JPH10327245A - 交換装置及びこの交換装置を用いたネットワークシステム - Google Patents

交換装置及びこの交換装置を用いたネットワークシステム

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JPH10327245A
JPH10327245A JP13500197A JP13500197A JPH10327245A JP H10327245 A JPH10327245 A JP H10327245A JP 13500197 A JP13500197 A JP 13500197A JP 13500197 A JP13500197 A JP 13500197A JP H10327245 A JPH10327245 A JP H10327245A
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JP
Japan
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communication terminal
terminal device
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caller identification
calling
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JP13500197A
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English (en)
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Minoru Kanzaki
実 歓崎
Hiroshi Nogawa
宏 野川
Hiroyuki Kokubo
弘行 小久保
Yoshiteru Haniyu
芳晃 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T TELECA KK
NTT Card Solution Corp
Original Assignee
N T T TELECA KK
NTT Teleca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信側ユーザがオフフック操作前に発信者が
誰なのかを容易に特定できるようにする。 【解決手段】 ネットワーク1の回線接続を制御する交
換装置2に、着呼側の通信端末装置4に呼出信号を送信
する前に発呼側の通信端末装置3に発信者識別情報を要
求し、この要求に対して発呼側の通信端末装置3から発
信者識別情報を受信するとこの発信者識別情報を呼出信
号とともに着呼側の通信端末装置4に送信する手段を設
ける。また、発呼側の通信端末装置3に、着呼側のダイ
ヤル発信の前に個人情報を入力する手段と、交換装置2
からの発信者識別情報の要求に応じて入力された個人情
報を送信する手段とを設ける。さらに、着呼側の通信端
末装置4に、交換装置2から呼出信号を受信するとその
呼出信号から発信者識別情報を検出し報知する手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ電話網,
ディジタル電話網等のネットワークにおける交換装置及
びこの交換装置を用いたネットワークシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年,アナログ電話網やディジタル電話
網における交換装置のなかには、発呼側電話機の電話番
号を着呼側電話機に対して通知する機能を有したものが
ある。すなわち、この種の機能を備えた交換装置は、予
め加入者線で接続した電話機すべての電話番号を記憶し
ている。そして、発呼側電話機から発呼信号を受信する
と、この発呼側電話機の電話番号を読込み、この電話番
号情報を着呼側電話機に対する呼出信号に組み込んで送
信するものとなっていた。一方、上記呼出信号を受信し
た着信側電話機は、着信音を発するとともに呼出信号か
ら電話番号情報を検出し、オフフック操作が行われるま
で発信者の電話番号を表示部に表示するものとなってい
た。
【0003】このような電話番号通知機能を有する交換
装置を用いてネットワークを構築することによって、着
信側ユーザは表示された発信者の電話番号から誰からの
電話なのかを判断することができるので、無言電話など
の悪戯電話や勧誘などの迷惑電話から逃れることができ
る利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な電話番号通知サービスが導入された場合においても、
着信側ユーザが表示された発信者の電話番号から発信者
が誰なのかを即座に特定できることは稀れであり、発信
者が誰なのか分からないままオフフック操作をしてしま
うのが大部分であった。
【0005】また、予め電話機に発信者電話番号を登録
しておくことにより、発信者電話番号から氏名を検索し
て表示したり、相手によって着信音を変えたりすること
ができるが、この場合には電話機に予め発信者電話番号
を登録しなければならない面倒がある上、電話機のメモ
リ容量が増大しコスト高になる。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、第1の目的とするところは、着信側ユーザに
オフフック操作前に発信者が誰なのかを容易に特定でき
る情報を通知することができる交換装置を提供しようと
するものである。また、第2の目的とするところは、着
信側ユーザがオフフック操作前に発信者が誰なのかを容
易に特定できるネットワークシステムを提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、発呼側の通信端末装置からのダイ
ヤル発信に応じて着呼側の通信端末装置に呼出信号を送
信してネットワークで接続された通信端末装置間の回線
接続を制御する交換装置において、着呼側の通信端末装
置に呼出信号を送信する前に発呼側の通信端末装置に発
信者識別情報を要求し、この要求に対して発呼側の通信
端末装置から発信者識別情報を受信するとこの発信者識
別情報を呼出信号とともに着呼側の通信端末装置に送信
するようにしている。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、発呼側の通信端末装置からのダイヤル発信に
応じて着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信してネッ
トワークで接続された通信端末装置間の回線接続を制御
する交換装置を用いたネットワークシステムにおいて、
交換装置に、着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信す
る前に発呼側の通信端末装置に発信者識別情報を要求
し、この要求に対して発呼側の通信端末装置から発信者
識別情報を受信するとこの発信者識別情報を呼出信号と
ともに着呼側の通信端末装置に送信する手段を設けてい
る。また、発呼側の通信端末装置に、着呼側のダイヤル
発信の前に個人情報を入力する手段と、交換装置からの
発信者識別情報の要求に応じて入力手段により入力され
た個人情報を送信する手段とを設けている。さらに、着
呼側の通信端末装置に、交換装置から呼出信号を受信す
るとその呼出信号から発信者識別情報を検出し報知する
手段を設けている。
【0009】このものにおいて、発呼側の通信端末装置
における入力手段は、カードに記録された個人情報を読
取る手段が望ましい。また、発呼側の通信端末装置に、
予め設定される設置場所情報を記憶する手段と、交換装
置からの発信者識別情報の要求に応じて記憶手段により
記憶した設置場所情報を送信する手段とを設けてもよ
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、ネット
ワークとしてアナログ電話網に接続された通信端末装置
間の回線接続を制御する交換装置及びこの交換装置を用
いたネットワークシステムに本発明を適用した場合であ
り、特にカード式公衆電話を発呼側通信端末装置として
機能させ、文字表示機能付加入者電話を着呼側の通信端
末装置として機能させる場合について説明する。
【0011】図1は本実施の形態におけるネットワーク
システムの概略図であって、図中1は前記アナログ電話
網、2は前記交換装置、3は前記カード式公衆電話、4
は前記文字表示機能付加入者電話である。
【0012】前記交換装置2は、一般的なアナログ電話
網1に対する交換装置としての機能の他に、アナログ電
話網1に接続される各通信端末装置の電話番号を該通信
端末装置に予め割り当てられた固有の端末IDコードに
対応して記憶管理するデータベース20を搭載し、発呼
側の通信端末装置からのダイヤル発信に応じて着呼側の
通信端末装置に呼出信号を送信する際に、この呼出信号
に発呼側通信端末装置の電話番号情報を付加して送信す
る機能を有するものである。
【0013】前記カード式公衆電話3は、一般的なカー
ド式公衆電話として機能する他に、カードの種別情報と
ともにカード所有者の氏名等の個人情報を記録した通話
用IDカード5の情報をカードリーダ30で読取った場
合には、ダイヤル通話料をクレジット方式で精算処理す
る機能を有するものである。前記通話用IDカード5
は、記憶媒体としてRAMチップを埋め込んだICカー
ドであっても、磁気層を設けた磁気カードであってもよ
い。当然のことながら、ICカードを用いた場合にはカ
ードリーダ30はICカードリーダであり、磁気カード
を用いた場合には磁気カードリーダである。また、その
他のカード媒体であってもそれに応じたカードリーダを
装備することで適用できるものである。
【0014】前記文字表示機能付加入者電話4は、一般
的な文字表示機能付加入者電話として機能する他に、着
信があると発呼側通信端末装置の電話番号等を表示部4
0に表示する機能を有するものである。前記表示部40
は、表示素子として液晶を用いた表示器であっても、E
L素子を用いた表示器であってもよい。また、他の表示
素子を用いたものであっても、文字(数字,アルファベ
ット,カタカナ,ひらがな,漢字等)を表示できれば適
用可能である。
【0015】図2は前記交換装置2の要部構成を示すブ
ロック図であって、交換装置2は、マイクロコンピュー
タを主体として構成した中央制御部21と、前記データ
ベース20を形成する記憶部22と、発呼側通信端末装
置Xと着呼側通信端末装置Yとの回線を接続する交換処
理部23とを備えている。
【0016】そして、前記中央制御部21は、特に図5
の流れ図に示す回線接続処理を実行するものとなってい
る。すなわち、発呼側通信端末装置Xから送信される発
呼信号が交換処理部23に着信したことを検知すると
(P1のYES)、前記データベース20を検索して発
呼側通信端末装置Xの電話番号を取得して記憶部22に
記憶するとともに(P2)、交換処理部23を介して発
呼側通信端末装置Xに発信者識別情報の要求コマンドを
送信する(P3)。
【0017】これに応じて、発呼側通信端末装置Xから
発信者識別情報を交換処理部23を介して受信すると
(P4のYES)、その受信した発信者識別情報を記憶
部22に記憶する(P5)。
【0018】また、発呼側通信端末装置Xから送信され
る着呼側通信端末装置Yのダイヤル信号が交換処理部2
3に着信したことを検知すると(P6のYES)、デー
タベース20から読出した発呼側通信端末装置Xの電話
番号とともに、発呼側通信端末装置Xから取込み記憶部
22に記憶した発信者識別情報を呼出信号に組込み、こ
の呼出信号を交換処理部23を介して該当する着呼側通
信端末装置Yに送信する。しかる後、記憶部22に記憶
した発信者識別情報をクリアしたならば、今回の回線接
続処理を終了する。
【0019】なお、着呼側通信端末装置Yのダイヤル信
号が交換処理部23に着信する前に(P6のNO)、発
呼側通信端末装置Xから回線が切断されると(P9のY
ES)、記憶部22に記憶した発信者識別情報をクリア
して、今回の回線接続処理を終了する。
【0020】図3は前記カード式公衆電話3の要部構成
を示すブロック図であって、カード式公衆電話3は、前
記カードリーダ30の他、ハンドセット(不図示)のオ
フフック,オンフックを検知するフック検知部31、ダ
イヤルキー部32及び表示部33を装備している。ま
た、マイクロコンピュータを主体として構成した端末制
御部34、固定的データが予め設定されたROM(Read
Only Memoly)35、可変的データを一時記憶するRA
M(Random Access Memoly)36及び電話回線Lを介し
て接続されるアナログ電話網1の交換装置2との信号授
受を制御するインタフェース部37を搭載している。
【0021】前記ROM35には、当該カード式公衆電
話3に対して割り当てられた端末IDコードとともに、
当該カード式公衆電話3が設置されている場所を特定す
る文字情報(設置場所情報)が予め設定されている。
【0022】そして、前記端末制御部34は、特に図6
の流れ図に示す発呼処理を実行するものとなっている。
すなわち、フック検知部31によりハンドセットのオフ
フックを検知すると(Q1のYES)、ROM35に記
憶した端末IDコードを組み込んだ発呼信号をインタフ
ェース部37を介して交換装置2に送信する(Q2)。
これに応じて、交換装置2から発信者識別情報の要求コ
マンドを受信すると(Q3のYES)、ROM35に記
憶した設置場所情報を読出し、インタフェース部37を
介して交換装置2に送信する(Q4)。
【0023】次に、カードリーダ30にカード媒体が挿
入され、このカード媒体に記録された種別情報から当該
カード媒体が前記通話用IDカード5であることを確認
すると(Q5のYES)、この通話用IDカードに記録
された個人情報を読込み、インタフェース部37を介し
て交換装置2に送信する(Q6)。また、ダイヤルキー
部32を介して着呼側通信端末装置のダイヤル番号が入
力されると(Q7のYES)、このダイヤル番号に対応
するダイヤル信号をインタフェース部37を介して交換
装置2に送信する(Q8)。
【0024】しかる後、フック検知部31を監視し、ハ
ンドセットのオンフックを検知すると(Q9のYE
S)、カードリーダ30に挿入された通話用IDカード
5を排出して(Q10)、今回の発呼処理を終了する。
なお、ダイヤル信号が入力される前に(Q7のNO)、
ハンドセットのオンフックを検知した場合には(Q11
のYES)、カードリーダ30に挿入された通話用ID
カード5を排出して(Q10)、今回の発呼処理を終了
する。
【0025】図4は前記表示機能付加入者電話4の要部
構成を示すブロック図であって、表示機能付加入者電話
4は、前記表示部40の他、ハンドセット(不図示)の
オフフック,オンフックを検知するフック検知部41、
ダイヤルキー部42及びベル発信部43を装備してい
る。また、マイクロコンピュータを主体として構成した
端末制御部44、固定的データが予め設定されたROM
45、可変的データを一時記憶するRAM46及び電話
回線Lを介して接続されるアナログ電話網1の交換装置
2との信号授受を制御するインタフェース部47を搭載
している。
【0026】そして、前記端末制御部44は、特に図7
の流れ図に示す着呼処理を実行するものとなっている。
すなわち、交換装置2から送信される着呼信号をインタ
フェース部47にて受信したことを検知すると(R1の
YES)、ベル発信部43を動作させて着信音を鳴動さ
せるとともに(R2)、この受信した着呼信号から発信
者識別情報を検出する(R3)。そして、発呼側通信端
末装置の電話番号と、カード個人情報及び設置場所情報
の発信者識別情報を検出すると、これらの情報を表示部
40に表示させる(R4)。
【0027】しかる後、フック検知部41を監視し、ハ
ンドセットのオフフックを検知すると(R5のYE
S)、ベル発信部43を停止させて着信音を止めるとと
もに(R6、表示部40に表示させた発信者識別情報を
消去する(R7)。その後、フック検知部41を監視
し、ハンドセットのオフフックを検知すると(R8のY
ES)、今回の着呼処理を終了する。
【0028】このように構成した本実施の形態において
は、通話用IDカード5の所有者がカード式公衆電話3
を用いて表示機能付加入者電話4の加入者に電話をかけ
る場合、カード所有者は、先ずカード式公衆電話3のハ
ンドセットをオフフックする。そうすると、このカード
式公衆電話3からアナログ電話網1の交換装置2に発呼
信号が送信される。これにより、交換装置2において
は、上記カード式公衆電話3の電話番号がデータベース
20から読出される。また、交換装置2から上記カード
式公衆電話3に発信者識別情報の要求コマンドが送信さ
れる。これに応じて、上記カード式公衆電話3からは、
ROM35に予め設定されている設置場所情報が交換装
置2に送信される。
【0029】次に、カード所有者は、自身が所有する通
話用IDカード5をカードリーダ30に挿入する。そう
すると、通話用IDカードに記録されたカード所有者の
氏名などの個人情報が読取られて交換装置2に送信され
る。これにより、交換装置2においては、上記カード式
公衆電話3の電話番号とともに、該カード式公衆電話3
から受信した設置場所情報及びカード個人情報を発信者
識別情報として記憶部22に記憶する。
【0030】次に、カード所有者は、ダイヤルキー部3
2を操作して通話相手の電話番号を入力する。そうする
と、上記カード式公衆電話3から交換装置2にダイヤル
信号が発信される。これにより、交換装置2において
は、着信したダイヤル信号に該当する表示機能付加入者
電話4に対して呼出信号が送信される。このとき、呼出
信号には記憶部22に記憶した発信者識別情報が組み込
まれて送信される。
【0031】一方、上記呼出信号を受信した表示機能付
加入者電話4においては、着信音が鳴動する。また、着
信した呼出信号から発呼側であるカード式公衆電話3の
電話番号と、発信者であるIDカード所有者の氏名等の
カード個人情報と、上記カード式公衆電話3の設置場所
情報とが検出される。そして、これらの検出情報が表示
部40に表示される。
【0032】ここで、上記表示機能付加入者電話4の加
入者がハンドセットをオフフックすると、上記カード式
公衆電話3と表示機能付加入者電話4との回線が接続さ
れ、通話が可能となる。その後、通話が終了し、カード
式公衆電話3のハンドセットがオンフックされると、通
話料金が計算され、アナログ電話網1の管理会社のコン
ピュータによってカード所有者別に蓄積管理される。こ
うして、カード所有者別に蓄積管理された通話料金は、
例えば1か月ごとに管理会社からカード所有者に後払い
で請求されるものとなっている。
【0033】このように、本実施の形態によれば、交換
装置2は、着呼側の通信端末装置(表示機能付加入者電
話4)に呼出信号を送信する前に、発呼側の通信端末装
置(カード式公衆電話3)に発信者識別情報の要求コマ
ンドを送信する。そして、この要求コマンドに対して発
呼側の通信端末装置(カード式公衆電話3)から通話用
IDカード5に記録されたカード個人情報(氏名など)
を受信するとこのカード個人情報を呼出信号とともに着
呼側の通信端末装置(表示機能付加入者電話4)に送信
して、着呼側通信端末装置(表示機能付加入者電話4)
の表示部40に表示させるものとなっている。
【0034】したがって、着信側ユーザはオフフック操
作前に発信者が所有する通話用IDカード5のカード個
人情報(氏名など)を確認できるので、発信元の通信端
末装置の電話番号を知らなくても、オフフック操作前に
発信者が誰なのかを容易に特定することができる。その
結果、着信者は無言電話などの悪戯電話や勧誘などの迷
惑電話から確実に逃れることができる。また、この場合
において、発信者である通話用IDカード5の所有者
は、発呼側通信端末装置として機能するカード式公衆電
話3のカードリーダ30に自身の通話用IDカード5を
挿入するだけでよいので、発信者の負担が増加すること
はない。
【0035】また、本実施の形態では、発呼側の通信端
末装置(カード式公衆電話3)は、予め設定される設置
場所情報をROM35に記憶しており、発信者が通話用
IDカード5を所有しているか否かに拘わらず、交換装
置2からの発信者識別情報の要求に応じて上記設置場所
情報を送信するものとなっている。そして、交換装置2
は、上記設置場所情報を受信するとこの設置場所情報を
呼出信号とともに着呼側の通信端末装置(表示機能付加
入者電話4)に送信して、着呼側通信端末装置(表示機
能付加入者電話4)の表示部40に表示させるものとな
っている。
【0036】したがって、着信側ユーザはオフフック操
作前に発信元である通信端末装置の設置場所を確認でき
るので、発信者が通話用IDカード5を所有していなく
ても、オフフック操作前にどの場所に設置された公衆電
話から掛けられた電話なのかを特定できる利点がある。
【0037】また、予め電話機に発信者電話番号を登録
しておく必要がないので、電話機に発信者電話番号を登
録しなければならない面倒も生じない上、電話機のメモ
リ容量を軽減できコストを低減できる。
【0038】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば前記実施の形態では、カード
式公衆電話3を発呼側通信端末装置として機能させ、文
字表示機能付加入者電話4を着呼側の通信端末装置とし
て機能させる場合を示したが、一般の加入者電話に通話
用IDカード5のカードリーダ30を設けることによっ
て、加入者電話を発呼側通信端末装置として機能させる
ことができる。また、加入者電話の場合には、加入者の
氏名,住所等の個人情報を記憶したROMチップを内蔵
し、交換装置2から発信者識別情報の要求コマンドを受
信した場合に、上記ROMチップ内の個人情報を送信す
るようにしてもよい。こうすることにより、通話用ID
カード30を用いなくても、着信側ユーザに発信者を容
易に特定できる情報を提供することができる。
【0039】また、通話用IDカード30のカード個人
情報として氏名などの文字情報だけでなく顔写真などの
イメージデータも記憶し、かつ着呼側の通信端末装置は
イメージデータを表示可能な表示部を装備することによ
って、着信側ユーサがオフフック前に発信者の氏名のみ
ならず顔写真も確認できるようにして、より確実に発信
者を特定できるようにしてもよい。また、通話用IDカ
ードの氏名などのキャラクタコードを識別し、音声合成
により例えば「XXさんから電話です」とアナウンスさ
せることも可能である。
【0040】また、通話用IDカードに、発信者識別情
報として個人用情報(名前,愛称等)と会社用情報(会
社名,所属,氏名等)とを分けて記憶し、いずれか一方
を選択して送信できるようにしてもよい。こうすること
により、例えば会社用情報を選択して送信した場合に
は、着信側において会社名,所属,氏名等が表示される
ので、着信者が発信者の所属などを聞き漏らすことがな
くなる。この他、本発明をディジタル電話網におけるネ
ットワークシステムに適用するなど、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
着信側ユーザにオフフック操作前に発信者が誰なのかを
容易に特定できる情報を通知することができる交換装置
を提供できる。また、着信側ユーザがオフフック操作前
に発信者が誰なのかを容易に特定できるネットワークシ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるネットワークシ
ステムの該略図。
【図2】 同実施の形態における交換装置の要部構成を
示すブロック図。
【図3】 同実施の形態におけるカード式公衆電話の要
部構成を示すブロック図。
【図4】 同実施の形態における表示機能付加入者電話
の要部構成を示すブロック図。
【図5】 前記交換装置の中央制御部が実行する回線接
続処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【図6】 前記カード式公衆電話の端末制御部が実行す
る発呼処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【図7】 前記表示機能付加入者電話の端末制御部が実
行する発呼処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【符号の説明】
1…アナログ電話網(ネットワーク) 2…交換装置 3…カード式公衆電話(発呼側通信端末装置) 4…表示機能付加入者電話(着呼側通信端末装置) 5…通話用IDカード 20…データベース 30…カードリーダ 40…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽生 芳晃 東京都新宿区西新宿一丁目24番1号 株式 会社エヌ・ティ・ティ・テレカ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼側の通信端末装置からのダイヤル発
    信に応じて着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信して
    ネットワークで接続された通信端末装置間の回線接続を
    制御する交換装置において、 前記着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信する前に前
    記発呼側の通信端末装置に発信者識別情報を要求し、こ
    の要求に対して前記発呼側の通信端末装置から発信者識
    別情報を受信するとこの発信者識別情報を前記呼出信号
    とともに前記着呼側の通信端末装置に送信することを特
    徴とする交換装置。
  2. 【請求項2】 発呼側の通信端末装置からのダイヤル発
    信に応じて着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信して
    ネットワークで接続された通信端末装置間の回線接続を
    制御する交換装置を用いたネットワークシステムにおい
    て、 前記交換装置は、前記着呼側の通信端末装置に呼出信号
    を送信する前に前記発呼側の通信端末装置に発信者識別
    情報を要求し、この要求に対して前記発呼側の通信端末
    装置から発信者識別情報を受信するとこの発信者識別情
    報を前記呼出信号とともに前記着呼側の通信端末装置に
    送信する手段を有し、 前記発呼側の通信端末装置は、着呼側のダイヤル発信の
    前に個人情報を入力する手段と、前記交換装置からの発
    信者識別情報の要求に応じて前記入力手段により入力さ
    れた個人情報を送信する手段とを有し、 前記着呼側の通信端末装置は、前記交換装置から呼出信
    号を受信するとその呼出信号から前記発信者識別情報を
    検出し報知する手段を有したことを特徴とするネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 発呼側の通信端末装置における入力手段
    は、カードに記録された個人情報を読取る手段であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 発呼側の通信端末装置からのダイヤル発
    信に応じて着呼側の通信端末装置に呼出信号を送信して
    ネットワークで接続された通信端末装置間の回線接続を
    制御する交換装置を用いたネットワークシステムにおい
    て、 前記交換装置は、前記着呼側の通信端末装置に呼出信号
    を送信する前に前記発呼側の通信端末装置に発信者識別
    情報を要求し、この要求に対して前記発呼側の通信端末
    装置から発信者識別情報を受信するとこの発信者識別情
    報を前記呼出信号とともに前記着呼側の通信端末装置に
    送信する手段を有し、 前記発呼側の通信端末装置は、予め設定される設置場所
    情報を記憶する手段と、前記交換装置からの発信者識別
    情報の要求に応じて前記記憶手段により記憶した設置場
    所情報を送信する手段とを有し、 前記着呼側の通信端末装置は、前記交換装置から呼出信
    号を受信するとその呼出信号から前記発信者識別情報を
    検出し報知する手段を有したことを特徴とするネットワ
    ークシステム。
JP13500197A 1997-05-26 1997-05-26 交換装置及びこの交換装置を用いたネットワークシステム Withdrawn JPH10327245A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004235941A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Id情報を送受信する通信端末
JP2016225912A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 凸版印刷株式会社 電話システム、発信者確認システム及び発信者確認装置

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