JPH1032538A - 移動体通信方法および装置 - Google Patents

移動体通信方法および装置

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JPH1032538A
JPH1032538A JP8187090A JP18709096A JPH1032538A JP H1032538 A JPH1032538 A JP H1032538A JP 8187090 A JP8187090 A JP 8187090A JP 18709096 A JP18709096 A JP 18709096A JP H1032538 A JPH1032538 A JP H1032538A
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JP8187090A
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English (en)
Inventor
Masaaki Fukumoto
雅朗 福本
Noboru Sonehara
曽根原  登
Takeshi Kajii
健 梶井
Ken Tsutsuguchi
けん 筒口
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域通信手段なしに疑似ネットワークが形成
でき、システム価格の低減と電波の有効利用ができる移
動体通信方法及び装置を提供する。 【解決手段】 近傍とのみ通信できる微弱電波受信装置
RX1と微弱電波送信装置TX1を有する移動局を各移
動体に装備し、近傍の移動体の移動局から受けとった交
通情報メッセージや自ら発信すべき交通情報メッセージ
MS1を近傍の別の移動体の移動局に発信または中継送
信する。あるいは、近傍とのみ通信できる微弱電波受信
装置RX1と微弱電波送信装置TX1を各移動体または
固定局に装備し、近傍の移動体の移動局または固定局か
ら受けとった情報をメモリMM1に一時蓄積して、必要
な情報を表示装置DS1に表示すると共に、近傍の別の
移動体もしくは固定局が出現した時点でこの蓄積情報を
再送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広域通信手段を持
たずに疑似ネットワークを形成でき、システム価格の低
減と電波の有効利用を可能にする車両等の移動体におけ
る通信方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等の移動体からの通信手段として
は、無線機や携帯電話等が広く利用されている。
【0003】また、車両等の移動体に対して通信により
交通情報を提供する手段として、ATIS,VICS等
のシステムがある。
【0004】一方、近傍を走行する不特定多数の車両間
での意図の伝達方法としては、アイコンタクトやウイン
カーといった不十分な手段に頼らざるをえない状況にあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線機や携帯電話等の通信手段では、いずれも比較
的遠方の局と通信を行なう為、機器が大がかりになり、
無線チャンネルの不足などの問題が生じていた。
【0006】また、車両等に交通情報を提供する手段で
ある上記従来のATIS,VICS等のシステムでは、
インフラ整備が大変であり、提供情報に特定の道への流
入抑止等の運用側の意志が働く可能性があるという問題
があった。
【0007】一方、アイコンタクトやウインカーといっ
た不十分な手段に頼った、近傍を走行する不特定多数の
車両間での意図の伝達方法では、円滑なコミュニケーシ
ョンを確立するのが困難であるという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決し、広域通信
手段を持たずに疑似ネットワークを形成でき、システム
価格の低減と電波の有効利用を可能にする移動体通信方
法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による第1の発明の移動体通信方法は、複数
の移動体のそれぞれに近傍の移動体の移動局または近傍
の固定局との間で通信を行なう移動局を配置し、前記移
動局は、近傍の移動体の移動局または近傍の固定局から
受信した情報を近傍の他の移動体の移動局または近傍の
他の固定局に向けて発信することを特徴とする。
【0010】また、本発明による第2の発明の移動体通
信方法は、複数の移動体のそれぞれに近傍の移動体の移
動局または近傍の固定局との間で通信を行なう移動局を
配置し、前記移動局は、自らが発信すべき情報を近傍の
他の移動体の移動局または近傍の他の固定局に向けて発
信することを特徴とする。
【0011】上記の第1の発明では、第1の移動体の移
動局が、近傍の第2の移動体の移動局または近傍の第1
の固定局から受信した情報を蓄積し、第3の移動体が近
傍に接近した場合または自らが第2の固定局の近傍に接
近した場合に該第3の移動体の移動局または該第2の固
定局に向けて前記蓄積した情報を発信するのが、第2の
移動体の移動局または近傍の第1の固定局から情報を受
信した時点で、第3の移動体や第2の固定局が通信可能
範囲に存在しない状況に対応可能となる点で有効であ
る。
【0012】上記第2の発明において、自らが発信すべ
き情報が、移動体が現在まで通過してきた経路情報、該
経路上の平均速度、所要時間、混雑度合を1以上含む情
報であること、あるいは、上記第1の発明において、近
傍の移動体の移動局または近傍の固定局から受信した情
報が、ある移動体が現在まで通過してきた経路情報、該
経路上の平均速度、所要時間、混雑度合を1以上含む情
報であることは、実際の状況に即した交通情報が遅滞無
く、あるいは大域点的に得られる点で好適である。
【0013】また、本発明による第3の発明の移動体通
信方法は、複数の移動体のそれぞれに近傍の移動体の移
動局との間で通信を行なう移動局を配置し、ある移動体
の移動局から近傍の他の移動体もしくは不特定の移動体
群の移動局に向けて発信者もしくは宛先の識別情報と共
にメッセージを発信し、前記他の移動体もしくは不特定
の移動体群の移動局は受信した前記メッセージを前記発
信者もしくは宛先の識別情報と共に再生することを特徴
とする。
【0014】一方、本発明による第4の発明の移動体通
信装置は、近距離通信手段を有し、複数の移動体のそれ
ぞれに設置されて、近傍の他の移動体に設置された移動
局との間で該移動局から情報を受信しあるいは自ら発信
すべき情報または別の他の移動体の移動局から受信した
情報を発信または再送信する移動局を有することを特徴
とする。
【0015】また、本発明による第5の発明の移動体通
信装置は、近傍の移動局との近距離通信手段を有する固
定局と、近距離通信手段を有し、移動体に設置されて近
傍の前記固定局との間で該固定局から情報を受信しある
いは自ら発信すべき情報または他の移動体の移動局もし
くは他の固定局から受信した情報を発信または再送信す
る移動局と、を有することを特徴とする。
【0016】以上の第4、第5の発明において、それぞ
れの近距離通信手段は、近距離送信手段、近距離受信手
段のいずれか一方または双方を有するものであること
が、情報の流れが一方向伝達の場合や、相互伝達の場合
に対応して経済的なシステム構成を可能にする点で有効
である。
【0017】以上の移動体通信装置の発明において、移
動局は、近距離通信手段により受信した情報を蓄積する
蓄積手段と、前記蓄積した情報を表示する表示手段と、
を備えるのが、使用上好適である。
【0018】以上の移動体通信装置の発明において、移
動局は、現在時刻と現在位置の取得手段と、前記取得し
た現在時刻と現在位置をもとに現在までの走行経路、該
経路上の平均速度、所要時間、混雑度合を1以上含む交
通情報を作成して発信する情報発信手段と、を有するの
が、実際の状況に即した交通情報が遅滞無く、あるいは
大域点的に得られる点で好適である。
【0019】上記第4の発明において、移動局は、メッ
セージおよび発信者もしくは宛先の識別情報を入力する
ための入力手段と、前記入力されたメッセージを前記発
信者もしくは宛先の識別情報と共に発信する情報発信手
段と、他の移動局から受信したメッセージを発信者もし
くは宛先の識別情報と共に再生する再生手段を有するの
が、周囲の特定もしくは不特定の移動体間でのメッセー
ジ伝達、交換を可能にする点で好適である。
【0020】上記第5の発明において、固定局は、蓄積
手段を有して、移動局からの情報を収集し、または該収
集した情報を合成、編集して移動局に再送信し、または
自らが発信すべき情報を移動局に送信する独立型のもの
であるのが、地域に密着した情報を収集・合成して再配
分する場合等に好適である。
【0021】あるいは、上記第5の発明において、固定
局は、情報送信装置、情報受信装置、情報送受信装置の
1以上接続されたネットワークに接続されているのが、
メイル情報の配達や、情報到達の保証性を向上させる上
で有効である。
【0022】本発明では、例えば赤外線や微弱電波等の
近傍とのみ通信できる手段を有する移動局を各移動体に
装備し、近傍の移動体の移動局から受けとった情報を近
傍の別の移動体の移動局に中継送信することにより、あ
るいは、赤外線や微弱電波等の近傍とのみ通信できる手
段を各移動体および固定局に装備し、近傍の移動体また
は固定局から受けとった情報を一時蓄積するなどして、
近傍の別の移動体もしくは固定局にこの情報を再送信す
ることにより、広域通信手段を持たずに疑似ネットワー
クを形成し、システム価格の低減と電波の有効利用を行
なう。
【0023】また、本発明では、自らが発信すべき情報
もしくは他からの受信情報として、現在までに通過した
移動体の経路情報、該経路上の平均速度、所要時間、混
雑度合などの混雑状況を示す交通情報を作成、もしくは
蓄積しておき、近傍の別の移動体もしくは固定局にこの
情報を発信もしくは再送信すると共に、他の移動体から
の同様の情報を受けとり、表示や音声で再生することに
より、広域通信手段を持たずに大域的かつ実際の状況に
即した交通情報が得られるようにする。
【0024】さらに、本発明では、赤外線や微弱電波等
の近傍とのみ通信できる手段を各移動体に装備し、近傍
の特定もしくは不特定の移動体群に対して発信者もしく
は宛先の識別情報を付与したメッセージを送出し、近傍
の移動体がこのメッセージを識別情報と共に表示や音声
で再生することにより、広域通信手段を持たずに周囲の
特定もしくは不特定の移動体間でメッセージ伝達、交換
を行なうことを可能にする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施形態例として交通
混雑状況伝達システム及びメッセージ伝達システムを説
明する図であり、移動体における経路情報の収集とメイ
ル情報メッセージの発信の例を示している。
【0027】CR1は車両等の移動体であり、その内部
に、微弱電波送信装置TX1、微弱電波受信装置RX
1、アンテナAT1、メモリMM1、入力装置IP1、
表示装置DS1、及びGPS装置GP1、を備える。
【0028】移動体CR1は、走行中にGPS装置GP
1より現在位置および現在の時刻を収集しており、それ
をもとに現在までの走行軌跡(経路)とその経路上の平
均速度、所要時間、混雑度合等を交通情報メッセージM
S1としてメモリMM1に蓄積している。また、メモリ
MM1内には、入力装置IP1から入力された図示しな
い計算機宛のメイル情報メッセージMS6も蓄積されて
いる。
【0029】図2は本実施形態例のシステムの一部であ
って、ネットワークに接続された基地局からの情報受信
の例を示している。
【0030】BS10はネットワークに接続された基地
局であり、その内部に、微弱電波送信装置TX10、微
弱電波受信装置RX10、アンテナAT10を備える。
【0031】TS1は民間又は公共の交通情報収集シス
テム、GW1はゲートウェイ、NT1はネットワークで
ある。
【0032】CR2は移動体2であり、その内部に、微
弱電波送信装置TX2、微弱電波受信装置RX2、アン
テナAT2、メモリMM2、表示装置DS2、及びGP
S装置GP2、を備える。
【0033】交通情報収集システムTS1から発信され
た交通情報は、ネットワークNT1、ゲートウェイGW
1を通って基地局BS10に到達し、そこで交通情報メ
ッセージMS2としてアンテナAT10より発信され
る。基地局BS10は交差点やターミナル等、交通の要
所に設置されている。
【0034】基地局BS10から送信された交通情報メ
ッセージMS2は、付近を通りかかった車両CR2のア
ンテナAT2によって受信され、表示装置DS2に表示
されると共に、メモリMM2に蓄積される。
【0035】本実施形態例においては、微弱電波を用い
て近距離通信を行なっているが、赤外線や磁気結合、あ
るいは超音波等、他の(複数の)通信手段を用いること
も可能である。
【0036】図3は本実施形態例のシステムの一部であ
って、移動体同士のメッセージ交換の例を示している。
【0037】MS2−2は図2において受けとった交通
情報メッセージMS2を元にして、移動体CR2の走行
による経路と時間情報等を組み合わせた交通情報メッセ
ージである。
【0038】今、移動体CR1と移動体CR2が互いに
通信可能な距離に接近したとする。移動体CR2は自ら
保持している交通情報メッセージMS2−2を移動体C
R1に向けて発信し、移動体CR1は自ら保持している
交通情報メッセージMS1及び送信すべき計算機宛のメ
イル情報メッセージMS6を移動体CR2に向けて発信
する。
【0039】移動体CR2に受信された交通情報メッセ
ージMS1のうち、移動体CR2にとって重要な部分は
表示装置DS2に新着情報として表示される。同様に、
移動体CR1に受信された交通情報メッセージMS2−
2のうち、移動体CR1にとって重要な部分は表示装置
DS1に新着情報として表示される。
【0040】交通情報メッセージMS1及びMS2−2
は、それぞれのメモリMM1,MM2で融合され、より
広域かつ詳細な交通情報として組み立てられる。
【0041】図4は本実施形態例のシステムの一部であ
り、移動体と独立型の基地局とのメッセージ交換の例を
示している。
【0042】BS11は独立型の基地局であり、その内
部に、微弱電波送信装置TX11、微弱電波受信装置R
X11、メモリMM11、アンテナAT11を備える。
【0043】今、交通情報メッセージMS1およびメイ
ル情報メッセージMS6を保持した移動体CR2が基地
局BS11に接近してきたとする(図4(a))。移動
体CR2は交通情報メッセージMS1およびメイル情報
メッセージMS6を基地局BS11に向けて発信する。
基地局BS11は、これを受けてメモリMM11に蓄え
る。基地局BS11のメモリ容量は、移動体CR1のメ
モリ容量より大きく、大量のデータを蓄えることが可能
である。
【0044】基地局BS11に蓄えられた交通情報メッ
セージMS1およびメイル情報メッセージMS6は、他
の移動体CR3が通信可能圏内に進入して来た時に、そ
の移動体に向けて発信される(図4(b))。
【0045】このような独立型の基地局は、大容量のメ
モリを利用して、地域に密着した交通情報や、広域の情
報を収集・合成し、再配分することができる。
【0046】図5は本実施形態例のシステムの一部であ
って、ネットワークに接続された基地局を通じてメイル
情報が伝送される様子を示している。
【0047】BS12はネットワークに接続された基地
局であり、その内部に、微弱電波送信装置TX12、微
弱電波受信装置RX12、アンテナAT12を備える。
【0048】GW2及びGW3はゲートウェイ、NT2
はネットワーク、PC1はパソコンである。
【0049】今、メイル情報メッセージMS6を保持し
た移動体CR3が基地局BS12との通信可能圏内に進
入してきたとする。
【0050】メイル情報メッセージMS6は、移動体C
R3から基地局BS12に向けて発信され、ゲートウェ
イGW2、ネットワークNT2、ゲートウェイGW3を
経由してパソコンPC1に配達され、表示される。
【0051】本実施形態例のメッセージ伝達システム
は、本質的にデータの到達保証性はないが、到達率をで
きる限り上げる必要がある。また、移動体のメモリの有
効活用と、メッセージ交換の効率化も行なわねばならな
い。
【0052】実際には、同じ地域を走行している移動体
が多数存在するので、ある地域/経路の交通情報データ
は、最も最近のものに順次変更されていくことになる。
【0053】特に、日本のように常時渋滞を起こしてい
るような場合には、ある移動体の周囲には必ず別の移動
体が存在するので、実質的に有線系のネットワークと同
程度の高速、広範囲のメッセージ交換が可能となる。
【0054】交通情報メッセージの交換については、通
信相手の出発地および行き先情報を通信することで、相
手/自分にとって意味のある(と思われる)データだけ
を通信することができる。車両の場合、ナンバープレー
トが地域情報の補助として利用できるが、自動化する為
には、ナンバープレートの認識機構が必要である。
【0055】また、メイル情報の場合には、宛先の地域
方向へ進行している移動体に向けて送信することで、効
率的な配送が可能である。特に、有線系のネットワーク
に接続されている基地局への送信は、宛先が有線系であ
れば配達がほぼ保証されているので、以後の移動体間の
メッセージ交換は不要となり、メモリから抹消すること
が可能である。
【0056】図6は本実施形態例のシステムの一部であ
って、特定の移動体へのインスタントメッセージ伝送の
例を示している。
【0057】移動体CR4に設置された入力装置IP4
によって入力されたメッセージMS3は、付近を走行中
の移動体CR5に伝送され、その表示装置DS5上に表
示される。
【0058】通常、無線通信機や携帯電話を持つ以外に
車両同士の通信は不可能である。たとえ無線機や携帯電
話を持ったとしても、通りがかりの不特定の車両とデー
タ交換は困難である。
【0059】本実施形態例のシステムでは、ナンバーそ
の他の車両を特定できる情報をキー(発信者もしくは宛
先の識別情報)にして、通りがかりの車両間での短いメ
ッセージ交換が可能となる。交換されるメッセージの例
としては、「次のコンビニに入る」、「ちょっと入れ
て」、「止まらんかワレ」等がある。
【0060】移動体CR4と移動体CR5が互いに通信
可能な距離でない場合、他の移動体及び基地局が蓄積中
継を行なうこともあるが、インスタントなメッセージは
メイル情報と異なり、広域伝達の必要が殆どないので、
あまり長くは蓄積せず、すぐに消滅させるのが好都合で
ある。
【0061】図7は本実施形態例のシステムの一部であ
って、不特定多数の移動体群へのインスタントメッセー
ジ同報伝送を示している。
【0062】移動体CR4に設置された入力装置IP4
によって入力されたメッセージMS4は、付近を走行中
の移動体CR6,CR7,CR8に伝送され、それぞれ
の表示装置DS6,DS7,DS8上に表示される。こ
の場合にも、上記したナンバーその他の車両を特定でき
る情報を、キー(発信者もしくは宛先の識別情報)とし
てメッセージに付与するのが、メッセージの受信者側に
おいて発信者や宛先を識別することができ、好適であ
る。
【0063】移動体CR4と移動体CR8のように、互
いに通信可能な距離でない場合、他の移動体(図7の例
の場合、移動体CR6)及び基地局が蓄積中継を行なう
こともあるが、インスタントなメッセージはメイルと異
なり、広域伝達の必要がほとんどないので、あまり長く
は蓄積せず、すぐに消滅させるのが好都合である。
【0064】なお、以上のような、情報伝達、メッセー
ジ伝達においては、受信したメッセージや識別情報を音
声で再生することも有効である。また、以上の実施形態
例では、移動体に装備した移動局、および固定局である
基地局ともに、近距離通信手段として送信装置と受信装
置を備えて相互伝達型にシステムを構成する例を示した
が、それぞれの近距離通信手段が必要な機能に応じて送
信装置と受信装置のうち一方のみを備えて、情報伝達や
メッセージ伝達が一方的であるシステムを経済的に構成
することも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、次のような効果が得られる。
【0066】(1)広域通信手段を持たずに、疑似ネッ
トワークを形成することができ、システム価格の低減と
電波の有効利用を行なうことができる。
【0067】(2)広域通信手段を持たずに、大域的か
つ実際の状況に即した交通情報を得ることができる。
【0068】(3)広域通信手段を持たずに、周囲の特
定もしくは不特定の移動体間でメッセージ交換を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す交通混雑状況伝達
システムおよびメッセージ伝達システムを説明する図で
あって、移動体における経路情報の収集とメイル情報メ
ッセージの発信の例を示す図である。
【図2】上記実施形態例の同システムの一部を示す図で
あって、ネットワークに接続された基地局からの情報受
信の例を示す図である。
【図3】上記実施形態例の同システムの一部を示す図で
あって、移動体同士のメッセージ交換の例を示す図であ
る。
【図4】(a),(b)は、上記実施形態例の同システ
ムの一部を示す図であって、独立型の基地局とのメッセ
ージ交換の例を示す図である。
【図5】上記実施形態例の同システムの一部を示す図で
あって、ネットワークに接続された基地局を通じてのメ
イル情報伝送の例を示す図である。
【図6】上記実施形態例の同システムの一部を示す図で
あって、特定の移動体へのインスタントメッセージ伝送
の例を示す図である。
【図7】上記実施形態例の同システムの一部を示す図で
あって、不特定多数の移動体群へのインスタントメッセ
ージ同報伝送の例を示す図である。
【符号の説明】
AT1,2,10〜12…アンテナ CR1〜7…移動体 DS1,2,5〜8…表示装置 GP1,2…GPS装置 IP1,4…入力装置 MM1,2,11…メモリ MS1,2,2−2…交通情報メッセージ MS3,4…インスタントメッセージ MS6…メイル情報メッセージ RX1,2,10,11…微弱電波受信装置 TX1,2,10,11…微弱電波送信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒口 けん 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動体のそれぞれに近傍の移動体
    の移動局または近傍の固定局との間で通信を行なう移動
    局を配置し、 前記移動局は、近傍の移動体の移動局または近傍の固定
    局から受信した情報を近傍の他の移動体の移動局または
    近傍の他の固定局に向けて発信する、 ことを特徴とする移動体通信方法。
  2. 【請求項2】 複数の移動体のそれぞれに近傍の移動体
    の移動局または近傍の固定局との間で通信を行なう移動
    局を配置し、 前記移動局は、自らが発信すべき情報を近傍の他の移動
    体の移動局または近傍の他の固定局に向けて発信する、 ことを特徴とする移動体通信方法。
  3. 【請求項3】 第1の移動体の移動局が、近傍の第2の
    移動体の移動局または近傍の第1の固定局から受信した
    情報を蓄積し、第3の移動体が近傍に接近した場合また
    は自らが第2の固定局の近傍に接近した場合に該第3の
    移動体の移動局または該第2の固定局に向けて前記蓄積
    した情報を発信する、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信方法。
  4. 【請求項4】 自らが発信すべき情報は、 移動体が現在まで通過してきた経路情報、該経路上の平
    均速度、所要時間、混雑度合を1以上含む情報である、 ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信方法。
  5. 【請求項5】 近傍の移動体の移動局または近傍の固定
    局から受信した情報は、 ある移動体が現在まで通過してきた経路情報、該経路上
    の平均速度、所要時間、混雑度合を1以上含む情報であ
    る、 ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の移動
    体通信方法。
  6. 【請求項6】 複数の移動体のそれぞれに近傍の移動体
    の移動局との間で通信を行なう移動局を配置し、 ある移動体の移動局から近傍の他の移動体もしくは不特
    定の移動体群の移動局に向けて発信者もしくは宛先の識
    別情報と共にメッセージを発信し、 前記他の移動体もしくは不特定の移動体群の移動局は受
    信した前記メッセージを前記発信者もしくは宛先の識別
    情報と共に再生する、 ことを特徴とする移動体通信方法。
  7. 【請求項7】 近距離通信手段を有し、複数の移動体の
    それぞれに設置されて、近傍の他の移動体に設置された
    移動局との間で該移動局から情報を受信しあるいは自ら
    発信すべき情報または別の他の移動体の移動局から受信
    した情報を発信または再送信する移動局を、 有することを特徴とする移動体通信装置。
  8. 【請求項8】 近傍の移動局との近距離通信手段を有す
    る固定局と、 近距離通信手段を有し、移動体に設置されて近傍の前記
    固定局との間で該固定局から情報を受信しあるいは自ら
    発信すべき情報または他の移動体の移動局もしくは他の
    固定局から受信した情報を発信または再送信する移動局
    と、 を有することを特徴とする移動体通信装置。
  9. 【請求項9】 それぞれの近距離通信手段は、近距離送
    信手段、近距離受信手段のいずれか一方または双方を有
    するものである、 ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の移動
    体通信装置。
  10. 【請求項10】 移動局は、近距離通信手段により受信
    した情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積した情報を表
    示する表示手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項7から請求項9までのいずれか
    に記載の移動体通信装置。
  11. 【請求項11】 移動局は、現在時刻と現在位置の取得
    手段と、前記取得した現在時刻と現在位置をもとに現在
    までの走行経路、該経路上の平均速度、所要時間、混雑
    度合を1以上含む交通情報を作成して発信する情報発信
    手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項7から請求項10までのいずれ
    かに記載の移動体通信装置。
  12. 【請求項12】 移動局は、メッセージおよび発信者も
    しくは宛先の識別情報を入力するための入力手段と、前
    記入力されたメッセージを前記発信者もしくは宛先の識
    別情報と共に発信する情報発信手段と、他の移動局から
    受信したメッセージを発信者もしくは宛先の識別情報と
    共に再生する再生手段を有する、 ことを特徴とする請求項7に記載の移動体通信装置。
  13. 【請求項13】 固定局は、蓄積手段を有して、移動局
    からの情報を収集し、または該収集した情報を合成、編
    集して移動局に再送信し、または自らが発信すべき情報
    を移動局に送信する独立型のものである、 ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の移動
    体通信装置。
  14. 【請求項14】 固定局は、情報送信装置、情報受信装
    置、情報送受信装置の1以上接続されたネットワークに
    接続されている、 ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の移動
    体通信装置。
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