JPH1032442A - 温度補償機能付き可変減衰器 - Google Patents

温度補償機能付き可変減衰器

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Publication number
JPH1032442A
JPH1032442A JP8207865A JP20786596A JPH1032442A JP H1032442 A JPH1032442 A JP H1032442A JP 8207865 A JP8207865 A JP 8207865A JP 20786596 A JP20786596 A JP 20786596A JP H1032442 A JPH1032442 A JP H1032442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temp
variable resistor
variable
resistor
variable attenuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP8207865A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kimura
滋 木村
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度補償機能を可変減衰器に設けることによ
り高周波増幅器等を含めた全体の利得を温度変化に対し
て一定に保つことを可能にした温度補償機能付き可変減
衰器を提供すること。 【解決手段】 高周波順抵抗が順方向電流により変化す
る特性を有するPINダイオード12及び可変抵抗器2
3を具備し、該可変抵抗器23を通してPINダイオー
ド12に流す該順方向電流を制御することにより、減衰
量を制御するように構成した可変減衰器において、可変
抵抗器23に負の温度系数をもつ第1のサ−ミスタ25
素子を直列に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波増幅器等の入
力に使用する温度補償機能付き可変減衰器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の可変減衰器の回路構成を示
す図である。図示するように、従来の可変減衰器(高周
波用)は入力端子1と出力端子2の間にコンデンサ1
1、PINダイオ−ド12及びコンデンサ14の直列回
路を接続し、PINダイオ−ド12とコンデンサ14の
間とアースの間に抵抗器13を接続し、入力信号Viを
PINダイオ−ド12の高周波抵抗値Rfと抵抗器13
の抵抗値Rで分割し出力信号Vo(Vo=Vi×R/(Rf
+R))を出力端子2から出力するように構成してい
る。PINダイオ−ド12の高周波抵抗値Rfを制御電
流Ic(直流)の増減で制御するようになっている。
【0003】図7はPINダイオ−ドの高周波順抵抗対
順電流特性を示す図である。図示するように、PINダ
イオ−ド12の高周波順抵抗は順方向に流す制御電流I
c(直流)で決まり、制御電流Icの増加に対して高周波
抵抗値Rfが減少する特性を示す。同図は100MHz
の信号に対する高周波抵抗値特性を示した図である。図
6に示すように制御端子3に制御電圧Vcを印加し可変
抵抗器23、抵抗器22を通してPINダイオ−ド12
に制御電流Icを流し、可変抵抗器23で制御電流Icを
制御することにより出力信号Voを制御する。出力信号
Voは次段の高周波増幅器(図では省略)へ入力され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
上記可変減衰器の次段に接続される高周波増幅器(図で
は省略)の温度特性は悪く、図6に示す従来の回路構成
の可変減衰器では可変抵抗器23で適切な減衰量(利
得)を設定しても温度変化により全体の利得が変化して
しまうという問題があり、従来はその対策として高周波
増幅器側に利得の温度補償回路を設けているが、回路構
成が複雑で且つ高価なものになると云う問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、可変減衰器に温度補償機能を設けることにより高周
波増幅器を含めた全体の利得を温度変化に対して一定に
保つことを可能にした温度補償機能付き可変減衰器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は高周波順抵抗が順方向電流によ
り変化する特性を有するPINダイオード及び可変抵抗
器を具備し、該可変抵抗器を通してPINダイオードに
流す該順方向電流を制御することにより、減衰量を制御
するように構成した可変減衰器において、可変抵抗器に
負の温度系数をもつ第1のサ−ミスタ素子を直列に接続
したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の発明において、可変抵抗器に負の温度系数をもつ
第2のサ−ミスタ素子を並列に接続したことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔実施形態例1〕以下、本発明の実施の形態例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の温度補償機能
付き可変減衰器の回路構成を示す図である。同図におい
て、図6と同じ符号を付した部分は従来と同じ機能又は
相当部分を示すのでその説明は省略する。
【0009】本可変抵抗器は図示するように、図6の従
来の減衰器の制御端子3と可変抵抗器23の間に、サ−
ミスタ25と抵抗器24の並列回路を直列に挿入した構
成である。図2はサ−ミスタの温度−抵抗特性例を示す
図である。図2において、直線aはサ−ミスタ(品名K
G3B−35)の温度−抵抗特性を示し、直線bは他の
サ−ミスタ(品名KG3B−41)の温度−抵抗特性を
示す。何れも負の温度系数を有し温度上昇に対して抵抗
値が下がる特性を有している。
【0010】図1で示す減衰器において、サ−ミスタ2
5の抵抗値は温度上昇に伴って減少するので、可変抵抗
器23で設定した制御電流Icは温度上昇に伴って増加
する。これにより、PINダイオ−ド12の高周波抵抗
は減少し、減衰器の減衰量は減少する。
【0011】図3は図1の可変減衰器の温度−減衰量特
性を示す図である。同図で実線Aは可変抵抗器23の抵
抗値VRを0オ−ムに設定した場合の温度−減衰量特性
を示し、実線Bは可変抵抗器23の抵抗値VRを8kオ
−ムに設定した場合の温度−減衰量特性を示し、実線C
は可変抵抗器23の抵抗値VRを30kオ−ムに設定し
た場合の温度−減衰量特性を示す。
【0012】上記のように図1に示す回路構成の温度補
償機能付き可変減衰器によれば、減衰量設定用の可変抵
抗器23に直列に温度系数をもつサ−ミスタ25を接続
することにより、周囲温度が上昇するとPINダイオ−
ド12の制御電流Icが増加し高周波抵抗が減少し減衰
量が減少するので、次段以降に接続された増幅器の温度
上昇に伴う利得の減衰を補償することができる。
【0013】〔実施形態例2〕図4は本発明の他の温度
補償機能付き可変減衰器の回路構成例を示す図である。
同図において、図1及び図6と同じ符号を付けた部分は
同じ機能又は相当部分を示すのでその説明は省略する。
本温度補償機能付き可変減衰器は図示するように、図1
の可変減衰器において、可変抵抗器23にサ−ミスタ2
6と抵抗器27の直列回路を並列に接続した構成であ
る。
【0014】図1の可変減衰器では図3に示すように、
温度−減衰特性は可変抵抗器23の設定値(VR)によ
り補償量が異なって来る。例えば、特性(A)に示すよ
うに可変抵抗器23の設定値VR=0オ−ムの場合は温
度変化が0℃〜60℃の変化に対して減衰量は−9.5
db〜−2.5dbの約7db補償されるが、特性
(C)に示すように可変抵抗器23の設定値VR=30
kオ−ムの場合は温度変化が0℃〜60℃の変化に対し
て減衰量は−19db〜−17dbの約2dbしか補償
されない。
【0015】図4において、サ−ミスタ26は図2
(b)に示すように負の温度系数をもつ素子である。可
変抵抗器23の設定値VRが大きい場合、サ−ミスタ2
6を流れる電流が多くなる。従って、可変抵抗器23の
設定値VRが大きい場合も、周囲温度が上昇するとサ−
ミスタ26を流れる電流が多くなり、図1の可変減衰器
に比較して周囲温度が上昇に対して制御電流Icが増加
し、減衰量が大きく減少する。
【0016】図5は図4の可変減衰器の温度−減衰量特
性を示す図である。図5において、実線Aは可変抵抗器
23の設定値VRがVR=0オ−ムの場合を、実線Bは
VR=8kオ−ムの場合を、実線CはVR=30kオ−
ムの場合をそれぞれ示す。実線Aに示すように、可変抵
抗器23の設定値VRがVR=0オ−ムの場合、温度変
化が0℃〜60℃の変化に対して減衰量は−7.5db
〜−2.5dbの約5db補償され、実線Bに示すよう
に可変抵抗器23の設定値VR=8kオ−ムの場合、温
度変化が0℃〜60℃の変化に対して減衰量は−12d
b〜−8dbの約4db補償され、実線Cに示すように
可変抵抗器23の設定値VR=30kオ−ムの場合は温
度変化が0℃〜60℃の変化に対して減衰量は−20d
b〜−16dbの約4db補償される。
【0017】上記ように図4に示す回路構成の温度補償
機能付き減衰器によれば、減衰量設定用の可変抵抗器2
3に並列に負の温度系数をもつサ−ミスタ26を接続す
ることによって、可変抵抗器23の設定値VRの大小に
係わらず略、同程度の減衰量が補償される。従って、バ
ラツキの多い高周波増幅回路に使用した場合も温度補償
が可変抵抗器23の設定値VRに無関係に一定している
ので容易に設定することができる。なお、サ−ミスタ2
5と並列に接続する抵抗器24、及びサ−ミスタ26と
直列に接続する抵抗器27の抵抗値は各サ−ミスタの特
性に合わせて決めることにより高周波増幅器の温度特性
に合った温度補償をする特性を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が期待される。 (1)請求項1の発明によれば可変抵抗器に負の温度系
数をもつ第1のサ−ミスタ素子を直列に接続したので、
温度変化に対して自動的に制御電流が変化し可変減衰器
の減衰量が制御され、当該可変減衰器の次段に接続され
る高周波増幅器等の温度変化による利得の変化が補償で
き、従来のように高周波増幅器等の側に複雑な構成で高
価な温度補償回路を負荷することなく、減衰器側で安価
に温度補償を構成できる。
【0019】請求項2の発明によれば、可変抵抗器に負
の温度系数をもつ第2のサ−ミスタ素子を並列に接続し
たので、温度変化に対する利得変化の補償量を可変抵抗
器の設定値に関係なく一定に保つことが可能となり、バ
ラツキの多い高周波増幅回路に使用した場合も可変抵抗
器を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度補償機能付き可変減衰器の回路構
成例を示す図である。
【図2】サ−ミスタの温度−抵抗特性を示す図である。
【図3】図1の可変減衰器の温度−減衰量特性を示す図
である。
【図4】本発明の温度補償機能付き可変減衰器の回路構
成例を示す図である。
【図5】図4の可変減衰器の温度−減衰量特性を示す図
である。
【図6】従来の可変減衰器の回路構成例を示す図であ
る。
【図7】PINダイオ−ドの高周波順抵抗対順電流特性
例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 制御端子 11 コンデンサ 12 PINダイオ−ド 13 抵抗器 14 コンデンサ 21 コンデンサ 22 抵抗器 23 可変抵抗器 24 抵抗器 25 サ−ミスタ 26 サ−ミスタ 27 抵抗器 Vi 入力信号 Vo 出力信号 Vc 制御電圧 Ic 制御電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波順抵抗が順方向電流により変化す
    る特性を有するPINダイオード及び可変抵抗器を具備
    し、該可変抵抗器を通してPINダイオードに流す該順
    方向電流を制御することにより、減衰量を制御するよう
    に構成した可変減衰器において、 前記可変抵抗器に負の温度系数をもつ第1のサ−ミスタ
    素子を直列に接続したことを特徴とする温度補償機能付
    き可変減衰器。
  2. 【請求項2】 前記可変抵抗器に負の温度系数をもつ第
    2のサ−ミスタ素子を並列に接続したことを特徴とする
    請求項1に記載の温度補償機能付き可変減衰器。
JP8207865A 1996-07-17 1996-07-17 温度補償機能付き可変減衰器 Pending JPH1032442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506909A (ja) * 2000-08-16 2004-03-04 レイセオン・カンパニー レーダ受信機用ビデオ増幅器
WO2005112256A1 (fr) * 2004-05-18 2005-11-24 Yuejun Yan Attenuateur a compensation de temperature

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506909A (ja) * 2000-08-16 2004-03-04 レイセオン・カンパニー レーダ受信機用ビデオ増幅器
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