JPH10326914A - 加熱冷却装置及びその製造方法 - Google Patents

加熱冷却装置及びその製造方法

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JPH10326914A
JPH10326914A JP9134605A JP13460597A JPH10326914A JP H10326914 A JPH10326914 A JP H10326914A JP 9134605 A JP9134605 A JP 9134605A JP 13460597 A JP13460597 A JP 13460597A JP H10326914 A JPH10326914 A JP H10326914A
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JP
Japan
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fixed
heat
heating
surrounding
heat exchangers
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JP9134605A
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English (en)
Inventor
Narimasa Iwamoto
成正 岩本
Nobuteru Maekawa
展輝 前川
Michimasa Tsuzaki
通正 津崎
Hiroaki Okada
浩明 岡田
Yuri Sakai
優里 坂井
Katsuyoshi Shimoda
勝義 下田
Teruaki Komatsu
照明 小松
Shinya Murase
慎也 村瀬
Hiroyuki Inoue
宏之 井上
Masayuki Sagawa
昌幸 佐川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/023Mounting details thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/025Removal of heat
    • F25B2321/0251Removal of heat by a gas

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作に手間がかからないようにする。 【解決手段】 電流方向によって発熱面13a,14a 又は吸
熱面13b,14b となる両接続面13c,14c がそれぞれ略同一
平面に位置するよう並設されたP型の熱電素子13及びN
型の熱電素子14が導電部材12を介して交互に直列接続さ
れてなる熱電素子ブロック11を有した熱電モジュール1
と、接続面13c,14c に直交する直交方向から熱電モジュ
ール1 を挟持する第1及び第2の熱交換器2,3 と、第1
及び第2の熱交換器2,3 の間に固定されて熱電モジュー
ル1 を包囲する包囲部材4 と、備えた加熱冷却装置にお
いて、包囲部材4 は、第1又は第2の熱交換器2,3 の少
なくとも一方とチキソトロピック性を有した接着部材7
でもって接着して固定される被固定部4aが設けられた構
成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電素子を冷熱源とし
た加熱冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加熱冷却装置として、図
7に示すものが存在する。このものは、電流方向によっ
て発熱面A1又は吸熱面A2となる両接続面A3,A3 がそれぞ
れ略同一平面に位置するよう並設されたP型の熱電素子
A4及びN型の熱電素子A5が導電部材A を介して交互に直
列接続されてなる熱電素子ブロックA6を有した熱電モジ
ュールA と、接続面A3,A3 の直交方向から熱電モジュー
ルA を挟持する第1及び第2の熱交換器B,C と、第1及
び第2の熱交換器B,C の間に固定されて熱電モジュール
A を包囲する包囲部材D と、備えている。
【0003】詳しくは、包囲部材D は、第1の熱交換器
B にネジ止めにより固定されるとともに、第2の熱交換
器C に液状の接着部材E でもって接着固定されている。
さらに詳しくは、液状の接着部材E は、第2の熱交換器
C に設けられたダム型の接着部材収容部C1に収容されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の加熱冷
却装置にあっては、包囲部材D は、第1の熱交換器B に
ネジ止めにより固定されるとともに、第2の熱交換器C
に液状の接着部材E でもって接着固定されているのであ
って、第1及び第2の熱交換器B,C にそれぞれネジ止め
により固定されているのではないから、必要以上にネジ
により強く締めつけられることに起因した第1及び第2
の熱交換器B,C による挟持力の過剰な増大のために破損
する恐れが無くなっている。
【0005】しかしながら、ダム型の接着部材収容部C1
を第2の熱交換器C に設けなければならないので、製作
に手間がかかっていた。
【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、製作に手間のかからな
い加熱冷却装置及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、電流方向によって発熱
面又は吸熱面となる両接続面がそれぞれ略同一平面に位
置するよう並設されたP型の熱電素子及びN型の熱電素
子が導電部材を介して交互に直列接続されてなる熱電素
子ブロックを有した熱電モジュールと、接続面に直交す
る直交方向から熱電モジュールを挟持する第1及び第2
の熱交換器と、第1及び第2の熱交換器の間に固定され
て熱電モジュールを包囲する包囲部材と、備えた加熱冷
却装置において、前記包囲部材は、前記第1又は第2の
熱交換器の少なくとも一方とチキソトロピック性を有し
た接着部材でもって接着して固定される被固定部が設け
られた構成にしている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記包囲部材は、前記第1及び第2の熱交
換器と前記接着部材でもってそれぞれ接着して固定され
る被固定部が設けられた構成にしている。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2の
いずれかに記載の発明において、前記包囲部材は、前記
直交方向の先端部に前記被固定部が設けられた構成にし
ている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記被固定部は、前記直交方向の断面が先
端程小さい角状に形成された構成にしている。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3又は4の
いずれかに記載の発明において、前記被固定部は、前記
直交方向の断面が基端側よりも大きくされてなる中間部
が設けられた構成にしている。
【0012】請求項6記載の発明の製造方法は、電流方
向によって発熱面又は吸熱面となる両接続面がそれぞれ
略同一平面に位置するよう並設されたP型の熱電素子及
びN型の熱電素子が導電部材を介して交互に直列接続さ
れてなる熱電素子ブロックを有した熱電モジュールと、
接続面に直交する直交方向から熱電モジュールを挟持す
る対をなした第1及び第2の熱交換器と、第1及び第2
の熱交換器の間に固定されて熱電モジュールを包囲する
包囲部材と、備えた加熱冷却装置の製造において、前記
第1又は第2の熱交換器の少なくとも一方にチキソトロ
ピック性を有した接着部材を塗布し、塗布された接着部
材に前記包囲部材を前記直交方向の先端部から差し込
み、接着部材を硬化させることでもって前記包囲部材を
固定するようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。この加熱冷却装置は、
熱電モジュール1 、第1の熱交換器2 、第2の熱交換器
3 、包囲部材4 、パッキン5 、ネジ6 、接着部材7 を備
えて構成されている。
【0014】熱電モジュール1 は、熱電素子ブロック11
及び基板12からなる。熱電素子ブロック11は、電流方向
によって発熱面13a,14a 又は吸熱面13b,14b となる両接
続面13c,14c がそれぞれ略同一平面に位置するよう並設
されたP型の熱電素子13及びN型の熱電素子14が、銅製
の薄板からなる導電部材15を介して交互に直列接続され
たものである。基板12は、酸化アルミニウム製であっ
て、導電部材15におけるP型の熱電素子13及びN型の熱
電素子14との接続面13c,14c とは反対側に接合され、熱
電モジュール1 を接続面13a,14a に直交する直交方向か
ら挟持する第1及び第2の熱交換器2,3 との間をそれぞ
れ絶縁する。
【0015】第1の熱交換器2 は、アルミニウム等の金
属材料製であって、基台2a及びその基台2aの一方面から
立設されたフィン2bからなる。基台2aは、熱電モジュー
ル1における発熱面13a,14a となる接続面13c,14c に接
続された基板12が他方面に接合されている。この第1の
熱交換器2 は、前述した接続面13c,14c から基板12を介
して伝わる熱を放熱して熱交換する。
【0016】第2の熱交換器3 は、第1の熱交換器2 と
同様に、アルミニウム等の金属材料製であって、頂上面
の面積が底面よりも小さい断面凸字型に形成されてい
る。この第2の熱交換器3 は、吸熱面13b,14b となる接
続面13c,14c に接続された基板12が頂上面に接合されて
おり、前述した接続面13c,14c に熱を伝えるよう熱交換
する。
【0017】包囲部材4 は、例えば、ABS樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑
性樹脂により、第1及び第2の熱交換器2,3 の間に固定
されて熱電モジュール1 を包囲可能な枠状に形成されて
いる。なお、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化
性樹脂製であってもよい。この包囲部材4 は、熱電モジ
ュール1 を密封して包囲することによって、外部からの
衝撃や湿気から、熱電モジュール1 を保護する。
【0018】この包囲部材4 は、熱電モジュール1 の接
続面13c,14c に直交する直交方向、つまり、第1の熱交
換器2 から第2の熱交換器3 へ向かう方向の先端部に、
第2の熱交換器2 と接着部材7 でもって接着して固定さ
れる被固定部4aが設けられている。この被固定部4aは、
熱電モジュール1 の接続面13c,14c に直交する直交方向
の断面が先端程小さい角状に形成され、さらに、熱電モ
ジュール1 の接続面13c,14c に直交する直交方向の断面
が基端側よりも大きくされてなる中間部4bが設けられて
いる。
【0019】この包囲部材4 は、第1の熱交換器2 との
間にゴム製のパッキン5 を挟んだ状態で、締め付け用の
ネジ6 でもってネジ止め固定されるとともに、前述した
ように、チキソトロピック性を有した接着部材7 でもっ
て、第2の熱交換器3 と接着して固定される。 なお、第
2の熱交換器3 との接着固定については、詳しく後述す
る。
【0020】接着部材7 は、エポキシ樹脂、シリコン樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等からなり、流動状
態では粘度が小さく、非流動状態では粘度が大きくな
る、チキソトロピック性を有している。
【0021】次に、図2に基づいて、包囲部材4 と第2
の熱交換器3 との接着部材7 による接着方法について説
明する。先ず、第2の熱交換器3 にチキソトロピック性
を有した接着部材7 を塗布し、塗布された接着部材7 に
包囲部材4 を熱電モジュール1 の接続面13c,14c の直交
方向の先端部、つまり被固定部4aから、図2に矢示する
方向へ差し込み、接着部材7 を硬化させて包囲部材4 を
固定する。
【0022】かかる加熱冷却装置にあっては、チキソト
ロピック性を有した接着部材7 は、非流動時には粘度が
増大するから流出することが無く、従来例のようなダム
式の接着部材収容部を設けなくても、包囲部材4 と第2
の熱交換器3 とを接着することができるので、製作に手
間がかからなくなる。
【0023】また、チキソトロピック性を有した接着部
材7 を塗布した箇所に、接続面13c,14c の直交方向の先
端部に設けられた被固定部4aから包囲部材4 を差し込む
と、ズリ応力が働くために接着部材7 の粘度が低くなる
から、容易に差し込むことが可能であり、しかも、チキ
ソトロピック性を有した接着部材7 は、いわゆるゼリー
状の接着部材とは異なってズリ応力が加えられと流動性
を生じるために、包囲部材4 が差し込まれることによる
接着部材7 の変形も、ヘラ等の工具でもって容易に補修
可能であるから、製作に手間がかからなくなるという効
果を、一段と奏することができる。
【0024】また、接続面13c,14c に直交する直交方向
の断面が先端程小さい角状に形成された被固定部4aは、
チキソトロピック性を有した接着部材7 を塗布した箇所
に容易に差し込まれるから、製作に手間がかからなくな
るという効果を、一段と奏することができる。
【0025】また、包囲部材4 の被固定部4aが、接続面
13c,14c の直交方向の断面が基端側よりも大きくされて
なる中間部4bよりも基端寄りまで接着部材7 に差し込ま
れると、中間部4bよりも基端側に位置する接着部材7
が、中間部4bを乗り越えるような包囲部材4 の移動が困
難になるから、包囲部材4 の引き抜けを規制することが
できる。
【0026】次に、本発明の第2実施形態を図3及び図
4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有した部材には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、包囲部材4 は、第1の熱交換器2 とは、ネジ止め固
定されているのに対し、本実施形態では、チキソトロピ
ック性を有した接着部材7 でもって、第1の熱交換器2
と接着して固定される構成となっている。
【0027】詳しくは、包囲部材4 は、熱電モジュール
1 の接続面13c,14c に直交する直交方向、つまり、第1
の熱交換器2 から第2の熱交換器3 へ向かう方向及び第
2の熱交換器3 から第1の熱交換器2 へ向かう方向のそ
れぞれの先端部に、第1及び第2の熱交換器2,3 と接着
部材7 でもってそれぞれ接着して固定される被固定部4
a,4a が設けられている。これらの被固定部4a,4a は、
熱電モジュール1 の接続面13c,14c に直交する直交方向
の断面が先端程小さい角状に形成され、さらに、熱電モ
ジュール1 の接続面13c,14c に直交する直交方向の断面
が基端側よりも大きくされてなる中間部4bが設けられて
いる。
【0028】次に、図4に基づいて、包囲部材4 と第1
及び第2の熱交換器2,3 との接着部材7 による接着方法
について説明する。先ず、第1及び第2の熱交換器2,3
にチキソトロピック性を有した接着部材7 をそれぞれ塗
布する。なお、この接着部材7 は、非流動時の粘度が大
きくなっているから、接着部材7 の塗布面を逆さまにし
ても、垂れて落ちることはない。そして、塗布された接
着部材7 に包囲部材4を熱電モジュール1 の接続面13c,1
4c の直交方向の先端部、つまり、被固定部4a,4a か
ら、図4に矢示する両方向へ順次差し込み、接着部材7
を硬化させることでもって包囲部材4 を固定する。
【0029】かかる加熱冷却装置にあっては、包囲部材
4 は、第1及び第2の熱交換器2,3のいずれとも、チキ
ソトロピック性を有した接着部材7 でもって接着される
から、第2の熱交換器3 のとのみチキソトロピック性を
有した接着部材7 でもって接着するとともに第1又は第
2の熱交換器2,3 のいずれか他方とはネジ止め等の他の
固定手段でもって固定する第1実施形態と比較して、作
業性が向上するので、製作に手間がかからなくなるとい
う効果を、一段と奏することができる。
【0030】また、第1実施形態と同様に、チキソトロ
ピック性を有した接着部材7 を塗布した箇所に容易に差
し込むことが可能であり、しかも、包囲部材4 が差し込
まれることによる接着部材7 の変形も、容易に補修可能
であるから、製作に手間がかからなくなるという効果
を、一段と奏することができる。
【0031】また、接続面13c,14c に直交する直交方向
の断面が先端程小さい角状に形成された被固定部4aは、
接着部材7 を塗布した箇所に容易に差し込まれるから、
製作に手間がかからなくなるという効果を、一段と奏す
ることができる。
【0032】また、包囲部材4 の被固定部4aが、接続面
13c,14c の直交方向の断面が基端側よりも大きくされて
なる中間部4bよりも基端寄りまで接着部材7 に差し込ま
れると、包囲部材4 の引き抜けを規制することができ
る。
【0033】なお、第1及び第2実施形態では、包囲部
材4 は、接続面13c,14c に直交する直交方向の先端部に
被固定部4a,4a が設けられているが、例えば、接続面13
c,14c に直交する直交方向に包囲部材4 を差し込むとい
う手順をとらないときは、他の箇所に設けられてもよ
い。
【0034】また、第1及び第2実施形態では、接続面
13c,14c に直交する直交方向の断面が先端程小さくなる
よう形成されているが、例えば、包囲部材4 を接着部材
7 に十分に差し込み易いときは、図5に示すように先端
が平坦に形成されたり、図6に示すように丸く形成され
てもよい。
【0035】また、第1及び第2実施形態では、被固定
部4aは、接続面13c,14c に直交する直交方向の断面が基
端側よりも大きくされてなる中間部4bが設けられている
が、例えば、接着部材7 に差し込んだ包囲部材4 が引き
抜ける恐れの無いときは、このような中間部4bが設けら
れなくてもよい。
【0036】また、第1及び第2実施形態では、熱電モ
ジュール1 は、基板12を備えているが、基板12の無い、
いわゆるスケルトン構造でも、同様の効果を奏すること
ができる。
【0037】また、第1及び第2実施形態では、包囲部
材4 は、熱電モジュール1 を密封して包囲しているが、
外部からの衝撃のみから、熱電モジュール1 を保護する
ときは、密封していなくてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、チキソトロピッ
ク性を有した接着部材は、非流動時には粘度が増大する
から流出することが無く、従来例のようなダム式の接着
部材収容部を設けなくても、包囲部材と第1又は第2の
熱交換器の少なくとも一方とを接着することができるの
で、製作に手間がかからなくなる。
【0039】請求項2記載の発明は、包囲部材は、第1
及び第2の熱交換器のいずれとも、チキソトロピック性
を有した接着部材でもって接着されるから、第1又は第
2の熱交換器のいずれか一方とのみチキソトロピック性
を有した接着部材でもって接着するとともに第1又は第
2の熱交換器のいずれか他方とはネジ止め等の他の固定
手段でもって固定する場合と比較して、作業性が向上す
るので、製作に手間がかからなくなるという請求項1記
載の発明の効果を、一段と奏することができる。
【0040】請求項3記載の発明は、チキソトロピック
性を有した接着部材を塗布した箇所に、接続面の直交方
向の先端部に設けられた被固定部から包囲部材を差し込
むと、ズリ応力が働くために接着部材の粘度が低くなる
から、容易に差し込むことが可能であり、しかも、チキ
ソトロピック性を有した接着部材は、いわゆるゼリー状
の接着部材とは異なってズリ応力が加えられと流動性を
生じるために、包囲部材が差し込まれることによる接着
部材の変形も、ヘラ等の工具でもって容易に補修可能で
あるから、製作に手間がかからなくなるという請求項1
又は2のいずれかに記載の発明の効果を、一段と奏する
ことができる。
【0041】請求項4記載の発明は、接続面の直交方向
の断面が先端程小さい角状に形成された被固定部は、チ
キソトロピック性を有した接着部材を塗布した箇所に容
易に差し込まれるから、製作に手間がかからなくなると
いう請求項3記載の発明の効果を、一段と奏することが
できる。
【0042】請求項5記載の発明は、請求項3又は4の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、包囲部材の被固
定部が、接続面の直交方向の断面が基端側よりも大きく
されてなる中間部よりも基端寄りまで接着部材に差し込
まれると、中間部よりも基端側に位置する接着部材が、
中間部を乗り越えるような包囲部材の移動が困難になる
から、包囲部材の引き抜けを規制することができる。
【0043】請求項6記載の発明の製造方法によれば、
チキソトロピック性を有した接着部材は、非流動時には
粘度が増大するから流出することが無く、従来例のよう
なダム式の接着部材収容部を設けなくても、包囲部材と
第1又は第2の熱交換器の少なくとも一方とを接着する
ことができる上に、第1又は第2の熱交換器の少なくと
も一方におけるチキソトロピック性を有した接着部材の
塗布した箇所に、接続面の直交方向の先端部から包囲部
材を差し込むと、ズリ応力が働くために接着部材の粘度
が低くなるから、容易に差し込むことが可能であり、し
かも、チキソトロピック性を有した接着部材は、いわゆ
るゼリー状の接着部材とは異なってズリ応力が加えられ
と流動性を生じるために、包囲部材が差し込まれること
による接着部材の変形も、ヘラ等の工具でもって容易に
補修可能であるから、製作に手間がかからなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の断面図である。
【図2】同上のものの製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の断面図である。
【図4】同上のものの製造方法を示す断面図である。
【図5】被固定部の先端が平坦な包囲部材の断面図であ
る。
【図6】被固定部の先端が丸い包囲部材の断面図であ
る。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 熱電モジュール 11 熱電素子ブロック 13 P型の熱電素子 13a 発熱面 13b 吸熱面 13c 接続面 14 N型の熱電素子 14a 発熱面 14b 吸熱面 14c 接続面 15 導電部材 2 第1の熱交換器 3 第2の熱交換器 4 包囲部材 4a 被固定部 4b 中間部 7 接着部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 坂井 優里 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 下田 勝義 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小松 照明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 村瀬 慎也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 宏之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐川 昌幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流方向によって発熱面又は吸熱面とな
    る両接続面がそれぞれ略同一平面に位置するよう並設さ
    れたP型の熱電素子及びN型の熱電素子が導電部材を介
    して交互に直列接続されてなる熱電素子ブロックを有し
    た熱電モジュールと、接続面に直交する直交方向から熱
    電モジュールを挟持する第1及び第2の熱交換器と、第
    1及び第2の熱交換器の間に固定されて熱電モジュール
    を包囲する包囲部材と、備えた加熱冷却装置において、 前記包囲部材は、前記第1又は第2の熱交換器の少なく
    とも一方とチキソトロピック性を有した接着部材でもっ
    て接着して固定される被固定部が設けられたことを特徴
    とする加熱冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記包囲部材は、前記第1及び第2の熱
    交換器と前記接着部材でもってそれぞれ接着して固定さ
    れる被固定部が設けられたことを特徴とする請求項1記
    載の加熱冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記包囲部材は、前記直交方向の先端部
    に前記被固定部が設けられたことを特徴とする請求項1
    又は2のいずれかに記載の加熱冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記被固定部は、前記直交方向の断面が
    先端程小さい角状に形成されたことを特徴とする請求項
    3記載の加熱冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記被固定部は、前記直交方向の断面が
    基端側よりも大きくされてなる中間部が設けられたこと
    を特徴とする請求項3又は4のいずれかに記載の加熱冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 電流方向によって発熱面又は吸熱面とな
    る両接続面がそれぞれ略同一平面に位置するよう並設さ
    れたP型の熱電素子及びN型の熱電素子が導電部材を介
    して交互に直列接続されてなる熱電素子ブロックを有し
    た熱電モジュールと、接続面に直交する直交方向から熱
    電モジュールを挟持する対をなした第1及び第2の熱交
    換器と、第1及び第2の熱交換器の間に固定されて熱電
    モジュールを包囲する包囲部材と、備えた加熱冷却装置
    の製造において、 前記第1又は第2の熱交換器の少なくとも一方にチキソ
    トロピック性を有した接着部材を塗布し、塗布された接
    着部材に前記包囲部材を前記直交方向の先端部から差し
    込み、接着部材を硬化させることでもって前記包囲部材
    を固定することを特徴とする加熱冷却装置の製造方法。
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