JPH10324595A - ガス供給用ノズル - Google Patents

ガス供給用ノズル

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JPH10324595A
JPH10324595A JP13263297A JP13263297A JPH10324595A JP H10324595 A JPH10324595 A JP H10324595A JP 13263297 A JP13263297 A JP 13263297A JP 13263297 A JP13263297 A JP 13263297A JP H10324595 A JPH10324595 A JP H10324595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas supply
nozzle
corrosion
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP13263297A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Hamada
吉文 濱田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスを行ってもガス供給孔の径を維
持できるガス供給用ノズルを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 処理容器内に処理ガスを供給する際に用
いられるガス供給用ノズルであって、ガス供給孔12が
設けられたノズル本体11と、このノズル本体11にお
ける少なくとも処理ガスと接触する領域に設けられた耐
腐食部13とを具備し、前記耐腐食部は、ノズル本体を
洗浄する際に用いる薬液に対して耐性を有する材料で構
成されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エピタキシャル成
長装置等の気相成長装置において処理ガスを供給する際
に用いられるガス供給用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】エピタキシャル成長装置等の気相成長装
置においては、処理ガスの処理容器内への導入は、処理
ガスを収容するタンクからガス供給管を介して処理容器
内に位置するガス供給用ノズルを経て行われる。通常、
このガス供給用ノズルは、石英で構成されている。
【0003】エピタキシャル成長等の気相成長処理を繰
り返し行うと、副生成物、例えばSi系ガスを使用する場
合には、Si生成物が徐々にガス供給用ノズルに付着す
る。このような副生成物がノズルに付着すると、ノズル
のガス供給用孔を徐々に塞ぐので、定期的に薬液により
ノズルに付着した副生成物を除去している。例えば、Si
生成物が付着している場合には、ノズルをHF溶液で洗浄
してSi生成物を除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
を薬液で洗浄すると、副生成物の除去とともに、ノズル
自体が薬液でエッチングされてしまう。このため、ノズ
ルのガス供給孔の径が大きくなってしまい、ガス導入の
際の流速が遅くなる。この結果、半導体ウエハ等の被処
理体表面に成長させる膜の膜厚均一性が損なわれる。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、メンテナンスを行ってもガス供給孔の径を維持で
きるガス供給用ノズルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を講じた。すなわち、本発明は、
処理容器内に処理ガスを供給する際に用いられるガス供
給用ノズルであって、ガス供給孔が設けられたノズル本
体と、このノズル本体における少なくとも処理ガスと接
触する領域に設けられた耐腐食部とを具備し、前記耐腐
食部は、ノズルを洗浄する際に用いる薬液に対して耐性
を有する材料で構成されていることを特徴とするガス供
給用ノズルを提供する。
【0007】この構成によれば、気相成長処理を繰り返
すことによりノズルに付着した副生成物を薬液で洗浄し
ても、副生成物のみが除去され、ガス供給孔の径は変わ
らない。このため、メンテナンス後においても、同じ条
件でガス供給を行うことができ、被処理体に形成する膜
の膜厚均一性が確保される。
【0008】本発明においては、耐腐食部がガス供給孔
近傍に設けられていることが好ましく、耐腐食部がSiC
で構成されていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のガス供給用ノズルが用いられるエピタキシャル成長装
置を示す概略図である。
【0010】図中1は処理容器である石英管を示す。石
英管1の外周には、高周波コイル2が配置されており、
石英管1を加熱することができるようになっている。ま
た、石英管1の底部には、サセプタ3が設置されてお
り、サセプタ3上には、被処理体である基板S が複数設
置されている。
【0011】石英管1のガス導入側には、ガス供給管4
a,4bが連結されており、図示しないガスタンクから
処理ガス1,2をガス供給管4a,4bを介して石英管
1内に導入できるように構成されている。また、ガス供
給管4a,4bには、それぞれガスの流量を計測するマ
スフローコントローラ5a,5bおよびガスの供給・停
止を行うバルブ6a,6bが取り付けられている
【0012】また、石英管1のガス排出側には、排気管
8が連結されており、排気管8は排気ガス処理装置7に
接続されている。これにより、石英管1内で処理された
後の排ガスは、排気管8を経て排気ガス処理装置7で処
理されるようになっている。
【0013】石英管1に連結されたガス供給管は、その
先端に図2に示すガス供給用ノズルを備えており、ガス
供給用ノズルは石英管1内に位置するように配置されて
いる。このガス供給用ノズルは、ノズル本体11と、ガ
スを通流するためのガス供給孔12と、少なくとも処理
ガスと接触する領域に設けられた耐腐食部とから主に構
成されている。
【0014】この耐腐食部は、ノズル本体を洗浄する際
に用いる薬液に対して耐性を有する材料で構成されてい
る。例えば、Si系ガスを用いるノズルに対しては、副生
成物がSi生成物となるので、ノズルを洗浄する際に用い
る薬液はHF溶液である。したがって、この場合には、HF
溶液に耐性を有するSiC 、テフロン等を用いる。
【0015】すなわち、耐腐食部を構成する材料は、処
理ガスに応じて決定される洗浄用の薬液に耐性を有する
ものであるので、処理に使用するガスに応じて、すなわ
ち薬液洗浄の際の薬液に応じて適宜選択することができ
る。
【0016】また、耐腐食部は、少なくとも処理ガスと
接触する領域に設けられていれば良く、特に、ガス供給
孔近傍に設けることが好ましい。この場合、図2(A)
に示すようにノズル本体全体が耐腐食部であっても良
く、図2(B)に示すようにノズル本体11のガス供給
孔12近傍に上記材料の被覆層13として設けても良
い。また、ノズル本体全体に上記材料の被覆層を形成し
ても良い。
【0017】上記構成を有するエピタキシャル成長装置
においては、ガス1,2がマスフローコントローラ5
a,5bで流量調整されてガス供給管4a,4bを介し
て石英管1内に導入され、ガス供給用ノズルを経てサセ
プタ3上に設置された基板S に供給される。このとき、
石英管1は高周波コイル2により所定の温度に加熱され
ている。このようにして、基板S 表面でエピタキシャル
成長が行われる。さらに、処理が終了した後の排気ガス
は、排気管8を介して排気ガス処理装置7で処理され
る。
【0018】このガス供給用ノズルにおいては、定期的
に薬液洗浄により副生成物除去作業を行っても、少なく
とも処理ガスと接触する領域、特にガス供給孔近傍に耐
腐食部を設けているので、ノズル本体がエッチングされ
ることがなく、ガス供給孔の径は維持される。このた
め、ガス供給の際のガス流速を一定に保つことができ
る。
【0019】ガス流速を一定に保つことができることに
より、成膜時の被処理体へのガスの流れが均一になり、
これにより被処理体表面における膜厚均一性が良好にな
る。その結果、被処理体に形成される素子の電気的特性
が安定することになる。
【0020】また、このように、上記構成のガス供給用
ノズルによれば、薬液洗浄によるメンテナンスにおい
て、エッチングされずに寸法が維持されるので、従来の
ように薬液によりエッチングされて寸法変化したときに
定期的に交換する必要がなく、半永久的に使用すること
ができる。
【0021】上記実施形態においては、本発明のガス供
給用ノズルをエピタキシャル成長装置に適用した場合に
ついて説明しているが、本発明は他の気相成長装置、例
えばCVD 装置、ドライエッチング装置等に適用すること
もできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガス供給用
ノズルは、ノズルを洗浄する際に用いる薬液に対して耐
性を有する材料で構成された耐腐食部を備えているの
で、メンテナンスを行ってもガス供給孔の径を維持で
き、条件を変えることなく、安定してガス供給を行うこ
とができる。これにより、長期間にわたって被処理体に
形成する膜の膜厚均一性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス供給用ノズルが用いられるエピタ
キシャル成長装置を示す概略図である。
【図2】(A)および(B)は本発明のガス供給用ノズ
ルを示す図である。
【符号の説明】
1…石英管、2…高周波コイル、3…サセプタ、4a,
4b…ガス供給管、5a,5b…マスフローコントロー
ラ、6a,6b…バルブ、7…排気ガス処理装置、8…
排気管、11…ノズル本体、12…ガス供給孔、13…
被覆層、S …基板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に処理ガスを供給する際に用
    いられるガス供給用ノズルであって、ガス供給孔が設け
    られたノズル本体と、このノズル本体における少なくと
    も処理ガスと接触する領域に設けられた耐腐食部とを具
    備し、前記耐腐食部は、ノズルを洗浄する際に用いる薬
    液に対して耐性を有する材料で構成されていることを特
    徴とするガス供給用ノズル。
  2. 【請求項2】 耐腐食部がガス供給孔近傍に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のガス供給用ノズ
    ル。
  3. 【請求項3】 耐腐食部がSiC で構成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス供給用
    ノズル。
JP13263297A 1997-05-22 1997-05-22 ガス供給用ノズル Pending JPH10324595A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13263297A JPH10324595A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 ガス供給用ノズル

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JP13263297A JPH10324595A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 ガス供給用ノズル

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JPH10324595A true JPH10324595A (ja) 1998-12-08

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