JPH10326108A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH10326108A
JPH10326108A JP13629297A JP13629297A JPH10326108A JP H10326108 A JPH10326108 A JP H10326108A JP 13629297 A JP13629297 A JP 13629297A JP 13629297 A JP13629297 A JP 13629297A JP H10326108 A JPH10326108 A JP H10326108A
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Japan
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JP13629297A
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English (en)
Inventor
Takeshi Shimizu
剛 清水
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライフタイムを超える以前に新しいデバイス
と交換できるようにして誤動作や異常の発生の確率を低
くし、プラント運転の安全性、及び保守性を高めること
ができるプラント監視装置を提供する。 【解決手段】ライフタイム比較部16で、ライフタイム
の定まっている機器各々についての稼動累積時間と、動
作環境状態によりを補正して得た補正ライフタイムとを
比較し、稼動累積時間が補正ライフタイムに達したと判
定した機器について、アラーム出力部17より補正ライ
フタイム到来のアラームを通知する。これにより、該当
する機器の保守あるいは交換を行うようにし、ライフタ
イムを超えた使用により発生する誤動作や異常の発生を
未然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種産業用プラント
の監視に用いられるプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、産業用プラント装置では
ハードディスク、フロッピーディスク、バッテリ装置、
CRT表示装置、ファン等のライフタイムの定まった機
器が数多く使用されているが、誤動作や異常が発生した
時には、メーカーに調査依頼を行い、原因を究明して必
要な保守管理を行っている。異常監視は異常が発生した
時にオペレーターへ通知する、事後通知方式にとどまっ
ており、異常の発生を予測し、事前に異常発生を防止す
る対策を取る様にしたものは知られていない。
【0003】また、ライフタイムの定まった機器の交換
は、(1)ライフタイムを超過するまで使用されるか、
(2)異常を生じた結果交換されるか、または、(3)
作業員の経験、ノウハウによる人間系に頼る判断により
実施されている。
【0004】また、異常が起きた際、異常となった機器
はアラーム発生により確認できるが、プラント内のどの
場所に設置されている機器に異常が起きたかは、アラー
ム情報からは即時に判断し辛く、プラント装置の配置に
詳しい人に頼ることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラント監視装
置は上記のように誤動作や異常が発生してからその対策
に当たる事後通知方式がとられており、事前に異常の発
生の可能性の高い事態を察知し、異常が発生する前に対
策を取ることがなされていなかった。
【0006】定期点検時でのライフタイム未到達機器の
交換は作業員の経験による判断により実施されることが
多く、システムの安全性に問題があった。また、処置を
行う際、機器は特定できても、実際にどの場所にその機
器が配置されているのか分かりにくく、構内配置を把握
している人に頼らざるを得ない面を持っていた。
【0007】以上の様なところから、誤動作や異常が発
生してからその回復のために処置を完するまでに時間が
長くかかるという問題があった。ところで、誤動作や異
常の原因は全てライフタイムを超えたものに発生すると
いうわけではないが、そのうちの数十パーセントはライ
フタイムを超えて使用しているために発生することがわ
かっている。
【0008】従って、ライフタイムを超えない範囲でプ
ラント監視機器を使用するならば、誤動作や異常の発生
の確率を少なくすることができ、それだけ回復のための
労力や時間の節約ができることになる。
【0009】また、使用環境状態によりライフタイム一
杯まで使用しても差し支えないものと、非標準な使用環
境状態により通常のライフタイムよりも短期間で異常を
生じる可能性が高い機器が混在しているが、すべて同一
機器は単一のライフタイムにより交換が実施されてい
る。
【0010】この発明は、このような従来の技術的課題
を解決するためになされたものであって、プラント装置
に用いられる種々の機器のうちライフタイムの定まって
いる機器に対してその稼動累積時間と動作環境状態とを
個別に監視し、機器固有のライフタイムに対し環境情報
から補正をした補正ライフタイムに達した機器を見出し
た時には、事前にライフタイムに相当する時期が到来し
たことをオペレータに通知することによりライフタイム
を超える以前に新しいデバイスと交換できるようにして
誤動作や異常の発生の確率を低くする。また、機器に関
する情報の表示と、位置情報により点検時の速やかな交
換作業ができるようにし、プラント運転の安全性、及び
保守性を高めることができるプラント監視装置を提供す
ることを日的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ライフサイクルの定まっている
機器各々についてそのライフタイム情報を記憶するライ
フタイム記憶手段と、ライフタイムの定まっている機器
各々についての稼動状態を所定周期でチェックする稼動
チェック手段と、この稼動チェック手段が、稼働中と判
断した機器について稼動時間の積算を行う稼動時間積算
手段と、この稼動時間積算手段により得られた稼動積算
時間をライフタイムの定まっている機器毎に記憶する稼
動累積時間記憶手段と、ライフタイムの定まっている機
器各々について、稼動累積時間記憶部に記憶されている
機器毎の稼動累積時間と、ライフタイムを動作環境状態
により補正した補正ライフタイムとを比較し、稼動累積
時間が補正ライフタイムに達していないかどうか判定す
る比較手段と、この比較手段により、稼動累積時間が補
正ライフタイムに達していると判定した機器について、
補正ライフタイム到来のアラームを通知するアラーム出
力手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、ライフサイクルの定ま
っている機器各々についてそのライフタイム情報を記憶
するライフタイム記憶手段と、ライフタイムの定まって
いる機器各々についての稼動状態を所定周期でチェック
する稼動チェック手段と、この稼動チェック手段が、稼
働中と判断した機器について稼動時間の積算を行う稼動
時間積算手段と、この稼動時間積算手段により得られた
稼動積算時間をライフタイムの定まっている機器毎に記
憶する稼動累積時間記憶手段と、ライフタイムの定まっ
ている機器各々についての動作環境状態により補正して
機器毎の補正ライフタイムを得る手段と、稼動累積時間
記憶部に記憶されている機器毎の稼動累積時間と、この
手段により得られた機器毎の補正ライフタイムとを比較
し、稼動累積時間が補正ライフタイムに達していないか
どうか判定する比較手段と、この比較手段により、稼動
累積時間が補正ライフタイムに達していると判定した機
器について、補正ライフタイム到来のアラームを通知す
るアラーム出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】このような構成の請求項1または請求項2
の発明によれば、オペレータがそのアラーム出力を認識
することによって該当する機器の保守あるいは交換を行
うようにし、ライフタイムを超えた使用により発生する
誤動作や異常の発生を未然に防止することができる。
【0014】請求項3の発明は、ライフサイクルの定ま
っている機器各々についてそのライフタイム情報を記憶
するライフタイム記憶手段と、ライフタイムの定まって
いる機器各々についての稼動状態を所定周期でチェック
する稼動チェック手段と、この稼動チェック手段が、稼
働中と判断した機器について稼動時間の積算を行う稼動
時間積算手段と、この稼動時間積算により得られた稼動
積算時間をライフタイムの定まっている機器毎に記憶す
る稼動累積時間記憶手段と、ライフタイムの定まってい
る機器各々についてその機器に関する情報を記憶する機
器情報記憶手段と、ライフタイムの定まっている機器の
うち、稼動累積時間が、動作環境状態により補正した補
正ライフタイムに達していると判定した機器または次の
定期点検までに補正ライフタイムに到達すると判定した
機器について、その機器に関する情報を出力する機器情
報出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、ライフサイクルの定ま
っている機器各々についてそのライフタイム情報を記憶
するライフタイム記憶手段と、ライフタイムの定まって
いる機器各々についての稼動状態を所定周期でチェック
する稼動チェック手段と、この稼動チェック手段が稼働
中と判断した機器について稼動時間の積算を行う稼動時
間積算手段と、この稼動時間積算により得られた稼動積
算時間をライフタイムの定まっている機器毎に記憶する
稼動累積時間記憶手段と、ライフタイムの定まっている
機器各々についての動作環境状態を所定周期でチェッ
ク、動作環境状態によりライフタイムを補正して機器毎
の補正ライフタイムを得る手段と、ライフタイムの定ま
っている機器各々についてその機器に関する情報を記憶
する機器情報記憶手段と、ライフタイムの定まっている
機器のうち、稼動累積時間が補正ライフタイムに達して
いると判定した機器または次の定期点検までに補正ライ
フタイムに到達すると判定した機器について、その機器
に関する情報を出力する機器情報出力手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】このような構成の請求項3または請求項4
の発明によれば、アラーム発生時あるいは次の定期点検
のときまでに補正ライフタイムに達する機器を抽出した
とき等に、該当する機器の保守あるいは交換を、その機
器に関する情報例えば製造メーカ、交換機器の情報等を
もとに実施する事ができる。
【0017】請求項5の発明は、プラント設備のうち、
ライフサイクルの定まっている機器各々について、プラ
ント内での設置位置情報を記憶する機器配置記憶手段を
備えたことを特徴とする。
【0018】このような構成とすることにより、オペレ
ータは保持、交換が必要な機器の位置を迅速に確認する
ことができ、点検時において速やかな保持・交換作業が
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係るプラント監視装置の実施形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)この発明に係るプラント監視装置
の第1の実施の形態の構成を図1に示す。
【0020】この実施の形態に係るプラント監視装置は
ライフタイムの定まっている機器、例えば、ハードディ
スク1、バッテリ装置2、CRT表示装置3、ファン4
等について予めそのライフタイム情報をテーブル形式で
設定して記憶するライフタイムテーブル記憶部13を備
えている。
【0021】また、プラントの運転状態において、それ
らのライフタイムの定まっている機器各々に対してその
稼動状態、ON/OFF状態をチェックする稼動チェッ
ク部10と、チェックした結果稼働中と判定した機器に
対してその稼動時間の積算を行う稼動時間積算部11
と、積算された稼動積算時間をライフタイムの定まって
いる機器毎に記憶する稼動累積時間記憶部12とを備え
ている。
【0022】更に、ライフタイムの定まっている機器に
対してその環境状態、例えば温度、湿度、振動、粉塵な
どの情報を収集する動作環境チェック部14と、その環
境情報からライフタイム補正係数を計算する補正係数演
算部15とを備えている。
【0023】ここで、動作環境チェック部14は、温
度、湿度、振動、粉塵などの環境状態の情報収集を行う
が、ライフタイムの定まっている機器の種類毎に、ライ
フタイムに、より影響を与える特有の環境状態をチェッ
クするように構成すれば効果的である。例えば、ハード
ディスク1に対しては、振動やアクセス回数、バッテリ
装置2に対しては熱や充放電回数、CRT表示装置3に
対してはON/OFF回数、またファン4に対しては熱
などである。なお、ハードディスク1に対するアクセス
回数、バッテリ装置2の充放電回数、CRT表示装置3
のON/OFF回数については動作環境チェック部14
でこれらの機器を監視してその履歴を取っておき、それ
を所定周期毎にチェックするように構成すればよい。
【0024】また、稼動累積時間記憶部12に記憶され
ている機器毎の稼動累積時間を、ライフタイムテーブル
記憶部13に記憶されている該当するデバイス毎の補正
ライフタイムと比較し、稼動累積時間が補正ライフタイ
ムに達しているデバイスを見出すライフタイム比較部1
6、このライフタイム比較部16が見出したライフタイ
ムの近づいているデバイスに対してライフタイム到来ア
ラームを出力するためのアラーム出力部17を備えてい
る。
【0025】次に、この第1の実施形態の動作について
説明する。ライフタイムテーブル記憶部13は図2に示
すテーブル18において、デバイス19毎に、例えばハ
ードディスク(HDD)、バッテリ、CRT、ファン毎
にそのON/OFF状態を判定するための稼動条件24
を予め設定しておく。
【0026】なお、このライフタイムテーブル18に
は、各デバイス毎のライフタイム仕様を記憶するライフ
タイム記憶エリア20と、稼動累積時間記憶部12が書
込む稼動累積時間記憶エリア21と、ライフタイム補正
係数を書込む補正係数記憶エリア22と、ライフタイム
仕様と補正係数との積算で与えられる補正ライフタイム
を記憶する補正ライフタイム記憶エリア23が備えられ
ている。
【0027】図3のフローチヤートに示すように、プラ
ント監視が開始された際には、イニシャライズ処理が行
われる(ステップS1)。同時に、ライフタイムテーブ
ル記憶部13として固定記憶装置に記憶されているライ
フタイムテーブル18がRAM情報として読み出され
る。
【0028】続いて動作環境チェック部14は一定周期
として例えば1日毎に各デバイス毎にその環境情報を取
得し(ステップS2、3)、係数演算部がライフタイム
補正係数と、補正ライフタイムを算出し(ステップS
4)、ライフタイムテーブル18の補正係数エリア2
2、補正ライフタイム記憶エリア23に登録する(ステ
ップS5)。次に、一定周期として例えば1時間毎に、
稼動チェツク部10がライフタイムテーブル18のデバ
イス欄19に登録されているデバイス、即ち、ハードデ
ィスク1、バッテリ2、CRT表示装置3…毎にその稼
動条件エリア24に設定されている稼動条件に該当する
かどうかによってデバイスの動作中であるかどうかを判
断し(ステップS6)、動作中であれば、稼動時間積算
部11がそれまでの稼動累積時間に対して累積時間を更
新し、ライフタイムテーブル18の稼動累積時間エリア
23の該当するデバイスの欄に新たに稼動累積時間を登
録する(ステップS7)。
【0029】このようにして稼動累積時間、補正ライフ
タイムが更新された後、ライフタイム比較部16は稼動
累積時間が補正ライフタイムエリア23に設定した時間
以上になっていないかどうかを判断し、稼動累積時間が
設定値を超えているデバイスに対しては、アラーム出力
指令を与え、アラーム出力部17はアラーム通知を行う
(ステップS8、S9)。なお、このアラーム出力は、
オベレータ監視室におけるブザーのような警報を鳴動さ
せ、プリンタに出力させ、あるいはCRT表示装置に表
示させることによって行う。
【0030】以上のステップS2からステップS9は登
録デバイス毎に行われ、一定周期で固定記憶装置のライ
フタイムテーブル18に記憶され、稼動累積時間と補正
ライフタイムの更新を行う。
【0031】そしてアラームが出力されたデバイスに対
しては、オペレータがそのアラーム出力を認識し、ライ
フタイム情報から該当する機器の保守あるいは交換を行
う。 (第2の実施の形態)この第2の実施形態は、オペレー
タが機器情報出力部30に一覧出力を要求するものであ
る。
【0032】図1の機器情報出力部30はライフタイム
テーブル記憶部13の情報のうち、稼動累積時間21と
補正ライフタイム23から次の定期点検のときまでに補
正ライフタイム23に達する機器を判別し、該当する機
器を抽出し、該当する機器の詳細情報を機器詳細情報記
憶部31より参照し、機器詳細情報を一覧出力する。
【0033】例えば、ライフタイムテーブル18が図4
に示すような内容のライフタイムテーブル情報40で、
機器A、B、C、Dは各々定期点検サイクルが300時
間で登録された機器であるとする。機器情報出力部30
は機器A、Cが次の定期点検までに補正ライフタイムに
到達する機器として抽出し、図5に示すような機器情報
一覧表50として出力する。
【0034】この機器情報一覧表50には、機器A、C
についての製造メーカ、製造番号、配置場所等の詳細情
報が記載されているので、この情報をもとに機器A、C
の保守あるいは交換を実施することができる。
【0035】なお、上述のように次の定期点検までに補
正ライフタイムに到達する機器を抽出してこれらの機器
についての機器情報一覧表50を出力する代わりに、第
1の実施形態における方法により稼動累積時間が補正ラ
イフタイムに達している判定しライフタイム到来アラー
ム出力の対象となった機器について機器情報一覧表50
を出力するようにしてもよい。この場合はライフタイム
比較部16からアラーム出力部17に対してアラーム出
力指令を与えるときに、機器情報出力部30に対しても
アラーム出力の対象となった機器の情報を与えることに
より、機器情報出力部30は機器情報一覧表50を出力
する。
【0036】次に、機器の配置を示す情報を表示する場
合について説明する。この表示は、例えば、アラーム発
生時にそのアラーム出力の対象となった機器に対して行
うこともできるし、定期点検時において、次の定期点検
までに補正ライフタイムに到達する機器を抽出し、抽出
した機器について行うこともできる。
【0037】図6は機器Aにかかる機器配置情報の出力
例である。CRT画面60上にプラント配置図61を表
示し、プラント配置図61には例えば機器Aの配置箇所
が表示される。さらに詳細配置ウィンドウ62を開くこ
とにより、機器Aの詳細位置を確認することができる。
【0038】この実施の形態により、オペレータはある
いは定期点検時において、機器情報と機器配置情報から
保持、交換が必要な機器を確認し、手配等の作業を経験
値に頼ることなく実施することができる。
【0039】(第3の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては補正係数は一定周期にて環境情報を取得し再計
算しているが、環境の変化が一定であることが既知であ
る時は、各機器毎にライフタイムテーブルに固定値を登
録しておいてもよい。即ち、各機器毎に動作環境状態が
異なるためライフタイムの補正が必要であっても、個々
の機器の動作環境状態が日毎に変わるわけではなく、動
作環境状態がほぼ一定である場合は動作環境チェック部
14でチェックして係数演算部15で補正係数を算出す
るまでもなく、最初からライフタイムテーブルの補正係
数記憶エリア22、乃至補正ライフタイム記憶エリア2
3に固定値を登録しておけばよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によればライフ
タイムの定まっている機器毎にその稼動累積時間を求め
ておいて、補正ライフタイムと比較し、稼動累積時間が
補正ライフタイムに達した機器に対してはアラームを出
力するようにしているため、オペレータは単純にライフ
タイムから保守、交換が必要である機器を判別するので
はなく、動作環境条件も含めた、より機器固有のライフ
タイムを認識することができ、末然に誤動作や異常の発
生を防止することができるので、プラント運転の安全
性、信頼性を向上することができる。
【0041】また、機器に関する情報の出力により定期
点検時のチェック機器の把握ができ、作業員の経験によ
るばらつきをなくすことができるとともに、アラームが
発せれた時の準備、例えば予備品の準備などを実施する
ことが可能となる。さらには機器配置情報出力により保
守、点検時の作業効率の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るプラント監視装置の
構成を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態におけるライフタイムテーブ
ルの一例を示すテーブル図。
【図3】 第1の実施の形態の動作を示すフローチヤー
ト。
【図4】 第2の実施形態におけるライフタイムテーブ
ルの一例を示すテーブル図。
【図5】 第2の実施形態における機器情報一覧表出力
の例を示す図。
【図6】 第2の実施形態における機器配置出力の例を
示す図。
【符号の説明】
1…ハードディスク 2…バッテリ装置 3…CRT表示装置 4…ファン 10…稼動チェック部 11…稼動時間積算部 12…稼動累積時間記憶部 13…ライフタイムテーブル記憶部 14…動作環境チェック部 15…係数演算部 16…ライフタイム比較部 17…アラーム出力部 18…ライフタイムテーブル 19…デバイス欄 20…ライフタイム記憶エリア 21…稼動累積時間記憶エリア 22…補正係数記憶エリア 23…補正ライフタイム記憶エリア 24…稼動条件エリア 30…機器情報出力部 31…機器詳細情報記憶部 40…ライフタイムテーブル情報 50…機器情報一覧表 60…CRT画面 61…プラント配置図 62…詳細配置ウインドウ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライフサイクルの定まっている機器各々に
    ついてそのライフタイム情報を記憶するライフタイム記
    憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての稼
    動状態を所定周期でチェックする稼動チェック手段と、 この稼動チェック手段が、稼働中と判断した機器につい
    て稼動時間の積算を行う稼動時間積算手段と、 この稼動時間積算手段により得られた稼動積算時間を前
    記ライフタイムの定まっている機器毎に記憶する稼動累
    積時間記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々について、前
    記稼動累積時間記憶部に記憶されている稼動累積時間
    と、前記ライフタイムを動作環境状態により補正した補
    正ライフタイムとを比較し、稼動累積時間が補正ライフ
    タイムに達していないかどうか判定する比較手段と、 この比較手段により、稼動累積時間が補正ライフタイム
    に達していると判定した機器について、補正ライフタイ
    ム到来のアラームを通知するアラーム出力手段とを備え
    たことを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】ライフサイクルの定まっている機器各々に
    ついてそのライフタイム情報を記憶するライフタイム記
    憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての稼
    動状態を所定周期でチェックする稼動チェック手段と、 この稼動チェック手段が、稼働中と判断した機器につい
    て稼動時間の積算を行う稼動時間積算手段と、 この稼動時間積算手段により得られた稼動積算時間を前
    記ライフタイムの定まっている機器毎に記憶する稼動累
    積時間記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての動
    作環境状態を所定周期でチェックし、動作環境状態によ
    り前記ライフタイムを補正して機器毎の補正ライフタイ
    ムを得る手段と、 前記稼動累積時間記憶部に記憶されている機器毎の稼動
    累積時間とこの手段により得られた機器毎の補正ライフ
    タイムとを比較し、稼動累積時間が補正ライフタイムに
    達していないかどうか判定する比較手段と、 この比較手段により、稼動累積時間が補正ライフタイム
    に達していると判定した機器について、補正ライフタイ
    ム到来のアラームを通知するアラーム出力手段とを備え
    たことを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】ライフサイクルの定まっている機器各々に
    ついてそのライフタイム情報を記憶するライフタイム記
    憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての稼
    動状態を所定周期でチェックする稼動チェック手段と、 この稼動チェック手段が、稼働中と判断した機器につい
    て稼動時間の積算を行う稼動時間積算手段と、 この稼動時間積算により得られた稼動積算時間を前記ラ
    イフタイムの定まっている機器毎に記憶する稼動累積時
    間記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についてその
    機器に関する情報を記憶する機器情報記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器のうち、稼動累積
    時間が動作環境状態により補正した補正ライフタイムに
    達していると判定した機器または次の定期点検までに補
    正ライフタイムに到達すると判定した機器について、そ
    の機器に関する情報を出力する機器情報出力手段とを備
    えたことを特徴とするプラント監視装置。
  4. 【請求項4】ライフサイクルの定まっている機器各々に
    ついてそのライフタイム情報を記憶するライフタイム記
    憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての稼
    動状態を所定周期でチェックする稼動チェック手段と、 この稼動チェック手段が、稼働中と判断した機器につい
    て稼動時間の積算を行う稼動時間積算手段と、 この稼動時間積算により得られた稼動積算時間を前記ラ
    イフタイムの定まっている機器毎に記憶する稼動累積時
    間記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についての動
    作環境状態を所定周期でチェックし、動作環境状態によ
    り前記ライフタイムを補正して機器毎の補正ライフタイ
    ムを得る手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器各々についてその
    機器に関する情報を記憶する機器情報記憶手段と、 前記ライフタイムの定まっている機器のうち、稼動累積
    時間が補正ライフタイムに達していると判定した機器ま
    たは次の定期点検までに補正ライフタイムに到達すると
    判定した機器について、その機器に関する情報を出力す
    る機器情報出力手段とを備えたことを特徴とするプラン
    ト監視装置。
  5. 【請求項5】ライフサイクルの定まっている機器各々に
    ついて、プラント内での設置位置情報を記憶する機器配
    置記憶手段を備えたことを特徴とするプラント監視装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209283A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Toshiba Corp 遠隔監視制御システム
JP2005267241A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Toshiba Corp 運転データ管理装置および運転データ管理方法
WO2020017265A1 (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 オムロン株式会社 制御システム、監視装置および監視プログラム

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