JPH10324577A - セラミックス接着用組成物および接着方法 - Google Patents
セラミックス接着用組成物および接着方法Info
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- JPH10324577A JPH10324577A JP9247258A JP24725897A JPH10324577A JP H10324577 A JPH10324577 A JP H10324577A JP 9247258 A JP9247258 A JP 9247258A JP 24725897 A JP24725897 A JP 24725897A JP H10324577 A JPH10324577 A JP H10324577A
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Abstract
量確保し、加熱処理によっても応力の発生が小さくかつ
強度等の耐久性を充分備えた接着を可能とする接着用組
成物および接着方法を提案する。 【解決手段】コーディエライト粉末とソーダ長石からな
る骨材にポリビニルアルコール、メチルセルロース、水
からなる結合成分を配合する。
Description
の酸性物を含む温度の高い燃焼排ガスやディーゼルエン
ジンの排気ガス中で使用されるとき安定した接着強度を
示すセラミックス接着用組成物とセラミックスの接着方
法に関する。
性、耐腐食性があり、古くから磁器や煉瓦として利用さ
れている。近年、特に省エネルギーや公害防止技術の開
発に有用な材料として構造材料用セラミックスの利用が
試みられているが、セラミックスで複雑な形状を作るこ
とが容易でないことから、接着剤で接合したいという強
い要求がある。たとえば特に強度を必要としない煉瓦の
目地材としてセメントモルタルなどが使われているが、
構造材料用には不適であり、高温における強度に加え
て、耐腐食性や耐久性、信頼性が要求されるようになっ
た。
ス用接着剤が開発され、市販もされているが、耐腐食
性、耐久性、信頼性については今のところ検討が不充分
であり開発の余地が多く残されている。
9(3),85〜91(昭和56年)に、代表的な無機
接着剤であるシリケート(ケイ酸塩)系とホスフェート
(リン酸塩)系についての解説がある。
6には、ケイ酸ナトリウムを主成分とするアルカリ金属
シリケートと無定形シリカ粉末をセラミックス骨材とと
もに用いることにより、厚さのある接着層を発泡などの
トラブルなく形成できることが示されている。
成物をコーディエライト部材の接合に使用すると、Na
2 O成分が高温でコーディエライト骨材と反応し変質し
て熱膨張係数が増大し接合層への亀裂の発生や高温使用
下での接合強度の低下をもたらすことがあることがわか
った。
の排気ガス中に含まれるカーボンを主成分とする微粒子
(パティキュレート)を除去するパティキュレートトラ
ップをコーディエライト質のセラミックス製フィルタを
用いて実現するため、セラミックス製フィルタ板の接着
に種々の接着剤の利用を試みた。その結果、従来のシリ
ケート系やホスフェート系の無機接着剤を使用する場
合、接着剤の熱膨張率が高いためコーディエライト質の
ような熱膨張率の低い部材を接合すると熱膨張率の差に
起因する残留応力や熱応力により使用中にクラックが発
生し、ひどい場合には破損することがわかった。このよ
うなクラックや破損が発生すると排気ガスからパティキ
ュレートを除去した浄化ガスに排気ガスが混入してフィ
ルタの役目を果たせない。
技術の前述の欠点を解消しようとするものであり、パテ
ィキュレートトラップに用いるセラミックス製フィルタ
板を接着するときに残留応力や熱応力の発生が小さく、
しかも接合時にスペーサ等を設けることなく隣り合うセ
ラミックス部材の合わせ目の両面の距離を所定量にで
き、さらに耐酸、耐水蒸気、耐久性と充分な強度のある
セラミックス接着用組成物およびこれを用いるセラミッ
クスの接着方法の提供を目的とする。
ラミックス骨材好ましくは被接着セラミックスと同様の
熱膨張率を有するセラミックス骨材に対して、ポリビニ
ルアルコールとセルロースエーテルを主成分とする有機
バインダと水からなる結合成分が配合されていることを
特徴とする接着用組成物、および、隣り合うセラミック
ス部材の合わせ目に、ポリビニルアルコールとセルロー
スエーテルを主成分とする有機バインダと水からなる結
合成分とセラミックス骨材好ましくは該セラミックス骨
材と同様の熱膨張率を有するセラミックス骨材を配合せ
しめた接着用組成物を配置し、1100℃以上に加熱処
理することを特徴とするセラミックスの接着方法、を提
供する。
クス骨材の材質は特に限定されないが、接着に供される
被接着セラミックス部材と基本的には同様の熱膨張率を
有するものを選択することが好ましい。ここで同様の熱
膨張率とは、セラミックス同士の熱膨張率の差が常温か
ら概ね1200℃までにおいて1×10-6以下のものを
いう。したがって、セラミックス部材と骨材との材質に
違いがあってもよいが、反応による変質層を生じないた
めには同じ材質からなるものが望ましい。
質コーディエライト部材の接合を目的として開発された
ものであることからみて、望ましい態様としての骨材は
コーディエライト組成の粉末である。
を主成分とするものである場合、焼結性を促進せしめる
うえでその一部に長石類を配合せしめておくことが有効
である。すなわち、本発明の好ましい態様の1つは、接
着用組成物におけるセラミックス骨材として、長石類を
含むコーディエライト粉末を使用することである。
ム、カリウム、バリウムのアルミノケイ酸塩鉱物であれ
ばいずれも使用できるが、なかでもナトリウム長石は溶
融点が最も低いため、熱処理温度を低くできるなどのた
め最適である。
トと長石類の好ましい割合は、重量%(以下本明細書で
は特記ないかぎり、%は全て重量%を意味する。)で、
前者98〜70%に対し後者2〜30%である。長石類
が多すぎると熱膨張率の差が大きくなり、発生する熱応
力が増大して機械的特性が劣化することとなるし、少な
すぎてもコーディエライトの焼結が促進されず、接合強
度がでないなどコーディエライトとの関係で充分な接合
特性を発揮しにくい。
シュ以下として配合するのが好ましく、望ましくは10
0メッシュ以下として配合する。粒度が大きすぎると焼
成時に緻密化しにくいため接合強度がでない恐れがあ
り、さらにはペースト状の接着組成物が、多孔質のセラ
ミックス部材の孔部分に入りにくいため界面が弱くな
り、発現する接合強度が低下することなどがある。
に対し、所定の結合成分を含むものであり、この結合成
分は本質的にポリビニルアルコールとセルロースエーテ
ルを主成分とする有機バインダと水からなる。
が、後述するように適当な粘性をもつペースト状として
被接着セラミックス部材間にある程度の厚みをもって介
在せしめうるものとして好ましく使用されるものであ
り、セラミックス骨材に配合し厚みの制御と空間形成を
可能にするとともに、高温での接合またはその後の使用
下においてセラミックス部材の変質、劣化に何ら影響も
与えることはない。
ては、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースなどが一般的であり、なかでもメチ
ルセルロースが最適である。
ましい態様は、ポリビニルアルコールが1〜13%、セ
ルロースエーテル1〜12%、水75〜98%からな
る。これは、後述するようにこの結合成分とセラミック
ス骨材との配合割合も考慮すると次のような理由によ
る。
向に広がって流れてしまい充分な接着層の厚さを確保す
ることが困難となり、少なすぎてもペースト状の接着用
組成物が著しく高粘性となり、セラミックス部材の孔に
入ることが困難となり、接合界面が剥離しやすく接合強
度が不足することがあるなどのためである。
水分が少ない場合にはペースト状の接着用組成物の粘性
が増粘し、しかも硬くなるため、流動性が低下し、接合
界面での剥離が発生しやすくなることがあり、一方少な
すぎても特に水分が多いような場合には接着物の強度が
不足するため充分な保形性が得られないことがあるため
である。
着用組成物の混練が困難となり、分散性の低下による不
均一のため、充分な接合特性が得られず、一方少なすぎ
ても接着用組成物の粘性が低く、所定の接着用組成物の
厚みの形成が困難となることがある。なお、これらの結
合成分中に他の有機質バインダ等を目的を損わない程度
さらに添加してもよい。
ミックス骨材と結合成分からなるものであるが、これら
の配合割合としては、前者を55〜90%、後者を45
〜10%とすることが好ましく、前者60〜80%、後
者40〜20%が特に好ましい。
の接着用組成物の粘性が著しく高くなり、多孔質セラミ
ックスに入りにくくなり、接合界面の剥離が生じやすく
なることがあり、一方少なすぎてもセラミックス部材に
対する濡れ性を改善しようとして含水量を多くした場
合、接着用組成物が水平方向に広がって流れてしまい厚
さが薄くなることなどがある。
同士それも多孔質のセラミックス部材同士をある程度の
厚みを備えた接着層として介在せしめて接合できるもの
とすることが望ましく、組成物としての好ましい態様で
は、保形性を維持したまま多孔質セラミックスにある程
度入り込みうるための適切な粘度として常温で剪断速度
10sec-1において、103 〜106 ポアズの粘性を
備えたものとする。このような組成物は、多孔質セラミ
ックス部材の平均気孔径5〜40μm、見掛気孔率が2
5%以上であっても有利な接合を可能とする。
ては、前記した接着用組成物をコーディエライト質など
のセラミックス部材の間の合わせ目に配置し、硬化せし
めればよいのであるが、望ましくは1100℃以上にな
るまで加熱処理することにより強固な接合体を形成でき
る。加熱処理温度が低すぎるとセラミックス骨材の焼結
がほとんど進まないため、セラミックス骨材が単に物理
的に接触しているだけで、強固な接合力が得られず、接
合強度が充分発揮されない。なお、隣り合う被接着セラ
ミックス部材が多孔質のコーディエライト質からなるも
のであり、セラミックス部材としてもコーディエライト
質の粉末を使う好ましい態様においても望ましい加熱処
理温度は1150℃以上である。
合うセラミックス部材の合わせ目の両面の間隔を0.5
〜5mmとする。これは0.5mm以上とすることによ
りパティキュレートトラップとして用いるときセラミッ
クス製フィルタ上へ付着堆積したパティキュレートを空
気で逆洗して除去することが容易になるなどの点で有利
であり、一方5mm以上とすることは接着物中の水分を
乾燥させるために長時間を要し、生産性が低下すること
の他に単位体積中の排気ガスろ過面積が小さくなるた
め、同一流量の排気ガスを処理するための装置を大きく
する必要があり、不経済となるなどの点で不適当である
からである。
ラミックス接着用組成物を押出し成形等の方法によりあ
らかじめシート状に成形したものを隣り合うセラミック
ス部材の合わせ目に配置する。これはセラミックス部材
間に所定の均一な隙間を形成できる他、接着剤の塗布時
間を短縮して接合工程の生産性を上げるなどの点で有利
であるからである。
は必ずしも明確でないが、接着用組成物中のセラミック
ス骨材が熱処理過程で焼結することにより接着力が生ず
るものと考えられる。また残留応力や発生する熱応力が
小さいのは、被接着物であるセラミックス部材と接着用
組成物中のセラミックス骨材が同様の熱膨張率をもつも
のであることによる。また接着用組成物の厚さを制御で
きるのは、ポリビニルアルコールが主として結合剤とし
ての、またメチルセルロースなどのセルロースエーテル
が繊維状のからみによる空間形成剤のような効果を生ず
るものと考えられる。
コーディエライト粉末87部からなるセラミックス骨材
72.5部に対してポリビニルアルコールを1.5部、
メチルセルロースを3.0部、残部を水からなる結合成
分を27.5部を添加し、これを市販の万能ミキサーで
15分間混練しセラミックス接着用組成物を調製した。
なお、組成物の粘性は常温で剪断速度10sec-1にお
いて105 ポアズであった。
孔径約15μmからなる試験片サイズ50×50×5m
mのコーディエライト平板の片面に厚さ1.5mm位に
塗布しその上にセラミックス接着用組成物を塗布してい
ない同一サイズのコーディエライト平板を手で加圧しな
がらセットしサンプルとする。このサンプルを80℃で
10時間乾燥させた後、この組成物サンプルを大気中で
昇温速度毎時200℃で1150℃まで昇温し、そこで
3時間保持のあと炉冷した。接着用組成物の効果を評価
するためサンプルを500℃から水中投下しこれを10
回繰り返してサンプル外観を目視および顕微鏡で観察し
たところ、クラックや破損のないことを確認した。
ルアルコール2.7部、メチルセルロース5.4部、水
91.9部に変更して同様に実験を行ったところ、この
場合にもクラックや破損のないことを確認した。
ルアルコール6.0部、メチルセルロース5.0部、水
89.0部に変え、さらに結合成分を30部とし、また
セラミックス骨材中のソーダ長石を13部、熱処理温度
を1180℃に変更して塗布厚みを2.5mmとし同様
の実験を行ったところ、この場合にもクラックや破損の
ないことを確認した。
ルは、そのままとしメチルセルロースを2.0部、水を
92.0部に変更して(塗布厚みを2.0mm)同様の
実験を行ったところ、この場合にもクラックや破損のな
いことを確認した。
ルアルコール9.5部、メチルセルロース4.8部、水
85.7部に変え、さらに結合成分を34部とし、また
セラミックス骨材中のソーダ長石を5部、熱処理温度を
1200℃に変更して同様の実験を行ったところ、この
場合にもクラックや破損のないことを確認した。
のソーダ長石を9部にして同様の実験を行ったところ、
この場合にもクラックや破損のないことを確認した。
のソーダ長石を13部にして同様の実験を行ったとこ
ろ、この場合にもクラックや破損のないことを確認し
た。
のソーダ長石の半分を灰長石にし、熱処理温度を130
0℃に変えて同様の実験を行ったところ、この場合にも
クラックや破損のないことを確認した。
ルアルコール11.5部、メチルセルロース9.0部、
水79.5部とし結合成分を15部に、さらにソーダ長
石を20部、熱処理温度を1250℃に変更して(塗布
厚みを3.0mm)同様に実験を行ったところ、この場
合にもクラックや破損のないことを確認した。
ニルアルコールを15部、メチルセルロースを7.0
部、水を78.0部とし結合成分を13部に変更して同
様の実験を行ったところ、この場合にもクラックや破損
のないことを確認した。
ニルアルコールを20部、メチルセルロースを3.0
部、水を77.0部とし結合成分を13部に変更して
(塗布厚みを3.5mm)同様の実験を行ったところ、
この場合にもクラックや破損のないことを確認した。
ダ長石9部、コーディエライト粉末91部からなるセラ
ミックス骨材82部に対して、ポリビニルアルコール
9.1部、メチルセルロース9.1部、残部を水からな
る結合成分を18部添加し、これを加圧型ニーダで30
分間混練しセラミックス接着用組成物を調製した。な
お、組成物の粘性は常温で剪断速度10sec-1におい
て106 ポアズであった。
mからなる2軸押出成形材に入れ、スクリュー回転数2
5rpmで幅15mm、厚さ2mmのシートを押出し
た。このシートを長さ約100mmに切断して接合用シ
ートを準備した。次にこのシートを気孔率35%、平均
気孔径10μmからなる試験片サイズ15×100×7
mmのコーディエライト平板2枚の間にセットし、手で
加圧してサンプルとする。このサンプルを80℃で10
時間乾燥させた後、このサンプルを大気中で昇温速度毎
時200℃で1250℃まで昇温し、そこで4時間保持
のあと炉冷した。効果を評価するためサンプルを500
℃から水中投下しこれを10回繰り返してサンプル外観
を目視および顕微鏡で観察したところ、クラックや破損
のないことを確認した。
ビニルアルコール8部、メチルセルロース13部、水8
9部に変更して同様に実験を行ったところ、この場合に
もクラックや破損のないことを確認した。
をケイ酸ソーダ40部、セラミックス骨材を60部とし
て同様の実験を行ったところ、水中投下1回目でクラッ
クが入り、10回目ではクラックから破損が観察され
た。
温度を1000℃にして同様の実験を行ったところ水中
投下1回目でクラックが入り、10回目ではクラックか
ら破損が観察された。
ニルアルコール単独、またはメチルセルロース単独で接
着を試みたが接着剤厚みをうまく制御できなかった。
耐酸、耐水蒸気、耐久性と充分な強度をもたらすととも
に、結合成分としてのほどよい粘性が、隣り合うセラミ
ックス部材の合わせ目の両面の距離を確保できるためス
ペーサの使用が不要になり生産性が向上する、優れた効
果を有する。また、セラミックス部材と同様の熱膨張率
をもつセラミックス骨材を使用するときは、セラミック
ス部材が使用される高温時、熱サイクルの環境下におい
て残量応力や熱応力の発生を著しく低減でき信頼性や耐
久性が向上する、優れた効果を有する。
Claims (13)
- 【請求項1】セラミックス骨材に対してポリビニルアル
コールとセルロースエーテルを主成分とする有機バイン
ダと水からなる結合成分が配合されていることを特徴と
するセラミックス接着用組成物。 - 【請求項2】被接着セラミックスと同様の熱膨張率を有
するセラミックス骨材に対して、ポリビニルアルコール
とセルロースエーテルを主成分とする有機バインダと水
からなる結合成分が配合されている、請求項1記載のセ
ラミックス接着用組成物。 - 【請求項3】セルロースエーテルがメチルセルロースで
ある、請求項1または2記載のセラミックス接着用組成
物。 - 【請求項4】セラミックス骨材がコーディエライト粉末
を主成分としかつ長石類を含むものである、請求項1、
2または3記載のセラミックス接着用組成物。 - 【請求項5】セラミックス骨材がコーディエライト粉末
を98〜70重量%、長石類を2〜30重量%含むもの
である、請求項4記載のセラミックス接着用組成物。 - 【請求項6】セラミックス骨材の粒度が70メッシュ以
下の粉末である、請求項1、2、3、4または5記載の
セラミックス接着用組成物。 - 【請求項7】結合成分が10〜45重量%、セラミック
ス骨材が90〜55重量%である、請求項1、2、3、
4、5または6記載のセラミックス接着用組成物。 - 【請求項8】結合成分中にはポリビニルアルコールが1
〜13重量%、セルロースエーテルが1〜12重量%、
水が75〜98重量%配合されている、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載のセラミックス接着用組成
物。 - 【請求項9】セラミックス接着用組成物は、常温での粘
度が剪断速度10sec-1において103 〜106 ポア
ズであるペースト状である、請求項8記載のセラミック
ス接着用組成物。 - 【請求項10】隣り合うセラミックス部材の合わせ目
に、ポリビニルアルコールとセルロースエーテルを主成
分とする有機バインダと水からなる結合成分とセラミッ
クス骨材を配合せしめた接着用組成物を配置し、110
0℃以上に加熱処理することを特徴とするセラミックス
の接着方法。 - 【請求項11】前記セラミックス骨材が、前記セラミッ
クス部材と同様の熱膨張率を有するものである、請求項
10記載のセラミックスの接着方法。 - 【請求項12】隣り合うセラミックス部材が多孔質のコ
ーディエライト部材であり、接着用組成物のセラミック
ス骨材が長石類を含むコーディエライト粉末である、請
求項11記載のセラミックスの接着方法。 - 【請求項13】セラミックス部材の合わせ目の間隔を
0.5〜5mmとし、この合わせ目にシート状にあらか
じめ成形した接着用組成物を配置し、熱処理する、請求
項11または12記載のセラミックスの接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24725897A JP3953151B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-09-11 | セラミックス接着用組成物および接着方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8882697 | 1997-03-24 | ||
JP9-88826 | 1997-03-24 | ||
JP24725897A JP3953151B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-09-11 | セラミックス接着用組成物および接着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324577A true JPH10324577A (ja) | 1998-12-08 |
JP3953151B2 JP3953151B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=26430168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24725897A Expired - Lifetime JP3953151B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-09-11 | セラミックス接着用組成物および接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3953151B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334177C (zh) * | 2004-11-16 | 2007-08-29 | 张国栋 | 无醛水溶性胶粘剂 |
JP4641605B2 (ja) * | 2000-09-27 | 2011-03-02 | イビデン株式会社 | 接着剤、セラミック構造体及びその製造方法 |
WO2019216358A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 積水フーラー株式会社 | 合成樹脂組成物、耐火材料、シーリング材、接着剤及び目地構造 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP24725897A patent/JP3953151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN100334177C (zh) * | 2004-11-16 | 2007-08-29 | 张国栋 | 无醛水溶性胶粘剂 |
WO2019216358A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 積水フーラー株式会社 | 合成樹脂組成物、耐火材料、シーリング材、接着剤及び目地構造 |
JPWO2019216358A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2021-05-27 | 積水フーラー株式会社 | 合成樹脂組成物、耐火材料、シーリング材、接着剤及び目地構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3953151B2 (ja) | 2007-08-08 |
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