JPH10326154A - アレイコントローラ及びデータサーバ - Google Patents

アレイコントローラ及びデータサーバ

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JPH10326154A
JPH10326154A JP9133903A JP13390397A JPH10326154A JP H10326154 A JPH10326154 A JP H10326154A JP 9133903 A JP9133903 A JP 9133903A JP 13390397 A JP13390397 A JP 13390397A JP H10326154 A JPH10326154 A JP H10326154A
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array controller
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JP9133903A
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Masaru Yasuda
勝 安田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータとの間での高速なデータ
転送が可能なアレイコントローラを提供する。 【解決手段】 中央制御部との間で少なくとも制御コマ
ンドやステータスの転送を行なうためのコマンドI/F
部14と、コマンドI/F部14とは別個に設けられ、
ハードディスク7から読み出したデータの転送を行なう
ためのDATAI/F部17を備える。このように、制
御コマンドなどの制御コマンド関連情報の転送用のI/
F14と、ハードディスク7からデータを読み出す場合
のデータ転送用のI/F17とをそれぞれ個別に準備す
ることで、例えば外部装置へのデータ転送中であっても
中央制御部からの別の制御コマンドを受けることができ
る。つまり、データ転送開始から終了までのデータ転送
用のDATAI/F部17の占有状態が生じても、コマ
ンドI/F部14でのデータ転送は影響を受けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記憶装置を
並列に動作させることで、例えばコンピュータ機器で処
理される映像や音声などの膨大なデータを高速かつリア
ルタイムに記録させ、また読み出しさせることのできる
アレイコントローラ及びそのアレイコントローラを備え
たデータサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばハードディスク装置な
どの記憶装置を複数台並列に動作させることで、メイン
コンピュータからのデータ読み出しあるいはデータ書き
込みの要求に高速かつリアルタイムに対応することので
きる記憶装置アレイが知られており、その制御部となる
アレイコントローラも知られている。また、この記憶装
置アレイを利用するデータサーバも考えられている。
【0003】そして、従来のアレイコントローラには、
ホストコンピュータとしてのパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと略記する。)又はワークステーショ
ン用のインタフェース部で、PCI(Peripheral Compo
nent Interconnect )と呼ばれるインタフェース部を備
えた拡張ボードの形態のものがある。この拡張ボード形
態のアレイコントローラは、パソコン又はワークステー
ション側の拡張スロットに挿入され、アレイコントロー
ラ自身は制御対象の記憶装置群と接続することで、パソ
コン等からの指示に基づき、記憶装置群に対する制御を
行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホスト装置
としてのパソコンやワークステーション等とアレイコン
トローラとの間のインタフェース部においては、記憶装
置群に記憶された読み出し用のデータや、記憶装置群に
記録するための書込用データを高速に転送する必要があ
る。また、読み出したデータや書込用データ以外にも、
データの読み出し処理や書き込み処理を行わせるための
種々の制御コマンドや、制御コマンドに対する結果とし
て処理対象から返答されるステータスなども転送する必
要がある。
【0005】しかしながら、記憶装置群に記憶された読
み出し用のデータは、例えばビデオデータに代表される
ように一般にデータサイズが大きく、そのデータ転送に
は所定の時間が必要となる。したがって、そのデータ転
送中にはホストコンピュータが新たなデータ読み出しの
指示をアレイコントロータに出すことができない。つま
り、データ伝送が終了するまで待つこととなりレスポン
スは低下する。そしてこのレスポンスは、ホストコンピ
ュータがデータ読み出し指示を出す頻度が高くなるにつ
れて低下していく。
【0006】そのため、データサーバに適用した場合、
多数の端末からのリクエストを受け付け、そのリクエス
トに応じたデータを極力リアルタイムに供給しようとす
る場合には、上記ホストコンピュータとアレイコントロ
ーラ間のレスポンスの低下が、端末からのリクエストに
対するデータ供給のレスポンスの低下につながっていく
のである。例えば利用者が希望するときに希望する映画
等を見ることができるようにしたビデオ・オン・デマン
ド(VOD)サービスが研究されており、このVODサ
ービスは、情報出力側となるユーザ側に設けられたセッ
トトップボックス(STB)から所望のビデオ放映がリ
クエストされると、サービス提供者側に用意されたビデ
オサーバと呼ばれる情報供給装置から、そのリクエスト
に応じた映像・音声をユーザに送信する。このようなシ
ステムでは、情報出力端末側に対して出力される供給用
情報はビデオ情報であり、情報出力端末からのリクエス
トに応じて随時出力されるものである。そのため、ある
一つのリクエストに対するデータ転送処理が終了しない
と次の処理のための制御コマンドも発行できないとレス
ポンスが低下してしまい、このレスポンスの低下は情報
供給サービスの質の低下につながってしまう。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ホストコンピュータとの間での
高速なデータ転送が可能なアレイコントローラを提供す
ることを第1の目的とする。また、ビデオサーバなどに
適用した場合には応答時間の向上の点で有効なデータサ
ーバの提供を第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】前記第1
の目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明
は、複数台の記憶装置を並列に制御可能であり、外部の
ホストコンピュータからの指示に基づき、記憶装置から
読み出したデータをホストコンピュータを含む外部装置
へ転送可能なアレイコントローラにおいて、ホストコン
ピュータとの間で少なくとも制御コマンド関連情報の転
送を行なうためのコマンド用インタフェース部と、コマ
ンド用インタフェース部とは別個に設けられ、外部装置
に対して記憶装置から読み出したデータの転送を行なう
ためのデータ用インタフェース部とを備えることを特徴
とする。なお、制御コマンド関連情報には、制御コマン
ドそのものの他にも、その制御コマンドの結果として制
御対象側より返答されるステータスのような情報が含ま
れる。
【0009】本発明のアレイコントローラは、外部のホ
ストコンピュータからの指示に基づき、記憶装置から読
み出したデータをホストコンピュータを含む外部装置へ
転送することができるのであるが、ホストコンピュータ
との間での制御コマンド関連情報、例えば制御コマンド
やステータスのやり取りについてはコマンド用インタフ
ェース部を介して行ない、記憶装置から読み出したデー
タを外部装置へ転送するのはデータ用インタフェース部
を介して行なう。
【0010】このように、制御コマンドやステータスな
どの制御コマンド関連情報の転送用のインタフェース
と、記憶装置からデータを読み出す場合のデータ転送用
のインタフェースとをそれぞれ個別に準備することによ
って、例えば外部装置へのデータ転送中であってもホス
トコンピュータからの別の制御コマンドを受けることが
でき、全体として高速なデータ転送が実現できるアレイ
コントローラを得ることができる。つまり、制御コマン
ド転送用のインタフェースとデータ転送用のインタフェ
ースとが分離しているので、データ転送開始から終了ま
でのデータ転送用のデータ用インタフェース部の占有状
態が生じても、コマンド用インタフェース部は影響を受
けず、ホストコンピュータとの間で制御コマンド制御部
は所定のプログラムに基づく制御処理を中断することな
く継続して実行することができる。
【0011】なお、記憶装置からのデータ読み出し・転
送だけでなく、ホストコンピュータからの指示に基づき
記憶装置へのデータの書き込みも可能に構成すると共
に、データ用インタフェース部を、外部装置からの書込
用データの転送にも用いるよう構成することも考えられ
る。このようにすれば、記憶装置から読み出して外部装
置へ転送するデータ自体を更新・追加したりすることが
でき、その書き込み時においても高速なデータ転送が実
現できる。
【0012】一方、第2の目的を達成するためになされ
た請求項3に示す発明は、上述したアレイコントローラ
と、アレイコントローラによって制御される複数の記憶
装置と、アレイコントローラのコマンド用インタフェー
ス部と接続するための第1のインタフェース部及びデー
タ用インタフェース部と接続するための第2のインタフ
ェース部を備えると共に、記憶装置アレイのアレイコン
トローラに対し、外部装置であるデータ供給先の端末装
置からのリクエストに応じたデータを読み出して端末装
置へ転送するよう指示可能であるホストコンピュータと
を備えることを特徴とするデータサーバである。
【0013】本データサーバは、いわゆるビデオサーバ
などに適用することができるが、その場合には、データ
供給先の端末装置からされたビデオデータの供給要求に
対しての応答時間の向上につながる。この場合には、複
数の端末装置からのリクエストが任意のタイミングで出
されることが考えられるが、最初のリクエストに応じた
データ転送が終了しないと、2番目のリクエストに対し
てホストコンピュータがアレイコントローラに指示を出
せないのでは、その2番目のリクエストに応じたデータ
転送自体も遅れてしまう。同様に、3番目以降も遅れて
しまうなど、全体としてのレスポンスが低下してしま
う。したがって、上述したように、アレイコントローラ
とホストコンピュータ間でのやり取りがデータ転送には
影響されないようにすることで、その部分でのレスポン
スが向上し、外部の端末装置からされたデータ供給要求
に対してのレスポンスも向上するのである。
【0014】特に、ビデオサーバに適用した場合には、
利用者が希望するときに希望する映画等を見ることがで
きるようにしたビデオ・オン・デマンド(VOD)サー
ビスのシステムに利用されることが考えられる。このよ
うなシステムでは、利用者の端末装置からのリクエスト
に応じて随時データを出力するものであるため、データ
供給要求に対してのレスポンスの向上を図ることができ
ることは、データ供給サービスの質の向上につながるの
である。
【0015】なお、請求項4に示すように、記憶装置へ
のデータ書き込み制御もできるアレイコントローラを用
いる場合には、ホストコンピュータを、外部装置から転
送されてくる書込用データを記憶装置へ書き込むよう指
示可能に構成すればよい。この場合も、同様に、アレイ
コントローラとホストコンピュータ間でのやり取りがデ
ータ転送には影響されないためその部分でのレスポンス
が向上し、記憶装置への書込用データの書き込み動作な
どがあっても、やはり外部の端末装置からされたデータ
供給要求に対してのレスポンスが向上する。
【0016】なお、このようなデータサーバとして実現
する場合、ホストコンピュータ側におけるデータ転送用
の第2のインタフェース部としては従来技術としても説
明したPCI用のI/Fを用いることができる。これを
パソコン等の拡張スロットに導入することで接続し、デ
ータ転送用とする。また、制御コマンド関連情報の転送
用のコマンド用インタフェース部に対応するホストコン
ピュータ側の第1のインタフェースとしては、例えばホ
ストコンピュータが備えているプリンタ用のインタフェ
ース部又はRS232Cインタフェースを用いることが
考えられる。もちろん、専用のインタフェース部を設け
てもよいが、プリンタ用のインタフェース部又はRS2
32Cインタフェースであれば元々備えているコンピュ
ータが多いので、それを利用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、ビデオサーバに適
用した場合の全体の構成を示すブロック図である。アレ
イコントローラ5には、複数のSCSIバス6が接続さ
れている。なお、複数のSCSIバス6を区別する場合
には、SCSIバス(0)〜SCSIバス(m)として
記す。また、その個々のSCSIバス6には複数のハー
ドディスク装置(HDD)が接続されている。なお、複
数のハードディスク装置7を区別する場合にはID
(0)〜ID(n)を付して記すこととする。これら、
アレイコントローラ5、複数のSCSIバス6及びそれ
に接続される複数のハードディスク装置7によってディ
スクアレイAが構成されている。
【0018】一方、このディスクアレイAを制御するホ
ストコンピュータBは、記憶部1、中央制御部2、第1
のインタフェース(以下「I/F」と略記する)部3、
第2のI/F部4、第1の拡張ボード8及び第2の拡張
ボード9などによって構成されている。
【0019】第1のI/F部3は「制御コマンド関連情
報」としての制御コマンドやステータスの転送を行うた
めのインタフェースであり、第2のI/F部4は主にデ
ータ転送を行うためのインタフェースである。上述した
アレイコントローラ5は、これら2つのI/F部3,4
を介して中央制御部2に接続されている。
【0020】また、第2のI/F部4には、第1の拡張
ボード8及び第2の拡張ボード9が接続されている。こ
れら2つの拡張ボード8,9は、ディスクアレイAのハ
ードディスク装置7に書き込むデータを外部から受信
し、その受信データをアレイコントローラ5に転送する
と共に、ハードディスク装置7から読み出されアレイコ
ントローラ5内の後述するバッファに記録されたデータ
を、図示しない通信回線を介して接続された端末装置
(図示せず)などに対して送信するためのLANボード
である。
【0021】ホストコンピュータBの中央制御部2は、
ビデオサーバとしての主な動作の制御主体となるが、大
きく分けて次の2種類がある。その一つは、、第1の拡
張ボード8又は第2の拡張ボード9に収容された通信回
線(図示せず)を介して接続された端末装置(図示せ
ず)からリクエストが出された場合に、その端末装置に
対してリクエストに応じたデータを送信するという動作
であり、もう一つは、新規に音声及び映像データを外部
から取り込み、それをディスクアレイAのハードディス
ク装置7に記憶させるという動作である。
【0022】外部の端末装置へのデータ配信は以下のよ
うに行われる。ビデオサーバの制御主体としての中央制
御部2は、第1の拡張ボード8及び第2の拡張ボード9
を介して接続された例えば端末装置としてのSTB(Se
t Top Box )等から送られた映像や音声データの供給リ
クエストに対して、ハードディスク装置7にファイルと
して記憶されたリクエストに応じたデータを、アレイコ
ントローラ5を介して読み出し、第1の拡張ボード8及
び第2の拡張ボード9を介して端末装置側へ供給する。
【0023】一方、ハードディスク装置7へデータ記憶
動作は以下のように行われる。新規な音声及び映像デー
タが第1の拡張ボード8や第2の拡張ボード9を介して
外部から取り込まれたり、あるいは第2のI/F部4に
接続された図示しないI/F部等を介して取り込まれ、
アレイコントローラ5へ転送される。アレイコントロー
ラ5は、その転送されたデータをファイル等の形式でハ
ードディスク装置7へ記録する。
【0024】次に、図2を参照してアレイコントローラ
5について説明する。アレイコントローラ5は、アレイ
コントローラ5全体の制御を司るCPU11と、プログ
ラムや各種パラメータ等の記憶されたROM12と、C
PU11のワークエリアとして、またデータの記憶エリ
アとして使用されるRAM13と、「コマンド用I/F
部」に相当するコマンドI/F部14と、割込制御部1
5と、複数のコマンドバッファ16と、「データ用I/
F部」に相当するDATAI/F部17と、複数のDA
TAバッファ18と、リード/ライト・パリティ生成及
びバス切換部19と、2種類のチャンクメモリ、すなわ
ちチャンクメモリ(1)20及びチャンクメモリ(2)
21と、SCSI制御部22とを備えている。なお、チ
ャンクメモリ(1)20及びチャンクメモリ(2)21
とSCSI制御部22は、SCSIバス6毎に設けられ
ており、本実施形態ではSCSIバス6がID(0)〜
(m)まで存在するので、同様にSCSI制御部22も
ID(0)〜(m)まで存在し、それぞれにチャンクメ
モリ(1)20及びチャンクメモリ(2)21が接続さ
れることとなる。
【0025】前記コマンドI/F部14は、ホストコン
ピュータB側の第1のI/F部3(図1参照)を介して
中央制御部2に接続されると共に、アレイコントローラ
5内のコマンドバッファ16と割込制御部15とに接続
され、制御コマンド関連情報の転送に使用される。この
「制御コマンド関連情報」には、制御コマンドそのもの
の他にも、その制御コマンドの結果として制御対象側よ
り返答されるステータスのような情報が含まれる。
【0026】コマンドバッファ16は、1つ又は複数の
コマンドを同時に処理できるよう複数エリア分用意され
ている。なお、複数のコマンドバッファ16を区別する
場合にはコマンドバッファ(1)〜コマンドバッファ
(h)というように1〜hの番号を付して記すこととす
る。
【0027】また、割込制御部15は、コマンドバッフ
ァ16にコマンドをセットした後、中央制御部2がアレ
イコントローラ5に対して割込を発生させる場合にはC
PU11に対して、またアレイコントローラ5が中央制
御部2に対して割込を発生させる場合には第1のI/F
部3を介して、それぞれ中央制御部2に対して割込を発
生する機能を備えている。
【0028】なお、ホストコンピュータBとしていわゆ
るパーソナルコンピュータを適用する場合、例えば第1
のI/F部3としては、プリンタポートやRS232C
ポート等汎用のポートを適用してもよいし、もちろん専
用のI/Fを適用することも可能である。
【0029】一方、DATAI/F部17は、ホストコ
ンピュータB側の第2のI/F部4(図1参照)を介し
て中央制御部2に接続され、また第1の拡張ボード8及
び第2の拡張ボード9等に接続されると共に、アレイコ
ントローラ5内のDATAバッファ18に接続され、主
にデータの転送時に使用される。
【0030】DATAバッファ18は、複数の拡張ボー
ド8,9からの要求に応えられるよう複数エリア分用意
されている。なお、複数のDATAバッファ18を区別
する場合にはDATAバッファ(1)〜コマンドバッフ
ァ(k)というように1〜kの番号を付して記すことと
する。
【0031】なお、このDATAI/F部17としては
従来技術としても説明したPCI(Peripheral Compone
nt Interconnect )の技術を用いることができる。つま
り、アレイコントローラ5自体が拡張ボード形態であ
り、この拡張ボード形態のアレイコントローラ5をホス
トコンピュータB側の拡張スロットに挿入して接続する
こととなる。この際のホストコンピュータB側の第2の
I/F部4も、もちろんPCIに対応したI/Fであ
る。
【0032】次に、リード/ライト・パリティ生成及び
バス切換部19の動作について説明する。リード/ライ
ト・パリティ生成及びバス切換部19は、図3〜図6に
示すように、内部バス側入出力制御部30、パリティ生
成及びチェック部31及びSCSIバス側入出力制御部
32とを備えている。
【0033】本実施形態では、内部バスを32ビット幅
と想定し、8ビット毎にまとめた単位のバスとして扱
い、それぞれのバスを識別のための0〜3の番号を付し
てAバス0,Aバス1,Aバス2,Aバス3と表す。ま
た、アレイコントローラ5に接続されるSCSIバス
を、5系統の8ビットのSCSIバスとし、その中の1
系統は、他の4系統のパリティ用のバスであるものとし
て説明する。
【0034】最初に、ハードディスク装置7に対するラ
イト時の動作について説明する。図3に示すように、こ
のときの内部バス側入出力制御部30は、Aバス0〜3
に対しては入力となり、Bバス0〜3に対しては出力と
なる。詳しくは、Bバス0にはAバス0、Bバス1には
Aバス1、Bバス2にはAバス2、Bバス3にはAバス
3の内容がそのまま出力されることとなる。また、パリ
ティ生成及びチェック部31には、4本のBバス0〜3
の値が入力され、その4つの値のパリティ計算値がBバ
スPに出力される。SCSIバス側入出力制御部32で
は、BバスPとBバス0〜3の値が入力され、Cバス0
〜4に出力される。
【0035】次に、ハードディスク装置7からの通常の
リード時の動作について図4を参照して説明する。SC
SIバス側入出力制御部32は、ハードディスク装置7
からのリードの動作であるため、Cバス0〜4側が入力
となり、そのバスの値が、BバスP及びBバス0〜3に
出力される。パリティ生成及びチェック部31には、B
バスP及びBバス0〜3の値が入力されるため、Bバス
0〜3の値の排他的論理和をとることによりパリティ値
を計算し、BバスPの値と比較した結果をパリティチェ
ック結果として出力する。また、内部バス側入出力制御
部30にはBバス0〜3が入力され、Aバス0〜3に出
力する。
【0036】次に、識別番号3のバスに接続されたハー
ドディスク装置7が故障し、識別番号0のバスに接続さ
れたハードディスク装置7と他の3系統(識別番号1〜
3)のバスに接続されたハードディスク装置7とから、
識別番号4のバスに接続されたハードディスク装置7の
データが復元される場合の動作について、図5を参照し
て説明する。
【0037】この場合、SCSIバス側入出力制御部3
2には、Cバス0〜3の値が入力され、Cバス4の値は
不定となっている。また、Bバス0〜3側に対しては、
BバスP及びBバス0〜2に対してCバス0〜3の値が
それぞれ出力される。そして、パリティ生成及びチェッ
ク部31にはBバスP及びBバス0〜2の値が入力さ
れ、それらの値の排他的論理和をとることによってCバ
ス4に出力されるべき値が復元され、Bバス3に出力さ
れる。内部バス側入出力制御部30には図4の場合と同
様にBバス0〜3が入力され、そのままAバス0〜3へ
出力される。
【0038】次に、識別番号4のバスに接続されたハー
ドディスク装置7が故障し、故障したハードディスク装
置7が正常なハードディスク装置7に交換された後、識
別番号0〜3のバスに接続されたハードディスク装置7
からのデータによって、識別番号4のバスに接続されて
いたハードディスク装置7のデータが再構築(リビル
ド)される場合の動作について図6を参照して説明す
る。
【0039】SCSIバス側入出力制御部32には、C
バス0〜3の値が入力され、Bバス0〜3側に対して
は、BバスP及びBバス0〜2に対してCバス0〜3の
値がそれぞれ出力される。パリティ生成及びチェック部
31にはBバスP及びBバス0〜2の値が入力され、そ
れらの値の排他的論理和をとることによってCバス4に
接続されていたハードディスク装置7に記憶されていた
データが復元され、Bバス3に出力される。
【0040】SCSIバス側入出力制御部32では、B
バス3のみが他のバスと異なり入力となり、Cバス4に
対してデータが出力される。これによって再生されたデ
ータをハードディスク装置7に書き込み、故障したハー
ドディスク装置7と全く同じ内容のデータを再構築する
ことが可能となる。またこの時、内部バス側入出力制御
部30のBバス0〜3側を入力とし、Aバス0〜3側か
らその値を出力することにより、ハードディスク装置7
に記憶されたデータを再構築しながら、同時にリードす
ることも可能となる。
【0041】上記の動作により、リード/ライト・パリ
ティ生成及びバス切換部19を介して、DATAバッフ
ァ18と第1のチャンクメモリ20又は第2のチャンク
メモリ21(図1参照)との間で、リードデータ及びラ
イトデータの転送が行われる。
【0042】次に、チャンクメモリ20,21からハー
ドディスク装置7へデータを転送動作と、その逆にハー
ドディスク装置7からチャンクメモリ20,21へデー
タを転送する動作について説明する。上述したように、
各SCSIバス6にはハードディスク装置7が1又は複
数個接続されている。SCSI制御部22は、SCSI
バス6の制御を行うと共に、書込時には、チャンクメモ
リ(1)20及びチャンクメモリ(2)21に書き込ま
れたデータをハードディスク装置7に転送し、読み出し
時には、ハードディスク装置7から読み出されたデータ
を、チャンクメモリ(1)20又はチャンクメモリ
(2)21に転送する。チャンクメモリが2つある理由
は、ハードディスク装置7に対するアクセスを高速化す
るためである。
【0043】以下、書込時時及び読み出し時のデータの
流れをまとめて説明する。書込時には、DATAI/F
部17を介して、複数個(1〜k)用意されたDATA
バッファ18の内いずれかのDATAバッファ18に書
込データが転送される。DATAバッファ18からは、
リード/ライト・パリティ生成部及びバス切換部19を
介してチャンクメモリ(1)20へ書込データが転送さ
れる。転送が終了すると、チャンクメモリ(1)20か
らSCSI制御部22を介してSCSIバス6に接続さ
れたハードディスク装置7にデータが転送され、記憶さ
れる。このデータ転送と同時に、もう一方のチャンクメ
モリ(2)21に、次にハードディスク装置7転送すべ
きデータをDATAバッファ18から予め転送してお
く。これによって、1つのチャンクメモリからハードデ
ィスク装置7へのデータ転送終了後、無駄な時間をあけ
ることなく、即座にもう1つのチャンクメモリのデータ
をハードディスク装置7へ転送することができ、書込動
作の高速化が可能となる。
【0044】また、読み出し時には、その逆に、ハード
ディスク装置7→SCSIバス6→SCSI制御部22
→チャンクメモリ(1)20又はチャンクメモリ(2)
21の順でデータが転送される。読み出し時も書込時と
同様に、チャンクメモリ20,21からDATAバッフ
ァ18へのデータ転送中に、空いたチャンクメモリ2
0,21に対してハードディスク装置7から次の読み出
しデータを転送する。それによって、読み出し動作を高
速化することができる。
【0045】次に、2つの拡張ボード8,9からファイ
ルの転送要求があった場合の動作について、図7及び図
8のシーケンス図を参照して説明する。図7は、本実施
形態のアレイコントローラ5の場合であって、図2に示
すコマンドI/F14及びDATAI/F17を介し、
それぞれホストコンピュータB側の第1のI/F部3及
び第2のI/F部4との間でデータ転送を行なう場合の
例である。一方、図8は、比較のために、アレイコント
ローラ5がI/Fを一つしか持たず、したがって中央制
御部2と間で一つのI/Fにてデータ転送を行なう場合
の例である。
【0046】まず、図8を参照して、一つのI/Fにて
アレイコントローラ5と中央制御部2とがデータ転送を
行なう比較例の場合について説明する。図8中(1)に
示すように、最初に、第1の拡張ボード8からファイル
Aの転送が中央制御部2にリクエストされる。図8中
(2)に示すように、中央制御部2はアレイコントロー
ラ5に対してファイルAのリード要求を発行する。
【0047】すると、図8中(3)に示すように、アレ
イコントローラ5内では、その要求に対してハードディ
スク装置7からファイルAのデータ読み込み、前記動作
手順に従って、SCSI制御部22、チャンクメモリ2
0,21及びリード/ライト・パリティ生成及びバス切
換部19を介してDATAバッファ18にデータを転送
する。
【0048】図8中(4)に示すように、アレイコント
ローラ5は、ファイルリード終了後にファイルAのリー
ド終了を中央制御部2に対して通知する。そして、図8
中(5)に示すように、中央制御部2では、ファイルA
リード終了を受けた後、第1の拡張ボード8に対してフ
ァイルAの転送要求を発行する。そして、図8中(6)
に示すように、第1の拡張ボード8では、その要求に対
してファイルAの転送開始を中央制御部2に通知する。
【0049】この直後、図8中(7)に示すように、第
2の拡張ボード9からファイルBに対するリクエストが
発生し、中央制御部2に通知される。しかし、このとき
は第1の拡張ボード8によって中央制御部2に対してフ
ァイルAの転送開始ステータスが通知された後であるた
め、図8中(8)に示すように、第1の拡張ボード8は
ファイルAの転送を開始する。
【0050】図8中(8)で開始する第1の拡張ボード
8によるデータ転送中は、バスが、アレイコントローラ
5内のDATAバッファ18から拡張ボード8へのデー
タ転送に使用されている。このため、中央制御部2は、
第2の拡張ボード9からのファイルBのリクエストをす
ぐ発行することができない。そのため、図8中(9)に
示すように、中央制御部2は、アレイコントローラ5か
ら第1の拡張ボード8へのファイルAの転送が終了した
後に初めてアレイコントローラ5に対してファイルBの
リード要求を通知することとなる。
【0051】そして、図8中(10)に示すように、中
央制御部2では、ファイルAの転送終了ステータスを第
1の拡張ボード8から受け取る。また、図8中(11)
に示すように、それとほぼ同時に、アレイコントローラ
5ではファイルBのリード要求に対してハードディスク
装置7からファイルリード動作を開始し、DATAバッ
ファ18に、ハードディスク装置7から読み込んだファ
イルBのデータを転送する。
【0052】このリード動作終了後、図8中(12)に
示すように、アレイコントローラ5は中央制御部2に対
してファイルリード終了ステータスを通知する。このス
テータスに対して、中央制御部2は、図8中(13)に
示すように、第2の拡張ボード9に対してファイルBの
転送要求を発行する。この転送要求を受けて、第2の拡
張ボード9は、図8中(14)に示すように、ファイル
B転送開始ステータスを中央制御部2に対して発行す
る。これによって、図8中(15)に示すようにファイ
ルの転送が開始される。ファイル転送が終了すると、第
2の拡張ボード9は、図8中(16)に示すように、フ
ァイル転送終了ステータスを中央制御部2に対して発行
する(16)。
【0053】以上は、一つのI/Fにてアレイコントロ
ーラ5と中央制御部2とがデータ転送を行なう比較例の
場合であったが、次に、本実施形態のように、中央制御
部2とアレイコントローラ5との間に2系統のI/Fを
持つ場合の動作について、図7を参照して説明する。
【0054】図8に示す比較例の場合と図7に示す本実
施形態の場合とのタイミングの相違は、図中に示す
(8),(9)の動作からである。つまり、上述した図
8で示す場合には、中央制御部2とアレイコントローラ
5を接続するI/Fが1つであるため、図8中(8)に
示す「ファイルAのデータ転送」と図8中(9)に示す
「ファイルBのリード要求コマンド通知」を同時に行う
ことができなかった。それに対して、本実施形態の場合
には、アレイコントローラ5のDATAバッファ18及
びDATAI/F17部を介して第2の拡張ボード9側
へのファイルAのデータ転送が開始する(図7中(7)
参照)のとほぼ同時に、第2の拡張ボード9から第2の
I/F部4を介して中央制御部2に通知されたファイル
Bのリクエスト要求が、第1のI/F部3を介してアレ
イコントローラ5に対して通知される(図7中(8)参
照)。この図7中の(7),(8)の動作はほぼ同時に
行うことができる。つまり、データ転送用に第2のI/
F部4を、コマンド通知用に第1のI/F部3を持って
いるので、これら2つの動作を同時に行うことが可能と
なるからである。
【0055】本実施形態では、ホストコンピュータB側
の第2のI/F部4及びアレイコントローラ5側のDA
TAI/F部17をDATA転送専用として準備し、ホ
ストコンピュータB側の第1のI/F部3及びアレイコ
ントローラ5側のコマンドI/F部14を制御コマンド
やステータスなどの制御コマンド関連情報専用として準
備した。このため、図7に示すように、中央制御部2
は、第2のI/F部4を介してアレイコントローラ5側
のDATAI/F部17との間でのファィルAのデータ
転送中であっても、第2の拡張ボード9から通知された
ファイルBのリードリクエストを、第1のI/F部3を
介して即座にアレイコントローラ5側のコマンドI/F
部14を介して通知することができる。そして、そのリ
クエストに対して、アレイコントローラ5内では、図7
中(10)に示すように、ファイルBのリード動作が開
始され、図7中(12)に示すように、リード終了後に
ファイルBリード終了ステータスが中央制御部2に対し
て通知される。
【0056】また、第1の拡張ボード8側では、前記第
2の拡張ボード9の動作とは無関係にファイルAの転送
が続けられ、転送終了後、図7中(11)に示すよう
に、第1の拡張ボード8から中央制御部2に対してファ
イルA転送終了ステータスが通知される。以下、図7中
(13)に示すファイルBに対する転送要求コマンド以
降の動作を示すついては、基本的には上述したファイル
Aに対するデータ転送処理の場合と同様である。
【0057】このように、本実施形態のビデオサーバで
は、アレイコントローラ5とホストコンピュータB側の
中央制御部2あるいは拡張ボード8,9を介した外部装
置との間でのデータ転送を2系統のI/Fにて行なうよ
うに構成した。つまり、データ制御コマンドやホストコ
ンピュータB側の第2のI/F部4及びアレイコントロ
ーラ5側のDATAI/F部17をDATA転送専用と
して準備し、ホストコンピュータB側の第1のI/F部
3及びアレイコントローラ5側のコマンドI/F部14
を制御コマンドやステータスなどの制御コマンド関連情
報専用として準備したのである。
【0058】このため、例えば外部装置へのデータ転送
中であっても中央制御部2からの別の制御コマンドを受
けることができ、全体として高速なデータ転送が実現で
きる。つまり、制御コマンド転送用のI/Fとデータ転
送用のI/Fとが分離しているので、データ転送用I/
F部(→アレイコントローラ5側のDATAI/F部1
7やホストコンピュータB側の第2のI/F部4など)
のデータ転送開始から終了までの占有状態が生じても、
制御コマンド転送用のI/F部(→アレイコントローラ
5側のコマンドI/F部14やホストコンピュータB側
の第1のI/F部3)での制御コマンド転送等の処理に
は影響を与えないのである。
【0059】なお、逆に外部装置からデータを供給さ
れ、そのデータをハードディスク装置7に書き込むよう
な場合にも同様に有効である。そして、本システムはビ
デオサーバであるため、上述したように中央制御部2と
アレイコントローラ5との間での高速なデータ転送が可
能となれば、データ供給先の端末装置からされたビデオ
データなどの供給要求に対しての応答時間が向上する。
つまり、ビデオサーバのシステムの場合には、複数の端
末装置からのリクエストが任意のタイミングで出される
ことが考えられるが、最初のリクエストに応じたデータ
転送が終了しないと、2番目のリクエストに対してホス
トコンピュータがアレイコントローラに指示を出せない
のでは、その2番目のリクエストに応じたデータ転送自
体も遅れてしまう。同様に、3番目以降も遅れてしまう
など、全体としてのレスポンスが低下してしまう。した
がって、図7を参照して上述したように、中央制御部2
からアレイコントローラ5側へのコマンド送出が外部の
端末装置などへのデータ供給のための転送処理に影響さ
れないのであれば、その部分でのレスポンスが向上し、
外部の端末装置からされたデータ供給要求に対してのレ
スポンスも向上するのである。
【0060】特に、利用者が希望するときに希望する映
画等を見ることができるようにしたビデオ・オン・デマ
ンド(VOD)サービスのシステムに適用した場合、利
用者の端末装置からのリクエストに応じて随時データを
出力するものであるため、データ供給要求に対してのレ
スポンスの向上を図ることができることは、データ供給
サービスの質の向上につながる。
【0061】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実施
形態では、ビデオサーバとして実現した場合を説明した
が、ホストコンピュータB(この場合は中央制御部2)
からアレイコントローラ5へのコマンド送出及びアレイ
コントローラ5がハードディスク装置7から読み出した
データを外部へ転送という機能が必要とされるシステム
であれば、ビデオサーバには限定されない。
【0062】また、上述の実施形態ではSCSI規格に
準拠したものを前提として説明したが、そのような規格
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のビデオサーバ全体の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 実施形態のアレイコントローラの内部構成を
示すブロック図である。
【図3】 アレイコントローラ内のリード/ライト・パ
リティ生成及びバス切換部が実行するライト動作を示す
ブロック図である。
【図4】 アレイコントローラ内のリード/ライト・パ
リティ生成及びバス切換部が実行するリード動作を示す
ブロック図である。
【図5】 アレイコントローラ内のリード/ライト・パ
リティ生成及びバス切換部が実行するハードディスク装
置状態でのリード動作を示すブロック図である。
【図6】 アレイコントローラ内のリード/ライト・パ
リティ生成及びバス切換部が実行するデータ再構築動作
を示すブロック図である。
【図7】 実施形態のアレイコントローラと中央制御部
あるいは拡張ボードを介した外部装置とのデータ転送を
示すシーケンス図である。
【図8】 アレイコントローラと中央制御部あるいは拡
張ボードを介した外部装置とのデータ転送を一つのI/
Fにて実行する比較例の場合のデータ転送を示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
1…記憶部 2…中央制御部 3…第1のI/F部 4…第2のI/
F部 5…アレイコントローラ 6…SCSIバ
ス 7…ハードディスク装置 8…第1の拡張
ボード 9…第2の拡張ボード 14…コマンドI
/F部 15…割込制御部 16…コマンド
バッファ 17…DATAI/F部 18…DATA
バッファ 19…リード/ライト・パリティ生成及びバス切換部 20…チャンクメモリ(1) 21…チャンク
メモリ(2) 22…SCSI制御部 30…内部バス
側入出力制御部 31…パリティ生成及びチェック部 32…SCSI
バス側入出力制御部 A…ディスクアレイ B…ホストコン
ピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の記憶装置を並列に制御可能であ
    り、外部のホストコンピュータからの指示に基づき、前
    記記憶装置から読み出したデータを前記ホストコンピュ
    ータを含む外部装置へ転送可能なアレイコントローラに
    おいて、 前記ホストコンピュータとの間で制御コマンド関連情報
    の転送を行なうためのコマンド用インタフェース部と、 当該コマンド用インタフェース部とは別個に設けられ、
    前記外部装置に対して前記記憶装置から読み出したデー
    タの転送を行なうためのデータ用インタフェース部と、 を備えることを特徴とするアレイコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータからの指示に基
    づき、前記記憶装置へのデータの書き込みも可能であ
    り、 前記データ用インタフェース部は、前記外部装置からの
    書込用データの転送にも用いられるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレイコントロー
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のアレイコントロ
    ーラと、 該アレイコントローラによって制御される複数の記憶装
    置と、 前記アレイコントローラの前記コマンド用インタフェー
    ス部と接続するための第1のインタフェース部及び前記
    データ用インタフェース部と接続するための第2のイン
    タフェース部を備えると共に、前記記憶装置アレイのア
    レイコントローラに対し、前記外部装置であるデータ供
    給先の端末装置からのリクエストに応じたデータを読み
    出して前記端末装置へ転送するよう指示可能であるホス
    トコンピュータと、 を備えることを特徴とするデータサーバ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のアレイコントローラ
    と、 該アレイコントローラによって制御される複数の記憶装
    置と、 前記アレイコントローラの前記コマンド用インタフェー
    ス部と接続するための第1のインタフェース部及び前記
    データ用インタフェース部と接続するための第2のイン
    タフェース部を備えると共に、前記記憶装置アレイのア
    レイコントローラに対し、前記外部装置であるデータ供
    給先の端末装置からのリクエストに応じたデータを読み
    出して前記端末装置へ転送するよう指示可能であると共
    に、前記外部装置から転送されてくる書込用データを前
    記記憶装置へ書き込むよう指示可能であるホストコンピ
    ュータと、 を備えることを特徴とするデータサーバ。
  5. 【請求項5】 前記アレイコントローラのコマンド用イ
    ンタフェース部と接続するためのホストコンピュータ側
    の前記第1のインタフェース部として、ホストコンピュ
    ータが備えているプリンタ用のインタフェース部又はR
    S232Cインタフェース部を用いたことを特徴とする
    請求項3又は4に記載のデータサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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