、 前記算出された圧縮率が前記設定された上限より大きい
    か否かを判別し、 前記算出された圧縮率が前記圧縮率の上限より大きいと
    判別された場合に前記閾値が不適切であると判定するこ
    とを特徴とする読取画像評価方法。
  6. 【請求項6】 前記圧縮率の上限は25%から35%の
    間の値に設定されることを特徴とする請求項5に記載の
    読取画像評価方法。
  7. 【請求項7】 前記閾値が不適切であると判定された場
    合に警告を発することを特徴とする請求項5又は6に記
    載の読取画像評価方法。
  8. 【請求項8】 前記閾値が不適切であると判定された場
    合に閾値の再設定を行い、前記閾値の再設定後に再び原
    稿の画像を読み取る処理を実行するように前記画像読取
    装置を制御することを特徴とする請求項5〜7のいずれ
    か1項に記載の読取画像評価方法。
  9. 【請求項9】 原稿上の画像を光学的に読み取り、前記
    読み取られた画像から画像データを生成するとともに該
    生成された画像データを所定の閾値で二値化し、前記二
    値化された画像データを圧縮して出力する際に、 前記読み取られた画像の全画素数及び圧縮データ数を計
    測する機能と、 前記計測された前記全画素数及び前記圧縮データ数に基
    づいて圧縮率を算出する機能と、 前記圧縮率の上限を設定する機能と、 前記算出された圧縮率が前記設定された上限より大きい
    か否かを判別する機能と、 前記算出された圧縮率が前記圧縮率の上限より大きいと
    判別された場合に前記閾値が不適切であると判定する機
    能とをコンピュータに実現させるためのプログラムを格
    納することを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000222332A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 交換符号化プロキシのための方法およびシステム
US7259878B2 (en) 2000-01-31 2007-08-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus effective for preventing counterfeiting of a copy-prohibition object

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JP2000222332A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 交換符号化プロキシのための方法およびシステム
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