JPH1032475A - 負荷駆動回路 - Google Patents

負荷駆動回路

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JPH1032475A
JPH1032475A JP33197A JP33197A JPH1032475A JP H1032475 A JPH1032475 A JP H1032475A JP 33197 A JP33197 A JP 33197A JP 33197 A JP33197 A JP 33197A JP H1032475 A JPH1032475 A JP H1032475A
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淳一 永田
Junji Hayakawa
順二 早川
Hiroyuki Ban
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流検出作動を安定して行うとともに、温度
特性により電流制限を行う場合の精度が低下するのを防
止する。 【解決手段】 ドレインとゲートを共通接続した出力M
OSトランジスタ2と電流検出用MOSトランジスタ3
に対し、信号線L1、L2からそれぞれのゲートにゲー
ト電圧を供給し、負荷電流が過電流になり出力端子10
の電圧が上昇したとき、第1、第2のトランジスタ4、
5で構成されるカレントミラー回路100により信号線
L2から電流を引き込み、ゲート電圧を低下させて出力
MOSトランジスタ2の出力電流を制限する。また、第
2の信号線L2に挿入させたダイオード8により、トラ
ンジスタ4のベース−エミッタ間電圧と同一の電圧降下
を生じさせて、出力MOSトランジスタ2と電流検出用
MOSトランジスタ3のゲート−ソース間電圧を等しく
し、それらの動作点を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷を駆動する負
荷駆動回路に関し、特に負荷電流を所定電流に制限する
機能あるいは負荷電流が過電流になったときに過電流保
護を行う機能を備えた負荷駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷電流が過電流になったときに
負荷電流を制限する負荷駆動回路として、特開平5−3
27442号公報に示すものがある。このものにおいて
は、負荷に負荷電流を供給する出力MOSトランジスタ
に対し、ドレイン、ゲート端子が共通接続された電流検
出用MOSトランジスタが設けられている。また、電流
検出用トランジスタのソースに電流制御用のNPNトラ
ンジスタが設けられており、出力MOSトランジスタに
流れる負荷電流が過電流となったとき、NPNトランジ
スタにより出力MOSトランジスタと電流検出用MOS
トランジスタのゲート電圧を制御し、出力MOSトラン
ジスタに流れる電流を所定値に制限するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成においては、1つのNPNトランジスタにより過電
流時の電流制御を行っているため、その温度特性により
電流制限を行う場合の精度が低下するという問題があ
る。また、そのようなNPNトランジスタを介在させて
いることにより、出力MOSトランジスタと電流検出用
MOSトランジスタのゲート−ソース間電圧に差が生
じ、動作点がずれて、電流検出作動が不安定になるとい
う問題もある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みたもので、カレン
トミラー回路による電流検出を用いた新規な構成の負荷
駆動回路を提供することを目的とする。また、カレント
ミラー回路を用いた電流検出により、負荷電流を制限す
ることを目的とする。また、カレントミラー回路を用い
た電流検出により、負荷電流を断続制御することを目的
とする。
【0005】また、温度特性により電流制御の精度低下
を防止することを目的とする。さらに、出力トランジス
タと電流検出トランジスタの動作点を一致させて電流検
出作動を安定して行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、出力トランジスタに電流検出用トランジスタ
を並列接続し、出力トランジスタと電流検出用トランジ
スタの制御端子に抵抗を介して制御信号を供給し、また
第1、第2のトランジスタを有するカレントミラー回路
を設けて、電流検出用トランジスタを介して第1のトラ
ンジスタに流れる負荷電流の一部の電流に対し、所定の
割合となる電流が第2のトランジスタに流れるように
し、この第2のトランジスタに流れる電流により制御信
号の電圧レベルを変化させて、負荷電流を所定値に制限
するようにしたことを特徴としている。
【0007】カレントミラー回路では、カレントミラー
回路を構成する第1、第2のトランジスタの温度特性が
相殺されるため、温度変化に対し精度よく電流制限を行
うことができる。この場合、電流制限を過電流保護とし
て用いたり、負荷電流を定電流にする定電流制御に用い
ることができる。
【0008】また、出力トランジスタおよび電流検出用
トランジスタとしては、請求項2に記載の発明のよう
に、MOSトランジスタで構成することができる。な
お、そのMOSトランジスタをNチャンネル型のものと
した場合には、請求項3に記載の発明のように、第2の
トランジスタに流れる電流を、抵抗を有する信号線から
引き込むようにし、MOSトランジタをPチャンネル型
のものとした場合には、請求項4に記載の発明のよう
に、第2のトランジスタに流れる電流を抵抗を有する信
号線に流し込むように構成することができる。
【0009】従って、いずれの場合であっても、抵抗に
流れる電流により電圧変化が生じ、制御信号の電圧レベ
ルが変化して、負荷電流を所定値に制限することができ
る。カレントミラー回路としては、請求項5に記載の発
明のように、第1、第2のバイポーラトランジスタを有
して構成することができる。この場合、請求項6に記載
の発明のように、出力MOSトランジスタのゲートに制
御信号を供給する信号線に、第1のバイポーラトランジ
スタのベース−エミッタ間電圧と実質的に同一の電圧降
下を生じさせる電圧降下手段を設けるようにすれば、出
力MOSトランジスタと電流検出用MOSトランジスタ
のゲート−ソース間電圧を実質的に等しくすることがで
き、出力MOSトランジスタと電流検出用MOSトラン
ジスタの動作点を一致させて、電流検出作動を安定して
行うことができる。そのような電圧降下手段としては、
請求項7に記載の発明のように、PN接合により順方向
電圧を発生させる半導体素子を用いることができる。
【0010】また、カレントミラー回路としては、請求
項8に記載の発明のように、第1、第2のMOSトラン
ジスタを有して構成することができる。この場合、請求
項9に記載の発明のように、出力MOSトランジスタの
ゲートに制御信号を供給する信号線に、第1のMOSト
ランジスタのゲート−ソース間電圧と実質的に同一の電
圧降下を生じさせる電圧降下手段を設けるようにすれ
ば、出力MOSトランジスタと電流検出用MOSトラン
ジスタのゲート−ソース間電圧を実質的に等しくするこ
とができ、出力MOSトランジスタと電流検出用MOS
トランジスタの動作点を一致させて、電流検出作動を安
定して行うことができる。そのような電圧降下手段とし
ては、請求項10に記載の発明のように、ドレインとゲ
ートをショートした時のゲート−ソース間電圧により電
圧降下を生じさせるMOSトランジスタを用いることが
できる。
【0011】また、請求項11に記載の発明のように、
出力MOSトランジスタのオフ時に出力MOSトランジ
スタのゲートを放電させる手段を設ければ、請求項7又
は10に記載の発明のように電圧降下手段を構成する半
導体素子あるいはMOSトランジスタを用いた場合であ
っても、出力MOSトランジスタのゲートを放電させ
て、その作動を確実に行わせることができる。
【0012】さらに、請求項12に記載の発明において
は、第1、第2のトランジスタとともにカレントミラー
回路を構成する第3のトランジスタを設け、この第3の
トランジスタに流れる電流により、負荷電流が過電流に
なったことを検出すると出力トランジスタおよび電流検
出用トランジスタをオフさせ、この後、負荷電流が過電
流でなくなったことを検出すると出力トランジスタおよ
び電流検出用トランジスタをオンさせるさせるようにし
たことを特徴としている。
【0013】従って、負荷電流が過電流のときに出力ト
ランジスタをオフさせているので、過電流時の出力トラ
ンジスタの損失を低減することができる。この場合、請
求項13に記載の発明のように、過電流を検出してから
所定時間後に出力トランジスタおよび電流検出用トラン
ジスタをオフさせるようにすれば、負荷起動時の突入電
流を過電流として誤って出力トランジスタをオフさせる
のを防ぐことができる。
【0014】請求項14に記載の発明においては、電流
検出用トランジスタと直列接続され、電流検出用トラン
ジスタとともに出力トランジスタに対して並列接続され
る電流制御用トランジスタを有して、負荷電流を所定値
に制限する電流制限回路を設け、さらに電流制御用トラ
ンジスタの作動時に、電流検出用トランジスタの他端と
出力トランジスタの他端との間に生じる電圧と実質的に
同一の電圧降下を生じさせる電圧降下手段を、出力トラ
ンジスタの制御端子に制御信号を供給する信号線に設け
たことを特徴としている。
【0015】従って、出力トランジスタと電流検出用ト
ランジスタにおいて、制御端子と上記した他端間の制御
電圧を実質的に等しくすることができるため、出力トラ
ンジスタと電流検出用トランジスタの動作点を一致させ
て、電流検出作動を安定して行うことができる。なお、
電圧降下手段としては、請求項15に記載の発明のよう
に、PN接合により順方向電圧を発生させる半導体素子
を用いることができ、また請求項16に記載の発明のよ
うに、ドレインとゲートをショートした時のゲート−ソ
ース間電圧により電圧降下を生じさせるMOSトランジ
スタを用いることができる。
【0016】請求項17に記載の発明においては、出力
トランジスタに電流検出用トランジスタを並列接続し、
また第1、第2のトランジスタを有するカレントミラー
回路を設けて、第2のトランジスタに流れる電流に基づ
き出力トランジスタおよび電流検出用トランジスタへの
制御信号を変化させて出力トランジスタを過電流から保
護するようにしたことを特徴としている。
【0017】従って、第1、第2のトランジスタによる
カレントミラー回路を用いているため、温度変化に対し
精度よく過電流保護を行うことができる。請求項18に
記載の発明においては、出力トランジスタに電流検出用
トランジスタを並列接続し、また第1、第2のトランジ
スタを有するカレントミラー回路を設けて、第2のトラ
ンジスタに流れる電流により、負荷電流が過電流になっ
たことを検出すると出力トランジスタおよび電流検出用
トランジスタをオフさせ、この後、負荷電流が過電流で
なくなったことを検出すると出力トランジスタおよび電
流検出用トランジスタをオンさせるさせるようにしたこ
とを特徴としている。
【0018】従って、第1、第2のトランジスタによる
カレントミラー回路を用いているため、温度変化に対し
精度よく過電流保護を行うことができる。また、負荷電
流が過電流のときに出力トランジスタをオフさせている
ので、過電流時の出力トランジスタの損失を低減するこ
とができる。この場合、請求項19に記載の発明のよう
に、過電流を検出してから所定時間後に出力トランジス
タおよび電流検出用トランジスタをオフさせるようにす
れば、負荷起動時の突入電流を過電流として誤って出力
トランジスタをオフさせるのを防ぐことができる。
【0019】この場合、具体的には、請求項20に記載
の発明のように、出力MOSトランジスタおよび電流検
出用MOSトランジスタにゲート電圧を供給するゲート
駆動回路を制御して、出力MOSトランジスタおよび電
流検出用MOSトランジスタをオンオフさせることがで
きる。また、請求項21に記載の発明のように、第1、
第2のトランジスタとともにカレントミラー回路を構成
する第3のトランジスタを設けて、出力トランジスタに
流れる負荷電流を所定値に制限するようにすれば、過電
流時に出力トランジスタをオンオフさせる場合のオン期
間において電流制限が行われるため、出力トランジスタ
の発熱を低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1において、本実施形態にかかる負
荷駆動回路は、負荷1に負荷電流を供給する出力MOS
トランジスタ2と、この出力MOSトランジスタ2と並
列接続され、ドレイン、ゲートが出力MOSトランジス
タ2のドレイン、ゲートと接続された電流検出用MOS
トランジスタ3を備えている。
【0021】電流検出用MOSトランジスタ3のゲート
には、第1の信号線L1により、抵抗7を介して制御信
号としてのゲート電圧が入力される。また、抵抗7と電
流検出用MOSトランジスタ3の接続点から出力MOS
トランジスタ2のゲートに至る第2の信号線L2によ
り、ダイオード8を介して出力MOSトランジスタ2に
ゲート電圧が入力される。
【0022】電流検出用MOSトランジスタ3のソース
には、NPNトランジスタ4が接続されている。このN
PNトランジスタ4は、ベースおよびエミッタが共通接
続されたNPNトランジスタ5とともにカレントミラー
回路100を構成している。なお、NPNトランジスタ
5のコレクタは、第2の信号線L2に接続されており、
そのコレクタ電流により第2の信号線L2から電流を引
き込んで電流制限を行う。
【0023】NPNトランジスタ4、5のベースには、
定電流回路、抵抗、インダクタ等による構成される素子
6が接続されている。これは、リークやノイズをグラン
ドに逃がし、動作を安定させるために設けられている
が、それらが問題とならない場合には、削除することも
できる。また、第2の信号線L2には、抵抗9を有する
信号線が接続されている。これは、第2の信号線L2に
ダイオード8が挿入されているため、抵抗9を有する信
号線を設けない場合には、出力MOSトランジスタ2の
ゲートに蓄積された電荷を放電することができず、従っ
て、出力MOSトランジスタ2のゲートに蓄積された電
荷を放電するために設けられている。
【0024】なお、10、20は、この負荷駆動回路の
出力端子、接地端子であり、30、40は、この負荷駆
動回路の入力端子である。また、この負荷駆動回路に
は、出力MOSトランジスタ2と電流検出用MOSトラ
ンジスタ3のゲートを駆動するためのゲート駆動回路2
00が接続されている。このゲート駆動回路200は、
2つのスイッチング素子200a、200bと定電圧電
源回路200cを備えている。
【0025】上記構成においてその作動を説明する。負
荷1を駆動しない場合には、スイッチング素子200a
をオフ、200bをオンにする。このとき、出力MOS
トランジスタ2は、ゲート−ソース間電圧が0Vになる
ため、オフ状態となっており、負荷1には負荷電流を供
給しない。負荷1を駆動する場合には、スイッチング素
子200aをオン、200bをオフにする。このとき、
定電圧電源回路200cから抵抗7を介し電流検出用M
OSトランジスタ3のゲートにハイレベルのゲート電圧
が入力され、電流検出用MOSトランジスタ3がオン状
態になる。また、出力MOSトランジスタ2のゲートに
は、ダイオード8を介してハイレベルのゲート電圧が入
力され、出力MOSトランジスタ2は負荷1に負荷電流
を供給する。
【0026】この負荷駆動時において、負荷1がショー
トなど何らかの原因で低インピーダスになると、負荷電
流が通常動作電流よりも大きくなり、出力端子10の電
圧は上昇する。その結果、出力端子10の電圧が、NP
Nトランジスタ4にベース電流を供給できる電圧、すな
わちベース−エミッタ間順方向電圧以上になると、電流
検出用MOSトランジスタ3には、負荷電流の一部の電
流が流れる。
【0027】この電流は、NPNトランジスタ4、5に
より構成されるカレントミラー回路100によって、1
/n倍され、NPNトランジスタ5が、信号線L2から
電流を引き抜く。この電流により、抵抗7で電圧降下が
生じ、出力MOSトランジスタ2および電流検出用MO
Sトランジスタ3のゲート電圧が低下する。その結果、
出力MOSトランジスタ2のドレイン電流、すなわち負
荷電流が減少する。従って、負荷電流が所定値以上の過
電流になると、負荷電流を減少させるように制御するの
で、負荷電流は所定値に制限される。
【0028】なお、カレントミラー回路100の動作時
においては、NPNトランジスタ4のベース−エミッタ
間電圧分だけ電流検出用MOSトランジスタ3のソース
電位が上昇するが、信号線L2にはダイオード8が挿入
されているため、出力MOSトランジスタ2のゲート電
圧がその順方向電圧分だけ上昇している。従って、出力
MOSトランジスタ2と電流検出用MOSトランジスタ
3のゲート−ソース間電圧を同一にし、両MOSトラン
ジスタ2、3の動作点を一致させることができる。この
ことにより、出力MOSトランジスタ2と電流検出用M
OSトランジスタ3のドレイン電流の比を一定にして、
安定した電流検出を行うことができる。
【0029】なお、ダイオード8は、NPNトランジス
タ4のベース−エミッタ間電圧と等しい電圧を発生させ
るものであるため、PN接合を用いた順方向電圧を発生
させる他の手段、例えばベースとエミッタを共通にした
トランジスタあるいはベースとコレクタを共通にしたト
ランジスタを用いることもできる。また、NPNトラン
ジスタ4のベース−エミッタ間電圧と実質的に等しい電
圧降下を生じさせるものであれば他の手段を用いてもよ
い。
【0030】この第1実施形態において、出力MOSト
ランジスタ2と電流検出用MOSトランジスタ3が理想
的な特性を持つものとし、NPNトランジスタ4のベー
ス−エミッタ間の順方向電圧とダイオード8の順方向電
圧が等しいと考えると、入力端子30に電圧V1 を印加
し、出力端子10の電圧がNPNトランジスタ4のベー
ス−エミッタ間の順方向電圧Vf より十分大きい場合に
は、出力MOSトランジスタ2に流れる電流I1 とNP
Nトランジスタ4に流れる電流I2 の比を、ほぼm対1
とし、またNPNトランジスタ4に流れる電流I2 とN
PNトランジスタ5に流れる電流I3 の比をn対1とす
ると、出力MOSトランジスタ2のゲート−ソース間電
圧VGS1 は、数式1で表される。
【0031】
【数1】
【0032】なお、R7 は抵抗7の抵抗値である。一般
に、MOSトランジスタの飽和領域のドレイン電流Id
とゲート−ソース間電圧VGSは、数式2で表される。
【0033】
【数2】
【0034】なお、βO は定数、Wはチャネル幅、Lは
チャネル長、VT はしきい値電圧である。上記した数式
1、2から出力MOSトランジスタ2に流れる電流I1
は、数式3で表される。
【0035】
【数3】
【0036】出力MOSトランジスタ2の電流能力が負
荷電流に対し十分大きいとすると、数式4と考えてよい
ため、数式3は、数式5のように近似できる。
【0037】
【数4】
【0038】
【数5】
【0039】従って、負荷電流は、出力MOSトランジ
スタ2、電流検出用MOSトランジスタ3の電流比m、
NPNトランジスタ4、5のカレントミラー比n、入力
端子30の印加電圧V1 、ダイオード8の順方向電圧V
f に依存し、出力端子10の電圧には依存しない。半導
体集積回路においては、m、n、Vf を比較的精度よく
製造することが可能であるから、素子の特性ばらつきに
対して変動を受けにくく、安定した負荷電流が得られ
る。
【0040】また、抵抗7をトリミングするなどして抵
抗値の精度を向上させれば、安定した特性を実現するこ
とができる。図2に、ゲート駆動回路200の具体的構
成を示す。ゲート駆動回路200は、NPNトランジス
タ201〜203、抵抗204、ダイオード205〜2
09、ツェナーダイオード210、定電流回路211か
ら構成されている。
【0041】端子50の電圧がハイレベルのときには、
NPNトランジスタ201がオンするため、NPNトラ
ンジスタ202がオフし、NPNトランジスタ203が
オンする。従って、図1に示すスイッチング素子200
bがオンし、200aがオフする状態となる。このと
き、出力MOSトランジスタ2がオフするため、負荷電
流は流れない。
【0042】端子50の電圧がローレベルになると、N
PNトランジスタ201がオフするため、NPNトラン
ジスタ202がオンし、NPNトランジスタ203がオ
フする。従って、図1に示すスイッチング素子200b
がオフし、200aがオンする状態となり、出力MOS
トランジスタ2がオンして負荷電流を供給する。このと
き、N個のダイオード206〜209とツェナーダイオ
ード210により発生される電圧、NPNトランジスタ
202のベース−エミッタ間電圧、およびダイオード5
による順方向電圧により、入力端子30の電圧V1 は数
式6で表される。
【0043】
【数6】V1 =Vz +N・Vf −2Vf =Vz +(N−
2)・Vf 数式5と数式6から、出力MOSトランジスタ2に流れ
る電流I1 は、数式7で表される。
【0044】
【数7】
【0045】ここで、Vz は正の温度係数を持ち、Vf
は負の温度係数を持つため、この数式7における、Vz
+(N−3)・Vf の項は、Nの値を変更することによ
り、正の温度係数にも負の温度係数にもすることが可能
になる。従って、R7 やVT等の温度特性に従い、N値
を最適な値に設定すれば、負荷駆動回路の温度特性をほ
ぼキャンセルすることが可能になる。
【0046】なお、NPNトンジスタ202のベース電
圧を発生させる手段としては、上記したN個のダイオー
ド206〜209とツェナーダイオード210以外に、
複数個のダイオードを直列接続したもの、複数のツェナ
ーダイオードを直列接続したもの、複数のNチャンネル
もしくはPチャンネルのMOSトランジスタを直列接続
したもの、あるいは抵抗を用いることができる。 (第2実施形態)上記第1実施形態では、出力端子10
の電圧が、NPNトランジスタ4のベース−エミッタ間
電圧Vf 1段分より大きくなると電流制限を行うものを
示したが、負荷1によってはVf 1段分より高い電圧ま
で電流制限を行わないようにする場合もある。
【0047】そこで、電流検出用MOSトランジスタ3
のソースに接続するNPNトランジスタ4の代わりに、
図3に示すように、ベース・コレクタを共通接続したN
個のNPNトランジスタ4a、4b、…、4cを直列接
続したものを用いれば、出力端子10の電圧がVf N段
分の電圧になるまで電流制限を行わないようにすること
ができる。
【0048】この場合、電流検出用MOSトランジスタ
3のゲート−ソース間電圧と出力MOSトランジスタ2
のゲート−ソース間電圧を同一にするためには、ダイオ
ード8の代わりに、N個のダイオード8a、8b、…、
8cを直列接続したものを用いる。なお、N個のNPN
トランジスタ4a、4b、…、4c全体にて、特許請求
の範囲でいう第1のバイポーラトランジスタを構成して
いる。 (第3実施形態)上記した実施形態においては、Nチャ
ンネル型の出力MOSトランジスタ2を用いてローサイ
ドで負荷1を駆動するものを示したが、出力MOSトラ
ンジスタ2をPチャンネル型とし、ハイサイドで負荷1
を駆動するようにしてもよい。
【0049】この場合の構成を図4に示す。出力MOS
トランジスタ2および電流検出用MOSトランジスタ3
をPチャンネル型とし、カレントミラー回路に用いるバ
イポーラトランジスタ4、5をPNPトランジスタとし
ている。また、ハイサイド駆動としているため、図に示
すような電気結線としている。この実施形態における作
動は、図1に示すものと同様であるが、電流制限を行う
場合、PNPトランジスタ5に流れる電流をダイオード
8を介して抵抗7に流し込むようにしており、その電流
により抵抗7の端子電圧が上昇し、ゲート電圧が上昇す
るため、出力MOSトランジスタ2のドレイン電流が減
少する。 (第4実施形態)上記した種々の実施形態においては、
カレントミラー回路100をバイポーラトランジスタを
用いて構成するものを示したが、MOSトランジスタを
用いて構成してもよい。
【0050】この場合の構成を図5に示す。カレントミ
ラー回路100を第1、第2のMOSトランジスタ1
4、15で構成し、動作点を一致させるための電圧降下
手段を、ゲートとドレインが接続されたMOSトランジ
スタ18で構成している。この実施形態における作動
は、図1に示すものと同様である。但し、この実施形態
においては、出力端子10の電圧が第1のMOSトラン
ジスタ14のしきい値電圧より大きくなると電流制限を
行う。
【0051】なお、この実施形態においても、第2実施
形態と同様、第1のMOSトランジスタ14を複数個直
列接続して電流制限を行う電圧を高くしてもよく、また
第3実施形態のように、ハイサイドで負荷駆動を行うよ
うにしてもよい。 (第5実施形態)上述した種々の実施形態では、負荷電
流が過電流になったときに、出力MOSトランジスタ2
に流れる電流を一定値に制限するものを示したが、出力
MOSトランジスタ2には電流が常に流れ続けるため、
出力MOSトランジスタ2の損失が大きくなるという問
題がある。
【0052】そこで、本実施形態では、出力MOSトラ
ンジスタ2のドレイン電流を断続制御して、過電流に対
する保護を行うとともに出力MOSトランジスタ2での
損失を低減するようにしている。図6に本実施形態の具
体的な回路構成を示す。電流検出用MOSトランジスタ
3のソースに接続されたNPNトランジスタ4は、ベー
スおよびエミッタが共通接続されたNPNトランジスタ
21とカレントミラー回路300を構成しており、この
NPNトランジスタ21は定電流源22に接続されてい
る。
【0053】ここで、出力MOSトランジスタ2のドレ
イン電流I1 とNPNトランジスタ4に流れる電流の比
を、ほぼm対1とし、また第1のNPNトランジスタ4
に流れる電流とNPNトランジスタ21に流れる電流の
比をn' 対1とすると、NPNトランジスタ21に流れ
る電流は、I1 /m・n' となる。出力MOSトランジ
スタ2のドレイン電流が正常な電流値で、NPNトラン
ジスタ21に流れる電流が定電流源22の設定電流I11
以下のとき、すなわちI1/m・n' ≦I11のときに
は、PNPトランジスタ23はオフしている。
【0054】しかしながら、出力MOSトランジスタ2
のドレイン電流が過電流になると、NPNトランジスタ
21に流れる電流は、定電流源22の設定電流I11より
大きくなる、すなわちI1 /m・n' >I11になり、P
NPトランジスタ23はベース・エミッタ間が順バイア
スとなってオン動作する。その結果、PNPトランジス
タ23のコレクタ電流によりコンデンサ24が充電され
る。そして、コンデンサ24の端子電圧がヒステリシス
付きのコンパレータ26の基準電圧VO を越えると、コ
ンパレータ26のハイレベル出力により、ゲート駆動回
路200のスイッチング素子200aをオフ、スイッチ
ング素子200bをオンさせる。また、コンパレータ2
6のハイレベル出力によりコンパレータ26の基準電圧
がVO から、それより低い電圧VO ' (VO >VO ' )
に変化する。
【0055】従って、出力MOSトランジスタ2、電流
検出用MOSトランジスタ3はオフし、負荷電流は流れ
なくなる。また、PNPトランジスタ23のコレクタ電
流も流れなくなるため、コンデンサ24は定電流源25
により放電され、コンデンサ24の端子電圧は低下す
る。その端子電圧がコンパレータ26の低い方の基準電
圧VO ' より低下すると、コンパレータ26の出力がロ
ーレベルになり、ゲート駆動回路200のスイッチング
素子200aをオン、スイッチング素子200bをオフ
させる。その結果、出力MOSトランジスタ2のドレイ
ン電流が流れ始める。
【0056】上記した作動から分かるように、出力MO
Sトランジスタ2のドレイン電流が過電流になると、カ
レントミラー回路300におけるNPNトランジスタ2
1に流れる電流が増大する。そして、定電流源22、P
NPトランジスタ23、コンデンサ24、定電流源2
5、コンパレータ26にて構成される断続制御回路40
0は、コンデンサ24の充電時間経過後、ゲート駆動回
路200をオフ制御し、出力MOSトランジスタ2をオ
フさせる。この後、断続制御回路400は、コンデンサ
24の放電時間経過後、ゲート駆動回路200をオン制
御し、出力MOSトランジスタ2をオンさせる。このよ
うな作動を繰り返すことにより、出力MOSトランジス
タ2は断続制御され、出力MOSトランジスタ2での損
失は低減される。
【0057】なお、断続制御回路400において、コン
デンサ24および定電流源25による遅延回路を設けて
いるのは、負荷起動時に負荷1に突入電流が流れるが、
それを過電流と誤って出力MOSトランジスタ2をオフ
させるのを防ぐためである。すなわち、一定時間以上継
続して出力MOSトランジスタ2に大きな電流が流れた
ときに過電流として、出力MOSトランジスタ2を断続
制御するようにしている。
【0058】また、出力MOSトランジスタ2、電流検
出用MOSトランジスタ3がオンしているときに、ダイ
オード8に電流が流れないと、出力MOSトランジスタ
2と電流検出用MOSトランジスタ3のゲート−ソース
間電圧を同一にして、両MOSトランジスタ2、3の動
作点を一致させることができないため、本実施形態で
は、抵抗、定電流源等のインピーダンス素子27を設け
て、ダイオード8に電流が流れるようにしている。
【0059】次に、本実施形態におけるゲート駆動回路
200の構成について説明する。図7にその具体的な構
成を示す。図2に示す構成に対し、端子50とNPNト
ランジスタ201の間に、2つのNPNトランジスタ2
12、213と定電流源214が付加されている。この
構成によれば、端子50の電圧がハイレベルのとき、N
PNトランジスタ213がオン、NPNトランジスタ2
01がオフし、その結果、出力MOSトランジスタ2が
オンするようになっているため、出力MOSトランジス
タ2をオン、オフさせる端子50の電圧レベルが図2に
示すものとは逆になっている。
【0060】そして、NPNトランジスタ213がオン
して出力MOSトランジスタ2をオンさせる負荷駆動時
において、負荷電流が過電流になり断続制御回路400
のコンパレータ26の出力がハイレベルになると、NP
Nトランジスタ212がオンし、NPNトランジスタ2
13がオフして出力MOSトランジスタ2をオフさせ
る。 (第6実施形態)上記した第5実施形態では、出力MO
Sトランジスタ2に過電流が流れたとき出力MOSトラ
ンジスタ2を断続制御するものを示したが、出力MOS
トランジスタ2がオンしている期間においては過電流が
流れるため、出力MOSトランジスタ2が発熱する。
【0061】そこで、本実施形態では、出力MOSトラ
ンジスタ2がオンしている期間において、第1実施形態
に示すように電流制限を行うようにしている。図8に本
実施形態の具体的な回路構成を示す。電流検出用MOS
トランジスタ3のソースに接続されたNPNトランジス
タ4には、ベース、エミッタが共通接続されてカレント
ミラー回路500を構成するNPNトランジスタ5とN
PNトランジスタ21が設けられている。
【0062】断続制御回路400は、出力MOSトラン
ジスタ2のドレイン電流が例えば3Aになったときに、
出力MOSトランジスタ2を断続制御するように設定さ
れており、NPNトランジスタ5による電流制限は、出
力MOSトランジスタ2のドレイン電流が断続制御時の
設定電流より大きい例えば5Aになったときに作動する
ように設定されている。
【0063】従って、図9に示すように、負過電流が過
電流になったとき、出力MOSトランジスタ2のドレイ
ン電流I1 が3Aになった時点からt1 時間(コンデン
サ24による遅延時間)が経過するまで、ドレイン電流
1 を5Aに制限し、t1 時間経過後に出力MOSトラ
ンジスタ2をオフさせる作動を繰り返す。このことによ
り、断続制御回路400により出力MOSトランジスタ
2をオンオフさせる場合のオン期間において電流制限が
行われるため、出力MOSトランジスタ2の発熱を低減
することができる。
【0064】なお、この第6実施形態において、ゲート
駆動回路200は、図7に示すものを用いることができ
る。また、上記した第5、第6実施形態において、電流
制限を行う回路およびその他の構成について第2実施形
態から第4実施形態に示したのと同様のものを適用する
ことができる。例えば、図4の実施形態で示したよう
に、Pチャンネル型のMOSトランジスタとPNPトラ
ンジスタで構成するようにしてもよく、またNPNトラ
ンジスタ4、5、21、23およびダイオード8を全て
Nチャンネル型のMOSトランジスタで構成して図5に
示す実施形態のようにしてもよい。
【0065】また、第1乃至第4実施形態において、負
荷電流が過電流になったときに電流制限を行うものを示
したが、カレントミラー回路が動作する領域を通常の動
作領域とすれば、定電流で負荷を駆動する負荷駆動回路
とすることができる。さらに、上記した種々の実施形態
において、出力トランジスタ、電流検出用トランジスタ
をMOSトランジスタで構成するものを示したが、バイ
ポーラトランジスタで構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図2】図1中のゲート駆動回路200の詳細構成を示
した電気結線図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図7】図6中のゲート駆動回路200の詳細構成を示
した電気結線図である。
【図8】本発明の第6実施形態を示す負荷駆動回路の電
気結線図である。
【図9】本発明の第6実施形態の作動説明に供する説明
図である。
【符号の説明】
1…負荷、2…出力MOSトランジスタ、3…電流検出
用MOSトランジスタ、100、300、500…カレ
ントミラー回路、200…ゲート駆動回路、400…断
続制御回路。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷(1)に負荷電流を供給する出力ト
    ランジスタ(2)と、 この出力トランジスタと並列接続され、制御端子が前記
    出力トランジスタの制御端子に接続された電流検出用ト
    ランジスタ(3)と、 前記出力トランジスタと前記電流検出用トランジスタの
    制御端子に抵抗(7)を介して制御信号を供給する信号
    線(L1、L2)と、 前記電流検出用トランジスタと直列接続された第1のト
    ランジスタ(4、4a〜4c、14)と、この第1のト
    ランジスタとともにカレントミラー回路(100、50
    0)を構成する第2のトランジスタ(5、15)とを備
    え、 前記カレントミラー回路は、前記電流検出用トランジス
    タを介して前記第1のトランジスタに流れる前記負荷電
    流の一部の電流に対し、所定の割合となる電流が前記第
    2のトランジスタにより前記信号線に流れるように構成
    されたものであって、 前記信号線に流れる電流による前記抵抗の電圧変化にて
    前記制御信号の電圧レベルを変化させて、前記負荷電流
    を所定値に制限するようにしたことを特徴とする負荷駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 前記出力トランジスタは、出力MOSト
    ランジスタ(2)であり、前記電流検出用トランジスタ
    は電流検出用MOSトランジスタ(3)であって、それ
    ぞれのドレインとゲートが接続されており、前記電流検
    出用MOSトランジスタのソースに前記第1のトランジ
    スタが接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    の負荷駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記出力MOSトランジスタおよび前記
    電流検出用MOSトランジスタはNチャンネル型のもの
    であって、前記第2のトランジスタに流れる電流を前記
    信号線から引き込むように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の負荷駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記出力MOSトランジスタおよび前記
    電流検出用MOSトランジスタはPチャンネル型のもの
    であって、前記第2のトランジスタに流れる電流を前記
    信号線に流し込むように構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の負荷駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のトランジスタは、ベー
    スとエミッタが共通接続された第1、第2のバイポーラ
    トランジスタ(4、4a〜4c、5)であって、前記第
    1のバイポーラトランジスタ(4、4a〜4c)のコレ
    クタが前記電流検出用MOSトランジスタのソースに接
    続されるとともに前記共通接続されたベースに接続さ
    れ、前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタが前
    記出力MOSトランジスタのソースに接続されており、
    前記第2のバイポーラトランジスタ(5)のコレクタが
    前記信号線に接続されていることを特徴とする請求項2
    乃至4のいずれか1つに記載の負荷駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記信号線は、前記抵抗を介し前記電流
    検出用MOSトランジスタのゲートに前記制御信号を供
    給する第1の信号線(L1)と、前記電流検出用MOS
    トランジスタのゲートと前記抵抗との間の接続点から前
    記出力MOSトランジスタのゲートに前記制御信号を供
    給する第2の信号線(L2)を有し、前記第2の信号線
    に、前記第1のバイポーラトランジスタのベース−エミ
    ッタ間電圧と実質的に同一の電圧降下を生じさせる電圧
    降下手段(8、8a〜8c)を設けたことを特徴とする
    請求項5に記載の負荷駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧降下手段は、PN接合により順
    方向電圧を発生させる半導体素子(8、8a〜8c)で
    あることを特徴とする請求項6に記載の負荷駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2のトランジスタは、ゲー
    トとソースが共通接続された第1、第2のMOSトラン
    ジスタ(14、15)であって、前記第1のMOSトラ
    ンジスタのドレインが前記電流検出用MOSトランジス
    タのソースに接続されるとともに前記共通接続されたゲ
    ートに接続され、前記第1のMOSトランジスタのソー
    スが前記出力トランジスタのソースに接続されており、
    前記第2のMOSトランジスタのドレインが前記信号線
    に接続されていることを特徴とする請求項2乃至4のい
    ずれか1つに記載の負荷駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記信号線は、前記抵抗を介し前記電流
    検出用MOSトランジスタのゲートに前記制御信号を供
    給する第1の信号線(L1)と、前記電流検出用MOS
    トランジスタのゲートと前記抵抗との間の接続点から前
    記出力MOSトランジスタのゲートに前記制御信号を供
    給する第2の信号線(L2)を有し、前記第2の信号線
    に、前記第1のMOSトランジスタのゲート−ソース間
    電圧と実質的に同一の電圧降下を生じさせる電圧降下手
    段(18)を設けたことを特徴とする請求項8に記載の
    負荷駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記電圧降下手段は、MOSトランジ
    スタ(18)であって、そのゲート−ソース間電圧によ
    り前記電圧降下を生じさせることを特徴とする請求項9
    に記載の負荷駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記出力MOSトランジスタのオフ時
    に前記出力MOSトランジスタのゲートを放電させる手
    段(9、200b)を有することを特徴とする請求項7
    又は10に記載の負荷駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2のトランジスタとと
    もにカレントミラー回路(500)を構成する第3のト
    ランジスタ(21)と、 この第3のトランジスタに流れる電流により、前記負荷
    電流が過電流になったことを検出すると前記出力トラン
    ジスタおよび前記電流検出用トランジスタをオフさせ、
    この後、前記負荷電流が過電流でなくなったことを検出
    すると前記出力トランジスタおよび前記電流検出用トラ
    ンジスタをオンさせる断続制御回路(400)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記断続制御回路は、前記過電流を検
    出してから所定時間後に前記出力トランジスタおよび前
    記電流検出用トランジスタをオフさせる遅延回路(2
    4、25)を有することを特徴とする請求項12に記載
    の負荷駆動回路。
  14. 【請求項14】 制御端子と電流の入出力を行う一端、
    他端を有し、負荷(1)に負荷電流を供給する出力トラ
    ンジスタ(2)と、 制御端子と電流の入出力を行う一端、他端を有し、その
    一端が前記出力トランジスタの一端に接続された電流検
    出用トランジスタ(3)を備え、 前記出力トランジタおよび前記電流検出用トランジスタ
    は、それぞれの制御端子と他端間の制御電圧により電流
    供給動作を行うものであって、 前記電流検出用トランジスタの制御端子に抵抗(7)を
    介して制御信号を供給する第1の信号線(L1)と、 前記抵抗と前記電流検出用トランジスタの制御端子との
    間の接続点から前記出力トランジスタの制御端子に前記
    制御信号を供給する第2の信号線(L2)と、 前記電流検出用トランジスタと直列接続され前記電流検
    出用トランジスタとともに前記出力トランジスタに対し
    て並列接続される電流制御用トランジスタ(4、4a〜
    4c、14)を有し、前記負荷電流が所定値以上になっ
    たとき、前記電流制御用トランジスタは、前記電流検出
    用トランジスタに前記負荷電流の一部が検出電流として
    流れるように作動し、この電流制御用トランジスタの前
    記作動により前記制御信号の電圧レベルを変化させて、
    前記負荷電流を所定値に制限する電流制限回路(10
    0、500)と、 前記第2の信号線に設けられ、前記電流制御用トランジ
    スタの前記作動時に、前記電流検出用トランジスタの他
    端と前記出力トランジスタの他端との間に生じる電圧と
    実質的に同一の電圧降下を生じさせる電圧降下手段
    (8、8a〜8c、18)とを備えたことを特徴とする
    負荷駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記電流制御用トランジスタはバイポ
    ーラトランジスタ(4、4a〜4c)であって、前記電
    圧降下手段はPN接合により順方向電圧を発生させる半
    導体素子(8、8a〜8c)であることを特徴とする請
    求項14に記載の負荷駆動回路。
  16. 【請求項16】 前記電流制御用トランジスタはMOS
    トランジスタ(14)であって、前記電圧降下手段はゲ
    ート−ソース間電圧により前記電圧降下を生じさせるM
    OSトランジスタ(18)であることを特徴とする請求
    項14に記載の負荷駆動回路。
  17. 【請求項17】 負荷(1)に負荷電流を供給する出力
    トランジスタ(2)と、 この出力トランジスタと並列接続され、制御端子が前記
    出力トランジスタの制御端子に接続された電流検出用ト
    ランジスタ(3)と、 前記電流検出用トランジスタと直列接続された第1のト
    ランジスタ(4、4a〜4c、14)と、この第1のト
    ランジスタとともにカレントミラー回路(100、30
    0、500)を構成する第2のトランジスタ(5、1
    5、21)とを備え、 前記第2のトランジスタに流れる電流に基づき前記制御
    信号を変化させて前記出力トランジスタを過電流から保
    護するようにしたことを特徴とする負荷駆動回路。
  18. 【請求項18】 負荷(1)に負荷電流を供給する出力
    トランジスタ(2)と、 この出力トランジスタと並列接続され、制御端子が前記
    出力トランジスタの制御端子に接続された電流検出用ト
    ランジスタ(3)と、 前記電流検出用トランジスタと直列接続された第1のト
    ランジスタ(4)と、この第1のトランジスタとともに
    カレントミラー回路(300、500)を構成する第2
    のトランジスタ(21)と、 前記第2のトランジスタに流れる電流により、前記負荷
    電流が過電流になったことを検出すると前記出力トラン
    ジスタおよび前記電流検出用トランジスタをオフさせ、
    この後、前記負荷電流が過電流でなくなったことを検出
    すると前記出力トランジスタおよび前記電流検出用トラ
    ンジスタをオンさせる断続制御回路(400)とを備え
    たことを特徴とする負荷駆動回路。
  19. 【請求項19】 前記断続制御回路は、前記過電流を検
    出してから所定時間後に前記出力トランジスタおよび前
    記電流検出用トランジスタをオフさせる遅延回路(2
    4、25)を有することを特徴とする請求項18に記載
    の負荷駆動回路。
  20. 【請求項20】 前記出力トランジスタは、出力MOS
    トランジスタ(2)であり、前記電流検出用トランジス
    タは、前記出力MOSトランジスタとドレインおよびゲ
    ートが共通接続された電流検出用MOSトランジスタ
    (3)であって、 前記出力MOSトランジスタおよび電流検出用MOSト
    ランジスタにゲート電圧を供給するゲート駆動回路(2
    00)を備え、 前記断続制御回路は、前記ゲート駆動回路を制御して、
    前記出力MOSトランジスタおよび電流検出用MOSト
    ランジスタをオンオフさせることを特徴とする請求項1
    8又は19に記載の負荷駆動回路。
  21. 【請求項21】 前記第1、第2のトランジスタととも
    に前記カレントミラー回路(500)を構成する第3の
    トランジスタ(5)を備え、この第3のトランジスタに
    流れる電流に基づいて前記出力トランジスタに流れる負
    荷電流を所定値に制限するようにしたことを特徴とする
    請求項18乃至20のいずれか1つに記載の負荷駆動回
    路。
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